JP3423027B2 - 分岐継手の穿孔用タッピング工具 - Google Patents

分岐継手の穿孔用タッピング工具

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、元管側と分岐管側とを
融着接合するタイプの分岐継手に関し、特に元管におけ
る分岐管と融着接合した箇所を穿孔する穿孔用刃物を回
転させる穿孔用タッピング工具に関する。 【0002】 【従来の技術】地中に埋設するガス管として、近年では
ポリエチレン製などの樹脂管が使用されている。この樹
脂管は、従来からガス管として使用されている鋼管と比
較して、耐食性に優れているため、埋設下での電気作
用、酸性土壌などの腐食がなく、また、耐薬品性に優れ
ているため、化学物質による影響が少なく、さらに、可
撓性を有するため、地震時の地盤の変動や不当沈下の際
でも、そのまま地盤に追従して、鋼管のように折曲破損
を発生することがないという利点を有する。 【0003】この種のガス管では、ポリエチレン製の元
管とポリエチレン製の分岐管とを接続する分岐継手とし
て図3〜図5に示すようなものがある。この分岐継手1
は、元管2に接合する略半筒形の元管融着部3と、この
元管融着部3から垂直に立設され、内部に穿孔用刃物4
が内装されている筒状の胴部5と、この胴部5から垂直
横方向に延びて、ソケット6を介して分岐管7に接続さ
れる筒状の分岐部8と、胴部5の上端部外周面の雄ねじ
面5aに螺着されているキャップ体9とから構成されて
おり、穿孔用刃物4以外はポリエチレン製とされてい
る。なお、図4および図5における15,16はそれぞ
れシール用のOリングである。 【0004】図6に示すように、元管2に融着される元
管融着部3の下面には電熱線10が渦巻き状に埋設さ
れ、この電熱線10は、元管融着部3突設されている端
子11a,11bに接続されている。 【0005】穿孔用刃物4はステンレスで一体成形され
ており、図7および図8に示すように、外周面に雄ねじ
面4dが形成されている回転部4aの上端に、タッピン
グ工具20のシャフト部21の下端が嵌入される六角孔
4bが設けられている。また、穿孔用刃物4における元
管2に対向する回転部4aの下方位置には筒状の刃部4
cが設けられている。ここで、5bは胴部5の内周全面
に形成されている雌ねじ面である。 【0006】タッピング工具20は、金属製で略キャッ
プ形状に形成され、胴部5の雄ねじ面5aに螺合する工
具本体22と、この工具本体22を上下に貫通して回転
自在かつ出退自在に保持され、胴部5内に配設された穿
孔用刃物4に下端が係合するシャフト部21とを有す
る。ここで、21aは穿孔用刃物4の六角孔4bに係合
する係合六角部、21bはシャフト部回転用のラチェッ
トレンチ23に係合される被回転六角部、22aは工具
本体22の下部内面に形成された雌ねじ面、24,25
はそれぞれシール用のOリングである。 【0007】この分岐継手1により元管2と分岐管7と
を接続する場合は、先ず、元管2における分岐継手1と
融着する面をカンナなどで切削するとともに分岐継手1
における元管融着部3の内面を清掃し、この後に、元管
2上に分岐継手1を載せた姿勢で両者をクランプ用治具
(図示せず)によりクランプし、電熱線10に通電して
分岐継手1を元管2に熱融着する。そして、分岐継手1
の分岐部8と分岐管7とをソケット6を介して融着す
る。 【0008】なお、図示しないがソケット6の内面にも
電熱線が設けられており、ソケット6の端子6a,6b
から電熱線10に通電することにより、元管2との融着
と同様に熱融着される。 【0009】この後、融着部の検査や気密性などを確認
した後、穿孔用刃物4により穿孔作業を行う。すなわ
ち、キャップ体9を外し、タッピング工具20の工具本
体22を胴部5に螺合させて分岐継手1の胴部5上にタ
ッピング工具20をセットする。そして、穿孔用刃物4
の六角孔4aにシャフト部21の係合六角部21aを嵌
