JP2000239971A - 内装布帛樹脂裏打仕上法 - Google Patents
内装布帛樹脂裏打仕上法Info
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- JP2000239971A JP2000239971A JP11045826A JP4582699A JP2000239971A JP 2000239971 A JP2000239971 A JP 2000239971A JP 11045826 A JP11045826 A JP 11045826A JP 4582699 A JP4582699 A JP 4582699A JP 2000239971 A JP2000239971 A JP 2000239971A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 柔軟可撓性を有し、通気性に富み、裁断口か
ら糸条が解れ出さず、縫製加工し易く、耐摩耗性と形状
安定性に優れ、肌触りがよく、車両内装材に適した樹脂
裏打内装布帛を得る。 【解決手段】 繊度10デニール以下の繊維に構成され
た糸条によって構成し、裏面を構成する糸条と糸条の間
の糸条間隙間の最大面積を1mm2 以下とし、目付けを
500g/m2 以下とした原反布帛の裏面にエマルジョ
ン樹脂を塗布して仕上げる。塗布するエマルジョン樹脂
の浸透深さ(d)を原反布帛の厚み(t)の0.2〜
0.8倍(d=0.2t〜0.8t)とし、その裏面に
エマルジョン樹脂に閉塞されない糸条間隙間を再現さ
せ、エマルジョン樹脂塗布後の原反布帛(内装布帛)の
通気度qをエマルジョン樹脂塗布前の原反布帛の通気度
pの40%以上(q≧0.4p)とする。
ら糸条が解れ出さず、縫製加工し易く、耐摩耗性と形状
安定性に優れ、肌触りがよく、車両内装材に適した樹脂
裏打内装布帛を得る。 【解決手段】 繊度10デニール以下の繊維に構成され
た糸条によって構成し、裏面を構成する糸条と糸条の間
の糸条間隙間の最大面積を1mm2 以下とし、目付けを
500g/m2 以下とした原反布帛の裏面にエマルジョ
ン樹脂を塗布して仕上げる。塗布するエマルジョン樹脂
の浸透深さ(d)を原反布帛の厚み(t)の0.2〜
0.8倍(d=0.2t〜0.8t)とし、その裏面に
エマルジョン樹脂に閉塞されない糸条間隙間を再現さ
せ、エマルジョン樹脂塗布後の原反布帛(内装布帛)の
通気度qをエマルジョン樹脂塗布前の原反布帛の通気度
pの40%以上(q≧0.4p)とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装布帛、特に、
ドアパネル、ルーフパネル、座席等の形状に合わせて加
工する車両内装材に適した内装布帛に関するものであ
る。
ドアパネル、ルーフパネル、座席等の形状に合わせて加
工する車両内装材に適した内装布帛に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内装布帛、特に、使用中に表面が擦られ
て頻繁に伸縮荷重が加わり車両内装布帛には、その使用
中に加わる摩擦や伸縮荷重に対抗して形状を維持するに
必要な耐摩耗性や形状安定性が要求される。又、内装布
帛は、座席等のフレームに合わせて裁断し縫製したとき
に、その裁断口から糸条が解れ出すようなものであって
はならない。このため、車両内装布帛は、その原反布帛
の裏面にエマルジョン樹脂を塗布含浸させて裏打仕上げ
られる。車両内装布帛は、又、それが肌身に触れて使用
されるものであるから、その原反布帛には極めて柔軟可
撓で肌触りがよい繊度10デニール以下の繊維が使用さ
れ、その目付も500g/m2 以下に設定され、裏打仕
上時に塗布するエマルジョン樹脂も表面に滲み出て触感
風合を損なうことがないように高粘度に、概して150
0〜15000cpsに調製され、又、原反布帛もエマ
ルジョン樹脂が表面に滲み出ない程度に緻密で、その裏
面の糸条間隙間の最大面積は1mm2 以下になってい
る。
て頻繁に伸縮荷重が加わり車両内装布帛には、その使用
中に加わる摩擦や伸縮荷重に対抗して形状を維持するに
必要な耐摩耗性や形状安定性が要求される。又、内装布
帛は、座席等のフレームに合わせて裁断し縫製したとき
に、その裁断口から糸条が解れ出すようなものであって
はならない。このため、車両内装布帛は、その原反布帛
