JP2000238154A - ハニカムサンドイッチパネル - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネル

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JP2000238154A
JP2000238154A JP11041765A JP4176599A JP2000238154A JP 2000238154 A JP2000238154 A JP 2000238154A JP 11041765 A JP11041765 A JP 11041765A JP 4176599 A JP4176599 A JP 4176599A JP 2000238154 A JP2000238154 A JP 2000238154A
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Japan
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woven fabric
sandwich panel
honeycomb sandwich
honeycomb
prepreg
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JP11041765A
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Masahiko Hayashi
政彦 林
Toshiaki Azuma
利昭 東
Hajime Kishi
肇 岸
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ハニカムコアと、スキンパネルとし
てのプリプレグの積層体からなるハニカムサンドイッチ
パネルにおいて、スキンパネルとハニカムコアとが強力
に接着し、スキンパネル内部のポロシティが僅少であ
り、さらに強度特性や、表面平滑性に優れ、また、安価
に大量生産が可能な、特に航空機用途に好ましく適用で
きるハニカムサンドイッチパネルを提供せんとするもの
である。 【解決手段】強化繊維織物に、熱硬化性樹脂組成物が含
浸され、硬化されてなるスキンパネルとハニカムコアか
らなるハニカムサンドイッチパネルであって、該強化繊
維織物の織物目付が320〜500g/m2の範囲にあ
ることを特徴とするハニカムサンドイッチパネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機用途分野に
おいて使用されるハニカムサンドイッチパネルに関する
ものである。さらに詳しくは繊維強化複合材料からなる
スキンパネルとハニカムコアとの接着性に優れ、さらに
スキンパネル表面のピットや樹脂カスレが少なく、表面
平滑性に優れ、品質に優れるハニカムサンドイッチパネ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】強化繊維とマトリックス樹脂からなる繊
維強化複合材料は、軽量性と優れた機械強度などから、
航空機用途、自動車用途、一般産業用途などに幅広く使
用されている。近年、これら産業の発達に伴い、繊維強
化複合材料に対する要求特性はますます厳しくなってき
ている。
【0003】航空機用途分野においては、構造材料や内
装材のハニカムサンドイッチパネルに、主として軽量化
の観点から繊維強化複合材料が、使用されるケースが増
えている。
【0004】ハニカムサンドイッチパネルのハニカムコ
アとしては、アラミドハニカム、ガラスハニカム、アル
ミニウムハニカムが使用されるが、中でも、航空機用内
装材のハニカムサンドイッチパネルには、アラミドハニ
カムが多用される。
【0005】ハニカムサンドイッチパネルの製造に当た
っては、従来、プリプレグとハニカムコアとの接着に当
たり、フィルム状に加工した接着剤をハニカムコアとプ
リプレグの積層体との間に挟み込み、その後コキュアし
て接着する方法が使用されていたが、航空機用途分野に
おけるコスト低減化への要望が強まるに従い、最近では
プリプレグをハニカムコアの両面に積層し、加熱するこ
とによってプリプレグの硬化とプリプレグとハニカムコ
アとの接着を同時に行なう、いわゆる自己接着ハニカム
コキュア成型法が主流となっている。
【0006】この自己接着ハニカムコキュア成型法に
は、スキンパネルとなるプリプレグとハニカムコアとの
接着性を極力高めることが求められているが、プリプレ
グより滲み出た樹脂により接着させるため、使用する樹
脂とハニカムコアとの相性など複雑な要因を考慮する必
要があるなど、接着性を充分に確保するのは従来は困難
であった。
【0007】航空機用途のハニカムサンドイッチパネル
には、セルサイズが1/8、3/16、1/4インチの
ハニカムコアが多用される。セルサイズが大きくなる
と、スキンパネルとハニカムコアとが接着する面積が減
少するため、接着性が弱くなる傾向があり、また、これ
を補うため成型時の圧力を上昇させるとコアクラッシュ
が生じるときがあった。このようにセルサイズの大きい
ハニカムコアを使用する場合、スキンパネルとハニカム
コアとの接着性を高めるため、より高度の技術が要求さ
れる。
【0008】スキンパネルとなるプリプレグから樹脂が
滲み出し、ハニカムコアの壁面に沿って樹脂が流れ、硬
化したものを、一般にフィレットと呼び、このフィレッ
トはスキンパネルとハニカムコアとの接着性に大きな影
響を与えるが、樹脂の粘度が低過ぎると、フィレットの
形成が不充分となっていた。一方、樹脂の粘度が高過ぎ
ても、ハニカムコアの壁面の樹脂に対する濡れ性が低下
し、スキンパネルとハニカムコアとの接着性が劣ったも
のとなる。
【0009】ハニカムサンドイッチパネルは他の金属素
材などと繋ぎ合せるとき、穴開け加工を施すことがある
が、スキンパネルとハニカムコアとの接着が不充分であ
ると、両者の界面にクラックが発生したり、両者間に剥
離を生じるときがあった。
【0010】ハニカムサンドイッチパネルの製造に当た
り、炭素繊維を強化繊維とするプリプレグをスキンパネ
ルに使用し、自己接着ハニカムコキュア成型法を採用し
たものとして、次のようなものがある。
【0011】USP4400660号明細書には、エポ
キシ樹脂、両末端に特定の官能基を有するブタジエンア
クリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂との反応生成
物、及び硬化剤としてのジシアンジアミドを配合した樹
脂組成物により、スキンパネルとハニカムコアとの接着
性とスキンパネルの層間剪断強度を改善する技術が開示
されている。
【0012】また、特開昭58−82755号公報に
は、エポキシ樹脂、両末端にカルボキシル基を有するブ
タジエンアクリロニトリル共重合体とエポキシ樹脂との
反応生成物、及び硬化剤としてのジシアンジアミドとジ
アミノジフェニルスルホンを併用して配合した樹脂組成
物により、スキンパネルとハニカムコアとの接着性、特
