JP2000241442A - 落下検出機構、磁気ディスク装置の保護機構および携帯型機器 - Google Patents

落下検出機構、磁気ディスク装置の保護機構および携帯型機器

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JP2000241442A
JP2000241442A JP11043066A JP4306699A JP2000241442A JP 2000241442 A JP2000241442 A JP 2000241442A JP 11043066 A JP11043066 A JP 11043066A JP 4306699 A JP4306699 A JP 4306699A JP 2000241442 A JP2000241442 A JP 2000241442A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が落下した際には、誤動作が少なく、ま
た、確実に落下を検知する小型の落下検出機構と、落下
検出機構からの信号により磁気ディスク装置の磁気ヘッ
ドを退避領域に移動する保護機構を提供する。 【解決手段】 磁気ディスク装置100の落下検出機構
105は、加速度成分の検出方向が互いに直交する3方
向のピエゾ抵抗型加速度センサ106を有する。落下判
別部109は、上記加速度成分から算出した加速度の大
きさが略零になって基準継続時間以上の間継続した場
合、磁気ディスク装置100が落下したと判定して、磁
気ディスク装置100が衝突する前に落下判定信号を発
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯型機
器等に使用される落下検出機構ならびにそれを用いた磁
気ディスク装置の保護機構および携帯型機器に関する。
【0002】
【従来の技術】操作者が磁気ディスク装置を内蔵した携
帯型機器を動作中に誤って落下させた場合、その衝突の
際の衝撃で磁気ヘッドが磁気ディスク媒体に衝突し、そ
のために、記録データが失われたり、磁気ヘッドや磁気
ディスクが損傷を受ける。また、磁気ヘッドと磁気ディ
スクが衝突するような大きな衝撃でなくとも、データ記
録中に磁気ディスク装置が衝撃を受けた場合、磁気ヘッ
ドがトラックトレース異常を起こし、本来記録すべき領
域とは異なる領域に記録してしまい、必要なデータを消
去してしまうことになる。
【0003】このような、磁気ヘッドや磁気ディスクの
破壊、あるいはデータの誤消去を防止するために、特開
昭61−227221号公報には、磁気へッドにAE
(アコースティックエミッション)センサを搭載し、磁気
ヘッドと磁気ディスクとの間の異常接触を検知して、磁
気ヘッドを退避させる保護機構が開示されている。しか
しながら、この方法では磁気ヘッドと磁気ディスクの接
触を検知するため、大きな衝撃の場合、接触を検知する
のとほぼ同時に磁気ヘッド等がクラッシュしてしまう。
【0004】この問題を解決するために、特開平4−6
0956号公報には、磁気ディスク装置に衝撃センサを
搭載し、磁気ディスク装置が衝撃を受けたときに磁気ヘ
ッドを退避領域に移動させる保護機構が開示されてい
る。しかしながら、磁気ディスク装置が衝撃を受けてか
ら磁気ヘッドが磁気ディスクに衝突する迄の時間は通常
数ミリ秒以内であるので、磁気ヘッドが退避領域から遠
く離れたデータ領域上にあった場合は、磁気ヘッドが退
避領域に移動する前に磁気ヘッドが磁気ディスクに衝突
するという問題がある。
【0005】この問題を解決すべく、特許公報第262
9548号には、携帯型端末装置の落下を落下後の衝突
による衝撃を受ける前に検出して、磁気ディスク装置内
の磁気ヘッドを退避領域に移動させる保護機構が開示さ
れている。この保護機構は、磁気ディスク装置の下端部
に同じ方向を向いた複数の圧力センサを分散して設け、
磁気ディスク装置が傾斜した場合は回転する磁気ディス
クのジャイロ効果による復元力を圧力センサーで検知し
て、また磁気ディスク装置が正立した状態で落下した場
合は磁気ディスク装置が圧力センサーに与える力が変化
するのを検知して、磁気ディスク装置(携帯型端末装置)
が傾斜、あるいは正立した状態で落下したときを判別し
て、磁気ヘッドを退避領域に移動させることが可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置の保護機構では、装置全体が傾斜あるいは回
転を伴いながら落下した際、圧力センサ出力が変化する
ことで保護機構が作動し、装置が衝撃を受ける前にヘッ
ドを退避させることが可能である。
【0007】しかし、上記保護機構は、装置全体が回転
を伴わずに、かつ落下方向が圧力センサの検出方向と垂
直な場合には作動しない。このため、落下していてもヘ
ッドを退避させることができず、衝突によりヘッドとデ
ィスクのクラッシュが生じてしまう。
【0008】また、上記保護機構を携帯型磁気ディスク