の裏面にエマルジョン樹脂を塗布含浸させて裏打仕上げ
られる。車両内装布帛は、又、それが肌身に触れて使用
されるものであるから、その原反布帛には極めて柔軟可
撓で肌触りがよい繊度10デニール以下の繊維が使用さ
れ、その目付も500g/m2 以下に設定され、裏打仕
上時に塗布するエマルジョン樹脂も表面に滲み出て触感
風合を損なうことがないように高粘度に、概して150
0〜15000cpsに調製され、又、原反布帛もエマ
ルジョン樹脂が表面に滲み出ない程度に緻密で、その裏
面の糸条間隙間の最大面積は1mm2 以下になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように緻密な原反
布帛の裏面に、高粘度のエマルジョン樹脂を塗布して内
部に十分に含浸させるには、それをドクターを用いて擦
り込むように塗布することになる。そうすると、ドクタ
ーによってエマルジョン樹脂が強制的に布帛内部に深く
押し込まれ、糸条間隙間がエマルジョン樹脂に完全に接
合されて耐摩耗性や形状安定性に優れた内装布帛に仕上
がるものの、糸条間隙間がエマルジョン樹脂に閉塞され
て内装布帛全体が高重量になり、通気性や柔軟性を失
い、風合が粗硬になり、車両内装材として座席等のフレ
ームに馴染まず、その形状に合わせて取り付け難いもの
なってしまう。
布帛の裏面に、高粘度のエマルジョン樹脂を塗布して内
部に十分に含浸させるには、それをドクターを用いて擦
り込むように塗布することになる。そうすると、ドクタ
ーによってエマルジョン樹脂が強制的に布帛内部に深く
押し込まれ、糸条間隙間がエマルジョン樹脂に完全に接
合されて耐摩耗性や形状安定性に優れた内装布帛に仕上
がるものの、糸条間隙間がエマルジョン樹脂に閉塞され
て内装布帛全体が高重量になり、通気性や柔軟性を失
い、風合が粗硬になり、車両内装材として座席等のフレ
ームに馴染まず、その形状に合わせて取り付け難いもの
なってしまう。
【0004】そのような不都合を回避するため、塗膜が
柔軟な熱可塑性に富むエマルジョン樹脂を使用すること
も考えられる。しかし、その方法では、炎天下の車内は
高温になって内装布帛が伸び易くなり、その伸長状態が
クーラーに冷やされて硬化・固定され、再び高温になっ
て伸長されると言う使用中に繰り返される伸縮変化によ
って、内装布帛に波打変形が生じ易くなる。
柔軟な熱可塑性に富むエマルジョン樹脂を使用すること
も考えられる。しかし、その方法では、炎天下の車内は
高温になって内装布帛が伸び易くなり、その伸長状態が
クーラーに冷やされて硬化・固定され、再び高温になっ
て伸長されると言う使用中に繰り返される伸縮変化によ
って、内装布帛に波打変形が生じ易くなる。
【0005】又、エマルジョン樹脂を低粘度に調製し、
その原反布帛表面への滲み出しを回避するためミキサー
によって機械的に発泡させて塗布することも考えられ
る。しかし、その方法では、エマルジョン樹脂が原反布
帛内部に浸透せず、内装布帛の軽量化を図ることが出来
るものの、裁断口から糸条が解れ出し易く、耐摩耗性や
形状安定性に優れた内装布帛は得られない。
その原反布帛表面への滲み出しを回避するためミキサー
によって機械的に発泡させて塗布することも考えられ
る。しかし、その方法では、エマルジョン樹脂が原反布
帛内部に浸透せず、内装布帛の軽量化を図ることが出来
るものの、裁断口から糸条が解れ出し易く、耐摩耗性や
形状安定性に優れた内装布帛は得られない。
【0006】
【発明の目的】本発明は、柔軟可撓性を有し、通気性に
富み、裁断口から糸条が解れ出さず、縫製加工し易く、
耐摩耗性と形状安定性に優れ、肌触りがよく、省エネ部
品としての車両内装材に適した樹脂裏打内装布帛を得る
ことを目的とする。
富み、裁断口から糸条が解れ出さず、縫製加工し易く、
耐摩耗性と形状安定性に優れ、肌触りがよく、省エネ部
品としての車両内装材に適した樹脂裏打内装布帛を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内装布帛樹
脂裏打仕上法は、繊度10デニール以下の繊維に構成さ
れた糸条によって裏面が構成されており、その裏面を構
成する糸条と糸条の間の糸条間隙間の最大面積が1mm
2 以下であり、目付が500g/m2 以下の原反布帛の
裏面に、粘度を1500〜15000cpsに調製した
エマルジョン樹脂を塗布し、その塗布直後のエマルジョ
