JP2000229750A - 用紙カセット及び記録用紙 - Google Patents

用紙カセット及び記録用紙

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JP2000229750A
JP2000229750A JP11031167A JP3116799A JP2000229750A JP 2000229750 A JP2000229750 A JP 2000229750A JP 11031167 A JP11031167 A JP 11031167A JP 3116799 A JP3116799 A JP 3116799A JP 2000229750 A JP2000229750 A JP 2000229750A
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cassette
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tape
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JP11031167A
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Eiichi Harada
栄一 原田
Hiroyuki Suzuki
宏之 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テープ印字装置において、テープ状の記録用紙
と同様に所定サイズの記録用紙にも印字を可能にする。 【解決手段】予めサイズが決められた短冊状の用紙20
1を短冊用紙カセット200に収容しておく。この短冊
用紙カセット200は、テープ印字装置のカセット装着
部15に着脱可能に装着されるハウジングで構成され、
そのハウジングに短冊用紙201を収容する用紙収容部
206と、用紙収容部206に連通して形成された用紙
挿通口207と、用紙収容部206の一側部に形成さ
れ、短冊用紙201が用紙収容部206に挿入される開
口部206aを備える。このような短冊用紙カセット2
00を装置本体11のカセット装着部15に装着して印
字を行なう。これにより、テープ状の記録用紙を収容し
たテープカセット100に代えて所定サイズの短冊用紙
201に印字することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印字装置に
適用される用紙カセット及び記録用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺状の印字用テープに任意の文
字列を印字するテープ印字装置が実用化されている。
【0003】このテープ印字装置では、長尺状の印字用
テープとインクリボンを収容した専用のテープカセット
を装置本体に装着して、テープカセットから印字用テー
プとインクリボンを繰り出して印字用テープに入力され
た文字列の印字を行ない、印字後に該テープの先端の印
字部分を必要な長さに切断してラベルを作成するもので
あった。
【0004】また、従来、印字面の裏面に貼着剤を塗布
した所定サイズの記録紙を剥離可能に台紙に貼着した記
録用紙、いわゆるシールラベル用紙がある。このような
シールラベル用紙では、一般に台紙の片面に記録紙が積
層されており、その記録紙に対して印字が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
のテープ印字装置では、そのテープ印字装置用に専用に
用意された長尺状のテープを被印字媒体として使用して
いた。したがって、サイズの短い、いわゆる短冊状の記
録用紙に印字することは想定されておらず、そのような
記録用紙も用意されていなかった。
【0006】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、テープ印字装置において、テープ状の記録用紙
と同様に所定サイズの記録用紙にも印字を可能にする用
紙カセットを提供することを目的とする。
【0007】また、従来のシールラベル用紙は台紙の片
面に記録紙が積層された構造になっている。台紙は記録
紙への印字後に不要となって廃棄されることになるが、
1枚の記録用紙への印字毎にそれに対応する台紙が廃棄
物として生じることになり好ましくない。
【0008】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、シールラベル用紙として用いられる記録用紙の
台紙の無駄な消費を少なくして廃棄物を少なくでき、ま
た、より安価に製造できる記録用紙を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る用紙カセットは、テープ状の記録用紙を収容したテー
プカセットが着脱可能に装着されるカセット装着部と、
前記テープカセットから前記テープ状の記録用紙を繰り
出して搬送する搬送手段と、前記テープ状の記録用紙に
文字を印字する印字手段とを備えたテープ印字装置に使
用される用紙カセットであって、前記テープ印字装置の
前記カセット装着部に着脱可能に装着されるハウジング
と、前記ハウジングの内部に設けられ、所定サイズの記
録用紙を収容する用紙収容部と、前記ハウジングの前記
印字手段に対応する位置より上流側に前記用紙収容部に
連通して形成され、前記用紙収容部に収容された前記所
定サイズの記録用紙が前記搬送手段によって前記印字手
段に対して繰り出される用紙挿通口と、前記ハウジング
の前記用紙収容部の一側部に形成され、前記所定サイズ
の記録用紙が前記用紙収容部に挿入される開口部とを備
えることを特徴とする。
