JP2000245015A - バッテリ冷却ダクト取付構造 - Google Patents

バッテリ冷却ダクト取付構造

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JP2000245015A
JP2000245015A JP11043387A JP4338799A JP2000245015A JP 2000245015 A JP2000245015 A JP 2000245015A JP 11043387 A JP11043387 A JP 11043387A JP 4338799 A JP4338799 A JP 4338799A JP 2000245015 A JP2000245015 A JP 2000245015A
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cooling duct
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duct
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Masahiko Suba
雅彦 須場
Kazuaki Iwamoto
和明 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリを走行安定性及び室内居住性が良好な
フロアパネル下方に配設して、しかも、良好な水密性を
確保することが出来るバッテリ冷却ダクト取付構造を提
供する。 【解決手段】車両のフロアパネル26の車幅方向鉛直断
面形状を略W字状として、フロアパネル26の車幅方向
略中央部の凸部27b下側に、バッテリケース29aに
保持されたバッテリ29を設けている。凸部27bの上
側27dには、吸気,排気側冷却ダクト30,31が配
索されている。バッテリケース29aの冷却風送通開口
35,36周縁には、前記フロアパネル本体27に左,
右略対称に開口形成されたダクト連通口33,34に対
して嵌着されて前記吸気,排気側冷却ダクト30,31
に連通する複数の環状凸壁部39,40が一体に設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気自動車のバ
ッテリ冷却ダクト取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気自動車としては、図6に模式
的に示すようなハイブリッド式の車両1が知られてい
る。
【0003】このような車両1では、バッテリ2が車両
1の後部座席3よりも後方に配置されている。そして、
車両1の前部に設けられるエアコンユニット4から車室
内へ導入された空気5は、吸気ダクト6および冷却ファ
ン7を介して前記バッテリ2の周囲へ送通され、排気ダ
クト8,又は排気ダクト9を介して車外に排気され、ま
た、この排気ダクト9に設けられたダンパ10を介して
室内に循環されるように構成されている。
【0004】また、車両1前部のフロアパネル11近傍
にはエアコン制御ユニット装置12が取付けられ、車両
1中央のフロアパネル11近傍にはハイブリッド制御ユ
ニット装置13が取付けられ、車両1後部のフロアパネ
ル11近傍にはバッテリ制御ユニット装置14が取付け
られている。
【0005】更に、バッテリ冷却ダクト取付構造の類似
構造として、図7に示すような車両前部のエアボックス
15下面側に設けられる空調用ブロアユニットの取付構
造が知られている。
【0006】このエアボックス15は、ダッシュアッパ
パネル16及びカウルトップパネル17で略閉断面形状
を呈するように、複数の前側止め点18…及び室内側止
め点19…で前,後フランジ部が溶接されると共に、前
記前方止め点18では、下方に向けて延設されるダッシ
ュロアパネル20が溶着されている。
【0007】また、このエアボックス15の底面部15
aには、周縁に隆起フランジ部21aを有するブロア開
口21が形成されている。このブロア開口21の上面側
には、略筒状の遮水筒22が設けられている。この遮水
筒22の下部フランジ部22aは、車体シール材23を
介して、前記隆起フランジ部21aの周囲に固着されて
いる。
【0008】そして、このエアボックス15の底面部1
5a下面側には、前記ブロア開口21と対向する様に、
上部開口部24aを設けた空調用ブロア本体24が装着
されている。
【0009】すなわち、この上部開口24aの周縁に形
成される内向きフランジ部24bは、前記ブロア開口2
1周縁に当接されて固定されている。
【0010】このように構成された空調用ブロアユニッ
