JP3432179B2 - 電子機器装置 - Google Patents

電子機器装置

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JP3432179B2
JP3432179B2 JP21583399A JP21583399A JP3432179B2 JP 3432179 B2 JP3432179 B2 JP 3432179B2 JP 21583399 A JP21583399 A JP 21583399A JP 21583399 A JP21583399 A JP 21583399A JP 3432179 B2 JP3432179 B2 JP 3432179B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器のパ
ネルに取り付けられるコネクタや各種電気部品の取付に
関する。 【0002】 【従来の技術】各種電子機器、例えば、各種内視鏡装置
および診断装置等の医療機器、あるいは、各種計測およ
び測定装置等の計測機器において、各電子機器相互間で
各種信号授受を信号ケーブルを介して行っている。この
電子機器間に接続される信号ケーブルは、授受される信
号の種類にもよるが複数の信号線を内蔵したケーブルが
用いられ、この信号ケーブルの基端に接続されたプラグ
を電子機器に設けられているコネクタに差し込み接続さ
れるようになっている。 【0003】この電子機器に設けられるコネクタの配置
取付の具体例を図14と図15を用い説明する。電子機
器に設けられるコネクタに接続される信号線の数が少な
く、コネクタとプラグの着脱力が比較的小さい場合は、
小型のコネクタが電子機器の例えばフロントパネルに直
接取付固定されているが、接続される信号線が多く、コ
ネクタとプラグの着脱力が大きい場合には、比較的大き
い形状のコネクタが用いられ、そのコネクタは電子機器
のシャーシ筐体に取り付け固定し、コネクタの先端は、
フロントパネルに設けたコネクタ挿通孔から延出するよ
うに配置されている。 【0004】具体的には、図14(a,b)に示すよう
に、形状が大きく、かつ着脱時の力量も大きいコネクタ
51で多心の信号線接続ピン(以下、多心接続ピンとい
う)52を有している場合は、このコネクタ51はコネ
クタ固定片53を介してシャーシ54に比較的強固に固
定されている。このコネクタ51のプラグが着脱される
先端側は、フロントパネル55に設けられたコネクタ貫
通孔56を介してフロントパネル55から延出させてい
る。なお、コネクタ51をフロントパネル55のコネク
タ貫通孔56から延出させず、コネクタ51の先端とフ
ロントパネル55の表面がほぼ同一面になりコネクタ5
1の先端がコネクタ貫通孔56から覗かせるだけの位置
関係を持たせることもある。 【0005】このように、シャーシ54にコネクタ固定
片53を介して固定されたコネクタ51と、フロントパ
ネル55のコネクタ貫通孔56から延出させる際に、シ
ャーシ54や図14(c)に示したトップカバー57等
の他の外観カバーとの位置合わせの点からコネクタ51
とフロントパネル55のコネクタ貫通孔56とのズレが
発生する。このズレを吸収するため、フロントパネル5
5に設けられるコネクタ貫通孔56はコネクタ51の外
径よりも若干大きめの内径で形成されている。このた
め、図14(c)に示すようにコネクタ51とコネクタ
貫通孔56との間に隙間56Aが発生する。 【0006】さらに前記コネクタ51よりも形状が比較
的大きく、多心接続ピン52よりも多くの接続ピンを有
し、プラグの着脱力も大きく、さらにプラグ装着後に外
力によりプラグがコネクタから外れる恐れのある場合に
は、図15に示すガイドピン63を有したピン付きコネ
クタ61が用いられる。 【0007】このピン付きコネクタ61は、多心接続ピ
ン62とピン付きコネクタ61の外周部に設けた一対の
ガイドピン63、63で構成され、図示していないプラ
グは、ガイドピン63、63に案内されて、多心接続ピ
ン62に接続挿入されると共に、プラグの外装が前記ガ
イドピン63に係止させるようになっていて、その係止
が解除されないと外力によるプラグ外れは生じないよう
になっている。 【0008】このピン付きコネクタ61は、コネクタ固
定片53を介してシャーシ54に固定されると共に、フ
ロントパネル55に設けたコネクタ貫通孔64と前記ガ
イドピン63、63が挿通される切欠部65、65を介
して、フロントパネル55から延出されるように配置さ
れる。このピン付きコネクタ61をフロントパネル55
から延出配置させる際に、前記シャーシ54とフロント
パネル55およびトップパネル等との位置合わせのため
に、前記コネクタ貫通孔64は、コネクタ61の外径よ
りも若干大きい内径とし、切欠部65の高さ幅寸法は、
ガイドピン63、63の高さと直径よりも若干大きく設
定するために、図15(c)に示すように隙間64Aが
発生し、かつ、切欠部65はガイドピン63がフロント
パネル55の表面位置から延出された位置に固定される
ことから矩形空間孔の隙間として残存する。 【0009】一方、電子機器に関する安全規格で、使用
者へ各種災害が与えられないように切欠部65の空間孔
からの異物挿入ができないようにすることや、前記コネ
クタ51,61とコネクタ貫通孔56,64との間に生
じる隙間56A,64Aが外観上望ましいものにするこ
とが求められている。これら安全規格及びデザイン上問
題となるコネクタ51,61の周りの隙間56A,64
Aを無くす構造がされている。 【0010】このような隙間を密閉する構造について、
図16乃至図20を用いて説明する。この隙間密閉の構
造は、外観リング71と内側リング75から構成されて
おり、図16(a)は外観リング71を表面から、図1
6(b)は外観リング71を裏面から見た斜視図で、図
16(c)は内側リングを表面から、図16(d)は内