【0010】このような構成の用紙カセットによれば、
所定サイズの記録用紙を開口部から挿入してハウジング
の用紙収容部に収容し、これをテープ印字装置のカセッ
ト装着部に装着する。用紙収容部に収容された記録用紙
は、テープ印字装置の搬送手段によって、用紙カセット
のハウジングの、テープ印字装置の印字手段に対応する
位置より上流側に形成された用紙挿通口から印字手段に
対して繰り出される。したがって、テープ状の記録用紙
を収容したテープカセットに代えてこの用紙カセットを
使用して、所定サイズの記録用紙を収容した用紙カセッ
トをテープ印字装置のカセット装着部に装着すること
で、テープ状の記録用紙に印字するのと同様に所定サイ
ズの記録用紙に印字することができる。
【0011】また、前記用紙カセットにおいて、前記用
紙収容部とともに前記用紙挿通口に前記所定サイズの記
録用紙を挿入するべく、前記ハウジングの前記用紙挿通
口の一側部も含んで前記開口部を形成することができ
る。このように構成した用紙カセットでは、開口部から
用紙収容部と用紙挿通口に所定サイズの記録用紙を落と
し込んでハウジング内に簡単に装填できる。したがっ
て、所定サイズの記録用紙を用紙カセットに収容する作
業が容易になる。
【0012】また、前記用紙カセットにおいて、前記開
口部の近傍に、前記用紙収容部に収容される前記所定サ
イズの記録用紙が外部に離脱することを防止する離脱防
止部材を備えるようにしてもよい。このように構成する
ことで、開口部から用紙収容部に収容された所定サイズ
の記録用紙が外部に離脱することがなくなり、記録用紙
を保護したり、記録用紙の安定した繰り出しが可能にな
る。
【0013】また、本発明の第2の観点に係る用紙カセ
ットは、テープ状の記録用紙を収容したテープカセット
が着脱可能に装着されるカセット装着部と、前記テープ
カセットから前記テープ状の記録用紙を繰り出して搬送
する搬送手段と、前記テープ状の記録用紙に文字を印字
する印字手段とを備えたテープ印字装置に使用される用
紙カセットであって、前記テープ印字装置の前記カセッ
ト装着部に着脱可能に装着されるハウジングと、前記ハ
ウジングの内部に設けられ、所定サイズの記録用紙を収
容する用紙収容部と、前記ハウジングの前記印字手段に
対応する位置より上流側に前記用紙収容部に連通して形
成され、前記所定サイズの記録用紙が前記用紙収容部に
挿入されるとともに、前記用紙収容部に収容された前記
所定サイズの記録用紙が前記搬送手段によって前記印字
手段に対して繰り出される用紙挿通口とを備えることを
特徴とする。
【0014】このような用紙カセットによれば、所定サ
イズの記録用紙を用紙挿通口から挿入してハウジングの
用紙収容部に収容し、この用紙カセットをテープ印字装
置のカセット装着部に装着すれば、用紙収容部に収容さ
れた記録用紙は、テープ印字装置の搬送手段によって、
用紙カセットのハウジングの、テープ印字装置の印字手
段に対応する位置より上流側に形成された用紙挿通口か
ら印字手段に対して繰り出される。したがって、テープ
状の記録用紙を収容したテープカセットに代えてこの用
紙カセットを使用してテープ印字装置のカセット装着部
に装着することで、テープ状の記録用紙に印字するのと
同様に所定サイズの記録用紙に印字することができる。
【0015】また、前記用紙カセットにおいて、前記ハ
ウジングに前記用紙収容部を透視できる窓を備えること
ができる。これにより、前記用紙収容部に収容されてい
る所定サイズの記録用紙の収容状態を窓越しに確認する
ことができる。
【0016】また、前記用紙カセットにおいて、前記ハ
ウジングに前記用紙収容部に対応して開閉自在の蓋部材
を設けることができる。この蓋部材を設けることで、そ
の蓋部材を開いて用紙収容部に記録用紙を挿入し、用紙
収容部内での記録用紙の位置を調整し、また蓋部材を閉
じて記録用紙の用紙収容部からの離脱を防いで用紙カセ
ットをテープ印字装置に装着することができる。
【0017】また、前記用紙カセットにおいて、前記用
紙挿通口は、前記所定サイズの記録用紙の幅に対応した
幅を有し、その幅方向が前記印字手段に設けられる発熱
素子列の列方向に対応するべく前記ハウジングに設けら
れる。これにより、常に所定サイズの記録用紙を印字手
段に対して位置合わせして供給することができ、品位の
よい印字結果を得ることができる。
【0018】また、前記用紙カセットにおいて、前記用
紙収容部の内壁は円周面形状とすることが好ましい。用
紙収容部が円周面形状の内壁を備えることで、用紙挿通
口から挿入される記録用紙が円周面の内壁に沿って容易
に用紙収容部に入り込み円周面に沿って巻回して収容で
きる。
【0019】また、前記用紙カセットにおいて、前記ハ
ウジングの外側壁の前記印字手段に対応する位置より下
流側に、搬送される前記所定サイズの記録用紙を案内す
る案内部材を備えることが好ましい。印字手段に対して
記録用紙を安定して搬送できる。
【0020】また、前記案内部材は、前記ハウジングの
外側壁上で前記所定サイズの記録紙の幅方向の移動を規
制する一対の第1の案内部と、前記所定サイズの記録紙
の前記ハウジングの外側壁上から開離する方向への移動
を規制する一対の第2の案内部とで構成されるものであ
る。このような案内部材を備えることで、記録用紙の印
字手段への供給の際に、その幅方向の移動及びハウジン
グの外側壁上から開離する方向への移動を規制すること
ができ、記録用紙の安定した走行が可能となる。
【0021】また、前記一対の第2の案内部は、前記ハ
ウジングの外側壁との間に前記所定サイズの記録紙が挿
通可能な隙間を介して前記ハウジングの外側壁に対向し
て設けられ、夫々の長さを異にするものである。これに