装置に用いた場合、実際は落下ではなく操作者が装置を
移動させているような場合や、装置が振動しているよう
な場合においても作動する。この場合、磁気ヘッドを退
避領域に移動する必要がないので、このように誤動作に
よってヘッドを退避させた場合、装置の稼働率を低下さ
せる。
【0009】さらに、上記保護機構は装置下端部に分散
して圧力センサを配置するため、装置自体が大型化して
しまう。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、装置が落下した際には、誤動作
が少なく、また、確実に落下を検知する小型の落下検出
機構と、落下検出機構からの信号により磁気ディスク装
置の磁気ヘッドを退避領域に移動する保護機構を提供す
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の落下検出機構は、一平面上に
ない少なくとも3方向の各々について、自由落下してい
るときに夫々略零となる加速度成分信号を出力する加速
度検出手段と、上記加速度検出手段から出力された加速
度成分信号が全て略零となる状態が基準継続時間の間継
続したか否かを判定して、落下判定信号を出力する落下
判定手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】上記落下検出機構は、一平面上にない少な
くとも3方向の各々について、自由落下しているときに
夫々略零となる加速度成分信号を出力する加速度検出手
段を備える。したがって、上記落下検出機構が自由落下
時に如何なる姿勢を取ろうが、上記加速度検出手段は、
静止時には重力を検知して重力の加速度成分信号を出力
し、自由落下時には少なくとも3方向の各々について略
零の加速度を検知して夫々略零の加速度成分信号を出力
する。
【0013】上記落下判定手段は上記加速度成分信号が
全て略零となった状態が基準継続時間の間継続したか否
かを判定して落下判定信号を出力するから、落下判定手
段は移動や振動で誤動作することなく衝突前に落下判定
信号を出力する。
【0014】請求項2に係る発明の落下検出機構は、一
平面上にない少なくとも3方向の各々について、自由落
下しているときに夫々略零となる加速度成分信号を出力
する加速度検出手段と、上記加速度成分信号から加速度
の大きさを算出する演算手段と、上記加速度の大きさに
ついての微分値を算出する微分手段と、上記加速度の大
きさと上記微分値とがともに略零になった状態が基準継
続時間の間継続したか否かを判定して、落下判定信号を
出力する落下判定手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0015】上記構成によれば、上記落下検出機構が自
由落下時に如何なる姿勢を取ろうが、上記加速度検出手
段は、静止時には重力を検知して重力の加速度成分信号
を出力し、自由落下時には略零の加速度を検知して上記
少なくとも3方向の夫々について略零の加速度成分信号
を出力する。
【0016】上記演算手段は、上記加速度成分信号から
加速度の大きさを算出する。上記微分手段は上記加速度
の大きさについての微分値を算出する。上記落下判定手
段は上記加速度の大きさと上記微分値とがともに略零に
なった状態つまり一定加速度で自由落下しいる状態が基
準継続時間の間継続したか否かを判定して、落下判定信
号を出力する。したがって、上記落下判定手段は一定加
速度である(微分値が略零である)自由落下を検出する
から、移動や振動で誤動作することなく衝突前に落下判
定信号を出力できる。
【0017】請求項3に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、上記落
下判定手段は、所定数のクロック信号に基づいてー定間
隔で、上記各方向についての上記加速度成分が略零であ
るか、あるいは上記加速度の大きさと上記微分値とがと
もに略零であるか否かを判別すると共に、上記略零の状
態で上記ー定間隔がー定回数連続したか否かを判別し
て、上記略零の状態が上記基準継続時間の間継続したか
否かを判定することを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記落下判定手段は、
クロック信号に基づいて、上記略零状態の継続時間を判
定するので、判定は微小な時間について極めて正確に行
われる。
【0019】請求項4に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、落下判
定手段は少なくとも1つの遅延回路を有し、各方向につ
いての加速度成分または加速度の大きさまたは微分値の
出力は上記遅延回路を通るものと上記遅延回路を通らな
いものに分けられ、上記遅延回路を通った出力と上記遅
延回路を通らなかった出力とが同時に略零になったか否
かを判別することで、上記出力の略零の状態が上記基準
継続時間の間継続したか否かを判定することを特徴とし
ている。
