JP2000239193A - モノビニルアセチレンの製造方法 - Google Patents
モノビニルアセチレンの製造方法Info
- Publication number
- JP2000239193A JP2000239193A JP11043284A JP4328499A JP2000239193A JP 2000239193 A JP2000239193 A JP 2000239193A JP 11043284 A JP11043284 A JP 11043284A JP 4328499 A JP4328499 A JP 4328499A JP 2000239193 A JP2000239193 A JP 2000239193A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- acetic acid
- same
- producing
- different
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2/00—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
- C07C2/02—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
- C07C2/04—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
- C07C2/38—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of dienes or alkynes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2527/00—Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
- C07C2527/06—Halogens; Compounds thereof
- C07C2527/122—Compounds comprising a halogen and copper
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2531/00—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
- C07C2531/02—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
- C07C2531/04—Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides containing carboxylic acids or their salts
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
ノビニルアセチレンを製造する際に使用する触媒の活性
を向上させ、効率よくモノビニルアセチレンを製造する
方法に関するものであり、副生成物であるジビニルアセ
チレンの生成割合を増やすことなく、著しく触媒活性を
向上させて主要生成物であるモノビニルアセチレンの生
成量を増加させる新たな銅系触媒を提供する。 【解決手段】 塩化第一銅および、塩化アンモニウムお
よび/または塩化カリウムの水溶液を用いてアセチレン
からモノビニルアセチレンを製造する際に、プロピレン
ジアミン4−酢酸他の特定の構造を有するアミノカルボ
ン酸またはそのアルカリ金属塩を共存させることを特徴
とするモノビニルアセチレンの製造方法。
Description
反応させモノビニルアセチレンを製造する際に使用する
触媒の活性を向上させ、効率よくモノビニルアセチレン
を製造する方法に関するものである。
ニルアセチレンの製造方法は、アセチレンを塩化第一銅
および、塩化アンモニウムまたは塩化カリウムの水溶液
に通じることによって行われる、いわゆるニューランド
触媒が使用されている。この際、触媒の活性が充分でな
いのでモノビニルアセチレンへの転化率は低い。このた
め、モノビニルアセチレンの収量を増加させるために、
すなわち反応器内でアセチレンガスの滞留時間を増加さ
せたり、塩化アンモニウムあるいは塩化カリウムに対す
る塩化第一銅の量を増やすか、あるいは極性溶媒である
ジメチルスルホキシドなどを添加する方法が検討されて
きた。しかしながら、これらの方法ではビニルアセチレ
ンの収量は向上するが、逐次反応による副生物である
1,5−ヘキサジエン−3−イン(ジビニルアセチレ
ン)、および1,3−ヘキサジエン−5−イン(アセチ
レンジビニル)の生成割合も増大するためモノビニルア
セチレンの収率が低下する。
酸化されやすい物質であり、酸化されると過酸化物を生
じ、この過酸化物は、衝撃により発火する大変危険な物
質であるため、その生成量が多くなることは極めて好ま
しくない。
させる方法としては、今までにさまざまな検討がなされ
ている。例えば、特開昭49−54307号公報には塩