より、記録用紙を長い方の第2の案内部に挿入し、次に
短い方の第2の案内部に挿入すれば、記録用紙の第2の
案内部への装着が容易となる。
【0022】また、前記一対の第2の案内部の少なくと
も一方には、前記ハウジングの外側壁と対向する側とは
反対側に、前記ハウジングの外側壁に向けて傾斜したテ
ーパ部が備えられる。このテーパ部に滑らせて記録用紙
をより容易に装着することができる。
【0023】また、前記用紙カセットにおいて、前記ハ
ウジングが前記印字手段によって前記所定サイズの記録
用紙に熱転写印字を行なうための未使用のインクリボン
を巻装したリボンスプールと、前記印字手段によって使
用されたインクリボンを巻き取る巻取りスプールとを備
えるとともに、前記リボンスプールから繰り出され、前
記ハウジングの外側壁の前記印字手段に対応する位置を
経由して前記巻取りスプールに巻き取られる前記インク
リボンの走行路を備えて構成することができる。このイ
ンクリボンを用いて所定サイズの記録用紙に熱転写印字
することができる。
【0024】また、前記インクリボンを巻装した前記リ
ボンスプール及び前記巻取りスプールをリボンカセット
に収容して前記ハウジングに着脱自在に装着することが
できる。リボンカセットをハウジングに対して着脱自在
に設けることで、インクリボンの消耗に応じてリボンカ
セットのみを交換して用紙カセットを恒久的に使用でき
るようになる。
【0025】また、前記リボンカセットには、その内部
に収容するインクリボンの種類を前記テープ印字装置に
よって検出可能な識別部を設けることができる。この識
別部によって、インクリボンの種類を検出するセンサを
備えるテープ印字装置にインクリボンの種類の情報を提
供できる。
【0026】また、前記用紙カセットにおいて、前記ハ
ウジングには、前記テープ印字装置によって前記カセッ
ト装着部に装着されるカセットの種類を検出可能な識別
部を備えることができる。この識別部によって、カセッ
トの種類を検出するセンサを備えるテープ印字装置にカ
セットの種類の情報を提供できる。
【0027】次に、本発明に係る記録用紙は、両面が貼
着剤に対する剥離性を有する台紙と、印字面の裏面に貼
着剤が塗布され、該貼着剤を介して前記台紙の両面の夫
々に貼着された記録紙とからなることを特徴とする。
【0028】このような記録用紙を用いれば、台紙の両
面に記録紙が貼着されているため、その両面を使用して
印字を行なうことができる。そして、この記録用紙で
は、台紙の片面に記録紙が貼着された記録用紙に比べて
台紙に対する記録紙の利用効率がよく、言い換えれば、
台紙を節約することができる。
【0029】また、前記記録用紙の記録紙を所定形状に
切断された印字用ラベルに形成することができる。この
用紙を所定のラベルとして使用することができる。
【0030】また、前記記録用紙の記録紙を熱転写用紙
とすることができる。その記録用紙には、インクリボン
を使用して熱転写印字ができる。
【0031】また、前記記録用紙の記録紙を感熱発色用
紙としてもよい。この感熱発色用紙にはインクリボンを
使用とせずに、感熱印字ができる。
【0032】また、前記台紙の両面及びその両面に貼着
された前記記録紙上の前記印字用ラベル以外の領域のう
ち、少なくとも前記台紙の両面に、互いに反対面の印字
用ラベルに印字が行われるときの印字制御に関する情報
を施してもよい。これにより、一方の面に付された印字
制御情報を用いて他方の面の印字制御を行なうことがで
きる。
【0033】また、前記台紙にのみ前記印字制御に関す
る情報を施してもよい。これにより、前記印字用ラベル
を台紙から剥がした場合でも、台紙に付された印字制御
情報を用いて印字制御を行なうことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0035】図1は本発明の一実施形態に係るテープ印
字装置(テーププリンタ)の外観構成を示す斜視図であ
る。
【0036】図1に示すように、装置本体11の上面に
は、キー入力部12、液晶表示部13が設けられ、開閉
自在の蓋14でカバーされたカセット装着部15が設け
られる。
【0037】キー入力部12は、装置電源のON/OF
Fを切り替える電源キー、文字や記号のデータを入力す
るための文字/記号入力キー等の他、画面上のカーソル
の移動を指示するための上下左右のカーソルキー12
a、選択項目を確定するための実行キー12b、操作の
取り消しを指示するための取消キー12c、入力された
文字列を長尺状のテープ(以下、単にテープとも云
う。)に印字することを指示する印字キー12d、入力
された文字列を細長い短冊状の所定サイズの記録用紙
(以下、単に短冊用紙、短冊状の用紙、あるいは所定サ
イズの記録用紙とも云う。)に印字を行なうラベル印字
モードを設定するためのラベルキー12e等を備える。
【0038】表示部13は、液晶表示装置によって構成
され、キー入力部12から入力された文字列等を表示す
る。
【0039】カセット装着部15には、長尺状のテープ
101を収納したテープカセット100と、予めサイズ
の決められた短冊状の用紙201を収納した短冊用紙カ
セット200とが交換自在に装着される。
【0040】前記テープカセット100は、幅の異なる
テープ101を収納した複数種類のものが用意されてお
り、それらの複数種類の中から所望の幅サイズのものを
選択して使用するものである。このテープカセット10
0は、長尺状のテープ101とともにインクリボン10
2を収納したものの他に感熱発色性のテープのみを収納
したものもある。このテープカセット100はテープが
消耗したときには使い捨てにされる。
【0041】また、テープカセット100と交換して使
