JP2000235749A - ビデオカセットレコーダ - Google Patents

ビデオカセットレコーダ

Info

Publication number
JP2000235749A
JP2000235749A JP11036734A JP3673499A JP2000235749A JP 2000235749 A JP2000235749 A JP 2000235749A JP 11036734 A JP11036734 A JP 11036734A JP 3673499 A JP3673499 A JP 3673499A JP 2000235749 A JP2000235749 A JP 2000235749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
pinch roller
capstan
tape pull
video cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11036734A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Omosako
徹 面迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11036734A priority Critical patent/JP2000235749A/ja
Priority to US09/503,355 priority patent/US6325264B1/en
Priority to IDP20000118D priority patent/ID29911A/id
Priority to KR1020000006942A priority patent/KR20000058039A/ko
Priority to DE10006994A priority patent/DE10006994A1/de
Publication of JP2000235749A publication Critical patent/JP2000235749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/26Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
    • G11B15/28Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ引出しレバー54に大きなテープテンシ
ョンが作用したとしてもテープ引出しピン56が移動する
虞れがなく、然も、従来よりも部品点数の削減を図るこ
とが出来るビデオカセットレコーダを提供する。 【解決手段】 モータによって回転駆動される原動部材
6と、原動部材6の回転によって往復駆動されるスライ
ド部材7とを具え、スライド部材7には、一方向への移
動に伴ってテープ引出しレバー54の側面55を押圧して、
テープ引出しレバー54をテープ引出し方向に回転させる
ためのリブ71が突設されると共に、スライド部材7とピ
ンチローラ機構8の係合部には、スライド部材7の前記
一方向への移動に続く一方向へ移動に伴ってピンチロー
ラ19をキャプスタン18に向けて駆動するカム機構が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカセットレコ
ーダ(VCR)に関し、特に、ビデオカセットからテープ
を引き出して、該テープをキャプスタンの外周面に押し
付けるための機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VCRにおいては、図9に示す如くシャ
ーシ(1)上に、回転磁気ヘッド(図示省略)を内蔵したV
CRシリンダー(11)が配備されると共に、テープカセッ
ト(9)の両リールを回転駆動するための一対のリール台
(12)(13)が配備されている。又、シャーシ(1)には、V
CRシリンダー(11)の両側に、一対のガイド溝(14)(15)
が開設され、これらのガイド溝(14)(15)には、テープカ
セット(9)の磁気テープ(91)をVCRシリンダー(11)の
外周面に巻き付けるための一対の先導ガイド(16)(17)が
摺動可能に係合している。更に、VCRシリンダー(11)
の右側には、テープカセット(9)から磁気テープ(91)を
引き出すためのテープ引出しピン(10a)を突設したテー
プ引出しレバー(10)が、テープ引出し開始位置とテープ
引出し完了位置の間を回動可能に枢支されている。図示
省略する駆動制御機構によって、両先導ガイド(16)(17)
を前進駆動すると共に、テープ引出しレバー(10)を実線
で示すテープ引出し開始位置から鎖線で示すテープ引出
し完了位置まで回動させることによって、磁気テープ(9
1)はキャプスタン(18)を通過する所定のテープ走行経路
に張設される。その後、ピンチローラ機構(図示省略)が
動作して、ピンチローラ(19)がキャプスタン(18)に向か
