JP2000237438A - 遊技用システム - Google Patents

遊技用システム

Info

Publication number
JP2000237438A
JP2000237438A JP11041691A JP4169199A JP2000237438A JP 2000237438 A JP2000237438 A JP 2000237438A JP 11041691 A JP11041691 A JP 11041691A JP 4169199 A JP4169199 A JP 4169199A JP 2000237438 A JP2000237438 A JP 2000237438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
recording medium
game
gaming
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11041691A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP11041691A priority Critical patent/JP2000237438A/ja
Publication of JP2000237438A publication Critical patent/JP2000237438A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済の遊技用記録媒体(例えば、ICカー
ド)を遊技島内に回収して洗浄し、カード発行装置で再
発行する。 【解決手段】 カード処理装置(例えば、40−1)で
使用された使用済のICカード10Aは、リサイクルの
ために回収され、搬送路50により、遊技島20の端部
に配置された洗浄装置60へ送られる。洗浄装置60で
は、搬送路50から送られてきたICカード10Aを、
機械的、電気的及び化学的悪影響を及ぼさない条件下
で、洗浄剤を用いて連続的に洗浄する。洗浄されたIC
カード10Aは、カード発行装置80へ送られる。カー
ド発行装置80では、ICカード10Aに所定の再発行
処理を施して再発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に使用可能な
有価価値の大きさを特定可能な情報が記録されたICカ
ード等の遊技用記録媒体を用いたパチンコ機、パチスロ
機等の遊技用システム、特に使用済の遊技用記録媒体を
回収して洗浄してから再度発行する遊技用システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ店等の遊技場において、
現金を使用せずに、磁気カードやICカード等で構成さ
れるプリペイドカードを用いて遊技が行えるカード式の
遊技用システムが種々提案されている。この種のカード
式の遊技用システムにおいて遊技を行う場合、例えば、
遊技者はカード発行機から所望の金額のプリペイドカー
ドを購入する。遊技島には複数の遊技機が設置され、各
遊技機間に台間ユニットであるカード処理装置が設けら
れている。カード処理装置にはカードリーダ/ライタが
設けられているので、このカードリーダ/ライタに、購
入したプリペイドカードを挿入し、必要な球あるいはコ
イン数に対応した金額を指定すると、球あるいはコイン
が貸出されて遊技機で遊技が行える。球あるいはコイン
の貸出しによってプリペイドカードの料金が減り、この
残金が0になるとプリペイドカードは使用済になる。プ
リペイドカードとして、例えば、磁気カードを用いたも
のでは、カード自体の価格は安いが、情報の記憶量が少
ないため、十分な不正防止機能を設けることが難しい。
これに対し、ICカードを用いたものでは、内部に情報
の読み書き可能な半導体メモリ、及びこのメモリに対し
て情報の読み書き(アクセス)を行う中央処理装置(以
下、「CPU」という)等が内蔵されているので、カー
ド自体の価格は高いが、プログラムを用いて十分な不正
防止機能を持たせることができるので、脚光を浴びつつ
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているICカードを用いた遊技用システムでは、
次のような課題があった。ICカードは磁気カードに比
べてカード自体の価格が高いため、残金が0になった使
用済のICカードを、再使用(リサイクル)のために遊
技場側で回収し、カード内の情報を初期化し、新たな情
報をカードに書込んで、カード発行機から再発行するよ
うな提案もなされている。しかし、十分な安全性を保っ
て効率良くICカードを再発行することが難しく、技術
的に未だ十分満足のゆく遊技用システムが得られなかっ
た。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決
し、ICカード等の遊技用記録媒体を安全性が高く、か
つ効率良くリサイクルを行うことができる遊技用システ
ムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明では、遊技用システムに
おいて、複数の遊技機が設置された遊技島と、前記各遊
技機毎に対応して前記遊技島に設けられ、遊技に使用可
能な有価価値の大きさを特定可能な情報が記録されたI
Cカード等の遊技用記録媒体を受入れ、該遊技用記録媒
体にアクセスして該情報から特定される有価価値量に応
じて前記遊技機を用いた遊技を可能にさせ、使用量に応
じた有価価値量を減算し、該有価価値量が無価値を示す
情報となったことを条件に該遊技用記録媒体をリサイク
ルのために前記遊技島内に回収する複数の記録媒体処理
装置とを、備えている。さらに、前記複数の記録媒体処
理装置から回収された遊技用記録媒体を順次前記遊技島
の所定位置へ搬送する搬送路と、前記搬送路によって搬
送される複数の遊技用記録媒体を、該遊技用記録媒体を
構成する材料に対して機械的、電気的及び化学的悪影響
を及ぼさない条件下で(例えば、記録媒体に対して許容
値以上の圧力等を加えて該記録媒体を機械的に破損させ
ない条件下で、静電気等によって内部の電気回路を破壊
させない条件下で、かつ洗浄剤等によって記録媒体の全
表面を劣化させない条件下で)、洗浄剤を用いて順次洗
浄していく洗浄手段と、前記洗浄手段による洗浄工程を
経た複数の遊技用記録媒体を受入れ、所定の再発行処理
を行った後に遊技者からの発行要求に応じて適宜再発行
する手段を有する記録媒体発行装置とが、設けられてい
る。
【0005】第2の発明では、第1の発明の遊技用シス
テムにおいて、前記再発行処理は、遊技に使用可能な有
価価値の大きさを特定可能な情報を、前記遊技用記録媒
体に更新記録するようにしている。第3の発明では、第
1の発明の遊技用システムにおいて、前記遊技用記録媒
体には、予め固定の識別符号(以下、IDという)が付
与されており、前記再発行処理は、前記遊技用記録媒体
の記録内容は変更せずに、前記記録媒体発行装置と接続
される管理装置により、遊技に使用可能な有価価値の大
きさを特定可能な情報を、該遊技用記録媒体のIDと対