用する短冊用紙カセット200に収容される短冊用紙
は、サイズの異なるものや感熱発色用あるいは熱転写用
等のものが複数種類が用意されており、これら複数種類
の短冊用紙に対して1個の短冊用紙カセット200が共
通に使用できるようにされている。そして、短冊用紙カ
セット200は、前記複数種類の短冊用紙の装填を繰り
返しながら繰り返して使用される。
【0042】なお、短冊用紙カセット200に収納され
る短冊状の用紙201については、後に図9乃至図13
を参照して詳しく説明する。
【0043】図1において、テーププリンタのカセット
装着部15の中には、プリンタの印字機構として、サー
マルヘッド16及びプラテン17が設けられるととも
に、カセット位置合わせ用の突起部18及びリボン巻取
り軸19等が設けられている。
【0044】サーマルヘッド16は、テープカセット1
00の長尺状テープ101または短冊用紙カセット20
0の短冊用紙201の幅方向に1列に配列された複数個
の発熱体を有する。印字の際に、これらの発熱体が発熱
し、例えばテープカセット100がカセット装着部15
に装着されている場合には、サーマルヘッド16の各発
熱体の発熱によってインクリボン102に塗布されたイ
ンクが溶融してテープ101に熱転写される。
【0045】プラテンローラ17は、印字時にサーマル
ヘッド16の発熱駆動に対応して回転駆動され、テープ
101または短冊用紙201を排出口20に向けて搬送
する。
【0046】なお、カセット装着部15の蓋14を閉じ
ると、蓋14の動きに連動して図示せぬヘッド移動機構
によってサーマルヘッド16が軸16bを中心に回転移
動してその発熱体がプラテンローラ17に押圧される。
また、カセットの交換等で蓋14が開けられると、その
蓋14の動きに連動してサーマルヘッド16はプラテン
ローラ17から開離する方向に移動する。
【0047】前記カセット装着部15には、そのコーナ
ー位置にテープカセット100または短冊用紙カセット
200を支持するための第1ないし第3のカセット受台
21、22、23が設けられており、これらのカセット
受台21、22、23には、テープカセット100及び
短冊用紙カセット200の外側面の高さ方向の中央部に
設けられた、夫々の第1ないし第3のフランジ部103
a、103b、103c、202a、202b、202
cが係止される。また、前記第1ないし第3のカセット
受台21、22、23には、マイクロスイッチからなる
第1ないし第3のセンサ24a〜24cがそれぞれ設置
されており、テープカセット100及び短冊用紙カセッ
ト200の前記第1ないし第3のフランジ部103a、
103b、103c、202a、202b、202cに
設けられる特定形状の第1ないし第3の識別部104
a、104b、104c、203a、203b、203
cから種々の情報を検出できるように構成されている。
【0048】すなわち、第1のカセット受台21に設置
された第1のセンサ24a(用紙幅センサ)は記録用紙
の幅サイズを検出するものであり、テープカセット10
0の第1のフランジ部103aに設けられた第1の識別
部104aまたは短冊用紙カセット200の第1のフラ
ンジ部202aに設けられた第1の識別部203aに当
接し、テープカセット100または短冊用紙カセット2
00に収容された記録用紙の幅サイズを検出する。夫々
の第1の識別部104a、203aは、そのカセット内
部に収容するテープ状ないし短冊状の記録用紙の幅に対
応した特定形状に形成されており、例えば、フランジ部
103a、202aに、第1のセンサ24aの複数個の
マイクロスイッチに対応して切欠きを形成するか否か
で、その複数個のマイクロスイッチを特定の組合せでオ
ン/オフ作動させるものである。
【0049】なお、この例では、テープの幅サイズは種
々のものがあるが、後述するように、短冊用紙カセット
200に収容される複数種類の短冊用紙201の幅サイ
ズは一定である。その識別部203aは、その一定の幅
サイズを表わす形状にされている。
【0050】また、第2のカセット受台22に設置され
た第2のセンサ24b(カセットセンサ)は用紙カセッ
トの種類を検出するものであり、テープカセット100
の第2のフランジ部103bに設けられた第2の識別部
104bまたは短冊用紙カセット200の第2のフラン
ジ部202bに設けられた第2の識別部203bに当接
して、テープカセット100と短冊用紙カセット200
とを識別する。ここでは、テープカセット100の第2
の識別部104bには切欠きが形成されておらずマイク
ロスイッチはオン作動し、短冊用紙カセット200の第
2の識別部203bには切欠きが形成されていてマイク
ロスイッチはオフ作動となる。
【0051】また、第3のカセット受台23に設置され
た第3のセンサ24c(インクリボンセンサ)はテープ
カセット100または短冊用紙カセット200にインク
リボンが装填されているか否かを検出するためのもので
あり、テープカセット100の第3のフランジ部103
cに設けられた第3の識別部104cまたは短冊用紙カ
セット200の第3のフランジ部202cに設けられた
第3の識別部203cに対応している。テープカセット
100及び短冊用紙カセット200には、感熱紙タイプ
とインクリボンを用いる熱転写タイプがあり、感熱紙タ
イプでは前記第3の識別部に切欠きを有し、熱転写タイ
プでは切欠きが設けられない。
【0052】また、テーププリンタのカセット装着部1
5の中には、プラテンローラ17の近傍に記録紙センサ
25が設置されている。この記録紙センサ25は、発光
素子と受光素子を有する反射型の光センサからなり、印
字時に短冊用紙カセット200から繰り出された短冊用
紙201の裏面に付された印字制御用のマークを検知す
