JP2000244144A - 電装品ブロック - Google Patents

電装品ブロック

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JP2000244144A
JP2000244144A JP11046202A JP4620299A JP2000244144A JP 2000244144 A JP2000244144 A JP 2000244144A JP 11046202 A JP11046202 A JP 11046202A JP 4620299 A JP4620299 A JP 4620299A JP 2000244144 A JP2000244144 A JP 2000244144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電装品に接続された複数の電線の引出し方向の
規制を簡単に行うことのできる電装品ブロックを提供す
る。 【解決手段】ブロック本体11の裏面11aに取り付け
られた各電線14は、ロアーケース2の切欠き4aと対
応する側に引き出されている。ブロック本体11の裏面
11aの全域には、複数の係合孔16が略「田」字状を
なすように所定間隔L1毎に透設されている。これら係
合孔16は、それぞれ同形同大の角孔状をなしている。
規制バンド12は、合成樹脂等の弾性部材によって形成
され、3つの係止片21〜23とそれら係止片21〜2
3を連結する連結部24,25とを備える略「E」字状
に形成されている。両側に位置する各係止片21,22
は、やや外側に広がっている。また、各係止片21〜2
3の先端には、鉤状をなす係止凸部21a〜23aが形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の車両電装品
を収容する電装品ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の種々の電装回路や電子
部品等の電装品を収めるとともに、ワイヤハーネス等の
配線類の接続分岐点として自動車内に設置される電気接
続箱が用いられている。
【0003】一般に、電気接続箱は、電装品ブロックと
その電装品ブロックを収容するケースとから構成されて
いる。電装品ブロックには、各種電装品が搭載されると
ともに、各電装品に接続される複数の電線からなるワイ
ヤハーネスが取り付けられるようになっている。
【0004】以下、従来の電装品ブロックを図9に従っ
て説明する。同図に示すように、電装品ブロック51の
底面には、複数の電線52が取り付けられている。これ
ら電線52は、電装品ブロック51の表面に搭載された
図示しない電装品に対して電気的に接続されている。そ
して、この電装品ブロック51は、図示しないケース内
に収容される。
【0005】電装品ブロック51がケース内に収容され
る際に、前記各電線52は、ケース外に引き出される。
このため、各電線52は、引出し方向にまとめられた状
態でテープや結束バンド等の結束体53によって結束さ
れている。図9においては各電線52がひとまとめに結
束されている。なお、各電線52の引出し方向が複数に
分かれている場合には、引出し方向毎にまとめられた状
態で結束体53によって結束される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
テープ53等で各電線52を結束することや、メンテナ
ンス時等にテープ53等をはがしたりはずしたりする作
業は、極めて煩雑である。
【0007】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電装品に接続された複数の電線
の引出し方向の規制を簡単に行うことのできる電装品ブ
ロックを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電線の引出し方向を
規制するための規制部材が備える複数の係止片が、前記
電線の取付面に設けられた複数の係合部に対して着脱可
能に取り付けられている電装品ブロックであって、前記
係合部は前記係止片の数よりも多く設けられるととも
に、そこには複数ある係止片のうち任意のものが着脱可
能であることを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電装品ブロックにおいて、前記係止部は、前記係止
片を複数の方向から装着可能な構造を有していることを
要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の電装品ブロックにおいて、前記係合
部は前記係止片と係合可能な係合孔であり、前記規制部
材は、前記係合孔に挿抜可能な大きさの係止片を3つ備
えた略E字状の弾性部材であることを要旨とする。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、係合部に対して着
脱可能な係止部を有するこの規制部材を用いた場合、テ
ープ等のような結束体を用いる従来方法に比べて、電線
の引出し方向を規制する作業が簡単になる。また、係合
部が係止片の数よりも多く設けられ、そこには複数ある
係止片のうち任意のものが着脱可能であることから、規
