JP2000237909A - サービスチータッピング工具 - Google Patents

サービスチータッピング工具

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JP2000237909A
JP2000237909A JP11042640A JP4264099A JP2000237909A JP 2000237909 A JP2000237909 A JP 2000237909A JP 11042640 A JP11042640 A JP 11042640A JP 4264099 A JP4264099 A JP 4264099A JP 2000237909 A JP2000237909 A JP 2000237909A
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hole saw
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tapping tool
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敏幸 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具の分岐管端部への取り付けが簡単であ
る、あるいは良好なシール状態を確保しつつタッピング
作業を容易に行うことができる、ホールソーの移動を短
時間に行うことができる等の特徴を有するサービスチー
タッピング工具を提供する。 【課題手段】 サービスチータッピング工具10は、分
岐管53の開放側端部に気密に押し当てられる本体11
を備える。本体11には繰り出し・引き込み可能にシャ
フト12が内挿されている。シャト12下端には連結係
合構造32を介してホールソー41が係止・脱離可能に
取り付けられている。連結係合構造32は、シャフト1
2の先端部にカラー35を有する。カラー35は、シャ
フト12の傾き時にその外周が分岐管53内面に当たる
ようになっている。これにより、カラー35は、シャフ
ト12の分岐管53長手軸に対する傾き及びずれを一定
以下に規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば樹脂製のガ
ス管の側壁に分岐孔を開けるのに用いるサービスチータ
ッピング工具に関する。特には、工具の分岐管端部への
取り付けが簡単で、良好なシール状態を確保しつつ穿孔
作業を容易に行うことができ、さらにホールソーの移動
を短時間に行うことができるサービスチータッピング工
具に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガス配管の分野を例に採って従来の
技術を説明する。都市ガス配管には、近年、ポリエチレ
ンパイプが多用されるようになってきた。ポリエチレン
パイプは、従来のメッキ鋼管と比べて腐食や地震に強
く、配管工事の施工性(例えば、既存の配管に分岐管を
接続する工事)にも優れるからである。このポリエチレ
ンパイプを接続する方法としては、電気融着(エレクト
ロフュージョン、略称EF)継手を用いるものが一般的
である。
【0003】EF継手は、ポリエチレン等の熱可塑性プ
ラスチック製であり、融着用のヒーター線が埋設されて
いる。EF継手のある種のもの(サービスチー等)は、
既存の配管(本管)の側壁外面に気密に接続される分岐
管を備える。この分岐管と上記本管とを連通させるのに
は、タッピング工具が用いられる。
【0004】従来、この種のタッピング工具としては、
例えば特開平10−196870号公報に開示されたも
のがある。同タッピング工具は、サービスチー等の分岐
管端部に螺合可能な工具本体を備えている。工具本体内
面にはめねじが形成されている。このめねじには、上下
方向に螺進可能に外ねじ軸が螺合している。この外ねじ
軸には棒状の中軸が内挿されている。中軸は外ねじ軸よ
り長く形成されている。外ねじ軸の下端にはスラストベ
アリングが回転自在に装着されている。さらに、スラス
トベアリングの下側には、ホールソーが取り付けられて
いる。スラストベアリングの下面とホールソー上端面と
は当接しており、外ねじ軸の螺進によってスラストベア
リングがホールソーを押圧する。ホールソーは、外ねじ
軸の下端に設けた係合部により着脱自在になっている。
【0005】この従来のタッピング工具の作用は次の通
りである。分岐管端部に工具本体を螺合させ、外ねじ軸
を螺進させると、スラストベアリングが外ねじ軸の回転
とは無関係にホールソーを押圧する。スラストベアリン
グにより押圧されたホールソーは、押し切り状態で本管
側面を穿孔する。穿孔が終了した後は、外ねじ軸下端の
係合部にホールソーを係合して、分岐管上部に引き上げ
る。分岐管上部内面にはOリングが取り付けられてお
り、このOリングによりシール性を確保しつつ、ホール
ソーが摩擦力により保持される。工具本体を取り外した