る。
【0053】また、記録用紙の排出口20には、カッタ
ーを構成する固定刃26及び可動刃27が設置されてお
り、テープカセット100を用いてテープ101に印字
を行った場合において、装置本体11の上部に設けられ
たカッター操作ボタン28の操作により、テープカセッ
ト100から繰り出された印字済みのテープ101を手
動にて切断できるようになっている。なお、短冊用紙カ
セット200を用いて短冊用紙201に印字を行なった
場合には、短冊用紙201は予め所定のサイズの短冊状
とされているため、このカッター機構による裁断処理は
必要としない。
【0054】なお、図中の29はカセット位置合わせ用
の凸部であり、テープカセット100に設けられた凹部
103dまたは短冊用紙カセット200に設けられた凹
部202dと係合して夫々のカセットのカセット装着部
15内での位置合わせを行なう。
【0055】図2に前記カッター機構の構成を示す。
【0056】装置本体11のフレーム11aに固定刃2
6が固定されており、この固定刃26に対して可動刃2
7が軸31を支点に回動自在に取り付けられている。可
動刃27のアーム27aには長孔32が形成され、この
長孔32にカッター操作ボタン28の作動部28aに取
り付けられたピン33が長孔32内を移動可能に係合し
ている。カッター操作ボタン28はボタンガイド部34
に摺動可能に設けられ、バネ35によって上方向に付勢
されている。図2はカッター機構の動作前の状態を示
す。このとき、カッター操作ボタン28がバネ35によ
って上方向に付勢されてガイド部34の上方に位置し、
可動刃27は固定刃26から離間した位置にある。
【0057】ここで、バネ35の付勢力に抗してカッタ
ー操作ボタン28を押下すると、作動部28aに設けら
れたピン33がアーム27aの長孔32の中をスライド
し、可動刃27が軸31を支点に固定刃26方向に回動
する。この可動刃27の回動により、固定刃26と可動
刃27との間にあるテープ101が切断される。操作ボ
タン28の押圧が解除されると、バネ35の付勢力によ
って操作ボタン28が初期位置に復帰するとともに、可
動刃27が固定刃26から開離する。
【0058】次に、図3乃至図7を参照して、テーププ
リンタに用いられる本発明に係る第1の形態の短冊用紙
カセットの構成について説明する。
【0059】図3(a)、(b)は夫々テーププリンタ
に装着されて使用される第1の形態の短冊用紙カセット
200の構成を示す斜視図である。
【0060】図4は前記短冊用紙カセット200の平面
図、図5はそのA−A断面図、図6そのB−B断面図で
ある。また、図7は前記短冊用紙カセット200の側面
図である。
【0061】短冊用紙カセット200は、短冊用紙専用
のカセットであり、テーププリンタのカセット装着部1
5に着脱可能に装着できる形状およびサイズのハウジン
グ204を備えており、予めサイズの決められた短冊用
紙201を収納した状態で、図1に示すテーププリンタ
のカセット装着部15に装着される。この短冊用紙カセ
ット200のハウジング204の外側面の周囲には、そ
の高さ方向の中央部に、テーププリンタのカセット装着
部15に設けられる第1ないし第3のカセット受台2
1、22、23上に載置されて支持される第1ないし第
3のフランジ部202a、202b、202cが形成さ
れるとともに、テーププリンタのカセット装着部15に
設けられる凸部29に係合する位置合わせ用の凹部20
2dが形成されている。この第1ないし第3のフランジ
部202a、202b、202cには、前述のように、
カセット装着部15に設置された第1ないし第3のカセ
ット受台21、22、23に載置される、第1ないし第
3の識別部203a〜203cが形成され、これらの識
別部203a〜203cによって、テーププリンタ側で
記録用紙の幅、カセット種類、インクリボンの有無等の
情報が得られる。
【0062】また、ハウジング204には印字ヘッド挿
入部205が形成されており、テーププリンタのカセッ
ト装着部15に対してこの短冊用紙カセット200を装
着したときに、この印字ヘッド挿入部205にサーマル
ヘッド16が挿入されるようになっている。
【0063】短冊用紙カセット200のハウジング20
4の内部には、用紙収容部206が形成されている。こ
の用紙収容部206は環状の凹部に形成されており、短
冊用紙201が用紙収容部206の円周面形状の内壁に
沿って巻回して収容される。また、ハウジング204に
は、印字ヘッド挿入部205の位置より用紙搬送方向の
上流側に前記用紙収容部206に連通して用紙挿通口2
07形成される。用紙収容部206に収容された所定サ
イズの短冊用紙201は、印字ヘッド挿入部205の上
流側の用紙挿通口207からカセット外に繰り出されて
印字ヘッド挿入部205に配置されるサーマルヘッド1
6に対して供給されるものである。この用紙挿通口20
7は、短冊用紙201の幅に対応した幅サイズを有し、
また、短冊用紙カセット200がテーププリンタのカセ
ット装着部15に装着された状態において、用紙挿通口
207の幅方向がサーマルヘッド16の発熱素子列の列
方向に対応するべくハウジング204に設けられてい
る。
【0064】ここで、第1の形態の短冊用紙カセット2
00にあっては、前記の用紙収容部206及び用紙挿通
口207の一側部に図示の如く開口部206aが形成さ
れている。これにより、図4に示すように、印字媒体と
して用いられる所定サイズの短冊用紙201をその開口
部206aから用紙収容部206に挿入して簡単に装填
することができる。
【0065】また、図3及び図4に示すように、この用
紙収容部206の開口部206aの近傍には、係止爪2
08a及び208bが設けられており、この係止爪20
8a及び208bによって用紙収容部206内の短冊用
紙201が外部に離脱することを防止している。また、
図示のように、係止爪208a、208bとそれに対向
する用紙収容部206の底部との距離は、短冊用紙20
1の幅サイズに対応したものとなっている。これによ
り、短冊用紙201は斜行することなく用紙挿通口20
7に移動する。
【0066】なお、図5及び図6に示す断面図におい
て、209はハウジング204内の前記用紙収容部20
6の内側に用紙収容部206から隔設された位置合わせ
用の嵌合穴であり、テーププリンタのカセット装着部1
5に設けられる位置合わせ用の突起部18が挿入されて
短冊用紙カセット200の位置合わせが行われる。ま
た、210はハウジング204の下面側から内部に向け
て形成された空洞部であり、短冊用紙カセット200が
テーププリンタのカセット装着部15に装着されたとき
に、空洞部210にテーププリンタのリボン巻取り軸1
9が配置される。この空洞部210は、プラテンローラ
17と連動して回転駆動されるリボン巻取り軸19に接
触することがないようなサイズで形成されており、印字
時にリボン巻取り軸19が空洞部210内で空転する。
【0067】また、ハウジング204の外側壁の、印字
ヘッド挿入部205の位置より用紙搬送方向の下流側に
は、短冊用紙201を案内する一対のガイド211及び
212が備えられている。
【0068】このガイド211及び212は、図7に示
すように、それぞれハウジング204の外側壁上に短冊
用紙201の幅サイズに対応して対向して設けられ、短
冊用紙201の長手方向の両縁部を案内してその幅方向
の移動を規制する第1の案内部211a,212aと、
これら第1の案内部211a,212aの夫々に連設さ
れてハウジング204の外側壁との間に短冊用紙201
が挿通可能な所定の隙間211d、212dを介してハ
ウジング204の外側壁に対向して設けられて、短冊用
紙201のハウジング204の外側壁上から開離する方
向への移動を規制するる第2の案内部211b,212
bとからなる。
【0069】前記隙間211d、212dは短冊用紙2
01の厚みより若干大きい程度のものとする。また、前
記ガイド212の第2の案内部212bはガイド211
の第2の案内部211bより短く形成されており、その
第2の案内部212bには、ハウジング204の外側壁
と対向する側とは反対側にハウジング204の外側壁に
向けて傾斜したテーパ部212cを備えている。
【0070】このような構成により、用紙収容部206
から用紙挿通口207を通じて導出された短冊用紙20
1の先端を下流側のガイド211及び212に係止する
際に、図8(a)〜(c)に示すように、長い方のガイ
ド211の側に短冊用紙201の搬送方向に沿った一方
の側縁側を先に挿入した後に、短冊用紙201の搬送方
向に沿った他方の側縁側を短いガイド210のテーパ部
210cに沿って滑らせて挿入することで、ガイド20
9とガイド210との間に簡単に挟み込むことができ
る。前記図8(a)は用紙セット前、同図(b)は用紙
セット中、同図(c)は用紙セット後の状態を示してい
る。
【0071】次に、図9乃至図13を参照して、短冊用
紙カセット200に収納される短冊用紙201の構成に
ついて説明する。
【0072】短冊用紙には、図9に示すようなVHS用
のビデオテープカセットに貼着するためのラベル、図1
0に示すような8mmビデオテープカセットに貼着する
ためのラベル、図11に示すようなオーディオテープカ
セット用のラベル、図12に示すようなMD用の貼着ラ
ベル、そして、図13に示すような特に用途を特定しな
い用途フリーのラベルといったものが予め用意されてい
る。
【0073】今、VHS用の短冊用紙201を例にし
て、短冊用紙201の構成を説明すると、図9(a)は
VHS用の短冊用紙201の表面図、同図(b)は短冊
用紙201の裏面図、同図(c)は図9(a)の短冊用
紙201をD−D線断面図である。
【0074】短冊用紙201は、片面にシリコーン剥離
剤を塗工した台紙(剥離紙)301と、感熱発色層が設
けられる印字面の裏面に貼着剤302が塗布され台紙の
301の片面に貼着された記録紙303とからなる。こ
の短冊用紙201には、記録紙303のみを切断するハ
ーフカット304が施されて、記録紙303にVHSビ
デオテープカセットに対応する印字ラベルが型抜きされ
ている。ハーフカット304の内側に点線305で示す
領域は印字領域である。この範囲に印字が行われる。な
お、ハーフカット304によって形成されたラベル部分
は、短冊用紙201の後端から所定距離Yの位置に設定
されている。
【0075】また、短冊用紙201の裏面である白色の
台紙301の所定位置には、印字制御用のマーク306
が予め黒色で印刷されている。テーププリンタの記録紙
センサ25が短冊用紙201の裏面(台紙301)に付
された印字制御用のマーク306を検出したときにテー
ププリンタが印字を開始して、短冊用紙201の表面
(記録紙303)の点線305で示す領域に印字が行な
われる。
【0076】このような構成は、図10の8mmテープ
用、図11のオーディオカセット用、図12のMD用、
図13のフリー用についても同様であり、台紙301と
貼着剤302を介して台紙301に貼着された記録紙3
03とからなり、裏面には印字制御用のマーク306が
設けられている。なお、フリー用については、用途が限
定されていないため、図13(b)のE−E断面図に示
すように、記録紙303にハーフカット304は施され
ていない。
【0077】なお、図10ないし図13の各種の記録用
紙の長手方向に直交する幅のサイズWは全て同一のサイ
