JP2000239196A - ジブテンの分別法、および得られた画分の使用 - Google Patents

ジブテンの分別法、および得られた画分の使用

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JP2000239196A JP2000038350A JP2000038350A JP2000239196A JP 2000239196 A JP2000239196 A JP 2000239196A JP 2000038350 A JP2000038350 A JP 2000038350A JP 2000038350 A JP2000038350 A JP 2000038350A JP 2000239196 A JP2000239196 A JP 2000239196A
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Klaus-Diether Wiese
ヴィーゼ クラウス−ディーター
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジブテンをn−オクテン含有画分とジメチル
ヘキセン含有画分とに分離するための分別法の提供。 【解決手段】 ジブテンを連続蒸留することによって、
n−オクテン含有画分を塔底生成物として、およびジメ
チルヘキセン含有画分を塔頂生成物として取得する。 【効果】 n−オクテン含有画分はノナン酸製造のた
め、ジメチルヘキセン含有画分は、水素添加後、燃料成
分として有利に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジブテン混合物の
分別法ならびにジブテン画分の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ジブテンとは、n−ブテンまたはn−ブ
テン含有C4流を二量化することによって得られる、異
性体C8−オレフィンの混合物であると理解される。特
に有効には、粗製のクラックC4断片の後処理から安価
に入手できる、いわゆるラフィネートIIまたはラフィ
ネートIIIを、このために使用する。
【0003】ラフィネートIIまたはIIIを取得する
ため、粗製のクラックC4断片から第1工程でブタジエ
ンが除去される。これは、ブタジエンの抽出によって
か、あるいは線状ブテンへのブタジエンの選択的水素添
加によって行われる。前記の2つの場合には、実際にブ
タジエンを有しないC4断片、ラフィネートIが得られ
る。第2工程では、例えばメタノールを用いて反応させ
ることによりメチル−t−ブチルエーテル(MTBE)
を製造することによって、イソブテンがC4流から除去
される。MTBEは需要のある燃料成分である。他の方
法は、ラフィネートIからのイソブテンと水とのTBA
(第三ブタノール)への変換、または酸触媒反応による
イソブテンのジイソブテンへのオリゴマー化である。目
下イソブテンを有しないC4断片、ラフィネートII
は、所望のように線状ブテンを含有し、および場合によ
ってはブタンを含有する。選択的に、さらになお1−ブ
テンは蒸留により分離されてよく、この場合、1−ブテ
ンを有しない断片はラフィネートIIIと呼ばれる。
【0004】ジ−n−ブテンの製造のため、二者択一的
にラフィネートIIまたはラフィネートIIIが使用さ
れてよい。他の工業的C4流の使用、例えばフィッシャ
ー(Fischer)−トロプシュ(Tropsch)−オレフィンからの
使用は可能である。決定的であるのは、本質的に線状ブ
テンだけが前記の流中に含有されていることである。
【0005】本質的にC8−オレフィンを含有する混合
物への、そのようなn−ブテン含有C4流のオリゴマー
化は、基本的に公知である。原理的に3つの変法があ
る。
【0006】久しく公知であるのは、酸触媒のオリゴマ
ー化(方法A)であり、この場合、工業的には例えばゼ
オライトまたはリン酸が担体上で使用される。この場
合、本質的にはジメチルヘキセンである、分枝鎖状オレ
フィンの異性体混合物が得られる(国際公開番号WO
92/13818)。同様に全世界にわたって用いられ
ている方法は、可溶性Ni−錯体を用いたオリゴマー化
であり、DIMERSOL法(方法B)として公知であ
る(B.cornils, W.A. Herrmann, Applied Homogenous Ca
talysis with Organometallic Compounds, 261〜263ペ
ージ、ヘミー社(Verlag Chemie) 1996)。最後にな
お、ニッケル固定床触媒のオリゴマー化、例えばOXE
NO社の方法が、挙げられてよい。この方法は、OCT
OL法(方法C)として文献中に採用された(Hydrocarb