制部材をいろいろな態様で取り付けることが可能であ
る。よって、必要に応じて取付態様を選択することによ
り、電線の引出し方向を変更することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、係止部が
係止片を複数の方向から装着可能な構造を有しているた
め、規制部材の取付態様をいっそう増加させることがで
きる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、規制部材
を弾性部材によって構成することにより、同規制部材の
弾性復帰力を利用して係止片を係合孔の内面に係合させ
ることができる。このため、規制部材を簡単かつ確実に
着脱させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。図1に示す
ように、車両のエンジンルーム等に搭載される電気接続
箱1は、ロアーケース2と電装品ブロック3とを備えて
いる。なお、図1は、ロアーケース2及び電装品ブロッ
ク3の分解斜視図である。
【0015】ロアーケース2は上面が開口した箱状をな
しており、その側壁2a,2bには上方に開口した切欠
き4a、4bが設けられている。電装品ブロック3は、
ブロック本体11と規制部材としての規制バンド12と
を備えている。ブロック本体11はロアーケース2内に
収容可能な略直方体状をなし、その表面には図示しない
リレーやヒュージブルリンク等の各種電装品が搭載され
ている。
【0016】ブロック本体11の裏面11aには、複数
の電線取付孔13が透設されている。そして、各取付孔
13にはそれぞれ電線14が取り付けられ、各電線14
は前記各電装品と電気的に接続されている。これら電線
14は、前記切欠き4aと対応する側に引き出され、ワ
イヤハーネス15を構成している。なお、本実施形態に
おいては、各電線14が二組のワイヤハーネス15に分
けられている。
【0017】また、ブロック本体11の裏面11aの全
域には、複数の係合孔16が略「田」字状をなすように
所定間隔L1毎に透設されている。これら係合孔16
は、それぞれ同形同大の角孔状をなし、図2〜図5に示
すように、小径部16aと大径部16bとから構成され
ている。すなわち、各係合孔16は、入口よりも内部の
方が広くなっている。このため、小径部16aから大径
部16bに連通する部分の周縁には、全周にわたって段
部16cが形成されている。
【0018】規制バンド12は、合成樹脂等の弾性部材
によって形成されている。このため、規制バンド12
は、押圧力が付与されるとある程度撓むことができる。
この規制バンド12は、図1及び図2に示すように、3
つの係止片21〜23とそれら係止片21〜23を連結
する連結部24,25とを備える略「E」字状に形成さ
れている。別の見方をすると、規制バンド12は三叉状
に形成されている。両側に位置する各係止片21,22
は、ブロック本体11へ取り付ける前の状態において、
やや外側に広がっている。そして、ブロック本体11へ
取り付けた後の状態では、係止片21,23及び連結部
24に囲まれた保持空間26と、係止片22,23及び
連結部25に囲まれた保持空間27とが構成される。こ
のため、各保持空間26,27によって前記複数の電線
14を二組のワイヤハーネス15として保持することが
できる。すなわち、これら保持空間26,27に各ワイ
ヤハーネス15を挿通させることにより、各ワイヤハー
ネス15の引出し方向を規制することができる。
【0019】また、各係止片21〜23の先端には、鉤
状をなす係止凸部21a〜23aが形成されている。各
係止片21,22は係止凸部21a,22aを1箇所に
有し、係止片23は係止凸部23aを2箇所に有する。
各係止凸部21a,22aは、規制バンド12のそれぞ
れ外側に張り出した形状をなしている。係止凸部23a
は各係止片21,22側に張り出した形状をなしてい
る。なお、各係止突部21a〜23aは、前記係合孔1
6の小径部16a内に挿通可能な大きさに形成されてい
る。
【0020】そして、これら係止凸部21a〜23aを
前記各係合孔16に挿通して前記段部16cに係合させ
ることによって、規制バンド12がブロック本体11に
取り付けられるようになっている。詳しくは、まず各係
止片21,22を図2に2点鎖線で示す位置まで撓ませ
る。すなわち、各係止片21,22を係止片23とほぼ
平行となるように撓ませる。そして、その状態で規制バ
ンド12をブロック本体11の底面側から取り付ける。
このとき、各係止片21〜23を所望の係合孔16に対
応させ、図3に2点鎖線で示すように、係止片21を撓
ませた状態で係合孔16内に挿入する。このとき、各ワ
イヤハーネス15を、各保持空間26,27内に位置さ
せておく。そして、係止凸部21aが大径部16b内ま
で挿入されたときに係止片21の撓みを解除する。これ
により、係止片21が2点鎖線位置から実線位置に変化
して、係止凸部21aが係合孔16の段部16cと係合
する。係止片21は、同図に矢印で示す方向に付勢され
るため、係合孔16内に抜け出し不能に保持される。な
お、係止片22,23についても係止片21と同様に係
合孔16内に係合されるため、その図示及び説明を省略
する。その結果、各ワイヤハーネス15は各保持空間2