ン樹脂の湿潤状態において、原反布帛に対してエマルジ
ョン樹脂の塗布面に向けて気体(空気)を透過させ、そ
の透過する気流と共に塗布したエマルジョン樹脂を塗布
面へと噴出させて除去し、原反布帛の裏面のエマルジョ
ン樹脂に閉塞されない糸条間隙間を露出させ、エマルジ
ョン樹脂の浸透深さ(d)を原反布帛の厚み(t)の
0.2〜0.8倍(d=0.2t〜0.8t)とし、エ
マルジョン樹脂の塗布後の原反布帛(内装布帛)の通気
度qをエマルジョン樹脂の塗布前の原反布帛の通気度p
の40%以上とすることを特徴とする。
脂裏打仕上法は、繊度10デニール以下の繊維に構成さ
れた糸条によって裏面が構成されており、その裏面を構
成する糸条と糸条の間の糸条間隙間の最大面積が1mm
2 以下であり、目付が500g/m2 以下の原反布帛の
裏面に、粘度を1500〜15000cpsに調製した
エマルジョン樹脂を塗布し、その塗布直後のエマルジョ
ン樹脂の湿潤状態において、原反布帛に対してエマルジ
ョン樹脂の塗布面に向けて気体(空気)を透過させ、そ
の透過する気流と共に塗布したエマルジョン樹脂を塗布
面へと噴出させて除去し、原反布帛の裏面のエマルジョ
ン樹脂に閉塞されない糸条間隙間を露出させ、エマルジ
ョン樹脂の浸透深さ(d)を原反布帛の厚み(t)の
0.2〜0.8倍(d=0.2t〜0.8t)とし、エ
マルジョン樹脂の塗布後の原反布帛(内装布帛)の通気
度qをエマルジョン樹脂の塗布前の原反布帛の通気度p
の40%以上とすることを特徴とする。
【0008】本発明に係る内装布帛樹脂裏打装置は、そ
のような裏打仕上に適し、内装布帛11の裏面にエマル
ジョン樹脂12を塗布するコーター20と、その塗布さ
れたエマルジョン樹脂を乾燥させる乾燥機14と、コー
ター20と乾燥機14の間でエマルジョン樹脂の塗布面
に吸引ノズル15を向けたバキューム16とを具備し、
吸引ノズル15が、エマルジョン樹脂の塗布面の全幅に
及ぶ長さのスリットによって構成され、且つ、コーター
20に隣合わせになっていることを特徴とする。
のような裏打仕上に適し、内装布帛11の裏面にエマル
ジョン樹脂12を塗布するコーター20と、その塗布さ
れたエマルジョン樹脂を乾燥させる乾燥機14と、コー
ター20と乾燥機14の間でエマルジョン樹脂の塗布面
に吸引ノズル15を向けたバキューム16とを具備し、
吸引ノズル15が、エマルジョン樹脂の塗布面の全幅に
及ぶ長さのスリットによって構成され、且つ、コーター
20に隣合わせになっていることを特徴とする。
【0009】本発明に係る樹脂裏打布帛は、その裏打装
置を使用し、上記の方法によって得られるものであり、
繊度10デニール以下の繊維に構成された糸条によって
裏面が構成されており、その裏面を構成する糸条と糸条
の間の糸条間隙間の最大面積が1mm2 以下であり、目
付が500g/m2 以下の原反布帛の裏面に塗布された
エマルジョン樹脂の浸透深さ(d)が原反布帛の厚み
(t)の0.2〜0.8倍(d=0.2t〜0.8t)
であり、裏面に塗布されたエマルジョン樹脂に閉塞され
ない糸条間隙間が残存しており、エマルジョン樹脂の塗
布後の原反布帛(内装布帛)の通気度qがエマルジョン
樹脂の塗布前の原反布帛の通気度pの40%以上(q≧
0.4p)であることを特徴とする。
置を使用し、上記の方法によって得られるものであり、
繊度10デニール以下の繊維に構成された糸条によって
裏面が構成されており、その裏面を構成する糸条と糸条
の間の糸条間隙間の最大面積が1mm2 以下であり、目
付が500g/m2 以下の原反布帛の裏面に塗布された
エマルジョン樹脂の浸透深さ(d)が原反布帛の厚み
(t)の0.2〜0.8倍(d=0.2t〜0.8t)
であり、裏面に塗布されたエマルジョン樹脂に閉塞され
ない糸条間隙間が残存しており、エマルジョン樹脂の塗
布後の原反布帛(内装布帛)の通気度qがエマルジョン
樹脂の塗布前の原反布帛の通気度pの40%以上(q≧
0.4p)であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に言う「原反布帛」は、織
物、編物、不織布の何れでもよい。又、それらは、表面
にパイルを有するパイル織物(モケット、コールテ
ン)、パイル編物(ダブルラッシェル経編地、パイル丸
編地、パイル横編地)、起毛布、タフテッドパイル布帛