on Process., Int. Ed. (1986) 65(2. Sect. 1), 31〜3
3頁)。
【0007】このようにして得られるジブテンは、化学
工業で必要とされる装入物である。すなわち、例えばヒ
ドロホルミル化によって炭素原子1個が長いアルデヒド
が取得されることができ、−したがって、ジブテンの場
合にはC9−アルデヒド−この化合物はその側で再度、
重要な工業的生成物のため使用される。例はアルデヒド
のアルコールへの水素添加およびアルデヒドとカルボン
酸とのエステルへの変換である。こうして、無水フタル
酸を用いてアルコールをエステル化することによってジ
イソノニルフタレートが得られ、ジイソノニルフタレー
トはプラスチック加工処理工業において極めて需要の多
い可塑剤である。さらに、工業的に重要であり、かつ実
行されるのは、相応するカルボン酸へのアルデヒドの酸
化であり、このカルボン酸は特に油溶性金属塩へと変換
される。油溶性金属塩は、例えば塗料のための乾燥促進
剤(ドライヤー)として、またはPVCのための安定剤
として使用される。
【0008】もう1つの例示的な工業的使用は、強酸触
媒反応下でのオレフィン(ジブテン)と、一酸化炭素お
よび水との、炭素原子が1個長いカルボン酸への変換で
あり、この変換はKOCH反応の名称下に、文献中に採
用された。この場合、分枝鎖状の性質により、前記され
た金属塩の製造のため著しく好適な、第三分枝鎖状カル
ボン酸混合物が得られる。第三カルボン酸の特に重要な
使用は、アセチレンとの反応によるビニルエステルへの
変換であり、ビニルエステルはポリマーの内部可塑化の
ためのコモノマーとして使用される。第三カルボン酸の
ビニルエステルと、酢酸ビニルとのコポリマーは、例え
ば水に分散性の環境にやさしい染料および塗料のための
基剤、およびエネルギーを節約する、建物の保温用しっ
くいのための基剤である。
【0009】ジブテンは単一の物質ではなく、その側で
再度、実際的には異なった割合の全ての二重結合異性体
からなる多数の構造異性体の混合物であり、この場合、
二重結合異性体の多数は、なお付加的にシス/トランス
−異性を示す。前記の構造異性体および形状異性体は、
製造法に応じて異なった割合であってよい。
【0010】ジブテンがラフィネートIIまたはIII
から出発し製造される場合、本質的に非分枝鎖状の基本
構造体、1回分枝化された基本構造体および2回分枝化
された基本構造体からなるオレフィン混合物が得られ
る。次の特性値は専ら方向を定めるために使用される。
それというのも、方法の条件に応じて個々の構造群の一
定しない割合が得られるからである。
【0011】分枝度のための尺度は、イソインデックス
である。イソインデックスは、1分子当たりの分枝の数
によって定義されている。したがって、線状オクテン
(n−オクテン)は、0のイソインデックスを有し、メ
チルヘプテンは1のイソインデックス、およびジメチル
ヘキセンは2のイソインデックスを有する。混合物のイ
ソインデックスを測定する場合、個々の化合物群の質量
含分は考慮されるべきである。
【0012】
【表1】
【0013】第1表: ラフィネートIIIから出発す
る、それぞれ異なった製造法から得られるジブテン中の
典型的な構造分布 ラフィネートIIまたはラフィネートIIIに代わっ
て、他のなおイソブテンを含有するC4断片、例えばラ
フィネートIが用いられる場合、その上、たくさんの他
のさらに分枝化された構造体、本質的にはトリメチルヘ
キセン、例えば2,2,4−トリメチル−ペンテン;
2,2,3−トリメチル−ペンテン;2,3,4−トリ
メチル−ペンテン;2,3,3−トリメチル−ペンテン
およびその他が形成される。このような2を上回るイソ
インデックスを有するジブテンは、“コジブチレン(Cod
ibutylen)”の名称でも公知である。
【0014】ジブテンから製造される一連の生成物の使
用技術的性質は、しばしば使用されるオレフィンの組成
および、殊に分枝度に依存する。このことは、次の例か
ら確認されるように、全く極端な型を考えることができ
る。
【0015】ジブテンの重要な使用範囲は、その側でカ
ルボン酸と一緒にエステル化されるC9−アルコールの
製造である。こうしてジブテンからイソノナノール混合
物が得られ、かつ前記混合物を無水フタル酸を用いてエ
ステル化することによってイソノニルフタレートが得ら
れ;イソノニルフタレートはプラスチック中の可塑剤と
して使用される。
【0016】フタレートのイソノニル鎖の分枝度は、使
用されるオレフィンの分枝度と密接な関係があり、その
結果、フタレートの性質は本質的に使用されるオレフィ
ン混合物の構造によって、共同で決定されている。
【0017】
【表2】
【0018】第2表:工業的に使用されるノニルフタレ