6,27内に保持された状態となり、その引出し方向が
規制される。また、各係止片21,22を撓ませて各係
合孔16との係合を解除すれば、規制バンド12をブロ
ック本体11から容易に取り外すことができる。したが
って、規制バンド12は、ブロック本体11に対して着
脱可能となっている。
【0021】なお、各係合孔16においては、小径部1
6aから大径部16bに連通する部分の全周縁に段部1
6cが形成されているため、例えば図5(b),(c)
に示すように、規制バンド12の取付向きが90゜異な
る場合であっても、係止片21の係止凸部21aを段部
16cに係合させることができる。なお、規制バンド1
2の取付向きが180゜または270゜異なる場合であ
っても、係止凸部21aを段部16cに係合させること
ができる。すなわち、規制バンド12を4方向から取り
付けることができる。
【0022】こうした電装品ブロック3はロアーケース
2内に収容される。このとき、各電線14をロアーケー
ス2の切欠き4aから外部に引き出すようにする。そし
て、図示しないアッパーケースをロアーケース2に被せ
ることによって電気接続箱1の組付けが完了する。
【0023】ところで、図5に示すように、ブロック本
体11の裏面11aに設けられた各係合孔16に、説明
の便宜上、それぞれA1〜G5の符号を付す。前述した態様
において、規制バンド12は係合孔A2,A3,A4の3つのみ
を用いて取り付けられている。これに対して、前記ロア
ーケース2の切欠き4bからも電線14を外部に引き出
したい場合には、同図に2点鎖線で示すように、係合孔
E1,F1,G1の3つをさらに用いて規制バンド12を取り付
けるようにする。
【0024】また、各係合孔16は全て同形同大である
とともに、等間隔で設けられているため、規制バンド1
2の各係止片21〜23は、どの係合孔16に対しても
係合可能である。したがって、例えば係合孔A2,A3,A4の
3つに対して取り付けられた規制バンド12を縦方向に
スライド移動させ、係合孔A1,A2,A3の3つに対して取り
付けることもできる(図5にて規制バンド12aとして
示す)。その結果、例えば前記切欠き4aが図1に矢印
Aで示す方向に距離L1だけずれた位置に設けられてい
ても、ワイヤハーネス15を切欠き4aと対応する方向
に規制することができる。そして、その切欠き4aから
ワイヤハーネス15を無理なく引き出すことができる。
【0025】さらには、各係止凸部21a〜23aが係
合する段部16cは、各係合孔16の小径部16aから
大径部16bに連通する部分の全周縁に形成されてい
る。このため、係止凸部21a〜23aが90゜ずつ異
なる4方向のうちのどの方向を向いていても各係止凸部
21a〜23aを段部16cに係合させることができ
る。すなわち、係止片21〜23を係合孔16の軸線を
中心として90゜ずつ回動させて挿入した場合であって
も、凸部21a〜23aを段部16cに係合させること
ができる。したがって、図5において12bで示される
規制バンド12bのような態様でブロック本体11への
取り付けを行うこともできる。
【0026】このため、前記切欠き4bが、図1に2点
鎖線で示す位置に設けられ、ここからワイヤハーネス1
5を引き出したい場合でも、規制バンド12の取付位置
を前記規制バンド12bの位置に設定することで、各ワ
イヤハーネス15を切欠き4bと対応する方向に規制す
ることができる。
【0027】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)ブロック本体11に規制バンド12を取り付け、
この規制バンド12によって同本体11に接続された複
数の電線14(ワイヤハーネス15)を保持することに
より、各電線14の引出し方向を所望の方向に規制する
ことができる。
【0028】しかも、係合孔16は、ブロック本体11
の裏面11a全域に略「田」字状をなすように多数(本
実施形態では27個)設けられている。つまり、係合孔
16は、図5等で使用している規制バンド12の係止片
21〜23の総数よりも明らかに多く設けられている。
このため、規制バンド12を複数個取り付けることもで
きる。よって、各電線14が複数方向に引き出す必要が
ある場合であっても、複数の規制バンド12によって引
出し方向を各々規制することができる。したがって、い
ろいろな態様で規制バンド12を取り付けることができ
る。
【0029】(2)各係合孔16は、ブロック本体11
の裏面11a全域に略「田」字状をなすように等間隔で
設けられている。また、各係止片21〜23は、どの係
合孔16に対しても係合可能となっている。したがっ
て、各係合孔16に対する各係止片21〜23の係合位
置を一つずつスライド移動させて係合させることができ
る。すなわち、規制バンド12の取付位置を距離L1ず
つずらしてブロック本体11に取り付けることができ
る。このため、規制バンド12の各係止片21〜23を
係合させる各係合孔16を、ワイヤハーネス15の引出
し方向に合わせて任意に選択することができる。したが
って、ワイヤハーネス15が僅かにスライド移動した位
置に引き出される場合であっても、規制バンド12によ
ってその引出し方向に規制することができる。その結
果、ワイヤハーネス15の引出し方向が僅かに異なる車
