JP2000231648A - 紙幣識別機のプログラム更新方法 - Google Patents

紙幣識別機のプログラム更新方法

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JP2000231648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】識別プログラムや識別テーブルを更新する場
合、これらの整合性の確認作業を全て自動化して迅速か
つ柔軟な対応を可能とし、時間、経費、工数の大幅な削
減を図ると共に、人為的ミスなどにより発生する識別プ
ログラムと識別テーブルのバージョンの不整合による様
々な動作不良を確実に防止し、製品の信頼性及び品質の
向上を図る。 【解決手段】 紙幣識別機の識別プログラム及び/又は
識別テーブルを更新用記憶媒体を用いて更新する紙幣識
別機のプログラム更新方法において、前記更新用記憶媒
体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方
と整合性に関する情報をそれぞれ記憶させ、前記紙幣識
別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム
及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されてい
る前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとに
それぞれバージョン情報を持たせて、更新後の前記紙幣
識別機の前記識別プログラム及び前記識別テーブルが整
合する場合にのみ前記紙幣識別機の前記識別プログラム
及び/又は前記識別テーブルを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣の真偽や金種
などを識別する紙幣識別機の不揮発性メモリ内に記憶さ
れた紙幣識別の手順/方法などを示す識別プログラム
や、紙幣の情報などを含む識別テーブルをメモリカード
等の記憶媒体を用いて、或はシリアル通信によって更新
する紙幣識別機のプログラム更新方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣識別機は識別プログラムや識
別テーブルを紙幣識別機内のROMに格納しており、こ
れら識別プログラムや識別テーブルの更新の際にはRO
Mそのものの交換を行っている。この場合、識別プログ
ラムと識別テーブルの整合性は、ROMに貼られたバー
ジョン情報の記されたシールなどを作業者が読んで確認
し、作業者自身が判断するようになっている。
【0003】また、特許第2824439号公報には、
ROMの代わりにメモリカードに識別プログラムや識別
テーブルを格納しておき、更新の際にメモリカードを交
換する方法が開示されている。この場合、メモリカード
内の識別プログラムや識別テーブルのバージョンが紙幣
識別機の表示部に表示され、これを作業者ないしはオペ
レータが確認し、識別プログラムや識別テーブルの整合
性の良否を判断するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】紙幣識別機において
は、識別する紙幣の種類の増加や変更、新たな偽札への
対応、顧客の要求、その他様々な理由により識別プログ
ラムや識別テーブルを更新する必要がしばしば生じ、そ
のような場合、上述のような従来の技術においては、い
ずれも整合性の確認は識別プログラムと識別テーブルの
対応表などをメーカー側で作成し、作業者又はオペレー
タがその対応表を見て行わなければならないので、多大
な時間、経費、工数がかかってしまうという問題があっ
た。さらに、整合性の確認作業は作業者又はオペレータ
が行うので人為的ミスの発生が避けられず、そのため、
バージョンの不整合により、紙幣識別機の制御不能、紙
幣識別機の制御異常や識別テーブルデータ異常による識
別紙幣のリジェクト多発や金種、真偽の誤認識の発生な
どの様々な動作不良を確実に防止することができなかっ
た。これらのことは、製品の信頼性、品質保証上大きな
問題となっており、その解決が強く望まれていた。
【0005】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、紙幣識別機の識別プログラ
ムや識別テーブルを更新する場合、これらの整合性の確
認作業を全て自動化して迅速かつ柔軟な対応を可能と
し、時間、経費、工数の大幅な削減を図ると共に、人為
的ミスなどにより発生する識別プログラムと識別テーブ
ルのバージョンの不整合による様々な動作不良を確実に
防止し、製品の信頼性及び品質の向上を図ることのでき
る紙幣識別機のプログラム更新方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙幣識別機の
識別プログラム及び/又は識別テーブルを更新用記憶媒
体を用いて更新する紙幣識別機のプログラム更新方法に