後は、分岐管端部にキャップを取り付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
タッピング工具は、以下に述べる問題点があった。 (1)サービスチーへの取り付け用のめねじを工具本体
内面に直接形成しているため、分岐管端部へ工具の取り
付け作業時に、工具全体を回して螺合させなければなら
ない。特に、大径用の分岐管に対応したタッピング工具
は重量が大きいため、工具全体を回しながらサービスチ
ーに取り付ける作業は重労働である。 (2)外ねじ軸及び中軸の中心軸が確定しにくく、工具
本体が傾き易い。このため、分岐管端部へのタッピング
工具の取り付け作業が困難で、作業性が低下していた。
さらに、工具本体の傾き時に、分岐管端部と工具本体間
のシール性が損なわれるおそれがあった。 (3)ホールソーの移動は、外ねじ軸を回転させて行っ
ている。このため、穿孔時以外に、特に送り力がほとん
どかからない時(穿孔前の繰り出し時及び穿孔後の引き
上げ時)にも外ねじ軸を螺進させるため、ホールソース
トロークに時間がかかっていた。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、工具の分岐管端部への取り付けが簡単で
ある、あるいは良好なシール状態を確保しつつ穿孔作業
を容易に行うことができる、ホールソーの移動を短時間
に行うことができる等の特徴を有するサービスチータッ
ピング工具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様のサービスチータッピング工具
は、樹脂製の本管と、該本管の側壁外面に接続された分
岐管(チー継手)とを連通させる孔を、該本管側壁に開
けるためのホールソーを内蔵された継手に対して使うサ
ービスチータッピング工具であって; 上記分岐管の開
放側端部に気密に押し当てられる本体と、 この本体に
対して繰り出し・引き込み可能に設けられた、上記ホー
ルソーの駆動手段と、を備え、 この駆動手段は上記ホ
ールソーを押し引きするシャフトを有し、 上記ホール
ソーと上記シャフトとが係止・脱離可能な連結係合構造
を有し、 この連結係合構造は、該ホールソーと該シャ
フトとが相対的に軸回りに回転したときには脱離不能で
あって、該ホールソーと該シャフトとを相対的に軸に交
差する方向にずらすことによって脱離可能となり、 さ
らに、上記シャフトの上記分岐管長手軸に対する傾き及
びずれを一定以下に規制するための、該シャフト傾き時
にその外周が該分岐管内面に当たるカラーを、該シャフ
ト先端部に有することを特徴とする。
【0009】分岐管端部に本体を取り付けて穿孔作業を
行うときは、連結係合構造によりシャフトとホールソー
は係止されている。この際、本体に対してシャフトが相
対的に軸回りに回転するが、シャフトとタッピング工具
とは脱離不能である。工具を取り外す時や取り付ける
時、あるいはシャフトを引き上げる時等に、ホールソー
に対してシャフトが相対的に軸に交差する方向にずれた
場合は、カラーの外周が分岐管内面に当たる。このカラ
ーにより、シャフトの分岐管長手軸に対する傾き及びず
れが一定以下に規制されるので、シャフトとホールソー
は外れない。したがって、ホールソーは落下することな
く、シャフトを引き上げる時には分岐管上端部までホー
ルソーを引き上げることができる。一方、タッピング工
具をサービスチーから外した状態では、シャフトは分岐
管外部に出ており、ホールソーに対してシャフトを横に
ずらすことにより、双方の係合が解除される。このよう
に、穿孔作業中はシャフトとホールソーが係止されて、
的確な押し引き及び穿孔をすることができる。また、穿
孔作業終了後は単にシャフトをシフトさせて係合を解除
するので、作業が容易である。
【0010】本発明の第1態様のサービスチータッピン
グ工具においては、上記ホールソーを上記本管側壁に押
し込む際に、上記シャフトはねじ式に繰り出されるとと
もに、上記カラーが上記ホールソーを押すように構成さ
れており、該カラーと該ホールソーとの間にスラストベ
アリングが組み込まれていることが好ましい。シャフト
を繰り出すと、カラーがスラストベアリングを介してホ
ールソーを押す。したがって、シャフトはねじ回転する
が、この回転はホールソーには伝わらず、ホールソーは
ほぼ真っ直ぐに押し込まれ、本管側壁が押し切られる。
この際、スラストベアリングで回転が縁切りされること
により穿孔トルク(シャフトを回すトルク)が軽減され
るので、穿孔作業が楽になる。
【0011】また、本発明の第2態様のサービスチータ
ッピング工具は、駆動手段は上記ホールソーを押し引き
するシャフトを有し、 上記分岐管の反本管側端部外面
にはおねじが切られており、この反本管側端部に上記本
体を固定するための、該本体に対して回動自在でかつ上
記分岐管軸方向に一定程度スライド可能な、上記おねじ
と螺合するめねじを有する袋ナットが設けられているこ
とを特徴とする。分岐管端部に本体を取り付ける際に、
袋ナットのみを回動させればよいので、取り付け作業が
