JP2000240732A - Vリブドベルト及びその製造方法 - Google Patents

Vリブドベルト及びその製造方法

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JP2000240732A
JP2000240732A JP11046578A JP4657899A JP2000240732A JP 2000240732 A JP2000240732 A JP 2000240732A JP 11046578 A JP11046578 A JP 11046578A JP 4657899 A JP4657899 A JP 4657899A JP 2000240732 A JP2000240732 A JP 2000240732A
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belt
rib portion
rib
ribbed
core wire
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JP11046578A
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Takehiro Hayashi
丈浩 林
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/20V-belts, i.e. belts of tapered cross-section with a contact surface of special shape, e.g. toothed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D29/00Producing belts or bands
    • B29D29/10Driving belts having wedge-shaped cross-section
    • B29D29/103Multi-ribbed driving belts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底面及び背面にそれぞれベルト長さ方向に互
いに平行に延びる複数の断面略台形状のリブ部3,4を
有するVリブドベルトにおいて、その通常の状態及び裏
返し状態の間で伝達する速比のズレを抑える。 【解決手段】 ベルトBの底面側リブ部3をベルト内周
側にしたときの底面側ベルト長さと、背面側リブ部4を
ベルト内周側にしたときの背面側ベルト長さとの差を2
mm以下として、ベルトB内部の心線2の中心位置をベ
ルト厚さの略中央部に配置し、ベルトBの通常状態及び
裏返し状態のいずれでも心線2のベルト底面側及び背面
側からの位置を同じとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底面及び背面の双
方にそれぞれ同数のリブ部を有するVリブドベルト及び
その製造方法に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のVリブドベルトとし
て、例えば米国特許第5273496号、第53341
07号、第5507699号等に示されているように、
ベルトの底面及び背面の双方にそれぞれ断面略台形状の
同数のリブ部を対応して有するものが知られている。
【0003】すなわち、各リブ部の先端が断面円弧形状
であると、各リブ部における左右の側面は、Vリブドプ
ーリにおけるプーリ溝側面に圧接して伝動に寄与する接
触部となるが、プーリ溝面に接触しない先端は伝動に不
要な不要部となり、この不要部によりベルトの屈曲に対
する割れが生じるという問題があることから、リブ部先
端の不要部をなくして、リブ部を断面略台形状としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この両面V
リブドベルトでは、その使用状態として、ベルトの底面
をベルト内周側として使用する通常の状態の他、ベルト
を裏返しにして、本来のベルト背面をベルト内周側とし
て使用することがある。
【0005】その場合、ベルト心線の位置がベルト厚さ
方向の略中央部に配置されていないときには、ベルトが
プーリに巻き付いたときの心線の位置が通常状態(図5
(a)参照)と裏返し状態(図5(b)参照)との間で