関し、本発明の上記目的は、前記更新用記憶媒体に識別
プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方と整合性
に関する情報をそれぞれ記憶させ、前記紙幣識別機の不
揮発性メモリに記憶されている識別プログラム及び識別
テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されている前記識
別プログラム及び/又は前記識別テーブルとにそれぞれ
バージョン情報を持たせて、更新後の前記紙幣識別機の
前記識別プログラム及び前記識別テーブルが整合する場
合にのみ前記紙幣識別機の前記識別プログラム及び/又
は前記識別テーブルを更新することによって達成され
る。
【0007】また、前記更新用記憶媒体に識別プログラ
ム及び識別テーブルの少なくとも一方と整合性に関する
情報をそれぞれ記憶させ、前記紙幣識別機の不揮発性メ
モリに記憶されている識別プログラム及び識別テーブル
と前記更新用記憶媒体に記憶されている前記識別プログ
ラム及び/又は前記識別テーブルとにそれぞれバージョ
ン情報を持たせて、前記更新用記憶媒体の前記識別プロ
グラム及び/又は前記識別テーブルのバージョン情報
と、前記紙幣識別機の前記識別プログラム及び/又は前
記識別テーブルのバージョン情報とを比較し、前記更新
用記憶媒体の前記識別プログラム及び/又は前記識別テ
ーブルのバージョンの方が新しく、かつ更新後に前記紙
幣識別機の前記識別プログラム及び前記識別テーブルが
整合する場合にのみ前記紙幣識別機の前記識別プログラ
ム及び/又は前記識別テーブルを更新することによって
も達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、紙幣識別機に内蔵さ
れている2種類の不揮発性メモリに個別に記憶されてい
る紙幣識別の手順/方法を示す識別プログラム、紙幣の
情報を含む識別テーブルを更新用記憶媒体(又は通信手
段)によって更新する。その際、更新用記憶媒体内に記
憶されている識別プログラムと識別テーブルの整合性に
関する情報を参照して、更新後の識別プログラムと識別
テーブルの整合性を判定し、整合する場合のみ更新する
か、或は、更新用記憶媒体及び紙幣識別機の各識別プロ
グラムと識別テーブルのバージョンをそれぞれ比較し、
更新用記憶媒体に記憶されているバージョンの方が新し
く、かつ更新後の識別プログラムと識別テーブルが整合
する場合のみ更新する。
【0009】即ち、識別プログラム及び識別テーブルの
両方を更新する第1処理モードの場合、先ず入力用スイ
ッチで識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新す
る第1処理モードを設定し、紙幣識別機内の既存の識別
プログラム及び識別テーブルのバージョンと、更新用記
憶媒体内の識別プログラム及び識別テーブルのバージョ
ンとを読み込んだ後、それぞれ個別にバージョンを比較
する。そして、更新用記憶媒体に記憶されているバージ
ョンの方が新しいと判定されたものについて、更新用記
憶媒体内の整合性に関する情報を参照し、更新後の識別
プログラムと識別テーブルの整合性を判定すると共に、
整合すると判定されたものを更新対象とし、紙幣識別機
内の不揮発性メモリの更新対象情報を書き換える。ま
た、識別プログラム、識別テーブルのいずれか一方を更
新する第2処理モード(♯1、♯2)の場合、先ず入力
用スイッチで識別プログラム、識別テーブルのいずれか
一方を更新する第2処理モードを設定し、更新用記憶媒
体内の整合性に関する情報を参照し、更新後の識別プロ
グラムと識別テーブルの整合性を判定すると共に、整合
すると判定されたものを更新対象とし、紙幣識別機内の
不揮発性メモリの更新対象情報を書き換える。
【0010】図1は、本発明方法を適用することのでき
る紙幣識別機の一例を示しており、本体上部の載置台1
0に載置された複数金種の紙幣は内部に取り込まれ、金
種毎に分類されて下部のストッカ11に放出されると共
に、偽紙幣等はリジェクトテーブル12にリジェクトさ
れる。また、装置正面には操作を指示したり、必要な情
報を入力したりするための操作パネル13が設けられる
と共に、データや操作案内等を表示する表示部14が設
けられている。紙幣識別機の内部には、紙幣の搬送路及
び機構と共に全体の制御を行う回路系のCPU基板1が
着脱可能に搭載されている。
【0011】図2はCPU基板1の内部構成例を示すと
共に、更新用記憶媒体としてのメモリカード7をCPU
基板1のカードコネクタ8へ挿入する様子を示してお
り、CPU基板1には全体の制御を行うCPU2、識別
テーブルを格納した不揮発性メモリ(例えばフラッシュ
メモリ)の外部メモリ4が装填されている。CPU2は
不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)の内部メモ
リ3を内蔵し、内部メモリ3には紙幣の識別手順/方法