等のパイル布帛であってもよい。尚、パイル布帛では、
パイルを係止している「基布」が本発明に言う「原反布
帛」に該当する。そのようにパイル布帛では、「基布」
と「パイル」を合わせたパイル布帛全体を本発明に言う
「原反布帛」として扱わず、その「基布」だけを「原反
布帛」として扱う理由は、第1に、パイル布帛以外の殆
ど全ての布帛でも、その表面は毛羽立っており、その表
面毛羽の多少によって「原反布帛」を区別する理由はな
いこと、第2には、パイル層を含む全体の目付が100
0g/m2 を越える重厚なパイル布帛でも、その形状安
定性、通気性、柔軟性、可撓性、裁断口の解れ具合等
は、パイルとは無関係に「基布」の物性・品質によって
決まること、第3には、エマルジョン樹脂が基布を浸透
して表面(パイル面側)に滲み出すときは、それが厚い
パイル層を透過してパイル面を汚染しなくても、その滲
み出たエマルジョン樹脂がパイル根元に固化した塊を形
成してパイル面の肌触りを損なうことになるので、無パ
イルの一般布帛を「原反布帛」とする場合と同じように
エマルジョン樹脂を高粘度に調製して表面(パイル面
側)に滲み出さないように塗布する必要があること、第
4には、表面パイルに耐摩耗性を付与するためには、無
パイルの一般布帛に塗布する場合と同じように、エマル
ジョン樹脂を「基布」に十分に深く含浸させなければな
らない等の理由による。
物、編物、不織布の何れでもよい。又、それらは、表面
にパイルを有するパイル織物(モケット、コールテ
ン)、パイル編物(ダブルラッシェル経編地、パイル丸
編地、パイル横編地)、起毛布、タフテッドパイル布帛
等のパイル布帛であってもよい。尚、パイル布帛では、
パイルを係止している「基布」が本発明に言う「原反布
帛」に該当する。そのようにパイル布帛では、「基布」
と「パイル」を合わせたパイル布帛全体を本発明に言う
「原反布帛」として扱わず、その「基布」だけを「原反
布帛」として扱う理由は、第1に、パイル布帛以外の殆
ど全ての布帛でも、その表面は毛羽立っており、その表
面毛羽の多少によって「原反布帛」を区別する理由はな
いこと、第2には、パイル層を含む全体の目付が100
0g/m2 を越える重厚なパイル布帛でも、その形状安
定性、通気性、柔軟性、可撓性、裁断口の解れ具合等
は、パイルとは無関係に「基布」の物性・品質によって
決まること、第3には、エマルジョン樹脂が基布を浸透
して表面(パイル面側)に滲み出すときは、それが厚い
パイル層を透過してパイル面を汚染しなくても、その滲
み出たエマルジョン樹脂がパイル根元に固化した塊を形
成してパイル面の肌触りを損なうことになるので、無パ
イルの一般布帛を「原反布帛」とする場合と同じように
エマルジョン樹脂を高粘度に調製して表面(パイル面
側)に滲み出さないように塗布する必要があること、第
4には、表面パイルに耐摩耗性を付与するためには、無
パイルの一般布帛に塗布する場合と同じように、エマル
ジョン樹脂を「基布」に十分に深く含浸させなければな
らない等の理由による。
【0011】原反布帛に繊度10デニール以下の繊維に
よって構成される糸条(マルチフイラメント糸、スパン
(紡績)糸)を使用し、原反布帛の糸条間隙間の最大面
積を1mm2 以下とし、その目付を500g/m2 以下
とし、原反布帛の厚み(t)の0.2〜0.8倍(d=
0.2t〜0.8t)となる深さ(d)まで浸透するよ
うに原反布帛裏面にエマルジョン樹脂を塗布するのは、
エマルジョン樹脂によって糸条間を接合し、裁断口が解
れ難く、耐摩耗性と形状安定性に優れた樹脂裏打布帛を
得るためである。
よって構成される糸条(マルチフイラメント糸、スパン
(紡績)糸)を使用し、原反布帛の糸条間隙間の最大面
積を1mm2 以下とし、その目付を500g/m2 以下
とし、原反布帛の厚み(t)の0.2〜0.8倍(d=
0.2t〜0.8t)となる深さ(d)まで浸透するよ
うに原反布帛裏面にエマルジョン樹脂を塗布するのは、
エマルジョン樹脂によって糸条間を接合し、裁断口が解
れ難く、耐摩耗性と形状安定性に優れた樹脂裏打布帛を
得るためである。
【0012】そのように、繊度10デニール以下の繊維
によって構成される糸条(マルチフイラメント糸、スパ
ン(紡績)糸)によって構成され、糸条間隙間の最大面
積が1mm2 以下であり、目付が500g/m2 以下の
原反布帛は緻密になっており、それに厚み(t)の0.
