JPH066257Y2 - ネジ無しカップリング - Google Patents
ネジ無しカップリングInfo
- Publication number
- JPH066257Y2 JPH066257Y2 JP1989002193U JP219389U JPH066257Y2 JP H066257 Y2 JPH066257 Y2 JP H066257Y2 JP 1989002193 U JP1989002193 U JP 1989002193U JP 219389 U JP219389 U JP 219389U JP H066257 Y2 JPH066257 Y2 JP H066257Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- bite
- pair
- grip
- coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電線管同志を接続するために用いられるネジ無
しカップリングに関し、ワンタッチで電線管を接続でき
ると共に、電線管とカップリングとの接合を確実に行い
得るものに関する。
しカップリングに関し、ワンタッチで電線管を接続でき
ると共に、電線管とカップリングとの接合を確実に行い
得るものに関する。
絶縁電線や電気ケーブルが収納される電線管を敷設す
る、いわゆる電線管敷設工事においては、敷設長さに応
じて定尺ものの電線管を必要本数接続管で接続すること
が行われている。従来から一般的に使用されている接続
管は、筒体に内ネジを設けたもので、接続すべき電線管
の端末に外ネジを切って接続管にねじ込み形式のもので
ある。しかしこのようなねじ込み式接続管は電線管が直
線状でなく且つ、狭隘な場所で接続しなければならない
場合、又は接続すべき一対の電線管おいずれも回転する
ことが不可能な場合等には使用できない。そこで電線管
を回転させずに接続できるネジ無しカップリングが提案
されている。従来知られているネジ無しカップリング
は、両側から接続すべき電線管の端末を挿入できる筒体
を有し、その外周両端に外ネジを設けたカップリング本
体と、カップリング本体の両端面に夫々配置するゴムリ
ングと金属製のカットリングの対と、これらのリングを
カップリング本体に押し付け締め付けるためのグランド
ナット(袋ナット)から構成されている。
る、いわゆる電線管敷設工事においては、敷設長さに応
じて定尺ものの電線管を必要本数接続管で接続すること
が行われている。従来から一般的に使用されている接続
管は、筒体に内ネジを設けたもので、接続すべき電線管
の端末に外ネジを切って接続管にねじ込み形式のもので
ある。しかしこのようなねじ込み式接続管は電線管が直
線状でなく且つ、狭隘な場所で接続しなければならない
場合、又は接続すべき一対の電線管おいずれも回転する
ことが不可能な場合等には使用できない。そこで電線管
を回転させずに接続できるネジ無しカップリングが提案
されている。従来知られているネジ無しカップリング
は、両側から接続すべき電線管の端末を挿入できる筒体
を有し、その外周両端に外ネジを設けたカップリング本
体と、カップリング本体の両端面に夫々配置するゴムリ
ングと金属製のカットリングの対と、これらのリングを
カップリング本体に押し付け締め付けるためのグランド
ナット(袋ナット)から構成されている。
このようなネジ無しカップリングを用いて電線管を接続
するには、先ず両方の電線管の端末部へグランドナッ
ト、カットリング及びゴムリングを順に通し、次に両電
線管の端末を付き合わせるようにそれらをカップリング
本体に挿入した後、カップリング本体の両端にゴムリン
グとカットリングを押圧して変形させながらグランドナ
ットを締め付ける。
するには、先ず両方の電線管の端末部へグランドナッ
ト、カットリング及びゴムリングを順に通し、次に両電
線管の端末を付き合わせるようにそれらをカップリング
本体に挿入した後、カップリング本体の両端にゴムリン
グとカットリングを押圧して変形させながらグランドナ
ットを締め付ける。
又、実開昭55−145708号として長尺部材の接続
具が提案されていた。これは、金属板を筒状に形成し、
その突き合わせ部を開口し、その開口縁を外側に折り返
して係合部を設けて接続具本体を構成する。そして、こ
の係合部に摺動材が装着され本体の半径を縮小し、その
両端から挿入される電線管の端部を夫々締結するもので
ある。
具が提案されていた。これは、金属板を筒状に形成し、
その突き合わせ部を開口し、その開口縁を外側に折り返