【0020】上記構成によれば、基準継続時間の継続の
判定は、遅延回路を用いて行なわれるので、継続時間の
計測が簡単に行なえる。
【0021】請求項5に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、加速度
検出手段の加速度成分の検出方向は3方向であり、上記
3方向は互いに略直交していることを特徴としている。
【0022】上記構成によれば、上記加速度検出手段の
加速度成分の検出方向は互いに直交する3方向であるの
で、3つの加速度成分信号からの加速度の演算が容易
で、かつ、どの方向の加速度であっても正確に加速度成
分信号を得ることができる。
【0023】請求項6に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、加速度
検出手段は、ピエゾ抵抗型加速度センサまたは静電容量
型加速度センサまたは加速度をうけて可動する可動部と
その可動部から力を受ける圧力センサから成る重錘型加
速度センサであることを特徴としている。
【0024】上記構成によれば、上記加速度検出手段
は、ピエゾ抵抗型加速度センサまたは静電容量型加速度
センサまたは重錘型加速度センサであるので、精度が優
れていていると共に入手も容易である。
【0025】請求項7に係る発明の磁気ディスク装置の
保護機構は、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の落
下検出機構と、上記落下検出機構の落下判定手段が出力
する落下判定信号によって磁気ヘッドを退避領域に移動
させる退避制御手段とを備えることを特徴としている。
【0026】上記構成において、落下検出機構は移動や
振動で誤動作することなく衝突前に落下判定信号を出力
し、この落下判定信号によって退避制御手段が磁気ヘッ
ドを退避領域に移動させる。したがって、磁気ヘッドと
磁気ディスク装置とのクラッシュあるいはトラックトレ
ース異常等が防止される。
【0027】請求項8に係る発明の磁気ディスク装置の
保護機構は、請求項7に記載の磁気ディスク装置の保護
機構において、上記落下判定手段が判定するのに使用す
る上記基準継続時間はlmsec〜220msecであ
ることを特徴としている。
【0028】上記構成によれば、上記落下判定手段が判
定する基準継続時間としてlmsec〜220msec
を使用しているので、落下検出機構は、衝撃が大きく故
障等が生じる衝突前に落下判定信号を出力し、この落下
判定信号を受けた退避制御手段が磁気ヘッドを退避領域
に移動させる。したがって、磁気ヘッドと磁気ディスク
装置とのクラッシュあるいはトラックトレース異常等が
防止される。
【0029】請求項9に係る発明の携帯型機器は、携帯
あるいは移動しながら動作させる携帯型機器において、
請求項1乃至6のいずれか1つに記載の落下検出機構
と、上記落下検出機構の落下判定手段が出力する落下判
定信号によって、携帯型機器が落下によって衝突する際
に携帯型機器の少なくともー部分が受ける衝撃を緩和す
る衝撃緩和手段とを備えたことを特徴としている。
【0030】上記構成によれば、落下検出機構の落下判
定手段が出力する落下判定信号によって、衝撃緩和手段
は携帯型機器が落下によって衝突する際に携帯型機器の
少なくともー部分が受ける衝撃を緩和する。したがっ
て、携帯型機器の衝突による損傷および異常の発生が防
止または軽減される。
【0031】請求項10に係る発明の携帯型機器は、請
求項9に記載の携帯型機器において、衝撃緩和手段とし
て、落下判定信号によって少なくとも機器のー部分を分
離する分離手段を備えたことを特徴としている。
【0032】上記携帯型機器は、衝撃緩和手段としての
分離手段が落下判定信号によって少なくとも機器のー部
分を分離する。したがって、携帯型機器の衝突による損
傷および異常の発生が防止または軽減される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明のー実施の形態を
示す磁気ディスクの構成図である。この携帯型の磁気デ
ィスク装置100は、磁気ディスク101と、磁気ディ
スク101に記録・再生する磁気ヘッド102と、磁気
ヘッド102を移動させるアクチュエータ103と、ア
クチュエータ103の制御部104と、保護装置105
とを備えている。この保護装置105は、加速度成分の
検出方向が互いに直交する3軸方向(x軸,y軸,z軸
方向とする)に3つの加速検出手段としてのピエゾ抵抗
型加速度センサ106と、加速度センサ106の出力を
増幅する増幅部107と、その出力の高周波成分を遮断
するフィルター108と、それらの信号から落下状態に
あるか否かを判別する落下判別部109とで構成されて
いる。1つのピエゾ抵抗型加速度センサ106は、その
加速度成分検出方向が重力加速度の方向(z軸方向)と
一致するように設置されている。上記ピエゾ抵抗型加速
度センサ106から増幅部107とフィルタ108を介
して出力された加速度成分信号は、磁気ディスク装置1