などを示す識別プログラム及び識別プログラムのバージ
ョン情報が記憶されている。外部メモリ4は、図3
(B)に示すような識別の基準となる紙幣の特徴などを
含む識別テーブル及び識別テーブルのバージョン情報を
記憶している。CPU基板1は更に入力用スイッチ5、
LEDで成る表示装置6及びメモリカード7を挿入する
ためのカードコネクタ8を具備している。入力用スイッ
チ5は更新作業時に、作業者が更新処理モード(第1処
理モード、第2処理モード)を選択するための手段であ
り、表示装置6は処理段階やエラーなどを表示する。
尚、入力用スイッチ5及び表示装置6は、CPU基板1
の外部(例えば紙幣識別機の操作パネル13、表示部1
4)に配設されていてもよい。
【0012】更新用記録媒体としてのメモリカード7は
カードコネクタ8に挿入されるようになっており、メモ
リカード7には識別プログラムと識別テーブルが記憶さ
れており、内部フラッシュ用データ(識別プログラム)
及び外部フラッシュ用データ(識別テーブル)と、識別
プログラム及び識別テーブルのバージョンの整合性に関
する情報等を格納したヘッダファイルとを結合したデー
タファイル9として記憶されている。ヘッダファイルの
構成は図3(A)に示すように、識別プログラムバージ
ョン及び整合する識別テーブルバージョンの整合性に関
する識別プログラム対応テーブルと、識別テーブルバー
ジョン及び整合する識別プログラムバージョンの整合性
に関する識別テーブル対応テーブルとで成っている。ま
た、識別テーブルは図3(B)に示すように、金種識別
テーブル、真偽識別テーブル、真偽識別しきい値等で構
成されている。
【0013】図4、図5及び図6は本発明の実施例を示
すフローチャートであり、以下に本発明による更新処理
について説明する。
【0014】識別プログラム、識別テーブルの両方を更
新する第1処理モードの場合は、先ず電源オフ状態で入
力用スイッチ5を識別プログラム、識別テーブルの両方
を更新する設定値(例えば“DF”)にする。次に、メ
モリカード7がカードコネクタ8に挿入されていない状
態で電源をオンする。この時、識別ユニットは更新処理
モードで起動したことを表示装置6により表示し(ステ
ップS1)、メモリカード7がカードコネクタ8に挿入
されているか否かを検知し(ステップS2)、挿入され
ていなければ表示装置6に表示してメモリカード挿入待
ち状態となる(ステップS3)。一方、上記ステップS
2でメモリカード7がカードコネクタ8に挿入されてい
れば、メモリカード7が抜かれたか否かを判断し(ステ
ップS2A)、メモリカード7が抜かれた状態でメモリ
カード挿入待ち状態となる(ステップS3)。
【0015】次に、メモリカード7をカードコネクタ8
に挿入すると、メモリカード7の挿入を検知し(ステッ
プS4)、メモリカード7が挿入されていれば表示装置
6にメモリカードチェック中の表示を行う(ステップS
5)。このような処理を行うのは、更新作業を無意識に
行わないようにするためである。そして、異なるファイ
ルの書込みを防止するため、正しいファイルであるか否
かをチェックする(ステップS6及びS7)。ここで、
チェック異常となった場合は表示装置6に表示し(ステ
ップS8)、メモリカード7の交換を促す。ステップS
6及びS7のチェックで正常と判断されれば、紙幣識別
機の内部メモリ3に記憶されている既存の識別プログラ
ム及び識別テーブルのバージョン情報を読出す(ステッ
プS9)。 その後、メモリーカード7をアクセスして
データファイル9内の識別プログラム及び識別テーブル
のバージョン情報を読出すが(ステップS10)、デー
タファイル9が内部解析を防ぐために暗号化されている
ため、復号化も同時に行っている。次に入力用スイッチ
5の設定値を読取り、識別プログラム、識別テーブルの
いずれか一方を更新する第2処理モードか、又は両方を
更新する第1処理モードかを判定する(ステップS11
及びS12)。ここでは、識別プログラム及び識別テー
ブルの両方を更新する第1処理モードに設定されてお
り、ステップS11及びS12がいずれもNoとなるの
で、読出した2つのバージョン情報を比較する(ステッ
プS13)。この比較は、メモリカード7内の識別プロ
グラムのバージョンが既存バージョンより新しいか否か
の判断であり、メモリーカード7のデータファイル9内
のバージョンの方が新しい場合だけ識別プログラムを更
新対象とする(ステップS14)。識別テーブルについ
ても同様である(ステップS15及びS16)。
【0016】次に識別プログラムが更新対象であるか否
かを判断し(ステップS19)、識別プログラムが更新
対象の場合にはメモリカード7からデータファイル9内
に記憶されている識別プログラムと識別テーブルの整合
性に関するバージョン整合データを読出し(ステップS
20)、更新対象を書換えた後の識別プログラムと識別
テーブルのバージョンに不整合がないか否かを判定する
(ステップS21)。不整合が生じる場合は書換えを行
わず、表示装置6にバージョン不整合エラーを表示して