応づけて更新記憶するようにしている。このような構成
を採用したことにより、遊技を行う場合、遊技者は記録
媒体発行装置から例えば所望の金額の遊技用記録媒体を
購入する。購入した遊技用記録媒体を記録媒体処理装置
へ挿入し、球あるいはコイン数等に対応した有価価値の
情報(例えば、金額又は度数)を指定すると、この金額
又は度数内で遊技機を用いた遊技が行える。使用量に応
じて遊技用記録媒体の有価価値量(例えば、残金又は残
度数)が減少し、この有価価値量が無価値を示す情報
(例えば、残金又は残度数が0)となったときには、こ
の遊技用記録媒体は使用済となるので、リサイクルのた
めに記録媒体処理装置によって遊技島内に回収される。
記録媒体処理装置によって回収された遊技用記録媒体
は、搬送路によって順次、遊技島の所定位置へ搬送され
ていく。搬送路によって搬送される複数の遊技用記録媒
体は、洗浄手段により、破壊や変形等が生じることなく
洗浄剤を用いて連続的に洗浄されていく。洗浄されて清
浄になった複数の遊技用記録媒体は、記録媒体発行装置
へ送られ、所定の再発行処理が施された後、遊技者から
の発行要求に応じて適宜再発行される。
【0006】第4の発明では、第1〜第3のいずれか1
つの発明の遊技用記録媒体を、情報を記憶するメモリ、
該メモリをアクセスするCPU、及び外部装置に対する
信号の入/出力を行う接触型又は非接触型のコネクト部
を有するICカードで構成している。このICカード
を、例えば記録媒体処理装置へ挿入すると、コネクト部
を介して信号の入/出力が可能になり、メモリに記録さ
れた記録情報が、CPUによってアクセスされて処理さ
れる。第5の発明では、第1〜第4のいずれか1つの発
明の遊技用システムにおいて、前記洗浄剤として無水ア
ルコール、ベンゼン等の揮発性溶媒を用い、かつ、前記
洗浄手段は、前記揮発性溶媒を前記遊技用記録媒体の表
面及び裏面に付着させる付着部と、前記遊技用記録媒体
に付着した揮発性溶媒を布等で拭取って該遊技用記録媒
体上の汚れを除去する拭取り部とを、有している。この
ような洗浄手段では、付着部によって遊技用記録媒体の
表面及び裏面に揮発性溶媒を付着させ、該遊技用録媒体
上の汚れを溶かす。汚れを溶かした揮発性溶媒は、拭取
り部で拭取られ、遊技用記録媒体上の表面及び裏面が清
浄になり、記録媒体発行装置から再発行される。
【0007】第6の発明では、第1〜第5のいずれか1
つの発明の遊技用システムにおいて、前記洗浄剤を収容
して該洗浄剤を前記洗浄手段に供給する供給容器と、前
記供給容器内の洗浄剤量を検出するセンサ等の洗浄剤量
検出手段と、前記洗浄剤量検出手段の検出内容を出力す
るランプ、情報表示器等の出力手段とを、設けている。
これにより、供給容器内の洗浄剤量が洗浄剤量検出手段
で検出され、この検出内容が出力手段によって出力され
る。第7の発明では、第1〜第6のいずれか1つの発明
の遊技用システムにおいて、前記洗浄手段で洗浄された
前記遊技用記録媒体の数を計数する計数手段を設けてい
る。これにより、洗浄手段で洗浄された遊技用記録媒体
の数が計数手段で計数される。第8の発明では、第1〜
第7のいずれか1つの発明の遊技用システムにおいて、
前記計数手段の計数結果に応じて、前記洗浄手段を構成
する部品の交換時期を報知する交換時期報知手段を設け
ている。これにより、例えば、回収された遊技用記録媒
体の数が予め設定された数になると、消耗部品等の交換
時期が交換時期報知手段で報知される。
【0008】第9の発明によれば、第1〜第8のいずれ
か1つの発明の遊技用システムにおいて、前記搬送路に
よる前記遊技用記録媒体の移送状態を検知するセンサ等
の移送検知手段を、該搬送路に設け、前記移送検知手段
の検知結果に応じて前記洗浄手段の動作制御を行う構成
にしている。これにより、搬送路によって遊技用記録媒
体が移送されると、この移送状態が移送検知手段で検知
され、この検知結果によって洗浄手段が稼働される。第
10の発明によれば、第1〜第9のいずれか1つの発明
の遊技用システムにおいて、前記記録媒体処理装置又は
前記記録媒体発行装置の少なくとも一方に、前記遊技用
記録媒体の記録情報を消去する消去手段を設け、前記消
去手段による記録情報の消去後に前記新たな情報を前記
遊技用記録媒体に記録させる構成にしている。これによ
り、遊技用記録媒体の記録情報が消去手段で消去された
後、記録媒体発行装置によって新たな情報が該遊技用記
録媒体に記録される。第11の発明によれば、第1〜第
10のいずれか1つの発明の遊技用システムにおいて、
前記遊技用記録媒体がリサイクル可能か否かを判定する
判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記遊
技用記録媒体をリサイクル可能なものとリサイクル不可
能なものとに振分ける振分け手段とを設け、前記振分け
手段で振分けられた前記リサイクル可能な遊技用記録媒
体に対して前記記録媒体発行装置で再発行処理をさせる
構成にしている。これにより、回収された遊技用記録媒
体のうちでリサイクル可能なものとリサイクル不可能な
ものとが判定手段で判定され、それらの遊技用記録媒体
が振分け手段で振分けられた後、リサイクル可能な遊技
用記録媒体に対して記録媒体発行装置で再発行処理が行
われる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(a),(b)は本発明の実
施形態を示す遊技用システムの概略の構成図であり、同
図(a)は遊技島の平面図、同図(b)は遊技機及びカ
ード処理装置の平面図である。図1(a)に示すよう
に、本実施形態の遊技用システムは、遊技に使用可能な
有価価値の大きさを特定可能な情報(例えば、金額情
報)が記録された情報の読み書き可能な遊技用記録媒体
(例えば、ICカード)10を用いて遊技を行う遊技島
20を備えている。遊技島20には、複数の遊技機30
−1〜30−nが所定間隔隔てて設置され、さらにこれ
らの各遊技機30−1〜30−n間に、台間ユニットで
ある記憶媒体処理装置(例えば、カード処理装置)40
−1〜40−nが設けられている。各カード処理装置4
0−1〜40−nは、ICカード10を受入れ、該IC
カード10にアクセスして該ICカード10中の金額情
報に応じて、隣接する各遊技機30−1〜30−nを用
いた遊技を可能にさせ、使用量に応じて該金額情報を減
算し、該金額情報が無価値を示す情報(例えば、貸出金
額0)となったときに該ICカード10をリサイクルの
ために回収し、この回収したICカード10Aを外部か
らの不正抜取り不可能な箇所(例えば、各カード処理装
置40−1〜40−nの背面側に設けられたカード排出
口)48aへ排出する装置である。
【0010】遊技島20の背面側には、ICカード10
Aを該遊技島20の端部へ搬送する搬送路50が設けら
れ、さらに該遊技島20の端部に、ICカード10Aを
洗浄するための洗浄手段(例えば、洗浄装置)60及び
記録媒体発行装置(例えば、カード発行装置)80が設
けられている。搬送路50は、ベルトコンベヤ等で構成
され、各カード処理装置40−1〜40−nのカード排