トの取付構造では、エアボックス15内に進入した雨水
が、前記車体シール材23及び前記遮水筒22に遮水さ
れて、前記上部開口部24aから前記空調用ブロア本体
24へ浸入する事を防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな図6に示す従来の車両1のバッテリ冷却ダクト取付
構造では、バッテリ2が後部座席3の後方位置に設けら
れているので、重量物が、車両重心位置から離れて、走
行安定性上不利であると共に、後部トランクの容積を減
少させてしまう虞があった。また、ハッチバックやミニ
バンタイプの車両では、トランク部と座席部との間のフ
ロア上面方向に、バッテリ2が凸設されることとなり、
用いることが出来ない。
【0012】このため、車両1のフロアパネル下方に、
バッテリ2を配設することも考えられるが、冷却風を導
入するダクトを、図7に示すような空調ブロアユニット
の取付構造等に類似する構造によって構成する場合、前
記遮水筒22等の部品点数が増大して、製造コストの増
大を招く虞が有る。
【0013】また、前記車体シール材23のシール性能
が、万一損なわれた場合、フロアパネル上面に入ってき
た雨水等のバッテリケース内への浸入を完全に防止する
ことが困難であった。 そこで、本発明の目的は、上記
の問題点を解消し、バッテリを走行安定性及び室内居住
性が良好なフロアパネル下方に配設して、しかも、良好
な水密性を確保することが出来るバッテリ冷却ダクト取
付構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、車両のフロアパネ
ルの車幅方向鉛直断面形状を略W字状として、該フロア
パネルの車幅方向略中央部の凸部下側に、バッテリケー
スに保持されたバッテリを設けると共に、該凸部の上側
に冷却ダクトを配索し、前記バッテリケースの冷却風送
通開口周縁には、前記フロアパネルに左,右略対称に開
口形成されたダクト連通口に対して嵌着されて前記冷却
ダクトに連通する複数の環状凸壁部を一体に設けてなる
バッテリ冷却ダクト取付構造を特徴としている。
【0015】このように構成された請求項1記載のもの
では、車幅方向鉛直断面形状が略W字状に形成された車
両のフロアパネルの凸部の下側に設けられたバッテリケ
ースが、車幅方向略中央部に位置する。このため、前記
バッテリを車両重心近傍の走行安定性及び室内居住性が
良好なフロアパネル本体下方に配設出来る。
【0016】前記フロアパネルの左,右略対称に開口形
成されたダクト連通口には、前記バッテリケースに一体
に設けられた複数の環状凸壁部が、嵌着されている。こ
のため、車体シール材のシール性能が、万一損なわれた
場合も、該環状凸壁部によって、前記フロアパネル上面
の雨水の前記バッテリケース内への浸入が防止され、バ
ッテリの水密性が確保される。
【0017】また、請求項2に記載されたものでは、前
記フロアパネルのダクト連通口から前記凸部よりも上方
に突設された前記環状凸壁部の外周縁に、前記冷却ダク
トの通風開口を外嵌して水密シールを行う請求項1記載
のバッテリ冷却ダクト取付構造を特徴としている。
【0018】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記冷却ダクトの通風開口が、前記フロアパネル
のダクト連通口から前記凸部よりも上方に突設された前
記環状凸壁部の外周縁に、外嵌されて水密シールが行わ
れているので、万一、該水密シールを行うシール材等が
欠損してシール性が損なわれても、前記フロアパネル上
面の雨水等は前記環状凸壁部の外周縁からバッテリケー
ス内へ直ちに浸入する事はなく、まず前記フロアパネル
上面を伝って凹部に滞留する。
【0019】このため、音で水が溜まっていることを認
知出来、処置を施せる。
【0020】また、前記環状凸壁部の外周縁に直接、前
記冷却ダクトの通風開口が、外嵌接続されているので、
構造が簡素化され、従来の遮水筒分の部品点数が減少す
る。しかも、前記フロアパネル上面の室内側で、接続さ
れているので、組付け性が良好で、この点においても、
製造コストの削減を図ることが出来る。
【0021】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記バッテリケースの冷却風送通開口は、バッテリケース
の上面に設けられている請求項1又は2記載のバッテリ
冷却ダクト取付構造を特徴としている。
【0022】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記バッテリケースの冷却風送通開口は、バッテ
