JP3805548B2 - 紙幣識別機のプログラム更新方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣の真偽や金種などを識別する紙幣識別機の不揮発性メモリ内に記憶された紙幣識別の手順/方法などを示す識別プログラムや、紙幣の情報などを含む識別テーブルをメモリカード等の記憶媒体を用いて、或はシリアル通信によって更新する紙幣識別機のプログラム更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の紙幣識別機は識別プログラムや識別テーブルを紙幣識別機内のROMに格納しており、これら識別プログラムや識別テーブルの更新の際にはROMそのものの交換を行っている。この場合、識別プログラムと識別テーブルの整合性は、ROMに貼られたバージョン情報の記されたシールなどを作業者が読んで確認し、作業者自身が判断するようになっている。
【0003】
また、特許第2824439号公報には、ROMの代わりにメモリカードに識別プログラムや識別テーブルを格納しておき、更新の際にメモリカードを交換する方法が開示されている。この場合、メモリカード内の識別プログラムや識別テーブルのバージョンが紙幣識別機の表示部に表示され、これを作業者ないしはオペレータが確認し、識別プログラムや識別テーブルの整合性の良否を判断するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
紙幣識別機においては、識別する紙幣の種類の増加や変更、新たな偽札への対応、顧客の要求、その他様々な理由により識別プログラムや識別テーブルを更新する必要がしばしば生じ、そのような場合、上述のような従来の技術においては、いずれも整合性の確認は識別プログラムと識別テーブルの対応表などをメーカー側で作成し、作業者又はオペレータがその対応表を見て行わなければならないので、多大な時間、経費、工数がかかってしまうという問題があった。さらに、整合性の確認作業は作業者又はオペレータが行うので人為的ミスの発生が避けられず、そのため、バージョンの不整合により、紙幣識別機の制御不能、紙幣識別機の制御異常や識別テーブルデータ異常による識別紙幣のリジェクト多発や金種、真偽の誤認識の発生などの様々な動作不良を確実に防止することができなかった。これらのことは、製品の信頼性、品質保証上大きな問題となっており、その解決が強く望まれていた。
【0005】
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、紙幣識別機の識別プログラムや識別テーブルを更新する場合、これらの整合性の確認作業を全て自動化して迅速かつ柔軟な対応を可能とし、時間、経費、工数の大幅な削減を図ると共に、人為的ミスなどにより発生する識別プログラムと識別テーブルのバージョンの不整合による様々な動作不良を確実に防止し、製品の信頼性及び品質の向上を図ることのできる紙幣識別機のプログラム更新方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、紙幣識別機の識別プログラム及び/又は識別テーブルを更新用記憶媒体を用いて更新する紙幣識別機のプログラム更新方法に関し、本発明の上記目的は、前記更新用記憶媒体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方のデータと、識別プログラムと識別テーブルとが整合する両者のバージョンの組合せを示す整合性判定用情報とをそれぞれ記憶させると共に、前記紙幣識別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されている前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとにそれぞれバージョン情報を持たせておき、更に、前記紙幣識別機における更新処理モードとして前記識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1のモードと前記識別テーブルのみを更新する第2のモードとを備え、前記更新処理モードが前記第2のモードの際は、前記紙幣識別機の識別プログラムと前記更新用記憶媒体内の識別テーブルとが整合するか否かを前記紙幣識別機の前記識別プログラムのバージョン情報、前記更新用記憶媒体内の前記識別テーブルのバージョン情報及び前記整合性判定用情報に基づいて判定し、整合すると判定した場合にのみ前記紙幣識別機の識別テーブルを更新することによって達成される。
【0007】