して係合部を設けて接続具本体を構成する。そして、こ
の係合部に摺動材が装着され本体の半径を縮小し、その
両端から挿入される電線管の端部を夫々締結するもので
ある。
又、同様の構成として実開昭54−82864号公報記
載の継手が提案されている。これは筒状の継手本体が断
面半円弧状の一対の部材をその一端縁どうしで枢着し、
他端縁に継手されたU字状の鍔部に摺動部材を係止させ
るものである。さらには、実公昭44−21733号公
報記載の管継手が提案されていた。これは、側面に開口
を有する環状の継手本体を有し、その開口両側部に互い
に係合する係止部を設けると共に、内面に複数の突起を
設け、互いに突き合わされるパイプの連結部にパッキン
を介して締結させてなるものである。
載の継手が提案されている。これは筒状の継手本体が断
面半円弧状の一対の部材をその一端縁どうしで枢着し、
他端縁に継手されたU字状の鍔部に摺動部材を係止させ
るものである。さらには、実公昭44−21733号公
報記載の管継手が提案されていた。これは、側面に開口
を有する環状の継手本体を有し、その開口両側部に互い
に係合する係止部を設けると共に、内面に複数の突起を
設け、互いに突き合わされるパイプの連結部にパッキン
を介して締結させてなるものである。
第一のネジ込み型電線管はその接続が面倒である欠点が
あり、第二のネジ無しカップリングは、そのカップリン
グ本体とリング材とをネジで締結するため、これも取付
けが面倒である欠点があった。さらに、実開昭55−1
45708号公報記載の接続具及び実開昭54−828
64号公報記載の継手は、何れも電線管と継手内面とが
圧着のみによって接続されているため、大きな外力が加
わった場合に継手から電線管が外れる虞があり、永続的
な継手として信頼性に欠ける欠点があった。
あり、第二のネジ無しカップリングは、そのカップリン
グ本体とリング材とをネジで締結するため、これも取付
けが面倒である欠点があった。さらに、実開昭55−1
45708号公報記載の接続具及び実開昭54−828
64号公報記載の継手は、何れも電線管と継手内面とが
圧着のみによって接続されているため、大きな外力が加
わった場合に継手から電線管が外れる虞があり、永続的
な継手として信頼性に欠ける欠点があった。
さらに、実公昭44−21733号公報記載の管継手
は、その内面に複数の突起が管内面と一体的に突設され
ている構成を有し、継手本体の弾性を利用してその係合
部をペンチ等で閉じることより、内面に突設された円錐
形の突起を電線管外周に咬着させるものである。この継
手の突起が電線管外周に咬着されると、その咬着部は一
点で支持されることになる。そのため咬着の支持力が弱
く、大きな軸方向外力に対して、電線管が抜け出る虞が
ある。
は、その内面に複数の突起が管内面と一体的に突設され
ている構成を有し、継手本体の弾性を利用してその係合
部をペンチ等で閉じることより、内面に突設された円錐
形の突起を電線管外周に咬着させるものである。この継
手の突起が電線管外周に咬着されると、その咬着部は一
点で支持されることになる。そのため咬着の支持力が弱
く、大きな軸方向外力に対して、電線管が抜け出る虞が
ある。
従って、この管継手も永続的な使用をするものとしては
信頼性に欠ける欠点があった。
信頼性に欠ける欠点があった。
そこで本考案のネジ無しカップリングは、上記の問題点
を全て解決して信頼性が高く、接続容易なネジ無しカッ
プリングを提供することを目的とし、その目的達成のた
めに次の構成をとる。
を全て解決して信頼性が高く、接続容易なネジ無しカッ
プリングを提供することを目的とし、その目的達成のた
めに次の構成をとる。
即ち、筒状の全長に渡って軸線に平行に開口され、その
両端開口縁部が外面側に折り曲げられて一対のグリップ
部1を形成し、半径方向に弾性変形可能に構成された筒
状本体2と、 その本体2の半径が縮小するように、前記一対のグリッ
プ部1を挟持しつつそれにスライドして結合されるグリ
ップケース3と、 焼入れされた先端縁が角張った断面山形の刃部13を有
し、その先端縁の平面が環状に形成され、前記本体2よ
りも前記先端縁の硬度が高い別部材を、前記本体の内面
に植設固定してなる複数の咬着部4と、 を具備し、前記本体2の前記半径が縮小することによ
り、前記本体2の両側より挿入された一対の金属製電線
管の夫々の外周面に刃部13が咬むように構成された、ネ
ジ無しカップリングである。
両端開口縁部が外面側に折り曲げられて一対のグリップ
部1を形成し、半径方向に弾性変形可能に構成された筒