メモリカード交換を促し(ステップS25)、上記ステ
ップS2にリターンする。識別テーブルについても上記
識別プログラムの場合と同様である(ステップS22,
S23,S24)。また、上記ステップS21及びS2
4において各バージョンが整合し、更新可能と判定され
た場合には表示装置6にダウンロードスタート待ち状態
を示す(ステップS26)。
【0017】次に、入力用スイッチ5によりダウンロー
ドスタートの合図(例えば設定値“D0”)を入力する
(ステップS27)。そして、識別プログラムが更新対
象であるか否かを判定し(ステップS28)、識別プロ
グラムが更新対象である場合は表示装置6に識別プログ
ラムダウンロード中であることを表示する(ステップS
29)。次に、内部メモリ3に記憶されている識別プロ
グラムのバージョン情報を削除し(ステップS30)、
メモリカード7をアクセスしてデータファイル9内から
識別プログラムのダウンロードを行い、内部メモリ3を
書換える(ステップS31)。この時、バージョン情報
が格納されていたメモリ内のエリアは書換えずに、クリ
ア状態のまま処理を行う。こうしてバージョン情報以外
の情報が正常に書換えられると、最後にバージョン情報
の書換えを行う(ステップS32)。このような処理フ
ローにすることにより、停電などにより処理が中断した
場合、その後同一バージョンであると判定され、修復更
新処理が不可能になることを回避することができる。ま
た、起動時にバージョン情報を確認することで書換え作
業が正常に終了したことを判断でき、書換え異常による
動作不良、性能異常、誤鑑別等を回避することができ
る。
【0018】識別テーブルが更新対象である場合も、識
別プログラムのダウンロードの場合と同様の処理を行う
(ステップS33,S34,S35,S36,S3
7)。こうして全ての処理が正常に終了すれば、表示装
置6に正常終了を表示し(ステップS38)、更新を終
了する。
【0019】一方、識別プログラムのみを更新する第2
処理モード(♯1)の場合も上述と同様にステップS1
乃至S9が実行され、メモリカード7のデータファイル
9内に記憶されている識別プログラム及び識別テーブル
のバージョン情報を読出し(ステップS10)、ステッ
プS11において識別プログラムのみの更新モードと判
定され、識別プログラムを更新対象とする(ステップS
17)。そして、識別プログラムが更新対象か否かを判
定するが(ステップS19)、ここでは当然更新対象で
あるので次に、更新対象を書換えた後の識別プログラム
と識別テーブルのバージョンに不整合がないかを判定す
る(ステップS20及びS21)。不整合が生じる場合
は、上述第1処理モードの場合と同様に書換えを行わず
に表示装置6に不整合エラーを表示し(ステップS2
5)、メモリカード7の交換を促す。ステップS21で
バージョンが整合して更新可能と判定された場合、本モ
ードでは識別プログラムのみが更新対象となっているの
で、識別テーブルは更新対象となっておらず(ステップ
S22)、ステップS26へスキップする。以降は、上
記第1処理モードの場合と同様に、ステップS26乃至
S38が実行されて更新処理は終了する。
【0020】更に識別テーブルのみを更新する第2モー
ド(♯2)の場合は、上記各処理モードの場合と同様に
ステップS1乃至S9が実行され、メモリカード7のデ
ータファイル9内に記憶されている識別プログラム及び
識別テーブルのバージョン情報を読出すが(ステップS
10)、本モードでは識別テーブルのみの更新モードと
なっており、ステップS11でNo、ステップS12で
Yesとなり、識別テーブルを更新対象とし(ステップ
S18)、ステップS19へ進む。本モードでは識別テ
ーブルのみを更新するので、ステップS19でNoとな
ってステップS22へスキップする。そして、ステップ
S22では識別テーブルが更新対象と判断されるので、
メモリカード7のデータファイル9内に記憶されている
識別プログラム及び識別テーブルの整合性に関するデー
タを読出し(ステップS23)、更新対象を書換えた後
の識別プログラムと識別テーブルのバージョンに不整合
がないかを判定する(ステップS24)。不整合が生じ
る場合は書換えを行わずに表示装置6に不整合エラーを
表示し(ステップS25)、メモリカード7の交換を促
す。また、バージョンが整合して更新可能と判定された
場合(ステップS24のYes)にはステップS26へ
進み、以降は上記各処理モードの場合と同様に、ステッ
プS26乃至S38までが実行されて更新処理は終了す
る。
【0021】本発明においてはメモリカードを更新用記
憶媒体として更新を行うようにしているが、RAM等を
介したシリアル通信による更新も可能であり、整合の対
象は識別プログラム及び識別テーブル以外の複数のプロ
グラムやデータテーブルであってもよい。また、上記実
施例においては識別プログラム及び識別テーブルがそれ
ぞれ異なるメモリに格納されているが、同一の不揮発性