側リングを裏面から見た斜視図で、図16(e)は外観
リング71と内側リング75の断面図で、図16(f)
は外観リングと内側リングとの組み合わせ状態を示す断
面図である。 【0011】外観リング71は、絶縁材で形成された平
板ドーナツ形状で中央部分には、前記コネクタ61の外
径形状と相似で若干形状寸法の大きいコネクタ挿通孔7
2と切欠部73、73とが開口している。この外観リン
グ71の裏面には、内側リング75と組み合わせ嵌合さ
せる一対のリング爪74、74が設けられている。 【0012】内側リング75は、絶縁材で形成された有
底円筒形状で、円筒形状の開口部には水平方向に延在し
た鍔部を有しており、有底部分には、前記外観リング7
1と同様にコネクタ挿通孔76と切欠部77、77が開
口され、円筒部分の外周には、リング突起78が円周方
向に設けられ、このリング突起78には、前記外観リン
グ71のリング爪74、74が嵌挿されるリング溝7
9、79が設けられ、さらに、鍔部には、リングレバー
80が設けられている。 【0013】つまり、前記外観リング71のコネクタ挿
通孔72の切欠部73、73と前記フロントパネル55
のコネクタ挿通孔64の切欠部65,65とを対向させ
て、前記外観リング71のリング爪74,74を前記フ
ロントパネル55のコネクタ挿通孔64に挿入し、この
外観リング71のリング爪74、74に内側リング75
のリング溝79、79を嵌挿させた後、前記リングレバ
ー80で内側リング75を回動させてピン付きコネクタ
61とフロントパネル55との隙間64Aおよび切欠部
65,65の矩形空間孔を密閉することが可能となる構
造を有している。 【0014】この外観リング71と内側リング75を用
いて前記フロントパネル55のコネクタ挿通孔64にコ
ネクタ61を挿通した後の隙間64Aと切欠部65の空
間孔の密閉方法について図17乃至19を用いて説明す
る。図17は、前記外観リング71とフロントパネル5
5および内側リング75との関係を裏面側から見た分解
斜視図で、図18は前記外観リング71とフロントパネ
ル55および内側リング75との関係を表面側から見た
分解斜視図である。図19は前記外観リング71と内側
リング75を組み合わせて状態を表面から見た説明図で
ある。 【0015】フロントパネル55の表面からコネクタ挿
通孔64に外観リング71のリング爪74を挿入する。
このとき、前記フロントパネル5のコネクタ貫通孔64
の切欠部65、65と前記外観リング71のコネクタ貫
通孔72の切欠部73、73は一致するように挿入す
る。一方、フロントパネル55のコネクタ挿通孔64の
裏面側に延出された前記外観リング71のリング爪7
4、74にフロントパネル55の裏面から内側リング7
5のリング溝79が嵌挿し、かつ、フロントパネル55
を挟み込むように取付ける。この内側リング75のコネ
クタ貫通孔76の切欠部77、77は、外観リング71
のリング爪74、74と内側リング75のリング溝7
9、79が嵌挿された時点では、前記外観リング71の
コネクタ貫通孔72の切欠部73、73とは一致しない
位置に配置させてある。つまり、図19(a)に示すよ
うに、前記フロントパネル55に前記外観リング71を
挿通して、リング爪74、74と内側リング75のリン
グ溝79、79が嵌挿した状態では、フロントパネル5
5の切欠部65,65と一致する外観リング71の切欠
部73、73に対して、内側リング75の切欠部77、
77は時計方向にずれた位置に装着される。 【0016】この状態から前記内側リング75のリング
ノブ80を反時計方向に回動させると、前記外観リング
71のリング爪74、74は、前記内側リング75のリ
ング突起78に沿って摺動し、図19(b)に示すよう
に、フロントパネル55の切欠部65,65と一致して
いる前記外観リング71の切欠部73、73と内側リン
グ75の切欠部77、77とが一致する位置で回動を停
止させる。この状態において、前記シャーシ54にコネ
クタ固定片53で取り付け固定されたコネクタ61を前
記フロントパネル55に取り付けられた前記外観リング
71と内側リング75のコネクタ貫通孔72、76と切
欠部73、73と77、77を介して挿通されて、前記
シャーシ54とフロントパネル55は図示されていない
所定の方法で固定される。これにより、前記フロントパ
ネル55のコネクタ挿通孔64とコネクタ61との間に
生じる隙間64Aは、前記外観リング71で密閉され
る。 【0017】つぎに、前記内側リング75のリングノブ
80をさらに反時計方向に回動すると、前記外観リング
71の切欠部73、73の位置から内側リング75の切
欠部77、77は反時計方向に移動して、前記外観リン
グ71の切欠部73、73は内側リング75の有底部分
で密閉される。 【0018】すなわち、図20に示すように、フロント
パネル55に外観リング71と内側リング75を装着し
て、それらリング71,75に設けた切欠部73、73
と77、77を有したコネクタ貫通孔72,76に前記
コネクタ61を貫通取り付けることにより、フロントパ
ネル55とコネクタ61との隙間74Aを密閉すること
ができる。さらに、コネクタ61に前記外観リング71
が装着された後、前記内側リング75の回動により外観
リング71の切欠部72、72の密閉できるようになっ
ている。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】従来、多心接続ピンを
有し、着脱力が大きく、かつ、外部力によるプラグ外れ
とプラグ差込時の差込間違いを防止するガイドピンを有
するピン付きコネクタをシャーシに取り付け固定後、フ
ロントパネルの所定の位置に設けたコネクタ挿通孔から
延出させる際に、シャーシと前記フロントパネルやその
他のカバーパネルの組立位置関係によりフロントパネル
に設けるコネクタ貫通孔の位置がずれるために、ピン付