化第一銅と、塩化アルカリまたは塩化アンモニウムの触
媒溶液にアミノカルボン酸のアルカリ金属塩および特定
の有機溶媒を添加してモノビニルアセチレンの収率を改
善する方法が、特開昭50−93903号公報には、塩
化アルカリまたは塩化アンモニウムに対する塩化第一銅
のモル比を大きくし、更にアミノカルボン酸のアルカリ
金属塩またはアミノスルホン酸のアルカリ金属塩を加え
るなどして活性を向上させる方法が提案されている。し
かしながら、塩化アルカリまたは塩化アンモニウムに対
する塩化第一銅のモル比を大きくすることは触媒の溶液
安定性に問題があり、またアミノカルボン酸自身も触媒
溶液の中では充分に安定とは言えない。また、代表的な
アミノカルボン酸であるエチレンジアミン−N,N,
N’,N’−4−酢酸には全く効果は観察されなかっ
た。更に、これらの文献に記載されているのはアミノカ
ルボン酸のアルカリ金属塩についてのみであり、アミノ
カルボン酸自体については検討された例はなかった。
系が知られていないのが現状である。このようなことか
らモノビニルアセチレンの製造において、副生成物であ
るジビニルアセチレンの生成割合を増やすことなく、著
しく触媒活性を向上させて主生成物であるモノビニルア
セチレンの生成量を増加させる新たな銅系触媒の開発が
望まれていた。
ら従来の技術の欠点、すなわち副生成物である、ジビニ
ルアセチレンの生成割合を増やすことなく、著しく触媒
活性を向上させて主要生成物であるモノビニルアセチレ
ンの生成量を増加させる新たな銅系触媒を提供すること
である。
題を解決するために鋭意検討した結果、現状の触媒系に
アミノカルボン酸類またはそのアルカリ金属塩のさまざ
まな構造を検討した結果、下記の一般式(1)〜(9)
の構造のアミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩の
1種以上を触媒活性化剤として添加し反応を行うことに
より、反応は極めて速く進行し、主要生成物であるビニ
ルアセチレンへの反応率が著しく向上することを見い出
し、本発明に到達した。アミノカルボン酸は、特開昭5
0−93903号公報にそのアルカリ金属塩が記載され
ているが、代表的なアミノカルボン酸であるエチレンジ
アミン−N,N,N’,N’−4−酢酸には全く効果は
観察されなかった。これに対して、驚くべきことには、
エチレンジアミン−N,N,N’,N’−4−酢酸の構
造を変化させた、下記の一般式(1)〜(9)で表わさ
れるアミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩には顕
著な効果が見出された。
子供与性基であって、nが0のときにはその少なくとも
一方は電子供与性基である。R2は水素または電子供与
性基であり、R2はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
い。また、R1、R2およびR3はお互いに同一でも異
なっていてもよい。nは0または1〜3の整数であ
る。)
子供与性基であって、nが0のときにはその少なくとも
一方は電子供与性基である。R5は水素または水酸基で
あり、R5はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。ま
たR4、R5およびR6はお互いに同一でも異なってい
てもよい。nは0または1〜3の整数である。) 上記の一般式(1)および一般式(2)においてnが4
以上の場合には、本願発明の効果は得られない。
H2CH2OHを表す。また、R9は互いに同一でも異な
っていてもよい。nは0または1〜10の整数であ
る。)
は電子供与性基。R10はそれぞれ同一でも異なってい
てもよい。また、R10とR11は互いに同一でも異な
っていてもよい。nは1から10の整数である。)
は電子供与性基。R12はそれぞれ同一でも異なってい
てもよい。また、R12とR13は互いに同一でも異な
っていてもよい。nは1から10の整数。)
(9)において、R1〜R6およびR10〜R13が水
素、tert−ブチル基、イソプロピル基、エチル基、
メチル基、水酸基、シクロヘキセン基、アルキルベンゼ
ンスルフォン酸ナトリウム基またはナフタレンスルフォ
ン酸ナトリウム基であり、R7およびR8が、tert
−ブチル基、イソプロピル基、エチル基、メチル基、水
酸基、シクロヘキセン基、アルキルベンゼンスルフォン
酸ナトリウム基またはナフタレンスルフォン酸ナトリウ
ム基であるモノビニルアセチレンの製造方法である。
(但し、R1〜R8およびR10〜R13は互いに同一
でも異なっていてもよい。) また、本発明は上記の一般式(1)〜(9)において、
R1〜R6およびR10〜R13が水素、メチル基また
は水酸基であり、R7およびR8が、メチル基または水
酸基であるモノビニルアセチレンの製造方法である。
(但し、R1〜R8およびR10〜R13は互いに同一
でも異なっていてもよい。) 更に、本発明は上記の一般式(1)〜(9)において、
一般式(1)および一般式(2)におけるnがそれぞれ
0または1、一般式(5)におけるnが1、一般式