また、前記更新用記憶媒体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方のデータと、識別プログラムと識別テーブルとが整合する両者のバージョンの組合せを示す整合性判定用情報とをそれぞれ記憶させると共に、前記紙幣識別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されている前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとにそれぞれバージョン情報を持たせておき、更に、前記紙幣識別機における更新処理モードとして前記識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1のモードと前記識別テーブルのみを更新する第2のモードとを備え、前記更新処理モードが前記第2のモードの際は、前記紙幣識別機の識別プログラムと前記更新用記憶媒体内の識別テーブルとが整合するか否かを前記紙幣識別機の前記識別プログラムのバージョン情報、前記更新用記憶媒体内の前記識別テーブルのバージョン情報及び前記整合性判定用情報に基づいて判定し、整合すると判定した場合で、かつ前記紙幣識別機の識別テーブルのバージョンと比較して前記更新用記憶媒体の識別テーブルのバージョンの方が新しい場合にのみ前記紙幣識別機の識別テーブルを更新することによっても達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明では、紙幣識別機に内蔵されている2種類の不揮発性メモリに個別に記憶されている紙幣識別の手順/方法を示す識別プログラム、紙幣の情報を含む識別テーブルを更新用記憶媒体(又は通信手段)によって更新する。その際、更新用記憶媒体内に記憶されている識別プログラムと識別テーブルの整合性に関する情報を参照して、更新後の識別プログラムと識別テーブルの整合性を判定し、整合する場合のみ更新するか、或は、更新用記憶媒体及び紙幣識別機の各識別プログラムと識別テーブルのバージョンをそれぞれ比較し、更新用記憶媒体に記憶されているバージョンの方が新しく、かつ更新後の識別プログラムと識別テーブルが整合する場合のみ更新する。
【0009】
即ち、識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1処理モードの場合、先ず入力用スイッチで識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1処理モードを設定し、紙幣識別機内の既存の識別プログラム及び識別テーブルのバージョンと、更新用記憶媒体内の識別プログラム及び識別テーブルのバージョンとを読み込んだ後、それぞれ個別にバージョンを比較する。そして、更新用記憶媒体に記憶されているバージョンの方が新しいと判定されたものについて、更新用記憶媒体内の整合性に関する情報を参照し、更新後の識別プログラムと識別テーブルの整合性を判定すると共に、整合すると判定されたものを更新対象とし、紙幣識別機内の不揮発性メモリの更新対象情報を書き換える。また、識別プログラム、識別テーブルのいずれか一方を更新する第2処理モード(♯1、♯2)の場合、先ず入力用スイッチで識別プログラム、識別テーブルのいずれか一方を更新する第2処理モードを設定し、更新用記憶媒体内の整合性に関する情報を参照し、更新後の識別プログラムと識別テーブルの整合性を判定すると共に、整合すると判定されたものを更新対象とし、紙幣識別機内の不揮発性メモリの更新対象情報を書き換える。
【0010】
図1は、本発明方法を適用することのできる紙幣識別機の一例を示しており、本体上部の載置台10に載置された複数金種の紙幣は内部に取り込まれ、金種毎に分類されて下部のストッカ11に放出されると共に、偽紙幣等はリジェクトテーブル12にリジェクトされる。また、装置正面には操作を指示したり、必要な情報を入力したりするための操作パネル13が設けられると共に、データや操作案内等を表示する表示部14が設けられている。紙幣識別機の内部には、紙幣の搬送路及び機構と共に全体の制御を行う回路系のCPU基板1が着脱可能に搭載されている。
【0011】
図2はCPU基板1の内部構成例を示すと共に、更新用記憶媒体としてのメモリカード7をCPU基板1のカードコネクタ8へ挿入する様子を示しており、CPU基板1には全体の制御を行うCPU2、識別テーブルを格納した不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)の外部メモリ4が装填されている。CPU2は不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)の内部メモリ3を内蔵し、内部メモリ3には紙幣の識別手順/方法などを示す識別プログラム及び識別プログラムのバージョン情報が記憶されている。外部メモリ4は、図3(B)に示すような識別の基準となる紙幣の特徴などを含む識別テーブル及び識別テーブルのバージョン情報を記憶している。CPU基板1は更に入力用スイッチ5、LEDで成る表示装置6及びメモリカード7を挿入するためのカードコネクタ8を具備している。入力用スイッチ5は更新作業時に、作業者が更新処理モード(第1処理モード、第2処理モード)を選択するための手段であり、表示装置6は処理段階やエラーなどを表示する。尚、入力用スイッチ5及び表示装置6は、CPU基板1の外部(例えば紙幣識別機の操作パネル13、表示部14)に配設されていてもよい。