きコネクタの外径よりも大きめのコネクタ貫通孔を設け
て、シャーシと各種パネルの組立位置ズレが吸収される
ようになっている。この組立位置ズレ吸収の為に設けた
ピン付きコネクタとコネクタ貫通孔との間に生じる隙間
を外観リングと内側リングで密閉しているが、特に、内
側リングによる外観リングのコネクタ貫通孔に設けられ
ているピン付きコネクタのガイドピン嵌挿用の切欠部を
ピン付きコネクタを取り付け固定後に内側リングを回動
して密閉している。このフロントパネルにピン付きコネ
クタを取り付け後に、フロントパネルの背後から手を入
れて、内側リングを回転させる作業を行う必要があり、
組立性が悪いものであった。 【0020】特に、近年はEMC(Electro Magnetic Co
mpatibility)と称される電磁ノイズ混入遮蔽性能が規制
されており、樹脂製のフロントパネルの背面に電気的ノ
イズを遮蔽除去する金属板が設置されたり、装置の小型
化による組立部品の高密度化等により、前記内側リング
を回転させる作業を行うスペースの確保が困難となり、
組立効率が一段と悪化する課題があった。 【0021】本発明は、フロントパネルにコネクタを取
り付け固定する際に、フロントパネルの背後から作業す
ることなく、フロントパネルとコネクタとの間の隙間を
確実に密閉可能とした組立作業効率が向上する電子機器
装置を提供することを目的としている。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明の電子機器装置
は、各種電子機器相互に電気信号の授受を行う信号ケー
ブルが接続され、かつ、電子機器の筐体に取り付け固定
される外周部に1つ以上のガイドピンを有するコネクタ
と、前記電子機器の筐体に取り付け固定され、かつ、前
記コネクタを挿通する孔とガイドピンを挿通する切欠部
からなるコネクタ挿通孔とを有するパネルと、前記コネ
クタの外周部に嵌合し、かつ、前記パネルのコネクタ挿
通孔の切欠部に嵌合する突起部と、前記コネクタと嵌合
する内周面から突起させた位置規制突起部からなる弾性
材で形成された略C字形状のコネクタ間隙カバー部材
と、前記パネルのコネクタ挿通孔の切欠部と前記コネク
タ間隙カバー部材の突起部との嵌合位置規制を行う前記
コネクタ間隙カバー部材の位置規制突起部が挿入される
前記コネクタの外周部に設けられた位置規制孔と、を具
備し、前記コネクタ間隙カバー部材により、前記パネル
とコネクタとの間の取付間隙を密閉することを特徴とす
る。 【0023】これにより、パネルにコネクタを取り付け
る際にコネクタとパネルとの間に生じる隙間は、確実に
密閉できると共に、パネルへのコネクタ取付時の取付指
標が明示されるために作業が簡便に実行できる電子機器
装置が提供可能となった。 【0024】 【発明の実施の形態】まず、コネクタとコネクタの貫通
孔との間に生じるきりかけ部の空間孔を塞ぐ実施形態に
ついて説明する。 【0025】以下、図1乃至図3を参照して本発明の電
子機器装置の一実施の形態について詳細に説明する。図
1は本発明に係る電子機器装置に用いるピン付きコネク
タに関し、図1(a)はピン付きコネクタのシャーシへ
の取付状態を示す斜視図で、図1(b)はコネクタ間隙
カバー部材を示す斜視図で、図2はコネクタ間隙カバー
部材を装着したピン付きコネクタとフロントパネルの関
係を示す斜視図で、図3は、フロントパネルにピン付き
コネクタが取り付け固定された状態を示し図3(a)は
斜視図で、図3(b)は拡大斜視図である。 【0026】ピン付コネクタ10は、導電体で形成され
た円筒体11とこの円筒体11の内部に多心接続ピンが
配置された多心接続ピン部12が配置され、この円筒体
11の外側面の対向する位置に一対のガイドピン13、
13が植設されている。図示されていないプラグは、前
記ガイドピンに案内されてピン付きコネクタ10に挿入
されて多心接続ピン部12とプラグの接続ピンが相互に
接続される。また、円筒体11は図示していない接地端
子に接続され、プラグに接続されたケーブルの接地線と
接続されるようになっている。前記ピン付きコネクタ1
0の円筒体11の前記コネクタ固定片15に近接したあ
る所定の位置に後述するコネクタ間隙カバー部材17の
位置規制する位置規制孔14が穿設されている。このピ
ン付きコネクタ10の基端はコネクタ固定片15に取り
付け固定され、かつ、このコネクタ固定片15はシャー
シ16に強固に取り付け固定されている。なお、前記ピ
ン付きコネクタ10の基端は図示されていないがシャー
シ16に搭載されている各種信号処理回路等に接続され
ている。 【0027】コネクタ間隙カバー部材17は絶縁弾性材
で平板ドーナツ型で、一部切除された切除部17Aを有
する略C字形状に形成されており、このコネクタ間隙カ
バー部材17の内径のある所定の位置に前記ピン付きコ
ネクタ10の円筒体11の外周面に穿設された位置規制
孔14に嵌合する位置規制突起18を延在させている。
また、このコネクタ間隙カバー部材17の位置規制突起
18を前記ピン付きコネクタ10の位置規制孔14に嵌
合させた際に前記ガイドピント13に対向する位置に一
対の突起部19、19を突出させている。なお、このコ
ネクタ間隙カバー部材17の内径は、前記ピン付きコネ
クタ10の外径よりも若干小さい寸法形状に設定されて
いる。 【0028】このような構成のピン付きコネクタ10と
コネクタ間隙カバー部材17を用いてフロントパネル2
0との組立手順について図2を用いて説明する。前記コ
ネクタ間隙カバー部材17の弾性力を用いて、前記ピン
付きコネクタ10の円筒体11の外周上に填め合わせ
て、前記位置規制突起18を前記位置規制孔14に嵌合
させることでコネクタ間隙カバー部材17をピン付きコ
ネクタ10の外周面に装着固定する。このとき、コネク
タ間隙カバー部材17の突起部19、19はピン付きコ