プーリに対し異なることとなり、Vリブドベルトの底面
側リブ部をベルト内周側にしたときの実質のプーリ径
と、背面側リブ部をベルト内周側にしたときの実質のプ
ーリ径との差が増大して、プーリ間で伝達する速比の設
計値のプーリ径に対するズレが大きくなる。また、裏表
でベルト長さが変わることにより、ベルト張力設定用に
移動可能とされたプーリの移動代を大きくとる必要があ
り、その分、ベルト伝動装置のコンパクトな設計が困難
となる。
【0006】特に、ベルトの底面側及び背面側のリブ部
のピッチが互いに同じで、通常状態及び裏返し状態のい
ずれでも任意に使用できるようにしたものでは、上記速
比のズレによる影響が重要な問題となり、例えばエンジ
ン補機の能力不足(発電量や油圧の低下)、回転数の異
常上昇による軸寿命の悪化等が生じる。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記した断面略台形状のリブ部を底面
及び背面の双方に有するVリブドベルトにおいて、その
心線の位置を適正に配置することにより、通常の状態及
び裏返し状態の間で伝達する速比のズレを抑えることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、心線の中心位置をベルト厚さの略
中央部に配置するようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、内部に
心線がベルト幅方向に螺旋状に配置されて埋設され、底
面及び背面にそれぞれベルト長さ方向に互いに平行に延
びる複数の断面略台形状のリブ部が対応して形成された
Vリブドベルトが前提である。
【0010】そして、上記底面側及び背面側リブ部は互
いに同じ特性のゴムからなっていて略同じ寸法形状に形
成され、上記心線がベルト厚さの略中央部に配置されて
いることを特徴としている。
【0011】上記の構成により、心線がベルト厚さの略
中央部に配置されているので、ベルトがプーリに巻き付
いたときの心線の位置が通常状態と裏返し状態とのいず
れでもプーリに対し同じとなり、両状態の間でプーリ間
の速比のズレを抑えることができる。
【0012】請求項2の発明では、上記底面側リブ部を
ベルト内周側にしたときのベルト長さと、背面側リブ部
をベルト内周側にしたときのベルト長さとの差を2mm
以下とする。こうすれば、上記心線の位置をベルト厚さ
の略中央部に配置するための望ましい範囲が得られる。
すなわち、上記両方のベルト長さの差が2mmを越える
と、ベルトの通常状態と裏返し状態との間で速比のズレ
を抑制する効果が不十分であるので、両ベルト長さの差
は2mm以下とされている。
【0013】請求項3の発明では、上記心線の中心位置
から底面側リブ部の先端までの距離と、心線の中心位置
から背面側リブ部の先端までの距離との差のベルト全周
に亘る平均値を0.3mm以下とする。この場合におい
ても、上記心線の位置をベルト厚さの略中央部に配置す
るための望ましい範囲が得られる。すなわち、上記両方
の距離の差のベルト全周に亘る平均値は、0.3mmを
越えると、ベルトの通常状態と裏返し状態との間で速比
のズレの抑制効果が不十分であるので、0.3mm以下
とされている。
【0014】請求項4の発明では、ベルトの各リブ部の
先端は、ベルト幅方向に沿った平坦面からなる先端面
と、一端が該先端面の左右両端に連続し、他端がリブ側
面に連続する左右1対のコーナ部とで構成され、この両
コーナ部は、それぞれリブ部の左右中央に対し対称に配
置された異なる中心を持つ断面円弧状に形成され、リブ
部の高さをhr、リブ部の各コーナ部の曲率半径をRと
するとき、0.17hr≦R<0.5hrに設定されて
いるものとする。
【0015】また、請求項5の発明では、上記請求項4
の発明と同様に、各リブ部の先端は、ベルト幅方向に沿
った平坦面からなる先端面と、一端が該先端面の左右両
端に連続し、他端がリブ側面に連続する左右1対のコー
ナ部とで構成され、上記両コーナ部は、それぞれリブ部
の左右中央に対し対称に配置された異なる中心を持つ断
面円弧状に形成されている構成とする。そして、リブ部
のピッチ間隔をp、リブ部の各コーナ部の曲率半径をR
とするとき、0.14p≦R<0.35pの範囲に設定
されているものとする。
【0016】これらの構成により、ベルトにおける各リ
ブ部の平坦面からなる先端面側方の左右コーナ部のみ