に高温環境下での接着性を改善する技術が開示されてい
る。
【0013】さらに、特公昭62−28167号公報、
特公昭63−30925号公報、特公平1−29814
号公報には、エポキシ樹脂、両末端に特定の官能基を有
するアクリロニトリルブタジエン共重合体とエポキシ樹
脂との反応生成物、及び硬化剤としてのジシアンジアミ
ドを配合した樹脂組成物により、スキンパネルとハニカ
ムコアとの接着性を改善する技術が開示されている。
【0014】以上、開示された技術は、すべて樹脂組成
物自体を改良することにより、スキンパネルとハニカム
コアとの接着性を改善しようとしたものであるが、航空
機用途に適用するには、前記接着性が、依然として不充
分であり、接着ムラによる剥離についても対応不充分で
あった。さらに、ハニカムサンドイッチパネルの表面平
滑性についても充分なものではなかった。
【0015】また、特開平3−210356号公報に
は、ハニカムサンドイッチパネルの製造に当たり、プリ
プレグに使用する樹脂組成物を改良することにより、フ
ィレット高さを拡大し、クライミングドラムピール強度
(以下、CDPと略記)を向上させる技術が開示されて
いるが、ここではプリプレグに使用する強化繊維につい
ては、着目されておらず、かつ、スキンパネル内部のポ
ロシティ発生の抑止、表面平滑性の改善についても充分
ではなかった。また、ハニカムセルサイズが大きく、成
形時の圧力を充分高くできない場合は上記懸念点が顕著
となる可能性があった。
【0016】一方、特表平9−828210号公報に
は、ハニカムサンドイッチパネルの製造に当たり、プリ
プレグにエポキシ樹脂組成物を用い、固形微粒子の配合
量を調整することにより、CDPを向上させる技術が開
示されているが、これらによれば高目付織物を使用した
場合のフィレット形成性が充分ではなく、前記接着性
も、航空機用途に適用するには、やや不充分であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハニカムコ
アと、スキンパネルとしてのプリプレグの積層体からな
るハニカムサンドイッチパネルにおいて、スキンパネル
とハニカムコアとが強力に接着し、スキンパネル内部の
ポロシティが僅少であり、さらに強度特性や、表面平滑
性に優れ、また、安価に大量生産が可能な、特に航空機
用途に好ましく適用できるハニカムサンドイッチパネル
を提供せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のハニカムサンドイッチパネルは次の構成を
有する。すなわち、強化繊維織物に、熱硬化性樹脂組成
物が含浸され、硬化されてなるスキンパネルとハニカム
コアからなるハニカムサンドイッチパネルであって、該
強化繊維織物の織物目付が320〜500g/m2の範
囲にあることを特徴とするハニカムサンドイッチパネル
である。また、上記課題を解決するため、本発明のプリ
プレグは次の構成を有する。すなわち、強化繊維織物
に、固形微粒子を含む熱硬化性樹脂組成物が含浸され、
硬化されてなるプリプレグであって、該強化繊維織物の
織物目付が320〜500g/m2の範囲にあることを
特徴とするプリプレグである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者らは、かかる従来技術の
問題点に鑑み、スキンパネルとハニカムコアとの接着性
を高い水準に維持しながら、可能な限り生産コストを押
さえ、大量生産にも対応しうるハニカムサンドイッチパ
ネルについて鋭意検討した所、目付が特定範囲にある強
化繊維織物に熱硬化性樹脂組成物が含浸され、硬化され
てなるスキンパネルを使用することにより、前記した課
題を一挙に解決することを見い出した。
【0020】本発明においては、前記スキンパネルはプ
リプレグ、又はその積層体よりなるものが、生産プロセ
ス上簡便であり、好ましい。
【0021】本発明のハニカムサンドイッチパネルにお
いて、強化繊維織物は、織物目付が320〜500g/
2の範囲にあるものである。320g/m2未満である
と、樹脂の滲み出し性が悪くなり、フィレット形成性が
悪くなり、ハニカムサンドイッチパネルの表面平滑性が
低下することがある。500g/m2を越えると、プリ
プレグ作製時の樹脂含浸性が低下することがある。
【0022】また、かかる範囲の織物目付を有する強化
繊維織物は、製造コストの低減効果、製造工程における
作業の効率化にも寄与することから好ましい。
【0023】かかる強化繊維織物の織構成としては二次
元織物が好ましい。また、その織物の織物組織は、平
織、又は綾織であることが好ましく、繊維束の交絡部の
拘束が少なく、単繊維が拡がり易く、樹脂の滲み出しに
よるフィレット形成性が良好なことから、平織がより好
ましい。
【0024】かかる強化繊維織物の原料繊維として、炭
素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、アル
ミナ繊維、及び炭化珪素繊維からなる群から選ばれる少
なくとも1種からなるものが使用できる。中でも軽量か
つ耐久性の高い成型体を得るためには、炭素繊維が好ま
しい。炭素繊維は、ハニカムサンドイッチパネルの耐衝
撃性を高める観点から、JIS R7601により測定
されるストランド引張強度が4.4Gpa以上、引張伸
度が1.7%以上の高強度のものを使用するのが好まし
く、耐衝撃性をさらに高めるため、引張弾性率が200
Gpa以上の炭素繊維を使用するのが好ましい。かかる
高強度、高弾性率を有する炭素繊維の市販品としては、
東レ(株)製、”トレカ”T700SC、T800H、
又はT1000Gなどを使用することができる。
【0025】また、強化繊維織物を構成する繊維束は、
樹脂の滲み出し性が良くなり、フィレット形成性が高ま
ること、及び、単繊維の拡がり性が良くなり、成型体の
表面平滑性が高まることから、繊維束1束中のフィラメ
ント数が10000〜50000本の範囲のものが好ま
しく、10000〜30000本の範囲のものがより好
ましい。10000本未満であると織構造の交絡数を高
くせねばならず、フィレット形成性が悪化することがあ
ると共に、単繊維の拡がり性と、ハニカムサンドイッチ
パネルの表面平滑性が低下することがある。一方、50
000本を越えると、プリプレグ作製時の樹脂含浸性が
低下することがある。
【0026】さらに、強化繊維織物を構成する繊維束
は、単繊維の繊度が3000〜20000デニールの範
囲のものが好ましい。3000デニール未満であると、
繊維束が蛇行するなどによって、繊維の配列の平行性が
損なわれることがあり、20000デニールを越える
と、プリプレグ作製時の樹脂含浸性が低下することがあ
る。
【0027】本発明においては、実質的に撚りのない扁
平な炭素繊維マルチフィラメント糸を強化繊維織物の織
糸に用いると、織物が嵩高になりにくく、さらにハニカ
ムサンドイッチパネル成型時に樹脂の滲み出し性が良
く、フィレット形成性が良くなることから好ましい。こ
こで「実質的に撚りのない」とは、繊維束の撚りが、糸
長1mあたりに5ターン以下である状態をいう。また、