出口48aから排出されたICカード10Aを順次、洗
浄装置60へ搬送する装置である。搬送路50には、該
搬送路50によるICカード10Aの移送状態を検知す
る1つ又は複数の移送検知手段(例えば、移送検知用セ
ンサ)51が設けられている。遊技島20の端部に設け
られた洗浄装置60は、搬送路50によって搬送される
複数のICカード10Aを、該ICカード10Aを構成
する材料に対して機械的、電気的及び化学的悪影響を及
ぼさない条件下で(例えば、機械的応力等によってIC
カード10Aを破損させることなく、静電気等によって
ICカード10Aの内部回路を電気的に故障させること
なく、かつ、洗浄剤等による該ICカード10Aの表面
の劣化を起こさせないような条件下で)、洗浄剤(例え
ば、無水アルコール、ベンゼン等の揮発性溶媒)を用い
た洗浄工程を経て順次洗浄していく装置であり、移送検
知用センサ51の検知信号に応答して動作制御(例え
ば、洗浄動作の開始等の制御)が行われるようになって
いる。洗浄装置60のカード排出側に設けられたカード
発行装置80は、洗浄装置60で洗浄されて清浄になっ
た複数のICカード10Aを受入れ、該ICカード10
Aにアクセスして該ICカード10Aのうちでリサイク
ル可能なICカードに新たな金額情報を記録して再発行
する手段と、新規に追加供給されたICカード10に金
額情報を記録して発行する手段とを有している。
【0011】図1(b)に示すように、各遊技機(例え
ば、30−1)の遊技者側(即ち、正面側)には、遊技
盤面31、打球ハンドル32、貸出ボタンやカード返却
ボタン等の操作部33、及び貸出ランプや金額度数表示
器等の表示部34等が設けられている。この遊技機30
−1は、打球ハンドル32によってパチンコ球を遊技盤
面31へ打出すことによって遊技を行うものであり、こ
の遊技機30−1の内部に、動作制御を行うための制御
部35等が設けられている。遊技機30−1の側面に隣
接して設けられたカード処理装置40−1の正面側に
は、カード発行装置80で発行されたICカード10の
挿入や返却を行うためのカード挿入/返却口41a、該
ICカード10が挿入されたときに点灯するカード挿入
ランプ42a、挿入されたICカード10が正常なカー
ドであると判定されたときに点灯するOKランプ42
b、及び挿入されたICカード10が異常カードあるい
は不正カードと判定されたときにその旨を表示するNG
表示器42c等が設けられている。このカード処理装置
40−1は、遊技機30−1の制御部35等に電気的に
接続されると共に、ホストコンピュータ等で構成される
管理装置にも接続されている。
【0012】図2は、図1のカード発行装置80から発
行されるICカード10の概略の構成図である。このI
Cカード10は、プラスチック等でできたカード基体1
1を有し、このカード基体11内に1チップ又は複数チ
ップからなるICチップ12が埋設されている。ICチ
ップ12は、プログラム等を格納する読出し専用メモリ
(以下、「ROM」という)12aと、ワーキングデー
タ等を格納する随時読み書き可能なメモリ(以下、「R
AM」という)12bと、店番号やカード番号等により
カードを特定可能な固定のID等のカード固有情報や、
取引履歴及び金額情報等を格納する不揮発性メモリ(例
えば、電気的再書込み可能なROMであるEEPRO
M)12cと、これらのメモリに対してアクセス等を行
うCPU12dとを有している。また、カード基体11
の表面あるいは内部には、外部装置であるカード処理装
置40−1〜40−nやカード発行装置80に対する信
号の入/出力を行う接触型又は非接触型のコネクト部1
3が設けられている。コネクト部13が接触型の場合、
メタル等の導電性接触片がカード基体11の表面に設け
られた構造を成し、該コネクト部13が非接触型の場
合、光や電磁波等の送/受信手段で構成される。
【0013】図3は、図1のカード処理装置(例えば、
40−1)の概略の構成図である。このカード処理装置
40−1は、複数の信号線からなるバス43を有し、こ
のバス43に、カード処理装置全体をプログラム制御す
るCPU等の制御手段44、及び情報を記憶するRAM
やROM等の記憶手段45が接続されている。さらに、
バス43には、カード受入れ/返却手段41、表示部4
2、カード判定/振分け手段46、不正カード回収部4
7、回収/排出手段48、及び通信手段49が接続され
ている。カード受入れ/返却手段41は、カード挿入/
返却口41aから挿入されたICカード10を内部に取
込んだり、遊技が中止されたICカード10や規定外カ
ード(例えば、間違いカードや、破損等の変形カード)
をカード挿入/返却口41aへ返却する機械的装置であ
る。表示部42は、カード処理装置40−1の正面側に
設けられたカード挿入ランプ42a、OKランプ42
b、及びNG表示器42c等で構成されている。カード
判定/振分け手段46は、制御手段44で制御され、カ
ード挿入/返却口41aから挿入されたカードがアクセ
ス可能か否かによって該カードが正常かあるいは異常か
を判定し、さらに異常と判定されたときには、この異常
内容を判定して挿入されたカードが不正に作成された不
正カードか、あるいは規定外カードかを判定し、両者を
振分ける機能を有している。不正カード回収部47は、
カード判定/振分け手段46で振分けられた不正カード
を回収して収納する装置である。回収/排出手段48
は、挿入されたICカード10の金銭情報である貸出金
額が遊技によって0になったときに、リサイクルのため
に該カードを回収し、カード処理装置40−1の背面側
のカード排出口48aから排出する機械的な装置であ
る。また、通信手段49は、制御手段44で制御され、
ホストコンピュータ等で構成された管理装置100に対
して信号の送信及び受信を行う機能を有している。
【0014】図4は、図1の洗浄装置60の概略の構成
図である。この洗浄装置60は、装置全体を制御する制
御部61を有している。制御部61は、例えば、移送検
知用センサ51の検知信号に応答して装置全体の動作を
制御する機能を有し、CPU等で構成されている。図1
の搬送路50の端部側の位置には、カード収納部62−
1が設けられている。カード収納部62−1は、搬送路
50から送られてくる複数のICカード10Aを順次受
入れて収納していく装置であり、このカード収納部62
−1の排出口側に、収納された複数のICカード10A
を1枚ずつ送出していく送出し機構63−1が設けられ
ている。送出し機構63−1の送出し側には、ICカー
ド10Aを所定方向へ搬送していくベルトや複数の搬送
ローラ64−1〜64−3等が設けられている。搬送ロ
ーラ64−1〜64−3は、搬送するICカード10A
を構成する材料に対して機械的な悪影響を及ぼさないよ
うに(即ち、破損や変形等が生じないように)、該IC
カード10Aを所定方向へ搬送するようになっている。
各搬送ローラ64−1〜64−3の送出し側には、IC
カード10Aの搬送状態を検出するための手段(例え
ば、センサ)65−1〜65−3が設けられている。
【0015】センサ65−1と搬送ローラ64−2との
