JP2571608B2 - 伸縮性スエード調布帛 - Google Patents

伸縮性スエード調布帛

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JP2571608B2 JP63159835A JP15983588A JP2571608B2 JP 2571608 B2 JP2571608 B2 JP 2571608B2 JP 63159835 A JP63159835 A JP 63159835A JP 15983588 A JP15983588 A JP 15983588A JP 2571608 B2 JP2571608 B2 JP 2571608B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スエード調布帛に関する。
〔従来の技術〕
スエードは、広義には天然皮革の表面を起毛させた
り、基布を起毛させたり、起毛させた基布にエラストマ
ー、たとえば、ポリウレタンエラストマーを付与したり
することにより得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のスエードは、いずれも、伸縮性がほとんどない
か、あるいは、伸縮性があっても伸縮が小さいため、フ
ィット性、成形性が得られないという欠点がある。
そこで、この発明は、大きな伸縮性を有し、フィット
性および成形性の良好な伸縮性スエード調布帛を提供す
ることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、発明にかかる伸縮性スエー
ド調布帛は、表面に起毛層を有する基布の起毛部分にエ
ラストマーが付着されていて、前記起毛層下方の基部層
が弾性繊維を含み伸縮性を有するようになっており、さ
らに、エラストマーが起毛層側から片面含浸されて付着
されおり、その付着量が前記起毛層の基部層側部分では
極めて少なくなっている。
〔作用〕
本発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、基布の基部
層が弾性繊維を含み伸縮性を有するようになっているの
で、大きな伸縮性を有する。これにより、この発明にか
かる伸縮性スエード調布帛は、フィット性および成形性
の良好なものとなっている。
また、本発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、さら
に、上記構成であるため、エラストマーを付着させると
きに使用する溶媒が基部層の弾性繊維にまで達しにくく
なり、前記溶媒の弾性繊維に対する悪影響を防ぎやす
い。また、起毛層の基部層側部分の気体がほとんどエラ
ストマーで置換されてはおらず、風合がソフトになる。
〔実 施 例〕
この発明に用いる基布は、表面に起毛層を有し、起毛
層下方の基部層が弾性繊維を含み伸縮性を有するように
なっている。たとえば、第1図にみるように、基布1
は、表面に起毛層11を有し、起毛層下方の基部層12が弾
性繊維を含み伸縮性を有する2層構造でもよい。また、
第2図にみるように、基布2は、表面の起毛層11とその
下方の弾性繊維を含み伸縮性を有する基部層12との間
に、少なくとも1層の非弾性繊維からなる層13が形成さ
れている3層以上の構造などであってもよい。起毛層11
と基部層12との間に、少なくとも1層の非弾性繊維から
なる層13が形成されていれば、後述するように、起毛層
側からエラストマーを片面含浸するときに、基部層の弾
性繊維にまでエラストマーの含浸液が達しにくくなり、
弾性繊維への悪影響を防ぐことができる。
この発明の伸縮性スエード調布帛は、弾性繊維を含み
伸縮性を有する基布を用いるので、弾性繊維を含まず、
構造的に伸縮性を有する基布、たとえば非弾性繊維糸か
らなる編地を用いたスエード調布帛と対比すると、伸縮
性、弾性の各レベルが極めて優れ、衣料用途として良好
なフィット性、柔軟性を有し、また、家具等のインテリ
ア素材として良好な成形性を有するという点で優れてい
る。柔軟であり、弾性、伸縮性が大きいことにより、ド
レープ性が増大し、風合、手触りの改善につながる。
この発明に用いる基布としては、たとえば、上記構造
となるように編織設計された編地または織物、ステッチ
ボンド、ニードルパンチ、接着剤などにより重ね合わせ
て一体化した不織布などが挙げられる。
前記編地としては、たて編地、よこ編地のいずれもが
使用可能である。
たて編地としては、たとえば、後筬に弾性繊維糸を配
し、前筬に非弾性繊維糸を配して、トリコット編機、ダ
ブルラッセ編機、ポール編機などで編み上げたものが使