楽になる。さらに、この取り付け作業時に工具本体は動
かす必要がなく傾きにくいため、分岐管端部にOリング
がきちんと当たった状態で締め付けられる。したがっ
て、気密性を充分に確保することができ、ガス漏れ等が
起きにくい。
【0012】本発明の第2態様のサービスチータッピン
グ工具においては、上記袋ナットの外面に突出するよう
に、該袋ナットを回す際に掴むグリップが植設されてい
ることが好ましい。特に、大径用のタッピング工具で
は、取り付け時に袋ナットをねじ回転させる際に、大き
なトルクが必要である。このような場合、グリップを人
手により把持しつつ袋ナットを回転させることにより、
大きなトルクを生じさせることができる。したがって、
締め付けが確実になる。
【0013】さらに、本発明の第3態様のサービスチー
タッピング工具は、駆動手段は上記ホールソーを押し引
きするシャフトを有し、 上記シャフトは、中央部がス
トレートでスムーズな表面を有するとともに、両端部に
おねじが切られており、 上記本体には、これら両おね
じと螺合するめねじが切られており、 さらに上記分岐
管の反本管側端部には上記ホールソーを摩擦係止する手
段が設けられており、該ホールソーが該摩擦係止手段部
を通過するときと、該ホールソーを上記本管側壁へ押し
込む又は引き出すときはねじ式に上記シャフトが進退
し、その他は直動式に上記シャフトが進退することを特
徴とする。
【0014】ホールソーが摩擦係止手段部を通過すると
き、及び、実際にホールソーを本管側壁に押し込むよう
な力の必要な箇所において、シャフトの繰り出し・引き
込みがねじ式である。一方、ホールソーの移動に力の不
要な箇所においては、シャフトはストレートに押し引き
される。したがって、ホールソーストロークの時間が短
縮され、作業時間も短縮できる。なお、ホールソーの摩
擦係止手段は、穿孔後に分岐管の開口側端部近くにホー
ルソーを固定しておくためのものであり、例えばOリン
グ等を使用できる。
【0015】本発明の第3態様のサービスチータッピン
グ工具においては、上記本体のめねじが該本体の軸方向
上下二か所に切られており、これら上下のめねじ間に上
記シャフトのスムーズな表面に摺接するシール部材を有
することが好ましい。このような構造により、シャフト
のストロークの上端部・下端部ではねじ式の繰り出し機
構として、中央部では直動式とできる。また、シール部
材により、本管内の流体がシャフト周囲を伝って漏れる
のを防止できる。
【0016】また、本発明の第3態様のサービスチータ
ッピング工具においては、上記シャフト上端と上記本体
との間で該シャフト外側を覆う蛇腹を備えるとともに、
該シャフトと該蛇腹間にベアリングを介装することが好
ましい。蛇腹により、シャフト表面へ塵埃等が付着しな
い。したがって、ねじ部分への塵埃の噛み込みを防止で
きる。また、シャフトのスムーズな表面のシール性が損
なわれない。ベアリングにより、シャフトの回転よるね
じり応力が蛇腹に作用しないので、蛇腹がねじれたり損
傷を受けるのを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。なお、以下において上下方向、横方向という言葉を
使用するが、それらは図1における方向を指すものであ
る。 [第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
に係るタッピング工具の全体を示す正面断面図である。
図2は図1のタッピング工具の連結係合構造(シャフト
先端部)の詳細を示す拡大部分断面図である。図3
(a)はタッピング工具のホールソーの詳細を示す正面
断面図であり、図3(b)は同上面図である。図4はタ
ッピング工具の傾き時の状態を示す正面断面図である。
図5は図4の状態におけるタッピング工具の連結係合構
造の詳細を示す拡大断面図である。
【0018】図1に示すタッピング工具10は、筒状の
本体11を備えている。本体11は、上側の第1筒部1
1Aと、この第1筒部11より大径の第2筒部11Bを
有する。第2筒部11Bの下端には、フランジ状に張り
出したフランジ部11Cが形成されている。本体11は
軸心に沿って貫通孔を有する。この貫通孔内面には、軸
方向上下の二か所に個別の上めねじ11a、下めねじ1
1bが切られている。さらに、これら上下めねじ11
a、11b間において、シール16が設けられている。
一方、フランジ部11Cの下面には円状の溝が掘り込ま
れており、この溝にOリング19が嵌め込まれている。
同Oリング19により、本体11と分岐管端面間がシー
ルされる。
【0019】本体11の貫通孔には、シャフト12が内
挿されている。同シャフト12の上下両端部表面には、
上おねじ12a、下おねじ12bが個別に切られてい
る。これら上おねじ12a、下おねじ12bは、それぞ
れ上記本体11の上めねじ11a、下めねじ11bに螺
合可能になっている(図1では下めねじ11bと下おね
じ12bが螺合した状態を示す)。シャフト12の上下
おねじ12a、12b間(中央部表面)は、ストレート
