JP3244515B2 - 管体の分岐管接続構造及び分岐管接続方法 - Google Patents

管体の分岐管接続構造及び分岐管接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本管に分岐管を接続する
方法及びその構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各家庭に連がる下水用の枝管(分
岐管)を太い下水用本管に接続するには、分岐管を連結
する部分の本管に継手を取付け、この継手に分岐管を連
結するのが一般的に行われている。しかし、本管に取り
つけられる継手はその分岐する角度が一定角度であるた
めに、これに連結される分岐管との間に“ズレ”が生じ
易く、この“ズレ”が生じると分岐管を連結することが
出来なくなる等の問題があった。
【0003】更に、分岐管の先端部が継手に外嵌して連
結されるために分岐管から本管に至る間の内部の流路が
継手部分で小径に成ってしまう事から、この小径部分に
異物が堆積し易く、これが為に“下水詰まり”が早期に
発生し、耐久性にも問題があった。そこで、こうした問
題を解消するものとして、特開昭56−55241号公
報に示すように、ボーリングマシン等の穿孔装置で鞘管
の先端に掘削具を取付けこの掘削具部分を回転させなが
ら地上から本管に穿孔し、次に本管に透孔を穿設した
後、この透孔に螺子を刻設し、当該螺子部分に枝管の先
端部を螺締して枝管を直接本管に連結することにより
“ズレ”や継手による内部の流路の小径化等に起因する
問題が生じることがないようにしたものが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載されたものでは本管と分岐管との連結が螺子嵌合に
より連結されていることから、例えば本管またはこれに
連結される分岐管の肉厚が薄い場合には螺子嵌合部が少
なく成ってしまい、強度・シール性等が低下してしまう
と言う新たな問題があった。
【0005】特に、本管またはこれに連結される分岐管
の材質が塩化ビニール等の比較的軟質の合成樹脂の場合
に、こうした問題が顕著に現れる。本発明は上記問題点
に鑑み提案されたもので、“ズレ”や継手による内部の
流路の小径化等に起因する問題が生じることがないよう
にするとともに、本管及びこれに連結される分岐管の肉
厚や材質の種類に拘らず、連結部分の強度・シール性を
大幅に向上させることが出来る、分岐管接続構造及び分
岐管接続方法を提供できるようにすることを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の管体における分岐管接続構造は、一端に固定
面を、他端に円弧面または球面の接合面を形成した継手
部材と、底部が継手部材の接合面に当接する円弧面また
は球面の当接面を有する筒状の接続具とからなり、管体
に継手部材を固定手段で固定し、継手部材と接続具とを
円弧面または球面接合部分を介して固定手段で固定する
とともに、接続具の底部から管体の内周面に至る間に直
線状の流路を形成して接続具の内部空間と管体の内部空
間とを連通させて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】そして、管体における分岐管接続方法は、
管体の外周面に継手部材の一端を固定手段で固定し、継
手部材の他端に接続具を当接させ円弧面または球面接合
部でその取付け角度を調節した後、接続具を固定手段で
固定し、接続具の上端から挿入した穿孔具で接続具の円
弧面または球面接合部分から管体の内周面に至る間に直
線状の流路を穿設するにようにしたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】先ず、管体の外周面に継手部材の一端を接着材
等で固定する。次に、継手部材の他端に形成された円弧
面または球面の接合面と接続具の当接面との何れか一方
に接着材を塗布し両者を当接させた状態で角度を調節し
て接続具を固定する。然る後、接続具の上端からドリル
等の穿孔装置により接続具の底部から管体の内周面に至
る間を穿孔して流路を形成する。
【0009】こうして形成された流路は、接続具の底部
と継手部材、継手部材と管体との間に凹凸の無い直線状
の流路に形成されるのである。然る後、接続具に分岐管
を接続すると、分岐管の本管への連結作業が終了のであ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。図1
は家庭の下水管を地中に埋設された本管に接続した状態
の縦断側面図であって、図中符号1は分岐管接続部分を
示す。この分岐管接続部分1は本管(管体)2の外周面
部分に一端が固定された継手部材3と、継手部材3の他
端に固定された接続具4とからなり、接続具4の端部に
家庭5からの排水管(分岐管)6が連結されるようにな
っている。
【0011】これら各部材2・3・4は塩化ビニル等の
合成樹脂で形成されている。継手部材3は、図2に示す
ように、本体7を略台形に形成し、本体7の底面7aを
本管2の上面2aと同じ曲率の曲面に形成するととも
に、上面部分の中央には部分球面状の凹部(接合面)8
が形成されている。また、接続具4は、図3に示すよう
に、有底筒状に形成され、底部9近傍は継手部材3の部
分球面状の凹部8に嵌合する球面(接合面)10に形成
されており、上部には排水管6の端部が接続される連結
口11が形成されている。
【0012】これら継手部材3の部分球面状の凹部8と
接続具4の球面10とで球面嵌合部分(円弧面または球
面接合部分)12が形成されるのである。上記のように
形成された継手部材3及び接続具4を用いて家庭5から
の排水管6を本管2に接続する手順を次に説明する。先
ず、排水管6を接続しようとする部分の本管2の上面2