扁平な炭素繊維マルチフィラメント糸とは、通常、糸厚
みが0.05〜0.35mm、糸幅/糸厚み比が25以
上のものである。
【0028】また、かかる扁平な炭素繊維マルチフィラ
メント糸を用いることによって、通常の織物を用いたと
きより繊維密度の高い織物を得ることができ、ハニカム
サンドイッチパネル成型時にフィレット形成性がより高
まり、その表面平滑性も向上するため好ましい。
【0029】また、強化繊維織物の織物組織が平織の場
合、織物の交錯点は10000〜100000箇所/m
2の範囲とするのが、ハニカムサンドイッチパネルのフ
ィレット形成性を高める観点から好ましい。10000
箇所/m2未満であると、単繊維の拘束力が弱くなり織
物の形態安定性が悪化する傾向があり、織物の交錯点が
100000箇所/m2を越えると樹脂の滲み出し性が
悪くなり、フィレット形成性が悪化することがある。
【0030】上述したような、扁平な炭素繊維マルチフ
ィラメント糸を用いた強化繊維織物は、例えば、特開平
7−300739号公報に記載の手法によって製造する
ことができる。
【0031】本発明では、プリプレグは、次に示す方法
で作製することができる。即ち、使用する熱可塑性樹
脂、各種配合物をニーダーで混練し、さらに攪拌して樹
脂組成物を調整し、この樹脂組成物を所定の樹脂温度で
離型紙上にコーティングし、所定の樹脂目付を有する樹
脂フィルムを作成する。次に、樹脂フィルムをプリプレ
グマシンにセットし、所定の樹脂温度下で強化繊維織物
の両面から樹脂含浸を行い、プリプレグとする。
【0032】本発明のハニカムサンドイッチパネルにお
いては、スキンパネル中の樹脂量がスキンパネルの全重
量に対して、38〜50重量%の範囲にあることが好ま
しく、40〜46重量%の範囲にあることがより好まし
い。即ち、スキンパネルを構成するプリプレグにおい
て、樹脂組成物が、かかるプリプレグの全重量に対し
て、38〜50重量%の範囲にあることが好ましく、4
0〜46重量%の範囲にあることがより好ましい。38
重量%未満であると、フィレット形成性が低下すると共
に、スキンパネル表面のピット、樹脂カスレ、及びスキ
ンパネル内部のポロシティが発生することがある。50
重量%を越えると、樹脂が過剰となり、フィレット形成
性が低下するとともに、プリプレグ作製時や成型体を成
型する際に樹脂が成形体より漏出し、ツール板や真空ノ
ズルを汚染するといった懸念があり、またハニカムサン
ドイッチパネルの軽量化の利点が活かされない場合があ
る。
【0033】また、本発明におけるプリプレグは、織目
が潰れ小さいこと、すなわち強化繊維織物の織糸の間に
形成される隙間が潰れ小さいことが好ましい。すなわ
ち、後述するカバーファクターが96%以上であること
が良い。好ましくはカバーファクターは97%以上、よ
り好ましくは98%以上であることが良い。カバーファ
クターが、かかる範囲にあると、単繊維の拡がりが大き
く、平坦化するようになり、フィレット形成性、ハニカ
ムサンドイッチパネルの表面平滑性が共に優れ、スキン
パネル内部のポロシティが僅少であるハニカムサンドイ
ッチパネルが得られ易くなり好ましい。カバーファクタ
ーが96%未満であると、織目の目抜け部にボイドが発
生することがある。また、カバーファクターは98%あ
れば、本発明の効果を奏するに当たって充分であること
が多い。
【0034】本発明においては、プリプレグのカバーフ
ァクターは次の方法で測定することができる。
【0035】実体顕微鏡、例えば実体顕微鏡としてニコ
ン社製、実体顕微鏡SMZー10ー1を使用して、プリ
プレグの裏面側から光を当てながら、プリプレグの表面
を写真撮影する。ここで光量はハレーションを起こさな
い範囲に設定する。これにより織糸部分は黒く、織目の
部分は白く、白黒2色のプリプレグの透過光パターンが
撮影されるようになる。本発明においては、ニコン社製
ダブルアームファイバーの光をアクリル板で反射させて
使用した。撮影倍率は、後の画像解析において解析範囲
に経糸および緯糸が2〜20本入るよう、10倍以内に
設定する。
【0036】次に得られた写真をCCD(charge couple
d deviceの略)カメラで撮影し、撮影画像を白黒の明暗
を表すデジタルデータに変換してメモリに記憶し、それ
を画像処理装置で解析し、全体の面積S1と白い部分
(織目部分)の面積S2とから次式によりCfを計算す
る。
【0037】Cf=[(S1ーS2)/S1]×100 同様の操作を、同じ織物について10箇所行い、その単
純平均値(n=10)をもってカバーファクターとす
る。
【0038】本発明においては、CCDカメラおよび画
像処理装置として、(株)ピアス社製パーソナル画像解
析システムLA−525を使用した。画像の解析範囲
は、横方向は最も左側に写っている経糸の左端から最も
右側に移っている経糸の左端までとし、縦方向は最も上
部に写っている緯糸の上端から、最も下部に写っている
緯糸の上端までとし、この範囲に経糸および緯糸がそれ
ぞれ2〜20本入るようにした。なお、デジタルデータ
には織糸部分(黒い部分)と織目部分(白い部分)との
黒と白との中間部分が含まれる。この中間部分を織糸部
分と織目部分に区別判定するしきい値を設定する必要が
ある。そのためモデルとして実際のカバーファクターが
75%の格子を作成し、それがカバーファクター75%
として正しく認識されるように規格化を行った。すなわ
ち、透明な紙に幅6mmの黒色テープを縦横に格子状に
貼り付け、カバーファクターが75%のモデルを作り、
CCDカメラの絞りを2.8とし、画像解析システムL
A−525のメモリ値が128以下の部分を織糸部分と
認識するように規格化した(このシステムでは、白黒の
明暗が0〜255段階のメモリ値として記憶される)。
【0039】本発明では、熱硬化性樹脂は、エポキシ樹
脂が、成形体としたときの力学特性に優れることから好
ましい。エポキシ樹脂の具体例としては、アミン類を前
駆体とするエポキシ樹脂、フェノール類を前駆体とする
エポキシ樹脂、炭素炭素二重結合を有する化合物を前駆
体とするエポキシ樹脂などが挙げられる。
【0040】アミン類を前駆体とするエポキシ樹脂とし
ては、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、ト
リグリシジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル
ジアミノジフェニルクレゾールなど、それらの各種異性
体、あるいはこれらの混合物が挙げられる。中でも、テ
トラグリシジルジアミノジフェニルメタンは耐熱性に優
れるため航空機用途に好ましく適用できる。
【0041】また、フェノール類を前駆体とするエポキ
シ樹脂としては、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂などのノボラック型エポキシ樹脂、レ
ゾルシノール型エポキシ樹脂など、それらの各種異性