なスムーズ表面12cになっている。このスムーズ表面
12cは、上記シール16に摺接してシールされる。こ
のスムーズ表面12cの範囲において、シャフト12は
本体11の軸方向に沿って摺動可能になっている。した
がって、上下のねじ同士が螺合しているときは、シャフ
ト12はねじ式に繰り出し及び引き込みされ、ねじの螺
合が外れた時はシャフト12は直動式である。
【0020】シャフト12の上端部18は、断面六角形
状に形成されている。同上端部18には、ハンドル(図
示されず)が取り付けられる。この六角部18と上記上
おねじ12a間には、フランジ状に張り出した上ストッ
パー13が形成されている。さらに、この上ストッパー
13と上端部18間において、ベアリング17が取り付
けられている。このベアリング17外面と上記本体11
の第1筒部11A間において、シャフト12の外側を覆
う蛇腹14が設けられている。蛇腹14は、上端部14
Aがベアリング17外面に、下端部14Bが本体11の
第1筒部11A表面に、それぞれバンド固定されてい
る。同蛇腹14は、シャフト12の摺動に伴い、シャフ
ト12の回転とは無関係にねじれないで伸縮する。
【0021】一方、シャフト12の下端側には、図2に
詳細を示すような連結係合構造32が設けられている。
この連結係合構造32は、シャフト12と後述するホー
ルソーとを係止・離脱可能に連結するものである。連結
係合構造32は、シャフト12下端面から垂下した係止
部39を備えている。この係止部39の下端は円盤状に
張り出した係止端部34となっている。なお、この係止
部39及び係止端部34はシャフト12とは別部品であ
って、シャフト12下端面に図示せぬねじにより取り付
けられている。さらに、シャフト12下端面と係止部3
9間において、円盤状のカラー35が設けられている。
このカラー35の下面側には、スラストベアリング37
が組み込まれている。
【0022】この連結係合構造32の係止部39には、
図3に詳細を示すようなホールソー41が連結される。
ホールソー41は、下側が開口した有頂円筒状をしてい
る。同ホールソー41の上端面46には、係合孔42が
形成されている。係合孔42は、上端面46中心寄りの
長孔44と、同端縁寄りの円孔43とからなる。これら
孔43、44が連通して1つの係合孔42となってい
る。長孔44の幅は、シャフト12側の係止部39の直
径よりも少し大きく、円孔43の径は係止端部34の直
径よりも少し大きい。一方、ホールソー41の下端開口
側端部には、鋭利な刃45が形成されている。
【0023】このホールソー41と連結係合構造32
は、係止端部34及び係止部39をホールソー41の円
孔43に挿通した後、長孔44側(中心寄り)にシフト
させることにより連結される。この連結された状態で、
ホールソー41を本管側壁(穿孔対象物)に押し込む際
に、シャフト12の繰り出しに伴いカラー35がスラス
トベアリング37を介してホールソー41を押す。した
がって、ホールソー上端面46にはスラストベアリング
37が当たる。この連結状態は、ホールソー41とシャ
フト12とが相対的に軸回りに回転しているときには、
シャフト係止端部34の径がホールソー41の長孔44
の幅よりも少し大きいので、脱離不能である。一方、連
結状態の解除は、上記の連結時とは逆に、係止端部34
及び係止部39を長孔44から円孔43側にシフトさせ
ることにより行われる。
【0024】再び図1を参照しつつ説明する。本体11
の外周には、ストップリング29が外嵌している。さら
に、このストップリング29と本体11のフランジ部1
1Cの外周部には、袋ナット31が外嵌している。同袋
ナット31の内周面には、めねじ31aが形成されてい
る。このめねじ31aは、後述する分岐管の外面のおね
じに螺合可能である。袋ナット31は、本体11に対し
て回動自在であり、かつ、分岐管軸方向にスライド可能
である。詳しくは、袋ナット31が最も下側にスライド
したとき、袋ナット31上端内面とフランジ部11Cと
が当接する。逆に、袋ナット31が最も上側にスライド
したとき、袋ナット31上端外面とストップリング29
とが当接する。すなわち、フランジ部11C及びストッ
プリング29は、袋ナット31のスライド範囲を規制す
るとともに、袋ナット31の本体11からの抜け止めと
なっている。
【0025】袋ナット31には、2つのグリップ26が
植設されている。同グリップ26は、互いに反対方向に
向けて外側に突出するように設けられている。グリップ
26は、タッピング工具10を持ち運びする場合や、袋
ナット31をねじ回しする際に掴むものである。特に、
グリップ26を掴んで袋ナット31を回すことにより、
大きなトルクを得ることができる。さらに、本体11に
は、カプラ23が設けられている。同カプラ23は、カ
プラ栓21を有している。また、カプラ23には、止め
リング25を介して鎖27が設けられている。このカプ
ラ23は、穿孔作業前後に洩れテスト等を行うためのも
のである。
【0026】次に、上記の構成からなるタッピング工具