種においても同一の電装品ブロック3を用いることがで
きる。
【0030】(3)係止片21〜23を係合孔16の軸
線を中心として90゜、180゜または270゜回動さ
せて挿入した場合であっても、凸部21a〜23aを段
部16cに対して確実に係合させることができる。した
がって、ワイヤハーネス15の引出し方向が異なる車種
に対する電装品ブロック3の適用性をより向上させるこ
とができる。
【0031】(4)規制バンド12は、ブロック本体1
1に対して着脱可能となっている。このため、ワイヤハ
ーネス15の誤装着時やメンテナンス時に規制バンド1
2をブロック本体11から容易に取り外すことができ、
それを再び元の位置または別の位置に装着することがで
きる。
【0032】また、規制バンド12は弾性部材を用いて
形成されているため、各係止片21,22を撓ませるこ
とによって各係合孔16に対して着脱可能となってい
る。このため、規制バンド12をブロック本体11に対
して簡単に着脱させることができるとともに、規制バン
ド12の確実な抜け止めを図ることができる。
【0033】(5)規制バンド12は、略「E」字状
(三叉状)をなし、2つの保持空間26,27を有して
いる。このため、各電線14を2組のワイヤハーネス1
5として区分することができる。したがって、用途や配
線経路の異なる2種類のワイヤハーネス15の引出し方
向が同一である場合であっても、それらが混在してしま
うことが防止され、各電線14の配線ミスを防止するこ
とができる。
【0034】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 規制バンド12は、前述した略「E」字状をなすも
のに限定されるものではない。例えば図6に示すよう
に、2つの係止片31,32を有する略「U」字状の規
制バンド33に変更してもよい。このようにすれば、規
制バンド12の構成を簡単にすることができるととも
に、ブロック本体11の各係合孔16に対する取付態様
をより増加させることができる。
【0035】・ 図7に示すように、ブロック本体11
へ取り付ける前の状態においても各係止片21〜23が
平行となるように規制バンド12を形成する。そして、
各係止片21〜23の先端に、同図に矢印で示す方向に
撓むことが可能な可撓係止片34〜36を形成する。こ
のようにすれば、各係止片21,22に外力が加わって
も、各係止凸部21a,22aと段部16cとの係合が
解除されてしまうことはない。したがって、係止片21
〜23が各係合孔16から不用意に抜けてしまうことを
確実に防止することができる。
【0036】・ 図8に示すように、2つの係止片4
1,42を有する略「U」字状をなし、一方の係止片4
2にはヒンジ部42aが形成された規制バンド43に変
更してもよい。このようにすれば、係止片42のみをブ
ロック本体11に取り付けておくことができる。このた
め、各電線14をブロック本体11に全て取り付けた後
でなくとも規制バンド12をブロック本体11に取り付
けておくことができる。
【0037】・ 各係合孔16は、必ずしも略「田」字
状をなすように設けられる必要はない。すなわち、各係
合孔16は、ブロック本体11の裏面11aの全域に等
間隔に設けられていればよい。
【0038】・ 必ずしも裏面11aの全域に係合孔1
6を設ける必要はない。例えば係合孔A1〜A5のみを設け
たり、係合孔A1〜G1のみを設けるようにしてもよい。こ
のようすれば、ブロック本体11の構成を簡単にするこ
とができる。
【0039】・ 前記係合孔16は、ブロック本体11
の表面に貫通する貫通孔であっても、非貫通孔であって
もどちらでもよい。貫通孔の場合には係合孔16の成形
が容易となり、非貫通孔の場合には、ロアーケース2内
に水等が浸入することを防止でき、防水性を確保するこ
とができる。
【0040】・ 係合孔16は角孔状でなくてもよく、
例えば円形孔でもよい。このような形状にすれば、各係
止片21〜23をどの方向からでも各係合孔16に係合
させることができる。さらに、係合部は穴構造に限定さ
れることはなく、それ以外の構造であってもよい。
【0041】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 電線の引出し方向を規制するための規制部材が
備える複数の係止片が、前記電線の取付面に設けられた
複数の係合部に対して着脱可能に取り付けられている電
装品ブロックであって、前記規制部材は、種々の態様で
取り付けられていることを特徴とする電装品ブロック。
この技術的思想(1)に記載の発明によれば、規制部材
をいろいろな態様で取り付けることができる。よって、
必要に応じて取付態様を選択することにより、電線の引
出し方向を変更することができる。
【0042】(2) 請求項1、技術的思想(1)のい
ずれか1項に記載の電装品ブロックにおいて、前記各係
合部は、前記各係止片を、その装着方向を軸心としてど
の位置に回動させても装着可能となっていることを特徴
とする電装品ブロック。この技術的思想(2)に記載の
発明によれば、規制部材の取付態様をいっそう増加させ
ることができる。
【0043】(3) 請求項3に記載の電装品ブロック
において、前記係合孔は、非貫通孔であることを特徴と