2〜0.8倍となる深さ(d)まで浸透するようにエマ
ルジョン樹脂を塗布すると、繊維間の微細な隙間がエマ
ルジョン樹脂の皮膜で閉塞され、その隙間に充填された
エマルジョン樹脂によって繊維間が完全に接合され、仕
上がった内装布帛は、通気性や柔軟性を欠き、風合が粗
硬で、車両内装材として座席等のフレームに馴染まず、
その形状に合わせて取り付け難いものなってしまう。そ
こで、裏面にエマルジョン樹脂に閉塞されない糸条間隙
間を残存させ、エマルジョン樹脂の塗布後の原反布帛
(内装布帛)の通気度qをエマルジョン樹脂の塗布前の
原反布帛の通気度pの40%以上(q≧0.4p)にす
る。
によって構成される糸条(マルチフイラメント糸、スパ
ン(紡績)糸)によって構成され、糸条間隙間の最大面
積が1mm2 以下であり、目付が500g/m2 以下の
原反布帛は緻密になっており、それに厚み(t)の0.
2〜0.8倍となる深さ(d)まで浸透するようにエマ
ルジョン樹脂を塗布すると、繊維間の微細な隙間がエマ
ルジョン樹脂の皮膜で閉塞され、その隙間に充填された
エマルジョン樹脂によって繊維間が完全に接合され、仕
上がった内装布帛は、通気性や柔軟性を欠き、風合が粗
硬で、車両内装材として座席等のフレームに馴染まず、
その形状に合わせて取り付け難いものなってしまう。そ
こで、裏面にエマルジョン樹脂に閉塞されない糸条間隙
間を残存させ、エマルジョン樹脂の塗布後の原反布帛
(内装布帛)の通気度qをエマルジョン樹脂の塗布前の
原反布帛の通気度pの40%以上(q≧0.4p)にす
る。
【0013】即ち、本発明では、エマルジョン樹脂の塗
布直後に原反布帛の表面側から裏面側へと気体(空気)
を透過させ、その透過する気流と共に内部に含浸したエ
マルジョン樹脂を塗布面へと噴出させる。このため、塗
布面側にバキューム装置が設けられ、バキューム装置に
よって表面側から裏面側へと気体(空気)を吸引して原
反布帛に気流を透過させる。このように気流を適用する
と、塗布面に水分を付して十分低粘度になるようにエマ
ルジョン樹脂を希釈しても表面に滲み出さず、塗布時に
エマルジョン樹脂が深く浸透していても、これが気流と
共に排除されて糸条間隙間が開放され、原反布帛は40
%以上の通気度を回復する。
布直後に原反布帛の表面側から裏面側へと気体(空気)
を透過させ、その透過する気流と共に内部に含浸したエ
マルジョン樹脂を塗布面へと噴出させる。このため、塗
布面側にバキューム装置が設けられ、バキューム装置に
よって表面側から裏面側へと気体(空気)を吸引して原
反布帛に気流を透過させる。このように気流を適用する
と、塗布面に水分を付して十分低粘度になるようにエマ
ルジョン樹脂を希釈しても表面に滲み出さず、塗布時に
エマルジョン樹脂が深く浸透していても、これが気流と
共に排除されて糸条間隙間が開放され、原反布帛は40
%以上の通気度を回復する。
【0014】原反布帛11は、表面を下向きにしてコー
ター20に通し、その上向きになっている裏面にエマル
ジョン樹脂12を塗布してもよいし(図1)、表面を上
向きにしてコーター20に通し、その下向きになってい
る裏面にエマルジョン樹脂12を塗布してもよい(図
2)。エマルジョン樹脂12は、コーター20のドクタ
ー13で掻き取った直後に吸引ノズル15で塗布面から
吸引除去する。ドクター13と吸引ノズル15の距離L
は100cm以下に、特に、原反布帛11の表面を下向
きにして上側からエマルジョン樹脂12を塗布する場合
は吸引ノズル15をドクター13に極接近させて一体化
させるとよい。吸引ノズル15が吸引する気流が原反布
帛を透過し易くするために、吸引ノズル15に向き合う
原反布帛の搬送面の反対側は開放状態にし、又、原反布
帛の幅方向に続く吸引ノズル15のスリットの側縁17
・18を、原反布帛11に密着する平滑な平面にする。
その側縁17・18の平滑面の幅は10mm以上にする
とよい。バキューム16に吸引されたエマルジョン樹脂
12Aは、コーター20へと送り返される。図1におい
て、19は、原反布帛11を支えるバックアップ材であ
る。
ター20に通し、その上向きになっている裏面にエマル
ジョン樹脂12を塗布してもよいし(図1)、表面を上
向きにしてコーター20に通し、その下向きになってい
る裏面にエマルジョン樹脂12を塗布してもよい(図
2)。エマルジョン樹脂12は、コーター20のドクタ
ー13で掻き取った直後に吸引ノズル15で塗布面から
吸引除去する。ドクター13と吸引ノズル15の距離L
は100cm以下に、特に、原反布帛11の表面を下向
きにして上側からエマルジョン樹脂12を塗布する場合
は吸引ノズル15をドクター13に極接近させて一体化
させるとよい。吸引ノズル15が吸引する気流が原反布
帛を透過し易くするために、吸引ノズル15に向き合う
原反布帛の搬送面の反対側は開放状態にし、又、原反布
帛の幅方向に続く吸引ノズル15のスリットの側縁17
・18を、原反布帛11に密着する平滑な平面にする。