10が適用されるチー型のEF継手ついて説明する。こ
の継手に関しては従来既存のものとほとんど同じであ
る。図4及び5に示されているように、チー型のEF継
手(以下単にチーと呼ぶ)50は、既存の配管(本管)
1の側壁外面に気密に接続される。チー50は、ポリエ
チレン等の熱可塑性プラスチック製である。チー50
は、円筒状の分岐管53と、この分岐管53の下端に一
体化された鞍状の融接部55と、分岐管53から横方向
に分岐した枝管57を備える。
【0027】分岐管53の上端開口部(融接部55とは
逆側の端部)には、外周面におねじ51が形成されてい
る。同おねじ51は、タッピング工具10の袋ナット3
1のめねじ31aと螺合可能である。また、分岐管53
には、横方向に延びる枝管57が一体的に形成されてい
る。
【0028】融接部55は、本管1の外周面に接触固定
される。融接部55は断面半円状をしている。同融接部
55には、電熱線(図示されず)が埋設されている。融
接部55の表面側には、端子(図示されず)が設けられ
ている。同端子から電圧を印加することにより、融接部
55内部の電熱線が発熱し、融接部55が本管1に融着
されるようになっている。
【0029】分岐管53の上端開口部(反本管側端部)
の内周面には、最上部にストップリング52(C形同心
止め輪)が取り付けられている。同リング52の下には
2段の摩擦係止Oリング54、58が嵌め込まれてい
る。ストップリング52は、ホールソー41の上限位置
を定める。Oリング54、58は、孔開け終了後に上に
引き上げられたホールソー41を摩擦係止して落下を防
止するとともに、ホールソー41外周面と分岐管53内
周面との間をシールする。
【0030】次に、図6〜10を参照しながら、タッピ
ング工具10を用いて本管1側面に貫通孔を開け、本管
1とチー50を連通させる作業の手順について説明す
る。図6〜10は、それぞれ穿孔作業の手順を順次説明
するための説明図である。
【0031】(1)まず本管1外周面にチー50の融接
部55下面を接触固定する。融接部55の端子(図示さ
れず)から電圧を印加し、本管1に融接部55を圧着さ
せる。このとき、本管1と分岐管53は、互いに直交す
る。なお、この時点で、分岐管53内部の上端開口部近
くにおいて、摩擦係止Oリング54、58によりホール
ソー41が摩擦係止されている。また、分岐管53の上
端開口部には、キャップ59が取り付けられている。以
上は穿孔前の準備作業である。この作業前においては、
タッピング工具10は、図1に示すような状態(下めね
じ11bと下おねじ12bが螺合した状態)にある。
【0032】(2)図6の(a)に示すように、まず分
岐管53からキャップ59を外し、タッピング工具10
の連結係合構造32とホールソー41の係合孔42を係
合させる。すなわち、グリップ26を掴んでタッピング
工具10を持ち上げ、図2、図3に示すシャフト12先
端の係止端部34及び係止部39をホールソー41の円
孔43に挿通した後、長孔44(中心寄り)側にシフト
させる。シフトが完了した時点で、分岐管53の上端開
口面上に、本体11のフランジ部11C及びOリング1
9(図1参照)が位置する。そして、図6の(b)に示
すように、グリップ26を掴んで回すことにより、袋ナ
ット31を分岐管53のおねじ51にねじ込む。この袋
ナット31の螺合により、本体11を分岐管53の上端
に固定する。
【0033】このとき、タッピング工具本体31を分岐
管53上端面に当てた状態で、グリップ26を掴んで袋
ナット31のみを回動させればよいので、締め付け作業
が楽である。また、グリップ26を掴んで回すことで大
きな回転トルクが生じ、締め付けがより確実になる。さ
らに、この作業時に本体11が傾かないので、分岐管5
3上端面にOリング19がきちんと当たった状態で締め
付けられる。したがって、気密性を充分に確保すること
ができ、本管1内からのガス漏れ等を防止できる。
【0034】(3)次に、図7の(c)に示すように、
タッピング工具10の上端部(六角部)18にハンドル
あるいはレンチ等(図示されず)を取り付け、シャフト
12を回転させる。ここで、ホールソー41がOリング
54、58(図7の(d)、図4参照)を通過するとき
は、シャフト12の下おねじ12bと本体11の下めね
じ11b(図1参照)が螺合しており、シャフト12は
ねじ式で繰り出される。このようにしたのは、Oリング
54、58とホールソー41との摩擦が強く動かしにく
いからである。次いで、ホールソー41がOリング5
4、58を通過して本管1側壁まで押し出されると、後
はねじが外れてシャフト12のスムーズ表面12cが直
動式に繰り出される。さらに、ホールソー41の下端が
本管1側壁近くまで至ると、シャフト12の上おねじ1
2aと本体11の上めねじ11aとが螺合し(図4参
照)、シャフト12は再びねじ式に繰り出される。
【0035】そして、シャフト12をさらに回転させる
と、ホールソー41の上端面46がスラストベアリング
