JP2577087Y2 - テープ電線の接続構造 - Google Patents

テープ電線の接続構造

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JP2577087Y2
JP2577087Y2 JP1993000258U JP25893U JP2577087Y2 JP 2577087 Y2 JP2577087 Y2 JP 2577087Y2 JP 1993000258 U JP1993000258 U JP 1993000258U JP 25893 U JP25893 U JP 25893U JP 2577087 Y2 JP2577087 Y2 JP 2577087Y2
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tape
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tape wire
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茂樹 奥代
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケース内に内蔵された
プリント基板に実装されたコネクタに、テープ電線を直
接に差し込んで接続するテープ電線の接続構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】天井に直接に設置される照明器具ではリ
モコン操作で点灯制御を行えるものが提供されている。
この種の照明器具では、器具本体内部の回路を機能毎に
ブロック化し、リモコン機能の有無に関係なく、リモコ
ン機能ブロック以外のその他の構成を極力共通に用いて
製造することが試みられている。
【0003】例えば、照明器具にリモコン機能を付加す
る場合には、ワイヤレス操作器からの光信号によるリモ
コン信号を受信する受光ブロックと、点灯回路ブロック
の動作制御を受光ブロックの出力に応じて行うリモコン
制御回路ブロックとを、リモコン機能無しの照明器具に
付設する。ここで、受光ブロックは、リモコン機能無し
の照明器具の引き紐の操作により点灯切換スイッチを切
り換える操作スイッチブロックの代わりに器具本体に配
置される。そして、受光ブロックとリモコン制御回路ブ
ロックとの間は電線を用いて接続していた。なお、電線
としては、芯線を複数本並設して絶縁性の樹脂で一体的
に被覆したいわゆるフラットケーブルが用いられてい
る。
【0004】従来のこの種のフラットケーブルは、受光
ブロックに設けたコネクタに対して直接に接続する構造
としてある。つまり、図5に示すように、フラットケー
ブル1の先端部1aに芯線を並設する形で露出させて絶
縁状態で固め、この部分を直接にコネクタ2に差し込ん
で接続する。なお、上記コネクタ2は受光ブロックのプ
リント基板3上に実装されている。ところで、フラット
ケーブル1の代わりフレキシブル基板を用いることもあ
るので、以下この種の電線を総称してテープ電線と呼ぶ
ことにする。
【0005】上記接続方法は、プリント基板に上記テー
プ電線1の先端部と略同様の形の接続部を銅箔で形成
し、その接続部を他のプリント基板に実装されたコネク
タに直接に差し込んで、プリント基板同士を接続する方
法とほぼ同じものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の方法
であると、テープ電線1側にコネクタを必要としないた
め、コストを安くできるという利点がある。しかし、そ
の反面、組立時のテープ電線1に加わる外力でテープ電
線1がコネクタ2から抜けるという問題があり、接続の
信頼性に欠けるという欠点があった。
【0007】本考案は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、接続の信頼性の高いテ
ープ電線の接続構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、ケースのコネクタのテープ電線の差し
込み方向に対応する部分に開閉自在な扉を設け、テープ
電線のコネクタとの接続部から扉の内面に至る位置にテ
ープ電線の曲がりを阻止する補強部材を取り付けてあ
る。
【0009】
【作用】本考案は、上述のように構成することにより、
テープ電線をコネクタに接続後に扉を閉じると、テープ
電線の補強部材で曲がりが防止された部分がコネクタと
扉との間に挟装され、テープ電線をコネクタに抜き差す
る方向の移動が阻止され、テープ電線に外力が加わって
も、テープ電線がコネクタから抜けることがない。
【0010】