(6)および一般式(7)におけるnが2であるモノビ
ニルアセチレンの製造方法である。本発明において、触
媒活性化剤としては、アミノカルボン酸が最も好まし
く、アミノカルボン酸のアルカリ金属塩を用いる場合に
は、ナトリウム塩が好ましい。また、触媒活性化剤とし
て、上記の一般式(1)〜(9)のアミノカルボン酸を
使用することが本発明の効果をよりよく発現させる上で
好ましい。
銅および、塩化アンモニウムおよび/または塩化カリウ
ムの水溶液系の触媒でモノビニルアセチレン(別名、1
−ブチン−3−エン、以下MVAと記す場合がある)を
製造するにあたり、触媒成分として新たに上記の特定の
アミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩を加えるこ
とにより、高活性な触媒が形成されることでモノビニル
アセチレンの収量を向上させることにある。
造方法の手順は、上記の特定の組成の触媒を用いる以外
は、通常の製造法となんら変わりがない。すなわち、触
媒として塩化第一銅と、塩化アンモニウムおよび/また
は塩化カリウムの他に、一般式(1)〜(9)で表され
る、アミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩を加え
3元系とした高活性の触媒を使用する。
対する塩化アンモニウムおよび/または塩化カリウムの
モル比は特に制限はないが、塩化第一銅1に対して塩化
アンモニウムおよび/または塩化カリウムが0.85〜
1.5のモル比で用いることが好ましく、0.95〜
1.1のモル比で用いることが更に好ましい。このモル
比が0.85より小さいと触媒の溶液安定性が低下し、
1.5より大きいとモノビニルアセチレンの収率が低下
する。
と、塩化アンモニウムもしくは塩化カリウムおよびアミ
ノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩に加えてモノビ
ニルアセチレンの溶媒を添加することが好ましい。モノ
ビニルアセチレンの溶媒としては、石油系溶剤、例えば
アミルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジエチルベン
ゼン、テトラメチルヘキサン、n−パラフィン、イソパ
ラフィン、また多価アルコールあるいはエーテル系化合
物が用いられる。多価アルコールとしてはエチレングリ
コール、プロピレングリコール類が、エーテル類として
プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。とりわ
けトリエチレングリコールモノブチルエーテルが好まし
い。溶媒の使用量は、触媒水溶液に対して5〜250容
積%であることが好ましい。
ン酸としては具体的には、プロピレンジアミン−N,
N,N’,N’−4−酢酸、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)・プロピレンジアミン−N,N’,N’−3−酢
酸、N−メチルイミノ−N,N−2−酢酸、N,N−メ
チル−(2−ヒドロキシエチル)グリシン、N−(2−
ヒドロキシエチル)・エチレンジアミン−N,N’,
N’−3−酢酸、2−ヒドロキシトリメチレンジアミン
−N,N,N’,N’−4−酢酸、N−(2−ヒドロキ
シエチル)・2−ヒドロキシトリメチレンジアミン−
N,N’,N’−3−酢酸、ビス(2−アミノエチル)
エチレングリコール−N,N,N’,N’−4−酢酸、
N−(2−ヒドロキシエチル)・エチレングリコールジ
アミン−N,N’,N’−3−酢酸、N−アセトアミド
イミノ−N,N−2−酢酸またはN−(アセトアミド)
−N−(2−ヒドロキシエチル)グリシンであることが
好ましく、プロピレンジアミン−N,N,N’,N’−
4−酢酸、N−メチルイミノ−N,N−2−酢酸、N−
(2−ヒドロキシエチル)・エチレンジアミン−N,
N’,N’−3−酢酸、2−ヒドロキシトリメチレンジ
アミン−N,N,N’,N’−4−酢酸、ビス(2−ア
ミノエチル)エチレングリコール−N,N,N’,N’
−4−酢酸およびN−アセトアミドイミノ−N,N−2
−酢酸であることが更に好ましい。本発明では上記のア
ミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩の内2種以上
を併用してもよい。
のアルカリ金属塩の使用量としては、塩化第一銅100
モルあたり1.0〜20モルの比率で使用することが好
ましく、3〜10モルの比率で使用することが更に好ま
しい。アミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩が塩
化第一銅100モルあたり1.0モル未満の使用では効
果が少なく、また20モルを超えて加えても効果は減少
してくる。
とはない。すなわち55〜90℃の範囲で行うことが好
ましい。55℃より低い温度では転化率は充分ではな
く、また90℃を超えてもアセトアルデヒドが増えるの
で好ましくない。
を更に具体的に説明する。 実施例1 内径2.5cm、長さ10mで反応器の上部に内径20
cmの円筒部を有するジャケット付反応器に、塩化第一