その側縁17・18の平滑面の幅は10mm以上にする
とよい。バキューム16に吸引されたエマルジョン樹脂
12Aは、コーター20へと送り返される。図1におい
て、19は、原反布帛11を支えるバックアップ材であ
る。
【0015】
【実施例】繊度2デニールのポリエステル繊維の15番
手(デニール換算して360デニール)の紡績糸を経糸
に使用し、繊度2デニールのポリエステル繊維の15番
手(デニール換算して360デニール)の紡績糸を緯糸
に使用し、経糸密度9.2本/cm、緯糸密度16本/
cm、目付け153g/m2 、糸条間隙間の最大面積
0.04mm2 、見掛け厚み0.5mmの基布に、繊度
3デニールのポリエステル繊維の総デニール300デニ
ールのパイルを設けた原反通気度24cc/cm2 /s
ecのモケットの裏面に、粘度3000に調製したアク
リル系エマルジョン樹脂をドクターを用いて塗布し、そ
の塗布面に密着する吸引ノズル15に通してエマルジョ
ン樹脂を塗布面から吸引除去し、その塗布面にエマルジ
ョン樹脂に閉塞されない糸条間隙間を再現し、仕上通気
度qが12cc/cm2 /secであって原反通気度p
の50%のモケット樹脂裏打内装布帛を得た。このエマ
ルジョン樹脂の塗布量(乾燥重量)は70g/m2 であ
り、エマルジョン樹脂の浸透深さ(d)は原反布帛の厚
み(t)の0.5倍の0.4mm(d=0.5t)であ
った。
手(デニール換算して360デニール)の紡績糸を経糸
に使用し、繊度2デニールのポリエステル繊維の15番
手(デニール換算して360デニール)の紡績糸を緯糸
に使用し、経糸密度9.2本/cm、緯糸密度16本/
cm、目付け153g/m2 、糸条間隙間の最大面積
0.04mm2 、見掛け厚み0.5mmの基布に、繊度
3デニールのポリエステル繊維の総デニール300デニ
ールのパイルを設けた原反通気度24cc/cm2 /s
ecのモケットの裏面に、粘度3000に調製したアク
リル系エマルジョン樹脂をドクターを用いて塗布し、そ
の塗布面に密着する吸引ノズル15に通してエマルジョ
ン樹脂を塗布面から吸引除去し、その塗布面にエマルジ
ョン樹脂に閉塞されない糸条間隙間を再現し、仕上通気
度qが12cc/cm2 /secであって原反通気度p
の50%のモケット樹脂裏打内装布帛を得た。このエマ
ルジョン樹脂の塗布量(乾燥重量)は70g/m2 であ
り、エマルジョン樹脂の浸透深さ(d)は原反布帛の厚
み(t)の0.5倍の0.4mm(d=0.5t)であ
った。
【0016】
【比較例1】前記実施例に使用したモケットの裏面に、
粘度3000cpsに調製したアクリル系エマルジョン
樹脂をドクターを用いて塗布し、モケット樹脂裏打内装
布帛を得た。エマルジョン樹脂の塗布量(乾燥重量)は
120g/m2 であり、エマルジョン樹脂の浸透深さ
(d)は原反布帛の厚み(t)の0.5倍の0.4mm
(d=0.5t)であった。基布裏面の糸条間隙間の凹
部はエマルジョン樹脂に閉塞されており、仕上通気度q
が0.5cc/cm2 /secであって原反通気度pの
2%であった。
粘度3000cpsに調製したアクリル系エマルジョン
樹脂をドクターを用いて塗布し、モケット樹脂裏打内装
布帛を得た。エマルジョン樹脂の塗布量(乾燥重量)は
120g/m2 であり、エマルジョン樹脂の浸透深さ
(d)は原反布帛の厚み(t)の0.5倍の0.4mm
(d=0.5t)であった。基布裏面の糸条間隙間の凹
部はエマルジョン樹脂に閉塞されており、仕上通気度q
が0.5cc/cm2 /secであって原反通気度pの
2%であった。
【0017】
【比較例2】前記実施例に使用したモケットの裏面に、
粘度600cpsに調製したアクリル系エマルジョン樹
脂をミキサーによって4倍に機械的に発泡させ、その発
泡したアクリル系エマルジョン樹脂をドクターを用いて
塗布し、モケット樹脂裏打内装布帛を得た。エマルジョ
ン樹脂の塗布量(乾燥重量)は40g/m2 であり、エ
マルジョン樹脂の浸透深さ(d)は原反布帛の厚み
(t)の0.1倍の0.08mm(d=0.1t)であ
った。エマルジョン樹脂は基布裏面の糸条間隙間の凹凸
を被覆して発泡皮膜を形成し、布帛内部には殆ど含浸し
ておらず、仕上通気度qが12cc/cm2 /secで
あって原反通気度pの50%であった。
粘度600cpsに調製したアクリル系エマルジョン樹
脂をミキサーによって4倍に機械的に発泡させ、その発
泡したアクリル系エマルジョン樹脂をドクターを用いて
塗布し、モケット樹脂裏打内装布帛を得た。エマルジョ
ン樹脂の塗布量(乾燥重量)は40g/m2 であり、エ
マルジョン樹脂の浸透深さ(d)は原反布帛の厚み
(t)の0.1倍の0.08mm(d=0.1t)であ
った。エマルジョン樹脂は基布裏面の糸条間隙間の凹凸
を被覆して発泡皮膜を形成し、布帛内部には殆ど含浸し
ておらず、仕上通気度qが12cc/cm2 /secで
あって原反通気度pの50%であった。