体、あるいはこれらの混合物が挙げられる。中でも、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂や、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂は、樹脂組成物を調整する際に、温度50
〜90℃において、低粘度となり、他のエポキシ樹脂や
添加剤との配合が容易となり好ましい。また、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂は、常温で固体状の場合、液体
状の場合と比較して、マトリックス樹脂の架橋密度が低
くなり、耐熱性は低下するが、マトリックス樹脂の靱性
が高まることから好ましい。
【0042】プリプレグのタック性(粘着性)の調整に
は、常温で固体状のエポキシ樹脂を用いるのが好まし
い。常温で固体状のエポキシ樹脂としては、ノボラック
型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ジ
シクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ビフェニール型エ
ポキシ樹脂など、それらの各種異性体、あるいはこれら
の混合物が挙げられる。中でも、固体状のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂は、マトリックス樹脂の靱性をより
高め、スキンパネルとハニカムコアとの接着性を高める
ため好ましく使用できる。
【0043】かかる固体状のエポキシ樹脂を用いる場合
は、その配合量を、樹脂組成物の全重量に対して10〜
40重量%とするのが好ましい。10重量%未満である
と、プリプレグのタック性が過剰となり、取り扱い性が
悪くなることがある。40重量%を越えると、プリプレ
グのタック性が不足したり、柔軟性が不足し易くなる。
なお、前述したノボラック型エポキシ樹脂を配合する場
合は、その配合量を、樹脂組成物の全重量に対して10
重量部以下とするのが好ましい。10重量部を越える
と、マトリックス樹脂の架橋密度が高くなり、スキンパ
ネルとハニカムコアとの接着性が低下するときがある。
【0044】ビスフェノールA型エポキシ樹脂とグリシ
ジルアミン型エポキシ樹脂との混合物は、スキンパネル
とハニカムコアとの接着性を高めるために好ましく使用
できる。特に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の配合
量を、樹脂組成物の全重量に対して40〜80重量%、
グリシジルアミン型エポキシ樹脂を20〜40重量%、
その他のエポキシ樹脂を0〜40重量%混ぜて使用する
のが好ましい。
【0045】本発明のハニカムサンドイッチパネルにお
いて、ハニカムコアには、アラミドハニカム、ガラスハ
ニカム、アルミニウムハニカム、ペーパーハニカム、G
FRPハニカム、及びグラファイトハニカムからなる群
から選ばれる少なくとも1種が使用できるが、ハニカム
サンドイッチパネルの軽量化の観点からアラミドハニカ
ム、ガラスハニカムが好ましい。
【0046】特に、アラミドハニカムの一種である、フ
ェノールを含浸させたアラミド紙からなるものが軽量化
と力学的特性を高める観点から好ましく使用できる。
【0047】本発明におけるハニカムコアは、スキンパ
ネルとハニカムコアとが接着する面積を充分に確保する
観点から、そのセルサイズが1/8〜3/16インチの
ものが好ましい。
【0048】本発明において、熱硬化性樹脂には、成型
体におけるマトリックス樹脂の剛性や靱性を改良するた
め、また、成形体の製造時の樹脂粘度を適正化するた
め、種種の改質剤を配合することができる。例えば、固
形ゴムや固形微粒子が挙げられる。
【0049】固形ゴムの具体例としては、ブタジエンと
アクリロニトリルのランダムコポリマーであるアクリロ
ニトリルブタジエンゴム共重合体が、エポキシ樹脂との
相溶性の点から好ましく使用できる。アクリロニトリル
ブタジエンゴム共重合体は、アクリロニトリルの共重合
比を変えることでエポキシ樹脂との相溶性を制御するこ
とができる。さらに、固形ゴムとしては、成形時の強化
繊維織物との接着性をより高めるため、特定の官能基を
有するものが好ましく使用できる。ここで、特定の官能
基の具体例としては、カルボキシル基やアミノ基などが
挙げられる。中でも、カルボキシル基を有する固形アク
リロニトリルブタジエンゴムが好ましい。かかる固形ゴ
ムの市販品として、NIPOL1072、NIPOL1072J、NIPOL1472、N
IPOL1472HV、NIPOL DN631、NIPOL1001、ZETPOL2020、ZETPOL
2220、ZETPOL3110(日本ゼオン(株)製)などを使用す
ることができる。
【0050】固形ゴムは、樹脂組成物の全重量に対して
1〜10重量%の範囲で配合するのが良く、好ましくは
2〜6重量%、より好ましくは2〜4重量%の範囲で配
合するのが良い。1重量%未満であると、ハニカムサン
ドイッチパネルのスキンパネル表面にピットや樹脂カス
レが発生し易くなり、10重量%を越えると樹脂粘度が
高くなり過ぎ、プリプレグ作製時に強化繊維への含浸性
が低下したり、樹脂組成物の流動特性の悪化により、フ
ィレット形成性が損なわれることがある。
【0051】固形微粒子は、熱可塑性樹脂など有機物か
らなるもの、シリカなど無機物からなるものがある。有
機物からなる固形微粒子(以下、有機微粒子と略記)
は、マトリックス樹脂の耐熱性と靱性を上げることがで
き、得られるハニカムサンドイッチパネルにおいて、ク
ラックの発生を抑止する効果が高くなることから、熱可
塑性樹脂からなるものが好ましい。
【0052】かかる熱可塑性樹脂としては、主鎖に炭素
結合、アミド結合、エステル結合、エーテル結合、カー
ボネート結合、ウレタン結合、チオエーテル結合、スル
ホン結合、及びカルボニル結合からなる群から選ばれる
1種以上の結合を有するものが好ましく、さらに熱可塑
性樹脂は、部分的に架橋されているものでも良い。
【0053】この熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリ
アミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェ
ニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリ
レート、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエーテル
スルホン、ポリエーテルケトンなどが挙げられる。中で
もポリアミドは、スキンパネルとハニカムコアとの接着
性を大きく向上させるため、特に好ましい。さらに具体
的には、ナイロン12、ナイロン11、ナイロン6/1
2の共重合体が、良好な接着性を与えることから好まし
く使用できる。
【0054】熱可塑性樹脂からなる有機微粒子は、樹脂
組成物の全重量に対して2〜10重量%の範囲で配合す
るのが良い。2重量%未満であると、樹脂の靱性が不充
分となることがあり、10重量%を越えると樹脂組成物