00が静止または等速運動をして重力加速度(1G)の
みによる力が作用している状態のとき1となり、一方、
磁気ディスク装置100が自由落下して無重力状態(0
G)においては零となるようになっている。
【0034】また、上記落下判別部109は、図3に示
すように、加速度センサ106から増幅部107および
フィルタ108を介して出力される値から加速度の大き
さを算出する演算回路110と、加速度の大きさが零近
傍の値になったか否かを比較する比較回路111と、ク
ロックを発生するクロック発生回路113と、各ピエゾ
抵抗型加速度センサ106の出力が全て略零をになって
所定時間継続したか否かを判定すると共に継続したと判
定したときに退避信号を制御部104に出力する継続判
定回路112とからなる。
【0035】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0036】磁気ディスク装置100に加わる加速度
は、上記ピエゾ抵抗型加速度センサ106,106,1
06によって検出される。検出されたピエゾ抵抗型加速
度センサ106,106,106の出力信号は増幅部1
07で増幅され、フィルター108に送られる。上記フ
ィルター108は上記増幅部107からの入力の高周波
成分を取り除く。
【0037】上記携帯型の磁気ディスク装置100が静
止状態にあるとき、重力加速度による力のみが磁気ディ
スク装置100に作用している。加速度成分の検出方向
が重力加速度すなわちz軸方向のピエゾ抵抗型加速度セ
ンサ106は、重力加速度(1G)を検知している。ず
なわち、磁気ディスク装置100が静止している状態で
は、増幅器107およびフィルタ108を介してx,
y,z軸方向のピエゾ抵抗型加速度センサ106,10
6,106から出力される加速度成分信号 ax,a
y,azは、ax=ay=0,az=1となる。
【0038】この状態から、磁気ディスク装置100が
自由落下すると(無重力状態になると)、図2に示すよう
に、z軸方向のピエゾ抵抗型加速度センサ106からの
上記加速度成分信号azは1から略零に変化する。すな
わち、ピエゾ抵抗型加速度センサ106,106,10
6の加速度成分信号は ax=ay=0,az≒0とな
る。
【0039】続いて、このようにして増幅されて高周波
成分が取り除かれたピエゾ抵抗型加速度センサ106の
出力は判別部109に送られる。
【0040】上記判別部109では、各ピエゾ抵抗型加
速度センサ106からの出力値が全て略零となる状態
が、基準継続時間の間継続したか否かによって、磁気デ
ィスク装置100が自由落下しているか否かが判別され
る。すなわち、上記判別部109の演算回路110が各
ピエゾ抵抗型加速度センサ106からの加速度成分a
x,ay,azから、加速度の大きさ a=(ax2+a
2+az21/2 を算出し、次に、比較回路111が
加速度の大きさaが略零たとえば−0.25<a<0.2
5になったか否かを比較する。比較回路111は、加速
度の大きさaが−0.25<a<0.25であるとき、ハ
イレベルの信号を出力する。一方、上記クロック発生回
路113は、上記ハイレベルの信号(加速度の大きさa
が略零の状態)の継続時間を計測するためのクロックを
発生する。上記継続判定回路112は、クロックを用い
て例えば20msec周期で、比較回路111の出力信
号がハイレベルであったか否かを判別する。そして、上
記継続判定回路112は、出力信号が20msecの周
期で例えば6回連続してハイレベルであると判別したと
き、ピエゾ抵抗型加速度センサ106の出力が略零を1
00msecの間継続したと判別し、「磁気ディスク装
置100は自由落下している」と判定して、落下判定信
号としての退避信号を制御部104に出力する。退避信
号を受けた制御部104は、アクチュエータ103を作
動させて磁気ヘッド102を退避領域に移動する。
【0041】このようにして、磁気ディスク装置100
が故障する恐れのある高さから落下してから、床面等に
衝突する迄に、保護装置105の落下判別部109はピ
エゾ抵抗型加速度センサ106の出力値およびその継続
時間に基づいて落下の判定を行ない、退避信号は発信し
て磁気ヘッド102を退避させて、磁気ヘッド102が
磁気ディスク101にクラッシュするのを防止する。
【0042】一方、磁気ディスク装置が移動または振動
した場合を考える。図4に示すように、静止状態から振
幅が1.25G、周期がT(msec)の正弦波の加速度
が加わったとすると、移動または振動による加速度と重
力加速度との和が−0.25<a<0.25の範囲となる
時間は、約0.3T(msec)なる。携帯型磁気ディス
ク装置において、通常、移動または振動による加速度の
周波数は5〜300Hz程度であり、−0.25<a<
0.25を満たす時間は60〜lmsec程度となる。
したがって、磁気ディスク装置が落下状態であるか、移
動または振動であるかを判別するためには、継続判定回