37に押圧され、ホールソー41はシャフト12の回転
とは無関係に下方に押され、ホールソー41の刃45が
本管1側壁を押し切る。押し切りが完了したとき、図7
の(d)に示すように、ホールソー41は連結係合構造
32に連結された状態で垂下する。なお、このときのシ
ャフト12の動作に応じて、蛇腹14が徐々に縮む。シ
ャフト12の回転の伴いベアリング17が回転するの
で、蛇腹14にはねじり応力が作用しない。
【0036】このように、ホールソー41が本管1側壁
を押し切る際、シャフト12はねじ式に繰り出されると
ともに、ホールソー41上端面がスラストベアリング3
7により押圧されるので、ホールソー41は充分な押圧
力を受けて本管1側壁を簡単に押し切ることができる。
つまり、ホールソー41の移動抵抗の重い部分(ホール
ソー41がOリング54、58を通過するとき、ならび
に、ホールソー41が本管1側壁を押し切るとき)だけ
シャフト12がねじ式であり、不要なところはストレー
トに押し出すことができる。したがって、ホールソース
トロークの時間が短縮され、作業時間も短縮される。な
お、穿孔時において、本管1内部には、ガス等の流体が
流れている。このガスは、分岐管53とホールソー41
の螺合部分を通過して分岐管53上端まで至るが、シャ
フト12とOリング19(図4参照)間のシールによ
り、外部に漏洩することはない。
【0037】(4)本管1の側面が貫通した後、図8の
(e)に示すように、シャフト12を上記とは逆方向に
回転させる。本管1の打ち抜かれた片1aは、ホールソ
ー41内側で保持される。ホールソー41が本管1の側
壁を通過した後は、上おねじ12aは上めねじ11aか
ら外れ、シャフト12は直動可能となる。そして、シャ
フト12の下おねじ12bが本体11の下めねじ11b
に当たるまで、シャフト12をストレートに引き込む。
この後、シャフト12の下おねじ12bと本体11の下
めねじ11bを螺合させて(図1参照)、シャフト12
をねじ式に引き上げる。この引き上げが完了すると、図
8(f)に示すように、ホールソー41は再びOリング
54、58により摩擦係止される。
【0038】(6)次に図9の(g)に示すように、グ
リップ26を掴んで袋ナット31を締め付け時とは逆方
向に回転させる。これで、袋ナット31のめねじ31a
と分岐管53のおねじ51の螺合が解除される。袋ナッ
ト31が外れたら、図9の(h)に示すように(図2、
図3参照)、本体11を横にずらして、連結係合構造3
2の係止端部34及び係止部39を、ホールソー41の
長孔44から円孔43側にシフトさせる。
【0039】(7)次に図10の(i)に示すように、
グリップ26を掴んでタッピング工具10を持ち上げ
る。これにより、分岐管53からタッピング工具10が
外れる。ホールソー41は分岐管53内に残しておく。
タッピング工具10を取り外した後、図10の(j)に
示すように、分岐管53の上端開口部に再びキャップ2
9を取り付ける。これで、本管1が分岐管53を介して
枝管57と連通し、穿孔作業を終了する。
【0040】ところで、上記(4)(図8の(e))の
時点におけるカラー35の作用について説明する。図4
及び図5に示すように、袋ナット31の締め付けが不完
全で、シャフト12とホールソー41とが相対的に軸に
交差する方向にずれた場合を想定する。このときは、カ
ラー35がシャフト12の長手軸に対する傾き及びずれ
を一定以下に規制する役割を果たす。すなわち、カラー
35は、シャフト12が傾いたときに、その外周部が分
岐管53内面に当たり、それ以上シャフト12はずれな
い。したがって、シャフト12先端の係止端部34がホ
ールソー41の係合孔42の長孔44にとどまり、連結
状態は解除されない。これにより、ホールソー41は落
下することはない。
【0041】[第2の実施の形態]次に図11〜15を
参照して、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。図11は本発明の第2実施の形態に係るタッピング
工具の全体を示す正面断面図である。図12は図11の
タッピング工具の連結係合構造の詳細を示す拡大図であ
る。図12(a)は正面図であり、図12(b)は側面
図であり、図12(c)は底面図である。図13(a)
はタッピング工具に用いられるホールソーの詳細を示す
正面断面図であり、図13(b)は同上面図である。図
14はタッピング工具の傾き時の状態を示す断面正面図
である。図15は図14の状態のタッピング工具の連結
係合構造の詳細を示す拡大断面図である。
【0042】図11〜15に示すタッピング工具70
は、第1実施例で説明したタッピング工具10におい
て、連結係合構造32とホールソー41の構成が異な
る。この第2実施の形態における連結係合構造62は、
図12に最も良く示すように、円盤状のカラー68を備
えている。カラー68上面の中心部には、シャフト12
下端面に捩じ込み可能なボルトねじ69が、カラー68
と一体に突設されている。また、カラー68の上面に
