JP2000234293A - グラビア印刷用塗工紙製造用バインダー組成物 - Google Patents

グラビア印刷用塗工紙製造用バインダー組成物

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JP2000234293A
JP2000234293A JP11037309A JP3730999A JP2000234293A JP 2000234293 A JP2000234293 A JP 2000234293A JP 11037309 A JP11037309 A JP 11037309A JP 3730999 A JP3730999 A JP 3730999A JP 2000234293 A JP2000234293 A JP 2000234293A
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meth
resin
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acrylate
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JP11037309A
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English (en)
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Tatsuya Osumi
辰也 大隅
Yoshiyuki Ueno
義之 上野
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カレンダー汚れが少なく、グラビア印刷にお
いてミスドットの発生が少なく良好な網点再現性を与え
るグラビア印刷用塗工紙を製造するためのバインダー組
成物を提供する。 【解決手段】 紙基体上に顔料とバインダーを主成分と
する塗工層を設けてなるグラビア印刷用塗工紙を製造す
るためのバインダー組成物であって、水相の乳化剤量が
0.01mmol/g(樹脂)以下であり、樹脂のガラ
ス転移温度が−80〜10℃、樹脂中のゲル含有率が6
0〜100%、かつ平均粒子径が150〜250nmで
ある樹脂ラテックス(A)および感温ゲル化剤(B)を
含んでなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグラビア印刷用塗工
紙製造用のバインダー組成物に関し、さらに詳しくは、
高温のキャレンダー仕上げにおいてもカレンダー汚れが
少なく、グラビア印刷においてミスドットの発生が少な
く、良好な網点再現性を与えるグラビア印刷用塗工紙を
製造するためのバインダー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷用塗工紙の製造に用
いられるバインダー組成物として、ガラス転移温度(以
下、Tgと称す)の最適化だけでは印刷適性と操業性が
ともに良好なグラビア印刷用塗工紙を得ることは難し
く、Tgが低い方がクッション性が向上するものの、塗
工紙の剛度および耐キャレンダーロール汚れ性が不良に
なることが知られている。これを改良するため、平滑
性を出すために塗工層を100〜230℃という高温で
キャレンダー仕上げするグラビア印刷塗工紙の製造方法
において、バインダーとしてゲル含有率が5〜55%で
Tgが15〜45℃の樹脂ラテックスを用いることが提
案されている(特開平10−77598号公報)。ま
た、印刷適性と高速での塗工不良および耐キャレンダ
ードラム汚れ性を両立させるために、Tgが−20から
20℃,平均粒子径700〜1300オングストローム
(70〜130nm)の樹脂ラテックスとともに粘度調
整剤を用いて塗工層を形成させる方法が提案されている
(特開平9−176997号公報)。さらに、特開平
10−237795号公報には、従来から平滑性とクッ
ション性の良好な塗工層を与えることが知られているデ
ラミネーテッドクレーを、顔料として50重量%以上用
い、嵩高い塗工層を与える感温ゲル化性ラテックスをバ
インダー組成物として用いることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のものは、高温でキャレンダー処理するために、キャレ
ンダーの寿命、特に弾性ロールの寿命が短くなり、長期
の操業安定性が低下するという問題があり、のもの
は、粘度調整剤を併用するために、塗工液の常温(30
℃)でのB型粘度が約17倍にまで高くなり、塗工液の
取扱性が低下するという問題があった。また、のもの
は、デラミネーテッドクレーを顔料として50重量%以
上用いるために、塗工液のハイシア粘度が高くなり、高
速での塗工安定性が低下するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解消するために、塗工紙のクッション性と平滑性と
剛度および耐キャレンダーロール汚れ性に優れ、比較的
低温のキャレンダー処理でも十分な平滑性が得られ、常
温の塗工液の粘度およびハイシア粘度が低く、良好な高
速塗工安定性を与えるバインダー組成物について検討し
た結果、水相の乳化剤量が0.01mmol/g(樹
脂)以下であり、樹脂のガラス転移温度が低く、樹脂の
ゲル含有率が高く、かつ平均粒子径が大きい樹脂ラテッ
クスと感温ゲル化剤からなるバインダー組成物をバイン
ダーとして用いることによって、デラミネーテッドクレ
ーを多量に使わなくても良好なグラビア印刷適性を有す
る塗工紙が得られることを見いだし、本発明に到達し
た。
【0005】すなわち本発明は、紙基体上に顔料とバイ
ンダーを主成分とする塗工層を設けてなるグラビア印刷
用塗工紙を製造するためのバインダー組成物であって、
水相の乳化剤量が0.01mmol/g(樹脂)以下で
あり、樹脂のガラス転移温度が−80〜10℃、樹脂中
のゲル含有率が60〜100%、かつ平均粒子径が15
0〜250nmである樹脂ラテックス(A)および感温
ゲル化剤(B)を含んでなることを特徴とするグラビア
印刷用塗工紙製造用バインダー組成物;ならびに該組成
物から形成された塗工層を設けてなるグラビア印刷用塗
工紙である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における樹脂ラテックス
(A)を構成する樹脂としては、アクリル系樹脂、スチ
レン−アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、