【実施例】図1乃至図4に基づいて本考案の一実施例を
説明する。本実施例もリモコン機能付きの照明器具を例
として以下の説明を行う。この種の照明器具のハウジン
グは、天井面に取り付けられる平板状の器具本体4と、
器具本体4の下面に被嵌される略碗状のカバー5とで構
成されている。
【0011】器具本体4の中央部には、電源供給用の引
掛シーリング10を露出させる開口4aを形成し、その
両側部に器具本体4を天井面に取り付けるためのだるま
孔4bを形成してある。器具本体4の天井への取付は、
略輪状の取付金具11の両側に形成された耳片11aに
取付用のつまみねじ13を取り付け、このつまみねじ1
3の先端をだるま孔4bの太径部に通し、器具本体4を
回してつまみねじ13のねじ部を細径部に嵌めて行う。
このとき、つまみねじ13の頭で器具本体4が支持さ
れ、器具本体4が天井に取り付く。なお、上記取付金具
11には絶縁カバー12を取り付けて覆い、この絶縁カ
バー12を通して上記取付が行われる。
【0012】上記器具本体4の取付部の回りは環状に膨
出され、この環状膨出部4dにカバー5が取り付けら
れ、その内部に回路部品が収納される。回路はその機能
毎に、点灯回路ブロック6及びリモコン制御回路ブロッ
ク7に分割してある。この回路ブロック6,7を収納す
るに際しては、金属製の器具本体4と回路ブロック6,
7との絶縁を施すために、器具本体4に絶縁板14を介
装する。絶縁板14は、外周から突片14aが突設さ
れ、この突片14aを環状膨出部4dの内面に形成され
た溝4eに挿入して取り付けられる。溝4eからカバー
5内部に虫が侵入することを防止するために、溝4eに
パッキン20が取り付けられる。
【0013】また、上記取付部からは引掛シーリング1
0、つまりは給電部が露出するため、この給電部と回路
ブロック6,7の絶縁を施す角筒状の絶縁カバー15を
取付部を覆うように取り付ける。カバー5の内部には、
上記回路ブロック6,7の他に、本発明にかかる受光ブ
ロック8、豆電球16用のソケット9、環状の2本のラ
ンプを保持するためのランプホルダ17が収納される。
【0014】カバー5の上部中央には、開口5aを形成
し、この開口5aに連続して形成された凹所5bから受
光ブロック8の上面を露出する構造としてある。ここ
で、受光ブロック8の高さを調節するために、受光ブロ
ック8は取付台19上に載置される。なお、開口5aは
図示しない蓋により閉塞される。豆電球16は上記凹所
5bの側部の透孔5cを通してソケット9に取り付けら
れる。また、ランプホルダ17は、ランプを保持する保
持部17aをカバー5の一側部に形成された切欠部5d
を通して露出させる形で取り付けられる。なお、このラ
ンプホルダ17と対称位置のカバー5の側面には、ラン
プ支持ばね18が取り付けられ、図示しない環状のラン
プは、ランプピンをランプホルダ17に接続し、他端側
をランプ支持ばね18で支持して取り付けられる。
【0015】さらに、器具本体4の下面には、図示しな
い投光カバーが取付具21及びガイド金具22を用い
て、上述した各部材を覆う形で着脱自在に取り付けられ
る。図2は本発明にかかる受光ブロック8を示すもの
で、図3に示す受光回路が収納されている。受光回路の
主な部品としては、リモコン操作器からのリモコン信号
を受光する受光モジュール30、チャンネル設定用のロ
ータリスイッチ31、豆電球の明るさ設定用のロータリ
スイッチ32、リモコン操作音の入/切、設定状態のリ
セットなどを行う複数のスイッチ33〜35があり、こ
れら部品はプリント基板3上に実装される。なお、本発
明にかかるコネクタ2もこのプリント基板3上に実装し
てある。
【0016】受光ブロック8のケース80は、下面が開
口する箱状で、図2(c)に示すように、受光モジュー
ル30の受光部30aを露出させる受光窓81、スイッ
チ33〜35用の操作釦を露出する操作窓82、及びロ
ータリスイッチ31,32の別体となった操作つまみ3
6,37を露出させる操作窓83とを形成してある。ケ
ース80の操作つまみ36,37の取付部の表面側に
は、ロータリスイッチ31,32による設定状態を示す
表示を付したシール38が貼着される。
【0017】このケース80のコネクタ2に対応する側
面には、上辺部をヒンジ連結する形で図2(d)に示す
ように開閉自在とした扉84を形成してある。ここで、
扉84の内面とコネクタ2のテープ電線1の接続部との
間には間隔を設けてある。本実施例のテープ電線1は、
図1(a)に示すように、全体的には従来技術の項で説
明したとほぼ同様の構造となっており、導線部が露出さ
れた先端部1aの下面に補強テープ1bを貼着してあ
る。ここで、補強テープ1bとしてはテープ電線1の曲
げに対する強度を強くする程度のものを用いればよい。