が、リブ部の左右中央に対し対称に配置された中心を持
つ断面円弧状に形成され、上記各コーナ部の曲率半径R
が0.17hr≦R<0.5hr、又は0.14p≦R
<0.35pであるので、ベルトの曲げ状態では、その
ベルト外周側に位置する各リブ部のコーナ部に応力が集
中するのを効果的に抑制でき、ベルトの曲げ状態に対す
る耐クラック性能を安定して向上維持でき、ベルトの寿
命を延ばすことができる。これと同時に、プーリ溝への
嵌合時に該プーリ溝と接触するリブ部側面の面積を大に
確保でき、ベルトの伝動能力を増大確保することができ
る。
【0017】そして、上記各コーナ部の曲率半径Rが
0.17hr>R、又は0.14p>Rであると、上記
ベルトの耐クラック性能が不十分となる。一方、コーナ
部の曲率半径RがR≧0.5hr、又はR≧0.35p
となると、同様にベルトの耐クラック性能が低下する上
に、プーリのプーリ溝面に圧接して伝動に寄与する接触
部の長さの減少によってスリップ率が増大する。よっ
て、コーナ部の曲率半径Rを0.17hr≦R<0.5
hr、又は0.14p≦R<0.35pとすることで、
リブ部の伝動に寄与する接触部の大きさを大きくしてベ
ルト伝動能力を増大させつつ、リブ部先端のコーナ部の
耐クラック性能を高めることができる。
【0018】請求項6の発明はVリブドベルトの製造方
法の発明であり、この発明では、内部に心線がベルト幅
方向に螺旋状に配置されて埋設され、底面及び背面にそ
れぞれベルト長さ方向に互いに平行に延びる複数の断面
略台形状のリブ部が対応して形成されたVリブドベルト
の製造方法として、内部に心線がベルト幅方向に螺旋状
に配置されて埋設された平ベルトの底面を研削後の厚さ
d1が、 d1=hr+δc+C/2+H/2+(L1−L2)/(2π)… 但し、hr:各リブ部の設定高さ δc:心線のリブ部側端部からリブ部の底面までの設定
厚さ C:心線の径 H:Vリブドベルトの設定厚さ L1:底面側をベルト内周側にしたときの底面側ベルト
内周長 L2:背面側をベルト内周側にしたときの背面側ベルト
内周長 になるまで研削する。
【0019】次いで、この研削後の平ベルトの背面を研
削後の厚さd2が、 d2=(hr+δc+C/2)×2… になるまで研削する。
【0020】この構成によれば、平ベルトとの両面をリ
ブ部を形成するように研削してVリブドベルトを製造す
る場合、平ベルトにおける心線の位置が不明であって
も、その心線がVリブドベルトにおける厚さ方向の略中
央に位置するように平ベルトの両面を研削でき、ベルト
厚さの略中央に位置する心線を有するVリブドベルトが
容易に得られる。
【0021】また、その場合、請求項7の発明では、1
対の同径の平プーリからなる検尺プーリ間に研削加工前
の平ベルトを底面にて巻き掛けて底面側ベルト内周長L
1を、 L1=(2×CD1+Kπ)/α… 但し、CD1:検尺プーリ間の軸間距離 K:検尺プーリの外径 α:検尺荷重による平ベルトの伸び率 として求め、次いで、上記検尺プーリ間に上記平ベルト
を背面にて巻き掛けて背面側ベルト内周長L2を、 L2=(2×CD2+Kπ)/α… 但し、CD2:検尺プーリ間の軸間距離 として求める。
【0022】こうすれば、上記底面側ベルト内周長L1
及び背面側ベルト内周長L2を検尺プーリ間の軸間距離
CD1,CD2の測定により容易に求めることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係るV
リブドベルトBを示し、このベルトBは厚さHの両面V
リブドベルトからなる。1はエンドレスのゴムからなる
ベルト基部で、このベルト基部1には外径Cの心線2が
ベルト幅方向(図1で左右方向)に螺旋状に配置されて
埋設されている。
【0024】上記ベルト基部1の底面には、ベルト長さ
方向に互いに平行に延びる高さhr1の例えば3つの断
面略台形状の底面側リブ部3,3,…がベルト幅方向に
一定ピッチpをあけて形成されている。一方、ベルト基
部1の背面には、上記底面側リブ部3,3,…と同数
(3つ)の高さhr2の断面略台形状の背面側リブ部
4,4,…がベルト幅方向に底面側リブ部3,3,…と
同じピッチpをあけかつ上下に対応して形成されてい
る。
【0025】そして、上記底面側リブ部3,3,…と背
面側リブ部4,4,…とは互いに同じ特性(例えば耐摩
耗性、耐熱性)を有するゴムからなっていて、略同じ寸