は、スラストベアリング65が組み込まれている。一
方、カラー68の下面には、鉤状をした一対の係止片部
64が設けられている。これら係止片部64は、相互に
離れて対向しており、間にスペース66が存在してい
る。係止片部64の対向面下端には、スペース66側に
突出した突起67が形成されている。
【0043】この連結係合構造62には、図13に詳細
を示すようなホールソー71が連結される。同ホールソ
ー71は、下側が開口した有頂円筒状をしている。ホー
ルソー71の頂面74は閉塞面になっている。この頂面
74の中心には、係止突起73が形成されている。同係
止突起73の上端部は鍔状に張り出した係止端部76が
形成されている。係止突起73は、連結係合構造62の
両係止片部64間に係合される。一方、ホールソー71
の下端開口側は、鋭利な刃75が形成されている。
【0044】このホールソー71と連結係合構造62
は、以下のように連結される。すなわち、ホールソー7
1の係止突起73の側方において、両係止片部64間の
スペース66が横方向に開口する側(図12(a)に示
す側)を向けて位置させる。そして、係止突起73側に
両係止片部64をシフトさせることにより連結される。
この際、係止突起73の係止端部76が係止片部64の
突起67に当たり、上下方向の抜け止めとなる。
【0045】このような連結係合構造62とホールソー
71においても、第1実施の形態と同様に、穿孔作業中
はシャフト12とホールソー71が係止されて、確実な
押し引き及び穿孔をすることができる。また、穿孔作業
終了後はシャフト12をずらして係合を解除するので、
作業が容易である。
【0046】また、図14及び図15に示すように、袋
ナット31の締め付けが不完全で、シャフト12とホー
ルソー71とが相対的に軸に交差する方向にずれた場合
にも、第1実施の形態と同様の作用が生じる。すなわ
ち、カラー68は、シャフト12が傾いたときに、その
外周部が分岐管53内面に当たり、シャフト12の長手
軸に対する傾き及びずれを一定以下に規制する。したが
って、係止突起73の係止端部76が係止片部64の突
起67に当たり、連結状態は解除されない。これによ
り、ホールソー71は本管1内に落下することはない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下の効果がある。 (1)本発明の第1態様においては、穿孔作業中はシャ
フトとホールソーが係止されて、確実な押し引き及び穿
孔をすることができる。また、穿孔作業終了後はシャフ
トをずらして係合を解除するので、作業が容易である。 (2)本発明の第2態様においては、工具取り付け時に
袋ナットのみを回動させればよいので、作業が楽であ
る。また、工具取り付け時のシール性を的確に確保する
ことができる。
【0048】(3)請求項2の場合には、ホールソーを
押し込む際にスラストベアリングが回転することによ
り、穿孔トルクが軽減される。したがって、穿孔作業が
楽になる。 (4)請求項4の場合には、グリップを人手により把持
しつつ袋ナットを回転させることにより、大きなトルク
を生じさせることができる。したがって、締め付けが確
実になり、ガス漏れ等を的確に回避できる。 (5)本発明の第3態様においては、ホールソーの移動
(繰り出し・引き込み)を短時間で効率的に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタッピング工
具の全体を示す正面断面図である。
【図2】図1のタッピング工具の連結係合構造の詳細を
示す拡大部分断面図である。
【図3】図3(a)はタッピング工具のホールソーの詳
細を示す正面断面図であり、図3(b)は同上面図であ
る。
【図4】タッピング工具の傾き時の状態を示す正面断面
図である。
【図5】図4の状態のタッピング工具の連結係合構造の
詳細を示す拡大断面図である。
【図6】穿孔作業の手順を順次説明するための説明図で
ある。
【図7】同説明図である。
【図8】同説明図である。
【図9】同説明図である。
【図10】同説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るタッピング
工具の全体を示す正面断面図である。
【図12】図11のタッピング工具の連結係合構造の詳
細を示す拡大図である。図12(a)は正面図であり、
図12(b)は側面図であり、図12(c)は底面図で
ある。
【図13】図13(a)はタッピング工具に用いられる
ホールソーの詳細を示す正面断面図であり、図13
(b)は同上面図である。
【図14】タッピング工具の傾き時の状態を示す正面断
面図である。
【図15】図14の状態のタッピング工具の連結係合構
造の詳細を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 本管 10、70 タッピング