ートの典型的な動態粘度と、次のものとの比較 Co−HD:古典的なコバルト−高圧法、200〜30
0バール、140〜180℃ Rh−HD:ロジウム−高圧法、150〜300バー
ル、120〜130℃、変性されていないか、またはト
リフェニルホスフィンオキシドを用いて変性されたロジ
ウム触媒 可塑剤の他の使用技術的性質は、同様に可塑剤の分枝度
に強力に依存している。ワデイ(Wadey)他により、J.Vin
yl Techn. (1990) 208〜211中には、ジノニルフタレー
トの可塑剤特性と、ノニル基の分枝度との明らかな依存
性が示されている。
【0019】酢酸ビニルの重合の際に頻繁にコモノマー
として使用される第三カルボン酸のビニルエステルは、
同様に化合物の可塑剤特性と化合物の分枝度の依存性の
例である。コモノマーの可塑作用の尺度は、ホモポリマ
ーのガラス点Tg[℃]である。全く同一の総和式であ
る場合、ガラス点は使用されるオレフィンの構造に依存
して、大きな間隔にわたって変動する。文献中には、例
えばC9−カルボン酸のビニルエステルの例が見られ
る。
【0020】
【表3】
【0021】第3表:(H.P.H.ショルテン(Schol
ten)、J.フェアモイレン(Vermeulen)、W.J.ファ
ン・ウェストレネン(van Westrenen)、Recent Developm
ents inLatices based on Vinyl Esters of branched M
onocarboxylic Acids, SeventhInternational Conferen
ce Water-Borne Coatings, ロンドン(London) 1987;
*W.ラウ(Lau)、ベオ・バ(Veo Va)、a Vinyl Ester Mo
nomer, Polymers DotcomMagazine, 2(2), 1996年2月) したがって、可塑剤の場合、フタレートとビニルエステ
ルの例により示されたように、一般に出発オレフィンの
できるだけ少ない分枝鎖に依存している。
【0022】しかしこのことは、より高分枝鎖状オレフ
ィンが無価値であるという意味ではなく、使用範囲の正
しい選択が決定的であるのである。すなわち例えば、相
応する高分枝鎖状オレフィンから得られる、高分枝鎖状
カルボン酸の金属塩は、極性カルボキシル基の遮蔽によ
り、特に良好に油溶性であり、したがって、乾燥剤およ
びPVC−安定剤の製造のための使用に特に好適であ
る。高分枝鎖状オレフィンのための一般的な使用範囲
は、酸接触される反応、例えばフェノールの酸接触によ
るアルキル化である。この場合、低分枝鎖状オレフィン
または線状オレフィンを用いるよりも、本質的に良好な
収量が得られる。それというのも、前記化合物が特に簡
単に第三カルベニウムイオンを形成できるからである。
【0023】したがって、ジブテン混合物の分離は、ジ
ブテンとジブテンの一連の生成物との大きな経済的意味
合い、ならびにこれらの化合物の使用技術的性質の強力
な構造依存性を示唆した。
【0024】しかし、ジブテン混合物の蒸留による分離
は、少ない沸点差に基づき、分析的な尺度でだけ、−お
よびこの場合でさえ完全ではないが−可能である。した
がって、これは経済的ではない。明確にするため、10
4〜125℃で常圧のジブテンの沸点範囲内で、これま
で約40の成分が検出されたことは、言及されてよいだ
ろう。
【0025】したがって、大規模工業的には,C8−オ
レフィンを分離するため、種々の異なった他の方法、例
えば吸着法、遅延剤を用いた蒸留、または前もって行わ
れる異性体化工程を用いた分離法が使用される。
【0026】米国特許第5262015号明細書中に
は、遅延剤を用いた共沸蒸留による、他のC8−オレフ
ィン異性体からの1−オクテンの分離が記載されてい
る。遅延剤としては、例えば酢酸エチルおよびアミルメ
チルエーテルが使用される。しかしこの方法は、多大な
過剰量で生じる1−オクテン中の分離だけを可能にし、
かつ一部の遅延剤の一部の異性体混合物上への使用が必
要とされる。これに反してジブテン中では、1−オクテ
ンの含量が極めて少なく、圧倒的に内位二重結合があ
る。したがって、ジブテンの分離に関する大規模工業的
使用は締め出されている。
【0027】米国特許第5292990号明細書には、
所定のゼオライトでの異性体の異なった吸着/脱着挙動
による、C8−オレフィン混合物の分離が開示されてい
る。この種の方法の使用が一般に分析的な分離法を目指
すことを別として、前記方法には全く特殊な、商業的に
極めて入手困難であるか、または全く入手できないゼオ
ライトが必要とされる。したがって、大規模工業的使用
は締め出されているか、または少なくとも極めて高価
で、かつ不経済的である。
【0028】異性体の少ない含量を有するジブテン混合