ネクタ10のガイドピン13、13の直線上に位置する
ように前記位置規制孔14と位置規制突起18の配置位
置が設定されている。 【0029】前記ピン付きコネクタ10の外周にコネク
タ間隙カバー部材17が装着固定された後、フロントパ
ネル20に穿設された前記ピン付きコネクタ10の円筒
体11と一対のガイドピン13、13から形成される相
似形状の一対の切欠部22、22を有したコネクタ貫通
孔21に前記ピン付きコネクタ10を挿通させつつ、前
記フロントパネル20を前記シャーシ16に所定の方法
で取り付け固定する。 【0030】なお、前記フロントパネル20のコネクタ
挿通孔21の切欠部22,22の高さと幅寸法は、前記
ピン付きコネクタ10が挿通可能で、かつ、コネクタ間
隙カバー部材17及び突起部19,19が完全に固定さ
れていないので切欠部22,22に追従可能なため、隙
間を最小限にすることができる。また、前記フロントパ
ネル20のコネクタ挿通孔21の内径の寸法は、フロン
トパネル20とシャーシ16との取付固定の位置関係に
よりピン付きコネクタ10とコネクタ挿通孔21の位置
関係がずれても十分対応できるように多少大きめに設定
されている。 【0031】さらに、前記コネクタ間隙カバー部材17
の一対の突起19、19は、前記フロントパネル20の
一対の切欠部22、22内に挿入可能な形状寸法に形成
されている。 【0032】これにより、図3に示すように、前記フロ
ントパネル20がシャーシ16に取り付け固定された時
点で、前記フロントパネル20のコネクタ嵌挿孔21か
らは前記ピン付きコネクタ10が貫通突出されると共
に、前記フロントパネル20の切欠部22,22には前
記コネクタ間隙カバー部材17の突起部19,19が挿
入されて、この切欠部22、22が埋設される。 【0033】このように、予めピン付きコネクタ10に
前記コネクタ間隙カバー部材17を取り付け固定してお
くことにより、前記フロントパネル20のシャーシ16
への取付と共に、前記切欠部22,22に前記突起部1
9,19を挿入するのみでピン付きコネクタフロントパ
ネル20との隙間を密閉することが可能となる。 【0034】また、前記コネクタ間隙カバー部材17の
突起部19、19のフロントパネル20の切欠部22、
22に挿入される面には、前記フロントパネル20と異
なる着色を施すことにより、前記フロントパネル20の
切欠部22,22に挿入時の識別指標となり作業効率の
向上が図れる。 【0035】次に図4乃至図6を用いて本発明の切欠部
に加えてコネクタとコネクタ貫通孔との間の全周に生じ
る隙間を防ぐ一実施形態の応用例を説明する。図4は、
前述の一実施形態のコネクタ間隙カバー部材17に加え
て、フロントパネルのコネクタ取付部分をカバーする外
観リングを示す斜視図と断面図で、図5はコネクタ間隙
カバー部材が装着されたコネクタとフロントパネルの関
係を示す斜視図で、図6はフロントパネルに外観リング
を装着してコネクタとフロントパネルの隙間密閉状態を
示し、図6(a)は斜視図で、図6(b)は拡大斜視図
である。 【0036】前述の本発明の一実施形態でのコネクタ間
隙カバー部材17だけではフロントパネル20のコネク
タ嵌挿孔21とピン付きコネクタ10との間隙を減らす
ことができない。このため、図4に示すように、フロン
トパネル20’のピン付きコネクタ10の円筒体11と
ガイドピン13、13が嵌挿されるコネクタ嵌挿孔2
1’を表面から嵌合カバーする外観カバー24を設け
る。この外観カバー24は、絶縁材で平板ドーナツ型に
形成され中央部分は、ピン付きコネクタ10が嵌挿され
るコネクタ嵌挿孔25が穿設されている。このコネクタ
嵌挿孔25には、前記ピン付きコネクタ10の一対のガ
イドピン13、13が嵌挿される一対の切欠部26、2
6が設けられている。このとき、ピン付きコネクタの外
径(ピン含む)よりコネクタ嵌挿孔21’のほうが大き
く、それより外観カバー24の嵌挿孔25のほうが小さ
く、嵌挿孔21’より外観カバー24の外径のほうが大
きい寸法関係となっている。さらに、この外観カバー2
4の裏面で前記フロントパネル20’と接する面には、
フロントパネル20’のコネクタ嵌挿孔21’に挿入さ
れて外観カバー24をフロントパネル20’に固定係止
する一対の爪部27、27が形成されている。一方、前
記フロントパネル20’のコネクタ嵌挿孔21’の裏面
には、前記表面カバー24の爪部27、27を係止する
一対の係止片28、28が形成されている。 【0037】この表面カバー24の爪部27、27は、
図4(b)に示すようにフロントパネル20’の表面か
らコネクタ嵌挿孔21’に挿入されて係止片28、28
に係止させる。このとき表面カバー24の爪部27,2
7の弾性力によりフロントパネル20’に取り付けられ
たまま多少の移動が可能であり、このことにより嵌挿孔
25がコネクタ10の円筒体11の外径とほぼ同等であ
ってもフロントパネル20’の背面から挿入されるピン
付きコネクタ10の円筒体11とコネクタ嵌挿孔21’
との間隙を密閉する。 【0038】つまり、図5に示すように、シャーシ16
にコネクタ固定片15を介して取り付け固定されたピン
付きコネクタ10には、図1に示したコネクタ間隙カバ
ー部材17が装着されている。このピン付きコネクタ1
0に対して、前記外観カバー24を装着したフロントパ
ネル20’を貫通してフロントパネル20’をシャーシ
16に取り付け固定する。 【0039】または、前記コネクタ間隙カバー部材17
が装着されたピン付きコネクタ10がコネクタ固定片1
5を介して固定されたシャーシ16に対して、前記フロ
ントパネル20’をトップパネル等の各種パネルとの位
置関係の基でシャーシ16に取り付け固定する。このと
き、前記ピン付きコネクタ10は、前記フロントパネル
20’に設置した前記外観カバー24のコネクタ嵌挿孔
25と切欠部26、26をフロントパネル20’から延