状本体2と、 その本体2の半径が縮小するように、前記一対のグリッ
プ部1を挟持しつつそれにスライドして結合されるグリ
ップケース3と、 焼入れされた先端縁が角張った断面山形の刃部13を有
し、その先端縁の平面が環状に形成され、前記本体2よ
りも前記先端縁の硬度が高い別部材を、前記本体の内面
に植設固定してなる複数の咬着部4と、 を具備し、前記本体2の前記半径が縮小することによ
り、前記本体2の両側より挿入された一対の金属製電線
管の夫々の外周面に刃部13が咬むように構成された、ネ
ジ無しカップリングである。
従って、本考案のネジ無しカップリングによれば、その
内面に突設された複数の刃部13が平面環状に且つ断面山
形に形成されているから、電線管外周に咬着されたと
き、その咬着部は円形の線になる。従って、電線管に加
わる軸方向外力に対して、円形の線の保持面によりそれ
に充分対抗し、電線管の移動を防止しえる。
内面に突設された複数の刃部13が平面環状に且つ断面山
形に形成されているから、電線管外周に咬着されたと
き、その咬着部は円形の線になる。従って、電線管に加
わる軸方向外力に対して、円形の線の保持面によりそれ
に充分対抗し、電線管の移動を防止しえる。
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本考案のネジ無しカップリングを構成する各部
品の一例を示す斜視図である。ネジ無しカップリングを
構成する一方の部品である筒状本体2は、接続すべき一
対の電線管の端末部が挿入可能な長さ及び内径を有し、
その軸線に平行に全長に渡って開口12が形成される。そ
してその開口縁部が外面側に折り曲げられて一対のグリ
ップ部1を構成する。この筒状本体2は弾性のある金属
板からなる。次にこの筒状本体2のグリップ部1には係
止部7が外側に突設されている。さらに、筒状本体2の
長手方向の二等分線上にセンターストッパ5がその内面
側へ突設している。これらセンターストッパ5及び係止
部7は夫々プレス加工等により形成される。さらに、筒
状本体2の内面には複数の咬着部4が突設されている。
この咬着部4は一例として第7図に示すように形成され
ている。この咬着部4は先端が円錐台形状に形成される
と共に、その先端面が円錐状に凹陥し、咬着部4の先端
に刃部13を形成する。このような咬着部4は筒状本体2
に予め穿設された孔に嵌着され、その嵌着部が溶接され
て筒状本体2に固定される。なお、この咬着部4は焼き
入れされた鋼材からなるが、筒状本体2には焼き入れさ
れず、その弾性変形が容易に構成されている。次に、筒
状本体2のグリップ部1に嵌着するグリップケース3
は、筒状本体2にほぼ均しい長さの細長いケースであ
り、その断面は両縁が内側に折り曲げられた袋状をな
し、全体が弧状に湾曲される。そしてその両縁がグリッ
プ部1に軸方向からスライドして収納される。第4図は
グリップ部1を挟持しつつ、グリップケース3を矢印方
向にスライドさせてグリップ部1の先端部分をその袋状
の収納部に収納させていく状態を示す。このグリップケ
ース3も金属板からなり、グリップ部1の係止部7に整
合する内面側に係合部6が凹陥している。そしてグリッ
プケース3をグリップ部1にスライドして装着した際、
係合部6と係止部7とが係合し、グリップケース3はそ
れ以上軸方向へ移動することが抑制される。
品の一例を示す斜視図である。ネジ無しカップリングを
構成する一方の部品である筒状本体2は、接続すべき一
対の電線管の端末部が挿入可能な長さ及び内径を有し、
その軸線に平行に全長に渡って開口12が形成される。そ
してその開口縁部が外面側に折り曲げられて一対のグリ
ップ部1を構成する。この筒状本体2は弾性のある金属
板からなる。次にこの筒状本体2のグリップ部1には係
止部7が外側に突設されている。さらに、筒状本体2の
長手方向の二等分線上にセンターストッパ5がその内面
側へ突設している。これらセンターストッパ5及び係止
部7は夫々プレス加工等により形成される。さらに、筒
状本体2の内面には複数の咬着部4が突設されている。
この咬着部4は一例として第7図に示すように形成され
ている。この咬着部4は先端が円錐台形状に形成される
と共に、その先端面が円錐状に凹陥し、咬着部4の先端
に刃部13を形成する。このような咬着部4は筒状本体2
に予め穿設された孔に嵌着され、その嵌着部が溶接され
て筒状本体2に固定される。なお、この咬着部4は焼き
入れされた鋼材からなるが、筒状本体2には焼き入れさ
れず、その弾性変形が容易に構成されている。次に、筒
状本体2のグリップ部1に嵌着するグリップケース3