法に形成されている。また、上記心線2がベルト厚さの
略中央部に配置されている。
【0026】具体的には、底面側リブ部3,3,…をベ
ルト内周側にしたとき(図5(a)参照)のベルト長さ
と、背面側リブ部4,4,…をベルト内周側にしたとき
(図5(b)参照)のベルト長さとの差は2mm以下と
されている。また、上記心線2の中心位置から底面側リ
ブ部3,3,…の先端までの距離hc1と、心線2の中
心位置から背面側リブ部4,4,…の先端までの距離h
c2との差│hc1−hc2│のベルト全周に亘る平均
値が0.3mm以下とされている。
【0027】また、上記底面側リブ部3,3,…及び背
面側リブ部4,4,…の各々の先端は、図2に拡大詳示
するように、ベルト幅方向(心線2の配列方向)に沿っ
た平坦面からなる先端面6と、一端が該先端面6の左右
両端に連続し、他端がリブ側面7,7に連続する左右1
対のコーナ部8,8とで構成されており、上記両コーナ
部8,8は、それぞれリブ部3,4の左右中央ラインL
に対し対称に配置された2つの異なる中心O,Oを持つ
断面円弧状に形成されている。
【0028】そして、上記両コーナ部8,8の曲率半径
R,Rは互いに同じであり、リブ部3,4の高さをhr
(=hr1又はhr2)として、0.17hr≦R<
0.5hr、又は0.14p≦R<0.35pの範囲に
設定されている。
【0029】次に、上記VリブドベルトBを製造する方
法について説明する。図3に示すように、内部に心線2
がベルト幅方向に螺旋状に配置されて埋設された平ベル
トB′を用意して、その平ベルトB′を各々外径Kの平
プーリからなる1対の検尺プーリ11,12間にベルト
底面にて巻き掛け、一方の検尺プーリ11(図3で右側
のもの)に他方の検尺プーリ12から離れる方向に検尺
荷重Wをかけた状態で両検尺プーリ11,12間の軸間
距離CD1を測定する。そして、この軸間距離CD1に
基づき、VリブドベルトBの底面側をベルト内周側にし
たときの底面側ベルト内周長L1をL1=(2×CD1
+Kπ)/α(前記式参照)として求める。αは検尺
荷重Wによる平ベルトB′の伸び率である。
【0030】次いで、上記平ベルトB′を裏返してベル
ト背面側をベルト内周側(ベルト底面側をベルト外周
側)に変更し、その裏返し状態で平ベルトB′を背面に
て上記同じ検尺プーリ11,12間に巻き掛け、上記と
同様にして検尺プーリ11に検尺荷重Wをかけた状態で
両検尺プーリ11,12間の軸間距離CD2を測定し、
この軸間距離CD2に基づき、VリブドベルトBの背面
側をベルト内周側にしたときの背面側ベルト内周長L2
をL1=(2×CD2+Kπ)/α(前記式参照)と
して求める。
【0031】この後、図4(a)に示す如く、上記平ベ
ルトB′を裏返ししたままで、そのベルト外周側に位置
する底面を砥石13により研削し、その研削を研削後の
厚さd1がd1=hr+δc+C/2+H/2+(L1
−L2)/(2π)(前記式参照)になるまで、つま
り上記軸間距離CD1,CD2を用いれば、 d1=hr+δc+C/2+H/2+(CD1−CD
2)/(πα) になるまで行う。δcは心線2のリブ部3,4側の端部
から同リブ部3,4の底面までの設定厚さである。
【0032】次いで、図4(b)に示すように、上記研
削後の平ベルトB′を裏返し状態から元の状態に戻し、
そのベルト外周側に位置する背面を同様に砥石13で研
削し、その研削を研削後の厚さd2がd2=(hr+δ
c+C/2)×2(前記式参照)になるまで行う。
【0033】したがって、この実施形態においては、V
リブドベルトBの底面側リブ部3,3,…をベルト内周
側にしたときの底面側ベルト長さと、背面側リブ部4,
4,…をベルト内周側にしたときの背面側ベルト長さと
の差が2mm以下とされ、また、ベルトBの心線2の中
心位置から底面側リブ部3,3,…の先端までの距離h
c1と、心線2の中心位置から背面側リブ部4,4,…
の先端までの距離hc2との差│hc1−hc2│のベ
ルト全周に亘る平均値が0.3mm以下であるので、心
線2の中心位置がベルト厚さの略中央部に配置されるこ
ととなる。このため、ベルトBがVリブドプーリに巻き
付いたときの心線2の位置が通常状態と裏返し状態との
いずれでもプーリに対し同じとなり、VリブドベルトB
の底面側リブ部3をベルト内周側にしたときの実質のプ
ーリ径DC1と、背面側リブ部4をベルト内周側にした