物をもたらすもう1つの方法は、理論的には本来の分離
工程の前にジブテンを異性化することである。そのよう
な方法の1例は、欧州特許第0684721号明細書か
ら提供される。異性化の目的は、所定の異性体を、他
の、選択された条件下で熱力学的に安定な異性体に変換
することであり、それによって後の分離を簡単にするこ
とである。しかし、一般には多く置換されたオレフィン
および/または内部オレフィンは熱力学的に安定であ
り、その結果、多数の目的のために重要な、少なく置換
されたオレフィンおよび/または末端位オレフィンは、
失われる。したがって、望ましい構造体を得ながら、異
性体混合物を直接分離することは、組み合わせた異性化
法/分離法を用いた場合、大規模工業的には不可能であ
る。
【0029】要約すると、ジブテン混合物を分離するた
め、文献中には大規模工業的に使用可能で、かつ経済的
な方法は存在しないことが確認されてよい。
【0030】個々のジブテン異性体の性質、すなわち沸
点も、多くの場合極めて似ている。したがって、単一異
性体中の十分な分離は、ほとんど不可能であるが、しか
し経済的には必ずしも必要なわけではない。逆に、でき
るだけ少ない装置費用およびエネルギー費用を用いて、
所定の性質を有する生成物の製造に適当であるオレフィ
ン混合物を取得することが望ましいかもしれない。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明に
は、ジブテン混合物から分離するための方法を開発する
という課題が基礎として課された。
【0032】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、ジブテ
ンの分別は、実際n−オクテンを有さず(元来のジブテ
ンのイソインデックスを上回るイソインデックス)、し
たがって分枝鎖状オレフィンを含有する画分と、ほぼ完
全に非分枝鎖状オレフィンおよび1回分枝化されたオレ
フィンとともに、わずかな量ではあるが高分枝鎖状オレ
フィンを含有する第2の画分(元来のジブテンのイソイ
ンデックス未満のイソインデックス)とに分離すること
によって、1回の工程で達成されることが見いだされ
た。
【0033】したがって、本発明の対象は、元来のジブ
テンの90%未満のイソインデックスを有するn−オク
テン含有画分と、110%を上回るイソインデックスを
有するジメチルヘキセン含有画分とに、ジブテンを分離
するための方法である。
【0034】
【発明の実施の形態】さて、本発明による方法を用い
て、ジブテン画分を製造することができ、かつ意図され
た後処理に個々の画分を供給することができる。個々の
画分の一連の生成物は、ジブテン混合物の一連の生成物
と比較し、定義されかつ持続的に改善された性質を有す
る。
【0035】第4表は例示的に、オクトール法によりラ
フィネートIIIをオリゴマー化することによって製造
された典型的なジブテン試験体の異性体分布を、関連す
る質量含分とともに示している。部分的に公知でない沸
点のための尺度として、スクアレン上で測定された、ガ
スクロマトグラフィー分析により確定された保持指数が
記載されている。記載された保持指数は、約105〜1
26℃の沸点範囲を意味する。小差の保持指数は、異性
体の極めて小さい沸点差を示す。その上、多少とも分枝
鎖状の成分は連続して非体系的に交換される。
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】第4表:Handbook of Chemistry and Phys
ics, 67. Ed. 1986〜1987、CRC-Pressからの沸点の記
載;*保持指数は、隣接する数値の間にある。保持指数
は、ピーク重ね合わせにより、正確には測定できなかっ
た;**痕跡 それでもなお、本発明による方法を用いた分離は、有利
に第4表の化合物15および16の間の蒸留工程によっ
て達成される。
【0039】異性体の小さい沸点差により、蒸留分離の
ため、相応する高い分離作用もしくは理論段に必要とさ
れる数値を有する蒸留塔が必要とされる。このことは、
蒸留塔底部、穿孔または充填物、例えばラシッヒリン
グ、金網織物または梱包物を導入することによって達成
されることができる。特に好ましくは、わずかな差圧で
の高い分離作用により、織物梱包物、例えばズルツァー
社(Fa. Sulzer)のCY−梱包物である。
【0040】ジブテンの完全な異性体純粋の分離は、ジ
ブテンの多数の一連生成物には不必要であり;実際、主
としてわずかな分枝鎖状オレフィン(元来のジブテンの
90%未満のイソインデックス)を含有する画分と、主
として高い分枝鎖状オレフィン(元来のジブテンの11
0%を上回るイソインデックス)を含有する画分への分
別は、全く十分であることが確認された。