は、筒状本体2にほぼ均しい長さの細長いケースであ
り、その断面は両縁が内側に折り曲げられた袋状をな
し、全体が弧状に湾曲される。そしてその両縁がグリッ
プ部1に軸方向からスライドして収納される。第4図は
グリップ部1を挟持しつつ、グリップケース3を矢印方
向にスライドさせてグリップ部1の先端部分をその袋状
の収納部に収納させていく状態を示す。このグリップケ
ース3も金属板からなり、グリップ部1の係止部7に整
合する内面側に係合部6が凹陥している。そしてグリッ
プケース3をグリップ部1にスライドして装着した際、
係合部6と係止部7とが係合し、グリップケース3はそ
れ以上軸方向へ移動することが抑制される。
第2図は筒状本体2のグリップ部1にグリップケース3
を装着した状態を軸方向から見たものであり、第3図は
その部分拡大図である。
を装着した状態を軸方向から見たものであり、第3図は
その部分拡大図である。
次に、第1図のネジ無しカップリングを用いて電線管を
接続する方法を説明する。先ず筒状本体2の両側から接
続すべき金属製電線管を第5図の如く挿入し、その先端
面がセンターストッパ5に当接するまで挿入する。次
に、筒状本体2の一対のグリップ部1を手で挟んでその
周方向の反発力に抗して電線管外周面にグリップ部1の
内周面に密着されると共に、その一方の端からグリップ
ケース3を軸方向にスライドさせながらそれをグリップ
部1に装着すれば接続は完了する。すると、筒状本体2
の咬着部4が電線管8外面に第6図の如く咬着する。即
ち、咬着部4の刃部13が電線管8の外面に喰い込むこと
になる。それにより、筒状本体2と電線管8とを確実に
係止すると共に、電線管8と筒状本体2との間の接続部
電気抵抗を少なくし、全ての電線管8をアース電位に維
持させることができる。そしてこの咬着部4の存在によ
り振動等によって緩みが生じることがなく、確実に接続
状態を維持することができる。
接続する方法を説明する。先ず筒状本体2の両側から接
続すべき金属製電線管を第5図の如く挿入し、その先端
面がセンターストッパ5に当接するまで挿入する。次
に、筒状本体2の一対のグリップ部1を手で挟んでその
周方向の反発力に抗して電線管外周面にグリップ部1の
内周面に密着されると共に、その一方の端からグリップ
ケース3を軸方向にスライドさせながらそれをグリップ
部1に装着すれば接続は完了する。すると、筒状本体2
の咬着部4が電線管8外面に第6図の如く咬着する。即
ち、咬着部4の刃部13が電線管8の外面に喰い込むこと
になる。それにより、筒状本体2と電線管8とを確実に
係止すると共に、電線管8と筒状本体2との間の接続部
電気抵抗を少なくし、全ての電線管8をアース電位に維
持させることができる。そしてこの咬着部4の存在によ
り振動等によって緩みが生じることがなく、確実に接続
状態を維持することができる。
次に第8図〜第9図は本考案の第2実施例を夫々示し、
この実施例が前記第1実施例と異なる点は筒状本体2の
内面にゴム板10を介装したものである。このゴム板10は
筒状本体2の内周面よりも長く係止されると共に、その
外周に金属板9が接着手段により貼着されている。この
金属板9は比較的薄いものからなり、これが第9図に示
す如く筒状本体2の開口12を閉塞する。そして、この金
属板9とゴム板10とにより電線管接続部に防水性を持た
せることができる。なお、筒状本体2内面に突設した咬
着部4は第10図に示す如く金属板9及びゴム板10を貫通
し、その先端縁が電線管8に咬着する。
この実施例が前記第1実施例と異なる点は筒状本体2の
内面にゴム板10を介装したものである。このゴム板10は
筒状本体2の内周面よりも長く係止されると共に、その
外周に金属板9が接着手段により貼着されている。この
金属板9は比較的薄いものからなり、これが第9図に示
す如く筒状本体2の開口12を閉塞する。そして、この金
属板9とゴム板10とにより電線管接続部に防水性を持た
せることができる。なお、筒状本体2内面に突設した咬
着部4は第10図に示す如く金属板9及びゴム板10を貫通
し、その先端縁が電線管8に咬着する。
次に第11図は本考案の第3実施例であり、この実施例が
前記第2実施例と異なる点は、金属板9をゴム板10の一
部にのみ設けたものである。即ち、筒状本体2の開口12
を閉塞するのに充分な長さの円弧状の金属板9をゴム板
10外面に貼着したものである。
前記第2実施例と異なる点は、金属板9をゴム板10の一
部にのみ設けたものである。即ち、筒状本体2の開口12
を閉塞するのに充分な長さの円弧状の金属板9をゴム板