ズとされている。これにより、これら各種の記録用紙に
対して同一の短冊用紙カセット200を使用することが
できる。
【0078】このようにして構成される各種の短冊用紙
201を用いて印字を行なう場合には、まず、任意の短
冊用紙201を図3に示す短冊用紙カセット200の開
口部206aから用紙収容部206及び用紙挿通口20
7に挿入し、用紙挿通口207から導出した短冊用紙2
01の先端部を印字ヘッド挿入部205に掛け渡しガイ
ド211、212に係着する。この場合、短冊用紙20
1の先端を短冊用紙カセット200の記録用紙の搬送方
向の下流側の端部Tに合わせておくものとする。この状
態では、光センサからなる記録紙センサ25は短冊用紙
201の裏面の白部分(マーク306以外の部分)を検
知している。
【0079】印字開始指示により、プラテンローラ17
が矢印F方向に回転し、短冊用紙201が短冊用紙カセ
ット200から繰り出され、矢印G方向に搬送される。
この短冊用紙201の搬送に伴い、記録紙センサ25が
短冊用紙201の裏面に付されたマーク306を検知す
ると、サーマルヘッド16が駆動され、短冊用紙201
の表面つまり記録紙303に対して感熱方式による印字
がなされる。
【0080】ここで、フリー用を除き、定型用ラベル
(VHS用、8mmテープ用、オーディオカセット用、
MD用)として用いられる短冊用紙201のラベル部分
は、図9乃至図12に示すように、短冊用紙201の後
端から所定距離Yだけ離れた位置にある。この所定距離
Yは、図14に示すサーマルヘッド16からカッター機
構までの距離Xよりも長く設定されている(X<Y)。
したがって、印字後、誤ってカッター操作ボタン28を
操作してしまった場合でも、短冊用紙201のラベル部
分を切断してしまうことを防止することができる。
【0081】図15は他の実施形態として用いられる両
面印字用の短冊用紙401の構成を示す断面図である。
【0082】この短冊用紙401は、両面に夫々シリコ
ーン剥離剤が塗工されて貼着剤の剥離促進性を有する台
紙(剥離紙)301と、台紙301の一方の面に貼着剤
302aを介して貼着された第1の記録紙303aと、
台紙301の他方の面に貼着剤302bを介して貼着さ
れた第2の記録紙303bとで構成される。すなわち、
前記短冊用紙201は一方の面にしか印字を行なうこと
ができないのに対し、この短冊用紙401では、その両
面に印字を行なうことができる。台紙301の厚さをd
1、貼着剤302aを含む第1の記録紙303aの厚さ
をd2、貼着剤302bを含む第2の記録紙303bの
厚さをd2とすると、例えばd1は65μ、d2は95
μである。
【0083】この短冊用紙401の両面にある記録紙3
03a,303bは、感熱発色紙で構成されており、基
材上に感熱発色層が形成され、その上面にこの発色層を
保護する保護層がコーティングされている。また、記録
紙303a,303bは、所定形状の印字ラベル(この
例ではVHS用の印字ラベル)としての範囲を規定する
ためのハーフカット304a,304bが施されてい
る。なお、このハーフカット304a,304bによる
印字ラベル部分も、前記短冊用紙201と同様に、その
後端から所定距離Yの位置に設定されている。
【0084】ここで、短冊用紙401の両面を使用可能
であることから、図16(a)に示すように、短冊用紙
401の表面である第1の記録紙303aの所定位置
に、例えば、印字開始位置を表わす印字制御用のマーク
306aが印刷されているとともに、同図(b)に示す
ように、短冊用紙401の裏面である第2の記録紙30
3bの所定位置にも印字制御用のマーク306bが印刷
されている。マーク306aは第2の記録紙303bに
対する印字を行なう際に用いられ、マーク306bは第
1の記録紙303aに対する印字を行なう際に用いられ
る。
【0085】図1及び図14のように、この記録用紙に
印字を行なうテーププリンタでは、サーマルヘッド16
と記録紙センサ25の設置位置が記録用紙の表裏に別れ
ている。そこで、第1の記録紙303a及び第2の記録
紙303b夫々への印字の際には、それらの記録紙の裏
面側に付された印字制御用マークを利用するものであ
る。
【0086】さらに、台紙301の両面にも、同じ位置
に同様のマーク306cが印刷されている。このマーク
306cにより、一方面の印字が終わり、その記録紙を
台紙301から剥がした際に、他面に対するマークを確
保することができる。
【0087】例えば、短冊用紙401の第1の記録紙3
03aに対して印字を行ったとする。その際、第2の記
録紙303bに付されたマーク306bが使用される。
印字後、第1の記録紙303aを台紙301から引き剥
がすときに、ハーフカット304aで規定されているラ
ベル部分以外のカスの部分も含めて、第1の記録紙30
3a全体を台紙301から引き剥がす。これは、カスの
部分が残っていると、用紙表面に凹凸が生じ、搬送時に
用紙が詰まったり、ヘッドが用紙に正しく圧接せずに印
字品質が低下するなどの問題があるからである。
【0088】第1の記録紙303a全体を台紙301か
ら引き剥がした後、当該短冊用紙401を裏返して再セ
ットし、第2の記録紙303bに対する印字を行なう。
その際、台紙301に付されたマーク306cが使用さ
れる。このときの短冊用紙401の裏面の状態を図17
に示す。第1の記録紙303a全体を台紙301から引
き剥がすと、図17(b)に示すように、台紙301が
現れる。この台紙301にも同様のマーク306cが付
されているため、このマーク306cを用いて図17
(a)に示す第2の記録紙303bに対する印字が可能
となる。
【0089】なお、台紙301には、その両面にマーク