間には、洗浄剤69aをICカード10Aの表面及び裏
面に付着させる付着部66が設けられている。付着部6
6は、例えば、洗浄剤69aを含んだスポンジ等でIC
カード10Aの表面及び裏面を軽く挾持し、該スポンジ
等を通過する際に該ICカード10Aの表面及び裏面に
洗浄剤69aを付着させる構造になっている。センサ6
5−2と搬送ローラ64−3との間には、拭取り部67
が設けられている。拭取り部67は、ICカード10A
に付着した洗浄剤69aを拭取って該ICカード10A
上の汚れを除去するものであり、例えば、ICカード1
0Aの表面及び裏面を挾持するスポンジ等で構成され、
このスポンジ等で洗浄剤69aを拭取る構造になってい
る。センサ65−3の搬送方向側には、カード収納部6
2−2が設けられている。カード収納部62−2は、搬
送ローラ64−3から送られてくる洗浄後のICカード
10Aを1枚ずつ受入れて順次収納していく装置であ
り、このカード収納部62−2の排出口側に、収納され
たICカード10Aを1枚ずつ送出していく送出し機構
63−2が設けられている。これらの送出し機構63−
1,63−2及び搬送ローラ64−1〜64−3等は、
センサ65−1,65−2の検出信号を入力する制御部
61の制御によってモータ等で駆動され、複数のICカ
ード10Aを1枚ずつ順に搬送して、付着部66で洗浄
剤69aを付着させ、この付着した洗浄剤69aを拭取
り部67で拭取るようになっている。付着部66及び拭
取り部67では、ICカード10Aを構成する材料を破
損や変形しないような構造になっており、さらに、該I
Cカード10Aに対して静電気等による内部回路の破壊
等を防止するために、該ICカード10Aを接地する等
の構造になっている。
【0016】付着部66には、電磁弁等の弁68を介し
て供給容器69から洗浄剤69aが供給されるようにな
っている。洗浄剤69aとしては、ICカード10Aの
外面を腐蝕や劣化しないようなものを用い、例えば、無
水アルコール、ベンゼン等の揮発性溶媒が用いられる。
供給容器69には、内部の洗浄剤量を検出する洗浄剤量
検出手段(例えば、洗浄剤量検出用センサ)70が設け
られ、このセンサ70に出力手段(例えば、表示部)7
1が接続されている。表示部71は、センサ70の検出
信号によって供給容器69内の洗浄剤量を外部に出力す
るためのランプや表示器等で構成されている。センサ6
5−3には、計数手段(例えば、カウンタ)72が接続
され、さらにこのカウンタ72に交換時期報知手段(例
えば、報知部)73が接続されている。カウンタ72
は、センサ65−3の検出信号に基づき、洗浄されたI
Cカード10Aの数を計数するものである。報知部73
は、カウンタ72の計数結果に応じて、洗浄装置60を
構成する部品(例えば、付着部66や拭取り部67のス
ポンジ、搬送ローラ64−1〜64−3、ベルト等の消
耗部品)の交換時期を報知するものであり、ランプや表
示器等で構成されている。
【0017】図5は図1のカード発行装置80の概略の
構成図である。このカード発行装置80は、複数の信号
線からなるバス81を有し、このバス81に、カード発
行装置80の全体をプログラム制御するCPU等の制御
手段82と、情報を記憶するRAMやROM等の記憶手
段83とが接続されている。さらに、バス81には、カ
ード受入れ手段84、カード判定/振分け手段85、使
用不能カード収納部86、使用可能カード収納部87、
貨幣入力手段88、操作部89、表示部90、及び通信
手段91が接続されている。カード受入れ手段84は、
洗浄装置60の送出し機構63−2から送出された洗浄
済のICカード10Aを内部に受入れる機械的な装置で
ある。カード判定/振分け手段85は、制御手段82に
よって制御され、カード受入れ手段84で受入れられた
ICカード10Aが、内部回路の故障等によって使用不
能か、あるいは使用可能かを判定し、使用可能カードと
使用不能カードとを振分ける電気的及び機械的な装置で
ある。使用不能カード収納部86は、カード判定/振分
け手段85で振分けられた使用不能カードを収納する装
置である。使用可能カード収納部87は、カード判定/
振分け手段85で振分けられた使用可能カードを収納す
る装置である。貨幣入力手段88は、投入されたカード
を入力し、釣銭があればこれを返却する機械的な装置で
ある。操作部89は、金額の設定等を行うボタン等で構
成されている。表示部90は、投入された金額等を表示
するランプや表示器等で構成されている。また、通信手
段91は、制御手段82によって制御され、管理装置1
00に対して信号の送信及び受信を行う機能を有してい
る。
【0018】図6は遊技機30−1〜30−n及びカー
ド処理装置40−1〜40−nの動作を示すフローチャ
ート、及び図7はカード発行装置80の動作を示すフロ
ーチャートである。以下、これらの図6及び図7等を参
照しつつ、(1)遊技機30−1〜30−n及びカード
処理装置40−1〜40−nの動作、(2)洗浄装置6
0の動作、及び(3)カード発行装置80の動作を説明
する。 (1) 遊技機30−1〜30−n及びカード処理装置
40−1〜40−nの動作遊技者がカード発行装置80
で発行されたICカード10を用いて遊技機(例えば、
30−1)で遊技を行う場合、図6のステップS1にお
いて、遊技者がICカード10をカード処理装置40−
1のカード挿入/返却口41aへ挿入する。ICカード
10がカード挿入/返却口41aへ挿入されると、この
ICカード10がカード処理装置40−1のカード受入
れ/返却手段41によって内部に取込まれ、ステップS
2で、カード挿入ランプ42aが点灯し、ステップS3
へ進む。
【0019】ステップS3では、取込まれたICカード
10が正常なものか、あるいは異常なものかがカード判
定/振分け手段46で判定される。このステップS3で
は、制御手段44及びカード判定/振分け手段46によ
り、ICカード10のコネクト部13を介してICチッ
プ12に対してアクセス可能か否かによって正常かある
いは異常かが判定される。判定結果が異常の場合、ステ
ップS4へ進む。ステップS4では、制御手段44及び
カード判定/振分け手段46により、異常内容の判定が
行われ、挿入されたICカード10が不正なデータ書込
み等が行われた不正カードであれば、その旨がNG表示
器42cに表示され、ステップS5で不正カード回収部
47に回収されて収納される。ステップS4の異常内容
の判定結果が規定外カード(例えば、間違いカード、破
損等の変形カード等)のときには、その旨がNG表示器
42cで表示され、ステップS18へ進み、カード受入
れ/返却手段41によってカード挿入/返却口41aか
ら返却される。
【0020】ステップS3の判定結果が正常カードの場
合、ステップS6で、カード情報及び判定結果が管理装
置100へ送信され、ステップS7へ進む。ステップS
7で、OKランプ42bが点灯し、遊技者に、挿入され
たICカード10が使用可能である旨が伝えられる。O
Kランプ42bが点灯した後、ステップS8で、ICカ
ード10の記録度数が制御手段44によって読出されて
表示部34内の金額度数表示器に金額度数が表示され、
さらに、ステップS9で、表示部34内の貸出ランプが
点灯する。次に、ステップS10で、遊技者が遊技機3
0−1の操作部33内の貸出ボタンを操作し、ステップ
S11で、貸出金額が設定されると、制御手段44の制
御によって貸出金額に相当するパチンコ球が貸出され、
ステップS12で、表示部34内の貸出ランプが消灯す
る。パチンコ球が貸出されると、ステップS13で、制
御手段44によって金額情報から貸出金額分が減算さ
れ、この減算後の金額情報がステップS14で、表示部
34内の金額度数表示器に表示される。また、貸出金額
に関する記録は、ステップS15で、カード処理装置4
0−1内の通信手段49によって管理装置100へ送信
され、ステップS16へ進む。
【0021】ステップS16では、制御手段44によ
り、減算後のICカード10の金額情報が0になってい
るか否かが判定される。遊技者が遊技を一時中止等する
場合には金銭情報が0となっていないので、ステップS
17において、遊技者が操作部33内のカード返却ボタ
ンを押下(オン)しているか否かを判定し、押下してい
ないときにはステップS11へ戻り、押下しているとき
にはステップS18へ進む。ステップS18で、カード
受入れ/返却手段41によってカード挿入/返却口41
aからICカード10が返却され、ステップS19で、
カード挿入ランプ42aが消灯する。ステップS16の
判定結果が金銭度数0の場合、ステップS20で、その
旨が表示部34内の金銭度数表示器で表示され、ステッ
プS21へ進む。ステップS21では、回収/排出手段
48によって不要となったICカードがリサイクルのた
めに回収され、ステップS22で、この回収されたIC
カード10のカード情報が通信手段49によって管理装
置100へ送信され、ステップS23で、該ICカード
10をリサイクルのためのICカード10Aとしてカー
ド処理装置40−1の背面側のカード排出口48aから
搬送路50へ排出する。
【0022】なお、ステップS21において、ICカー
ド10をカード排出口48aから排出する前に、該IC
カード10に記録された取引履歴及び金額情報等を消去
した後、該カード排出口48aから排出するようにして
もよい。搬送路50へ排出されたICカード10Aは、
該搬送路50によって洗浄装置60側へ搬送されてい
く。このICカード10Aが移送検知用センサ51の設
置箇所を通過すると、該センサ51によってICカード
10Aの移送状態が検知され、該検知信号が洗浄装置6
0内の制御部61へ送られ、該制御部61によって該洗
浄装置60が起動される。
【0023】(2) 洗浄装置60の動作 搬送路50によってICカード10Aが洗浄装置60に
送られてくると、該ICカード10Aがカード収納部6
2−1に順次収納されていく。カード収納部62−1に
収納されたICカード10Aは、送出し機構63−1に
よって1枚ずつ該カード収納部62−1から送出され
る。送出されたICカード10Aは、搬送ローラ64−
1によって付着部66方向へ送られる。このICカード
10Aの搬送状態がセンサ65−1で検出され、この検
出信号が制御部61へ送られ、該制御部61の制御によ
って付着部66で、ICカード10Aの表面及び裏面に
供給容器69内の洗浄剤69aが付着される。洗浄剤6
9aが付着されたICカード10Aは、搬送ローラ64
−2によって拭取り部67方向へ送られる。拭取り部6
7方向へ送られたICカード10Aは、センサ65−2
で移送状態が検出され、この検出信号が制御部61へ送
られ、該制御部61によって拭取り部67が制御され
る。拭取り部67では、ICカード10Aに付着した洗
浄剤69aを拭取って該ICカード10A上の汚れを除
去する。
【0024】拭取られたICカード10Aは、搬送ロー
ラ64−3によってカード収納部62−2方向へ送られ
る。カード収納部62−2方向へ送られたICカード1
0Aは、センサ65−3で移送状態が検出され、この検
出信号がカウンタ72へ送られて洗浄済のICカード1
0Aの数が計数され、この計数結果が報知部73によっ
て外部に報知される。カード収納部62−2では、送ら
れてきた洗浄済のICカード10Aを順次収納してい
く。収納されたICカード10Aは、1枚ずつ送出し機
構63−1によって送出され、カード発行装置80へ送
られる。カード収納部62−1から送出し機構63−1
によって送出された1枚目のICカード10Aがカード
収納部62−2へ収納された後、あるいは付着部66に
よる洗浄剤69aの付着後に、カード収納部62−1の
送出し機構63−1によって2枚目のICカード10A
が送出され、洗浄処理が行われる。このようにして、カ
ード収納部62−1内の複数のICカード10Aが連続
的に洗浄される。供給容器69内の洗浄剤69aが少な
くなると、これがセンサ70で検出され、表示部71で
外部に報知される。これにより、供給容器69に洗浄剤
69aの補充を行えばよい。また、カウンタ72によっ
てICカード10Aの洗浄枚数が計数され、この計数値
が予め設定された値になると、報知部73によって付着
部66及び拭取り部67等の消耗部品の交換時期が報知
されるので、これによって消耗部品を交換すれば、常に
奇麗な洗浄が行える。
【0025】(3) カード発行装置80の動作 洗浄装置60の送出し機構63−2から洗浄済のICカ
ード10Aが送出されると、図7のステップS31にお
いて、該ICカード10Aがカード受入れ手段84によ
って受入れられて内部に取込まれ、ステップS32へ進
む。ステップS32では、制御手段82及びカード判定
/振分け手段85により、取込まれたICカード10A
がアクセス可能か否か等によって、該ICカード10A
が使用可能かあるいは使用不能かが判定され、使用可能
カードと使用不能カードとが振分けられる。振分けられ
たICカード10Aが使用不能の場合、ステップS33
で、使用不能カード収納部86に収納される。振分けら
れたICカード10Aが使用可能の場合、ステップS3
4へ進む。ステップS34では、制御手段82によって
ICカード10Aに記録された取引履歴及び金銭情報等
が消去されているか否かが判定される。図6のステップ
S21において、例えば、取引履歴及び金銭情報等が既
に消去されている場合には、ステップS34の判定結果
が消去済となる。また、図6のステップS21で消去処
理が行われない場合、ステップS34の判定結果が消去
済でないとなるので、ステップS35で、該ICカード
10Aに記録されたカード情報が通信手段91によって
管理装置100へ送信され、ステップS36で、制御手
段82によってカード情報が消去される。
【0026】カード情報が消去されたICカード10
A、あるいはステップS37で新たに供給された新規の
ICカードのいずれか一方が、ステップS38で、使用
可能カード収納部87に収納され、ステップS39へ進
む。ステップS39では、ICカード10Aあるいは新
規に供給されたICカードに対して、制御手段82によ
って所定のカード情報が書込まれた後、ステップS40
で、販売に備えて待機される。ステップS41で、遊技
者が貨幣を投入すると、この貨幣が貨幣入力手段88に
よって入力され、ステップS42へ進む。ステップS4
2では、遊技者が操作部89によって購入金額を指定す
ると、この金額情報が制御手段82によってICカード
内のEEPROM12cに書込まれ、ステップS43
で、制御手段82によってICカードに発行年月日が書
込まれる。発行年月日が書込まれると、ステップS44
で、その情報が通信手段91によって売上記録として管
理装置100へ送信され、ステップS45で、遊技可能
なICカード10が遊技者に発行される。
【0027】以上のように、本実施形態の遊技用システ
ムでは、次の(a)〜(h)のような効果がある。 (a) 回収されたICカード10Aは、カードに付着
した手垢、脂、埃等による汚れやべた付き等が洗浄装置
60によって必ず除去されてからカード発行装置80で
再発行されるため、遊技者に不快感を与えない。特に、
カード処理装置40−1〜40−nで回収されたICカ
ード10Aは、外部からの不正抜取り不可能なカード排
出口48aから搬送路50へ排出されるので、不正防止
の安全性が高い。しかも、回収されたICカード10A
は、洗浄装置60によって洗浄剤69aを用いて連続的
に洗浄されるので、効率良くリサイクル用ICカード1
0Aを再発行できる。さらに、洗浄装置60では、IC
カード10Aに対して、機械的に折曲がりや破壊するこ
となく、静電気防止対策等によってICカード10A内
の内部回路が電気的に破壊されることなく、洗浄剤69
aによってICカード10Aの外面が腐蝕や劣化をする
ことなく、洗浄されるので、再発行されるICカード1
0の信頼性が高い。また、洗浄剤69aとして、帯電防
止用の洗浄剤を用いた場合、ICカード10Aに対する
静電気対策がより向上する。
【0028】(b) 洗浄剤69aとして、例えば無水
アルコール、ベンゼン等の揮発性溶媒を使用した場合、
洗浄装置60における乾燥工程を簡略化できるので、洗
浄処理を短時間に行える。 (c) 洗浄剤量検出用センサ70及びこの検出信号を
表示部71で表示するようにしたので、洗浄剤69aの
補充時期を把握でき、営業時間外等に洗浄剤69aの補
充が可能になる。 (d) カウンタ72を設けたので、洗浄されたICカ
ード10Aの枚数を計数することができる。これによ
り、ICカード10Aの回収枚数を把握できる。 (e) カウンタ72に報知部73を接続したので、洗
浄装置60を構成する消耗部品の交換時期を報知するこ
とができる。これにより、洗浄装置60の消耗部品を交
換することにより、常に奇麗な洗浄ができる。 (f) 搬送路50に移送検知用センサ51を設け、こ
の検知信号によって洗浄装置60の動作制御を行うよう
にしたので、該洗浄装置60を無駄に稼働させることな
く、電力消費量を低減できる。
【0029】(g) カード処理装置40−1〜40−
n又はカード発行装置80の少なくとも一方に、回収さ
れたICカード10Aに記録されたカード情報を消去す
る消去手段(図6のステップS21の処理を行う手段、
あるいは図7のステップS36の処理を行う手段)を設
けたので、カード発行装置80におけるICカード10
の再発行時の発行時間を短縮できる。また、金額情報を
ICカード10Aに更新記録することにより、再発行処
理を行うようにしたので、金額情報をICカード10A
に上書き等するだけで、簡単に再発行処理を行うことが
できる。 (h) カード発行装置80においてICカード10A
のうち、使用可能なものと使用不可能なものとを判定し
て両者を振分けるカード判定/振分け手段46を設けた
ので、再発行時にエラーの発生する要因が減少する。
【0030】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(i)〜(viii)のようなものがある。 (i) 図1(a)において、洗浄装置60をカード発
行装置80内に設けてもよい。また、洗浄装置60は移
送検知用センサ51の検知信号に応答して起動するよう
にしたが、他の構成にしてもよい。例えば、図4のカー
ド収納部62−1にICカード10Aが収納されたこと
を検出し、この検出信号に応答して、制御部61の制御
によって洗浄装置60を起動するようにしてもよい。 (ii) 図1(b)において、遊技機30−1あるいは
カード処理装置40−1の構造は、図示以外の種々の構
造に変更してもよい。 (iii) 図4の洗浄装置60は、図示以外の構造に変更
できる。 (iv) 図3のカード処理装置40−1や、図5のカー
ド発行装置80は、図示以外の構成に変更できる。例え
ば、図6のステップS4では、制御手段44及びカード
判定/振分け手段46により、ICカードが不正なカー
ドであるか否かの判定を行っているが、この判定を管理
装置100側で行わせる構成にしてもよい。これによ
り、カード処理装置40−1〜40−n側の負担を軽減
でき、回路規模を小型化できる。 (v) 図6及び図7のフローチャートにおいて、各ス
テップの処理内容を種々変更できる。例えば、遊技者が
遊技によって獲得した獲得得点等をICカード10に書
込むような仕様になっている場合には、図6のステップ
S21等において、その獲得得点等が0になっているか
否かを判定し、金銭度数が0でかつ獲得得点等が0のと
きに、リサイクルのために回収するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、遊技に使用可能な有価価値の
大きさを特定可能な情報として、金額情報を例にして説
明したが、これに代えて度数情報等を用いてもよく、こ
れによって上記実施形態と同様の作用、効果が得られ
る。
【0031】(vi) 再発行処理は、ICカードの記録
内容は変更せずに、カード発行装置80と接続される管
理装置100により、遊技に使用可能な金額、度数等
を、該ICカードのIDと対応づけて更新記憶するよう
にしてもよい。これにより、金額、度数等の情報のセキ
ュリティを保持しつつ、的確に再発行処理を行うことが
できる。 (vii) 図2のICカード10は、ICチップ12を図
示以外の構成に変更したり、あるいは表示器等を付加す
る等、種々の変更が可能である。また、上記実施形態で
は、記録媒体としてICカード10,10Aを用いた場
合について説明したが、情報の読み書き可能なものであ
ればICカード以外のものにも適用できる。 (viii) 上記実施形態では、遊技機30−1〜30−n
として玉投入式のパチンコ機について説明したが、これ
以外のパチンコ玉が封入された封入玉式のパチンコ機
や、パチスロ機等といった種々の遊技機に適用可能であ
る。例えば、遊技媒体であるパチンコ玉を画像にて形成
して遊技を行うものや、コイン等を一切使用せずに、得
点のみにて遊技を行うスロットマシン等にも適用可能で
あり、これら本発明に用いられる遊技機としては、所定
の得点付与条件、例えば所定の入賞口や通過口を玉等が
通過することにより得点が付与されるものや、可変表示
部の図柄及びその停止位置に応じて遊技者に有利な特別
遊技状態が発生したり得点が付与されるもの等、種々の
遊技機に適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のう
ちの第1の発明によれば、複数の記録媒体処理装置から
回収した遊技用記録媒体を順次、搬送路によって洗浄手
段へ搬送し、この洗浄手段で洗浄剤を用いて該遊技用記
録媒体を洗浄し、記録媒体発行装置によって所定の再発
行処理を施した後、再発行するようにしたので、回収さ
れた遊技用記録媒体は必ず洗浄されてから再発行され
る。このため、遊技者に不快感を与えない。特に、記録
媒体処理装置によって遊技用記録媒体を回収し、この遊
技用記録媒体を搬送路によって洗浄手段へ搬送するよう
にしたので、不正抜取り等に対する安全性が高い。しか
も、洗浄手段では、機械的、電気的及び化学的悪影響を
及ぼさない条件下で、洗浄剤を用いて遊技用記録媒体を
洗浄するようにしたので、回収された遊技用記録媒体の
品質を高く保持しつつ、効率良く再発行できる。
【0033】第2の発明によれば、遊技に使用可能な有
価価値の大きさを特定可能な情報を、遊技用記録媒体に
更新記録することにより、再発行処理を行うようにした
ので、前記情報を遊技用記録媒体に上書き等するだけ
で、簡単に再発行処理を行うことができる。第3の発明
によれば、管理装置により、遊技に使用可能な有価価値
の大きさを特定可能な情報を、遊技用記録媒体毎に付与
された固定のIDと対応づけて更新記憶、及び管理され
るため、有価価値の大きさを特定可能な情報のセキュリ
ティを保持しつつ、的確に再発行処理を行うことができ
る。第4の発明によれば、遊技用記録媒体をICカード
で構成したので、このICカードに種々の情報を格納す
ることによって遊技用システムへの利用範囲を拡大でき
ると共に、より高度な不正防止機能を比較的簡単に付加
することができる。第5の発明によれば、洗浄剤として
揮発性溶媒を用いたので、洗浄手段における乾燥工程を
簡略化でき、洗浄処理を短時間に行える。第6の発明に
よれば、洗浄剤量検出手段及び出力手段を設けたので、
洗浄剤の補充時期を把握でき、これによって営業時間外
等に洗浄剤の補充が可能となる。
【0034】第7の発明によれば、計数手段を設けたの
で、洗浄された遊技用記録媒体の数を把握できる。第8
の発明によれば、交換時期報知手段を設けたので、この
報知結果によって洗浄手段を構成する消耗部品等を交換
することにより、常に奇麗な洗浄ができる。第9の発明
によれは、移送検知手段を設けてこの検知結果に応じて
洗浄手段の動作制御を行うようにしたので、洗浄手段を
無駄に稼働させることなく、電力消費量を低減できる。
第10の発明によれば、記憶媒体処理装置又は記録媒体
発行装置の少なくとも一方に消去手段を設けたので、記
録媒体発行装置における遊技用記録媒体の再発行時の発
行時間を短縮できる。第11の発明によれば、判定手段
及び振分け手段を設けたので、記録媒体発行装置におけ
る再発行時にエラーが発生する要因を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す遊技用システムの概略
の構成図である。
【図2】図1のカード発行装置80で発行されるICカ
ードの概略の構成図である。
【図3】図1のカード処理装置40−1の概略の構成図
である。
【図4】図1の洗浄装置60の概略の構成図である。
【図5】図1のカード発行装置80の概略の構成図であ
る。
【図6】図1の遊技機30−1及びカード処理装置40
−1の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1のカード発行装置80の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 ICカード 10A リサイクル用ICカード 20 遊技島 30−1〜30−n 遊技機 31 遊技盤面 32 打球ハンドル 33 操作部 34,42,71,90 表示部 35,61 制御部 40−1〜40−n カード処理装置 41 カード受入れ/返却手段 41a カード挿入/返却口 44,82 制御手段 45,83 記憶手段 46,85 カード判定/振分け手段 47 不正カード回収部 48 回収/排出手段 48a カード排出口 49,91 通信手段 50 搬送路 51 移送検知用センサ 60 洗浄装置 62−1,62−2 カード収納部 63−1,63−2 送出し機構 64−1〜64−3 搬送ローラ 65−1〜65−3 搬送状態検出用センサ 66 付着部 67 拭取り部 69 供給容器 69a 洗浄剤 70 洗浄剤量検出用センサ 72 カウンタ 73 報知部 80 カード発行装置 84 カード受入れ手段 86 使用不能カード収納部 87 使用可能カード収納部 88 貨幣入力手段 100 管理装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊技機が設置された遊技島と、 前記各遊技機毎に対応して前記遊技島に設けられ、遊技
    に使用可能な有価価値の大きさを特定可能な情報が記録
    された遊技用記録媒体を受入れ、該遊技用記録媒体にア
    クセスして該情報から特定される有価価値量に応じて前
    記遊技機を用いた遊技を可能にさせ、使用量に応じた有
    価価値量を減算し、該有価価値量が無価値を示す情報と
    なったことを条件に該遊技用記録媒体を再使用のために
    前記遊技島内に回収する複数の記録媒体処理装置と、 前記複数の記録媒体処理装置から回収された遊技用記録
    媒体を順次前記遊技島の所定位置へ搬送する搬送路と、 前記搬送路によって搬送される複数の遊技用記録媒体
    を、該遊技用記録媒体を構成する材料に対して機械的、
    電気的及び化学的悪影響を及ぼさない条件下で、洗浄剤
    を用いて順次洗浄していく洗浄手段と、 前記洗浄手段による洗浄工程を経た複数の遊技用記録媒
    体を受入れ、所定の再発行処理を行った後に遊技者から
    の発行要求に応じて適宜再発行する手段を有する記録媒
    体発行装置とを、 備えたことを特徴とする遊技用システム。
  2. 【請求項2】 前記再発行処理は、遊技に使用可能な有
    価価値の大きさを特定可能な情報を、前記遊技用記録媒
    体に更新記録することを特徴とする請求項1記載の遊技
    用システム。
  3. 【請求項3】 前記遊技用記録媒体には、予め固定の識
    別符号が付与されており、 前記再発行処理は、前記遊技用記録媒体の記録内容は変
    更せずに、前記記録媒体発行装置と接続される管理装置
    により、遊技に使用可能な有価価値の大きさを特定可能
    な情報を、該遊技用記録媒体の識別符号と対応づけて更
    新記憶することを特徴とする請求項1記載の遊技用シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記遊技用記録媒体は、情報を記憶する
    メモリ、前記メモリをアクセスする中央処理装置、及び
    外部装置に対する信号の入/出力を行う接触型又は非接