って駆動され、磁気テープは、キャプスタン(18)とピン
チローラ(19)の間に挟まれ、この状態で、キャプスタン
(18)の回転によって長手方向に走行駆動される。
【0003】図10は、従来のテープ引出し機構を表わ
している。シャーシの裏面側には、モータ(図示省略)に
よって往復駆動される駆動制御板(4)が配備されてい
る。又、シャーシ上に突設した第1の枢軸(20)には、テ
ープ引出しレバー(2)の基端部が枢支され、第2の枢軸
(30)には原動レバー(3)の基端部が枢支されている。テ
ープ引出しレバー(2)の先端部にはテープ引出しピン(2
1)が突設され、基端部には従動ギア部(22)が形成されて
いる。一方、原動レバー(3)の先端部には、前記テープ
引出しレバー(2)の従動ギア部(22)と常時噛合する原動
ギア部(31)が形成されると共に、レバー中間部にはカム
フォロワー(32)が下向きに突設され、該カムフォロワー
(32)はシャーシを貫通して、駆動制御板(4)に形成され
たカム溝(41)に係合している。
【0004】上記テープ引出し機構においては、駆動制
御板(4)が反時計方向に回転することによって、該駆動
制御板(4)のカム溝(41)が原動レバー(3)のカムフォロ
ワー(32)を駆動して、原動レバー(3)を時計方向に回転
させる。該回転に伴って、原動レバー(3)の原動ギア部
(31)がテープ引出しレバー(2)の従動ギア部(22)を時計
方向に回転駆動し、テープ引出しレバー(2)をテープ引
出し開始位置から図示するテープ引出し完了位置まで回
動させる。この結果、磁気テープがテープカセットから
引き出され、前述の所定経路に張設されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すテープ引出し状態にて、テープ引出しピン(21)には、
磁気テープのテンションによって、テープ引出しレバー
(2)を反時計方向に回転させる力Fが作用し、この力F
は、テープ引出しレバー(2)の従動ギア部(22)と原動レ
バー(3)の原動ギア部(31)との噛合によって受け止めら
れる。しかしながら、従動ギア部(22)がテープ引出しレ
バー(2)の基端部に形成されているために、充分な受け
止め効果が得られず、例えばテープ早送り時などにテー
プテンションが一時的に増大したとき、テープ引出しピ
ン(21)が移動する虞れがあり、テープ引出しピン(21)が
移動すると、テープに弛みが発生する等の問題が生じ
る。又、従来のVCRにおいては、テープ引出しレバー
(2)を駆動するための駆動部材(駆動制御板(4))と、ピ
ンチローラ機構を駆動するための駆動部材とが別個に設
けられているために、部品点数が多くなる問題があっ
た。
【0006】そこで本発明の目的は、テープ引出し状態
にて大きなテープテンションが発生したとしてもテープ
引出しピンが移動する虞れがなく、然も、従来よりも部
品点数を削減することが出来るビデオカセットレコーダ
を提供することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係るビデオカ
セットレコーダにおいては、ビデオカセットからテープ
を引き出して、キャプスタン(18)を通過する所定のテー
プ走行経路にテープを張設するためのテープ引出しレバ
ー(54)を具えたテープ引出し機構と、キャプスタン(18)
の外周面にテープを押し付けるためのピンチローラ(19)
を具えたピンチローラ機構(8)とが配備されている。本
発明に係るビデオカセットレコーダは、モータによって
回転駆動される原動部材(6)と、原動部材(6)の回転に
よって往復駆動されるスライド部材(7)とを具え、スラ
イド部材(7)には、一方向への移動に伴ってテープ引出
しレバー(54)の側面(55)を摺動しながら押圧し、テープ
引出しレバー(54)をテープ引出し方向に回転させるため
の押圧部が形成されると共に、スライド部材(7)とピン
チローラ機構の係合部には、スライド部材(7)の移動に
伴ってピンチローラ(19)をキャプスタン(18)に向けて駆
動するカム機構が設けられている。
【0008】上記本発明のビデオカセットレコーダにお
いては、スライド部材(7)の前進移動によってテープ引
出しレバー(54)が回転駆動される。この過程で、スライ
ド部材(7)の押圧部は先ずテープ引出しレバー(54)の側
面(55)の基端部に摺接し、その後のスライド部材(7)の
前進移動に伴って、テープ引出しレバー(54)の側面(55)
を摺動しながら押圧し、テープ引出しレバー(54)を回転
させる。そして、テープ引出しレバー(54)がテープ引出
し完了位置まで回転したとき、スライド部材(7)の押圧
部は、テープ引出しレバー(54)の側面(55)の基端部から
離れた先端部寄りの位置にて、テープ引出しレバー(54)
を受け止める。従って、テープに大きなテンションが発
生したとしても、テープ引出しレバー(54)がテープ引出
し方向とは逆方向に回転する虞れはない。そして、スラ
イド部材(7)の前記一方向への移動に続く一方向への移