aを露出させた状態にする。
【0013】次に、本管2の上面2aと同じ曲率に形成
されている継手部材3の底面(固定面)7aと本管2の
上面2aの少なくとも一方に接着剤(固定手段)13を
塗布し、継手部材3を本管2の上面2aに固定する。そ
して、継手部材3の部分球面状の凹部8と接続具4の球
面10部分の少なくとも一方に接着剤(固定手段)13
を塗布し、球面嵌合部分12を利用して接着剤13が固
結しない内に排水管6の端部が接続される接続具4の連
結口11の角度を設定して固定する(図4参照)。
【0014】この時、本管2、継手部材3、接続具4が
塩化ビニル等の合成樹脂で形成されていることから接着
剤13は二液混合型の高粘度エポキシ樹脂系接着剤が用
いられる。本管2と継手部材3、継手部材3と接続具4
との間の接着剤13が固結すると、図5に示すように接
続具4の上端部から連結口11の内径と略同径のドリル
やリーマ等からなるの穿孔装置15により接続具4の底
部9から管体2の内周面2bに至る間を穿孔して図6に
示すように流路16を形成する。
【0015】然る後、接続具4の連結口11に排水管6
の端部を接続し、この部分を埋め戻すと、排水管6の本
管2への連結作業が終了するのである。尚、上記実施例
では継手部材3の部分球面状の凹部8と接続具4の球面
10とで球面嵌合部分12を形成するようにしてある
が、図7に示すように継手部材3に部分球面状の凸部1
7を、図8に示すように接続具4の底部9に部分球面状
の凹部18を形成し、これら両者17・18で球面嵌合
部分12を形成するようにしても良いことは勿論であ
る。
【0016】更に、上記実施例では固定手段を接着剤で
構成してあるが、この接着剤に代えて各部材同士の摩擦
または高周波による溶着で固定手段を構成することも出
来る。また、上記実施例では円弧面または球面接合部分
を継手部材3の部分球面状の凹部8と接続具4の球面1
0とで形成し、二次元的に接続具4の連結口11の角度
を調節することができるが、この球面にかえて円弧面に
すると接続具4の連結口11は一次元的な首振りの角度
調節のみ可能になるのである。
【0017】加えて、上記実施例では本管2、継手部材
3、接続部材4等を塩化ビニル等の合成樹脂で形成する
ようにしてあるが、鋳鉄や鉛管で有っても本発明を実施
することがてきるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、管体の外周面に固定された継手部材の円弧面または
球面の接合面に接続具の当接面を当接させ、此の円弧面
または球面部分で接続具の取付け角度を任意の角度に調
整することが出来るので、取付け位置の計測誤差や取付
け誤差が有っても、従来のように取付けが出来なくなる
と言う事がない。
【0019】しかも、その連結作業に熟練を要すること
なく簡単に短時間のうちに行うことが出来、その作業能
率を大幅に向上させることができると言う利点もある。
また、接続具の取付け角度を任意の角度に調整してから
ドリル等の穿孔装置で接続具の底部から管体の内周面に
至る間を穿孔して流路を形成するようにしてあり、この
流路は、接続具の底部と継手部材、継手部材と管体との
間に凹凸の無い直線状の流路に形成されるので、従来の
ように継手部分での小径部が無く、継手による内部の流
路の小径化による詰まりの発生を無くしてその耐久性を
格段に向上させることができると言う利点もある。
【0020】加えて、本管と継手部材、継手部材と接続
管の接合が広い面で固定されるので、各部材の肉厚や材
質の種類に拘らず、連結部分での強度・シール性を大幅
に向上させることが出来ると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により家庭の下水管を地中に埋設さ
れた本管に接続した状態の縦断側面図である。
【図2】本管に継手部材を取付けた状態の断面図であ
る。
【図3】接続具の一部切欠き正面図である。
【図4】本管に継手部材を取付け、継手部材に接続具を
固定結した状態の縦断正面図である。
【図5】穿孔装置により流路を形成する場合の縦断正面
図である。
【図6】流路が形成された状態の縦断正面図である。
【図7】継手部材の変形例を示す図2相当図である。
【図8】接続具の変形例を示す一部切欠き正面図であ
る。
【符号の説明】
2・・・本管 2b・・・2の内周面 3・・・継手部材 4・・・接続具 7a・・・固定面 8・10・・・接合面 11・・・流路 12・・・円弧面または球面接合部分 13・・・固定手段具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に固定面を、他端に円弧面または球面
    の接合面を形成した継手部材と、底部が継手部材の接合
    面に当接する円弧面または球面の当接面を有する筒状の
    接続具とからなり、管体に継手部材を固定手段で固定
    し、継手部材と接続具とを円弧面または球面接合部分を
    介して固定手段で固定するとともに、接続具の底部から
    管体の内周面に至る間に直線状の流路を形成して接続具
    の内部空間と管体の内部空間とを連通させて構成したこ
    とを特徴とする管体の分岐管接続構造。
  2. 【請求項2】管体の外周面に継手部材の一端を固定手段
    で固定し、継手部材の他端に接続具を当接させ円弧面ま
    たは球面接合部でその取付け角度を調節した後、接続具
    を固定手段で固定し、接続具の上端から挿入した穿孔具
    で接続具の円弧面または球面接合部分から管体の内周面
    に至る間に直線状の流路を穿設するにようにしたことを
    特徴とする管体の分岐管接続方法。
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