の粘度が高くなり過ぎ、プリプレグ作製時に強化繊維へ
の含浸性が低下したり、樹脂組成物の流動特性の悪化に
より、フィレット形成性が損なわれることがある。
【0055】また、熱可塑性樹脂からなる有機微粒子
は、樹脂組成物中に均一に分散させても、ハニカムコア
との接着面の近傍が高濃度になるように偏在させても、
いずれもスキンパネルとハニカムコアとの接着性を高
め、ハニカムサンドイッチパネルの表面平滑性を向上さ
せるため好ましい。熱可塑性樹脂からなる有機微粒子の
形態は、不定型粒子、多孔性粒子、アスペクト比の大き
な繊維状粒子のいずれでも良いが、球状に近い方が、ス
キンパネルとハニカムコアとの接着性、ハニカムサンド
イッチパネルの表面平滑性の向上効果が大きくなるため
好ましい。熱可塑性樹脂からなる有機微粒子の平均一次
粒子径は0.5〜50μmの範囲であることが好まし
く、1〜30μmの範囲であることがより好ましい。
0.5μm未満であると、スキンパネルとハニカムコア
との接着性が劣ったものとなり易く、50μmを越える
と強化繊維の配列を乱し、プリプレグの作製時に、樹脂
の含浸不良が生じる場合がある。
【0056】無機物からなる固形微粒子(以下、無機微
粒子と略記)は、タルク、ケイ酸アルミニウム、シリ
カ、炭酸カルシウム、マイカ、モンモリロナイト、スメ
クタクト、カーボンブラック、炭化ケイ素、及びアルミ
ナ水和物からなる群から選ばれる少なくとも1種からな
るものである。
【0057】かかる無機微粒子は、マトリックス樹脂の
レオロジー制御効果、すなわちチキソトロピー性付与効
果を有し、さらに、フィレット形成性の改善、ハニカム
サンドイッチパネルの表面平滑性の向上にも寄与するこ
とから好ましく使用できる。
【0058】中でもシリカからなる無機微粒子は、チキ
ソトロピー性を付与する効果が大きく、スキンパネルと
ハニカムコアとの接着性を高める効果が大きいことか
ら、特に好ましく使用できる。シリカからなる無機微粒
子の内、二酸化ケイ素を基本骨格とするものとして、そ
の一次平均粒子径が5〜40nmの範囲にあり、その比
表面積が50〜400m2/gの範囲のものが、”アエ
ロジル”(日本アエロジル(株)製)の登録商標にて市
販されている。かかる微粒子状の、シリカからなる無機
微粒子(以下、微粒子シリカと略記)は、チキソトロピ
ー性をより効果的に付与できるため好ましい。また、微
粒子シリカは、その表面がシラノール基で覆われている
ものが一般的である。
【0059】ここで、微粒子シリカの内、シラノール基
の水酸基の水素をメチル基、オクチル基、ジメチルシロ
キサンなどで置換した、疎水性が付与されたものはチキ
ソトロピー性付与、成型体の耐水性、及び圧縮強度に代
表される力学物性を向上させる観点から好ましく使用で
きる。
【0060】無機微粒子は、樹脂組成物の全重量に対し
て0.5〜5重量%の範囲で配合するのが良い。無機微
粒子は、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは
1〜3重量%の範囲で配合するのが良い。0.5重量%
未満では、ハニカムサンドイッチパネルのスキンパネル
表面にピットや樹脂カスレが発生し易くなり、5重量%
を越えると樹脂粘度が高くなり過ぎ、強化繊維への含浸
性が低下したり、樹脂組成物の流動特性の悪化により、
フィレット形成性が損なわれることがある。
【0061】本発明では、フィレット形成性や、ハニカ
ムサンドイッチパネルの表面平滑性を向上させるため、
前記したような有機微粒子と無機微粒子を併用するのが
好ましく、固形ゴム、有機微粒子、及び無機微粒子を併
用するのがより好ましい。このとき、各固形微粒子の配
合量は、樹脂組成物の全重量に対して、固形ゴムが2〜
6重量%、有機微粒子が2〜10重量%、無機微粒子が
0.5〜5重量%の範囲とするのが好ましい。
【0062】本発明においては、各種改質作用をもたせ
るため、熱硬化性樹脂組成物に、高分子化合物、反応性
希釈剤、鎖延長剤、及び酸化防止剤からなる群から選ば
れる少なくとも1種を配合することができる。
【0063】高分子化合物としては、反応性シリコーン
など、反応性希釈剤としては、1官能のエポキシ系化合
物など、鎖延長剤としては、ビスフェノール系化合物な
ど、酸化防止剤としては、フェノール系化合物などがそ
れぞれ好ましく使用できる。
【0064】本発明において、ハニカムサンドイッチパ
ネルは、上述したような、強化繊維と樹脂組成物とから
なるプリプレグをハニカムコアの両面にそれぞれ積層し
た後、樹脂組成物を硬化させながらハニカムコアに接着
せしめる方法にて成型することができる。かかる成型法
としては、オートクレーブ成型、プレス成型が多用され
るが、より高性能のハニカムサンドイッチパネルを得る
ためにオートクレーブ成型が好ましい。
【0065】本発明において、ハニカムサンドイッチパ
ネル内に形成されるフィレットの高さは、フィレット形
成性の指標となるものであり、さらにハニカムコアと樹
脂組成物との相性、及びスキンパネルとハニカムコアと
の接着性の指標となるものである。
【0066】本発明のハニカムサンドイッチパネルは、
後述する方法によって測定されるフィレット高さが、通
常、450〜700μmの範囲にあるものである。フィ
レット高さが450μm未満であると、スキンパネルと
ハニカムコアとの接着性にムラが生じ、ハニカムサンド
イッチパネルの穴開け加工などの際に剥離を誘発した
り、クラックの伝播が起り易くなったりする。フィレッ
ト高さが700μmを越えると、フィレット形成性が不
安定となり易く、スキンパネル内部のポロシティ発生を
誘発したり、表面平滑性が低下することもある。
【0067】なお、後述する実施例においては、成形体
サンプルであるハニカムサンドイッチパネルの製作、特
性の測定は下記の方法によった。 <フィレット高さの測定、表面平滑性の測定> (1)サンプルの積層 ハニカムコアとして、SAH3/16−3.0のアラミ
ドハニカム、又はHRP3/16−4.0のガラスハニ
カムを使用する。また、プリプレグの積層構成は、強化
繊維織物の目付が190g/m2の場合は、ハニカムコ
アの上下ともに(±45゜)/(0゜/90゜)/(±
45゜)/(0゜/90゜)の4プライ対称積層構成
(ハニカムコアに対して最外層は±45゜)とする。強
化繊維織物の目付が300g/m2を越える場合は、ハ
ニカムコアの上下ともに(±45゜)/(0゜/90
゜)の2プライ対称積層構成(ハニカムコアに対して最
外層は±45゜)とする。
【0068】ここで、ハニカムコアとプリプレグの寸法
は、25cm(短手方向)×40cm(長手方向)と
し、プリプレグは、長手方向がハニカムコアのリボン
(L)方向、プリプレグの縦糸方向になるように積層す
る。 (2)サンプルの成形 下記(a)〜(d)の手順で行う。 (a)ハニカムコアにプリプレグを積層した未成形体
を、離型剤、例えば、“フリコート44ーNC(THE DE
XTER CORPORATION製)をコートしたアルミニウムツール
板上に載せる。 (b)ナイロンフィルムで未成形体を覆った後、ナイロ