出しているピン付きコネクタ10の円筒体11に装着し
て、外観カバー24の爪部27、27を係止片28、2
8に係止させることで、前記フロントカバー20’と前
記ピン付きコネクタ10との間隙を密閉する。 【0040】これにより、図6に示すように、前記コネ
クタ間隙カバー部材17でフロントカバー20’とピン
付きコネクタ10との密閉できない部分の間隙を前記外
観カバー24で確実に密閉できる。 【0041】すなわち、本発明の一実施形態およびその
応用例では、前記コネクタ間隙カバー部材17をピン付
きコネクタ10に取り付け固定した後、フロントパネル
20又は20’のコネクタ嵌挿孔21または25と切欠
部22、22又は26、26を介して、前記ピン付きコ
ネクタ10を嵌挿させてフロントパネル20又は20’
から延出させて、前記コネクタ間隙カバー部材17の突
起部19を前記フロントパネル20又は20’の切欠部
22,22又は26,26に嵌合させることにより前記
ピン付きコネクタ10のガイドピン13が挿通後のフロ
ントパネル20又は20’の切欠部22,22又は2
6,26の空隙を密閉することが可能となる。 さら
に、フロントパネル20’のコネクタ嵌挿孔21’部分
に外観カバー24を設置することにより、嵌挿孔25と
ピン付きコネクタ10の円筒体11との寸法が同等であ
ることで隙間を大幅に減少させることができる。 【0042】また、前記コネクタ間隙カバー部材17の
突起部19、19の表面に前記フロントパネル20又は
20’と異なる着色を行うことにより、図示しないピン
付きコネクタ10に接続されるコネクタ付きケーブルを
装填する際に指標にすることができる。 【0043】なお、前述の本発明の一実施形態とその応
用例の説明において、ピン付きコネクタ10には一対の
ガイドピン13,13を有している例を用いて説明した
が、このガイドピン13は、コネクタ10の円筒体11
に一個設けられたピン付きコネクタを用いることも可能
である。この場合は、前記フロントパネル20、20’
や外観カバー24に設ける切欠部22,26と、前記コ
ネクタ間隙カバー部材17の突起部19は、ピン付きコ
ネクタ10のガイドピン13の数に対応して設けられ
る。 【0044】次に本発明に係る電子機器のフロントパネ
ルの他の実施形態を図7乃至図13を用いて説明する。
図7は従来の電子機器のフロントパネルと外装筐体の構
成を示す斜視図で、図8は従来の電子機器のフロントパ
ネルの構成を示す斜視図で、図9と図10は従来の電子
機器のフロントパネルとシャーシの組立状態を説明する
斜視図で、図10は従来の電子機器のフロントパネルと
シャーシの組立手順を説明する説明図で、図11は本発
明に係る電子機器のフロントパネルの構成を示す斜視図
で、図12は本発明に係る電子機器の配線用ハーネスの
固定具を示す説明図で、図13は本発明に係る電子機器
の配線用ハーネスの他の固定具を示す説明図である。 【0045】従来の電子機器は、図7に示すフロントパ
ネル31の裏面には、各種操作用スイッチや電子機器の
動作状態を示すLEDやランプ等の表示部品が搭載又は
接続される操作用スイッチ用基板32と表示基板33が
配置されている。このフロントパネル31は、外装筐体
34に取り付け固定されると共に、外装筐体34には、
各種信号処理回路や制御回路および駆動電源回路等が配
置されている。なお、図7には、制御回路35のみを示
し、その他の回路は省略している。この制御回路35
は、第1の配線用ハーネス36を介して前記操作用スイ
ッチ基板32に接続され、操作スイッチのオン/オフに
より各種制御信号を生成して、図示していない信号処理
回路や電源回路等の動作を制御すると共に、前記操作用
スイッチ基板32と表示基板33との間に接続された第
2の配線用ハーネス37を介して、動作状態表示用のL
EDやランプ等の点灯制御を行う。 【0046】このフロントパネル31に配置される操作
用スイッチ基板32、表示基板33、および第1と第2
の配線用ハーネス36,37は、図8に示すようにフロ
ントパネル31の裏面内部に形成配置された複数の基板
固定用リブ38a〜38fと、ハーネス固定具39を取
り付け固定する複数の固定具リブ40a,40bと、お
よび複数のシャーシ用リブ41a〜41f(図面の関係
からシャーシ用リブ41a〜41cのみ表示)が所定の
位置に形成配置されている。前記基板固定用リブ38a
〜38dには前記操作用スイッチ基板32が載置され、
前記基板固定用リブ38eから38fには前記表示基板
33が載置されて、各々ネジ等で固定される。前記固定
具リブ40a,40bには、第2の配線用ハーネス37
を固定するハーネス固定具39が取り付け固定される。
このハーネス固定具39は、第2配線用ハーネス37を
挟持するハーネス挟持部とネジが挿通されるネジ穴部か
らなっており、ハーネス挟持部に第2の配線用ハーネス
37を挟持後、前記ネジ穴部に挿通させたネジにより前
記固定具リブ40a,40bに固定される。 【0047】このフロントパネル31に前記操作用スイ
ッチ基板32、表示用基板33,および第2の配線用ハ
ーネス37を複数のハーネス固定具39,39を取付固
定した状態を図9に示している。なお、図9では、第1
の配線用ハーネス36は、フロントパネル31には固定
されていないが、必要に応じて、前記ハーネス固定具3
9と固定用リブ40を新たに設けて固定することも可能
である。 【0048】前記フロントパネル31に操作用スイッチ
基板32、表示基板33,および配線用ハーネス37を
取り付け固定した後、シャーシフレーム42をシャーシ
用リブ41a〜41fに取付固定する。このシャーシフ
レーム42は、主としてEMCに対する考慮と後述する
シャーシ45との接続固定用として設けられており、こ
のシャーシフレーム42のフロントパネル31と接する
面に折曲部42aが設けられ、この折曲部42a以外の