    触型のコネクト部を有するICカードで構成したことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技用
    システム。
  5. 【請求項5】 前記洗浄剤として揮発性溶媒を用い、か
    つ、前記洗浄手段は、前記揮発性溶媒を前記遊技用記録
    媒体の表面及び裏面に付着させる付着部と、前記遊技用
    記録媒体に付着した揮発性溶媒を拭取って該遊技用記録
    媒体上の汚れを除去する拭取り部とを、有することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技用シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記洗浄剤を収容して該洗浄剤を前記洗
    浄手段に供給する供給容器と、前記供給容器内の洗浄剤
    量を検出する洗浄剤量検出手段と、前記洗浄剤量検出手
    段の検出内容を出力する出力手段とを、設けたことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技用シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記洗浄手段で洗浄された前記遊技用記
    録媒体の数を計数する計数手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技用システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記計数手段の計数結果に応じて、前記
    洗浄手段を構成する部品の交換時期を報知する交換時期
    報知手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の遊技用システム。
  9. 【請求項9】 前記搬送路による前記遊技用記録媒体の
    移送状態を検知する移送検知手段を、該搬送路に設け、
    前記移送検知手段の検知結果に応じて前記洗浄手段の動
    作制御を行う構成にしたことを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の遊技用システム。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体処理装置又は前記記録媒
    体発行装置の少なくとも一方に、前記遊技用記録媒体の
    記録情報を消去する消去手段を設け、前記消去手段によ
    る記録情報の消去後に前記新たな情報を前記遊技用記録
    媒体に記録させる構成にしたことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか1項に記載の遊技用システム。
  11. 【請求項11】 前記遊技用記録媒体が再使用可能か否
    かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基
    づいて前記遊技用記録媒体を再使用可能なものと再使用
    不可能なものとに振分ける振分け手段とを設け、前記振
    分け手段で振分けられた前記再使用可能な遊技用記録媒
    体に対して前記記録媒体発行装置で再発行処理をさせる
    構成にしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    1項に記載の遊技用システム。
JP11041691A 1999-02-19 1999-02-19 遊技用システム Withdrawn JP2000237438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11041691A JP2000237438A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 遊技用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11041691A JP2000237438A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 遊技用システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000237438A true JP2000237438A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12615462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11041691A Withdrawn JP2000237438A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 遊技用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000237438A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001104620A (ja) カード管理システム
JP2922866B2 (ja) 遊技場におけるプリペイドカードシステム
JP2003236219A (ja) 遊技用システム
JP2653221B2 (ja) カード発行装置
JP2000237438A (ja) 遊技用システム
JPH08299578A (ja) 遊技カードの有価データ付加装置
JP2002066078A (ja) 遊技用装置
JP2001224827A (ja) 遊技用システム
JPH11265473A (ja) 遊技場におけるプリペイドカードシステム
JP2824835B2 (ja) 遊技機
JP2002204885A (ja) 遊技機用コイン形プリペイド記録媒体の媒体処理装置
JP2010066940A (ja) 自動取引装置及びその制御方法
JP4326623B2 (ja) 情報記憶カードの処理方法及びその読み書き処理装置
JP2000279627A (ja) 遊技場におけるプリペイドカードシステム
JPH11347233A (ja) 遊技カードシステムの遊技カード自動発注方法
JP4004580B2 (ja) 球計数機および球計数システム
JP3340079B2 (ja) 読書装置
JP2002066108A (ja) 遊技設備の遊技用記憶媒体の収納枚数管理装置
JP2000140395A (ja) デ―タ記憶媒体処理装置
JP2001184470A (ja) Icカード装置及びicカード清算装置
JPH11102468A (ja) プリペイドカードシステム、カード読書装置及びカード不正防止方法
JP3361306B2 (ja) データ記憶媒体処理装置
JPH10277251A (ja) 遊技用の遊技媒体貸出用記録媒体更新システム
JP4627156B2 (ja) デビット決済による遊技媒体貸出システム
JP4286467B2 (ja) 遊技媒体の貸出管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509