銅2.8kg、塩化カリウム2.0kg、水2.6k
g、濃塩酸1.5mlよりなる触媒溶液4.2リットル
と、溶剤であるトリエチレングリコールモノブチルエー
テルを3.0リットルおよび触媒活性化剤である、プロ
ピレンジアミン−N,N,N’,N’−4−酢酸(上記
の一般式(1)においてnが0、R1、R3の内のいず
れか一方がメチル基の場合である)を0.434kg仕
込み、温度を80℃まで加温して溶解させた。この後、
反応器の下からアセチレンを1000リットル/Hrで
導入した。反応条件は次の通りである。 反応温度 80℃ ガス圧力 1.2kg/cm2 ガス負荷 アセチレン240リットル/触媒溶液 この反応器から出てくるガスをガスクロマトグラフィー
で分析し、アセチレン転化率およびモノビニルアセチレ
ン収率(以下、選択率と記す)を算出した。具体的な分
析方法は下記の通りである。
コハク酸ジエチレングリコール(DEGS)15%、ク
ロモソルブW 60/80メッシュ、ガラス3mmφ×
3m、キャリアーガス:ヘリウム30ml/分、検出
器:TCD(熱伝導型) ガス分析値および反応成績 ガス分析値はモル%で表わした。転化率はフィードアセ
チレンに対する反応アセチレンの分率(%)で示した。
また、増加率は比較例1の転化率に対する転化率の増加
割合をパーセントで表したものである。モノビニルアセ
チレンの選択率は、反応した全アセチレンに対するアセ
チレン基準の変換率で求めた。これらの値を表1に示し
た。
した以外は実施例1と同じである。
ンジアミン−N,N’,N’−3−酢酸とした以外は実
施例1と同じである。
N,N,N’,N’−4−酢酸とした以外は実施例1と
同じである。
コール−N,N,N’,N’−4−酢酸とした以外は実
施例1と同じである。
酢酸とした以外は実施例1と同じである。
来技術による触媒組成で反応を行った結果である。
エチレンジアミン−N,N,N’,N’−4−酢酸(E
DTA)に変えた以外は実施例1と同様に行った。
ルボン酸であるヘキサメチレンジアミン−N,N,
N’,N’−4−酢酸に変えた以外は実施例1と同様に
行った。
アミノカルボン酸の添加量は塩化第一銅100モルに対
して5モルの比率である。また、表1で、MVAはモノ
ビニルアセチレン、DVAはジビニルアセチレン、AD
Vはアセチレンジビニルを表わす。
変化させて試験を行った。プロピレンジアミン−N,
N,N’,N’−4−酢酸を塩化第一銅100モルに対
して1.0モルの比率と少なくした以外は実施例1と同
じである。
塩化第一銅100モルに対して20モルの比率とした以
外は実施例1と同じである。
た以外は実施例1と同様に行い、結果を表2に示した。
例1と同様に実施した。
たモノビニルアセチレンの反応成績の結果を表1及び表
2に示す。
アセチレンを製造する際に、本発明の触媒活性化剤を用
いれば、従来の技術の欠点、すなわち副生成物であるジ
ビニルアセチレンの生成割合を増やすことなく、著しく
触媒活性を向上させて、反応は極めて速く進行し、主要
生成物であるビニルアセチレンの転化率が著しく向上し
て、効率よくモノビニルアセチレンを製造することがで
きる。
Claims (12)
- 【請求項1】 塩化第一銅および、塩化アンモニウムお
よび/または塩化カリウムの水溶液を用いてアセチレン
からモノビニルアセチレンを製造する際に、下記の一般
式(1)〜(9)で表されるアミノカルボン酸またはそ
のアルカリ金属塩の1種以上を共存させることを特徴と
するモノビニルアセチレンの製造方法。 【化1】 (ここで、R1およびR3は水素または電子供与性基で
あって、nが0のときにはその少なくとも一方は電子供
与性基である。R2は水素または電子供与性基であり、
R2はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。また、R
1、R2およびR3はお互いに同一でも異なっていても
よい。nは0または1〜3の整数である。) 【化2】 (ここで、R4およびR6は水素または電子供与性基で
あって、nが0のときにはその少なくとも一方は電子供
与性基である。R5は水素または水酸基であり、R5は
それぞれ同一でも異なっていてもよい。またR4、R5
およびR6はお互いに同一でも異なっていてもよい。n
は0または1〜3の整数である。) 【化3】 (ここで、R7は電子供与性基である。) 【化4】 (ここで、R8は電子供与性基である。) 【化5】 (ここで、R9はCH2COOHまたはCH2CH2OH
を表す。また、R9は互いに同一でも異なっていてもよ
い。nは0または1〜10の整数である。) 【化6】 (ここで、R10およびR11は水素または電子供与性
基。R10はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。ま
た、R10とR11は互いに同一でも異なっていてもよ
い。nは1から10の整数である。) 【化7】 (ここで、R12およびR13は水素または電子供与性
基。R12はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。ま