ときの実質のプーリ径DC2との差が小さく、両状態の
間でのプーリ間での速比の設計値のプーリ径Dに対する
ズレを抑えることができる。
【0034】また、ベルトBにおける各リブ部3,4の
平坦面からなる先端面6側方の左右コーナ部8,8のみ
が、リブ部3,4の左右中央に対し対称に配置された中
心O,Oを持つ断面円弧状に形成され、上記各コーナ部
8,8の曲率半径Rが0.17hr≦R<0.5hr、
又は0.14p≦R<0.35pであるので、ベルトB
の曲げ状態では、そのベルト外周側に位置する各リブ部
3又は4のコーナ部8,8に応力が集中するのを効果的
に抑制でき、ベルトBの曲げ状態に対する耐クラック性
能を安定して向上維持して、ベルトBの寿命を延ばすこ
とができる。しかも、プーリ溝への嵌合時に該プーリ溝
と接触するリブ側面7,7の面積を大に保つことがで
き、ベルトBの伝動能力を増大確保することができる。
【0035】さらに、上記VリブドベルトBを平ベルト
B′から研削して製造するとき、平ベルトB′の底面を
研削後の厚さd1がd1=hr+δc+C/2+H/2
+(L1−L2)/(2π)になるまで研削し、その後
に、研削後の平ベルトB′の背面を研削後の厚さd2が
d2=(hr+δc+C/2)×2になるまで研削する
ので、たとえ平ベルトB′における心線2の位置が不明
であっても、その心線2がVリブドベルトBにおけるベ
ルト厚さの略中央に位置するように平ベルトB′の底面
及び背面を研削でき、ベルト厚さの略中央に位置する心
線2を有するVリブドベルトBが容易に得られる。
【0036】また、その場合、上記研削加工前の平ベル
トB′を底面にて1対の同径の検尺プーリ11,12間
に巻き掛けて底面側ベルト内周長L1を、また背面にて
巻き掛けて背面側ベルト内周長L2をそれぞれ算出する
ので、それらのベルト内周長L1,L2を容易に求める
ことができる。
【0037】
【実施例】次に、具体的に実施した実施例について説明
する。 (試験1)上記実施形態の構造のVリブドベルトについ
て、その心線の中心位置から底面側リブ部の先端までの
距離hc1と、心線の中心位置から背面側リブ部の先端
までの距離hc2とをそれぞれ変化させたものを作製し
た(これらhc1,hc2はベルト全周に亘る平均
値)。そして、X−Yの2次元座標において、座標
(0,0)及び(0,300)の各位置に外径120m
mのVリブドプーリを、また座標(200,150)の
位置に外径55mmのVリブドプーリを、さらに座標
(50,150)の位置に外径75mmのVリブドプー
リをそれぞれ配置し(各座標の単位はmm)、これらプ
ーリ間に上記各ベルトを通常の状態及び裏返しの状態で
巻き掛けて、それら両状態でのベルト長さ(心線位置で
の長さ)の差を求めた。図5(a)は各ベルトがプーリ
に通常の状態で、また図5(b)は裏返し状態でそれぞ
れ巻き掛けられた状態を示している(尚、図1と同じ部
分については同じ符号を付して説明する)。その結果を
表1及び図6に示す。
【0038】
【表1】
【0039】この表1及び図6によれば、上記心線の中
心位置から底面側リブ部の先端までの距離hc1と、心
線の中心位置から背面側リブ部の先端までの距離hc2
との差│hc1−hc2│が大きくなるほど通常状態と
裏返し状態との間でのベルト長さの差が増大することが
判る。また、上記差│hc1−hc2│が0.3mmの
ときにベルト長さの差が略2mmに対応することも判
る。
【0040】(試験2)また、上記と同様に、Vリブド
ベルトの心線の中心位置から底面側リブ部の先端までの
距離hc1と、心線の中心位置から背面側リブ部の先端
までの距離hc2とをそれぞれ変化させたものを用意
し、それらを同じ外径100mmの駆動及び従動プーリ
間に通常状態及び裏返し状態でそれぞれ巻き掛けて、両
状態での速比のズレを求めた。また、駆動及び従動プー
リを同じ外径50mmのものとして同様の試験を行っ
た。その結果を表2及び図7に示す。
【0041】
【表2】
【0042】この表2及び図7によれば、上記心線の中
心位置から底面側リブ部の先端までの距離hc1と、心
線の中心位置から背面側リブ部の先端までの距離hc2
との差│hc1−hc2│が大きくなるほど通常の状態
及び裏返しの状態の間の速比のズレが増大することが判
る。
【0043】(試験3)さらに、同様に、Vリブドベル
トの心線の中心位置から底面側リブ部の先端までの距離