また、本実施例のテープ電線1は、補強テープ1bも一
緒にコネクタ2に挿入可能としてある。なお、補強テー
プ1b以外の補強部材を用いてもよい。例えば、合成樹
脂板やプリント基板などを用いることもできる。この場
合に厚さが厚い場合には、コネクタ2の開口縁から扉8
4の内面までの間隔とほぼ同じ幅の補強部材を取り付け
るようにすればよい。
【0018】このように補強テープ1bを取り付けれ
ば、テープ電線1をコネクタ2に接続して扉84を閉じ
ると、コネクタ2と扉84との間に図1(c)に示すよ
うにテープ電線1の補強テープ1bで曲がりが防止され
た部分が挟まれることになり、コネクタ2に抜き差しす
る方向においてテープ電線1の先端部1aが移動しな
い。つまりは、テープ電線1の抜けが防止される。
【0019】さらに、本実施例の場合には、蓋84の下
部両側に係止爪84aを形成し、扉84の閉塞時にその
閉塞状態を固定する構造としてある。また、扉84の先
端部に図2(a)あるいは(d)に示すように係止爪部
84aを形成し、カバー5の取付状態で、図1(c)に
示すように係止爪部84aがカバー5の内側に位置し、
扉84が開かない構造としてある。
【0020】なお、補強テープ1bよりも強度の強いも
のを補強部材として用いた場合、補強部材の扉84a側
の端辺と扉84の内面との間に、ケース80の下面から
引き出されるテープ電線1の折り曲げ部が挟まれる構造
とすれば、テープ電線1が張力止めされる形になり、テ
ープ電線1に加わる外力に対する抜けをさらに効果的に
防止することが可能となる。
【0021】ところで、以上の説明はリモコン機能付き
の照明器具を例として説明を行ったが、ケース内に内蔵
されたプリント基板にコネクタを実装し、テープ電線を
コネクタに直接に差し込んで接続する装置であれば、照
明器具以外であったも本発明を用いることができること
は言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】本考案は上述のように、ケースのコネク
タのテープ電線の差し込み方向に対応する部分に開閉自
在な扉を設け、テープ電線のコネクタとの接続部から扉
の内面に至る位置にテープ電線の曲がりを阻止する補強
部材を取り付けてあるので、テープ電線をコネクタに接
続後に扉を閉じると、テープ電線の補強部材で曲がりが
防止された部分がコネクタと扉との間に挟装され、テー
プ電線をコネクタに抜き差する方向の移動が阻止され
る。このため、テープ電線に外力が加わっても、テープ
電線がコネクタから抜けることがなく、接続の信頼性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本考案の一実施例のテープ電
線の要部の斜視図、テープ電線のコネクタへの接続方法
を示す断面図、及びテープ電線の抜け止め状態を示す要
部断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、受光ブロックの平面図、側
面図、受光ブロックのケースの底面図、及び受光ブロッ
クの断面図である。
【図3】(a),(b)は受光回路の平面図及び側面図
である。
【図4】同上を装備する照明器具の分解斜視図である。
【図5】従来のテープ電線の接続方法を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 テープ電線 1b 補強テープ 2 コネクタ 3 プリント基板 80 ケース 84 扉

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に内蔵されたプリント基板にコ
    ネクタを実装し、複数の導線部を有するテープ電線の一
    端を各導線部を並設して露出する形で絶縁状態で硬化さ
    せ、コネクタに直接に差し込んで接続するテープ電線の
    接続構造において、ケースのコネクタのテープ電線の差
    し込み方向に対応する部分に開閉自在な扉を設け、テー
    プ電線のコネクタとの接続部から扉の内面に至る位置に
    テープ電線の曲がりを阻止する補強部材を取り付けて成
    ることを特徴とするテープ電線の接続構造。
JP1993000258U 1993-01-08 1993-01-08 テープ電線の接続構造 Expired - Lifetime JP2577087Y2 (ja)

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JPH0655293U JPH0655293U (ja) 1994-07-26
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