【0018】
【比較試験】実施例に係る樹脂裏打内装布帛Aと、比較
例1に係る樹脂裏打内装布帛Bと、比較例2に係る樹脂
裏打内装布帛Cのそれぞれについて、(a) JIS−L−
1096A法;45°カンチレバー法による剛軟性、
(b) JIS−L−1096B法;スコット形法による摩
耗強さ、(c) アムスラー型縫目疲労試験機による滑脱抵
抗力、(d) フランジール型通気度試験機による通気度の
各試験を行い、〔表1〕に示す結果を得た。
例1に係る樹脂裏打内装布帛Bと、比較例2に係る樹脂
裏打内装布帛Cのそれぞれについて、(a) JIS−L−
1096A法;45°カンチレバー法による剛軟性、
(b) JIS−L−1096B法;スコット形法による摩
耗強さ、(c) アムスラー型縫目疲労試験機による滑脱抵
抗力、(d) フランジール型通気度試験機による通気度の
各試験を行い、〔表1〕に示す結果を得た。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明によると、柔軟可撓性を有し、通
気性に富み、裁断口から糸条が解れ出さず、縫製加工し
易く、耐摩耗性と形状安定性に優れ、肌触りがよく、軽
量で車両内装材に適した樹脂裏打内装布帛が得られる。
気性に富み、裁断口から糸条が解れ出さず、縫製加工し
易く、耐摩耗性と形状安定性に優れ、肌触りがよく、軽
量で車両内装材に適した樹脂裏打内装布帛が得られる。
【0021】特に、実施例の原反布帛のように、糸条間
隙間の最大面積が0.1mm2 以下の緻密な内装布帛で
は、その裏面に粘度1500〜15000cpsのエマ
ルジョン樹脂を塗布するときは、その糸条間隙間がエマ
ルジョン樹脂に閉塞され易く、又、目付けが200g/
m2 以下の薄手の内装布帛では、塗布面の裏側にエマル
ジョン樹脂が滲み出し易い。従って、本発明は、糸条間
隙間の最大面積が0.5mm2 以下、就中最大面積が
0.1mm2 以下の緻密な内装布帛、或いは、目付けが
200g/m2 以下、就中100g/m2 以下の薄手の
内装布帛の樹脂裏打仕上に有効である。
隙間の最大面積が0.1mm2 以下の緻密な内装布帛で
は、その裏面に粘度1500〜15000cpsのエマ
ルジョン樹脂を塗布するときは、その糸条間隙間がエマ
ルジョン樹脂に閉塞され易く、又、目付けが200g/
m2 以下の薄手の内装布帛では、塗布面の裏側にエマル
ジョン樹脂が滲み出し易い。従って、本発明は、糸条間
隙間の最大面積が0.5mm2 以下、就中最大面積が
0.1mm2 以下の緻密な内装布帛、或いは、目付けが
200g/m2 以下、就中100g/m2 以下の薄手の
内装布帛の樹脂裏打仕上に有効である。
【図1】本発明に係る内装布帛樹脂裏打装置の側面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る内装布帛樹脂裏打装置の側面図で
ある。
ある。
11 原反布帛 12 エマルジョン樹脂 13 ドクター 14 乾燥機 15 吸引ノズル 16 バキューム 17・18 平滑面 19 バックアップ材 20 コーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 誠 京都府京都市左京区静市市原町265番地 株式会社川島織物内 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK25 AK41 BA02 DG11A DG12 DJ00A EH462 EJ212 EJ242 EJ862 GB33 JA06B JA13A JD02 JK09 JK13 JK17 JL01 JL03 JL04 JM01B YY00 YY00A YY00B 4L033 AB04 AC08 AC15 CA18 CA69 CA70
Claims (3)
- 【請求項1】 繊度10デニール以下の繊維に構成され
た糸条によって裏面が構成されており、その裏面を構成
する糸条と糸条の間の糸条間隙間の最大面積が1mm2
以下であり、目付が500g/m2 以下の原反布帛の裏
面に、粘度を1500〜15000cpsに調製したエ
マルジョン樹脂を塗布し、その塗布直後のエマルジョン
樹脂の湿潤状態において、原反布帛に対してエマルジョ
ン樹脂の塗布面に向けて気体(空気)を透過させ、その
透過する気流と共に塗布したエマルジョン樹脂を塗布面
へと噴出させて除去し、原反布帛の裏面のエマルジョン
樹脂に閉塞されない糸条間隙間を露出させ、エマルジョ
ン樹脂の浸透深さ(d)を原反布帛の厚み(t)の0.
2〜0.8倍(d=0.2t〜0.8t)とし、エマル
ジョン樹脂の塗布後の原反布帛(内装布帛)の通気度q
をエマルジョン樹脂の塗布前の原反布帛の通気度pの4
0%以上(q≧0.4p)とすることを特徴とする内装
布帛樹脂裏打仕上法。 - 【請求項2】 内装布帛(11)の裏面にエマルジョン
樹脂(12)を塗布するコーター(20)と、その塗布