【0012】
更新用記録媒体としてのメモリカード7はカードコネクタ8に挿入されるようになっており、メモリカード7には識別プログラムと識別テーブルが記憶されており、内部フラッシュ用データ(識別プログラム)及び外部フラッシュ用データ(識別テーブル)と、識別プログラム及び識別テーブルのバージョンの整合性に関する情報等を格納したヘッダファイルとを結合したデータファイル9として記憶されている。ヘッダファイルの構成は図3(A)に示すように、識別プログラムバージョン及び整合する識別テーブルバージョンの整合性に関する識別プログラム対応テーブルと、識別テーブルバージョン及び整合する識別プログラムバージョンの整合性に関する識別テーブル対応テーブルとで成っている。また、識別テーブルは図3(B)に示すように、金種識別テーブル、真偽識別テーブル、真偽識別しきい値等で構成されている。
【0013】
図4、図5及び図6は本発明の実施例を示すフローチャートであり、以下に本発明による更新処理について説明する。
【0014】
識別プログラム、識別テーブルの両方を更新する第1処理モードの場合は、先ず電源オフ状態で入力用スイッチ5を識別プログラム、識別テーブルの両方を更新する設定値(例えば“DF”)にする。次に、メモリカード7がカードコネクタ8に挿入されていない状態で電源をオンする。この時、識別ユニットは更新処理モードで起動したことを表示装置6により表示し(ステップS1)、メモリカード7がカードコネクタ8に挿入されているか否かを検知し(ステップS2)、挿入されていなければ表示装置6に表示してメモリカード挿入待ち状態となる(ステップS3)。一方、上記ステップS2でメモリカード7がカードコネクタ8に挿入されていれば、メモリカード7が抜かれたか否かを判断し(ステップS2A)、メモリカード7が抜かれた状態でメモリカード挿入待ち状態となる(ステップS3)。
【0015】
次に、メモリカード7をカードコネクタ8に挿入すると、メモリカード7の挿入を検知し(ステップS4)、メモリカード7が挿入されていれば表示装置6にメモリカードチェック中の表示を行う(ステップS5)。このような処理を行うのは、更新作業を無意識に行わないようにするためである。そして、異なるファイルの書込みを防止するため、正しいファイルであるか否かをチェックする(ステップS6及びS7)。ここで、チェック異常となった場合は表示装置6に表示し(ステップS8)、メモリカード7の交換を促す。ステップS6及びS7のチェックで正常と判断されれば、紙幣識別機の内部メモリ3に記憶されている既存の識別プログラム及び識別テーブルのバージョン情報を読出す(ステップS9)。 その後、メモリーカード7をアクセスしてデータファイル9内の識別プログラム及び識別テーブルのバージョン情報を読出すが(ステップS10)、データファイル9が内部解析を防ぐために暗号化されているため、復号化も同時に行っている。次に入力用スイッチ5の設定値を読取り、識別プログラム、識別テーブルのいずれか一方を更新する第2処理モードか、又は両方を更新する第1処理モードかを判定する(ステップS11及びS12)。ここでは、識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1処理モードに設定されており、ステップS11及びS12がいずれもNoとなるので、読出した2つのバージョン情報を比較する(ステップS13)。この比較は、メモリカード7内の識別プログラムのバージョンが既存バージョンより新しいか否かの判断であり、メモリーカード7のデータファイル9内のバージョンの方が新しい場合だけ識別プログラムを更新対象とする(ステップS14)。識別テーブルについても同様である(ステップS15及びS16)。
【0016】
次に識別プログラムが更新対象であるか否かを判断し(ステップS19)、識別プログラムが更新対象の場合にはメモリカード7からデータファイル9内に記憶されている識別プログラムと識別テーブルの整合性に関するバージョン整合データを読出し(ステップS20)、更新対象を書換えた後の識別プログラムと識別テーブルのバージョンに不整合がないか否かを判定する(ステップS21)。不整合が生じる場合は書換えを行わず、表示装置6にバージョン不整合エラーを表示してメモリカード交換を促し(ステップS25)、上記ステップS2にリターンする。識別テーブルについても上記識別プログラムの場合と同様である(ステップS22,S23,S24)。また、上記ステップS21及びS24において各バージョンが整合し、更新可能と判定された場合には表示装置6にダウンロードスタート待ち状態を示す(ステップS26)。