リケースの上面に設けられているので、前記環状凸壁部
の長さを抑えつつ、比較的高い位置で、該冷却風送通開
口と、前記冷却ダクトとの接続及び水密シールを行え
て、前記バッテリを前記フロアパネル下面側に位置させ
た場合でも、良好な水密シール性を保持出来る。
【0023】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0024】図1乃至図5は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については同一符号を付して説明する。
【0025】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1の車両25のバッテリ冷却ダクト取付構造では、車両
25のフロアパネル26が、フロアパネル本体27と、
その両側に固定されるサイドシルインナ28とで構成さ
れ、図3に示すように、略ハット状に形成されるフロア
パネル本体27の両側部には、上方へ向けて折曲形成さ
れた立ち上がりフランジ部27a,27aが設けられて
いる。この立ち上がりフランジ部27a,27aには、
サイドシルインナパネル28,28が固定されて車幅方
向鉛直断面形状が略W字状となるように構成されてい
る。
【0026】また、このフロアパネル本体27の車幅方
向略中央部の凸部27b下側には、バッテリケース29
aに保持されたバッテリ29が設けられている。
【0027】この凸部27bの上側27dには、冷却ダ
クトとしての吸気側冷却ダクト30及び排気側冷却ダク
ト31が配索されている。
【0028】このフロアパネル本体27の凸部27bの
車幅方向略中央には、ケーブル用ビード部27eが、上
方へ膨出形成されている。このケーブル用ビード部27
eの下方には、車両前,後方向に沿って設けられるパー
キングブレーキケーブル32が、配索されている。
【0029】このケーブル用ビード部27eの両側に
は、図1に示すように、車幅方向中心線から均一間隔W
1,W1をおいて左,右略対称位置に前,後二対のダク
ト連通口33,34が開口形成されている。
【0030】そして、前記バッテリケース29aの上面
29bの各冷却風送通開口35,36周縁には、各々環
状凸壁部39,40が一体に設けられている。これらの
環状凸壁部39,40は、前記各ダクト連通口33,3
4に、シール部材37,38を介して嵌着されるように
構成されている。
【0031】これらの環状凸壁部39,40は、更に上
方に延設されて、前記吸気側冷却ダクト30及び排気側
冷却ダクト31から分岐された分岐管30a,30a及
び31a,31aに各々連通するように、これらの分岐
管30a,31aの下面側に形成された通風開口41,
42が、シール部材43,44を介して、外周縁39
a,40aに外嵌されている。
【0032】この吸気側冷却ダクト30の後端部は、後
部座席3の後方まで延設されて、吸気口30bが形成さ
れている。
【0033】また、前記排気側冷却ダクト31は、後部
座席3の後方まで延設されて、後部座席3下方に、冷却
ファンを介在させると共に、前記分岐管31aに対する
室内側排気口60と、車外側排気口61との連通の切り
替えを行う排気切り替えダンパ装置62が設けられてい
る。
【0034】そして、これらの吸気側冷却ダクト30,
排気側冷却ダクト31及び前記ケーブル用ビード部27
eの上方には、支持部材27fに支持されてフロアカー
ペット50が敷設されている。
【0035】更に、車両の両側縁近傍を車両前後方向に
沿って配設される一対のサイドメンバ部材51,51
が、断面逆ハット形状を呈して前記フロアパネル本体2
7の下面に当接状態で固定されると共に、上面視で、前
記各サイドメンバ部材51内に収まるように、各制御ユ
ニット装置52〜55のための各止め点52a〜55a
が形成されている。また、前記サイドメンバ部材51の
側部には、図3に示すように燃料集中配管56などが配
設されている。
【0036】そして、右側のサイドメンバ部材51と、
前記バッテリ29との間には、車両前後方向に沿って延
設されるエグゾーストパイプ57が、遮蔽部材58によ
って覆われて設けられている。
【0037】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0038】前記吸気口30bから吸い込まれた空気5
は、前記吸気側ダクト30及び分岐管30a,30aを
通過して、前記環状凸壁部39,39が形成された冷却
風挿通開口35,35から、バッテリケース29a内へ
導かれる。
【0039】バッテリ29冷却後、前記環状凸壁部4