ブタジエン−アクリル系樹脂、ブタジエン−アクリロニ
トリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル系樹脂、エチレン−プロピレン系樹脂、ポリブタジエ
ン系樹脂等のビニル系重合体が挙げられる。
【0007】上記ビニル系重合体は、ラジカル重合性モ
ノマーの(共)重合体であり、該ラジカル重合性モノマ
ーとしては、例えば、(シクロ)アルキル(炭素数1〜
22)(メタ)アクリレート[メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、オクタデシル(メタ)アクリレート等];芳香環含
有(メタ)アクリレート[ベンジル(メタ)アクリレー
ト等];水酸基含有(メタ)アクリレート[2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリ
レート、ポリグリセリン(重合度2〜4)モノ(メタ)
アクリレート等];(メタ)アクリルアミドもしくはそ
の誘導体[(メタ)アクリルアミド、N,N−ジブチル
(メタ)アクリルアミド、シクロヘキシル(メタ)アク
リルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、ダイアセトンアク
リルアミド等];シアノ基含有単量体[(メタ)アクリ
ロニトリル、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、
2−シアノエチルアクリルアミド等];多官能(メタ)
アクリレート[エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、2,2
−ビス(4−ヒドロキシエチルフェニル)プロパンジ
(メタ)アクリレート等];スチレン類(スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン
等);ジエン系単量体(ブタジエン、イソプレン、クロ
ロプレン等);ビニルエステル類(酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等);エポキシ基含有単量体[グリシジル
(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル
等];モノオレフィン類(エチレン、プロピレン、1−
ブテン等);ハロゲン含有単量体(塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン等);複素環含有単量体(N−ビニル−2−ピ
ロリドン、N−メチロールマレイミド、N−ビニルスク
シンイミド等);不飽和二塩基酸ジアルキルエステル類
[マレイン酸ジアルキル(炭素数1〜8)エステル、イ
タコン酸ジアルキル(炭素数1〜8)エステル等];シ
リル基含有単量体[3−トリメトキシシリルプロピル
(メタ)アクリレート等];アニオン性基含有単量体
[(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリル
スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニル安息香酸、ア
ルキル(炭素数1〜10)アリルスルホコハク酸、(メ
タ)アクリロイルポリオキシアルキレン(重合度2〜1
5)硫酸エステル等の酸およびこれらの塩];カチオン
性基含有単量体[N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、ビニルアニリン、ビニ
ルイミダゾール、p−アミノスチレン、N−ビニルカル
バゾール、2−ビニルピリジン等およびこれらの塩]お
よびこれら2種以上の組合せが挙げられる。
【0008】これらのうち好ましいものは、アルキル
(メタ)アクリレート、スチレン類およびジエン系単量
体であり、ジエン系単量体とアルキル(メタ)アクリレ
ートおよび/またはスチレン類との組合せが特に好まし
い。
【0009】本発明における樹脂ラテックス(A)の水
相の乳化剤量は、0.01mmol/g(樹脂)以下で
あることが必要であり、0.002mmol/g(樹
脂)以下であることがさらに好ましい。水相の乳化剤量
が0.01mmol/g(樹脂)を越えると、感温ゲル
化剤(B)による感温ゲル化性が不十分になり、樹脂ラ
テックス粒子の塗工層表面へのマイグレーションが抑制
されないために、平滑性とクッション性および耐キャレ
ンダーロール汚れ性が良好な塗工紙が得られない。
【0010】水相の乳化剤量は、樹脂ラテックスから樹
脂分を除いて得た水相を、液体クロマトグラフィー等で
分析し定量することによって求められる。樹脂ラテック
スから樹脂分を除く方法としては、例えば、樹脂ラテッ
クスを凍結させた後融解し樹脂成分を凝集固化させて除
く方法、遠心分離機によって樹脂分を沈降固化させて除
く方法、酸またはアルカリを加えて樹脂成分を沈降固化
させて除く方法等が挙げられる。
【0011】水相の乳化剤量が0.01mmol/g
(樹脂)以下の樹脂ラテックス(A)を製造する方法と
しては、例えば、水への溶解度が低い乳化剤を用いて
ラジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合する方
法;ラジカル重合性基を有する乳化剤(a)を使用し
てラジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合する
方法;保護コロイドを使用してラジカル重合性モノマ
ーを公知の方法で乳化重合する方法;有機溶剤中で親
水基(カルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基、ジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、ポリオキシエチレン
基等)を有するポリマーを公知の方法で合成し、必要に
よりアルカリまたは酸で中和し水を加えて乳化後に溶剤
を除去する方法等が挙げられる。これら方法のなかで
は、樹脂ラテックス(A)が通常の条件で容易に得られ
る点で、およびの方法が好ましく、の方法が特
に好ましい。
【0012】上記ラジカル重合性基を有する乳化剤
(a)としては、例えば、 (1)アニオン系(メタ)アクリル酸エステル類、次式
で示されるもの等: CH2=C(R1)CO2(CH2)mOSO3M CH2=C(R1)CO2CH2C(R1)(OCOR2)C
2SO3M CH2=C(R1)CO2CH2CH2OCOArCO2CH
2CH2OSO3M CH2=C(R1)CO(AO)pOSO3M CH2=C(R1)CO(AO)pOArCH2Ar(A