用される。この場合、後筬の弾性繊維糸が裏面の基部層
を形成し、その上に、前筬の非弾性繊維糸が表面層を形
成する。立毛効率を高めるため、前筬を2針間以上の振
りとするのが好ましい。なお、いま説明したのは、2枚
筬であったが、3枚筬を用いて後筬に弾性繊維糸、前筬
に非弾性繊維糸、中間筬に非弾性繊維糸をそれぞれ配
し、トリコット編機、ポール編機、ダブルラッセル編機
などで編み上げ、表面層とその下の基部層との間に、非
断線繊維糸からなるもう1つの層を形成するようであっ
てもよい。
トリコット編機まははポール編機を使用した場合に
は、前記表面層は、非弾性繊維糸のパイルからなる。ダ
ブルラッセル編機を使用した場合には、弾性繊維糸を含
み伸縮性を有する2つの基部層の間に、これら両層を繋
ぐ非弾性繊維糸の層が形成された編地が得られる。この
編地は、中の層が上下に分断されて、2枚の基布とな
る。得られた基布は、非弾性繊維糸の繊維が毛羽立った
起毛層を表面に有し、その下に伸縮性を有する基部層を
有する。
よこ編地は、たとえば、両面編針使用の編機で上釜針
に弾性繊維糸を配するとともに、上釜針と下釜針に非弾
性繊維糸を配して編まれた丸編地、片面針編地で下釜針
と弾性繊維糸と非弾性繊維糸を別々に配して編み込み、
非弾性繊維糸のシンカーループを起毛した丸編地などが
挙げられる。いずれも、非弾性繊維からなる表面層、裏
面に弾性繊維を含む基部層、これら両層の間に非弾性繊
維からなる中間層を有する基布である。
よこ編みを行う編機は、たとえば、シーカーパイル編
機、シールフライス編機などを使用する。ここに示した
編機は、編機上で立毛を形成するものである。
織物は、たとえば、弾性繊維糸と非弾性繊維糸とから
なる合撚糸また被覆糸、および、100%非弾性繊維糸を
交互(1×1)または複式(1×2,1×3)となるよう
に経糸・緯糸にそれぞれ配し、緯糸には多丁杼を使用し
て織られたものが挙げられる。この織物は、100%非弾
性繊維糸からなる表面層、および、その下方に前記合撚
糸または被覆糸からなり、伸縮性を有する基部層を有す
る。
前記織物は、通常の織機を使用して作ることができ
る。たとえば、モケット織機、タオル織機を用いれば、
地糸とパイル糸が積極的に使い分けできる。
不織布は、弾性繊維からなる不織布と非弾性繊維から
なる不織布を、ステッチボンド、ニードルパンチ、接着
剤などにより重ね合わせて一体化したものが使用され
る。非弾性繊維からなる不織布が表面層となり、弾性繊
維からなる不織布が基部層となる。
起毛層は、製造された基布の表面層を起毛すること、
表面層が毛羽立った状態となるように基布を製造するこ
となどにより形成される。起毛層は、毛羽立った非弾性
繊維からなる。起毛は、たとえば、針布起毛機、エメリ
ー起毛機などを用いて行うことができる。基布表面にパ
イルを作り、同パイルを切断するようにして起毛しても
よい。なお、スエード調の外観を得るという点からは、
起毛層を形成する非弾性繊維単糸の太さが、0.5〜3.0デ
ニールであることが好ましい。この範囲を外れると、本
来のスエード調風合が実現できず、外観のナップ密度も
疎となり、品位が低下するという問題が生じることがあ
る。
基布の基部層は、弾性繊維のみからなっていてもよ
く、弾性繊維および非弾性繊維からなっていてもよい。
基部層は、伸び率がたて、よこ方向にそれぞれ20%以上
という伸縮特性を有することが好ましい。
弾性繊維としては、たとえば、ポリウレタン系弾性繊
維、ポリエステル系弾性繊維などの弾性合成繊維、ゴム
等の弾性天然繊維などで用いられる。
非弾性繊維としては、たとえば、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、レーヨ
ン、アセテート等の再生繊維、ウール、綿等の天然繊維
が、それぞれ、単独で用いられたり、または、これらの
2つ以上が混合して用いられたりする。
この発明に用いる基布は、そのままの状態では伸縮す
るため、起毛、エラストマーの付着などの処理を施しに
くいことがある。このため、前記基布に張力をかけない
状態で、その裏面に非伸縮性のシート状物を重ねて一体
化することにより、その伸長を抑えるのが好ましい。起
毛、エラストマーの付着などの処理を行った後に、同シ
ート状物を取り除くのである。前記非伸縮性のシート状
物としては、たとえば、帆布、モスリン、離型紙などが
使用される。
前記基布は、必要に応じて染色、熱セットなどを行っ
てから、表面の起毛部分にエラストマーを付着させる。
染色は、エラストマーの付着後よりも付着前に行う方
がよい。これは、エラストマーの付着後だと、付着した