路303は、加速度の略零状態が上記時間以上継続した
か否かを判定すればよいことになる。特に低周波振動を
分離する必要が無い場合は、1msec程度の継続時間
を判定することで落下と振動との分離を行なえる。そし
て、低周波振動による誤動作を防止して信頼性を高める
ためには継続時間をさらに長く設定するほうがよい。上
述の例では、継続時間を100msecと設定したが、
この場合は3Hz以上の加速度周波数の振動と落下とを
分離できることになる。しかしながら、あまり継続時間
を長く設定すると、落下した場合に、ヘッドを退避させ
る時間が不足することになる。通常磁気ディスク装置の
動作時の耐衝撃性は300G程度であり、この程度の加
速度が加わる落下高さは約25cm、時間にして約22
0msecである。したがって、継続時間を220ms
ec以上にした場合には、25cmの落下に対して、ヘ
ッドを退避させることができなくなる。以上のことか
ら、基準継続時間は1〜220msecの範囲内に設定
することが望ましい。
【0043】このような範囲の基準継続時間を使用する
と、移動や振動で誤動作することなく落下判定信号が衝
突前に出力され、この落下判定信号によって退避制御手
段が磁気ヘッドを退避領域に移動させて、磁気ヘッドと
磁気ディスク装置とのクラッシュあるいはトラックトレ
ース異常等が防止できる。
【0044】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態では、磁気ディスク装置は方向を変えることなく落
下するとしているが、磁気ディスク装置が方向を変えな
がら落下しても、加速度成分の検出方向が互いに直交す
る3方向(あるいは、同一平面にない少なくとも3方
向)の加速度センサを使用すれば、各加速度センサによ
って重力加速度成分が検出でき、重力加速度を知ること
ができる。したがって、磁気ディスク装置が方向を変え
ながら落下してもこれらの加速度センサは重力加速度を
検知できて、これらの加速度センサを備えた落下検知機
構は磁気ディスク装置が方向を変えることなく落下した
場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0045】また、本実施の形態の保護機構は、磁気デ
ィスクのジャイロ効果等を利用したものではないので、
磁気ディスク装置自体が回転を伴わず落下する場合、ま
た装置の姿勢に関わらず機能する。
【0046】なお、本実施の形態では、加速度成分の検
出方向を互いに直交する3方向としたが、加速度成分の
検出方向は同一平面にない少なくとも3方向以上であれ
ば、いかなる方向の加速度も測定できる。加速度成分の
検出方向数の増加によって更に検出精度を向上し得るの
で、加速度成分の検出方向は3方向以上であってもよ
い。
【0047】また、本実施の形態では、互いに直交する
3つの加速度成分の検出方向のうち1方向(z軸方向)
を重力加速度の方向と一致させて、重力加速度の検出を
1つの加速度センサで検出するようにしているが、y軸
方向またはz軸方向を重力加速度の方向と一致させても
よいし、重力加速度の方向をx軸,y軸,z軸のいずれの
方向にも一致させずに各加速度センサが重力加速度を分
担して検出するようにしてもよい。
【0048】また、本実施の形態では落下検出機構にク
ロック発生回路113を設けたが、外部からのクロック
を落下検出機構が受けるようにしてもよい。つまり、携
帯型機器のクロック発生回路が存在する場合は、そのク
ロックを利用するようにしてもよい。 [第2の実施の形態]図5は、別の実施の形態を示す磁
気ディスク装置の構成図である。この携帯型情報端末の
磁気ディスク装置200は、磁気ディスク201と、磁
気ヘッド202と、磁気ヘッド202を移動させるアク
チュエータ203と、アクチュエータ203の制御部2
04と、磁気ディスク201を保護する保護装置205
と、磁気ディスク装置200を動作させる電池206
と、電池206を分離させるためのアクチュエータ20
7とを備えている。
【0049】上記保護装置205は、加速度成分の検出
方向が互いに直交する3つの方向(x軸,y軸,z軸方
向とする)の静電容量型加速度センサ208,208,
208と、この静電容量型加速度センサ208,20
8,208の出力を増幅する増幅部209と、増幅部2
09の出力の高周波成分を遮断するフィルター210
と、それらの信号から落下状態にあるか否かを判別する
落下判別部211とで構成されている。
【0050】上記加速度センサ208からの増幅部20
9、フィルタ210を介して出力された加速度成分信号
は、自由落下して無重力状態(0G)のときは零にな
り、静止あるいは等速運動して重力加速度(1G)によ
る力のみが作用しているときは1になるようになってい
る。
【0051】上記落下判別部211は、図6に示すよう
に、増幅されたx軸,y軸,z軸の方向の上記加速度成
分信号ax,ay,azから加速度の大きさaを算出す