されたエマルジョン樹脂を乾燥させる乾燥機(14)
と、コーター(20)と乾燥機(14)の間でエマルジ
ョン樹脂の塗布面に吸引ノズル(15)を向けたバキュ
ーム(16)とを具備し、吸引ノズル(15)が、エマ
ルジョン樹脂の塗布面の全幅に及ぶ長さのスリットによ
って構成され、且つ、コーター(20)に隣合わせにな
っていることを特徴とする内装布帛樹脂裏打装置。 - 【請求項3】 繊度10デニール以下の繊維に構成され
た糸条によって裏面が構成されており、その裏面を構成
する糸条と糸条の間の糸条間隙間の最大面積が1mm2
以下であり、目付が500g/m2 以下の原反布帛の裏
面に塗布されたエマルジョン樹脂の浸透深さ(d)が原
反布帛の厚み(t)の0.2〜0.8倍(d=0.2t
〜0.8t)であり、裏面に塗布されたエマルジョン樹
脂に閉塞されない糸条間隙間が残存しており、エマルジ
ョン樹脂の塗布後の原反布帛(内装布帛)の通気度qが
エマルジョン樹脂の塗布前の原反布帛の通気度pの40
%以上(q≧0.4p)であることを特徴とする樹脂裏
打内装布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045826A JP2000239971A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 内装布帛樹脂裏打仕上法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045826A JP2000239971A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 内装布帛樹脂裏打仕上法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000239971A true JP2000239971A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12730056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11045826A Pending JP2000239971A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 内装布帛樹脂裏打仕上法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000239971A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142214A1 (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-13 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | エアバッグ用織物 |
JP2012183775A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Honda Motor Co Ltd | 内装材 |
WO2018131687A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 日本ゼオン株式会社 | 積層体 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11045826A patent/JP2000239971A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142214A1 (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-13 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | エアバッグ用織物 |
US7795161B2 (en) | 2006-06-09 | 2010-09-14 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Fabric for airbags |
KR101072150B1 (ko) | 2006-06-09 | 2011-10-10 | 도요 보세키 가부시키가이샤 | 에어백용 직물 |
JP2012183775A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Honda Motor Co Ltd | 内装材 |
WO2018131687A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 日本ゼオン株式会社 | 積層体 |
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