【0041】好ましくは、n−オクテン含有画分のイソ
インデックスは1.0未満であり、特に好ましくは0.9
未満である。このことは2つの場合に、ジメチルヘキセ
ン含有画分のイソインデックスが、元来のジブテン(装
入オレフィン)のイソインデックスよりも大きくなるこ
とを意味する。
【0042】本発明による方法中のジブテンの分別は、
連続的蒸留によって実施されてよい。蒸留は、広い圧力
範囲内、すなわち真空条件下ならびに加圧条件下に行わ
れてよい。しかし好ましくは、工業的費用を少なく抑え
るため、常圧での蒸留である。
【0043】本発明による方法の場合、n−オクテン含
有画分が塔底生成物として得られる。前記画分は、好ま
しくは常圧下に110〜126℃、特に好ましくは11
5〜123℃の沸点範囲を有する。
【0044】これに反してジメチルヘキセン含有画分
は、塔頂生成物として得られる。前記塔頂生成物は、常
圧下に95〜120℃、特に好ましくは105〜115
℃の沸騰範囲を有する。
【0045】記載された沸騰範囲は、圧力に依存する。
本発明による方法がその他の圧力で使用される場合、好
ましい沸騰範囲は相応して換算されるべきである。
【0046】本発明による方法を用いて製造されたジブ
テン画分は、未処理ジブテン混合物も常法により使用さ
れるような連続反応中で使用されてよい。前記反応に
は、第三カルボン酸への酸触媒反応、例えばKOCH合
成ならびにビニルエステル製造のためのこの化合物の後
使用、またはベンゾールおよびフェノールのアルキル
化、ヒドロホルミル化によるアルデヒドの金属接触製造
ならびに生じたアルデヒドの相応するアルコールおよび
アルコールから派生する可塑剤への後加工、ひいてはヒ
ドロホルミル化によって得られるアルデヒドの非第三カ
ルボン酸への酸化が属している。
【0047】わずかに分枝鎖状のn−オクテン含有塔底
画分は、例えば生物学的に簡単に分解可能な生成物が製
造されるべき場合に、特に有利に使用される。公知に
は、わずかに分枝鎖状のアルキル鎖は、高次に分枝鎖状
のアルキル鎖よりも簡単に生物学的に分解可能である。
【0048】さらに塔底生成物の少ない分枝鎖は、一連
の生成物が可塑剤である場合、特に有利である。すなわ
ち、わずかに分枝鎖状の塔底生成物をヒドロホルミル化
することによって、分離されていない混合物を使用する
場合よりも少なく分枝化されたイソノナノールが得られ
る。イソノナノールはエステル化後、例えば無水フタル
酸を用いて、明らかに改善された性質を有する可塑剤を
生じる(比較例参照)。
【0049】本発明により得られるジブテン画分(n−
オクテン含有画分および/またはジメチルヘキセン含有
画分)は、イソノナノールもしくはそのエステルの製造
に使用されてよい。イソノナノールは例えば、ジブテン
を相応するアルデヒドにヒドロホルミル化し、かつ水素
添加することによって製造される。ヒドロホルミル化
は、選択的にコバルト触媒またはロジウム触媒を用いて
実施されてよい。例としては、合成ガス(H2:COを
1:1の容量比で)を有する水溶液中で、コバルト塩が
コバルト水素カルボニルへと変換されるような、コバル
ト接触された反応系が挙げられる。コバルト錯体は、相
応するオキソアルデヒドへの、オレフィンと合成ガスと
の反応を促進させる。引続き、オキソアルデヒドは望ま
しいアルコールへと水素添加される。この工程は、公知
であり、かつ例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2
139630号、同第2106252号、同第2244
373号明細書、または国際公開番号 WO93/24
438中に記載されている。
【0050】一般にヒドロホルミル化は、50〜200
℃の反応温度および100〜400バールの合成ガス圧
を用いて実施される。オレフィンは、−場合によっては
溶解助剤としてアルコールを用いて−同時にエダクトお
よび溶剤として使用される。ヒドロホルミル化が行われ
た後、触媒は酸化的に破壊され、水相は生成混合物から
分離され、変換されていないオレフィンはヒドロホルミ
ル化工程中に返送され、かつ得られたオキソアルデヒド
は相応するイソノナノールに水素添加される。ジイソノ
ニルフタレートへの後加工は、例えばブチルチタネート
の触媒作用下に、無水フタル酸を用いてエステル化する
ことによって行われる。
【0051】本発明による方法によって製造されるジブ
テン画分(n−オクテン含有画分および/またはジメチ
ルヘキセン含有画分)の使用のもう一例は、ノナン酸も
しくはノナン酸のビニルエステルの製造である。この製
造のためには、まずそれぞれのオレフィン画分と一酸化
炭素とが、強酸、例えば硫酸またはフッ化ホウ素水和物
の存在下に、第三カルボン酸へと変換される。次に第三
カルボン酸は、触媒としてカルボン酸の亜鉛塩(Encyl.