メモリ内に記憶するようにしてもよく、それぞれを複数
の不揮発性メモリに記憶するようにしてもよい。さら
に、上記実施例における更新用記憶媒体はメモリカード
を用いているが、ICカード、光カード、ROMカード
等であってもよい。また、更新処理中に不揮発性メモリ
の書換え回数を計数し、書換え回数が限界に近づいたと
きに警告を出すようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】識別する紙幣の種類の増加や変更、新た
な偽札への対応、幅広い顧客の要求、その他様々な理由
により紙幣識別機の識別プログラムや識別テーブルを更
新する場合において、本発明によれば膨大な整合性の確
認作業が不要となるので、時間、経費、工数の大幅な削
減が図れる。また、識別プログラムと識別テーブルの整
合性が確実に保証され、不整合による様々な動作不良が
防止される。さらに、不必要な書換えが減るため、書換
え回数に制限のあるメモリへの負担を軽減でき、書込み
異常を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用することができる紙幣識別機
の一例を示す斜視図である。
【図2】CPU基板の内部構成例及びCPU基板へのメ
モリカードの挿入の様子を示す図である。
【図3】本発明で使用する整合性情報及び識別テーブル
の例であり、同図(A)はヘッダファイルの例を、同図
(B))は識別テーブルの例を示している。
【図4】図4は本発明の実施例を示すフローチャートの
一部である。
【図5】図5は本発明の実施例を示すフローチャートの
一部である。
【図6】図6は本発明の実施例を示すフローチャートの
一部である。
【符号の説明】
1 CPU基板 2 CPU 3 内部メモリ(不揮発性メモリ) 4 外部メモリ(不揮発性メモリ) 5 入力用スイッチ 6 表示装置 7 メモリカード 8 カードコネクタ 9 データファイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣識別機の識別プログラム及び/又は
    識別テーブルを更新用記憶媒体を用いて更新する紙幣識
    別機のプログラム更新方法において、前記更新用記憶媒
    体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方
    と整合性に関する情報をそれぞれ記憶させ、前記紙幣識
    別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム
    及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されてい
    る前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとに
    それぞれバージョン情報を持たせて、更新後の前記紙幣
    識別機の前記識別プログラム及び前記識別テーブルが整
    合する場合にのみ前記紙幣識別機の前記識別プログラム
    及び/又は前記識別テーブルを更新するようにしたこと
    を特徴とする紙幣識別機のプログラム更新方法。
  2. 【請求項2】 紙幣識別機の識別プログラム及び/又は
    識別テーブルを更新用記憶媒体を用いて更新する紙幣識
    別機のプログラム更新方法において、前記更新用記憶媒
    体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方
    と整合性に関する情報をそれぞれ記憶させ、前記紙幣識
    別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム
    及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されてい
    る前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとに
    それぞれバージョン情報を持たせて、前記更新用記憶媒
    体の前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルの
    バージョン情報と、前記紙幣識別機の前記識別プログラ
    ム及び/又は前記識別テーブルのバージョン情報とを比
    較し、前記更新用記憶媒体の前記識別プログラム及び/
    又は前記識別テーブルのバージョンの方が新しく、かつ
    更新後に前記紙幣識別機の前記識別プログラム及び前記
    識別テーブルが整合する場合にのみ前記紙幣識別機の前
    記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルを更新す
    るようにしたことを特徴とする紙幣識別機のプログラム
    更新方法。
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