0,40が形成された冷却風挿通開口36,36から空
気5が導出され、分岐管31a,31a及び排気側冷却
ダクト31を通過した空気5が、冷却ファン59を介し
て、前記排気切り替えダンパ装置62に送られる。
【0040】排気切り替えダンパ装置62では、ダンパ
の切り替えにより、前記室内側排気口60又は車外側排
気口61から空気5を排出することにより、室内に循環
させるか或いは、車外に排気させる。
【0041】この実施の形態1では、車幅方向鉛直断面
形状が略W字状に形成された車両25のフロアパネル2
6の凸部27bの下側に設けられたバッテリケース29
aが、車幅方向略中央部に位置する。このため、前記バ
ッテリ29を車両重心近傍の走行安定性及び室内居住性
が良好なフロアパネル本体27下方に配設出来る。
【0042】また、図1に示すように、前記フロアパネ
ル26の左,右略対称位置に車幅方向中心線から均一間
隔W1,W1をおいて開口形成されたダクト連通口3
3,34には、前記バッテリケース29aに一体に設け
られた複数の環状凸壁部39,40が、嵌着されてい
る。このため、シール部材43,44等が欠損してシー
ル性が万一損なわれた場合も、環状凸壁部39,40に
よって、前記フロアパネル26上面の雨水等の前記バッ
テリケース29内への浸入が防止され、バッテリ29の
水密性が確保される。
【0043】また、前記吸気,排気側冷却ダクト30,
31の通風開口41,42が、前記フロアパネル26の
ダクト連通口33,34から、前記フロアパネル本体2
7の凸部27bよりも上方に突設された前記環状凸壁部
39,40の外周縁に、前記シール部材43,44を介
して外嵌されて水密シールが行われているので、万一、
この水密シールを行うシール部材43,44等が欠損し
てシール性が損なわれても、前記フロアパネル26上面
の雨水等は、前記環状凸壁部39,40の外周縁39
a,40aからバッテリケース29内へ直ちに浸入する
ことはなく、まず前記フロアパネル本体27の上面を伝
って、前記凸部27bよりも低い凹部27g,27gに
滞留する。
【0044】このため、前記凹部27g内で波打つ音が
発生して水が溜まっていることを認知出来、適宜処置を
施せる。
【0045】また、前記環状凸壁部39,40の外周縁
39a,40aに直接、前記吸気,排気側冷却ダクト3
0,31の通風開口41,42が、外嵌接続されている
ので、構造が簡素化され、従来の遮水筒分の部品点数が
減少する。しかも、前記フロアパネル本体27の上側2
7dの室内側で、接続されているので、組付け性が良好
で、この点においても、製造コストの削減を図ることが
出来る。
【0046】更に、前記バッテリケース29aの冷却風
送通開口35,36は、バッテリケース29aの上面2
9bに設けられているので、前記環状凸壁部39,40
の長さを抑えつつ、比較的高い位置で、これらの冷却風
送通開口35,36と、前記吸気,排気側冷却ダクト3
0,31との接続及び前記シール部材43,44を用い
た水密シールが行えて、前記バッテリ29を前記フロア
パネル26下面側に位置させた場合でも、良好な水密シ
ール性を保持出来る。
【0047】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0048】例えば、前記実施の形態1では、フロアパ
ネル本体27のケーブル用ビード部27eの両側には、
図1に示すように、車幅方向中心線から均一間隔W1,
W1をおいて左,右略対称位置に前,後二対のダクト連
通口33,34が開口形成されているが、特にこれに限
らず、例えば、一対或いは、3対以上のダクト連通口3
3,34を形成する等、ダクト連通開口33,34の数
量,形状及び、前記吸気,排気側冷却ダクト30,31
の左,右配置、形状,材質等が特に限定されるものでは
ない。
【0049】又、ハイブリッド式以外の電気自動車に
も、実施の形態1と同様の構成により適用可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、車幅方向鉛直断面形状が略W字状に形
成された車両のフロアパネルの凸部の下側に設けられた
バッテリケースが、車幅方向略中央部に位置する。この
ため、前記バッテリを車両重心近傍の走行安定性及び室
内居住性が良好なフロアパネル本体下方に配設出来る。
【0051】前記フロアパネルの左,右略対称に開口形
成されたダクト連通口には、前記バッテリケースに一体
に設けられた複数の環状凸壁部が、嵌着されている。こ
のため、車体シール材のシール性能が、万一損なわれた
場合も、該環状凸壁部によって、前記フロアパネル上面
の雨水の前記バッテリケース内への浸入が防止され、バ