Polym. Sci. Eng. 17, 426〜434頁)の存在下に、相応
するビニルエステルへと変換されるか、またはビニルエ
ステルは、酢酸ビニルエステルを用いたエステル交換に
よって取得される(Ullmann, 第4版、第19巻、368頁
から)。ビニルエステルはコポリマーとして、例えば変
性された酢酸ポリビニルの製造に使用され、そこで、ビ
ニルエステルは同時に加水分解安定性を高めながら、内
部可塑化を生じさせる。この場合も、わずかに分枝した
塔底画分を使用することによって、例につき詳説される
ように、可塑剤の性質の全く本質的な改善が達成され
る。
【0052】逆に十分に分枝鎖状の異性体を含有する塔
底画分は、迅速な生物学的分解が望まれていない場合、
または特に高い油溶性が問題である場合、特に有利に使
用される。この2つは、乾燥促進剤として染料および塗
料中で使用される分枝鎖状カルボン酸の金属塩に、特に
当てはまる。この場合、高い油溶性は、金属塩の高い濃
度が、有機媒体中で達成されうることを意味している。
染料および塗料は下地を保護すべきであるので、この場
合、毒性の薬剤添加のない長寿命が本質的に重要であ
る。
【0053】この分枝鎖状カルボン酸は、塔底画分か
ら、生じたアルデヒドをヒドロホルミル化しかつ酸化す
ることによって得られるか、あるいは有利にヒドロカル
ボキシル化することによって得られる。この場合、例え
ばFalbe, New Synthesis withCarbon Monoxide, シュプ
リンガー社(Springer Verlag), ベルリン 1980, 372頁
中に記載されているように、KOCH合成が提供され
る。ジメチルヘキセン含有画分の、高次に分枝鎖状のオ
レフィンは、選択された反応条件下で安定の、マルコウ
ニコフ生成物、すなわち主として第三カルボン酸を生じ
る。
【0054】次の例につき、本発明の範囲に限定するこ
となく、本発明を詳説する。
【0055】
【実施例】例1 ジブテン−分別 第4表による組成を有する工業用ジブテン混合物を分別
する。使用される塔は、次の工業的特性値を有してい
た: 全長 27.5m 直径 DN300 織物梱包物 ズルツァー(Sulzer)CY(1m当たり約
10理論段) 梱包物長さ 18.72m 総じて、基礎格子9個の上に織物梱包物の117個の要
素を取り付けた。塔内の蒸気分布を、管状分配器9本お
よび集液槽8個によって行った。典型的な運転条件は次
のようであった: 流入量 100リットル/h 流出量 〜30リットル/h 塔底部流出量 〜70リットル/h 還流量 〜700リットル/h 塔頂温度 114℃ 塔底部温度 124℃ 圧力差 〜160ミリバール 流出量の減少、流入量および還流量は、量を調節し、塔
底部流出量は位置を調節し、運転した。流入を直接工業
装置から行い、かつその結果として、濃度がわずかに変
動したので、塔頂流出量および塔底部流出量を常にガス
クロマトグラフィー法により分析し、かつ流入量を相応
して変化させた。このための誘導成分として、混合物の
成分15および16を使用した。成分15(トランス−
3,4−ジメチルヘキセン−2)はできるだけ完全に蒸
留物中にあり、逆に成分16(トランス−5−メチルヘ
プテン−2)はできるだけ完全に塔底部中にあるように
して運転した。収集した塔頂画分および塔底部画分を、
パイロット運転終了後、もう1度ガスクロマトグラフィ
ー法により試験した、この場合、生じたオレフィンを直
接、ガスクロマトグラフの注入ブロック中で水素添加し
た。この方法で、全体の分析が得られる。この時間中微
妙に変化するエダクトの分析は、当然例示的な個々の分
析である。
【0056】次の結果が得られた:
【0057】
【表6】
【0058】第5表:全体の分析 例2〜4 第三カルボン酸の製造 分別されていないジブテン(例2)、本発明により製造
されたジメチルヘキセン含有画分(塔頂生成物、例4)
および本発明により製造されたn−オクテン含有画分
(塔底生成物、例3)を、ドイツ連邦共和国特許出願公
開第2339947号明細書にならって、第三カルボン
酸に変換した。触媒として、フッ化ホウ素と水とから成
る錯体、および共触媒としてCu+を使用した。反応を
20〜35℃の温度範囲および30バールのCO圧で、
攪拌オートクレーブ中で行った。COを後供給すること
によって、圧力を一定に保った。CO吸収がそれ以上観
察されなくなるやいなや、反応を終了した。
【0059】粗製カルボン酸の触媒相の分離、水洗浄お
よび蒸留による後処理後、次の組成の生成物が得られた
(数値は質量%)。
【0060】
【表7】
【0061】第6表 例5〜7 例2〜4中で得られる第三カルボン酸の混合物を、それ
ぞれ変換すべき酸の亜鉛塩の存在下に、常圧、190〜