フロントパネル31に接する面には必要に応じた大きさ
の開口(例えば、ハーネス36通すぐらいの穴等)42
bが形成されており、かつ、折曲面42aには前記シャ
ーシ用リブ41a〜41fに対応する位置にネジ穴43
a〜43f(図の関係から43a〜43cのみ図示して
いる)が穿設されている。このネジ穴43a〜43fと
前記シャーシ用リブ41a〜41fを用いてネジ等でシ
ャーシフレーム42を固定する。 【0049】前記フロントパネル31に取り付け固定さ
れたシャーシフレーム42の底辺部は、図10に示すよ
うにフロントパネル31の後方に対して、若干延在して
おり、シャーシ45の接続固定部42cが設けられ、こ
の接続固定部42cに複数の固定具穴44a〜44cが
穿設されている。この固定具穴44a〜44cに対応し
た固定具穴46a〜46cがシャーシ45に穿設されて
図示していないネジ又はリベットあるいは他の固定具で
接続固定される。なお、シャーシ45は、一般的には印
刷配線基板が搭載され、図示していないが各種信号処理
回路や制御回路および電源回路等の電気回路が搭載され
ている。このシャーシ45に搭載されている電気回路は
前記第1の配線用ハーネス36により、前記スイッチ用
基板32およびこのスイッチ用基板32と第2の配線用
ハーネス37を介して前記表示基板37との各種信号の
授受が行われている。 【0050】このようにフロントパネル31に操作用基
板32,表示基板33,および第1と第2の配線用ハー
ネス36,37を事前取付固定後、シャーシフレーム4
2を介してシャーシ45を取り付け第1の配線用ハーネ
ス36をシャーシ45に搭載している電気回路に接続し
ているが、フロントパネル31への各種基板32,33
や配線用ハーネス36,37の取付作業に多くの作業時
間を要する。特に配線用ハーネス36,37をフロント
パネル31に固定する際には、ハーネス固定具39に前
記第2の配線用ハーネス37を挟持させた後に、前記固
定用リブ40a,40bにネジ止め固定するために多く
の作業時間が掛かる課題がある。 【0051】そこで、本発明の他の実施形態において
は、図11(a)に示すように、フロントパネル31に
設けたシャーシフレーム42を取り付け固定するシャー
シ用リブ41b,41cを有効活用して、第2の配線用
ハーネス37を前記シャーシ用リブ41b,41cに数
回巻回してフロントパネル31内での配線引き回しを行
い、その後にシャーシフレーム42を取り付け固定する
ことにより、フロントパネル31への第2の配線ハーネ
ス37の配線固定作業が単純化され、フロントパネル3
1に固定具リブ40a,40bを形成する必要もなく、
かつハーネス固定具39も不要となり、大幅なコストの
削減が可能となる。 【0052】また、図11(b)に示すように前記フロ
ントパネル31のシャーシ用リブ41b,41cに併設
してハーネス固定リブ47a,47bを設ける。このシ
ャーシ用リブ41b,41cとハーネス固定リブ47
a,47bの関係は、図12にシャーシ用リブ41cと
ハーネス固定リブ47bを用いて示すように、略円錐状
の形状で形成し、シャーシ用リブ41cとハーネス固定
リブ47bの間隔は、両リブの基端の間隔L1と頭部の
間隔L2と配線用ハーネス37の直径φとの関係をL1
<φ<L2となるように設定する。この関係の間隔を有
した前記シャーシ用リブ41cとハーネス固定リブ47
bの頭部側から配線用ハーネス37を押力Fで挿入し
て、両リブ41cと47bとの間で挟持させることによ
り、前記配線用ハーネスが簡単に確実にフロントパネル
31に固定配置することが可能となる。 【0053】これにより、配線用ハーネスのフロントパ
ネル31への取付作業時間の短縮とコストの低減が可能
となる。 【0054】次に、この電子機器の他の実施形態の応用
例について図13を用いて説明する。前記シャーシ用リ
ブ41a〜41fに類似のシャーシ用リブ41c’(図
の関係からシャーシ用リブ41c’のみ図示する)に併
設して新たなハーネス抑えリブ48を設ける。このハー
ネス抑えリブ48は、円錐桂又は円柱状で、頭部付近に
は、ハーネス抑え用舌片49が前記シャーシリブ41
c’との間に橋架されるように延出されている。このハ
ーネス抑え用舌片49は、図13(b)に示す矢印方向
の図中の下方に対して撓むようになっている。このよう
なシャーシリブ41a’とハーネス抑え用リブ48との
間に、第2の配線用ハーネス37を図13(b)の矢印
方向から前記ハーネス抑え用舌片49に抗して挿入し
て、図13(c)に示すように前記シャーシリブ41
a’とハーネス抑えリブ48との間に挿入すると、前記
ハーネス抑え用舌片49は復元して、配線用ハーネス3
7が前記シャーシリブ41a’とハーネス抑えリブ48
との間に収納され、このハーネス抑え用舌片49により
配線用ハーネス37が収納配置される。これにより、配
線用ハーネス37の形状寸法の大小に係わることなく、
フロントパネル31に収納配置可能となる。 【0055】なお、前述の本発明の他の実施形態の説明
において、フロントパネル31に配置固定する配線用ハ
ーネスは第2の配線用ハーネス37を例にして説明した
が、第1の配線用ハーネス36やその他の配線用ハーネ
スをフロントパネル31内で固定する必要がある際に
も、同様な前記シャーシ用リブ41に巻回したり、又は
必要に応じてシャーシ用リブ41に併設したハーネス固
定リブ47又はハーネス抑えリブ48との間で保持させ
ることも可能である。 【0056】[付記]以上詳述したように本発明の実施
形態によれば、以下のような構成を得ることが出来る。 【0057】(1) 各種電子機器相互に電気信号の授
受を行う信号ケーブルが接続され、かつ、電子機器の筐
体に取り付け固定され、外周部に1つ以上のガイドピン
を有するコネクタと、前記電子機器の筐体に取り付け固
定され、かつ、前記コネクタを挿通する孔とガイドピン