た、R12とR13は互いに同一でも異なっていてもよ
い。nは1から10の整数。) 【化8】 【化9】 - 【請求項2】 R1〜R6およびR10〜R13が水
素、tert−ブチル基、イソプロピル基、エチル基、
メチル基、水酸基、シクロヘキセン基、アルキルベンゼ
ンスルフォン酸ナトリウム基またはナフタレンスルフォ
ン酸ナトリウム基であり、R7およびR8が、tert
−ブチル基、イソプロピル基、エチル基、メチル基、水
酸基、シクロヘキセン基、アルキルベンゼンスルフォン
酸ナトリウム基またはナフタレンスルフォン酸ナトリウ
ム基であることを特徴とする請求項1記載のモノビニル
アセチレンの製造方法。但し、R1〜R8およびR10
〜R13は互いに同一でも異なっていてもよい。 - 【請求項3】 R1〜R6およびR10〜R13が水
素、メチル基または水酸基であり、R7およびR8が、
メチル基または水酸基であることを特徴とする請求項1
記載のモノビニルアセチレンの製造方法。但し、R1〜
R8およびR10〜R13は互いに同一でも異なってい
てもよい。 - 【請求項4】 一般式(1)および一般式(2)におけ
るnがそれぞれ0または1、一般式(5)におけるnが
1、一般式(6)および一般式(7)におけるnが2で
あることを特徴とする請求項1記載のモノビニルアセチ
レンの製造方法。 - 【請求項5】 アミノカルボン酸が、プロピレンジアミ
ン−N,N,N’,N’−4−酢酸、N−(2−ヒドロ
キシエチル)・プロピレンジアミン−N,N’,N’−
3−酢酸、N−メチルイミノ−N,N−2−酢酸、N,
N−メチル−(2−ヒドロキシエチル)グリシン、N−
(2−ヒドロキシエチル)・エチレンジアミン−N,
N’,N’−3−酢酸、2−ヒドロキシトリメチレンジ
アミン−N,N,N’,N’−4−酢酸、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)・2−ヒドロキシトリメチレンジアミ
ン−N,N’,N’−3−酢酸、ビス(2−アミノエチ
ル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−4−酢
酸、N−(2−ヒドロキシエチル)・エチレングリコー
ルジアミン−N,N’,N’−3−酢酸、N−アセトア
ミドイミノ−N,N−2−酢酸またはN−(アセトアミ
ド)−N−(2−ヒドロキシエチル)グリシンであるこ
とを特徴とする請求項1記載のモノビニルアセチレンの
製造方法。 - 【請求項6】 アミノカルボン酸がプロピレンジアミン
−N,N,N’,N’−4−酢酸、N−メチルイミノ−
N,N−2−酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)・エ
チレンジアミン−N,N’,N’−3−酢酸、2−ヒド
ロキシトリメチレンジアミン−N,N,N’,N’−4
−酢酸、ビス(2−アミノエチルエチレングリコール)
−N,N,N’,N’−4−酢酸およびN−アセトアミ
ドイミノ−N,N−2−酢酸であることを特徴とする請
求項1記載のモノビニルアセチレンの製造方法。 - 【請求項7】 アミノカルボン酸またはそのアルカリ金
属塩の添加量が塩化第一銅100モルに対して1.0〜
20モルの比率であることを特徴とする請求項1または
2記載のモノビニルアセチレンの製造方法。 - 【請求項8】 塩化第一銅1に対して、塩化アンモニウ
ムおよび/または塩化カリウムを0.85〜1.5のモ
ル比で用いることを特徴とする請求項1記載のモノビニ
ルアセチレンの製造方法。 - 【請求項9】 モノビニルアセチレンの溶媒を用いるこ
とを特徴とする請求項1記載のモノビニルアセチレンの
製造方法。 - 【請求項10】 モノビニルアセチレンの溶媒が、石油
系溶剤、多価アルコールまたはエーテル系化合物から選
ばれた1種以上であることを特徴とする請求項9記載の
モノビニルアセチレンの製造方法。 - 【請求項11】 モノビニルアセチレンの溶媒が、アミ
ルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジエチルベンゼ
ン、テトラメチルヘキサン、n−パラフィン、イソパラ
フィン、エチレングリコール、プロピレングリコール、
プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテルから選ばれた1種以上
であることを特徴とする請求項9記載のモノビニルアセ
チレンの製造方法。 - 【請求項12】 モノビニルアセチレンの溶媒がトリエ
チレングリコールモノブチルエーテルであることを特徴
とする請求項8記載のモノビニルアセチレンの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04328499A JP4001430B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | モノビニルアセチレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04328499A JP4001430B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | モノビニルアセチレンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000239193A true JP2000239193A (ja) | 2000-09-05 |