入させた後、このシャフト部21をラチェットレンチ2
3を用いて作業員が回転させることにより、穿孔用刃物
4を縦軸心x(図3参照)を中心に回転させながら元管
2側に徐々に下げて元管2の分岐位置部分を刃部4cで
切断する。 【0010】切断後は、タッピング工具20を逆方向に
回転して、穿孔用刃物4を元の位置(穿孔用刃物4の上
端面が胴部5の上面にほぼ一致する位置(図7参照))
まで上動させる。この際、元管2の切断された被切断部
分は穿孔用刃物4の刃部4c内に圧入され、この状態の
まま穿孔用刃物4とともに上動される。これにより、元
管2が穿孔されるとともに、元管2と分岐管7との間を
遮るものが除去されて、元管2と分岐管7とが分岐継手
1を介して良好に接続される。 【0011】なお、穿孔用刃物4を元の位置まで上動さ
せた後には、タッピング工具20を外し、キャップ体9
を胴部5に被せて締め付ける。この際、胴部5の上部に
外嵌しているOリング15や、キャップ体9内に配設さ
れているOリング16によりシール性を確保する。 【0012】この分岐継手1を用いることにより、まだ
ガスが通っていない元管2だけでなく、既にガスが通っ
ている元管2を分岐することができる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の分岐継手1によれば、穿孔作業において穿孔用
刃物4を回転させながら刃部4cで元管2を穿孔する際
に、元管2の穿孔箇所から穿孔用刃物4に切断力と同等
の反力が作用し、この反力を胴部5の雌ねじ面5bによ
り全て受ける構造であるため、樹脂からなる胴部5の雌
ねじ面5bがつぶれてしまい、穿孔用刃物4の穿孔時の
下降動作やその後の上動動作に支障をきたすことがあっ
た。 【0014】本発明は上記問題を解決するもので、穿孔
作業に胴部の雌ねじ面がつぶれることのない分岐継手の
穿孔用タッピング工具を提供することを目的とするもの
である。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、元管融着部から立設された筒状の胴部に係
合する工具本体と、この工具本体を貫通して回転自在か
つ出退自在に保持され、前記胴部内に螺合された穿孔用
刃物に一端が係合するシャフト部とを有し、このシャフ
ト部を介して前記胴部内で穿孔用刃物を回転させて元管
側へ螺入させることにより元管を穿孔して元管側通路を
分岐側通路に連通させる分岐継手の穿孔用タッピング工
具であって、前記シャフト部と工具本体とに、穿孔時に
元管の穿孔箇所から穿孔用刃物に作用する反力を受ける
雄ねじ部と雌ねじ部とをそれぞれ形成し、穿孔用刃物の
刃部が、雄ねじ部が形成されている回転部に対して回転
自在に係止されているものである。 【0016】 【作用】上記構成により、穿孔作業において穿孔用刃物
を回転させながら元管を穿孔する際に、シャフト部の雄
ねじ部と工具本体の雌ねじ部が螺合するため、元管の穿
孔箇所から穿孔用刃物に作用する反力の少なくとも一部
がシャフト部の雄ねじ部を介して工具本体の雌ねじ部で
受けられ、胴部のねじ面に受ける反力が減少される。し
たがって、穿孔作業の際に胴部のねじ面がつぶれること
は防止される。 【0017】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。なお、分岐継手における穿孔用タッピング工具以
外の構造は従来と同じであるため、これらの部分につい
ては同符号を付してその説明は省略する。 【0018】図1に示すように、この金属製の穿孔用タ
ッピング工具30には、従来構成に加えて、シャフト部
21の上部に雄ねじ部21cが形成されているととも
に、工具本体22の上部内周面に、シャフト部21の雄
ねじ部21cに螺合する雌ねじ部22bが形成されてい
る。 【0019】上記構成により、穿孔作業において穿孔用
刃物4を回転させながら元管2を穿孔する際には、図2
に示すように、穿孔用刃物4の雄ねじ面4dが胴部5の
雌ねじ面5bに螺合するだけでなく、シャフト部21の