エラストマーに妨げられて染色しにくいことがあるから
である。
熱セットは、エラストマーの付着を行う前に、基布に
所望の伸びを与えるためになされる。これは、エラスト
マーを付着させた後に基布の伸びをコントロールするこ
とが困難であるからである。熱セットは、たとえば、伸
びが200%以下となるように施される。伸びが200%を越
えると、目が粗くなって、スエード調品位の低下を起こ
すことがある。
熱セットは、たとえば、ピンテンター、クリップテン
ターを用い、所望の幅に拡布した状態で数十秒間、熱風
を基布にあてることにより行われる。
エラストマーの起毛部分(毛羽立った繊維)への付着
は、たとえば、エラストマーの含浸液を起毛層側から基
布に片面含浸させ、同含浸液の溶媒を除去することなど
により行われる。また、基布をエラストマーの含浸液中
に浸漬して含浸させ、含浸させた含浸液の溶媒を除去す
ることによりエラストマーを起毛部分に付着させてもよ
い。このように浸漬を利用する場合には、基布の裏面側
を、含浸液が透過しないか、または、透過しにくい布ま
たは紙などで覆っておき、浸漬後にはがすようにする
と、起毛層側への片面含浸が可能になる。
エラストマーの含浸液は、エラストマーもしくはエラ
ストマーのプレポリマーの溶解液、また、エラストマー
もしくはエラストマーのプレポリマーのエマルジョンな
どが使用される。エラストマーとしては、たとえば、ポ
リウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、
ポリアミドエラストマーなどが使用される。溶解用の溶
媒は、エラストマーの種類に応じて適宜選択される。た
とえば、ポリウレタンエラストマーでは、ジメチルホル
ムアミド(DMF)溶液、または、界面活性剤により乳化
されたO/W(油/水)型エマルジョンの形態で使用され
る。含浸後の溶媒の除去は、たとえば、加熱蒸発させた
り、または、エラストマーが不溶性で前記溶媒と相溶性
のある液体、たとえば溶媒がDMFの場合は温湯、中に溶
出させたりすることにより行われる。
この発明にかかる伸縮性スエード調布帛の耐摩耗性、
耐屈曲性などをより良くするという点からは、付着させ
るエラストマーとしてポリウレタンエラストマーを用い
るのが好ましい。
基布の起毛部分へのエラストマーの付着量は、エラス
トマーの溶媒系により大きく異なり、DMF等の有機溶媒
系で湿式法により処理する場合には、形成されるエラス
トマー層内に微細な気泡が含まれ、基布重量に対し10%
程度の低付着量から50%を越える高付着量にいたるま
で、それぞれ、用途に応じた柔軟なスエードを得ること
ができる。他方、エマルジョン系の場合は、形成される
エラストマー層が気泡等を含まず、上記湿式法に比べれ
ば硬いエラストマー層が形成されるため、基布重量に対
する付着量は30%までとするのが好ましく、これを越え
ると、かなりの粗硬さがでてくることがある。
基布の起毛層側から片面含浸し、起毛層の基部層側部
分のエラストマーの付着量が極めて少なくなるようにす
ると、有機溶剤系による湿式法の場合に含浸液が基部層
の弾性繊維に達しにくくなり、同弾性繊維が有機溶剤に
溶解するのを防ぐことができる。また、エラストマーが
起毛層全体を被覆したり、基部層にまで充填したりし
て、スエード調外観を損なったり、伸縮性を損なったり
するのを防ぐことができる。エラストマーの基布の起毛
部分に対する前記極めて少ない付着量は、たとえば、基
部層にまで達するエラストマーが全くないか、または、
上記不都合が生じない程度に少ない状態であればよい。
片面含浸は、布または布状物に対して通常行われる片
面塗布方法が利用できる。たとえば、ドクターコーティ
ング法、ローラコーティング法が利用できる。含浸の程
度を調節するためには、たとえば、含浸液の粘度を調節
したり、ドクターコーティング法による場合にはドクタ
ーの形状や圧力を調節したり、ローラコーティング法に
よる場合にはローラの回転スピードの調節やエンボスロ
ーラの採用を行ったりすることなどにより行う。なお、
エマルジョン系の場合には、発泡状態にして付着させる
ことが柔軟な風合を与えるために有効である。
この発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、表面がス
エード調を呈しており、しかも、基布が弾性繊維を含み
伸縮性を有するので、大きな伸縮性を有するものとなっ
ている。この発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、通
気性、透水性および保温性の良好なものとすることがで