る演算回路212と、加速度の大きさaの微分値a’を
算出する微分回路213と、演算回路212および微分
回路213の出力が略零であるかどうかを比較し、演算
回路212あるいは微分回路213の出力が略零のとき
ハイレベルの信号を出力する比較回路214と、入力に
対して100msec遅れて入力と同じ値を出力する遅
延回路215と、遅延回路215を通る前後の比較回路
214の出力の論理和を出力する継続判定回路216と
からなる。
【0052】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0053】静止状態においては、本実施の形態の携帯
型情報端末の磁気ディスク装置には重力加速度のみによ
る力が作用している。この場合、磁気ディスク装置の向
く方向に関わらず、各加速度センサの加速度成分信号a
x,ay,azから演算回路212によって演算された
出力値は a=(ax2+ay2+az21/2 =1であ
る。
【0054】磁気ディスク装置が落下状態にあるとき
は、各加速度センサの出力から演算回路212で算出さ
れる加速度の大きさaは略零、微分回路213で算出さ
れる加速度の大きさaの微分値a’も略零となる。この
とき、加速度の大きさaと加速度の大きさの微分値a’
が共に略零となるため、比較回路214はハイレベルの
信号を出力する。この状態が100msecの間継続す
れば、比較回路214の出力と遅延回路215を通過し
た比較回路214の出力とが共にハイレベルとなり、継
続判定回路216はそれぞれの入力の論理和であるハイ
レベル(退避信号)を出力する。この退避信号を受けた
制御部204は磁気ヘッド202を、退避領域に移動さ
せるためアクチュエータ203を動作させると共に電池
206を分離させるためのアクチュエータ207を動作
させる。このようにして、落下して衝突する前に磁気ヘ
ッド202を退避させて、磁気ヘッド202と磁気ディ
スク201がクラッシュすることを防ぐと共に、電池2
06を衝突前に分離することで衝突部分の衝撃を減少さ
せることができる。
【0055】本実施の形態では、遅延回路215の遅延
時間(基準継続時間)は100msecに設定したが、
実施の形態1と同様の理由で1〜220msecの範囲
で同様の効果が得られる。
【0056】また、本実施の形態では、遅延回路215
は加速度の大きさaと加速度の大きさの微分値a’とに
対してそれぞれ1つづつ設けたが、判定時刻の信頼性を
向上させるために、加速度の大きさa,加速度の大きさ
の微分値a’に対してそれぞれ複数の遅延回路を設けて
もよい。
【0057】本実施の形態では、加速度検出手段とし
て、ピエゾ抵抗型加速度センサと静電容量型加速度セン
サを用いたが、加速度をうけて可動する部分と圧力セン
サからなる重錘型加速度センサなどを用いてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明の落下検出機構は、一平面上にない少なく
とも3方向の各々について、自由落下しているときに夫
々略零となる加速度成分信号を出力する加速度検出手段
と、上記加速度検出手段から出力された加速度成分信号
が全て略零となる状態が基準継続時間の間継続したか否
かを判定して、落下判定信号を出力する落下判定手段と
を備えているので、上記落下検出機構が自由落下時に如
何なる姿勢を取ろうが、上記加速度検出手段は、静止時
には重力を検知して重力の加速度成分信号を出力し、自
由落下時には略零の加速度を検知して夫々略零の加速度
成分信号を出力すると共に、落下判定手段は移動や振動
で誤動作することなく衝突前に落下判定信号を出力でき
る。
【0059】請求項2に係る発明の落下検出機構は、一
平面上にない少なくとも3方向の各々について、自由落
下しているときに夫々略零となる加速度成分信号を出力
する加速度検出手段と、上記加速度成分信号から加速度
の大きさを算出する演算手段と、上記加速度の大きさに
ついての微分値を算出する微分手段と、上記加速度の大
きさと上記微分値とがともに略零になった状態が基準継
続時間の間継続したか否かを判定して、落下判定信号を
出力する落下判定手段とを備えているので、上記落下検
出機構が自由落下時に如何なる姿勢を取ろうが、上記加
速度検出手段は、静止時には重力を検知して重力の加速
度成分信号を出力し、自由落下時には略零の加速度を検
知して夫々略零の加速度成分信号を出力すると共に、落
下判定手段は移動や振動で誤動作することなく衝突前に
落下判定信号を出力できる。
【0060】請求項3に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、上記落
下判定手段は、所定数のクロック信号に基づいてー定間
隔で、上記各方向についての上記加速度成分が略零であ
るか、あるいは上記加速度の大きさと上記微分値とがと
もに略零であるか否かを判別すると共に、上記略零の状
態で上記ー定間隔がー定回数連続したか否かを判別し
て、上記略零の状態が上記基準継続時間の間継続したか