10外面に貼着したものである。
本考案のカップリングは、筒状本体2の内面に突設され
た咬着部4の刃部13が平面環状で且つその先端縁が角張
った断面山形に形成され、しかもその先端縁が焼入れさ
れ、その先端縁の硬度が筒状本体2よりも高いもので形
成されているから、グリップケース3を筒状本体2のグ
リップ部1にスライドさせてその半径を縮小させると、
刃部13が金属製電線管外周に環状に線として咬着する。
それにより、確実に電線管を保持し電線管に軸方向の強
い外力が加わったとしても、それを本カップリング内に
保持することができ、信頼性の高いカップリングを提供
できる。即ち、従来型継手の内面に突設された円錐形の
咬着部に比較し、電線管に加わる軸方向外力に対する保
持力が格段い向上し、永年使用される電線管のカップリ
ングとして信頼性の高いものとなる。
た咬着部4の刃部13が平面環状で且つその先端縁が角張
った断面山形に形成され、しかもその先端縁が焼入れさ
れ、その先端縁の硬度が筒状本体2よりも高いもので形
成されているから、グリップケース3を筒状本体2のグ
リップ部1にスライドさせてその半径を縮小させると、
刃部13が金属製電線管外周に環状に線として咬着する。
それにより、確実に電線管を保持し電線管に軸方向の強
い外力が加わったとしても、それを本カップリング内に
保持することができ、信頼性の高いカップリングを提供
できる。即ち、従来型継手の内面に突設された円錐形の
咬着部に比較し、電線管に加わる軸方向外力に対する保
持力が格段い向上し、永年使用される電線管のカップリ
ングとして信頼性の高いものとなる。
又、この咬着部4は筒状本体2とは別部材からなり、そ
の筒状本体2の内面に植設固定されたものであるため、
その刃部13を筒状本体2とは無関係に咬着のための最適
な硬度とすることができる。それにより、咬着部4の信
頼性をこの点からも高めると共に、筒状本体2自体は比
較的硬度が低いものでも足りるから、その弾性的変形を
容易にし、締結し易く、取扱い易いネジ無しカップリン
グを提供する効果がある。
の筒状本体2の内面に植設固定されたものであるため、
その刃部13を筒状本体2とは無関係に咬着のための最適
な硬度とすることができる。それにより、咬着部4の信
頼性をこの点からも高めると共に、筒状本体2自体は比
較的硬度が低いものでも足りるから、その弾性的変形を
容易にし、締結し易く、取扱い易いネジ無しカップリン
グを提供する効果がある。
第1図は本考案のネジ無しカップリングを構成する各部
品の一例を示す斜視図、第2図は第1図の筒状本体2に
グリップケース3を装着した状態を示す軸方向から見た
側面図、第3図は第2図の部分拡大図、第4図は第1図
のグリップ部1にグリップケース3を矢印のようにスラ
イドさせて装着している状態を示す斜視図、第5図は筒
状本体2に電線管8を挿入した状態を示す断面説明図、
第6図は筒状本体2の咬着部4と電線管8との咬着状態
を示す横断面図、第7図は咬着部4の一例を示す斜視
図、第8図〜第10図は本考案の第2実施例を示し、第8
図はその斜視図、第9図は側面図、第10図は筒状本体2
の咬着部4部分を示す横断面図、第11図は本考案の第3
実施例の要部横断面図。 1…グリップ部、2…筒状本体 3…グリップケース、4…咬着部 5…センターストッパ、6…係合部 7…係止部、8…電線管 9…金属板、10…ゴム板 11…溶接部、12…開口 13…刃部
品の一例を示す斜視図、第2図は第1図の筒状本体2に
グリップケース3を装着した状態を示す軸方向から見た
側面図、第3図は第2図の部分拡大図、第4図は第1図
のグリップ部1にグリップケース3を矢印のようにスラ
イドさせて装着している状態を示す斜視図、第5図は筒
状本体2に電線管8を挿入した状態を示す断面説明図、
第6図は筒状本体2の咬着部4と電線管8との咬着状態
を示す横断面図、第7図は咬着部4の一例を示す斜視
図、第8図〜第10図は本考案の第2実施例を示し、第8
図はその斜視図、第9図は側面図、第10図は筒状本体2
の咬着部4部分を示す横断面図、第11図は本考案の第3
実施例の要部横断面図。 1…グリップ部、2…筒状本体 3…グリップケース、4…咬着部 5…センターストッパ、6…係合部 7…係止部、8…電線管 9…金属板、10…ゴム板 11…溶接部、12…開口 13…刃部
Claims (3)
- 【請求項1】筒状の全長に渡って軸線に平行に開口さ
れ、その両端開口縁部が外面側に折り曲げられて一対の
グリップ部1を形成し、半径方向に弾性変形可能に構成