ンフィルム内(以下、系内と略記)を200mmHgの
減圧状態に保った状態で、そのままオートクレーブ内に
入れる。 (c)系内の圧力を0.9kg/cm2まで上昇させ、
次に系内の圧力を常圧に戻し、次いで2kg/cm2
で昇圧した後に系内の昇温を開始する。 (d)系内の圧力を成型完了まで2kg/cm2で保持
したままとし、系内を、0.75℃/分で180℃まで
昇温し、180℃で2時間放置してプリプレグを硬化さ
せつつハニカムコアと接着させた後、室温まで2℃/分
で降温し、ハニカムコキュア成型体、すなわちハニカム
サンドイッチパネルとする。 (3)サンプルの切断 ハニカムサンドイッチパネルを、ハニカムセルサイズL
方向と直角になるように、ハニカムセルのほぼ中心部を
切断する。次にハニカムサンドイッチパネルの切断面
を、サンドペーパーおよびアルミナ粉末で充分に研磨し
た後、水洗、乾燥する。 (4)フィレット高さの測定 光学顕微鏡でハニカムサンドイッチパネルの断面を25
倍に拡大し、アルミニウムツール板側のフィレット高さ
を計測し、その単純平均値(n=20)を求める。ここ
で、フィレット高さとは、プリプレグの積層体からハニ
カムコアの厚み方向に、ハニカムコアの壁面に沿って樹
脂が垂れ、あるいはせり上がった部分からなるフィレッ
トにおいて、その先端部分と、ハニカムコアの壁がスキ
ンパネルに接する部分との距離をいう。 (5)表面平滑性の測定 ハニカムサンドイッチパネルのアルミニウムツール板側
の表面について、長さ95mmを触針計によりトレース
し、その間にあるピーク点から選んだ5点の単純平均高
さと、ディップ点から選んだ5点の単純平均高さとの差
を求める。これを任意に選択した10箇所について測定
し、その単純平均値(n=10)を求める。ここでは、
触針計として、ミツトヨ(株)社製、表面粗さ計サーフ
テスト301を用いる。なおここで得られる表面粗さ値
(μm)は、その値が小さい程、表面平滑性が優れてい
ることを示す。 <CDP、フラットワイズ引張強度の測定> (1)サンプルの積層 ハニカムコアとして、SAH1/8−5.0のアラミド
ハニカム、又はHRP3/16−4.0のガラスハニカ
ムを使用する。また、プリプレグの積層構成は、強化繊
維織物の目付が190g/m2の場合は、ハニカムコア
の上下ともに(0゜/90゜)/(0゜/90゜)の2
プライ対称積層構成とする。強化繊維織物の目付が30
0g/m2を越える場合は、ハニカムコアの上下ともに
(0゜/90゜)の1プライ対称積層構成とする。ここ
で、ハニカムコアとプリプレグの寸法は、40cm(短
手方向)×50cm(長手方向)とし、プリプレグは、
短手方向がハニカムコアのリボン(L)方向、プリプレ
グの縦糸方向になるように積層する。 (2)サンプルの成形 下記(e)〜(h)の手順で行う。 (e)上記(a)と同様な方法による。 (f)上記(b)と同様な方法による。 (g)系内の圧力を1.5kg/cm2まで上昇させ、
次に系内の圧力を常圧に戻し、次いで3kg/cm2
で昇圧した後に系内の昇温を開始する。 (h)系内の圧力は成型完了まで3kg/cm2で保持
したままとし、系内を、1.5℃/分で180℃まで昇
温し、180℃で2時間放置してプリプレグを硬化させ
つつハニカムコアと接着させた後、室温まで2℃/分で
降温し、ハニカムコキュア成型体、すなわちハニカムサ
ンドイッチパネルとする。 (3)CDPの測定 上記した成型体サンプルを用いて、MIL−STD−4
01B法に従って、アルミニウムツール板側のスキンパ
ネルとハニカムコア間のCDPを測定する。 (4)フラットワイズ引張強度の測定 上記した成型体サンプルを用いて、MIL−STD−4
01B法に従って測定する。
【0069】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明する。実施例、比較例の結果は表1に纏めて示
す。 (実施例1)ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シ
ェル(株)社製、Ep828)31重量部、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂(油化シェル(株)社製、Ep1
001)17重量部、カルボキシル基を有する固形アク
リロニトリルブタジエンゴム(日本ゼオン(株)製、N
IPOL1472HV)3重量部、テトラグリシジルジ
アミノジフェニルメタン(住友化学工業(株)製、EL
M434)20重量部、トリメチルシリル基で表面処理
した微粒子シリカ(デグサ社製、アエロジルR812)
1重量部、ナイロン12粒子(東レ(株)製、SP−5
00)5重量部をニーダーで混練した。ナイロン12粒
子は平均粒子径5μmの真珠状粒子であった。 さらに
4、4´ジアミノジフェニルスルホン23重量部を加
え、60℃にて30分攪拌し樹脂組成物を調整した。こ
の樹脂組成物の粘度を測定したところ、80℃で150
ポイズであった。
【0070】次に、得られた樹脂組成物を、離型紙上に
コーティングし、樹脂目付が156g/m2の樹脂フィ
ルムを作成した。このときの樹脂温度は65℃とした。
【0071】強化繊維織物として、ストランド引張強度
4.9GPa、引張弾性率230GPa、引張破断伸度
2.1%の、東レ(株)製、”トレカ”T700SC−
24K(フィラメント数24000本、繊度14400
デニール)からなる炭素繊維平織織物(目付380g/
2、糸厚み0.25mm、糸幅/糸厚み比34.0)
を使用した。
【0072】樹脂フィルムをプリプレグマシンにセット
し、炭素繊維平織織物の両面から樹脂含浸を行いプリプ
レグを得た。このときの樹脂の含浸温度は100℃とし
た。
【0073】こうして得たプリプレグを用い、ハニカム
サンドイッチパネルの成型体サンプルを次のようにして
製作し、そのフィレット高さ、表面平滑性を測定した。
【0074】ハニカムコアとして、SAH3/16−
3.0(昭和飛行機(株)製、セルサイズ3/16イン
チ、厚み0.5インチ、密度3.0ポンド/ft3)の
アラミドハニカム、及びHRP3/16−4.0(DI
C−HEXCEL(株)製、セルサイズ3/16イン
チ、厚み0.5インチ、密度3.0ポンド/ft3)の
ガラスハニカムを使用した。
【0075】成型体サンプルは、前記<フィレット高さ
の測定、表面平滑性の測定>に従って成形した。
【0076】アラミドハニカムサンドイッチパネル、ガ
ラスハニカムサンドイッチパネルのフィレット高さはそ
れぞれ、550μm、490μmとなり、高いフィレッ
ト形成性が得られた。また、アラミドハニカムサンドイ
ッチパネル、ガラスハニカムサンドイッチパネルの表面
平滑性はそれぞれ、10.5μm、10.8μmと良好
であった。
【0077】フィレット高さ、表面平滑性を測定したも
のと同じプリプレグを用い、ハニカムサンドイッチパネ
ルの成型体サンプルを次のようにして製作し、そのCD
P、フラットワイズ引張強度を次のようにして測定し
た。
【0078】ハニカムコアとして、SAH1/8−5.