否かを判定するので、判定は微小な時間について極めて
正確に行うことができる。
【0061】請求項4に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、落下判
定手段は少なくとも1つの遅延回路を有し、各方向につ
いての加速度成分または加速度の大きさまたは微分値の
出力は上記遅延回路を通るものと上記遅延回路を通らな
いものに分けられ、上記遅延回路を通った出力と上記遅
延回路を通らなかった出力とが同時に略零になったか否
かを判別することで、上記出力の略零の状態が上記基準
継続時間の間継続したか否かを判定するので、基準継続
時間の継続の判定は安価かつ簡単に行われる。
【0062】請求項5に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、加速度
検出手段の加速度成分の検出方向は3方向であり、上記
3方向は互いに略直交しているので、何れの方向の加速
度も検出できると共に、加速度成分の検出方向が必要最
小限の3方向と少ないにも拘わらず互いに直交している
ので簡単かつ正確に加速度成分から加速度の大きさを算
出できる。
【0063】請求項6に係る発明の落下検出機構は、請
求項1または2に記載の落下検出機構において、加速度
検出手段は、ピエゾ抵抗型加速度センサまたは静電容量
型加速度センサまたは加速度をうけて可動する可動部と
その可動部から力を受ける圧力センサから成る重錘型加
速度センサであるので、精度が優れていると共に入手も
容易である。
【0064】請求項7に係る発明の磁気ディスク装置の
保護機構は、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の落
下検出機構と、上記落下検出機構の落下判定手段が出力
する落下判定信号によって磁気ヘッドを退避領域に移動
させる退避制御手段とを備えるので、落下検出機構は移
動や振動で誤動作することなく衝突前に落下判定信号を
出力し、この落下判定信号によって退避制御手段が磁気
ヘッドを退避領域に移動させ、磁気ヘッドと磁気ディス
ク装置とのクラッシュあるいはトラックトレース異常等
が防止できる。
【0065】請求項8に係る発明の磁気ディスク装置の
保護機構は、請求項7に記載の磁気ディスク装置の保護
機構において、上記落下判定手段が判定するのに使用す
る上記基準継続時間はlmsec〜220msecであ
るので、故障を生じる恐れのある高さから落下したと
き、衝突前に落下判定信号を出力し、この落下判定信号
が退避制御手段を介して磁気ヘッドを退避領域に移動さ
せて、磁気ヘッドと磁気ディスク装置とのクラッシュあ
るいはトラックトレース異常等が防止できる。
【0066】また、上記落下判定手段は自由落下と影響
を及ぼさない移動および振動とを判別し、磁気ディスク
装置が移動あるいは振動した際においても誤動作が少な
く、磁気ディスク装置が落下した際には確実に、磁気ヘ
ッドを退避領域に移動することができる。
【0067】請求項9に係る発明の携帯型機器は、携帯
あるいは移動しながら動作させる携帯型機器において、
請求項1乃至6のいずれか1つに記載の落下検出機構
と、上記落下検出機構の落下判定手段が出力する落下判
定信号によって、携帯型機器が落下によって衝突する際
に携帯型機器の少なくともー部分が受ける衝撃を緩和す
る衝撃緩和手段とを備えているので、携帯型機器の衝突
による損傷および異常の発生が衝撃緩和手段によって防
止または軽減できる。
【0068】請求項10に係る発明の携帯型機器は、請
求項9に記載の携帯型機器において、衝撃緩和手段とし
て、落下判定信号によって少なくとも機器のー部分を分
離する分離手段を備えているので、携帯型機器の衝突に
よる損傷および異常の発生が分離手段によって防止また
は軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す磁気ディスク装
置の保護機構の構成図である。
【図2】 静止状態から落下状態に変化した際のピエゾ
抵抗型加速度センサの出力波形である。
【図3】 図1に示された磁気ディスク装置の落下判別
部の構成図である。
【図4】 静止状態に振動が加わった場合のピエゾ抵抗
型加速度センサの出力波形例である。
【図5】 本発明の別の実施形態を示す磁気ディスク装
置の保護機構の構成図である。
【図6】 図5に示された磁気ディスク装置の落下判別
部の構成図である。
【符号の説明】
101、201…磁気ディスク、 102、202…磁
気ヘッド、103、203、207…アクチュエータ、
104、204…制御部、105、205…落下検出
機構、 106…ピエゾ抵抗型加速度センサ、107、
209…増幅部、 108、210…フイルタ、10
9、211…落下判別部、 110、212…演算回
路、111、214…比較回路、 112、216…継
続判定回路、113…クロック発生回路、 206…電
池、208…静電容量型加速度センサ、 213…微分