ッテリの水密性が確保される。
【0052】また、請求項2に記載されたものでは、前
記冷却ダクトの通風開口が、前記フロアパネルのダクト
連通口から前記凸部よりも上方に突設された前記環状凸
壁部の外周縁に、外嵌されて水密シールが行われている
ので、万一、該水密シールを行うシール材等が欠損して
シール性が損なわれても、前記フロアパネル上面の雨水
等は前記環状凸壁部の外周縁からバッテリケース内へ直
ちに浸入する事はなく、まず前記フロアパネル上面を伝
って凹部に滞留する。
【0053】このため、音で水が溜まっていることを認
知出来、処置を施せる。
【0054】また、前記環状凸壁部の外周縁に直接、前
記冷却ダクトの通風開口が、外嵌接続されているので、
構造が簡素化され、従来の遮水筒分の部品点数が減少す
る。しかも、前記フロアパネル上面の室内側で、接続さ
れているので、組付け性が良好で、この点においても、
製造コストの削減を図ることが出来る。
【0055】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記バッテリケースの冷却風送通開口は、バッテリケース
の上面に設けられているので、前記環状凸壁部の長さを
抑えつつ、比較的高い位置で、該冷却風送通開口と、前
記冷却ダクトとの接続及び水密シールを行えて、前記バ
ッテリを前記フロアパネル下面側に位置させた場合で
も、良好な水密シール性を保持出来る、という実用上有
益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のバッテリ冷却ダクト取
付構造で、図5中A−A線に沿った位置での断面図であ
る。
【図2】実施の形態1のバッテリ冷却ダクト取付構造
で、車両全体の構成を説明する一部断面斜視図である。
【図3】実施の形態1のバッテリ冷却ダクト取付構造
で、図5中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図4】実施の形態1のバッテリ冷却ダクト取付構造
で、車両後部の側面図である。
【図5】実施の形態1のバッテリ冷却ダクト取付構造
で、車両後部の平面図である。
【図6】一従来例のバッテリ冷却ダクト取付構造で、構
成を説明する車両側方から見た模式図である。
【図7】他の従来例の車両の空調用ブロアユニットの取
付構造を示す車両前,後方向に沿った位置での断面図で
ある。
【符号の説明】
25 車両 26 フロアパネル 27 フロアパネル本体 27b 凸部 27c 下側 27d 上側 29 バッテリ 29a バッテリケース 30 吸気側冷却ダクト(冷却ダクト) 31 排気側冷却ダクト(冷却ダクト) 33,34 ダクト連通孔 35,36 冷却風挿通開口 39,40 環状凸壁部 39a,40a 外周縁 41,42 通風開口 43,44 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 AA03 3D038 AA05 AA09 AB01 AC22 5H115 PA15 PC06 PG04 PI16 PI29 PU21 UI31 UI35 UI40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のフロアパネルの車幅方向鉛直断面形
    状を略W字状として、該フロアパネルの車幅方向略中央
    部の凸部下側に、バッテリケースに保持されたバッテリ
    を設けると共に、該凸部の上側に冷却ダクトを配索し、
    前記バッテリケースの冷却風送通開口周縁には、前記フ
    ロアパネルに左,右略対称に開口形成されたダクト連通
    口に対して嵌着されて前記冷却ダクトに連通する複数の
    環状凸壁部を一体に設けてなることを特徴とするバッテ
    リ冷却ダクト取付構造。
  2. 【請求項2】前記フロアパネルのダクト連通口から前記
    凸部よりも上方に突設された前記環状凸壁部の外周縁
    に、前記冷却ダクトの通風開口を外嵌して水密シールを
    行うことを特徴とする請求項1記載のバッテリ冷却ダク
    ト取付構造。
  3. 【請求項3】前記バッテリケースの冷却風送通開口は、
    バッテリケースの上面に設けられていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のバッテリ冷却ダクト取付構造。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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