動によって、ピンチローラ(19)がキャプスタン(18)に向
けて駆動され、キャプスタン(18)とピンチローラ(19)の
間にテープが挟み込まれることになる。
【0009】具体的には、テープ引出しレバー(54)は、
テープ引出し方向とは逆方向にバネ付勢されている。従
って、スライド部材(7)が後退移動すると、これに伴っ
てテープ引出しレバー(54)はバネ付勢により逆回転し、
テープ引出し開始位置へ戻ることになる。
【0010】又、カム機構は、ピンチローラ機構(8)を
キャプスタン(18)の軸方向に駆動して、ピンチローラ(1
9)をキャプスタン(18)から離間した待機位置とキャプス
タン(18)と対向した対向位置の間で往復移動させるもの
である。該具体的構成においては、スライド部材(7)の
駆動によってテープ引出しレバー(54)がテープ引出し位
置まで回動して、テープカセットからテープが引き出さ
れた後、カム機構の動作によって、ピンチローラ機構
(8)が待機位置から対向位置まで移動し、キャプスタン
(18)とピンチローラ(19)の間にテープが挟まれることに
なる。
【0011】更に具体的構成において、ピンチローラ機
構(8)と原動部材(6)の間には、ピンチローラ(19)がキ
ャプスタン(18)との対向位置に設置されたときに係合状
態となるカム機構が設けられ、該カム機構は、係合状態
にて、原動部材(6)の回転に伴って対向位置のピンチロ
ーラ(19)をキャプスタン(18)に向かって押圧する。該具
体的構成においては、ピンチローラ(19)が待機位置から
対向位置に至る直前までは、カム機構のカム面とカムフ
ォロワーとが離間状態にあって、ピンチローラ(19)がキ
ャプスタン(18)に向かって押圧駆動されることはない
が、ピンチローラ(19)が対向位置に達すると、カム機構
のカム面とカムフォロワーとが係合状態となって、原動
部材(6)の回転に伴ってピンチローラ(19)がキャプスタ
ン(18)に向かって押圧駆動される。この結果、テープが
ピンチローラ(19)の外周面に押し付けられることにな
る。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るビデオカセットレコーダに
よれば、テープ引出し状態にてテープ引出しレバー(54)
が先端部寄りの位置にてスライド部材(7)により受け止
められれるので、一時的に大きなテープテンションが発
生したとしても、テープ引出しレバー(54)がテープ引出
し方向とは逆方向に回転する虞れはない。又、スライド
部材(7)がテープ引出しレバー(54)の駆動部材となると
共に、ピンチローラ機構(8)の駆動部材となっているた
め、別個の駆動部材が配備されていた従来よりも部品点
数が減少する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係るビデ
オカセットレコーダにおいては、図7に示す如く、シャ
ーシ(5)上に、キャプスタンモータ(図示省略)によって
回転駆動されるキャプスタン(18)が立設されると共に、
枢軸(53)によって基端部が枢支されたテープ引出しレバ
ー(54)が回動可能に配備され、該テープ引出しレバー(5
4)の先端部に突設されたテープ引出しピン(56)によっ
て、テープカセットから磁気テープを引き出すことが可
能となっている。尚、テープ引出しレバー(54)はトーシ
ョンスプリング(57)によって反時計方向に回転付勢され
ている。又、シャーシ(5)に突設された支柱(52)に、ピ
ンチローラ機構(8)が昇降可能且つ回動可能に支持され
ており、ピンチローラ機構(8)の先端部に枢支したピン
チローラ(19)とキャプスタン(18)の間に磁気テープを挟
み込むことが可能となっている。
【0014】シャーシ(5)の裏面には、テープ引出しレ
バー(54)及びピンチローラ機構(8)を駆動するべく、ロ
ーディングモータ(図示省略)が連繋する駆動ギア(60)が
配備されている。シャーシ(5)上には複数箇所にガイド
片(51)が突設され、これらのガイド片(51)によってスラ
イド部材(7)が往復移動可能に支持されている。又、ス
ライド部材(7)と駆動ギア(60)の間に原動部材(6)が配
備されている。更に、シャーシ(5)上には、スライド部
材(7)及び原動部材(6)を跨いで、ピンチローラ機構
(8)の昇降移動を案内するための昇降案内部材(59)が設
置されている。
【0015】原動部材(6)は、その下半部に、駆動ギア
(60)と常時噛合する被駆動ギア(61)を具えると共に、そ
の上半部に円板部(66)を具え、該円板部(66)の外周面に
は周方向に沿って、スライド部材(7)を往復駆動するた
めの1枚の第1ピニオン歯(62)、4枚の中間ピニオン歯
(63)、及び1枚の第2ピニオン歯(64)が突設されてい
る。又、円板部(66)の上面には、ピンチローラ(19)をキ
ャプスタン(18)へ向けて押圧駆動するためのカム(65)が
形成されている。
【0016】一方、スライド部材(7)には、その長手方
向に沿って、前記枢軸(53)が貫通する長孔(72)が開設さ
れると共に、原動部材(6)と対向する側面には、前記第
1ピニオン歯(62)、中間ピニオン歯(63)及び第2ピニオ
ン歯(64)と噛合すべき1枚の第1ラック歯(74)、5枚の
中間ラック歯(75)、及び1枚の第2ラック歯(76)が形成
されている。尚、図8に示す如く、原動部材(6)の第1
ピニオン歯(62)及び第2ピニオン歯(64)は中間ピニオン
歯(63)よりも高く形成されると共に、スライド部材(7)
の第1ラック歯(74)及び第2ラック歯(76)は中間ラック
歯(75)よりも高く形成されて、第1ピニオン歯(62)と第
1ラック歯(74)、中間ピニオン歯(63)と中間ラック歯(7
5)、第2ピニオン歯(64)と第2ラック歯(76)とが互いに
噛合可能である。又、スライド部材(7)には、図7に示
す如くテープ引出しレバー(54)の側面(55)と対向する位
置に、長手方向に沿って伸びるリブ(71)が突設されてい
る。更に、スライド部材(7)には、垂直壁部(73)が突設
され、該垂直壁部(73)の側面に、ピンチローラ機構(8)
を昇降駆動するためのカム溝(77)が形成されている。該
カム溝(77)は、上位水平部と下位水平部を中間傾斜部で
繋いだカム曲線を有している。
【0017】ピンチローラ機構(8)は、シャーシ(5)上
の支柱(52)が貫通するボス部材(81)と、該ボス部材(81)
に対して同軸上に枢支されたレバー(84)とを具え、レバ
ー(84)の先端部にピンチローラ(19)が枢支されている。
ボス部材(81)とレバー(84)の間にはコイルスプリング(8
5)が張設され、レバー(84)に時計方向の回転付勢力を与
えている。又、ボス部材(81)には、側方に突出する第1
カムフォロワー(83)と、下向きに突出する第2カムフォ
ロワー(82)とが形成され、第1カムフォロワー(83)は、
スライド部材(7)のカム溝(77)と係合している。一方、
第2カムフォロワー(82)は、昇降案内部材(59)に形成さ
れた昇降案内溝(58)に係合している。尚、昇降案内溝(5
8)は、原動部材(6)の上方位置に形成されており、ピン
チローラ機構(8)の下降に伴って、第2カムフォロワー
(82)は、昇降案内溝(58)を通過した直後、原動部材(6)
のカム(65)に係合することが可能である。
【0018】図1(a)(b)〜図6(a)(b)は、テープカ
セットのエジェクト状態(図1(a)(b))から、カセット
を装填した状態(図2(a)(b))、テープ引出しレバー(5
4)によるテープ引出し過程の状態(図3(a)(b))、テー
プ引出しレバー(54)によるテープ引出しが完了し、且つ
ピンチローラ(19)が下降を開始する時点の状態(図4
(a)(b))、及びピンチローラ(19)の下降が終了した状
態(図5(a)(b))を経て、ピンチローラ(19)のキャプス
タン(18)に対する押圧動作によってプレイモードが設定
された状態(図6(a)(b))に至る一連の動作を表わして
いる。
【0019】図1(a)(b)に示すエジェクト状態では、
スライド部材(7)が後退方向の移動端に設置されてお
り、リブ(71)はテープ引出しレバー(54)の側面(55)から
離間している。原動部材(6)の第1ピニオン歯(62)とス
ライド部材(7)の第1ラック歯(74)は離間している。
又、ピンチローラ機構(8)は、第1カムフォロワー(83)
がスライド部材(7)のカム溝(77)の上位水平部に係合す
ると共に、第2カムフォロワー(82)が前記昇降案内部材
(59)の昇降案内溝(58)に係合して、上昇端であって且つ
反時計方向の回動端に保持されている。
【0020】この状態でVCRにテープカセットを装填
すると、図2(a)(b)の如く、カセット内のテープ(91)
は、テープ引出しピン(56)とピンチローラ(19)の間に位
置することになる。この状態から、原動部材(6)が時計
方向に回転駆動されて、図3(a)(b)の如く原動部材
(6)の第1ピニオン歯(62)がスライド部材(7)の第1ラ
ック歯(74)と噛み合うことによって、スライド部材(7)
の前進駆動が開始される。この結果、スライド部材(7)
のリブ(71)がテープ引出しレバー(54)の側面(55)を押圧
し、テープ引出しレバー(54)をトーションスプリング(5
7)に抗して時計方向に回転させる。これによって、テー
プ引出しピン(56)によるテープの引出しが開始されるこ
とになる。
【0021】更に原動部材(6)が時計方向に回転駆動さ
れることによって、図4(a)(b)に示す如く、原動部材
(6)の中間ピニオン歯(63)がスライド部材(7)の中間ラ
ック歯(75)と噛み合って、スライド部材(7)を更に前進
させる。これに伴って、スライド部材(7)のリブ(71)が
テープ引出しレバー(54)の側面(55)を更に押圧して、テ
ープ引出しレバー(54)を時計方向に回転させる。この結
果、テープ(91)はキャプスタン(18)と接触する位置まで
引き出され、テープ引出しピン(56)によるテープの引出
しが完了する。このとき、ピンチローラ機構(8)の第1
カムフォロワー(83)はスライド部材(7)の上位水平部か
ら中間傾斜部へ移り、スライド部材(7)が更に前進する
ことによって、第1カムフォロワー(83)がスライド部材
(7)の中間傾斜部により駆動されて、ピンチローラ機構
(8)は下降を開始することになる。尚、ピンチローラ機
構(8)は、前記第2カムフォロワー(82)が昇降案内部材
(59)の昇降案内溝(58)に案内されて、垂直に下降するこ
とになる。
【0022】そして、図5(a)(b)に示す如く、原動部
材(6)の第2ピニオン歯(64)がスライド部材(7)の第2
ラック歯(76)と噛み合って、スライド部材(7)が前進方
向の移動端まで駆動されると、スライド部材(7)のリブ
(71)はテープ引出しレバー(54)の側面(55)を基端部側か
ら先端部側へ摺動して、その摺動端にてテープ引出しレ
バー(54)をテープ引出し位置に受け止める。又、ピンチ
ローラ機構(8)の第1カムフォロワー(83)がスライド部
材(7)のカム溝(77)の中間傾斜部から低位水平部に達
し、ピンチローラ機構(8)の下降が終了する。ピンチロ
ーラ機構(8)が下降端に達すると、ピンチローラ機構
(8)の第2カムフォロワー(82)が前記昇降案内部材(59)
の昇降案内溝(58)から脱出して、その下方に位置する原
動部材(6)のカム(65)と係合することになる。
【0023】その後、原動部材(6)が更に時計方向に回
転することによって、カム(65)がピンチローラ機構(8)
の第2カムフォロワー(82)を押圧して、ピンチローラ機
構(8)に時計方向の回転を与える。これによって、ピン
チローラ(19)がキャプスタン(18)に向かって移動し、キ
ャプスタン(18)との間にテープ(91)を挟み込む。この状
態から更に原動部材(6)が回転して、ピンチローラ機構
(8)が回転駆動されることによって、コイルスプリング
(85)が弾性変形し、図6(a)(b)に示す如くコイルスプ
リング(85)の弾性復帰力によって、ピンチローラ(19)が
キャプスタン(18)側へ押圧され、プレイモード状態が設
定される。尚、図5(a)(b)から図6(a)(b)に示す過
程では、原動部材(6)の第2ピニオン歯(64)はスライド
部材(7)の第2ラック歯(76)から離間し、原動部材(6)
の回転に拘わらず、スライド部材(7)は前進方向の移動
端に保持される。
【0024】又、図6(a)(b)のプレイモード状態から
原動部材(6)を反時計方向に回転させれば、図5(a)
(b)、図4(a)(b)、及び図3(a)(b)の状態を経て、
図2(a)(b)の状態に戻り、更にテープカセットを取り
出すことによって、図1(a)(b)のエジェクト状態とな
る。
【0025】上述の如く、本発明に係るVCRによれ
ば、図6(a)(b)に示すプレイモード状態にて、テープ
(91)に一時的に大きなテープテンションが発生して、テ
ープ引出しレバー(54)に大きな反時計方向の回転力が作
用したとても、テープ引出しレバー(54)は、その基端部
から離れた先端部側にて、スライド部材(7)のリブ(71)
によって受け止められているので、反時計方向に回転す
る虞れはない。又、スライド部材(7)によって、テープ
引出しレバー(54)が直接に回転駆動されると共に、ピン
チローラ機構(8)が直接に昇降駆動され、然も、ピンチ
ローラ(19)のキャプスタン(18)に対する押圧駆動は、ス
ライド部材(7)を往復駆動する原動部材(6)に一体に形
成されたカム(65)によって行なわれるので、テープ引出
しレバーの駆動とピンチローラの駆動を別個の部材によ
って駆動していた従来のVCRに比べて、部品点数が減
少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るVCRのエジェクト状態における
主要部を示す平面図(a)及び右側面図(b)である。
【図2】カセットを装填したときの同上の平面図(a)及
び右側面図(b)である。
【図3】テープ引出しレバーによるテープ引出し過程の
同上の平面図(a)及び右側面図(b)である。
【図4】テープ引出しが完了してピンチローラが下降を
開始する時点の同上の平面図(a)及び右側面図(b)であ
る。
【図5】ピンチローラの下降が終了した時点の同上の平
面図(a)及び右側面図(b)である。
【図6】プレイモード状態における同上の平面図(a)及
び右側面図(b)である。
【図7】本発明に係るVCRの主要部の分解斜視図であ
る。
【図8】原動部材及びスライド部材の裏面図である。
【図9】VCRの概略構成を表わす平面図である。
【図10】従来のテープ引出し機構を表わす平面図であ
る。
【符号の説明】
(5) シャーシ (18) キャプスタン (19) ピンチローラ (54) テープ引出しレバー (55) 側面 (56) テープ引出しピン (58) 昇降案内溝 (6) 原動部材 (65) カム (7) スライド部材 (71) リブ (77) カム溝 (8) ピンチローラ機構 (83) 第1カムフォロワー (82) 第2カムフォロワー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカセットからテープを引き出し