hc1と、心線の中心位置から背面側リブ部の先端まで
の距離hc2とをそれぞれ変化させたものを用意し、そ
れらをエンジンにおける補機駆動装置の各プーリに通常
状態(表掛け状態)及び裏返し状態(裏掛け状態)でそ
れぞれ巻き掛けて、両状態での速比のズレとそれに伴う
補機としてのオルタネータ(図示せず)の発電量の変化
とを求めた。その結果を表3に示す。尚、上記補機駆動
装置は、図8に示すように、外径150mmの駆動プー
リ20と外径55mmの従動プーリ21との間に4つの
中間プーリ22〜25を、その1つのプーリ22が例え
ば張り側スパンに、また残りのプーリが緩み側スパンに
それぞれなるように配置したものであり、駆動プーリ2
0がクランクプーリされて図外のエンジンのクランク軸
に、また従動プーリ21がオルタネータプーリとされて
オルタネータにそれぞれ駆動連結されている。また、ベ
ルトBは駆動プーリ20及び中間プーリ22〜24につ
いてはいわゆる正曲げ状態で、また残りの従動プーリ2
1及び中間プーリ25についてはいわゆる逆曲げ状態で
それぞれ巻き掛けられている。
【0044】
【表3】
【0045】この表3によれば、上記心線の中心位置か
ら底面側リブ部の先端までの距離hc1と、心線の中心
位置から背面側リブ部の先端までの距離hc2との差│
hc1−hc2│が0.3mm以下であれば、ベルトB
を通常状態(表掛け状態)又は裏返し状態(裏掛け状
態)のいずれで掛けてもオルタネータの発電量を45A
以上に安定して確保でき、心線の位置をベルト厚さの略
中央部に配置するための好適範囲となることが判る。
【0046】(試験4)本発明例として、Vリブドベル
トの各リブ部の先端を、上記実施形態のように、平坦面
からなる先端面と、その左右両側の1対のコーナ部とで
構成したものを用いた。このベルトは、底面側及び背面
側のリブ部3,4の数が共に3つ、リブ部3,4のピッ
チpがp=3.56mmのものであり、各リブ部3,4
の高さhr(=hr1,hr2)はhr=2.5mm、
各リブ部3,4の角度が40°、ベルト長さが900m
m、ベルトの厚さHがH=4.8mm、であった。
【0047】そして、上下に配置された直径120mm
の1対のVリブドプーリ間に上記本発明例のVリブドベ
ルトを巻き掛け、ベルトの緩み側背面を直径60mmの
テンションプーリにより押圧してベルトをリバースベン
ド状態とし、下側のVリブドプーリに下方向(ベルト張
力を増大させる方向)に30kgfの荷重を加えた状態
で−35°Cの低温雰囲気中に24時間放置した。次い
で、上側のプーリを5分間だけ2000rpmで駆動回
転させた後に25分間停止保持するというのを1サイク
ルとして、ベルトのリブ部にクラックが発生するまでの
クラック発生サイクル数を測定した。
【0048】このテストを、リブ部先端のコーナ部の曲
率半径Rのリブ部の高さhrに対する割合を変えて繰り
返したところ、図9に示す結果が得られた。また、その
ときのベルトのスリップ率を同図に破線にて示す。この
図9より、リブ部の高さhrに対するコーナ部の曲率半
径Rの割合が0.17hr≦R<0.5hrを満たすと
きに、クラック発生サイクル数が最大となって、クラッ
ク発生に至るまでの時間が長くなり、同時に、スリップ
率が略基準値とされる2%以下となって、スリップが生
じ難く、ベルトの伝動能力を増大確保できることが判
る。
【0049】また、上記の条件で、リブ部の先端のコー
ナ部の曲率半径Rのリブ部のピッチ間隔pに対する割合
を変えて繰り返したところ、図10 に示す結果が得ら
れた。この結果により、コーナ部の曲率半径Rのリブ部
ピッチ間隔pに対する割合が0.14p≦R<0.35
pを満たすときに、クラック発生サイクル数が最大とな
って、クラック発生に至るまでの時間が長くなり、耐ク
ラック性能を向上できることが判る。
【0050】すなわち、0.17hr≦R<0.5h
r、又は0.14p≦R<0.35pであれば、リバー
スベンド時のリブ部の耐クラック性能の向上と、リブ部
の伝動面積の確保によるベルト伝動能力の向上とを両立
できることとなる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、底面及び背面にそれぞれベルト長さ方向に互い
に平行に延びる複数の断面略台形状のリブ部が対応して
形成されたVリブドベルトにおいて、その底面側及び背
面側リブ部は互いに同じ特性のゴムからなっていて略同