220℃の温度で、平衡式: R−COOH+HC≡CH→R−COO−CH=CH2 により、アセチレンと反応させた。
【0062】反応を、G.ヒュープナー(Hubner), Fett
e, Seifen, Anstrichmittel, 68, (4), 290〜292頁(196
6)により実施した。
【0063】蒸留後、99.8%以上の純度を有するビ
ニルエステルが得られ、このビニルエステルはガスクロ
マトグラフィー試験によれば、本質的に使用されるカル
ボン酸と同一の異性体組成を有しており、以下では、ビ
ニルエステルA(基礎ジブテン tel quel、エダクト:
カルボン酸A)、ビニルエステルB(例1蒸留の基礎塔
底生成物、エダクト:カルボン酸B)、ビニルエステル
C(例1蒸留の基礎塔頂生成物、カルボン酸C)と呼
ぶ。
【0064】例8〜12 例5〜7により得られるビニルエステルから、次の標準
工程によるホモポリマーを製造し(例10〜12)、か
つ内部可塑化のコポリマーとしての適用性に関する尺度
としてのガラス点を測定した。
【0065】装入物
【0066】
【表8】
【0067】実施 水相およびモノマー約10%を、攪拌下に75℃に加温
した。この温度で15分後、残留モノマーおよび開始剤
溶液を別々の流れで供給した。モノマーの添加を、均一
に120分間行い、および開始剤溶液の添加を135分
間行った。配量中、温度を75〜80℃の間に保った。
さらに同一温度で120分間攪拌後、添加物を室温に冷
却した。
【0068】生じた乳濁液から、場合によっては濾過
後、成形体を製造し、成形体からDIN53455にな
らってねじり振動分析によりガラス点を測定した。
【0069】さらに、ガラス点が公知である市販の2つ
のビニルエステルを、試験方法の均一性を確認するた
め、同一の方法に処した。これは1つには第三C10
(基礎トリプロペン、比較例8)からなるビニルエステ
ルであり、前記ビニルエステルは、例えば酢酸ビニル
(文献によればガラス点−3℃)のための内部可塑剤と
して広く普及し、使用されている。もう一つには、第三
9酸からなるビニルエステル(比較例9)、すなわ
ち、前記例により製造されたビニルエステル(文献によ
ればガラス点+60℃の範囲内)と同一の総和式を有
し、しかしながら異なった分枝度を有するビニルエステ
ルを使用した。
【0070】次の特性値を測定した:
【0071】
【表9】
【0072】第7表:*第三C9−カルボン酸およびC10
−カルボン酸を基礎とする市販のビニルエステル(W.La
u, VeoVa, a Vinyl Ester Monomer, Polymers DtCom Ma
gazine,2, (2), 1996年2月)。
【0073】比較例8および9は、標準処方物が文献と
比較可能な結果をもたらすことを示している。さらに例
9は、通常、第三C9−カルボン酸を用いて、甚だしく
高いガラス点を有するビニルエステルが得られることを
示しており、このビニルエステルは、内部可塑化には全
く不適当である。
【0074】これとは逆に、既に使用されたジブテンを
基礎とするビニルエステル(例10)は、工業的に常用
の生成物(比較例8)と比較可能な適合性を示す。これ
に反して、ジブテン蒸留の塔底生成物を基礎とするビニ
ルエステル(例11)は、−12℃のガラス点を有して
おり、全く改善された可塑作用を有するコモノマーであ
る。分枝鎖状の第三カルボン酸からなる生成物自体(例
12;例1蒸留の塔底生成物基礎)は、例9から得られ
る比較生成物よりも本質的に低いガラス点を有す。した
がって、内部可塑化のためのコモノマーとしての使用が
問題となる場合、例11から得られる生成物は、例8、
9、10および12から得られる生成物と比較して、は
るかに最も好適である。
【0075】逆に例7から得られる第三カルボン酸(カ
ルボン酸C、塔底生成物例1基礎)は、わずかに可塑性
のコモノマー(例12参照)だけを生じる。しかし、そ
の強力な分枝鎖に基づき、コモノマーは例えば油溶性金
属塩、例えば塗料の乾燥促進剤、およびPVCまたは溶
剤としてのけん化安定性エステルの安定化剤の製造に、
特に好適である。
【0076】例13〜15 例1による画分から、フタレート可塑剤を次の方法で製
造した:その都度のオレフィン画分(使用、塔底生成物
および塔頂生成物)を、文献から公知のように、合成ガ
ス(CO/H2〜1/1)を用いて、触媒としてコバル
ト化合物の存在下に約200バールおよび180℃でヒ
ドロホルミル化した。得られた反応搬出物から、高い価
値のある生成物(C9−アルデヒドおよびC9−アルコー
ル)を蒸留により分離し、かつ同様に公知のように、ア
ルコールへと水素添加した。こうして得られたイソノナ
ノール混合物を、最後に無水フタル酸を用いて、公知の
ように、相応するフタル酸エステルへと変換した。
【0077】可塑剤としての前記化合物の適合性試験を