    て、キャプスタン(18)を通過する所定のテープ走行経路
    にテープを張設するためのテープ引出しレバー(54)を具
    えたテープ引出し機構と、キャプスタン(18)の外周面に
    テープを押し付けるためのピンチローラ(19)を具えたピ
    ンチローラ機構(8)とが配備されたビデオカセットレコ
    ーダにおいて、モータによって回転駆動される原動部材
    (6)と、原動部材(6)の回転によって往復駆動されるス
    ライド部材(7)とを具え、スライド部材(7)には、その
    一方向への移動に伴ってテープ引出しレバー(54)の側面
    (55)を摺動しながら押圧し、テープ引出しレバー(54)を
    テープ引出し方向に回転させるための押圧部が形成され
    ると共に、スライド部材(7)とピンチローラ機構(8)の
    係合部には、スライド部材(7)の移動に伴ってピンチロ
    ーラ(19)をキャプスタン(18)に向けて駆動するカム機構
    が設けられていることを特徴とするビデオカセットレコ
    ーダ。
  2. 【請求項2】 テープ引出しレバー(54)は、テープ引出
    し方向とは逆方向にバネ付勢されている請求項1に記載
    のビデオカセットレコーダ。
  3. 【請求項3】 カム機構は、ピンチローラ機構(8)をキ
    ャプスタン(18)の軸方向に駆動して、ピンチローラ(19)
    をキャプスタン(18)から離間した待機位置とキャプスタ
    ン(18)と対向した対向位置の間で往復移動させる請求項
    1又は請求項2に記載のビデオカセットレコーダ。
  4. 【請求項4】 ピンチローラ機構(8)と原動部材(6)の
    間には、ピンチローラ(19)がキャプスタン(18)との対向
    位置に設置されたときに係合状態となるカム機構が設け
    られ、該カム機構は、係合状態にて、原動部材(6)の回
    転に伴って対向位置のピンチローラ(19)をキャプスタン
    (18)に向かって押圧する請求項3に記載のビデオカセッ
    トレコーダ。
JP11036734A 1999-02-16 1999-02-16 ビデオカセットレコーダ Pending JP2000235749A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036734A JP2000235749A (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ビデオカセットレコーダ
US09/503,355 US6325264B1 (en) 1999-02-16 2000-02-14 Video cassette recorder
IDP20000118D ID29911A (id) 1999-02-16 2000-02-14 Video kaset perekam
KR1020000006942A KR20000058039A (ko) 1999-02-16 2000-02-15 비디오 카세트 레코더
DE10006994A DE10006994A1 (de) 1999-02-16 2000-02-16 Videokassettenrekorder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036734A JP2000235749A (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ビデオカセットレコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000235749A true JP2000235749A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12477974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11036734A Pending JP2000235749A (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ビデオカセットレコーダ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6325264B1 (ja)
JP (1) JP2000235749A (ja)
KR (1) KR20000058039A (ja)
DE (1) DE10006994A1 (ja)
ID (1) ID29911A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3960175B2 (ja) * 2002-09-10 2007-08-15 ブラザー工業株式会社 ミシン及びこのミシンに装着される糸カセット