じ寸法形状に形成し、ベルト内部に埋設されている心線
をベルト厚さの略中央部に配置したことにより、ベルト
の使用状態の通常状態及び裏返し状態のいずれでも心線
のベルト底面側及び背面側からの位置を同じとして、両
状態の間でのプーリ間で伝達する速比のズレを抑えるこ
とができる。
【0052】請求項2の発明では、ベルトの底面側リブ
部をベルト内周側にしたときのベルト長さと、背面側リ
ブ部をベルト内周側にしたときのベルト長さとの差を2
mm以下とした。また、請求項3の発明では、ベルトの
心線の中心位置から底面側リブ部の先端までの距離と、
心線の中心位置から背面側リブ部の先端までの距離の差
のベルト全周に亘る平均値を0.3mm以下とした。こ
れらの発明によると、上記心線をベルト厚さの略中央部
に配置するための望ましい範囲が得られる。
【0053】請求項4の発明では、ベルトの各リブ部の
先端を、ベルト幅方向に沿った平坦面からなる先端面
と、この先端面の左右両端からリブ側面に連続し、リブ
部の左右中央に対し対称に配置された異なる中心を持つ
断面円弧状の左右1対のコーナ部とで構成し、リブ部の
高さをhrとして、リブ部の各コーナ部の曲率半径Rを
0.17hr≦R<0.5hrに設定した。また、請求
項5の発明では、上記リブ部の各コーナ部の曲率半径R
は、リブ部のピッチ間隔をpとして、0.14p≦R<
0.35pに設定した。これら発明によると、プーリの
プーリ溝と接触するリブ部側面の面積を大に確保して、
ベルトの伝動能力を増大確保しつつ、特に低温時におけ
るベルトのリバースベンド状態でのコーナ部に対する応
力集中を有効に回避し、ベルトのリバースベンドに対す
る耐クラック性能を安定して向上させてVリブドベルト
の高寿命化を図ることができる。
【0054】請求項6の発明では、内部に心線が埋設さ
れ、底面及び背面にそれぞれベルト長さ方向に互いに平
行に延びる複数の断面略台形状のリブ部が対応して形成
されたVリブドベルトを平ベルトから研削加工して製造
する場合、その加工前の平ベルトの底面を研削後の厚さ
d1が式の値となるように研削し、次いで、この研削
後の平ベルトの背面を研削後の厚さd2が式の値とな
るように研削することにより、加工前の平ベルトにおけ
る心線の位置が不明であっても、その平ベルトから心線
がベルト厚さの略中央に位置するVリブドベルトを容易
に加工して製造することができる。
【0055】また、請求項7の発明では、上記加工前の
平ベルトを1対の同径の検尺プーリ間に底面にて巻き掛
けて底面側ベルト内周長を式により求め、次いで、同
じ検尺プーリ間に平ベルトを背面にて巻き掛けて背面側
ベルト内周長L2を式により求めたことにより、上記
底面側及び背面側の各ベルト内周長を平プーリ間の軸間
距離の測定により容易に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るVリブドベルトの断面
図である。
【図2】リブ部の拡大断面図である。
【図3】加工前の平ベルトを検尺プーリに掛け渡して軸
間距離を測定する状態を示す説明図である。
【図4】平ベルトを研削するときの厚さを示す断面図で
ある。
【図5】心線の位置から底面側及び背面側リブ部先端ま
での距離が異なるVリブドベルトをプーリに巻き掛けた
状態を示す断面図である。
【図6】ベルトの心線中心及び底面と心線中心及び背面
との差に対するベルト長さの差を示す試験結果図であ
る。
【図7】ベルトの心線中心及び底面と心線中心及び背面
との差に対する速比のズレを示す試験結果図である。
【図8】ベルトの心線中心及び底面と心線中心及び背面
との差に対するオルタネータの発電量の変化を試験する
ための補機駆動装置の概略図である。
【図9】リブ部のコーナ部の曲率半径に対するクラック
発生サイクル数及びベルトスリップ率を示す試験結果図
である。
【図10】リブ部のコーナ部の曲率半径に対するクラッ
ク発生サイクル数を示す試験結果図である。
【符号の説明】
B Vリブドベルト 1 ベルト基部 2 心線 3 底面側リブ部 4 背面側リブ部 6 先端面 7 側面 8 コーナ部 B′ 平ベルト 11,12 検尺プーリ hc1 心線の中心位置から底面側リブ部の先端までの
距離 hc2 心線の中心位置から背面側リブ部の先端までの
距離 hr,hr1,hr2 リブ部の高さ p リブ部のピッチ R コーナ部の曲率半径