【0017】
次に、入力用スイッチ5によりダウンロードスタートの合図(例えば設定値“D0”)を入力する(ステップS27)。そして、識別プログラムが更新対象であるか否かを判定し(ステップS28)、識別プログラムが更新対象である場合は表示装置6に識別プログラムダウンロード中であることを表示する(ステップS29)。次に、内部メモリ3に記憶されている識別プログラムのバージョン情報を削除し(ステップS30)、メモリカード7をアクセスしてデータファイル9内から識別プログラムのダウンロードを行い、内部メモリ3を書換える(ステップS31)。この時、バージョン情報が格納されていたメモリ内のエリアは書換えずに、クリア状態のまま処理を行う。こうしてバージョン情報以外の情報が正常に書換えられると、最後にバージョン情報の書換えを行う(ステップS32)。このような処理フローにすることにより、停電などにより処理が中断した場合、その後同一バージョンであると判定され、修復更新処理が不可能になることを
回避することができる。また、起動時にバージョン情報を確認することで書換え作業が正常に終了したことを判断でき、書換え異常による動作不良、性能異常、誤鑑別等を回避することができる。
【0018】
識別テーブルが更新対象である場合も、識別プログラムのダウンロードの場合と同様の処理を行う(ステップS33,S34,S35,S36,S37)。こうして全ての処理が正常に終了すれば、表示装置6に正常終了を表示し(ステップS38)、更新を終了する。
【0019】
一方、識別プログラムのみを更新する第2処理モード(♯1)の場合も上述と同様にステップS1乃至S9が実行され、メモリカード7のデータファイル9内に記憶されている識別プログラム及び識別テーブルのバージョン情報を読出し(ステップS10)、ステップS11において識別プログラムのみの更新モードと判定され、識別プログラムを更新対象とする(ステップS17)。そして、識別プログラムが更新対象か否かを判定するが(ステップS19)、ここでは当然更新対象であるので次に、更新対象を書換えた後の識別プログラムと識別テーブルのバージョンに不整合がないかを判定する(ステップS20及びS21)。不整合が生じる場合は、上述第1処理モードの場合と同様に書換えを行わずに表示装置6に不整合エラーを表示し(ステップS25)、メモリカード7の交換を促す。ステップS21でバージョンが整合して更新可能と判定された場合、本モードでは識別プログラムのみが更新対象となっているので、識別テーブルは更新対象となっておらず(ステップS22)、ステップS26へスキップする。以降は、上記第1処理モードの場合と同様に、ステップS26乃至S38が実行されて更新処理は終了する。
【0020】
更に識別テーブルのみを更新する第2モード(♯2)の場合は、上記各処理モードの場合と同様にステップS1乃至S9が実行され、メモリカード7のデータファイル9内に記憶されている識別プログラム及び識別テーブルのバージョン情報を読出すが(ステップS10)、本モードでは識別テーブルのみの更新モードとなっており、ステップS11でNo、ステップS12でYesとなり、識別テーブルを更新対象とし(ステップS18)、ステップS19へ進む。本モードでは識別テーブルのみを更新するので、ステップS19でNoとなってステップS22へスキップする。そして、ステップS22では識別テーブルが更新対象と判断されるので、メモリカード7のデータファイル9内に記憶されている識別プログラム及び識別テーブルの整合性に関するデータを読出し(ステップS23)、更新対象を書換えた後の識別プログラムと識別テーブルのバージョンに不整合がないかを判定する(ステップS24)。不整合が生じる場合は書換えを行わずに表示装置6に不整合エラーを表示し(ステップS25)、メモリカード7の交換を促す。また、バージョンが整合して更新可能と判定された場合(ステップS24のYes)にはステップS26へ進み、以降は上記各処理モードの場合と同様に、ステップS26乃至S38までが実行されて更新処理は終了する。
【0021】
本発明においてはメモリカードを更新用記憶媒体として更新を行うようにしているが、RAM等を介したシリアル通信による更新も可能であり、整合の対象は識別プログラム及び識別テーブル以外の複数のプログラムやデータテーブルであってもよい。また、上記実施例においては識別プログラム及び識別テーブルがそれぞれ異なるメモリに格納されているが、同一の不揮発性メモリ内に記憶するようにしてもよく、それぞれを複数の不揮発性メモリに記憶するようにしてもよい。さらに、上記実施例における更新用記憶媒体はメモリカードを用いているが、ICカード、光カード、ROMカード等であってもよい。また、更新処理中に不揮発性メモリの書換え回数を計数し、書換え回数が限界に近づいたときに警告を出すようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