0(昭和飛行機(株)製、セルサイズ1/8インチ、厚
み0.5インチ、密度3.0ポンド/ft3)のアラミ
ドハニカム、及びHRP3/16−4.0(DICーH
EXCEL(株)製、セルサイズ3/16インチ、厚み
0.5インチ、密度4.0ポンド/ft3)のガラスハ
ニカムを使用した。
【0079】成型体サンプルは、前記<CDP、フラッ
トワイズ引張強度の測定>に従って成形した。
【0080】アラミドハニカムサンドイッチパネル、ガ
ラスハニカムサンドイッチパネルのCDPはそれぞれ、
24.2ポンド・インチ/3インチ幅、23.7ポンド
・インチ/3インチ幅であり、フラットワイズ引張強度
は、それぞれ670psi、690psiと、いずれも
良好であった。 (実施例2)離型紙上にコーティングして得た樹脂フィ
ルムの樹脂目付が194g/m2であったこと以外は実
施例1と同様にして樹脂フィルムを作成した。
【0081】強化繊維織物として、ストランド引張強度
3.53GPa、引張弾性率230GPa、引張破断伸
度1.5%の、東レ(株)製、”トレカ”T700−3
0K(フィラメント数30000本、繊度18000デ
ニール)からなる炭素繊維平織織物(目付475g/m
2、糸厚み0.31mm、糸幅/糸厚み比28)を使用
した以外は、実施例1と同様にしてプリプレグを作製し
た。
【0082】次に、実施例1と同様にして成型体サンプ
ルを製作した。
【0083】アラミドハニカムサンドイッチパネル、ガ
ラスハニカムサンドイッチパネルのフィレット高さは、
それぞれ580μm、540μmとなり、高いフィレッ
ト形成性を示した。また、アラミドハニカムサンドイッ
チパネル、ガラスハニカムサンドイッチパネルの表面平
滑性は、それぞれ10.7μm、10.2μmと良好で
あった。
【0084】また、アラミドハニカムサンドイッチパネ
ル、ガラスハニカムサンドイッチパネルのCDPは、そ
れぞれ24.8ポンド・インチ/3インチ幅、25.2
ポンド・インチ/3インチ幅であり、フラットワイズ引
張強度は、それぞれ760psi、730psiと、い
ずれも良好であった。 (比較例1)離型紙上にコーティングして得た樹脂フィ
ルムの樹脂目付が78g/m2であったこと以外は実施
例1と同様にして樹脂フィルムを作成した。
【0085】強化繊維織物として、ストランド引張強度
3.53GPa、引張弾性率230GPa、引張破断伸
度1.5%の、東レ(株)製、”トレカ”T300−3
K(フィラメント数3000本、繊度1800デニー
ル)からなる炭素繊維平織織物(目付193g/m2
糸厚み0.13mm、糸幅/糸厚み比12.1)を使用
した以外は、実施例1と同様にしてプリプレグを作製し
た。
【0086】次に、実施例1と同様にして成型体サンプ
ルを製作した。
【0087】アラミドハニカムサンドイッチパネル、ガ
ラスハニカムサンドイッチパネルのフィレット高さはそ
れぞれ210μm、190μmとなり、フィレット形成
性が不充分であった。また、ハニカムサンドイッチパネ
ルの表面平滑性はそれぞれ、31.5μm、30.8μ
mであり、劣ったものであった。
【0088】また、アラミドハニカムサンドイッチパネ
ル、ガラスハニカムサンドイッチパネルのCDPは、そ
れぞれ9.7ポンド・インチ/3インチ幅、10.3ポ
ンド・インチ/3インチ幅であり、フラットワイズ引張
強度は、それぞれ350psi、380psiと、いず
れもやや劣ったものであった。 (比較例2)比較例1と同様の樹脂フィルムを使用し、
強化繊維織物として、ストランド引張強度4.9GP
a、引張弾性率230GPa、引張破断伸度2.1%
の、東レ(株)製、”トレカ”T700SC−12K
(フィラメント数12000本、繊度7200デニー
ル)からなる炭素繊維平織織物(目付193g/m2
糸厚み0.12mm、糸幅/糸厚み比69.2)を使用
した以外は、実施例1と同様にしてプリプレグを作製し
た。
【0089】次に、実施例1と同様にして成型体サンプ
ルを製作した。
【0090】アラミドハニカムサンドイッチパネル、ガ
ラスハニカムサンドイッチパネルのフィレット高さは、
それぞれ430μm、390μmであり、フィレット形
成性が不充分であった。また、アラミドハニカムサンド
イッチパネル、ガラスハニカムサンドイッチパネルの表
面平滑性は、それぞれ15.2μm、16.8μmであ
り、劣ったものであった。
【0091】また、アラミドハニカムサンドイッチパネ
ル、ガラスハニカムサンドイッチパネルのCDPは、そ
れぞれ16.3ポンド・インチ/3インチ幅、15.7
ポンド・インチ/3インチ幅であり、フラットワイズ引
張強度は、それぞれ520psi、580psiであ
り、いずれもやや劣ったものであった。 (比較例3)離型紙上にコーティングして得た樹脂フィ
ルムの樹脂目付が123g/m2であったこと以外は実
施例1と同様にして樹脂フィルムを作成した。
【0092】強化繊維織物として、KS1581/S9
20MN(鐘紡(株)製、ガラス織物)(繊度608デ
ニール)からなるガラス繊維平織織物(目付300g/
2、糸厚み0.22mm)を使用した以外は、実施例
1と同様にしてプリプレグを作製した。
【0093】次に、実施例1と同様にして成型体サンプ
ルを製作した。
【0094】アラミドハニカムサンドイッチパネル、ガ
ラスハニカムサンドイッチパネルのフィレット高さは、
それぞれ380μm、350μmとなり、フィレット形
成性が不充分であった。また、ハニカムサンドイッチパ
ネルの表面平滑性はそれぞれ、21.7μm、23.8
μmであった。
【0095】また、アラミドハニカムサンドイッチパネ
ル、ガラスハニカムサンドイッチパネルのCDPは、そ
れぞれ18.2ポンド・インチ/3インチ幅、17.7
ポンド・インチ/3インチ幅であり、フラットワイズ引
張強度は、それぞれ550psi、480psiであ
り、いずれもやや劣ったものであった。
【0096】
【表1】
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、フィレット形成性が良
く、スキンパネルとハニカムコアとの接着性が向上し、
優れたクライミングドラムピール強度とフラットワイズ