フタル酸エステルの粘度測定を介して行った。エステル
の粘度は、同一の総和式の場合、分枝を用いて減少し;
可塑性の性質は、この反対に低下する分枝を用いて改善
される。
【0078】第8表中では、例1による蒸留の塔底生成
物から、特に良好な可塑剤が得られることが、明らかに
認められうる。
【0079】全アルコールの約98%が覆われている、
公知のC9−アルコールの異性体分布を記載した。残り
はC9−アルコールの解明されていない他の異性体であ
る。粘度は、それぞれアルコール混合物から製造された
フタル酸エステルに関係する(20℃で測定)。
【0080】
【表10】
【0081】第8表 したがってジブテン蒸留の塔底生成物から、特に低い粘
度を有する可塑剤が得られる。
【0082】
【発明の効果】本方法により製造されたジブテン画分、
殊に第2オレフィンを含有する塔頂画分は、特にカルベ
ニウムイオンが中間段階として重要である酸触媒反応に
適当である。それというのも、特に簡単に分枝鎖状オレ
フィンから形成されるからである。次に、このような反
応は、大抵わずかに分枝化されたか、または非分枝鎖状
のオレフィンの使用と異なって、良好な選択性を有し行
われる。
【0083】さらに、ジメチルヘキセン含有画分は、水
素添加後、高いオクタン値を有する気化装置用燃料成分
として使用されてよい。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジブテンの分別法において、ジブテン
    を、元来のジブテンの90%未満のイソインデックスを
    有するn−オクテン含有画分と110%を上回るイソイ
    ンデックスを有するジメチルヘキセン含有画分とに分離
    する、ジブテンの分別法。
  2. 【請求項2】 n−オクテン含有画分が1.0未満のイ
    ソインデックスを有する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 n−オクテン含有画分が0.9未満のイ
    ソインデックスを有する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 ジブテンの分別を連続蒸留によって行
    う、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 蒸留を常圧で実施する、請求項4記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 n−オクテン含有画分を塔底生成物とし
    て取得し、およびジメチルヘキセン含有画分を塔頂生成
    物として取得する、請求項1から5までのいずれか1項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 n−オクテン含有画分が、常圧で110
    〜126℃の沸騰範囲を有する、請求項1から6までの
    いずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 n−オクテン含有画分が、常圧で115
    〜123℃の沸騰範囲を有する、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ジメチルヘキセン含有画分が、常圧で9
    5〜120℃の沸騰範囲を有する、請求項1から6まで
    のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 ジメチルヘキセン含有画分が、常圧で
    105〜115℃の沸騰範囲を有する、請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 ノナン酸製造のための請求項1から6
    まで、9または10のいずれか1項記載の方法により得
    られるジメチルヘキセン含有画分の使用。
  12. 【請求項12】 イソノナノール製造のための請求項1
    から6まで、9または10のいずれか1項記載の方法に
    より得られるジメチルヘキセン含有画分の使用。
  13. 【請求項13】 イソノナノール製造のための請求項1
    から8までのいずれか1項記載の方法により得られるn
    −オクテン含有画分の使用。
  14. 【請求項14】 ノナン酸製造のための請求項1から8
    までのいずれか1項記載の方法により得られるn−オク
    テン含有画分の使用。
  15. 【請求項15】 水素添加後の燃料成分としての請求項
    1から6まで、9または10のいずれか1項記載の方法
    により得られるジメチルヘキセン含有画分の使用。
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