雄ねじ部21cが工具本体22の雌ねじ部22bに螺合
するため、元管2の穿孔箇所から穿孔用刃物4に作用す
る反力が胴部5の雌ねじ面5bと工具本体22の雌ねじ
部22bとで分割して受けられ、胴部5の雌ねじ面5b
に受ける反力が減少する。したがって、穿孔作業の際に
胴部5の雌ねじ面5bがつぶれることは防止され、この
結果、穿孔用刃物4の穿孔時の下降動作やその後の上動
動作を支障なく確実に行うことができる。 【0020】なお、穿孔用タッピング工具30のシャフ
ト部21のほぼ全周に雄ねじ部21cを形成してもよい
が、上記実施例のように、穿孔用刃物4が元管2に接触
して大きな反力が生じる際だけに工具本体22とシャフ
ト部21とが螺合するように、シャフト部21の一部に
だけ雄ねじ部21cを形成することによって、穿孔用タ
ッピング工具30の製作費用の低減化を図ることができ
るとともに、穿孔用刃物4が元管2にまだ接触していな
い際には、シャフト部21の雄ねじ部21cと工具本体
22の雌ねじ部22bとは離間しているため、穿孔用刃
物4の回転昇降動作を少ない力で容易に行うことができ
る。また、上記実施例においては、穿孔用刃物4の回転
部4aと刃部4cとが一体形成されている場合を図示し
たが、穿孔用刃物における刃部が回転部に対して回転自
在に係止されているタイプの穿孔用刃物に上記構成の穿
孔用タッピング工具30を適用することも可能である。 【0021】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、シャフト
部と工具本体とに、穿孔時に元管の穿孔箇所から穿孔用
刃物に作用する反力を受ける雄ねじ部と雌ねじ部とをそ
れぞれ形成することにより、穿孔作業の際に胴部のねじ
部がつぶれることは防止され、穿孔用刃物の穿孔時の下
降動作やその後の上動動作を支障なく確実に行うことが
でき、穿孔作業の能率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る穿孔用タッピング工具
および分岐継手の部分切断正面である。 【図2】同穿孔用タッピング工具および分岐継手の穿孔
作業時における部分切断正面である。 【図3】分岐継手の斜視図である。 【図4】図3のA−A断面図である。 【図5】図3のB−B断面図である。 【図6】分岐継手の下方から見た底面図である。 【図7】従来の穿孔用タッピング工具および分岐継手の
部分切断正面である。 【図8】従来の穿孔用タッピング工具および分岐継手の
穿孔作業時における部分切断正面である。 【符号の説明】 1 分岐継手 2 元管 3 元管融着部 4 穿孔用刃物 4b 六角孔 4d 雄ねじ面 5 胴部 5b 雌ねじ面 8 分岐部 21 シャフト部 21a 係合六角部 21b 被回転六角部 21c 雄ねじ部 22 工具本体 22a 雌ねじ面 22b 雌ねじ部 23 ラチェットレンチ 30 穿孔用タッピング工具

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 元管融着部から立設された筒状の胴部に
    係合する工具本体と、この工具本体を貫通して回転自在
    かつ出退自在に保持され、前記胴部内に螺合された穿孔
    用刃物に一端が係合するシャフト部とを有し、このシャ
    フト部を介して前記胴部内で穿孔用刃物を回転させて元
    管側へ螺入させることにより元管を穿孔して元管側通路
    を分岐側通路に連通させる分岐継手の穿孔用タッピング
    工具であって、前記シャフト部と工具本体とに、穿孔時
    に元管の穿孔箇所から穿孔用刃物に作用する反力を受け
    る雄ねじ部と雌ねじ部とをそれぞれ形成し、穿孔用刃物
    の刃部が、雄ねじ部が形成されている回転部に対して回
    転自在に係止されている分岐継手の穿孔用タッピング工
    具。
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