EP1607955A3 (en) * 2004-06-18 2007-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Cassette tape deck
US8777590B2 (en) * 2010-12-22 2014-07-15 Hospira, Inc. Fluid delivery device identification and loading system
US20150133861A1 (en) 2013-11-11 2015-05-14 Kevin P. McLennan Thermal management system and method for medical devices
US10143795B2 (en) 2014-08-18 2018-12-04 Icu Medical, Inc. Intravenous pole integrated power, control, and communication system and method for an infusion pump
ES2809505T3 (es) 2015-05-26 2021-03-04 Icu Medical Inc Dispositivo de administración de fluido de infusión desechable para la administración programable de fármacos de gran volumen
USD939079S1 (en) 2019-08-22 2021-12-21 Icu Medical, Inc. Infusion pump

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR950006299B1 (ko) * 1992-12-02 1995-06-13 주식회사 엘지전자 브이씨알의 브레이크장치
KR0176513B1 (ko) * 1995-04-13 1999-04-15 김광호 자기 기록/재생장치
KR0179247B1 (ko) * 1996-02-22 1999-04-15 구자홍 비디오기기의 핀치롤러 장치
JP2975909B2 (ja) * 1997-05-21 1999-11-10 三洋電機株式会社 テープ引出し機構

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000058039A (ko) 2000-09-25
US6325264B1 (en) 2001-12-04
ID29911A (id) 2001-10-25
DE10006994A1 (de) 2000-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4071859A (en) Tape cartridge positioning and ejection device
US4227224A (en) Cassette tape recording/reproducing apparatus
JPS63108551A (ja) リ−ダ−ブロック引出し装置
JP2000235749A (ja) ビデオカセットレコーダ
KR0161263B1 (ko) 가동 리일 샤시를 갖춘 기록 재생 장치
JP2657562B2 (ja) テーププレーヤのイジェクト装置
JPH05993Y2 (ja)
JPH0624077B2 (ja) テ−プレコ−ダのモ−ド切換装置
US5196971A (en) Tape loading mechanism for use in magnetic recording/reproducing apparatus having tape control features for preventing damage to tape
JPH01192049A (ja) 磁気記録再生装置
US4442466A (en) Head drive mechanism for a cassette deck
JPH054120Y2 (ja)
JPH0516657Y2 (ja)
JPS6040996Y2 (ja) カセツト装着装置
JPH0629809Y2 (ja) テープローディング機構
JPH0734514Y2 (ja) テーププレーヤのカセット装填装置
JPS5919956Y2 (ja) 記録再生装置のピンチロ−ラ駆動装置
JP3520057B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH05992Y2 (ja)
JPH048508Y2 (ja)
JPH0249005Y2 (ja)
JPH06131754A (ja) テープローディング装置
KR970003691Y1 (ko) 핀치로울러의 구동변환장치
JPS5815862B2 (ja) カセット型磁気記録再生装置
JP2935120B2 (ja) テーププレーヤ