JP4001430B2 JP4001430B2 (ja) | 2007-10-31 |
Family
ID=12659517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04328499A Expired - Fee Related JP4001430B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | モノビニルアセチレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4001430B2 (ja) |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP04328499A patent/JP4001430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4001430B2 (ja) | 2007-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4958790B2 (ja) | ハイドロフルオロアルカノールのハイドロフルオロアルケンへの接触転化 | |
Sá et al. | Fast and efficient preparation of Baylis–Hillman-derived (E)-allylic azides and related compounds in aqueous medium | |
Nelson et al. | Nucleophilic perfluoroalkylation of nitrones | |
CN116768771A (zh) | 一种催化选择性氧化制备硫亚胺类化合物的方法 | |
US20210070700A1 (en) | Process for the preparation of haloalkanesulfonic acids from sulfur trioxide and a haloalkane | |
JP3996274B2 (ja) | モノビニルアセチレンの製造方法 | |
JP2000239193A (ja) | モノビニルアセチレンの製造方法 | |
KR20080020594A (ko) | 물에서 p-크실렌의 액상 산화에 의한 p-톨루엔산의제조방법 | |
CN101585783B (zh) | 一种邻硝基苯腈类化合物的制备方法 | |
JP4001428B2 (ja) | モノビニルアセチレンの製造方法 | |
TW314511B (ja) | ||
JP6245605B2 (ja) | α,β‐不飽和カルボニル化合物の製造法 | |
JP2001513094A (ja) | N,n,n’,n’−テトラ−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンの製法 | |
JP4109457B2 (ja) | フラーレン誘導体の製造方法 | |
US20040242942A1 (en) | Process for producing 2,5-bis(trifluoromethyl)nitrobenzene | |
JP3998966B2 (ja) | アダマンタノール類の製造方法 | |
CN109092372A (zh) | 一种选择性氧化伯醇的催化剂及方法 | |
JP4118555B2 (ja) | N−(アダマンチル)アミド化合物の製造方法 | |
WO2011111423A1 (ja) | ヨウ素化芳香族化合物の製造方法 | |
JP3960048B2 (ja) | 置換ベンゼン類の製造法 | |
JPH07330703A (ja) | (ペルフルオロアルコキシ)ビフェニルジアゾニウム化合物及びその製造中間体並びにペルフルオロアルキル化方法 | |
JPS58128371A (ja) | インド−ル類の製法 | |
JPH02131438A (ja) | ヘキサフルオロエタンの製造方法 | |
CN113717033A (zh) | 一种苄基醚类化合物及其合成方法 | |
JPH08259507A (ja) | アセトフェノン誘導体のニトロ化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20070710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070814 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070814 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |