JP2000232923A - 流体バッグ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団 - Google Patents
流体バッグ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団Info
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- JP2000232923A JP2000232923A JP11237898A JP23789899A JP2000232923A JP 2000232923 A JP2000232923 A JP 2000232923A JP 11237898 A JP11237898 A JP 11237898A JP 23789899 A JP23789899 A JP 23789899A JP 2000232923 A JP2000232923 A JP 2000232923A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体バッグのエアー充填時の歪みを小さくす
る。 【解決手段】 ゴム製の上・下シート1,2と、上シー
ト1の上面を覆被する布製の上カバー3と、下シート2
の下面を覆被する布製の下カバー4を有し、各シート
1,2と各カバー3,4の外周縁部において、上下に隣
接する部分同士が、それぞれ、接着されて、外周接着部
7が形成され、両シート1,2間に、外周接着部7によ
り囲繞される流体室5が形成され、各シート1,2と各
カバー3,4の対応する多数箇所において、上下に隣接
する部分同士が、それぞれ、接着されて、付加接着部8
が形成されている。
る。 【解決手段】 ゴム製の上・下シート1,2と、上シー
ト1の上面を覆被する布製の上カバー3と、下シート2
の下面を覆被する布製の下カバー4を有し、各シート
1,2と各カバー3,4の外周縁部において、上下に隣
接する部分同士が、それぞれ、接着されて、外周接着部
7が形成され、両シート1,2間に、外周接着部7によ
り囲繞される流体室5が形成され、各シート1,2と各
カバー3,4の対応する多数箇所において、上下に隣接
する部分同士が、それぞれ、接着されて、付加接着部8
が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体バッグ(流体
マットと言う場合もある。)、その製造方法及び流体バ
ッグ入り敷布団に関する。本発明の流体バッグは、室内
又はアウトドアにおいて、各種用途に使用され、例え
ば、介護用品、特に、床ずれ防止マット、車椅子用床ず
れ防止クッション、車椅子用床ずれ防止シート等にも使
用可能である。
マットと言う場合もある。)、その製造方法及び流体バ
ッグ入り敷布団に関する。本発明の流体バッグは、室内
又はアウトドアにおいて、各種用途に使用され、例え
ば、介護用品、特に、床ずれ防止マット、車椅子用床ず
れ防止クッション、車椅子用床ずれ防止シート等にも使
用可能である。
【0002】
【従来の技術】エアーバッグは、通常、上下2枚のシー
トの外周縁部を全周にわたって溶着、又は、接着して、
両シート間にエアー室を形成することで、構成されてい
る。ところで、従来においては、シートを塩化ビニール
製としたものが多いが、これは、強度的に弱く、孔が開
きやすい。そこで、エアーバッグの強度を向上するため
に、シートをゴム製とすることが考えられる。
トの外周縁部を全周にわたって溶着、又は、接着して、
両シート間にエアー室を形成することで、構成されてい
る。ところで、従来においては、シートを塩化ビニール
製としたものが多いが、これは、強度的に弱く、孔が開
きやすい。そこで、エアーバッグの強度を向上するため
に、シートをゴム製とすることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に、シート
をゴム製としたのでは、シートが弾性変形して、伸び易
いため、エアーバッグを所定形状とすることが困難であ
ると共に、強度的にも十分ではないとの問題があった。
そこで、上記問題を解決するために、シートを、布にゴ
ムをトッピングしたゴム引布製とすることが考えられ
る。
をゴム製としたのでは、シートが弾性変形して、伸び易
いため、エアーバッグを所定形状とすることが困難であ
ると共に、強度的にも十分ではないとの問題があった。
そこで、上記問題を解決するために、シートを、布にゴ
ムをトッピングしたゴム引布製とすることが考えられ
る。
【0004】しかし、このようにすると、下記の問題が
新たに発生する。 A.シートをゴム引布製として、ゴムと布を一体化し、
布により、ゴムの伸びを規制しているため、エアーバッ
グに空気を充填した際に、エアーバッグが大きく歪み易
く、エアーバッグの形状が安定しないと共に、縦及び横
方向に関して、大きく縮み易く、その縮み量を考慮し
て、エアーバッグを予めかなり大き目に作っておく必要
がある。
新たに発生する。 A.シートをゴム引布製として、ゴムと布を一体化し、
布により、ゴムの伸びを規制しているため、エアーバッ
グに空気を充填した際に、エアーバッグが大きく歪み易
く、エアーバッグの形状が安定しないと共に、縦及び横
方向に関して、大きく縮み易く、その縮み量を考慮し
て、エアーバッグを予めかなり大き目に作っておく必要
がある。
【0005】B.ゴム引布の強度は布単独の強度よりも
低くなる。例えば、ナイロン(N2660)布単独の引
裂き強度は、4.5kgf/5cm幅とされ、ポリエス
テル(U−1−D)布単独の引裂き強度は、1.7kg
f/5cm幅とされるが、上記各布にゴムをトッピング
して、ゴム引布とすると、各引裂き強度は、それぞれ、
0.95kgf/5cm幅、0.75kgf/5cm幅
と大幅に低下する。従って、エアーバッグの強度を大と
して、エアーバッグの耐久性を大とするためには、布に
使用される糸のデニール数(糸の太さ)と布のエンズ数
(エンド数)を大とする必要がある。しかし、上記のよ
うにすると、布の伸びが少ない場合には、エアーバッグ
が硬くなって、エアーバッグの風合が無くなると共に、
エアーバッグの空気の充填時の歪みを充分に吸収できな
い。そのため、布に使用される糸のデニール数と布のエ
ンズ数を大とできないが、これでは、エアーバッグの強
度を大とできず、そのため、エアーバッグの耐久性を大
とできず、エアーバッグをアウトドア等の過酷な条件下
で十分に使用できない。
低くなる。例えば、ナイロン(N2660)布単独の引
裂き強度は、4.5kgf/5cm幅とされ、ポリエス
テル(U−1−D)布単独の引裂き強度は、1.7kg
f/5cm幅とされるが、上記各布にゴムをトッピング
して、ゴム引布とすると、各引裂き強度は、それぞれ、
0.95kgf/5cm幅、0.75kgf/5cm幅
と大幅に低下する。従って、エアーバッグの強度を大と
して、エアーバッグの耐久性を大とするためには、布に
使用される糸のデニール数(糸の太さ)と布のエンズ数
(エンド数)を大とする必要がある。しかし、上記のよ
うにすると、布の伸びが少ない場合には、エアーバッグ
が硬くなって、エアーバッグの風合が無くなると共に、
エアーバッグの空気の充填時の歪みを充分に吸収できな
い。そのため、布に使用される糸のデニール数と布のエ
ンズ数を大とできないが、これでは、エアーバッグの強
度を大とできず、そのため、エアーバッグの耐久性を大
とできず、エアーバッグをアウトドア等の過酷な条件下
で十分に使用できない。
【0006】C.エアーバッグの使用時や収納時等に、
エアーバッグが他の物と擦れたりした場合には、他の物
がゴム引布自体と直接擦れるため、ゴム引布に孔が開い
て、エアーバッグの流体漏れが生じ易い。 D.ゴムがエアーバッグの外面に出るため、ゴム特有の
臭いが問題となると共に、エアーバッグの風合向上や外
観向上のために、エアーバッグを更に布でカバーした
り、フロッキー加工等の表面加工をする必要があり、エ
アーバッグのコストが高くなる。 E.エアーバッグの製造時に、布にゴムをトッピングす
る面倒な作業をする必要があり、その分、エアーバッグ
のコストアップを招来すると共に、エアーバッグの製造
を容易に行えない。
エアーバッグが他の物と擦れたりした場合には、他の物
がゴム引布自体と直接擦れるため、ゴム引布に孔が開い
て、エアーバッグの流体漏れが生じ易い。 D.ゴムがエアーバッグの外面に出るため、ゴム特有の
臭いが問題となると共に、エアーバッグの風合向上や外
観向上のために、エアーバッグを更に布でカバーした
り、フロッキー加工等の表面加工をする必要があり、エ
アーバッグのコストが高くなる。 E.エアーバッグの製造時に、布にゴムをトッピングす
る面倒な作業をする必要があり、その分、エアーバッグ
のコストアップを招来すると共に、エアーバッグの製造
を容易に行えない。
【0007】本発明は上記問題を解決できる流体バッ
グ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団を提供する
ことを目的とする。
グ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体バッグの第1の特徴とするところは、
ゴム製の上・下シートと、上シートの上面を覆被する布
製の上カバーと、下シートの下面を覆被する布製の下カ
バーを有し、各シートと各カバーの外周縁部において、
上下に隣接する部分同士が、それぞれ、接着されて、外
周接着部が形成され、両シート間に、外周接着部により
囲繞される流体室が形成され、各シートと各カバーの対
応する多数箇所において、上下に隣接する部分同士が、
それぞれ、接着されて、付加接着部が形成された点にあ
る。尚、流体室が複数の室に区画されることもある。
又、本発明の流体バッグの第2の特徴とするところは、
ゴム製の上・下シートと、両シート間に介装されるゴム
製の区画シートと、上シートの上面を覆被する布製の上
カバーと、下シートの下面を覆被する布製の下カバーを
有し、各シートと各カバーの外周縁部において、上下に
隣接する部分同士が、それぞれ、接着されて、外周接着
部が形成され、上シートと区画シート間に、外周接着部
により囲繞される上側流体室が形成され、区画シートと
下シート間に、外周接着部により囲繞される下側流体室
が形成され、各シートと各カバーの対応する多数箇所に
おいて、上下に隣接する部分同士が、それぞれ、接着さ
れて、付加接着部が形成された点にある。尚、両カバー
の一方のJIS「L−1017」による伸度が他方より
も大とされることもある。又、付加接着部が、各シート
と各カバーに種々のパターンで配設されることもある。
更に、付加接着部に、貫通孔が上下方向に形成されるこ
ともある。又、各シート間における、外周接着部及び付
加接着部を除く部分に、密着防止のために、ステアリン
酸亜鉛、又は、タルク等の離型剤が使用されることもあ
る。更に、各シート間における、外周接着部及び付加接
着部を除く部分に、不織布が介装されることもある。
又、本発明の流体バッグの製造方法の特徴とするところ
は、上・下モールド間に、未加硫の各シートと各カバー
をセットして、両モールドを型締めし、各シートを加硫
して、各シート及び各カバーの接着予定箇所を接着する
点にある。更に、本発明の流体バッグ入り敷布団の特徴
とするところは、敷布団本体と、流体バッグを有し、流
体バッグが敷布団本体に備えられた点にある。尚、流体
バッグが敷布団本体内に対して出し入れ自在とされるこ
ともある。
に、本発明の流体バッグの第1の特徴とするところは、
ゴム製の上・下シートと、上シートの上面を覆被する布
製の上カバーと、下シートの下面を覆被する布製の下カ
バーを有し、各シートと各カバーの外周縁部において、
上下に隣接する部分同士が、それぞれ、接着されて、外
周接着部が形成され、両シート間に、外周接着部により
囲繞される流体室が形成され、各シートと各カバーの対
応する多数箇所において、上下に隣接する部分同士が、
それぞれ、接着されて、付加接着部が形成された点にあ
る。尚、流体室が複数の室に区画されることもある。
又、本発明の流体バッグの第2の特徴とするところは、
ゴム製の上・下シートと、両シート間に介装されるゴム
製の区画シートと、上シートの上面を覆被する布製の上
カバーと、下シートの下面を覆被する布製の下カバーを
有し、各シートと各カバーの外周縁部において、上下に
隣接する部分同士が、それぞれ、接着されて、外周接着
部が形成され、上シートと区画シート間に、外周接着部
により囲繞される上側流体室が形成され、区画シートと
下シート間に、外周接着部により囲繞される下側流体室
が形成され、各シートと各カバーの対応する多数箇所に
おいて、上下に隣接する部分同士が、それぞれ、接着さ
れて、付加接着部が形成された点にある。尚、両カバー
の一方のJIS「L−1017」による伸度が他方より
も大とされることもある。又、付加接着部が、各シート
と各カバーに種々のパターンで配設されることもある。
更に、付加接着部に、貫通孔が上下方向に形成されるこ
ともある。又、各シート間における、外周接着部及び付
加接着部を除く部分に、密着防止のために、ステアリン
酸亜鉛、又は、タルク等の離型剤が使用されることもあ
る。更に、各シート間における、外周接着部及び付加接
着部を除く部分に、不織布が介装されることもある。
又、本発明の流体バッグの製造方法の特徴とするところ
は、上・下モールド間に、未加硫の各シートと各カバー
をセットして、両モールドを型締めし、各シートを加硫
して、各シート及び各カバーの接着予定箇所を接着する
点にある。更に、本発明の流体バッグ入り敷布団の特徴
とするところは、敷布団本体と、流体バッグを有し、流
体バッグが敷布団本体に備えられた点にある。尚、流体
バッグが敷布団本体内に対して出し入れ自在とされるこ
ともある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流体バッグの実施
の形態の第1例を図1〜図5の図面に基づき説明する
と、図1〜図4は、エアーバッグとされる流体バッグM
を示し、その厚さは、通常、10〜150mmが適当で
ある。流体バッグMの厚さが10mm以下であると、ク
ッション性が悪く、硬すぎて、心地良さの点で問題があ
る。又、流体バッグMの厚さが150mm以上である
と、クッション性が良すぎる(柔らか過ぎる)ため、流
体バッグM上に人体が乗った際に、流体バッグMが大き
く沈み込んで、安定性が無いとの問題がある。流体バッ
グMは、上下方向に関して対向するゴム製の上・下シー
ト1,2と、布製の上・下カバー3,4から成る。
の形態の第1例を図1〜図5の図面に基づき説明する
と、図1〜図4は、エアーバッグとされる流体バッグM
を示し、その厚さは、通常、10〜150mmが適当で
ある。流体バッグMの厚さが10mm以下であると、ク
ッション性が悪く、硬すぎて、心地良さの点で問題があ
る。又、流体バッグMの厚さが150mm以上である
と、クッション性が良すぎる(柔らか過ぎる)ため、流
体バッグM上に人体が乗った際に、流体バッグMが大き
く沈み込んで、安定性が無いとの問題がある。流体バッ
グMは、上下方向に関して対向するゴム製の上・下シー
ト1,2と、布製の上・下カバー3,4から成る。
【0010】上・下シート1,2及び上・下カバー3,
4は略長方形状とされ、上カバー3は、上シート1の上
面を全面にわたって覆被し、下カバー4は下シート2の
下面を全面にわたって覆被している。両シート1,2と
両カバー3,4の外周縁部において、上下に隣接する部
分同士(即ち、両シート1,2、上シート1と上カバー
3及び下シート2と下カバー4の外周縁部同士)が、そ
れぞれ、接着されて、外周接着部7が形成されている。
両シート1,2間には、外周接着部7により囲繞され且
つエアー室とされる単一(又は、複数)の流体室5が形
成されると共に、上・下シート1,2の外周接着部7に
は、流体室5に、流体としてエアー(空気)を充填する
ためのエアーバルブ(流体バルブ)6が備えられてい
る。尚、流体バッグMには、エアー(流体)充填用のエ
アー(流体)ポンプが備えられることもある。又、流体
室5に、エアー以外の気体、液体等を充填することもあ
る。
4は略長方形状とされ、上カバー3は、上シート1の上
面を全面にわたって覆被し、下カバー4は下シート2の
下面を全面にわたって覆被している。両シート1,2と
両カバー3,4の外周縁部において、上下に隣接する部
分同士(即ち、両シート1,2、上シート1と上カバー
3及び下シート2と下カバー4の外周縁部同士)が、そ
れぞれ、接着されて、外周接着部7が形成されている。
両シート1,2間には、外周接着部7により囲繞され且
つエアー室とされる単一(又は、複数)の流体室5が形
成されると共に、上・下シート1,2の外周接着部7に
は、流体室5に、流体としてエアー(空気)を充填する
ためのエアーバルブ(流体バルブ)6が備えられてい
る。尚、流体バッグMには、エアー(流体)充填用のエ
アー(流体)ポンプが備えられることもある。又、流体
室5に、エアー以外の気体、液体等を充填することもあ
る。
【0011】又、各シート1,2と各カバー3,4の対
応する多数箇所において、上下に隣接する部分同士(即
ち、各シート1,2、上シート1と上カバー3及び下シ
ート2と下カバー4の対応する部分同士)が、それぞ
れ、接着されて、流体室5のエアー充填時の膨らみを規
制する等の機能を有する付加接着部(規制用接着部)8
が形成されている。尚、流体バッグMの厚さは、隣接す
る付加接着部8の間隔の内の最も短い間隔Sに近い値と
なり、間隔Sを大とすれば、流体バッグMの高さが高く
なって、その弾力性も上がる。従って、流体バッグMの
用途により、付加接着部8の配置パターンが種々のパタ
ーンに適宜変更される。図例では、付加接着部8は、例
えば、下記のように配置されている。即ち、図1に示す
ように、上・下カバー3,4の平面視において、左上が
りの等間隔の平行線10と、右上がりの等間隔の平行線
11を仮想し、これらの交点に付加接着部8を配設して
いる。尚、平行線10,11の間隔と、平行線10,1
1の幅方向又は長手方向に対する角度(傾斜角度)は、
それぞれ、(略)同一とされている。
応する多数箇所において、上下に隣接する部分同士(即
ち、各シート1,2、上シート1と上カバー3及び下シ
ート2と下カバー4の対応する部分同士)が、それぞ
れ、接着されて、流体室5のエアー充填時の膨らみを規
制する等の機能を有する付加接着部(規制用接着部)8
が形成されている。尚、流体バッグMの厚さは、隣接す
る付加接着部8の間隔の内の最も短い間隔Sに近い値と
なり、間隔Sを大とすれば、流体バッグMの高さが高く
なって、その弾力性も上がる。従って、流体バッグMの
用途により、付加接着部8の配置パターンが種々のパタ
ーンに適宜変更される。図例では、付加接着部8は、例
えば、下記のように配置されている。即ち、図1に示す
ように、上・下カバー3,4の平面視において、左上が
りの等間隔の平行線10と、右上がりの等間隔の平行線
11を仮想し、これらの交点に付加接着部8を配設して
いる。尚、平行線10,11の間隔と、平行線10,1
1の幅方向又は長手方向に対する角度(傾斜角度)は、
それぞれ、(略)同一とされている。
【0012】ところで、隣接する付加接着部8の間隔
は、通常、7〜200mmとされる。付加接着部8の間
隔が7mm以下になると、流体バッグM内へのエアー充
填量が減って、クッション性が悪くなり、流体バッグM
本来の機能が低下する。逆に、付加接着部8の間隔が2
00mm以上になると、流体バッグMにおける、付加接
着部8で囲繞された部分が膨らみ過ぎて、流体バッグM
の安定性が無くなる。尚、図1において、Lは、隣接す
る付加接着部8の間隔の内の最も長い間隔である。尚、
各シート1,2の外周接着部7及び付加接着部8の接着
は、加硫接着により行われる。又、上シート1と上カバ
ー3の外周接着部7及び付加接着部8の接着と、下シー
ト2と下カバー4の外周接着部7及び付加接着部8の接
着は、下記のように行われる。即ち、両シート1,2の
加硫接着時に、各シート1、2からカバー3、4側にゴ
ムが滲み出て、上シート1と上カバー3が、又、下シー
ト2と下カバー4が、それぞれ、一体化される。
は、通常、7〜200mmとされる。付加接着部8の間
隔が7mm以下になると、流体バッグM内へのエアー充
填量が減って、クッション性が悪くなり、流体バッグM
本来の機能が低下する。逆に、付加接着部8の間隔が2
00mm以上になると、流体バッグMにおける、付加接
着部8で囲繞された部分が膨らみ過ぎて、流体バッグM
の安定性が無くなる。尚、図1において、Lは、隣接す
る付加接着部8の間隔の内の最も長い間隔である。尚、
各シート1,2の外周接着部7及び付加接着部8の接着
は、加硫接着により行われる。又、上シート1と上カバ
ー3の外周接着部7及び付加接着部8の接着と、下シー
ト2と下カバー4の外周接着部7及び付加接着部8の接
着は、下記のように行われる。即ち、両シート1,2の
加硫接着時に、各シート1、2からカバー3、4側にゴ
ムが滲み出て、上シート1と上カバー3が、又、下シー
ト2と下カバー4が、それぞれ、一体化される。
【0013】ところで、人体が発生する汗の量はかなり
多く、例えば、一般に、就寝時に、人体が発生する汗の
量は約180ccと言われている。従って、流体バッグ
Mを流体マットとして使用した場合には、人体が乗る流
体バッグMには、良好な透湿性が要求される。ところ
が、上・下カバー3,4は透湿性を有するが、上・下シ
ート1,2自体は透湿性を有さない。このため、流体バ
ッグMの上方に溜まった湿気は流体バッグMの長さ方向
や幅方向に分散されて、逃げるが、流体バッグMの下方
には逃げることができない。そのため、透湿性が要求さ
れるものについては、本発明では、付加接着部8の中央
部に、通気性及び透湿性等の目的で、貫通孔9が上下方
向に形成されており、これにより、通気性及び透湿性を
良好にできる。
多く、例えば、一般に、就寝時に、人体が発生する汗の
量は約180ccと言われている。従って、流体バッグ
Mを流体マットとして使用した場合には、人体が乗る流
体バッグMには、良好な透湿性が要求される。ところ
が、上・下カバー3,4は透湿性を有するが、上・下シ
ート1,2自体は透湿性を有さない。このため、流体バ
ッグMの上方に溜まった湿気は流体バッグMの長さ方向
や幅方向に分散されて、逃げるが、流体バッグMの下方
には逃げることができない。そのため、透湿性が要求さ
れるものについては、本発明では、付加接着部8の中央
部に、通気性及び透湿性等の目的で、貫通孔9が上下方
向に形成されており、これにより、通気性及び透湿性を
良好にできる。
【0014】上・下シート1,2に使用されるゴム組成
物には、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴ
ム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、エピクロルヒド
リンゴム(ECO)、クロロスルホン化ポリエチレン
(CSM)、ウレタンゴム(ポリウレタン)、アクリル
ゴム(ACM)等を主成分とするゴム組成物が使用され
る。
物には、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴ
ム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、エピクロルヒド
リンゴム(ECO)、クロロスルホン化ポリエチレン
(CSM)、ウレタンゴム(ポリウレタン)、アクリル
ゴム(ACM)等を主成分とするゴム組成物が使用され
る。
【0015】上記ゴム組成物の強度は、通常、100〜
250kg/cm 2 とされる。ゴム組成物の強度が10
0kg/cm 2 以下になると、流体バッグMに人体が乗
った際の圧力に対する上・下シート1,2の強度が十分
でなくなると共に、流体バッグMの耐久性の面でも問題
がある。逆に、ゴム組成物の強度が250kg/cm 2
以上になると、上・下シート1,2の剛性が高くなり過
ぎて、ごわごわした感じがしたり、或いは、流体バッグ
M上で寝た場合において、動いた際に、音がして、寝心
地が悪いとの問題があり、好ましくない。
250kg/cm 2 とされる。ゴム組成物の強度が10
0kg/cm 2 以下になると、流体バッグMに人体が乗
った際の圧力に対する上・下シート1,2の強度が十分
でなくなると共に、流体バッグMの耐久性の面でも問題
がある。逆に、ゴム組成物の強度が250kg/cm 2
以上になると、上・下シート1,2の剛性が高くなり過
ぎて、ごわごわした感じがしたり、或いは、流体バッグ
M上で寝た場合において、動いた際に、音がして、寝心
地が悪いとの問題があり、好ましくない。
【0016】ゴム組成物の破断伸び(永久伸び)は、通
常、300〜800%とされる。ゴム組成物の破断伸び
が300%以下であると、流体バッグMの風合及び耐久
性の面で問題がある。逆に、ゴム組成物の破断伸びが8
00%以上であると、ゴム物性が小さくなり過ぎて、流
体バッグMの耐久性が悪くなる。
常、300〜800%とされる。ゴム組成物の破断伸び
が300%以下であると、流体バッグMの風合及び耐久
性の面で問題がある。逆に、ゴム組成物の破断伸びが8
00%以上であると、ゴム物性が小さくなり過ぎて、流
体バッグMの耐久性が悪くなる。
【0017】ゴム組成物の硬度(JIS−A)は、通
常、25〜70とされる。ゴム組成物の硬度が25以下
であると、上・下シート1,2の表面の粘着性が大とな
り過ぎて、上・下各シート1,2の表面同士が密着し易
くなり、加工及び使用上で問題がある。逆に、ゴム組成
物の硬度が70以上であると、流体バッグMの風合が損
なわれ、好ましくない。ゴム組成物は空気透過性の小さ
いものが好ましく、通常、50cc・cm/cm 2 ・s
ec・cmHg以下とされる。
常、25〜70とされる。ゴム組成物の硬度が25以下
であると、上・下シート1,2の表面の粘着性が大とな
り過ぎて、上・下各シート1,2の表面同士が密着し易
くなり、加工及び使用上で問題がある。逆に、ゴム組成
物の硬度が70以上であると、流体バッグMの風合が損
なわれ、好ましくない。ゴム組成物は空気透過性の小さ
いものが好ましく、通常、50cc・cm/cm 2 ・s
ec・cmHg以下とされる。
【0018】上・下カバー3,4に使用される布には、
編織布(織物、編物、組み物、撚り物、網地)又は不織
布等が使用され、その使用繊維糸には、ナイロン、ポリ
エステル、ビニロン等の合成繊維糸又は木綿等の天然繊
維糸が使用される。使用繊維糸の太さは、通常、20〜
400デニールとされる。使用繊維糸の太さが20デニ
ール以下になると、上・下カバーの強度が十分でなくな
り、流体バッグMの耐久性の面で問題がある。逆に、使
用繊維糸の太さが400デニール以上になると、流体バ
ッグMの風合及び軽量化の面で問題がある。
編織布(織物、編物、組み物、撚り物、網地)又は不織
布等が使用され、その使用繊維糸には、ナイロン、ポリ
エステル、ビニロン等の合成繊維糸又は木綿等の天然繊
維糸が使用される。使用繊維糸の太さは、通常、20〜
400デニールとされる。使用繊維糸の太さが20デニ
ール以下になると、上・下カバーの強度が十分でなくな
り、流体バッグMの耐久性の面で問題がある。逆に、使
用繊維糸の太さが400デニール以上になると、流体バ
ッグMの風合及び軽量化の面で問題がある。
【0019】上記布の強度は、通常、15〜150kg
/3cm幅とされる。布の強度が15kg/3cm幅以
下になると、上・下カバー3,4の強度が十分でなくな
り、流体バッグMの耐久性の面で問題がある。逆に、布
の強度が150kg/3cm幅以上になると、流体バッ
グMの風合が損なわれ、好ましくない。
/3cm幅とされる。布の強度が15kg/3cm幅以
下になると、上・下カバー3,4の強度が十分でなくな
り、流体バッグMの耐久性の面で問題がある。逆に、布
の強度が150kg/3cm幅以上になると、流体バッ
グMの風合が損なわれ、好ましくない。
【0020】上記布は伸縮性を有することが好ましく、
布のJIS「L−1017」による伸度は、通常、5〜
100%とされる。布の伸度が5%以下であると、流体
室5内の圧力を上昇させた際に、上・下シート1,2の
伸びが大きく規制されて、好ましくない。又、逆に、布
の伸度が100%以上であると、流体室5内の圧力を上
昇させた際に、上・下シート1,2が伸び過ぎて、流体
バッグMを所定形状にできない。
布のJIS「L−1017」による伸度は、通常、5〜
100%とされる。布の伸度が5%以下であると、流体
室5内の圧力を上昇させた際に、上・下シート1,2の
伸びが大きく規制されて、好ましくない。又、逆に、布
の伸度が100%以上であると、流体室5内の圧力を上
昇させた際に、上・下シート1,2が伸び過ぎて、流体
バッグMを所定形状にできない。
【0021】布のエンズ数(エンド数)は、通常、15
〜150本/インチとされる。布のエンズ数が15本/
インチ以下になると、上・下カバー3,4の強度が十分
でなくなり、流体バッグMの耐久性の面で問題がある。
逆に、布のエンズ数が150本/インチ以上になると、
流体バッグMの風合及び軽量化の面で問題がある。
〜150本/インチとされる。布のエンズ数が15本/
インチ以下になると、上・下カバー3,4の強度が十分
でなくなり、流体バッグMの耐久性の面で問題がある。
逆に、布のエンズ数が150本/インチ以上になると、
流体バッグMの風合及び軽量化の面で問題がある。
【0022】ところで、上・下シート1,2の加硫時の
密着を防止するために、通常は、上・下シート1,2間
における、外周接着部7と付加接着部8の配設箇所を除
く部分に、ステアリン酸亜鉛、タルク等の離型剤を使用
することが好ましい。
密着を防止するために、通常は、上・下シート1,2間
における、外周接着部7と付加接着部8の配設箇所を除
く部分に、ステアリン酸亜鉛、タルク等の離型剤を使用
することが好ましい。
【0023】尚、上記図例では、上・下シート1,2、
上・下カバー3,4を、それぞれ、別個としたが、単一
のシート、又は、単一の布を折り曲げることで、上・下
シート1,2、上・下カバー3,4を、それぞれ、構成
することもある。又、流体バッグMを流体マットとして
使用する場合には、流体バッグMにおける、人体の頭部
が載置される箇所に、頭部が嵌まり込むような凹部を形
成することもある。更に、流体バッグMをソファーやチ
ェアー等の家具等の部品にも使用できる。又、上カバー
3に発熱線を織り込んだり、又は、上カバー3に面状発
熱布を使用することにより、流体バッグMを温熱流体バ
ッグとして利用可能である。
上・下カバー3,4を、それぞれ、別個としたが、単一
のシート、又は、単一の布を折り曲げることで、上・下
シート1,2、上・下カバー3,4を、それぞれ、構成
することもある。又、流体バッグMを流体マットとして
使用する場合には、流体バッグMにおける、人体の頭部
が載置される箇所に、頭部が嵌まり込むような凹部を形
成することもある。更に、流体バッグMをソファーやチ
ェアー等の家具等の部品にも使用できる。又、上カバー
3に発熱線を織り込んだり、又は、上カバー3に面状発
熱布を使用することにより、流体バッグMを温熱流体バ
ッグとして利用可能である。
【0024】上記構成例によれば、流体バッグMを、ゴ
ム製の上・下シート1,2と、布製の上・下カバー3,
4から構成し、上シート1と上カバー3、下シート2と
下カバー4を、外周接着部7と付加接着部8を除く部分
では、一体化しなかったので、流体バッグMにエアーを
充填した際に、布製の上・下カバー3,4が、上・下シ
ート1,2の伸びを大きく規制せず、ゴム製の上・下シ
ート1,2が、上・下カバー3,4とは別個に略自由に
伸びる。従って、流体バッグMにエアーを充填した際
に、流体バッグMが大きく歪まず、流体バッグMの形状
を安定したものとできると共に、縦及び横方向に関し
て、大きく縮まず、流体バッグMを予めかなり大き目に
作っておく必要がない。
ム製の上・下シート1,2と、布製の上・下カバー3,
4から構成し、上シート1と上カバー3、下シート2と
下カバー4を、外周接着部7と付加接着部8を除く部分
では、一体化しなかったので、流体バッグMにエアーを
充填した際に、布製の上・下カバー3,4が、上・下シ
ート1,2の伸びを大きく規制せず、ゴム製の上・下シ
ート1,2が、上・下カバー3,4とは別個に略自由に
伸びる。従って、流体バッグMにエアーを充填した際
に、流体バッグMが大きく歪まず、流体バッグMの形状
を安定したものとできると共に、縦及び横方向に関し
て、大きく縮まず、流体バッグMを予めかなり大き目に
作っておく必要がない。
【0025】又、上・下シート1,2及び上・下カバー
3,4を外周接着部7のみで接着したのでは、中央部が
大きく盛り上がって、流体バッグMとしての機能を果た
さないため、上・下シート1,2及び上・下カバー3,
4の対応する多数箇所を接着している。これにより、流
体バッグMの上下面には、部分的に見れば、多数の凹凸
が形成されることになるが、流体バッグM全体として見
れば、略平坦な所定形状と見做せるようにようにしてい
る。
3,4を外周接着部7のみで接着したのでは、中央部が
大きく盛り上がって、流体バッグMとしての機能を果た
さないため、上・下シート1,2及び上・下カバー3,
4の対応する多数箇所を接着している。これにより、流
体バッグMの上下面には、部分的に見れば、多数の凹凸
が形成されることになるが、流体バッグM全体として見
れば、略平坦な所定形状と見做せるようにようにしてい
る。
【0026】又、本発明では、上記のように、布とゴム
を別個として、流体バッグMを、ゴム製の上・下シート
1,2と、上シート1の上面を全面にわたって覆被する
布製の上カバー3と、下シート2の下面を全面にわたっ
て覆被する布製の下カバー4から構成しているので、下
記の効果を奏する。 A.流体バッグMの外面を構成する上・下カバー3,4
が布製で、布単独の強度と同じ強度を有する。従って、
布に使用される糸のデニール数と布のエンズ数を大とす
ることなく(即ち、流体バッグMの風合等を損なうこと
なく)、流体バッグMの強度を大とできて、流体バッグ
Mの耐久性を向上でき、流体バッグMをアウトドア等の
過酷な条件下で十分に使用できる。
を別個として、流体バッグMを、ゴム製の上・下シート
1,2と、上シート1の上面を全面にわたって覆被する
布製の上カバー3と、下シート2の下面を全面にわたっ
て覆被する布製の下カバー4から構成しているので、下
記の効果を奏する。 A.流体バッグMの外面を構成する上・下カバー3,4
が布製で、布単独の強度と同じ強度を有する。従って、
布に使用される糸のデニール数と布のエンズ数を大とす
ることなく(即ち、流体バッグMの風合等を損なうこと
なく)、流体バッグMの強度を大とできて、流体バッグ
Mの耐久性を向上でき、流体バッグMをアウトドア等の
過酷な条件下で十分に使用できる。
【0027】B.流体バッグMの使用時や収納時等に、
流体バッグMが他の物と擦れたりしても、他の物が、ゴ
ム製の上・下シート1,2ではなく、その外面側の布製
の上・下カバー3,4と擦れることとなる。従って、上
・下カバー3,4に孔が開くことはあっても、流体室5
を構成する上・下シート1,2自体には、孔が開きにく
く、流体バッグMのエアー漏れが生じにくい。 C.布製の上・下カバー3,4が流体バッグMの外面に
出て、ゴム製の上・下シート1,2が上・下カバー3,
4内に収納されるため、ゴム特有の臭いが少なくなると
共に、布の風合が損なわれず、流体バッグMにソフト感
を出すことができ、しかも、流体バッグMの風合向上や
外観向上のために、流体バッグMを更に布でカバーした
り、フロッキー加工等の表面加工をする必要がなく、流
体バッグMのコストを安価にできる。 D.流体バッグMの製造時に、布にゴムをトッピングす
る面倒な作業をする必要がなく、その分、流体バッグM
を容易且つ安価に製造できる。
流体バッグMが他の物と擦れたりしても、他の物が、ゴ
ム製の上・下シート1,2ではなく、その外面側の布製
の上・下カバー3,4と擦れることとなる。従って、上
・下カバー3,4に孔が開くことはあっても、流体室5
を構成する上・下シート1,2自体には、孔が開きにく
く、流体バッグMのエアー漏れが生じにくい。 C.布製の上・下カバー3,4が流体バッグMの外面に
出て、ゴム製の上・下シート1,2が上・下カバー3,
4内に収納されるため、ゴム特有の臭いが少なくなると
共に、布の風合が損なわれず、流体バッグMにソフト感
を出すことができ、しかも、流体バッグMの風合向上や
外観向上のために、流体バッグMを更に布でカバーした
り、フロッキー加工等の表面加工をする必要がなく、流
体バッグMのコストを安価にできる。 D.流体バッグMの製造時に、布にゴムをトッピングす
る面倒な作業をする必要がなく、その分、流体バッグM
を容易且つ安価に製造できる。
【0028】ところで、上記流体バッグMを製造する際
には、例えば、A.未加硫の上・下シート1,2を加硫
した後、B.上・下シート1,2及び上・下カバー3,
4の外周接着部7や付加接着部8等の接着予定箇所を接
着することで(尚、この際、必要に応じて、上・下シー
ト1,2間に離型剤も使用される)、流体バッグMを製
造することが考えられる。しかし、上記製造方法は、加
硫と接着を別工程で行って、流体バッグMを製造するた
め、製造能率が悪いとの問題がある。
には、例えば、A.未加硫の上・下シート1,2を加硫
した後、B.上・下シート1,2及び上・下カバー3,
4の外周接着部7や付加接着部8等の接着予定箇所を接
着することで(尚、この際、必要に応じて、上・下シー
ト1,2間に離型剤も使用される)、流体バッグMを製
造することが考えられる。しかし、上記製造方法は、加
硫と接着を別工程で行って、流体バッグMを製造するた
め、製造能率が悪いとの問題がある。
【0029】そこで、本発明では、流体バッグMを下記
のように製造している。即ち、予め、プレス機により、
上・下シート1,2及び上・下カバー3,4を所定の大
きさに切断すると共に、各シート1,2及び各カバー
3,4に付加接着部8の貫通孔9を形成しておく。次
に、未加硫の両シート1,2の内面における、接着予定
箇所に接着剤を塗布した後(必要に応じて、離型剤も使
用される)、これを、加硫装置における、型開きした上
・下モールド(金型)13,14間にセットする。尚、
下モールド14の上面は平坦面とされている。又、上モ
ールド13の外周接着部7を除く部分は、上方に凹設さ
れた凹設部13Aとされると共に、流体バッグMの付加
接着部8と対応する箇所には、概ね丸軸状とされた押圧
体15が下設状に備えられている。
のように製造している。即ち、予め、プレス機により、
上・下シート1,2及び上・下カバー3,4を所定の大
きさに切断すると共に、各シート1,2及び各カバー
3,4に付加接着部8の貫通孔9を形成しておく。次
に、未加硫の両シート1,2の内面における、接着予定
箇所に接着剤を塗布した後(必要に応じて、離型剤も使
用される)、これを、加硫装置における、型開きした上
・下モールド(金型)13,14間にセットする。尚、
下モールド14の上面は平坦面とされている。又、上モ
ールド13の外周接着部7を除く部分は、上方に凹設さ
れた凹設部13Aとされると共に、流体バッグMの付加
接着部8と対応する箇所には、概ね丸軸状とされた押圧
体15が下設状に備えられている。
【0030】次に、図5に示すように、上・下モールド
13,14を型締めして、両モールド13,14の外周
縁部により、両シート1,2の外周縁部を押圧すると共
に、上モールド13の押圧体15により、各シート1,
2及び各カバー3,4の付加接着部8とされる箇所を下
モールド14に対して押圧し、この状態で、加熱等する
ことで、各シート1,2を加硫して、各シート1,2の
外周接着部7及び付加接着部8とされる箇所等の接着予
定箇所を接着(加硫接着)する。尚、各カバー3,4の
外周接着部7及び付加接着部8とされる箇所等の接着予
定箇所では、各シート1,2の加硫接着時に、各シート
1,2からカバー3,4側にゴムが滲み出て、上シート
1と上カバー3が、又、下シート2と下カバー4が、そ
れぞれ、一体化される。
13,14を型締めして、両モールド13,14の外周
縁部により、両シート1,2の外周縁部を押圧すると共
に、上モールド13の押圧体15により、各シート1,
2及び各カバー3,4の付加接着部8とされる箇所を下
モールド14に対して押圧し、この状態で、加熱等する
ことで、各シート1,2を加硫して、各シート1,2の
外周接着部7及び付加接着部8とされる箇所等の接着予
定箇所を接着(加硫接着)する。尚、各カバー3,4の
外周接着部7及び付加接着部8とされる箇所等の接着予
定箇所では、各シート1,2の加硫接着時に、各シート
1,2からカバー3,4側にゴムが滲み出て、上シート
1と上カバー3が、又、下シート2と下カバー4が、そ
れぞれ、一体化される。
【0031】上記のように、本発明では、A.各シート
1,2の加硫と、B.各シート1,2及び各カバー3,
4の外周接着部7や付加接着部8とされる箇所等の接着
予定箇所の接着の2つの作業を同時に行うようにしたの
で、上記A,Bの作業を別個に行う場合と比較して、流
体バッグMを容易に能率良く製造できる。
1,2の加硫と、B.各シート1,2及び各カバー3,
4の外周接着部7や付加接着部8とされる箇所等の接着
予定箇所の接着の2つの作業を同時に行うようにしたの
で、上記A,Bの作業を別個に行う場合と比較して、流
体バッグMを容易に能率良く製造できる。
【0032】図6は本発明の流体バッグの実施の形態の
第2例を示すもので、上記第1例の変形例であって、付
加接着部8には、貫通孔が形成されていない。
第2例を示すもので、上記第1例の変形例であって、付
加接着部8には、貫通孔が形成されていない。
【0033】尚、両シート1,2の加硫時の密着を防止
するために、両シート1,2間に離型剤を使用すると、
作業性、生産性で若干問題がある。この問題を解決した
のが、図7及び図8に示す本発明の流体バッグの実施の
形態の第3例である。第3例は上記第1例の変形例であ
って、図7はエアー充填時の流体バッグMの一部を示
し、図8は流体バッグMの製造方法を示している。本例
では、不織布12(密着防止布)を使用することで、作
業性、生産性を向上させている。
するために、両シート1,2間に離型剤を使用すると、
作業性、生産性で若干問題がある。この問題を解決した
のが、図7及び図8に示す本発明の流体バッグの実施の
形態の第3例である。第3例は上記第1例の変形例であ
って、図7はエアー充填時の流体バッグMの一部を示
し、図8は流体バッグMの製造方法を示している。本例
では、不織布12(密着防止布)を使用することで、作
業性、生産性を向上させている。
【0034】即ち、不織布12は、両シート1,2間に
おける、外周接着部7と付加接着部8を除く部分に介装
されて、流体バッグMの製造時における、両シート1,
2の加硫時に、両シートの密着を防止する。不織布12
には、付加接着部8と対応する箇所に孔12Aが形成さ
れている。
おける、外周接着部7と付加接着部8を除く部分に介装
されて、流体バッグMの製造時における、両シート1,
2の加硫時に、両シートの密着を防止する。不織布12
には、付加接着部8と対応する箇所に孔12Aが形成さ
れている。
【0035】不織布12は、ポリエステル、ナイロン等
の合成繊維糸、又は、天然繊維糸から成り、その厚さ
は、0.05〜0.5mmが好ましい。不織布12の厚
さが0.05mm以下であると、離型機能(上・下シー
ト1,2の密着防止機能)がなく、又、厚さが0.5m
m以上になると、流体バッグMがごわごわして、好まし
くない。尚、不織布12に防臭加工を施すことは、ゴム
の臭いを消すために有効である。
の合成繊維糸、又は、天然繊維糸から成り、その厚さ
は、0.05〜0.5mmが好ましい。不織布12の厚
さが0.05mm以下であると、離型機能(上・下シー
ト1,2の密着防止機能)がなく、又、厚さが0.5m
m以上になると、流体バッグMがごわごわして、好まし
くない。尚、不織布12に防臭加工を施すことは、ゴム
の臭いを消すために有効である。
【0036】図9は本発明の流体バッグの実施の形態の
第4例を示すもので、上記第1例の変形例であって、両
カバー3,4の一方のJIS「L−1017」による伸
度を他方よりも大として、両者の伸び特性を異なるもの
とすることにより、流体バッグMのエアー充填時の上下
の膨らみを非対称にしている。具体的には、上カバー3
に、JIS「L−1017」による伸度が大である布を
使用し、下カバー4に、JIS「L−1017」による
伸度が小である布を使用することで、流体バッグMの上
部膨らみの高さHを、流体バッグMの下部膨らみの高さ
hよりも大としている。これにより、流体バッグMの全
体の大きさをそれ程大とせずとも、クッション性を高め
ることができる。
第4例を示すもので、上記第1例の変形例であって、両
カバー3,4の一方のJIS「L−1017」による伸
度を他方よりも大として、両者の伸び特性を異なるもの
とすることにより、流体バッグMのエアー充填時の上下
の膨らみを非対称にしている。具体的には、上カバー3
に、JIS「L−1017」による伸度が大である布を
使用し、下カバー4に、JIS「L−1017」による
伸度が小である布を使用することで、流体バッグMの上
部膨らみの高さHを、流体バッグMの下部膨らみの高さ
hよりも大としている。これにより、流体バッグMの全
体の大きさをそれ程大とせずとも、クッション性を高め
ることができる。
【0037】図10及び図11は本発明の流体バッグの
実施の形態の第5例を示すもので、図10はエアー充填
時の流体バッグMの一部を示し、図11は流体バッグM
の製造方法を示している。本例では、上・下シート1,
2間に、ゴム製の区画シート(隔膜シート、隔壁シー
ト)31が介装されて、各シート1,2,31と各カバ
ー3,4の外周縁部において、上下に隣接する部分同士
(即ち、上カバー3と上シート1、上シート1と区画シ
ート31、区画シート31と下シート2及び下シート2
と下カバー4の外周縁部同士)が、それぞれ、接着され
て、外周接着部7が形成されることで、上シート1と区
画シート31間に、外周接着部7により囲繞される上側
流体室32が形成されると共に、区画シート31と下シ
ート間に、外周接着部7により囲繞される下側流体室3
3が形成されている。尚、区画シート31の材料として
は、上・下シート1,2と同様の材料が使用される。
又、各シート1,2,31と各カバー3,4の対応する
多数箇所において、上下に隣接する部分同士(即ち、上
カバー3と上シート1、上シート1と区画シート31、
区画シート31と下シート2及び下シート2と下カバー
4の対応する部分同士)が、それぞれ、接着されて、付
加接着部8が形成されている。
実施の形態の第5例を示すもので、図10はエアー充填
時の流体バッグMの一部を示し、図11は流体バッグM
の製造方法を示している。本例では、上・下シート1,
2間に、ゴム製の区画シート(隔膜シート、隔壁シー
ト)31が介装されて、各シート1,2,31と各カバ
ー3,4の外周縁部において、上下に隣接する部分同士
(即ち、上カバー3と上シート1、上シート1と区画シ
ート31、区画シート31と下シート2及び下シート2
と下カバー4の外周縁部同士)が、それぞれ、接着され
て、外周接着部7が形成されることで、上シート1と区
画シート31間に、外周接着部7により囲繞される上側
流体室32が形成されると共に、区画シート31と下シ
ート間に、外周接着部7により囲繞される下側流体室3
3が形成されている。尚、区画シート31の材料として
は、上・下シート1,2と同様の材料が使用される。
又、各シート1,2,31と各カバー3,4の対応する
多数箇所において、上下に隣接する部分同士(即ち、上
カバー3と上シート1、上シート1と区画シート31、
区画シート31と下シート2及び下シート2と下カバー
4の対応する部分同士)が、それぞれ、接着されて、付
加接着部8が形成されている。
【0038】尚、通常、上側流体室32には、ポンプ3
5と水温管理装置36を有する水循環装置37が接続さ
れると共に、下側流体室33には、エアーバルブ(図示
省略)を介して、エアーが充填される。水循環装置37
の供給側と吸込側は、それぞれ、上側流体室32の前後
各端部に接続されており、ポンプ35は、上側流体室3
2内に水を供給、通過させて、循環させ、又、水温管理
装置36は、供給する水の温度管理を行って、冷水、又
は、温水とする。尚、上記とは逆に、上側流体室32
に、エアーバルブを介して、エアーを充填し、下側流体
室33に、水循環装置37を接続することもある。又、
上側・下側流体室32,33の両方に、エアー、又は、
水、或いは、夫以外の気体、液体を充填、又は、供給、
通過させて、循環させることもある。そして、上シート
1と区画シート31間と、区画シート31と下シート2
間における、外周接着部7及び付加接着部8を除く部分
に、上側不織布38と下側不織布39が、それぞれ、介
装されている。各不織布38,39は、流体バッグMの
製造時における、各シート1,2,31の加硫時に、上
シート1と区画シート31、又は、区画シート31と下
シート2の密着を防止するもので、各不織布38,39
には、付加接着部8と対応する箇所に孔38A,39A
が形成されている。尚、各不織布38,39としては、
上記第3例の不織布と同様のものが使用される。
5と水温管理装置36を有する水循環装置37が接続さ
れると共に、下側流体室33には、エアーバルブ(図示
省略)を介して、エアーが充填される。水循環装置37
の供給側と吸込側は、それぞれ、上側流体室32の前後
各端部に接続されており、ポンプ35は、上側流体室3
2内に水を供給、通過させて、循環させ、又、水温管理
装置36は、供給する水の温度管理を行って、冷水、又
は、温水とする。尚、上記とは逆に、上側流体室32
に、エアーバルブを介して、エアーを充填し、下側流体
室33に、水循環装置37を接続することもある。又、
上側・下側流体室32,33の両方に、エアー、又は、
水、或いは、夫以外の気体、液体を充填、又は、供給、
通過させて、循環させることもある。そして、上シート
1と区画シート31間と、区画シート31と下シート2
間における、外周接着部7及び付加接着部8を除く部分
に、上側不織布38と下側不織布39が、それぞれ、介
装されている。各不織布38,39は、流体バッグMの
製造時における、各シート1,2,31の加硫時に、上
シート1と区画シート31、又は、区画シート31と下
シート2の密着を防止するもので、各不織布38,39
には、付加接着部8と対応する箇所に孔38A,39A
が形成されている。尚、各不織布38,39としては、
上記第3例の不織布と同様のものが使用される。
【0039】上記構成例によれば、流体バッグMをマッ
トとして使用する場合において、上側流体室32内に、
冬期には、温水を、又、夏期には、冷水を、それぞれ、
供給、通過させて、循環させると共に、下側流体室33
にはエアーを充填する。これを、例えば、エアーバッグ
が単一のエアー室を有し、このエアー室に温風、又は、
冷風を供給、通過させて、循環させるものと比較する
と、上記構成例では、エアーに比較して、格段に熱容量
が大である水を上側流体室32内に供給、通過させて、
循環させているので、冬期には、人体を効率良く良好に
温めることができて、血行を良好にでき、又、夏期に
は、人体を効率良く良好に冷やすことができて、安眠を
確保でき、健康を増進できる。又、下側流体室33に
は、断熱材の働きをするエアーを充填しているので、温
水、又は、冷水を上側流体室32内に供給、通過させ
て、循環させても、流体バッグMの下面側の結露を良好
に防止できる。
トとして使用する場合において、上側流体室32内に、
冬期には、温水を、又、夏期には、冷水を、それぞれ、
供給、通過させて、循環させると共に、下側流体室33
にはエアーを充填する。これを、例えば、エアーバッグ
が単一のエアー室を有し、このエアー室に温風、又は、
冷風を供給、通過させて、循環させるものと比較する
と、上記構成例では、エアーに比較して、格段に熱容量
が大である水を上側流体室32内に供給、通過させて、
循環させているので、冬期には、人体を効率良く良好に
温めることができて、血行を良好にでき、又、夏期に
は、人体を効率良く良好に冷やすことができて、安眠を
確保でき、健康を増進できる。又、下側流体室33に
は、断熱材の働きをするエアーを充填しているので、温
水、又は、冷水を上側流体室32内に供給、通過させ
て、循環させても、流体バッグMの下面側の結露を良好
に防止できる。
【0040】尚、上記第5例の変形例として、下記の構
造を採用してもよい。即ち、上側・下側不織布38,3
9を使用せずに、上記第1例のように、各シート1,
2,31間における、外周接着部7及び付加接着部8を
除く部分に、密着防止のために、ステアリン酸亜鉛、又
は、タルク等の離型剤を使用してもよい。又、上記第2
例のように、付加接着部8に貫通孔を形成せずともよ
い。更に、上記第4例のように、両カバー3,4の一方
のJIS「L−1017」による伸度を他方よりも大と
して、両者の伸び特性を異なるものとすることにより、
流体バッグMの水、又は、エアー充填時の上下の膨らみ
を非対称にしてもよい。又、流体バッグMの内部を上下
方向に関して3つ以上の流体室に区画してもよい。
造を採用してもよい。即ち、上側・下側不織布38,3
9を使用せずに、上記第1例のように、各シート1,
2,31間における、外周接着部7及び付加接着部8を
除く部分に、密着防止のために、ステアリン酸亜鉛、又
は、タルク等の離型剤を使用してもよい。又、上記第2
例のように、付加接着部8に貫通孔を形成せずともよ
い。更に、上記第4例のように、両カバー3,4の一方
のJIS「L−1017」による伸度を他方よりも大と
して、両者の伸び特性を異なるものとすることにより、
流体バッグMの水、又は、エアー充填時の上下の膨らみ
を非対称にしてもよい。又、流体バッグMの内部を上下
方向に関して3つ以上の流体室に区画してもよい。
【0041】図12は本発明の流体バッグの実施の形態
の第6例を示すもので、流体バッグMの内部が、上・下
シート(図示省略)の加硫接着により、長手方向に関し
て、前・中・後流体室41,42,43に区画されると
共に、中・後流体室42,43が、それぞれ、区画シー
ト44により、中上側体室・中下側流体室42A,42
B、後上側・後下側流体室43A,43Bに、区画され
ている。上記構成例では、流体バッグMをマットとして
使用する場合には、人体の頭部が乗る流体バッグMの前
部においては、その前流体室41には、水を充填して、
流体バッグMの前部を硬くする。又、人体の背中や腰部
分が乗る流体バッグMの長手方向中間部や、人体の脚部
が乗る流体バッグMの後部においては、その中上側流体
室42Aや後上側流体室42B内に、ポンプ47,48
及び水温管理装置49,50を有する水循環装置51,
52により、温水を供給、通過させて、循環させると共
に、頭寒足熱を考慮して、後上側流体室43A内に供給
する温水の温度を、中上側流体室42A内に供給する温
水の温度よりも高くする。更に、中下側流体室42Bや
後下側流体室42B内にはエアーを充填する。
の第6例を示すもので、流体バッグMの内部が、上・下
シート(図示省略)の加硫接着により、長手方向に関し
て、前・中・後流体室41,42,43に区画されると
共に、中・後流体室42,43が、それぞれ、区画シー
ト44により、中上側体室・中下側流体室42A,42
B、後上側・後下側流体室43A,43Bに、区画され
ている。上記構成例では、流体バッグMをマットとして
使用する場合には、人体の頭部が乗る流体バッグMの前
部においては、その前流体室41には、水を充填して、
流体バッグMの前部を硬くする。又、人体の背中や腰部
分が乗る流体バッグMの長手方向中間部や、人体の脚部
が乗る流体バッグMの後部においては、その中上側流体
室42Aや後上側流体室42B内に、ポンプ47,48
及び水温管理装置49,50を有する水循環装置51,
52により、温水を供給、通過させて、循環させると共
に、頭寒足熱を考慮して、後上側流体室43A内に供給
する温水の温度を、中上側流体室42A内に供給する温
水の温度よりも高くする。更に、中下側流体室42Bや
後下側流体室42B内にはエアーを充填する。
【0042】ところで、上記流体バッグMは、室内又は
アウトドアにおいて、単体でも十分に使用できるが、例
えば、他のものと組み合わせて、使用することにより、
下記のような問題も解決できる。即ち、従来、敷布団で
は、クッション性(柔らかさ)と保温性等を十分に確保
するためには、敷布団をかなり厚くする必要があり、こ
れが、敷布団を重くして、その押入れ等に対する出し入
れ(収納・取出)を面倒なものにするとの問題点があ
る。
アウトドアにおいて、単体でも十分に使用できるが、例
えば、他のものと組み合わせて、使用することにより、
下記のような問題も解決できる。即ち、従来、敷布団で
は、クッション性(柔らかさ)と保温性等を十分に確保
するためには、敷布団をかなり厚くする必要があり、こ
れが、敷布団を重くして、その押入れ等に対する出し入
れ(収納・取出)を面倒なものにするとの問題点があ
る。
【0043】本発明の流体バッグ入り敷布団は、上記問
題を解決できるもので、図13に示すように、上記敷布
団16は、敷布団本体17と上記流体バッグMを有す
る。
題を解決できるもので、図13に示すように、上記敷布
団16は、敷布団本体17と上記流体バッグMを有す
る。
【0044】敷布団本体17は、上・中・下敷布(側
地)19,20,21と、充填物22を有する。上・中
・下敷布19,20,21は、セルロース系繊維やエス
テル等の単一の合成繊維、又は、複数の合成繊維からな
る編織物よりなる。上・中・下敷布19,20,21に
は、吸水拡散加工、撥水加工、抗菌防臭加工、制菌加
工、防ダニ加工、防炎加工等、使用用途に応じた加工が
施される。充填物22は、エステル、綿、レーヨン、
藁、パンヤ等、吸水、吸湿性に優れるセルロース系繊維
及びそれらの組み合わせからなる。
地)19,20,21と、充填物22を有する。上・中
・下敷布19,20,21は、セルロース系繊維やエス
テル等の単一の合成繊維、又は、複数の合成繊維からな
る編織物よりなる。上・中・下敷布19,20,21に
は、吸水拡散加工、撥水加工、抗菌防臭加工、制菌加
工、防ダニ加工、防炎加工等、使用用途に応じた加工が
施される。充填物22は、エステル、綿、レーヨン、
藁、パンヤ等、吸水、吸湿性に優れるセルロース系繊維
及びそれらの組み合わせからなる。
【0045】上・中敷布19,20間には、上記充填物
が充填される充填物用収納部23が形成されている。
又、中・下敷布20,21間には、上記流体バッグMが
収納される流体バッグ用収納部24が形成されると共
に、中・下敷布20,21の一側部同士は、連結体(連
結具)25により、分離可能に連結されて、収納部24
は、側方に対して開閉可能とされており、収納部24を
側方に対して開放することにより、収納部24に対す
る、流体バッグMの出し入れ(収納・取出、着脱)が可
能とされている。連結体25としては、チャック、又
は、雄・雌用連結片から成る面ファスナー等が使用され
る。
が充填される充填物用収納部23が形成されている。
又、中・下敷布20,21間には、上記流体バッグMが
収納される流体バッグ用収納部24が形成されると共
に、中・下敷布20,21の一側部同士は、連結体(連
結具)25により、分離可能に連結されて、収納部24
は、側方に対して開閉可能とされており、収納部24を
側方に対して開放することにより、収納部24に対す
る、流体バッグMの出し入れ(収納・取出、着脱)が可
能とされている。連結体25としては、チャック、又
は、雄・雌用連結片から成る面ファスナー等が使用され
る。
【0046】上記構成例によれば、例えば、流体バッグ
Mとして、上記第1例〜第4例に示されるものを使用
し、流体室に、熱遮断機能を有するエアーを充填すれ
ば、流体バッグMは保温性とクッション性(柔らかさ)
を有するが、このような保温性とクッション性(柔らか
さ)を有する軽量の流体バッグMを、敷布団本体17に
備えれば、A.敷布団16のクッション性(柔らかさ)
と保温性等を十分に確保しながら、B.充填物22の厚
さを薄くすることで、敷布団16を軽量化でき、敷布団
16の押入れ等に対する出し入れ(収納・取出)を容易
に行える。特に、流体バッグMからエアーを抜くか、流
体バッグMを敷布団本体17から取り出すことにより、
敷布団16をコンパクトにでき、敷布団16の押入れ等
に対する出し入れをより一層容易に行える。尚、本例に
おいて、流体バッグMとして、上記第5例及び第6例に
示されるものを使用することもある。
Mとして、上記第1例〜第4例に示されるものを使用
し、流体室に、熱遮断機能を有するエアーを充填すれ
ば、流体バッグMは保温性とクッション性(柔らかさ)
を有するが、このような保温性とクッション性(柔らか
さ)を有する軽量の流体バッグMを、敷布団本体17に
備えれば、A.敷布団16のクッション性(柔らかさ)
と保温性等を十分に確保しながら、B.充填物22の厚
さを薄くすることで、敷布団16を軽量化でき、敷布団
16の押入れ等に対する出し入れ(収納・取出)を容易
に行える。特に、流体バッグMからエアーを抜くか、流
体バッグMを敷布団本体17から取り出すことにより、
敷布団16をコンパクトにでき、敷布団16の押入れ等
に対する出し入れをより一層容易に行える。尚、本例に
おいて、流体バッグMとして、上記第5例及び第6例に
示されるものを使用することもある。
【0047】図14は流体バッグ入り敷布団の他例を示
し、敷布団本体17の流体バッグ用収納部24内に長手
方向に関して複数個(図例では、3個)の流体バッグM
が配設されている。このように、流体バッグMを単一で
はなく、複数個とすれば、流体バッグMからエアー等の
流体を抜かずとも、敷布団本体17の流体バッグ用収納
部24に対する、流体バッグMの出し入れ(収納・取
出)を容易に行える。
し、敷布団本体17の流体バッグ用収納部24内に長手
方向に関して複数個(図例では、3個)の流体バッグM
が配設されている。このように、流体バッグMを単一で
はなく、複数個とすれば、流体バッグMからエアー等の
流体を抜かずとも、敷布団本体17の流体バッグ用収納
部24に対する、流体バッグMの出し入れ(収納・取
出)を容易に行える。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
下記の効果を奏する。流体バッグを、ゴム製の上・下シ
ートと、布製の上・下カバーから構成し、上シートと上
カバー、下シートと下カバーを、外周接着部と付加接着
部を除く部分では、一体化しなかったので、流体バッグ
をエアーバッグとして、流体バッグにエアーを充填した
際に、布製の上・下カバーが、上・下シートの伸びを大
きく規制せず、ゴム製の上・下シートが、上・下カバー
とは別個に略自由に伸びる。従って、流体バッグにエア
ーを充填した際に、流体バッグが大きく歪まず、流体バ
ッグの形状を安定したものとできると共に、縦及び横方
向に関して、大きく縮まず、それ故、流体バッグを予め
かなり大き目に作っておく必要がない。
下記の効果を奏する。流体バッグを、ゴム製の上・下シ
ートと、布製の上・下カバーから構成し、上シートと上
カバー、下シートと下カバーを、外周接着部と付加接着
部を除く部分では、一体化しなかったので、流体バッグ
をエアーバッグとして、流体バッグにエアーを充填した
際に、布製の上・下カバーが、上・下シートの伸びを大
きく規制せず、ゴム製の上・下シートが、上・下カバー
とは別個に略自由に伸びる。従って、流体バッグにエア
ーを充填した際に、流体バッグが大きく歪まず、流体バ
ッグの形状を安定したものとできると共に、縦及び横方
向に関して、大きく縮まず、それ故、流体バッグを予め
かなり大き目に作っておく必要がない。
【0049】又、本発明では、上記のように、布とゴム
を別個として、流体バッグを、ゴム製の上・下シート
と、上シートの上面を覆被する布製の上カバーと、下シ
ートの下面を覆被する布製の下カバーから構成している
ので、下記の効果を奏する。 イ.流体バッグの外面を構成する上・下カバーが布製
で、布単独の強度と同じ強度を有する。従って、布に使
用される糸のデニール数と布のエンズ数を大とすること
なく(即ち、流体バッグの風合等を損なうことなく)、
流体バッグの強度を大とできて、流体バッグの耐久性を
向上でき、流体バッグをアウトドア等の過酷な条件下で
十分に使用できる。 ロ.流体バッグの使用時や収納時等に、流体バッグが他
の物と擦れたりしても、他の物が、ゴム製の上・下シー
トではなく、その外面側の布製の上・下カバーと擦れる
こととなる。従って、上・下カバーに孔が開くことはあ
っても、流体室を構成する上・下シート自体には、孔が
開きにくく、流体バッグのエアー等の流体漏れが生じに
くい。
を別個として、流体バッグを、ゴム製の上・下シート
と、上シートの上面を覆被する布製の上カバーと、下シ
ートの下面を覆被する布製の下カバーから構成している
ので、下記の効果を奏する。 イ.流体バッグの外面を構成する上・下カバーが布製
で、布単独の強度と同じ強度を有する。従って、布に使
用される糸のデニール数と布のエンズ数を大とすること
なく(即ち、流体バッグの風合等を損なうことなく)、
流体バッグの強度を大とできて、流体バッグの耐久性を
向上でき、流体バッグをアウトドア等の過酷な条件下で
十分に使用できる。 ロ.流体バッグの使用時や収納時等に、流体バッグが他
の物と擦れたりしても、他の物が、ゴム製の上・下シー
トではなく、その外面側の布製の上・下カバーと擦れる
こととなる。従って、上・下カバーに孔が開くことはあ
っても、流体室を構成する上・下シート自体には、孔が
開きにくく、流体バッグのエアー等の流体漏れが生じに
くい。
【0050】ハ.布製の上・下カバーが流体バッグの外
面に出て、ゴム製の上・下シートが上・下カバー内に収
納されるため、ゴム特有の臭いが少なくなると共に、布
の風合が損なわれず、流体バッグにソフト感を出すこと
ができ、しかも、流体バッグの風合向上や外観向上のた
めに、流体バッグを更に布でカバーしたり、フロッキー
加工等の表面加工をする必要がなく、流体バッグのコス
トを安価にできる。 ニ.流体バッグの製造時に、布にゴムをトッピングする
面倒な作業をする必要がなく、その分、流体バッグを容
易且つ安価に製造できる。
面に出て、ゴム製の上・下シートが上・下カバー内に収
納されるため、ゴム特有の臭いが少なくなると共に、布
の風合が損なわれず、流体バッグにソフト感を出すこと
ができ、しかも、流体バッグの風合向上や外観向上のた
めに、流体バッグを更に布でカバーしたり、フロッキー
加工等の表面加工をする必要がなく、流体バッグのコス
トを安価にできる。 ニ.流体バッグの製造時に、布にゴムをトッピングする
面倒な作業をする必要がなく、その分、流体バッグを容
易且つ安価に製造できる。
【0051】A.請求項2,3によれば、流体バッグ内
に複数種類の流体を充填、又は、供給、通過させて、循
環させることができ、流体バッグを使用状況に適応させ
ることができる。 B.請求項4によれば、流体バッグのエアー充填時の上
下の膨らみを非対称にでき、例えば、上カバーに、JI
S「L−1017」による伸度が大である布を使用し、
下カバーに、JIS「L−1017」による伸度が小で
ある布を使用することで、流体バッグの上部膨らみの高
さを、流体バッグの下部膨らみの高さよりも大とでき、
これにより、流体バッグの全体の大きさをそれ程大とせ
ずとも、クッション性を高めることができる。 C.請求項6によれば、流体バッグの透湿性及び通気性
を良好にできる。 D.請求項7によれば、両シートの加硫時の密着を防止
できる。 E.請求項8によれば、両シートの加硫時に、離型剤を
使用することなく、両シートの密着を防止でき、作業
性、生産性を向上できる。 F.請求項9によれば、α.各シートの加硫と、β.各
シート及び各カバーの接着予定箇所の接着の2つの作業
を同時に行うようにしたので、上記α,βの作業を別個
に行う場合と比較して、流体バッグを容易に能率良く製
造できる。 G.請求項10によれば、α.敷布団のクッション性
(柔らかさ)と保温性等を十分に確保しながら、β.敷
布団を軽量化でき、敷布団の押入れ等に対する出し入れ
を容易に行える。特に、流体バッグから流体を抜くこと
等により、敷布団をコンパクトにでき、敷布団の押入れ
等に対する出し入れをより一層容易に行える。
に複数種類の流体を充填、又は、供給、通過させて、循
環させることができ、流体バッグを使用状況に適応させ
ることができる。 B.請求項4によれば、流体バッグのエアー充填時の上
下の膨らみを非対称にでき、例えば、上カバーに、JI
S「L−1017」による伸度が大である布を使用し、
下カバーに、JIS「L−1017」による伸度が小で
ある布を使用することで、流体バッグの上部膨らみの高
さを、流体バッグの下部膨らみの高さよりも大とでき、
これにより、流体バッグの全体の大きさをそれ程大とせ
ずとも、クッション性を高めることができる。 C.請求項6によれば、流体バッグの透湿性及び通気性
を良好にできる。 D.請求項7によれば、両シートの加硫時の密着を防止
できる。 E.請求項8によれば、両シートの加硫時に、離型剤を
使用することなく、両シートの密着を防止でき、作業
性、生産性を向上できる。 F.請求項9によれば、α.各シートの加硫と、β.各
シート及び各カバーの接着予定箇所の接着の2つの作業
を同時に行うようにしたので、上記α,βの作業を別個
に行う場合と比較して、流体バッグを容易に能率良く製
造できる。 G.請求項10によれば、α.敷布団のクッション性
(柔らかさ)と保温性等を十分に確保しながら、β.敷
布団を軽量化でき、敷布団の押入れ等に対する出し入れ
を容易に行える。特に、流体バッグから流体を抜くこと
等により、敷布団をコンパクトにでき、敷布団の押入れ
等に対する出し入れをより一層容易に行える。
【図1】本発明の流体バッグの実施の形態の第1例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】図1の一部斜視図である。
【図3】図2のA−A線矢視断面図である。
【図4】図2のB−B線矢視断面図である。
【図5】図1の流体バッグの製造方法を示す説明図であ
る。
る。
【図6】本発明の流体バッグの実施の形態の第2例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】本発明の流体バッグの実施の形態の第3例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】図7の流体バッグの製造方法を示す説明図であ
る。
る。
【図9】本発明の流体バッグの実施の形態の第4例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】本発明の流体バッグの実施の形態の第5例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図11】図10の流体バッグの製造方法を示す説明図
である。
である。
【図12】本発明の流体バッグの実施の形態の第6例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図13】本発明の流体バッグ入り敷布団の実施の形態
の一例を示す断面説明図である。
の一例を示す断面説明図である。
【図14】本発明の流体バッグ入り敷布団の実施の形態
の他例を示す断面説明図である。
の他例を示す断面説明図である。
1,2 上・下シート 3,4 上・下カバー 5 流体室 7 外周接着部 8 付加接着部 9 貫通孔 12 不織布 13,14 上・下モールド 16 敷布団 17 敷布団本体 31,44 区画シート 32,33 上側・下側流体室 38,39 上側・下側不織布 41,42,43 前・中・後流体室 42A,42B 中上側・中下側流体室 43A,43B 後上側・後下側流体室 M 流体バッグ
Claims (11)
- 【請求項1】 ゴム製の上・下シートと、上シートの上
面を覆被する布製の上カバーと、下シートの下面を覆被
する布製の下カバーを有し、 各シートと各カバーの外周縁部において、上下に隣接す
る部分同士が、それぞれ、接着されて、外周接着部が形
成され、 両シート間に、外周接着部により囲繞される流体室が形
成され、 各シートと各カバーの対応する多数箇所において、上下
に隣接する部分同士が、それぞれ、接着されて、付加接
着部が形成された流体バッグ。 - 【請求項2】 流体室が複数の室に区画された請求項1
記載の流体バッグ。 - 【請求項3】 ゴム製の上・下シートと、両シート間に
介装されるゴム製の区画シートと、上シートの上面を覆
被する布製の上カバーと、下シートの下面を覆被する布
製の下カバーを有し、 各シートと各カバーの外周縁部において、上下に隣接す
る部分同士が、それぞれ、接着されて、外周接着部が形
成され、 上シートと区画シート間に、外周接着部により囲繞され
る上側流体室が形成され、 区画シートと下シート間に、外周接着部により囲繞され
る下側流体室が形成され、 各シートと各カバーの対応する多数箇所において、上下
に隣接する部分同士が、それぞれ、接着されて、付加接
着部が形成された流体バッグ。 - 【請求項4】 両カバーの一方のJIS「L−101
7」による伸度が他方よりも大とされた請求項1〜3の
何れかに記載の流体バッグ。 - 【請求項5】 付加接着部が、各シートと各カバーに種
々のパターンで配設された請求項1〜4の何れかに記載
の流体バッグ。 - 【請求項6】 付加接着部に、貫通孔が上下方向に形成
された請求項1〜5の何れかに記載の流体バッグ。 - 【請求項7】 各シート間における、外周接着部及び付
加接着部を除く部分に、密着防止のために、ステアリン
酸亜鉛、又は、タルク等の離型剤が使用された請求項1
〜6の何れかに記載の流体バッグ。 - 【請求項8】 各シート間における、外周接着部及び付
加接着部を除く部分に、不織布が介装された請求項1〜
6の何れかに記載の流体バッグ。 - 【請求項9】 請求項1〜3の何れかに記載の流体バッ
グの製造方法であって、 上・下モールド間に、未加硫の各シートと各カバーをセ
ットして、 両モールドを型締めし、 各シートを加硫して、 各シート及び各カバーの接着予定箇所を接着する流体バ
ッグの製造方法。 - 【請求項10】 敷布団本体と、請求項1〜8の何れか
に記載の流体バッグを有し、 流体バッグが敷布団本体に備えられた流体バッグ入り敷
布団。 - 【請求項11】 流体バッグが敷布団本体内に対して出
し入れ自在とされた請求項10記載の流体バッグ入り敷
布団。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237898A JP2000232923A (ja) | 1998-12-17 | 1999-08-25 | 流体バッグ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-375766 | 1998-12-17 | ||
JP37576698 | 1998-12-17 | ||
JP11237898A JP2000232923A (ja) | 1998-12-17 | 1999-08-25 | 流体バッグ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000232923A true JP2000232923A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=26533429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11237898A Pending JP2000232923A (ja) | 1998-12-17 | 1999-08-25 | 流体バッグ、その製造方法及び流体バッグ入り敷布団 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000232923A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106602A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2014531929A (ja) * | 2011-09-21 | 2014-12-04 | ストライカー コーポレイションStryker Corporation | 患者/病人支持体 |
KR101523538B1 (ko) * | 2014-03-12 | 2015-06-01 | 주식회사 파비노 | 이중직을 이용한 보온용 에어 패드 |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP11237898A patent/JP2000232923A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106602A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2014531929A (ja) * | 2011-09-21 | 2014-12-04 | ストライカー コーポレイションStryker Corporation | 患者/病人支持体 |
KR101523538B1 (ko) * | 2014-03-12 | 2015-06-01 | 주식회사 파비노 | 이중직을 이용한 보온용 에어 패드 |
WO2015137711A1 (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 주식회사 파비노 | 이중직을 이용한 에어 패드 |
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