きる。また、起毛部分にエラストマーが付着されている
ため、汚れが起毛部分の上に止まりやすく、エラストマ
ーの付着を行わないものと比べると、汚れを落としやす
いものとなっている。たとえば、塗れタオルで汚れを拭
き取ることができる。
この発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、衣料、家
具、自動車などの内装材などに利用することができる。
特に、ウエットスーツ、スキースーツなどフィット性が
要求される衣料、自動車のシート,ドアトリム,インス
ツルメントパネルなど、曲面に沿った形状に加工しやす
いという成形性が要求される内装材などに用いることが
可能である。
以下に、この発明にかかる伸縮性スエード調布帛の具
体的な実施例および比較例を示すが、この発明は下記実
施例に限定されない。
−実施例1− 28ゲージのトリコット編機を用い、第1表に示す条件
で編成を行って、トリコット編地を得た。このトリコッ
ト編地は、表面層が前筬の糸からなり、その下方の基部
層が後筬の糸からなり、表面層と基部層との間の層が中
間筬の糸からなる。
このトリコット編地を通常の条件で精練し、染色した
後、針布起毛機で表面を起毛した。
ポリウレタンエラストマー(ウレタン樹脂)100重量
部およびDMF100重量部からなるポリウレタンエラストマ
ー配合液を調製し、この液をドクター法によって編地起
毛面から含浸させ、温水中を通して樹脂を凝固させた
後、乾燥して伸縮法スエード調布帛を得た。ポリウレタ
ンエラストマーは、サンプレンLQ−450(三洋化成工業
株式会社製)を用いた。
ポリウレタンエラストマーの付着量は、得られた伸縮
性スエード調布帛の全重量の37%であった。
−実施例2− 実施例1において、編成の条件を第1表に示すように
したこと、および、起毛をエメリー起毛機で行ったこと
以外は、実施例1と同様にして起毛編地基布を得た。
ポリウレタンエラストマー(ウレタン樹脂)100重量
部および水150重量部からなるポリウレタンエラストマ
ー配合液を調製し、この液をオークスミキサーで発泡さ
せ、ローラコーティング法によって前記編地基布の起毛
面から含浸させ、乾燥して伸縮成スエード調布帛を得
た。ポリウレタンエラストマーは、サンプレンUX−3500
(三洋化成工業株式会社製)を用いた。
ポリウレタンエラストマーの付着量は、得られた伸縮
性スエード調布帛の全重量の22%であった。
なお、実施例1,2の各伸縮性スエード調布帛の断面を
拡大して観察したところ、起毛層の基部層側部分ではポ
リウレタンエラストマーの付着が極めて少なかった。ま
た、同様に観察したところ、実施例1では、エラストマ
ーが起毛層にハニカム状の空隙を作るようにして付着し
ており、実施例2では、エラストマーが起毛部分の表面
の一部にまとわりつくように付着していた。
−比較例− 実施例1において、弾性繊維糸を用いず、編性の条件
を第1表に示すようにしたこと以外は、実施例1と同様
にしてスエード調布帛を得た。
実施例の各伸縮性スエード調布帛は、比較例のスエー
ド調布帛と比較すると、外観上は差が認められないが、
弾性および伸縮性が極めて高く、また、柔軟性に優れて
いた。
〔発明の効果〕
本発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、以上のよう
に、大きな伸縮性を有しており、フィット性および成形
性の良好なものである。
また、本発明にかかる伸縮性スエード調布帛は、以上
に加えて、起毛層の伸縮性層側の部分でエラストマーの
付着が少ないため、エラストマーの付着処理時に用いる
有機溶剤による弾性繊維に対する悪影響を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いる基布の1例を模式的に表す断
面図、第2図はこの発明に用いる基布の別の1例を模式
的に表す断面図である。 1,2……基布、11……起毛層、12……基部層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に起毛層を有する基布の起毛部分にエ
    ラストマーが付着されている伸縮性スエード調布帛であ
    って、前記起毛層下方の基部層が弾性繊維を含み伸縮性
    を有するようになっており、かつエラストマーが起毛層
    側から片面含浸されて付着されており、その付着量が前
    記起毛層の基部層側部分では極めて少なくなっているこ
    とを特徴とする伸縮性スエード調布帛。
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