を挿通する切欠部からなるコネクタ挿通孔とを有するパ
ネルと、前記コネクタの外周部に嵌合し、かつ、前記パ
ネルのコネクタ挿通孔の切欠部に嵌合する突起部と、前
記コネクタと嵌合する内周面から突起させた位置規制突
起部からなる弾性材で形成された略C字形状のコネクタ
間隙カバー部材と、前記パネルのコネクタ挿通孔の切欠
部と前記コネクタ間隙カバー部材の突起部との嵌合位置
規制を行う前記コネクタ間隙カバー部材の位置規制突起
部が挿入される前記コネクタの外周部に設けられた位置
規制孔と、を具備し、前記コネクタ間隙カバー部材によ
り、前記パネルとコネクタとの間の取付間隙を密閉する
ことを特徴とする電子機器装置。 【0058】(2) 前記コネクタ間隙カバー部材の突
起部の外表面を前記パネルの外表面と異なる着色とする
ことを特徴とする付記1に記載の電子機器装置。 【0059】(3) 略円盤形状で中央部分に前記コネ
クタの挿通とガイドピンが挿通される切り欠けからなる
コネクタ挿通孔を有し、かつ、裏面に前記パネルのコネ
クタ挿通孔に挿入圧着される爪部を有した外観リング
と、前記パネルのコネクタ挿通孔の裏面側に、前記外観
リングの爪部を係止する係止部と、を具備し、前記パネ
ルにコネクタを取り付け、前記コネクタ間隙カバー部材
でコネクタとパネルとの間の間隙をカバーすることを特
徴とする付記1乃至2に記載の電子機器装置。 【0060】(4) 各種信号処理機能を内蔵した筐体
を有した電子機器と、この電子機器の操作用スイッチ等
の操作回路基板と動作状態を表示する表示回路基板等の
回路基板と、他の電子機器と接続されるコネクタを配置
したパネルと、前記パネルに配置される回路基板および
前記パネルと前記筐体とを取付固定する複数の取付リブ
と、前記パネルに配置された回路基板およびコネクタと
前記筐体に内蔵された信号処理機能とを接続する複数の
配線用ハーネスと、を具備し、前記配線用ハーネスを前
記パネルの取付リブに巻回固定することを特徴とする電
子機器装置。 【0061】(5) 前記取付リブに近接してハーネス
固定支柱を配置し、このハーネス固定支柱と前記取付リ
ブとの間に前記配線用ハーネスを挿入挟持することを特
徴とする付記4に記載の電子機器。 【0062】(6) 前記パネルに2つの支柱からなる
一対のハーネス固定支柱を設け、この一対のハーネス固
定支柱に前記配線用ハーネスを挿入挟持させることを特
徴とする付記4に記載の電子機器。 【0063】(7) 前記取付リブに近接するハーネス
固定支柱の配置、又は前記一対のハーネス固定支柱の配
置関係は、前記配線用ハーネス挿入口側は、前記配線用
ハーネスの外径よりも広くし、配線用ハーネスが挿入さ
れる従って配線用ハーネスの外径よりも狭くしたことを
特徴とする付記5又は6に記載の電子機器。 【0064】(8) 前記ハーネス固定支柱のハーネス
挿入口には、弾性材で形成されたハーネス抑え舌片を一
方のハーネス固定支柱から延在させ、このハーネス抑え
舌片に抗して前記配線用ハーネスを挿入して前記ハーネ
ス固定支柱間に保持させ、前記配線用ハーネスの前記ハ
ーネス固定支柱間からの脱落を前記ハーネス抑え舌片で
阻止することを特徴とする付記5乃至7に記載の電子機
器装置。 【0065】(9) 各種信号処理機能を内蔵した筐体
を有した電子機器と、前記電子機器を他の電子機器との
間で相互に電気信号の授受を行う信号ケーブルが接続さ
れ、かつ、電子機器の筐体に取り付け固定される外周部
に1つ以上のガイドピンを有するコネクタと、前記電子
機器の操作用スイッチ等の操作回路基板と動作状態を表
示する表示回路基板等の回路基板が配置され、前記コネ
クタを挿通する孔とガイドピンを挿通する切欠部からな
るコネクタ挿通孔とを有するパネルと、前記コネクタの
外周部に嵌合装着し、かつ、前記パネルのコネクタ挿通
孔の切欠部に嵌合する突起部と、前記コネクタと嵌合す
る内周面から突起させた位置規制突起部からなる弾性材
で形成された略C字形状のコネクタ間隙カバー部材と、
前記パネルのコネクタ挿通孔の切欠部と前記コネクタ間
隙カバー部材の突起部との嵌合位置規制を行う前記コネ
クタ間隙カバー部材の位置規制突起部が挿入される前記
コネクタの外周部に設けられた位置規制孔と、前記パネ
ルに配置される回路基板および前記パネルと前記筐体と
を取付固定する複数の取付リブと、前記パネルに配置さ
れた回路基板およびコネクタと前記筐体に内蔵された信
号処理機能とを接続する複数の配線用ハーネスと、を具
備し、前記コネクタ間隙カバー部材により、前記コネク
トパネルとコネクタとの間の取付間隙をカバーすると共
に、前記配線用ハーネスを前記パネルの取付リブに巻回
固定することを特徴とする電子機器装置。 【0066】(10) 前記コネクタ間隙カバー部材の
突起部の外表面を前記パネルの外表面と異なる着色とす
ることを特徴とする付記9に記載の電子機器装置。 【0067】(11) 略平板ドーナツ形状で中央部分
に前記コネクタの挿通とガイドピンが挿通される切り欠
けからなるコネクタ挿通孔を有し、かつ、裏面に前記パ
ネルのコネクタ挿通孔に挿入圧着される爪部を有した外
観リングと、前記パネルのコネクタ挿通孔の裏面側に、
前記外観リングの爪部を係止する係止部と、を具備し、
前記パネルにコネクタを取り付け、前記コネクタ間隙カ
バー部材でコネクタとパネルの切欠部をカバーした後、
さらに前記外観リングでパネルの表面とコネクタとの間
隙をカバーすることを特徴とする付記9および10に記
載の電子機器装置。 【0068】(12) 前記取付リブに近接してハーネ
ス固定支柱を配置し、このハーネス固定支柱と前記取付
リブとの間に前記配線用ハーネスを挿入挟持することを
特徴とする付記9に記載の電子機器。 【0069】(13) 前記パネルに2つの支柱で一対
のハーネス固定支柱を設け、この一対のハーネス固定支
柱に前記配線用ハーネスを挿入挟持させることを特徴と