された筒状本体2と、 その本体2の半径が縮小するように、前記一対のグリッ
プ部1を挟持しつつそれにスライドして結合されるグリ
ップケース3と、 焼入れされた先端縁が角張った断面山形の刃部13を有
し、その先端縁の平面が環状に形成され、前記本体2よ
りも前記先端縁の硬度が高い別部材を、前記本体の内面
に植設固定してなる複数の咬着部4と、 を具備し、前記本体2の前記半径が縮小することによ
り、前記本体2の両側より挿入された一対の金属製電線
管の夫々の外周面に刃部13が咬むように構成された、ネ
ジ無しカップリング。 - 【請求項2】請求項1項記載のカップリングにおいて、
前記本体2の軸方向中心に対して両側に夫々分散して複
数の小孔が該本体の周面に貫通され、夫々の前記小孔
に、基部が小柱状でその先端に前記刃部13を形成した別
部材が埋設固定されて前記咬着部4を構成するもの。 - 【請求項3】請求項1項記載のカップリングにおいて、
前記本体の軸方向の中央位置に、該本体を変形させるこ
とにより複数のセンターストッパ5が内面側に突設され
たもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989002193U JPH066257Y2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ネジ無しカップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989002193U JPH066257Y2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ネジ無しカップリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292110U JPH0292110U (ja) | 1990-07-23 |
JPH066257Y2 true JPH066257Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31202752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989002193U Expired - Lifetime JPH066257Y2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ネジ無しカップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066257Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066259Y2 (ja) * | 1990-08-06 | 1994-02-16 | リードエンジニアリング株式会社 | ねじなしカップリング |
JPH066260Y2 (ja) * | 1990-08-06 | 1994-02-16 | リードエンジニアリング株式会社 | ねじなしカップリング |
JP3924398B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2007-06-06 | 株式会社ジェイテクト | ラックアンドピニオン式舵取り装置 |
JP5336339B2 (ja) * | 2009-12-09 | 2013-11-06 | リードエンジニアリング株式会社 | パッキン |
JP5480206B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2014-04-23 | ムサシノ機器株式会社 | 管の接続構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4421733Y1 (ja) * | 1965-08-21 | 1969-09-13 | ||
JPS5482864U (ja) * | 1977-11-24 | 1979-06-12 | ||
JPS55145708U (ja) * | 1979-04-06 | 1980-10-20 |
-
1989
- 1989-01-09 JP JP1989002193U patent/JPH066257Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292110U (ja) | 1990-07-23 |
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