する電装品ブロック。この技術的思想(3)に記載の発
明によれば、ブロックの内外が連通していないため、防
水性を確保することができる。
【0044】(4) 請求項1,2、技術的思想(1)
〜(3)のいずれか1項に記載の電装品ブロックにおい
て、前記係合片は、前記係合部内において回動可能であ
ることを特徴とする電装品ブロック。この技術的思想
(4)に記載の発明によれば、規制部材の取付向きを、
各電線の引出し方向に合わせて変化させることができ
る。
【0045】(5) 請求項1,2、技術的思想
(1),(2),(4)のいずれか1項に記載の電装品
ブロックにおいて、前記各係合部は前記各係止片と係合
可能な係合孔であり、前記規制部材は、前記係止片を3
つ備えた三叉状をなす弾性部材からなり、各係止片間で
前記電線の引出し方向を規制することを特徴とする電装
品ブロック。この技術的思想(5)に記載の発明によれ
ば、規制部材を簡単かつ確実に着脱させることができ
る。
【0046】(6) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(5)のいずれか1項に記載の電装品ブロックにおい
て、前記規制部材は、前記係止片を撓ませた状態で取り
付けられていることを特徴とする電装品ブロック。この
技術的思想(6)に記載の発明によれば、規制部材を簡
単に着脱することができる。
【0047】(7) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(5)のいずれか1項に記載の電装品ブロックにおい
て、前記係止片の先端には可撓部が設けられていること
を特徴とする電装品ブロック。この技術的思想(7)に
記載の発明によれば、係止片に不慮の外力が加わっても
係止片と係合部との係合が解除されることがない。すな
わち、規制部材が不慮の外力によって脱落してしまうこ
とを防止することができる。
【0048】(8) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(7)のいずれか1項に記載の電装品ブロックと、そ
の電装品ブロックを収容するケース体とを備えたことを
特徴とする電気接続箱。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、規制部材をいろいろな態様で取り付ける
ことができる。よって、必要に応じて取付態様を選択す
ることにより、電線の引出し方向を変更することができ
る。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、規制部材
の取付態様をいっそう増加させることができる。請求項
3に記載の発明によれば、規制部材を簡単かつ確実に着
脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電装品ブロックを用いた電気接
続箱の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の電装品ブロックの側面図。
【図3】図2の一部を拡大して示す断面図。
【図4】同実施形態の電装品ブロックの一部を拡大して
示す底面図。
【図5】同実施形態の電装品ブロックにおいて、規制部
材の取付態様を模式的に示す裏面図。
【図6】本発明にかかる電装品ブロックに用いられる規
制部材の他の実施形態を示す正面図。
【図7】本発明にかかる電装品ブロックに用いられる規
制部材の他の実施形態を示す正面図。
【図8】本発明にかかる電装品ブロックに用いられる規
制部材の他の実施形態を示す正面図。
【図9】従来の電装品ブロックを示す斜視図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、2…ロアーケース、3…電装品ブロッ
ク、11…ブロック本体、11a…電線取付面としての
裏面、12…規制部材としての規制バンド、13…電線
取付孔、14…電線、15…ワイヤハーネス、16…係
合部としての係合孔、16a…小径部、16b…大径
部、16c…段部、21〜23…係止片、21a〜23
a…係止凸部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の引出し方向を規制するための規制
    部材が備える複数の係止片が、前記電線の取付面に設け
    られた複数の係合部に対して着脱可能に取り付けられて
    いる電装品ブロックであって、 前記係合部は前記係止片の数よりも多く設けられるとと
    もに、そこには複数ある係止片のうち任意のものが着脱
    可能であることを特徴とする電装品ブロック。
  2. 【請求項2】 前記係止部は、前記係止片を複数の方向
    から装着可能な構造を有していることを特徴とする請求
    項1に記載の電装品ブロック。
  3. 【請求項3】 前記係合部は前記係止片と係合可能な係
    合孔であり、前記規制部材は、前記係合孔に挿抜可能な
    大きさの係止片を3つ備えた略E字状の弾性部材である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電装
    品ブロック。
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