引張強度を示す、極めて高強度なハニカムサンドイッチ
パネルが、安価かつ容易に得られる。
【0098】また、本発明によれば、ハニカムサンドイ
ッチパネルの成形時のクリンプ現象を抑止するととも
に、繊維束のスプリングバックを小さくし、樹脂の滲み
出し性を向上させることができる。これにより、スキン
パネル内部のポロシティが僅少で、さらにスキンパネル
表面のピットや樹脂カスレが僅少な、優れた表面平滑性
を有する、極めて高品質なハニカムサンドイッチパネル
が、安価かつ安定に得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA03A AA03C AA08A AA08C AA16A AA19A AA20A AA37A AC05A AC05C AC10A AD11A AD11C AG00 AK01A AK01C AK27 AK29 AK46 AK47 AK53 AN02 BA03 BA06 BA10 CA02 CA23A CA23C CA23H DC02 DC02B DE01 DE01A DE01C DE01H DE04 DG12A DG12C DH01A DH01C EJ82A GB31 JB13A JB13C JB16A JB16C JK01 JK15 JL02 JL03 YY00A YY00B YY00C

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強化繊維織物に、熱硬化性樹脂組成物が含
    浸され、硬化されてなるスキンパネルとハニカムコアか
    らなるハニカムサンドイッチパネルであって、該強化繊
    維織物の織物目付が320〜500g/m2の範囲にあ
    ることを特徴とするハニカムサンドイッチパネル。
  2. 【請求項2】熱硬化性樹脂組成物が、固形微粒子を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のハニカムサンドイッチ
    パネル。
  3. 【請求項3】強化繊維織物の織物組織が、平織、又は綾
    織であることを特徴とする請求項1又は2記載のハニカ
    ムサンドイッチパネル。
  4. 【請求項4】強化繊維織物が、炭素繊維からなり、その
    ストランド引張強度が4.4GPa以上、かつ引張破断
    伸度が1.7%以上であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のハニカムサンドイッチパネル。
  5. 【請求項5】強化繊維織物の織糸が、フィラメント数1
    0000〜50000本の繊維束からなり、かつ該織糸
    が、糸長1mあたりに5ターン以下の撚りを有すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハニカム
    サンドイッチパネル。
  6. 【請求項6】強化繊維織物の織糸の糸厚みが0.05〜
    0.35mm、該織糸の糸幅/糸厚み比が25以上であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハ
    ニカムサンドイッチパネル。
  7. 【請求項7】強化繊維織物の織物組織が平織であり、そ
    の織物の交錯点が10000〜100000箇所/m2
    の範囲にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載のハニカムサンドイッチパネル。
  8. 【請求項8】スキンパネルがプリプレグの積層体からな
    るものであり、該プリプレグのカバーファクターが96
    %以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載のハニカムサンドイッチパネル。
  9. 【請求項9】ハニカムコアのセルサイズが、1/8〜3
    /16インチの範囲にあることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載のハニカムサンドイッチパネル。
  10. 【請求項10】固形微粒子が、熱可塑性樹脂、タルク、
    ケイ酸アルミニウム、シリカ、炭酸カルシウム、マイ
    カ、モンモリロナイト、スメクタクト、カーボンブラッ
    ク、炭化ケイ素、及びアルミナ水和物からなる群から選
    ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項
    2〜9のいずれかに記載のハニカムサンドイッチパネ
    ル。
  11. 【請求項11】強化繊維織物に、固形微粒子を含む熱硬
    化性樹脂組成物が含浸され、硬化されてなるプリプレグ
    であって、該強化繊維織物の織物目付が320〜500
    g/m2の範囲にあることを特徴とするプリプレグ。
  12. 【請求項12】強化繊維織物の織物組織が、平織、又は
    綾織であることを特徴とする請求項11記載のプリプレ
    グ。
  13. 【請求項13】強化繊維織物の織糸が、フィラメント数
    10000〜50000本の繊維束からなり、かつ該織
    糸が、糸長1mあたりに5ターン以下の撚りを有するこ
    とを特徴とする請求項11又は12記載のプリプレグ。
  14. 【請求項14】強化繊維織物の経糸間と緯糸間に形成さ
    れる隙間である織り目が潰され、カバーファクターが9
    6%以上の範囲にあることを特徴とする請求項11〜1
    3のいずれかに記載のプリプレグ。
  15. 【請求項15】固形微粒子が、熱可塑性樹脂、タルク、
    ケイ酸アルミニウム、シリカ、炭酸カルシウム、マイ
    カ、モンモリロナイト、スメクタクト、カーボンブラッ
    ク、炭化ケイ素、及びアルミナ水和物からなる群から選
    ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項
    11〜14のいずれかに記載のプリプレグ。
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