する付記9に記載の電子機器。 【0070】(14) 前記取付リブに近接するハーネ
ス固定支柱の配置、又は前記一対のハーネス固定支柱の
配置関係は、前記配線用ハーネス挿入口側は、前記配線
用ハーネスの外径よりも広くし、配線用ハーネスが挿入
される従って配線用ハーネスの外径よりも狭くしたこと
を特徴とする付記12又は13に記載の電子機器。 【0071】(15) 前記ハーネス固定支柱のハーネ
ス挿入口には、弾性材で形成されたハーネス抑え舌片を
一方のハーネス固定支柱から延在させ、このハーネス抑
え舌片に抗して前記配線用ハーネスを挿入して前記ハー
ネス固定支柱間に保持させ、前記配線用ハーネスの前記
ハーネス固定支柱間からの脱落を前記ハーネス抑え舌片
で阻止することを特徴とする付記12乃至14に記載の
電子機器装置。 【0072】 【発明の効果】本発明は、前述した如く、ガイドピン付
きコネクタをにフロントパネルから延出配置させる際
に、ガイドピン付きコネクタに装着したコネクタ間隙カ
バー部材でフロントパネルにガイドピン付きコネクタを
通すための切欠部が確実に密閉でき、電子機器操作者へ
の安全への配慮がなされると共に、外観カバーによりガ
イドピン付きコネクタとフロントパネルの嵌挿孔との隙
間を減少させることにより、デザイン上の問題を解決
し、かつ、前記ガイドピンを挿通するフロントパネルの
切欠部に挿嵌される前記コネクタ間隙カバー部材の突起
部の表面着色をフロントパネルと異なる着色とすること
により、コネクタに接続される外部ケーブル付きコネク
タを接続するときの指標とすることができ、使い勝手を
向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る電子機器装置に用いるピン付きコ
ネクタに関し、図1(a)はピン付きコネクタのシャー
シへの取付状態を示す斜視図、図1(b)はコネクタ間
隙カバー部材を示す斜視図。 【図2】図1に示したコネクタ間隙カバー部材を装着し
たピン付きコネクタとフロントパネルの関係を示す斜視
図。 【図3】図1に示したフロントパネルにピン付きコネク
タが取り付け固定された状態を示し、図3(a)は斜視
図、図3(b)は拡大斜視図。 【図4】本発明の電子機器に係る一実施形態の応用例を
示すフロントパネルのコネクタ取付部分をカバーする外
観リングを示し、図4(a)は斜視図、図4(b)は断
面図。 【図5】図4に示したコネクタ間隙カバー部材が装着さ
れたコネクタとフロントパネルの関係を示す斜視図。 【図6】図4に示したフロントパネルに外観リングを装
着してコネクタとフロントパネルの隙間密閉状態を示す
図6(a)は斜視図、図6(b)は拡大斜視図。 【図7】従来の電子機器のフロントパネルと外装筐体の
構成を示す斜視図。 【図8】従来の電子機器のフロントパネルの構成を示す
斜視図。 【図9】従来の電子機器のフロントパネルとシャーシの
組立状態を説明する斜視図。 【図10】従来の電子機器のフロントパネルとシャーシ
の組立状態を説明する斜視図。 【図11】本発明に係る電子機器のフロントパネルの構
成を示す斜視図。 【図12】本発明に係る電子機器の配線用ハーネスの固
定具を示す説明図でず12(a)は斜視図、図12
(b)は断面図。 【図13】本発明に係る電子機器の配線用ハーネスの他
の固定具を示す説明図で、図1(a)は斜視図で、図1
3(b,c)は断面図。 【図14】従来の電子機器におけるコネクタとの取付状
態を説明する説明図。 【図15】従来の電子機器におけるピン付きコネクタの
取付状態を説明する説明図。 【図16】従来の電子機器におけるピン付きコネクタと
フロントパネルとの間隙をカバーするコネクタ間隙カバ
ー部材を説明する説明図。 【図17】従来の電子機器のフロントパネルにコネクタ
間隙カバー部材の取付状態を説明する説明図。 【図18】従来の電子機器のフロントパネルにコネクタ
間隙カバー部材の取付状態を説明する説明図。 【図19】従来の電子機器のフロントパネルにコネクタ
間隙カバー部材の取付手順を説明する説明図。 【図20】従来の電子機器のフロントパネルにコネクタ
間隙カバー部材の取付状態を示す説明図。 【符号の説明】 10…ピン付きコネクタ 11…円筒体 12…多心接続ピン部 13…ガイドピン 14…位置規制孔 15…コネクタ固定片 16…シャーシ 17…コネクタ間隙カバー部材 18…位置規制突起 19…突起部 20…フロントパネル 21…コネクタ貫通孔 22…切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/73 H01R 13/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 各種電子機器相互に電気信号の授受を行
    う信号ケーブルが接続され、かつ、電子機器の筐体に取
    り付け固定される外周部に1つ以上のガイドピンを有す
    るコネクタと、 前記電子機器の筐体に取り付け固定され、かつ、前記コ
    ネクタを挿通する孔とガイドピンを挿通する切欠部から
    なるコネクタ挿通孔とを有するパネルと、 前記コネクタの外周部に嵌合し、かつ、前記パネルのコ
    ネクタ挿通孔の切欠部に嵌合する突起部と、前記コネク
    タと嵌合する内周面から突起させた位置規制突起部から
    なる弾性材で形成された略C字形状のコネクタ間隙カバ
    ー部材と、 前記パネルのコネクタ挿通孔の切欠部と前記コネクタ間
    隙カバー部材の突起部との嵌合位置規制を行う前記コネ
    クタ間隙カバー部材の位置規制突起部が挿入される前記
    コネクタの外周部に設けられた位置規制孔と、 を具備し、前記コネクタ間隙カバー部材により、前記パ
    ネルとコネクタとの間の取付間隙を密閉することを特徴
    とする電子機器装置。
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