回路、 215…遅延回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一平面上にない少なくとも3方向の各々
    について、自由落下しているときに夫々略零となる加速
    度成分信号を出力する加速度検出手段と、 上記加速度検出手段から出力された加速度成分信号が全
    て略零となる状態が基準継続時間の間継続したか否かを
    判定して、落下判定信号を出力する落下判定手段とを備
    えたことを特徴とする落下検出機構。
  2. 【請求項2】 一平面上にない少なくとも3方向の各々
    について、自由落下しているときに夫々略零となる加速
    度成分信号を出力する加速度検出手段と、 上記加速度成分信号から加速度の大きさを算出する演算
    手段と、 上記加速度の大きさについての微分値を算出する微分手
    段と、 上記加速度の大きさと上記微分値とがともに略零になっ
    た状態が基準継続時間の間継続したか否かを判定して、
    落下判定信号を出力する落下判定手段とを備えたことを
    特徴とする落下検出機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の落下検出機構
    において、 上記落下判定手段は、所定数のクロック信号に基づいて
    ー定間隔で、上記各方向についての上記加速度成分が略
    零であるか、あるいは上記加速度の大きさと上記微分値
    とがともに略零であるか否かを判別すると共に、上記略
    零の状態で上記ー定間隔がー定回数連続したか否かを判
    別して、上記略零の状態が上記基準継続時間の間継続し
    たか否かを判定することを特徴とする落下検出機構。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の落下検出機構
    において、 上記落下判定手段は少なくとも1つの遅延回路を有し、 上記各方向についての上記加速度成分または上記加速度
    の大きさまたは上記微分値の出力は上記遅延回路を通る
    ものと上記遅延回路を通らないものに分けられ、上記遅
    延回路を通った出力と上記遅延回路を通らなかった出力
    とが同時に略零になったか否かを判別することで、上記
    出力の略零の状態が上記基準継続時間の間継続したか否
    かを判定することを特徴とする落下検出機構。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の落下検出機構
    において、 上記加速度検出手段の加速度成分の検出方向は3方向で
    あり、上記3方向は互いに略直交していることを特徴と
    する落下検出機構。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の落下検出機構
    において、 上記加速度検出手段は、ピエゾ抵抗型加速度センサまた
    は静電容量型加速度センサまたは加速度をうけて可動す
    る可動部とその可動部から力を受ける圧力センサから成
    る重錘型加速度センサであることを特徴とする落下検出
    機構。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    落下検出機構と、 上記落下検出機構の上記落下判定手段が出力する上記落
    下判定信号によって磁気ヘッドを退避領域に移動させる
    退避制御手段とを備えることを特徴とする磁気ディスク
    装置の保護機構。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の磁気ディスク装置の保
    護機構において、 上記落下判定手段が判定するのに使用する上記基準継続
    時間はlmsec〜220msecであることを特徴と
    する磁気ディスク装置の保護機構。
  9. 【請求項9】 携帯あるいは移動しながら動作させる携
    帯型機器において、 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の落下検出機構
    と、 上記落下検出機構の上記落下判定手段が出力する上記落
    下判定信号によって、上記携帯型機器が落下によって衝
    突する際に上記携帯型機器の少なくともー部分が受ける
    衝撃を緩和する衝撃緩和手段とを備えたことを特徴とす
    る携帯型機器。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の携帯型機器におい
    て、 上記携帯型機器は、上記衝撃緩和手段として、上記落下
    判定信号によって少なくとも機器のー部分を分離する分
    離手段を備えたことを特徴とする携帯型機器。
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