工具 11 本体 11a 上めねじ 11b 下めねじ 12 シャフト 12a 上おねじ 12b 下おねじ 12c スムーズ表面 14 蛇腹 16 シール 17 ベアリング 19 Oリング 26 グリップ 31 袋ナット 31a めねじ 32、62 連結係合構造 34 係止端部 35、68 カラー 37、65 スラスト
ベアリング 39 係止部 41、71 ホールソ
ー 42 係合孔 50 チー型EF継手 51 おねじ 52 ストップリング 53 分岐管 54、58 摩擦係止
Oリング 64 係止片部 67 突起 73 係止突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の本管と、該本管の側壁外面に接
    続された分岐管(チー継手)とを連通させる孔を、該本
    管側壁に開けるためのホールソーを内蔵された継手に対
    して使うサービスチータッピング工具であって;上記分
    岐管の開放側端部に気密に押し当てられる本体と、 この本体に対して繰り出し・引き込み可能に設けられ
    た、上記ホールソーの駆動手段と、を備え、 該駆動手段は上記ホールソーを押し引きするシャフトを
    有し、 上記ホールソーと上記シャフトとが係止・脱離可能な連
    結係合構造を有し、 この連結係合構造は、該ホールソーと該シャフトとが相
    対的に軸回りに回転したときには脱離不能であって、該
    ホールソーと該シャフトとを相対的に軸に交差する方向
    にずらすことによって脱離可能となり、 さらに、上記シャフトの上記分岐管長手軸に対する傾き
    及びずれを規制するための、該シャフト傾き時にその外
    周が該分岐管内面に当たるカラーを、該シャフト先端部
    に有することを特徴とするサービスチータッピング工
    具。
  2. 【請求項2】 上記ホールソーを上記本管側壁に押し込
    む際に、上記シャフトはねじ式に繰り出されるととも
    に、上記カラーが上記ホールソーを押すように構成され
    ており、該カラーと該ホールソーとの間にスラストベア
    リングが組み込まれていることを特徴とする請求項1記
    載のサービスチータッピング工具。
  3. 【請求項3】 樹脂製の本管と、該本管の側壁外面に接
    続された分岐管(チー継手)とを連通させる孔を、該本
    管側壁に開けるためのホールソーを内蔵された継手に対
    して使うサービスチータッピング工具であって;上記分
    岐管の開放側端部に気密に押し当てられる本体と、 この本体に対して繰り出し・引き込み可能に設けられ
    た、上記ホールソーの駆動手段と、を備え、 該駆動手段は上記ホールソーを押し引きするシャフトを
    有し、 上記分岐管の反本管側端部外面にはおねじが切られてお
    り、 この反本管側端部に上記本体を固定するための、該本体
    に対して回動自在でかつ上記分岐管軸方向に一定程度ス
    ライド可能な、上記おねじと螺合するめねじを有する袋
    ナットが設けられていることを特徴とするサービスチー
    タッピング工具。
  4. 【請求項4】 上記袋ナットの外面に突出するように、
    該袋ナットを回す際に掴むグリップが植設されているこ
    とを特徴とする請求項3記載のサービスチータッピング
    工具。
  5. 【請求項5】 樹脂製の本管と、該本管の側壁外面に接
    続された分岐管(チー継手)とを連通させる孔を、該本
    管側壁に開けるためのホールソーを内蔵された継手に対
    して使うサービスチータッピング工具であって;上記分
    岐管の開放側端部に気密に押し当てられる本体と、 この本体に対して繰り出し・引き込み可能に設けられ
    た、上記ホールソーの駆動手段と、を備え、 該駆動手段は上記ホールソーを押し引きするシャフトを
    有し、 上記シャフトは、中央部がストレートでスムーズな表面
    を有するとともに、両端部におねじが切られており、 上記本体には、これら両おねじと螺合するめねじが切ら
    れており、 さらに上記分岐管の反本管側端部には上記ホールソーを
    摩擦係止する手段が設けられており、 該ホールソーが該摩擦係止手段部を通過するときと、該
    ホールソーを上記本管側壁へ押し込む又は引き出すとき
    はねじ式に上記シャフトが進退し、その他は直動式に上
    記シャフトが進退することを特徴とするサービスチータ
    ッピング工具。
  6. 【請求項6】 上記本体のめねじが該本体の軸方向上下
    二か所に切られており、これら上下のめねじ間に上記シ
    ャフトのスムーズな表面に摺接するシール部材を有する
    ことを特徴とする請求項5記載のサービスチータッピン
    グ工具。
  7. 【請求項7】 上記シャフト上端と上記本体との間で該
    シャフト外側を覆う蛇腹を備えるとともに、該シャフト
    と該蛇腹間にベアリングが介装されていることを特徴と
    する請求項5記載のサービスチータッピング工具。
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