識別する紙幣の種類の増加や変更、新たな偽札への対応、幅広い顧客の要求、その他様々な理由により紙幣識別機の識別プログラムや識別テーブルを更新する場合において、本発明によれば膨大な整合性の確認作業が不要となるので、時間、経費、工数の大幅な削減が図れる。また、識別プログラムと識別テーブルの整合性が確実に保証され、不整合による様々な動作不良が防止される。さらに、不必要な書換えが減るため、書換え回数に制限のあるメモリへの負担を軽減でき、書込み異常を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用することができる紙幣識別機の一例を示す斜視図である。
【図2】CPU基板の内部構成例及びCPU基板へのメモリカードの挿入の様子を示す図である。
【図3】本発明で使用する整合性情報及び識別テーブルの例であり、同図(A)はヘッダファイルの例を、同図(B))は識別テーブルの例を示している。
【図4】図4は本発明の実施例を示すフローチャートの一部である。
【図5】図5は本発明の実施例を示すフローチャートの一部である。
【図6】図6は本発明の実施例を示すフローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 CPU基板
2 CPU
3 内部メモリ(不揮発性メモリ)
4 外部メモリ(不揮発性メモリ)
5 入力用スイッチ
6 表示装置
7 メモリカード
8 カードコネクタ
9 データファイル
Claims (2)
- 紙幣識別機の識別プログラム及び/又は識別テーブルを更新用記憶媒体を用いて更新する紙幣識別機のプログラム更新方法において、
前記更新用記憶媒体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方のデータと、識別プログラムと識別テーブルとが整合する両者のバージョンの組合せを示す整合性判定用情報とをそれぞれ記憶させると共に、前記紙幣識別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されている前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとにそれぞれバージョン情報を持たせておき、
更に、前記紙幣識別機における更新処理モードとして前記識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1のモードと前記識別テーブルのみを更新する第2のモードとを備え、
前記更新処理モードが前記第2のモードの際は、前記紙幣識別機の識別プログラムと前記更新用記憶媒体内の識別テーブルとが整合するか否かを前記紙幣識別機の前記識別プログラムのバージョン情報、前記更新用記憶媒体内の前記識別テーブルのバージョン情報及び前記整合性判定用情報に基づいて判定し、整合すると判定した場合にのみ前記紙幣識別機の識別テーブルを更新するようにしたことを特徴とする紙幣識別機のプログラム更新方法。 - 紙幣識別機の識別プログラム及び/又は識別テーブルを更新用記憶媒体を用いて更新する紙幣識別機のプログラム更新方法において、
前記更新用記憶媒体に識別プログラム及び識別テーブルの少なくとも一方のデータと、識別プログラムと識別テーブルとが整合する両者のバージョンの組合せを示す整合性判定用情報とをそれぞれ記憶させると共に、前記紙幣識別機の不揮発性メモリに記憶されている識別プログラム及び識別テーブルと前記更新用記憶媒体に記憶されている前記識別プログラム及び/又は前記識別テーブルとにそれぞれバージョン情報を持たせておき、
更に、前記紙幣識別機における更新処理モードとして前記識別プログラム及び識別テーブルの両方を更新する第1のモードと前記識別テーブルのみを更新する第2のモードとを備え、
前記更新処理モードが前記第2のモードの際は、前記紙幣識別機の識別プログラムと前記更新用記憶媒体内の識別テーブルとが整合するか否かを前記紙幣識別機の前記識別プログラムのバージョン情報、前記更新用記憶媒体内の前記識別テーブルのバージョン情報及び前記整合性判定用情報に基づいて判定し、整合すると判定した場合で、かつ前記紙幣識別機の識別テーブルのバージョンと比較して前記更新用記憶媒体の識別テーブルのバージョンの方が新しい場合にのみ前記紙幣識別機の識別テーブルを更新するようにしたことを特徴とする紙幣識別機のプログラム更新方法。
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