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に心線がベルト幅方向に螺旋状に配
    置されて埋設され、底面及び背面にそれぞれベルト長さ
    方向に互いに平行に延びる複数の断面略台形状のリブ部
    が対応して形成されたVリブドベルトにおいて、 上記底面側及び背面側リブ部は互いに同じ特性のゴムか
    らなっていて略同じ寸法形状に形成され、 上記心線がベルト厚さの略中央部に配置されていること
    を特徴とするVリブドベルト。
  2. 【請求項2】 請求項1のVリブドベルトにおいて、 底面側リブ部をベルト内周側にしたときのベルト長さ
    と、背面側リブ部をベルト内周側にしたときのベルト長
    さとの差が2mm以下であることを特徴とするVリブド
    ベルト。
  3. 【請求項3】 請求項1のVリブドベルトにおいて、 心線の中心位置から底面側リブ部の先端までの距離と、
    心線の中心位置から背面側リブ部の先端までの距離との
    差のベルト全周に亘る平均値が0.3mm以下であるこ
    とを特徴とするVリブドベルト。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つのVリブド
    ベルトにおいて、 各リブ部の先端は、ベルト幅方向に沿った平坦面からな
    る先端面と、一端が該先端面の左右両端に連続し、他端
    がリブ側面に連続する左右1対のコーナ部とで構成さ
    れ、 上記両コーナ部は、それぞれリブ部の左右中央に対し対
    称に配置された異なる中心を持つ断面円弧状に形成さ
    れ、 リブ部の高さをhr、リブ部の各コーナ部の曲率半径を
    Rとするとき、 0.17hr≦R<0.5hr に設定されていることを特徴とするVリブドベルト。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1つのVリブド
    ベルトにおいて、 各リブ部の先端は、ベルト幅方向に沿った平坦面からな
    る先端面と、一端が該先端面の左右両端に連続し、他端
    がリブ側面に連続する左右1対のコーナ部とで構成さ
    れ、 上記両コーナ部は、それぞれリブ部の左右中央に対し対
    称に配置された異なる中心を持つ断面円弧状に形成さ
    れ、 リブ部のピッチ間隔をp、リブ部の各コーナ部の曲率半
    径をRとするとき、 0.14p≦R<0.35p の範囲に設定されていることを特徴とするVリブドベル
    ト。
  6. 【請求項6】 内部に心線がベルト幅方向に螺旋状に配
    置されて埋設され、底面及び背面にそれぞれベルト長さ
    方向に互いに平行に延びる複数の断面略台形状のリブ部
    が対応して形成されたVリブドベルトの製造方法であっ
    て、 内部に心線がベルト幅方向に螺旋状に配置されて埋設さ
    れた平ベルトの底面を研削後の厚さd1が、 d1=hr+δc+C/2+H/2+(L1−L2)/
    (2π) 但し、hr:各リブ部の設定高さ δc:心線のリブ部側端部からリブ部の底面までの設定
    厚さ C:心線の径 H:Vリブドベルトの設定厚さ L1:底面側をベルト内周側にしたときの底面側ベルト
    内周長 L2:背面側をベルト内周側にしたときの背面側ベルト
    内周長 になるまで研削し、 次いで、上記研削後の平ベルトの背面を研削後の厚さd
    2が、 d2=(hr+δc+C/2)×2 になるまで研削することを特徴とするVリブドベルトの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6のVリブドベルトの製造方法に
    おいて、 1対の同径の平プーリからなる検尺プーリ間に研削加工
    前の平ベルトを底面にて巻き掛けて底面側ベルト内周長
    L1を、 L1=(2×CD1+Kπ)/α 但し、CD1:検尺プーリ間の軸間距離 K:検尺プーリの外径 α:検尺荷重による平ベルトの伸び率 として求め、 次いで、上記検尺プーリ間に上記平ベルトを背面にて巻
    き掛けて背面側ベルト内周長L2を、 L2=(2×CD2+Kπ)/α 但し、CD2:検尺プーリ間の軸間距離 として求めることを特徴とするVリブドベルトの製造方
    法。
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