O)pOSO3M (式中R1は水素原子またはメチル基、mは1〜4の整
数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまた
はアミニウムイオン、R2は炭素数4〜21のアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基、Arは芳香族
環、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、pは2
〜200の整数を示す。); (2)アニオン系アリル化合物類、次式で示されるもの
等: CH2=CHCH2OCOCH(SO3M)CH2CO22 CH2=CHCH2OCH2CH(OH)CH2OCOCH
(SO3M)CH2CO22 (R2)(R3)Ar(CH2
H=CH2)(AO)pOSO3M (式中Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンま
たはアミニウムイオン、R2は炭素数4〜21のアルキ
ル基、アルケニル基またはアラルキル基、R3は水素原
子または炭素数1〜21のアルキル基、アルケニル基ま
たはアラルキル基、Arは芳香族環、AOは炭素数2〜
4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数を示
す。); (3)アニオン系マレイン酸エステル類、次式で示され
るもの等: R2OCOCH=CHCO2CH2CH(OH)CH2SO
3M R3(AO)pOCOCH=CHCO2(CH2)nCH
(R3)SO3M R3(AO)pOCOCH=CHCO2M (式中R2は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、Mはアルカリ金属イオン、R3
は水素原子または炭素数1〜21のアルキル基、アルケ
ニル基またはアラルキル基、AOは炭素数2〜4のオキ
シアルキレン基、pは2〜200の整数、nは0〜3の
整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンま
たはアミニウムイオンを示す。); (4)アニオン系イタコン酸エステル類、次式で示され
るもの等: CH2=C(CH2CO22)CO2(CH2)mOSO3M CH2=C(CH2CO22)CO2CH2CH(OH)C
2OSO3M (式中R2は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、mは1〜4の整数、Mはアルカ
リ金属イオン、アンモニウムイオンまたはアミニウムイ
オンを示す。); (5)カチオン系(メタ)アクリル酸エステル類、次式
で示されるもの等: [CH2=C(R1)COOCH2CH(OH)CH2
(R23]X [CH2=C(R1)CO(AO)pN(R23]X (式中R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数4〜
21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基、
Xはハロゲン原子、pは2〜200の整数を示す。); (6)カチオン系アリル化合物類、次式で示されるもの
等: [CH2=CHCH2CH(OH)CH2N(R23 ]X [CH2=CHCH2N(R23]X (式中R2は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、Xはハロゲン原子を示す。) (7)ノニオン系(メタ)アクリル酸エステル類、次式
で示されるもの等: CH2=C(R1)CO(AO)pOR3 (式中R1は水素原子またはメチル基、R3は水素原子ま
たは炭素数1〜21のアルキル基、アルケニル基または
アラルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン
基、pは2〜200の整数を示す。); (8)ノニオン系(メタ)アクリル酸アミド類、次式で
示されるもの等: CH2=C(R1)CONHR4(AO)pOR3 CH2=C(R1)CON[R4(AO)pOR32 (式中R1は水素原子またはメチル基、R4は炭素数1〜
4のアルキレン基、R3は水素原子または炭素数1〜2
1のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基、A
Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜20
0の整数を示す。); (9)ノニオン系スチレン誘導体類、次式で示されるも
の等: CH2=C(R1)Ar(AO)pOR3 (式中R1は水素原子またはメチル基、Arは芳香族
環、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、pは2
〜200の整数、R3は水素原子または炭素数1〜21
のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基を示
す。); (10)ノニオン系アリル化合物類、次式で示されるも
の等: (R2)(R3)Ar(CH2CH=CH2)(AO)pO
3 (式中、R2は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、R3は水素原子または炭素数
1〜21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル
基、Arは芳香族環、AOは炭素数2〜4のオキシアル
キレン基、pは2〜200の整数を示す。); (11)ノニオン系マレイン酸エステル類、次式で示さ
れるもの等: R2(AO)pOCOCH=CHCO(AO)pOR2 (式中、R2は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシ
アルキレン基、pは2〜200の整数を示す。); (12)ノニオン系イタコン酸エステル類、次式で示さ
れるもの等: CH2=C[CH2CO(AO)pOR2]CO(AO)p
OR2 (式中、R2は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシ
アルキレン基、pは2〜200の整数を示す。); 等が挙げられる。
【0013】これらのなかでは、ラジカル重合性モノマ
ーとの共重合性が高く、重合安定性が良好であるという
点で、(1)、(5)、(7)が好ましく、より安定な
樹脂ラテックスを与えるという点で(1)が特に好まし
い。
【0014】該ラジカル重合性基を有する乳化剤(a)
の使用量は、樹脂分に対して通常0.1〜20重量%、
好ましくは1〜10重量%である。
【0015】樹脂ラテックス(B)を乳化重合によって
製造するに際し、公知の重合開始剤が使用される。重合
開始剤としては、有機系重合開始剤[パーオキシド類
(クメンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキシド、パラメンタンハイドロパーオ
キシド、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキ
シド等)、アゾ化合物類(アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソバレロニトリル等)]、無機系重合開
始剤[過硫酸塩(過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム等)、過酸化水素等]等が挙げられ
る。重合開始剤の使用量は、単量体混合物全量に対し
て、通常0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重
量%である。
【0016】また、樹脂の分子量、ラテックスのゲル含
有率等を調整する目的で公知の連鎖移動剤を用いること
ができる。連鎖移動剤としては、α−メチルスチレンダ
イマー(2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテ
ン等)、ターピノーレン、テルピネン、ジペンテン、炭
素数8〜18のアルキルメルカプタン、炭素数8〜18
のアルキレンジチオール、チオグリコール酸アルキル、
ジアルキルキサントゲンジスルフィド、テトラアルキル
チウラムジスルフィド、クロロホルム、四塩化炭素等が
挙げられる。これらは、単独あるいは2種以上を組み合
わせて使用できる。連鎖移動剤の使用量は、単量体混合
物全量に対して、通常0〜15重量%、好ましくは0〜
5重量%である。
【0017】さらに必要により、還元剤[ピロ重亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、
硫酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒドナトリウム
スルホキシレート、L−アスコルビン酸(塩)]、キレ
ート剤(グリシン、アラニン、エチレンジアミン四酢酸
ナトリウム等)、pH緩衝剤(トリポリリン酸ナトリウ
ム、テトラポリリン酸カリウム等)等の添加剤を併用し
てもよい。これら添加剤の使用量は、単量体混合物全量
に対して、通常0〜5重量%、好ましくは0〜3重量%
である。
【0018】該樹脂ラテックス(B)の樹脂のGPC法
による重量平均分子量は通常10,000以上、好まし
くは100,000〜1,000,000またはそれ以
上である。また、該樹脂中のゲル含有率は通常5〜95
重量%、好ましくは30〜80重量%である。該ゲル含
有率は、乾燥させた樹脂中のトルエン不溶分の含有率と
して求められる。
【0019】本発明における樹脂ラテックス(A)のガ
ラス転移温度(Tg)は、通常−80〜10℃、好まし
くは−50〜0℃である。Tgが−80未満の場合は耐
キャレンダーロール汚れ性が低下し、10℃を超える場
合はクッション性が低下し、ミスドットの発生が増加す
る。なお、Tgは樹脂分をラテックスをガラスモールド
に流し30℃で8時間減圧乾燥して得られた、厚さ約
0.3mmのフィルムを示差走査熱量分析計(DSC)
を用いて、窒素下、20℃/分の条件で測定した値であ
る。樹脂のガラス転移温度は、樹脂を構成するモノマー
組成によって調整できる。
【0020】また、(A)の樹脂中のゲル含有率は、通
常60〜100%、好ましくは75〜98%である。ゲ
ル含有率が60%未満であると耐キャレンダーロール汚
れ性が不良となり、特に樹脂のTgが低い場合に顕著に
なる。
【0021】ここで、本発明におけるゲル含有率は、樹
脂ラテックス(A)を厚み1mmのガラスモールドに流
し、30℃で一昼夜減圧乾燥した。得られたフィルム約
1gを精秤したあと、400mlのトルエンに48時間
放置溶解し、重量既知の濾紙で濾過したものを上記条件
で乾燥後精秤し、下式によって計算した値である。 ゲル含有率(%)=[濾紙上のトルエン不溶分重量/ト
ルエンに溶解する前のフィルム重量]×100
【0022】ゲル含有率は、(A)中の樹脂を構成する
モノマー組成、使用する重合開始剤及び連鎖移動剤の種
類と量によって調整することができる。一般に、ゲル含
有率はラジカル重合性二重結合を複数個有するモノマー
[ブタジエン、イソプレン、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジビニルベンゼン等]を使用すると高くなり、
前記連鎖移動剤を使用すると小さくなる。また、重合開
始剤として水素引き抜き能力のある前記有機系パーオキ
シド類や多官能性の重合開始剤および連鎖移動剤を使用
してもゲル含有率を高くすることができ、また重合温度
が高いほどゲル含有率は高くなる。好ましいのは上記ラ
ジカル重合性二重結合を複数個有するモノマーを共重合
する方法であり、ゲル含有率を60〜100%とするに
は該モノマーを単量体全量に基づいて通常1〜10モル
%、好ましくは2〜7モル%用いることにより達成され
る。
【0023】また、(A)の平均粒子径(算術平均;レ
ーザードップラー法による)は、通常150〜250n
m、好ましくは160〜220nmである。平均粒子径
が150nm未満であると塗料の粘度が高くなりすぎ、
250nmを超えると高速塗工安定性が低下する。平均
粒子径は樹脂ラテックスを製造する際に使用する乳化剤
の量を変更すること等の方法によって変更できる。
【0024】(A)の固形分含量は通常5〜70重量
%、好ましくは30〜60重量%であり、pHは通常3
〜12、好ましくは6〜10である。。
【0025】本発明における感温ゲル化剤(B)は、加
熱により可逆的に水性液の増粘作用を発現する転移温度
を有する化合物であり、アニオン性の感温ゲル化剤(B
1)、カチオン性の感温ゲル化剤(B2)およびノニオ
ン性の感温ゲル化剤(B3)が挙げられる。
【0026】アニオン性の感温ゲル化剤(B1)として
は、(イ)ビニルアルキル(炭素数1〜6)エーテル
(ビニルメチルエーテル等)とアニオン性基を有する単
量体[(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニル安息香酸、
アルキル(炭素数1〜10)アリルスルホコハク酸、
(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン(重合度2
〜15)硫酸エステル等の酸もしくはこれらの塩(アル
カリ金属塩、アミン塩等)]とを必須単量体とする共重
合体;(ロ)N−モノ置換(メタ)アクリルアミド[N
−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシ
プロピル(メタ)アクリルアミド等]と上記アニオン性
基を有する単量体とを必須単量体とする共重合体;
(ハ)N,N−ジ置換(メタ)アクリルアミド[N,N
−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アク
リロイルピロリジン等]と上記アニオン性基を有する単
量体とを必須単量体とする共重合体;(ニ)アルキレン
基の炭素数が2〜4のポリオキシアルキレン(重合度3
〜40)モノオールもしくはジオールのモノ(メタ)ア
クリレート[テトラエチレングリコールモノエチルエー
テルモノ(メタ)アクリレート、ペンタエチレングリコ
ールモノブチルエーテルモノ(メタ)アクリレート、メ
トキシトリオキシプロピレンテトラオキシエチレン(メ
タ)アクリレート、テトラプロピレングリコールのエチ
レンオキシド6モル付加物のモノ(メタ)アクリレート
等]と上記アニオン性基を有する単量体とを必須単量体
とする共重合体;(ホ)アルキレン基の炭素数が2〜4
のポリオキシアルキレン(重合度3〜40)モノオール
もしくはジオールのモノビニルフェニルエーテル(テト
ラエチレングリコールモノメチルエーテルモノビニルフ
ェニルエーテル、ペンタエチレングリコールモノエチル
エーテルモノビニルフェニルエーテル、メトキシペンタ
オキシプロピレンテトラオキシエチレンビニルフェニル
エーテル、テトラプロピレングリコールのエチレンオキ
シド8モル付加物のモノビニルフェニルエーテル等)と
上記アニオン性基を有する単量体とを必須単量体とする
共重合体等のほか、アニオン性基を有するエチレンオキ
シド変性ポリシロキサン、アニオン性基を有するアルキ
ルフェノールホルマリン縮合物のアルキレンオキシド付
加物、アニオン性基を有する水溶性セルロース類等が挙
げられる。
【0027】これら(B1)のうち好ましいものは、良
好な感温ゲル化性を与えるという点で(ニ)および
(ホ)である。
【0028】カチオン性の感温ゲル化剤(B2)として
は、(ヘ)環状アミンのアルキレンオキシド付加物の
(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)
重合体[モルホリノエチル(メタ)アクリレート重合体
等特開平6−9848号公報に記載のもの等];(ト)
炭素数5以上の非環状アミンのアルキレンオキシド付加
物の(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする
(共)重合体[ジイソプロピルアミノエチル(メタ)ア
クリレート重合体等];(チ)ポリイミノエチレン基
(重合度2〜50)を有するビニル単量体を必須単量体
とする(共)重合体[テトラエチレンイミンモノ(メ
タ)アクリルアミド重合体等特開平9−12781号公
報に記載のもの等];(リ)環状アミノ基またはアルキ
ル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基とエポキシ基を
有する単量体からなる重合体(ポリモルホリノエチルグ
リシジルエーテル等特開平9−31340号公報に記載
のもの等)、(ヌ)環状アミノ基またはアルキル基の炭
素数5以上のアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリ
ルアミドを必須単量体とする(共)重合体[N−モルホ
リノエチル(メタ)アクリルアミド重合体等];(ル)
ビニルアルキル(炭素数1〜6)エーテル(ビニルメチ
ルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)とカチオン
性基を有する単量体[N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド、ビニルアニリン、ビ
ニルイミダゾール、p−アミノスチレン、N−ビニルカ
ルバゾール、2−ビニルピリジン等もしくはこれらの
塩]とを必須単量体とする共重合体;(オ)N−モノ置
換(メタ)アクリルアミド[N−イソプロピル(メタ)
アクリルアミド、N−メトキシプロピル(メタ)アクリ
ルアミド等]と上記カチオン性基を有する単量体とを必
須単量体とする共重合体;(ワ)N,N−ジ置換(メ
タ)アクリルアミド[N,N−ジエチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−(メタ)アクリロイルピロリジン等]と
上記カチオン性基を有する単量体とを必須単量体とする
共重合体;(カ)アルキレン基の炭素数2〜4のポリオ
キシアルキレン(重合度3〜40)モノオールもしくは
ジオールのモノ(メタ)アクリレート[テトラエチレン
グリコールモノエチルエーテルモノ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエチレングリコールモノブチルエーテルモノ
(メタ)アクリレート、メトキシトリオキシプロピレン
テトラオキシエチレン(メタ)アクリレート、テトラプ
ロピレングリコールのエチレンオキシド6モル付加物の
モノ(メタ)アクリレート等]と上記カチオン性基を有
する単量体とを必須単量体とする共重合体;(ヨ)アル
キレン基の炭素数2〜4のポリオキシアルキレン(重合
度3〜40)モノオールもしくはジオールのモノビニル
フェニルエーテル(テトラエチレングリコールモノメチ
ルエーテルモノビニルフェニルエーテル、ペンタエチレ
ングリコールモノエチルエーテルモノビニルフェニルエ
ーテル、メトキシペンタオキシプロピレンテトラオキシ
エチレンビニルフェニルエーテル、テトラプロピレング
リコールのエチレンオキシド8モル付加物のモノビニル
フェニルエーテル等)と上記カチオン性基を有する単量
体とを必須単量体とする共重合体のほか、カチオン性基
を有するエチレンオキシド変性ポリシロキサン、カチオ
ン性基を有するアルキルフェノールホルマリン縮合物の
アルキレンオキシド付加物、カチオン性基を有する水溶
性セルロース類等が挙げられる。
【0029】これら(B2)のうち特に好ましいもの
は、良好な感温ゲル化性を与えるという点で(ヘ)、
(ト)、(カ)および(ヨ)である。
【0030】ノニオン性の感温ゲル化剤(B3)として
は、(タ)アルキルナフタレンホルマリン縮合物のアル
キレンオキシド付加物(特開昭63−193901号公
報に記載のもの等);(レ)アルキレンオキシド変性ポ
リオルガノシロキサン(特開平6−256617号公報
に記載のもの等);(ソ)セルロース系感温ゲル化剤
(メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース
等);(ツ)ビニルアルキル(炭素数1〜6)エーテル
重合体(ビニルメチルエーテル重合体等);(ネ)N−
モノ置換(メタ)アクリルアミドを必須単量体とする
(共)重合体[N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ド重合体、N−メトキシプロピル(メタ)アクリルアミ
ド重合体等特開平1−14276号公報に記載のもの
等];(ナ)N,N−ジ置換(メタ)アクリルアミドを
必須単量体とする(共)重合体[N,N−ジエチル(メ
タ)アクリルアミド重合体、N−(メタ)アクリロイル
ピロリジン重合体等特開昭60−233184号公報に
記載のもの等];(ラ)アルキレン基の炭素数が2〜4
のポリオキシアルキレン(重合度3〜40)モノオール
もしくはジオールのモノ(メタ)アクリレートを必須単
量体とする(共)重合体[テトラエチレングリコールモ
ノエチルエーテルモノ(メタ)アクリレート重合体、ペ
ンタエチレングリコールモノブチルエーテルモノ(メ
タ)アクリレート重合体、メトキシトリオキシプロピレ
ンテトラオキシエチレン(メタ)アクリレート重合体、
テトラプロピレングリコールのエチレンオキシド6モル
付加物のモノ(メタ)アクリレート重合体等]、(ム)
アルキレン基の炭素数が2〜4のポリオキシアルキレン
(重合度3〜40)モノオールもしくはジオールのモノ
ビニルフェニルエーテルを必須単量体とする(共)重合
体(テトラエチレングリコールモノメチルエーテルモノ
ビニルフェニルエーテル重合体、ペンタエチレングリコ
ールモノエチルエーテルモノビニルフェニルエーテル重
合体、メトキシペンタオキシプロピレンテトラオキシエ
チレンビニルフェニルエーテル重合体、テトラプロピレ
ングリコールのエチレンオキシド8モル付加物のモノビ
ニルフェニルエーテル重合体等)および(ウ)酢酸ビニ
ル/ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。
【0031】これら(B3)のうち好ましいものは、良
好な感温ゲル化性を与えるという点で(ネ)、(ナ)、
(ラ)および(ム)である。
【0032】これら感温ゲル化剤は、1種単独を使用し
てもよいし、2種以上を任意の割合で併用することもで
きる。
【0033】感温ゲル化剤(B)のGPCによる重量平
均分子量は、通常1,000〜5,000,000、好
ましくは2,000〜500,000である。また、該
(B)の転移温度は、通常15〜100℃、好ましくは
40〜80℃である。なお、転移温度は(B)の1%水
溶液を徐々に加温していき、その水溶液が白濁またはゲ
ル化し始める温度を測定することによって求められる。
【0034】該感温ゲル化剤(B)は、一定の温度を境
界にして親水性と疎水性が可逆的に変化するが、この親
水性から疎水性に変化する温度(転移温度)は、通常1
5〜100℃、好ましくは40〜80℃である。なお、
転移温度は、(B)の1%水溶液を徐々に加温してい
き、その水溶液が白濁またはゲル化し始める温度を測定
することによって求められる。
【0035】本発明のグラビア印刷用塗工紙製造用バイ
ンダー組成物において、(A)と(B)の固形分重量比
は、通常(A):(B)=(70〜99.999):
(0.001〜30)、好ましくは(80〜99.99
5):(0.005〜20)である。(B)の量が0.
001未満であると感温ゲル化性が発揮されず、30を
超えると組成物の粘度が高くなりすぎる。
【0036】本発明の組成物は、樹脂ラテックス(A)
と感温ゲル化剤(B)単独あるいは該(B)の水溶液と
を、該(B)の転移温度よりも低い温度で、通常の混合
機(櫂型撹拌機等)で混合することによって得られる。
【0037】本発明の組成物には、必要に応じて、公知
の水溶性高分子を含有させることができる。具体例とし
ては、ポリビニルアルコールもしくはその変性体(ポリ
ビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部
分ケン化物、ポリビニルアルコールの部分アセタール化
物等)、デンプンもしくはその変性体(酸化デンプン、
リン酸エステル化デンプン、カチオン化デンプン、カゼ
イン、大豆蛋白、合成蛋白、マンナンガラクタン誘導
体、カルボキシメチルセルロース等);ポリアクリルア
ミド類[アクリルアミド重合物、アクリルアミド−(メ
タ)アクリル酸ソーダ共重合物、ポリアクリルアミドの
マンニッヒ変性物等]、ホルマリン樹脂(尿素−ホルマ
リン樹脂、メラミン−ホルマリン樹脂等)、ポリエチレ
ンイミン、ポリアミドポリアミン−エピクロルヒドリ
ン、スチレン−マレイン酸共重合物のソーダ塩、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル−(メタ)アクリル酸
共重合物のソーダ塩等が挙げられる。水溶性高分子の含
有量は、(A)+(B)の固形分合計1重量部に対し
て、通常0〜25重量部、好ましくは0.2〜5重量部
である。
【0038】これらのうちでは、良好な保水性を与える
という点で、ポリビニルアルコールもしくはその変性体
およびデンプンもしくはその変性体が好ましい。
【0039】本発明の組成物には、さらに必要に応じ
て、公知の顔料[各種クレー、カオリン、炭酸カルシウ
ム、サチンホワイト、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫酸カルシウム、タル
ク、プラスチックピグメント(ポリスチレン、スチレン
/ブタジエン共重合体あるいはスチレン/アクリル共重
合体等のビーズ)等]を含有させることができる。顔料
の含有量は、(A)+(B)の固形分合計1重量部に対
して、通常0〜25重量部、好ましくは3〜10重量部
である。
【0040】さらに、必要に応じて、顔料分散剤[ポリ
(メタ)アクリル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等]、消泡剤(鉱物油
系消泡剤、シリコン系消泡剤等)、その他の添加剤[潤
滑剤、pH調整剤、防腐剤、耐水化剤、印刷適性向上剤
等]等の添加剤も含有させることができる。添加剤の含
有量は、(A)+(B)の固形分合計1重量部に対し
て、通常0〜2.5重量部、好ましくは0.005〜
0.5重量部である。
【0041】本発明のバインダー組成物を用いたグラビ
ア印刷用塗工紙製造用塗工カラーの処方の一例を示せば
以下のとおりである(固形分重量部)。 (通常) (好ましくは) バインダー組成物 2〜50 5〜25 感温ゲル化剤(B) 0.0001〜50 0.0005〜11 水溶性高分子(C) 2〜50 5〜25 顔料 100 100 顔料分散剤 0〜10 0.05〜5 その他の添加剤 0〜10 0.05〜5 また、塗工紙用塗工カラーの固形分濃度は、通常10〜
80重量%、好ましくは30〜65重量%である。
【0042】次に、本発明のバインダー組成物を用いて
グラビア印刷用塗工紙に用いる塗工カラーを製造する方
法について例示する。まず、顔料を顔料分散剤、消泡剤
等の存在下、分散装置を用いて水に分散し、ピグメント
スラリーを得る。次いで、本発明のバインダー組成物及
び前記のその他の添加剤を配合することによって塗工カ
ラーが得られる。分散装置としては、ハイスピードミキ
サー、ケディミル、スピードミル、シグマブレードニー
ダー、モアハウスミル、リードニーダー等が挙げられ
る。
【0043】塗工紙は、塗工機を用いて塗工用原紙に塗
工紙用塗工カラーを塗工し、加熱乾燥および必要により
平滑化処理することによって得られる。塗工カラーの塗
工量は、乾燥後の重量として通常1〜50g/m2、好
ましくは5〜25g/m2である。
【0044】塗工用原紙としては特に制限はなく、酸性
もしくは中性の、上質紙、中質紙または下級紙(坪量が
35〜400g/m2)がそのままあるいはカレンダー処
理してから使用される。また、必要に応じて、変性澱粉
水溶液、一般の塗工カラーまたは本発明のバインダー組
成物を使用して得られる塗工カラーを、乾燥後の重量と
して0.1〜50g/m2予備塗工した塗工紙を塗工用
原紙として使用することもでき、さらに必要に応じてこ
の予備塗工した紙に前もって平滑化処理を施したものを
塗工用原紙として使用してもよい。
【0045】塗工は、塗工機によって1層あるいは2層
以上に分けて行われる。塗工機としては、ロールコータ
ー(サイズプレス、ゲートロールコーター等)、両面同
時塗工型コーター(ビルブレードコーター、ツインブレ
ードコーター等)、各種ブレードコーター(ベンチ式ブ
レードコーター、ヘリコーター等)、エアナイフコータ
ー、ロッドコーター、ブラシコーター、カーテンコータ
ー、チャンプレックスコーター、バーコーター、グラビ
アコーター等を設けたオンマシンあるいはオフマシンコ
ーターが挙げられる。
【0046】塗工カラーを塗工された紙は、ドライヤー
で乾燥後必要に応じて平滑化処理される。ドライヤーと
しては、赤外線ドライヤー、ドラムドライヤー、エアキ
ャップドライヤー、エアホイルドライヤー、エアコンベ
アドライヤー及びこれらの組合せが挙げられる。乾燥温
度はドライヤーの種類によって種々変化するがドライヤ
ー内部の温度は通常50〜300℃である。
【0047】平滑化処理は、通常のカレンダー(スーパ
ーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー、
マシンカレンダー等)をオンマシンあるいはオフマシン
で用いることによって行うことができ、キャストドラム
によるウェットキャスト法、リウェットキャスト法また
はゲル化キャスト法等のいわゆるキャスト仕上げによっ
て行うこともできる。処理圧力、温度は特に制限はな
く、ニップ圧は通常20〜500N/mm、温度は通常
室温〜300℃で行われる。加圧ニップ数は、通常1〜
15である。また、仕上げ後の途工紙の調湿、加湿のた
めにロールによる水塗り装置、静電加湿装置、蒸気加湿
装置等を前記カレンダーとともに配置することもでき
る。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実
施例中の部は重量部である。
【0049】製造例1 撹拌機、滴下ボンベ、窒素ガス導入管および温度計を備
えた加圧反応容器に、水102部、スチレン35部、メ
チルメタクリレート8部、メタクリル酸2部、メタクリ
ロイル基を有する反応性乳化剤としてアクリロイルオキ
シポリプロピレン(重合度=12)硫酸エステルNa塩
5部、エチレングリコールジメタクリレート3部および
過硫酸ナトリウム1部を仕込み、撹拌下、系内を窒素ガ
スで置換後、滴下ボンベからブタジエン47部を圧入
し、75℃で12時間反応させた。減圧下未反応モノマ
ーをストリッピングし、水酸化ナトリウム水溶液でpH
9.2に調整することによって、固形分47.9%の樹
脂ラテックス(以下SBRという)を得た。このラテ
ックスの水相の乳化剤量は0.0003mmol/g
(樹脂)、Tgは−12℃、ゲル含有率は90%、平均
粒子径は150nmであった。
【0050】製造例2 製造例1と同様にしてスチレン38部、メチルメタクリ
レート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル4
部、アクリロイルオキシポリプロピレン(重合度=1
2)硫酸エステルNa塩5部、ジビニルベンゼン2部、
ブタジエン43部および過硫酸ナトリウム1部を75℃
で12時間反応させて、固形分48.3%の樹脂ラテッ
クス(以下SBRという)を得た。このラテックスの
水相の乳化剤量は0.0005mmol/g(樹脂)、
Tgは−8℃、ゲル含有率は95%、平均粒子径は14
0nmであった。
【0051】製造例3 製造例1と同様にしてスチレン40部、メチルメタクリ
レート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル5
部、アクリロイルオキシポリプロピレン(重合度=1
2)硫酸エステルNa塩5部、ブタジエン42部、ラウ
リルメルカプタン3部および過硫酸ナトリウム1部を6
0℃で15時間反応させて固形分48.3%の樹脂ラテ
ックス(以下SBRという)を得た。このラテックス
の水相の乳化剤量は、0.0005mmol/g(樹
脂)、Tgは−10℃、ゲル含有率は45%、平均粒子
径は170nmであった。
【0052】製造例4 製造例1と同様にしてスチレン59部、メチルメタクリ
レート4部、メタクリル酸1部、アクリロニトリル3
部、アクリロイルオキシポリプロピレン(重合度=1
2)硫酸エステルNa塩5部、エチレングリコールジメ
タクリレート2部、ブタジエン26部および過硫酸ナト
リウム1部を75℃で12時間反応させて固形分48.
3%の樹脂ラテックス(以下SBRという)を得た。
このラテックスの水相の乳化剤量は、0.0003mm
ol/g(樹脂)、Tgは25℃、ゲル含有率は92
%、平均粒子径は180nmであった。
【0053】製造例5 2−モルホリノエチルメタクリレート10部および2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
0.01部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、50
℃で8時間重合させて、感温ゲル化剤を得た。
【0054】実施例1〜2、比較例1〜2 表1に示す処方で各成分を配合し本発明のバインダー組
成物1〜2および比較のためのバインダー組成物3〜4
を作製した。
【0055】
【表1】
【0056】 実施例3〜4、比較例3〜4 水 25部 分散剤[サンノプコ(株)製,SNディスパーサント5040] 0.3部 水酸化ナトリウム 0.1部 消泡剤[サンノプコ(株)製,ノプコDF122−NS] 0.1部 1級クレー 50部 上記成分をディスパー(2,000回転/分)で30分
間分散混合したものに前記バインダー組成物1〜4の2
5部およびα化リン酸エステル化デンプン(30%水溶
液)8.3部をそれぞれ加えて均一混合し、塗工カラー
1〜4を調整した。
【0057】各塗工カラー1〜4を、坪量50g/m2
の上質塗工原紙にドライ塗工量が約10g/m2となる
ようにブレードコーターで800m/分で塗工し、熱風
温度150℃の熱風乾燥機で紙水分が6%になるまで乾
燥した。次いで、クロムメッキ処理されたヒートロール
と弾性からなるソフトキャレンダーを用いて、被塗工面
がヒートロールに接触するように、ヒートロール温度9
0℃、線圧250N/mm、速度600m/分で2回通
紙して平滑化仕上げをし、塗工紙をそれぞれ作成した。
平滑化仕上げにおける耐汚れ性(キャストドラムの汚れ
の発生状況)および得られた各塗工紙の白紙光沢、剛
度、ミスドットを測定した。その結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】光沢;東京電色(株)製グロスメーターで
75゜光沢を測定した。 剛度;JIS P8142に基づいて試験幅3cmにお
ける縦方向と横方向のクラーク剛度を測定し、臨界長の
平均値で示した。 ミスドット;熊谷理機工業(株)製印刷局式グラビア印
刷適性試験機を用い、印圧20kg/cm、印刷速度1
00m/分の条件で印刷し、網点面積15%の部分にお
ける1cm2当りのミスドットの個数を測定した。 耐汚れ性;塗工紙作成後のキャストドラムを目視観察
し、汚れの発生が全くないものを◎、極わずかに発生が
認められる場合を○、汚れが多く発生した場合を△、塗
工面がドラムから剥がれず塗工紙が得られなかった場合
を×で示した。
【0060】
【発明の効果】本発明のグラビア印刷用塗工紙製造用バ
インダー組成物は、とくに樹脂のゲル含有率が高く、水
相の乳化剤量の少ない樹脂ラテックスと感温ゲル化剤と
からなるので、カレンダー汚れが少なく、しかもグラビ
ア印刷においてミスドットの発生が極めて少なく、良好
な網点再現性を与える。上記効果を奏することから本発
明のバインダー組成物は、特にグラビア印刷用塗工紙を
製造するためのバインダーとして有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 121/02 C09D 201/00 201/00 C08L 101/00 Fターム(参考) 4J002 AC021 AC031 AC071 BB061 BB151 BC051 BC071 BF021 BG001 BG072 BL011 CH022 GK02 4J027 AA02 AC02 AC09 BA07 CA02 CA03 CA04 CA05 CA08 CA32 CD08 4J038 CA021 CA071 CB051 CB101 CC041 CC051 CF021 CG141 CG142 CH132 CH202 KA08 KA09 MA08 MA10 MA13 MA14 PB03 PC10 4L055 AG27 AG48 AG62 AG63 AG71 AG74 AG76 AG97 AH02 AH29 AH36 AH37 AJ04 EA16 EA20 EA25 EA32 EA33 FA15 FA20 GA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基体上に顔料とバインダーを主成分と
    する塗工層を設けてなるグラビア印刷用塗工紙を製造す
    るためのバインダー組成物であって、水相の乳化剤量が
    0.01mmol/g(樹脂)以下であり、樹脂のガラ
    ス転移温度が−80〜10℃、樹脂中のゲル含有率が6
    0〜100%、かつ平均粒子径が150〜250nmで
    ある樹脂ラテックス(A)および感温ゲル化剤(B)を
    含んでなることを特徴とするグラビア印刷用塗工紙製造
    用バインダー組成物。
  2. 【請求項2】 (A)が、ラジカル重合性基を有する乳
    化剤を用いて乳化重合された樹脂ラテックスである請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 (B)が、環状アミンまたは炭素数5以
    上の非環状アミンのアルキレンオキシド付加物の(メ
    タ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合
    体である請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (A)と(B)の固形分重量比(A):
    (B)が(80〜99.995):(0.005〜2
    0)である請求項1〜3のいずれか記載の組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の組成物か
    ら形成された塗工層を設けてなるグラビア印刷用塗工
    紙。
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