306cが付されているため、第2の記録紙303bの
方を先に使用した場合でも、第2の記録紙303bの下
の台紙301に付されたマーク306cを用いて、第1
の記録紙303aに対する印字を同様に行なうことがで
きる。
【0090】このように、両面印字可能な短冊用紙40
1を用いれば、従来の台紙の片面にのみ記録紙が配置さ
れ、その1つの記録紙への印字の度に台紙301を無駄
にするといった不具合を解消でき、1枚の台紙に対して
その表裏に配された2つの記録紙に印字できることとな
り、少なくとも、従来に比べて台紙の消費を半分にする
ことができる。
【0091】次に、図18乃至図22を参照して、他の
実施形態としての短冊用紙カセットの構成について説明
する。
【0092】図18(a)、(b)は夫々テーププリン
タに用いられる第2の形態の短冊用紙カセット200a
の構成を示す斜視図でありる。、なお、前述の第1の形
態の短冊用紙カセット200と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略するとともに、相違点を中心に説
明する。
【0093】第2の形態の短冊用紙カセット200aで
は、図18(a)に示すように、用紙収容部206の一
側部のみに開口部206aが形成され、用紙収容部20
6に連通して形成された用紙挿通口207の一側部がハ
ウジング204によって覆われている。また、ハウジン
グ204の用紙収容部206の外側面位置に、用紙収容
部206に対して手指が挿入可能な手指挿入孔501が
形成されている。
【0094】このような構成にあっては、印字媒体であ
る短冊用紙201を図18(a)、(b)に示す開口部
206aから挿入して用紙収容部206に収容し、しか
る後に、手指挿入孔501から用紙収容部206に対し
て手指を挿入して、短冊用紙201の先端を用紙収容部
206から用紙挿通口207に移動させて、用紙挿通口
207からカセット外に押し出すように操作するもので
ある。用紙収容部206から用紙挿通口207を通じて
導出された短冊用紙201の先端部は、図8で説明した
ようにガイド211,212に引っかけ、その先端を図
14に示すカセット端部Tに合わせておき、その状態で
当該短冊用紙カセット200aをカセット装着部15に
装着して印字を行なうことになる。
【0095】図19は本装置に用いられる第3の形態の
短冊用紙カセット200bの構成を示す斜視図である。
また、図20は前記図19のC−C断面図である。な
お、前述の第1の形態の短冊用紙カセット200と同一
部分には同一符号を付して説明を省略し、相違点のみを
説明する。
【0096】この第3の形態の短冊用紙カセット200
bは、ハウジング本体204aと蓋部502によって構
成されるハウジング204を備える。ハウジング本体2
04aには、用紙収容部206及び用紙挿通口207が
形成され、それらの一側部を覆う蓋部502がハウジン
グ本体204aを閉蓋して設けられる。つまり、第1の
形態のように用紙収容部206及び用紙挿通口207の
一側部が開口されておらず、その開口部分が蓋部502
によって覆われた構造になっている。なお、蓋部502
によって用紙収容部206が覆われているため、前記第
1及び第2の形態のものにおいて必要とされていた係止
爪208a及び208bのような用紙の離脱防止部材は
必要ない。図20のように、蓋部502と用紙収容部2
06の底部の距離は短冊用紙201の幅サイズに対応し
ている。
【0097】このような構成にあっては、印字媒体であ
る短冊用紙201を図19に示す用紙挿通口207から
差し込んで、用紙収容部206内に巻装するようにして
収納する。その際、短冊用紙201の状態がわからない
ので、例えば蓋部502を透明部材で形成するか、ある
いは、用紙収容部206に対応する位置に透視窓を有し
て、用紙収容部206に収納される短冊用紙201の状
態を確認できるような構造にしても良い。
【0098】以後は、用紙収容部206から用紙挿通口
207を通じて導出された用紙収容部206を図8で説
明したようにガイド211,212に引っかけ、その先
端を図14に示すカセット端部Tに合わせておき、その
状態で当該短冊用紙カセット200bをカセット装着部
15に装着して印字を行なうことになる。
【0099】図21は本装置に用いられる第4の形態の
短冊用紙カセット200cの構成を示す斜視図である。
なお、図3に示す第1の形態の短冊用紙カセット200
と同一部分には同一符号を付し、ここでは異なる点のみ
を説明する。
【0100】第4の形態の短冊用紙カセット200cで
は、ハウジング204の用紙収容部206の対応する部
分に蓋部503があり、その蓋部503がヒンジ機構5
04を介して開閉自在に取り付けられている。蓋部50
3を閉じた状態で、蓋部503の先端部に設けられた係
止突起部505がハウジング204の流入側側面に設け
られた係止凹部506と係合し、蓋部503がロックさ
れる。なお、前記第3の形態と同様に、用紙収容部20
6が蓋部502によって覆われているため、前記第1の
形態や第2の形態で必要とされていた係止爪208a及
び208bのような用紙の離脱防止部材は必要ない。
【0101】このような構成にあっては、蓋部503を
開けて、印字媒体である短冊用紙201を用紙収容部2
06内に巻装するようにして収納する。短冊用紙201
を収納後、蓋部503を閉めておくが、その際に短冊用
紙201の状態がわからないので、例えば蓋部503を
透明部材で形成するか、あるいは、用紙収容部206に
対応する位置に透視窓を有して、用紙収容部206に収
納される短冊用紙201の状態を確認できるような構造
にしても良い。
【0102】以後は、用紙収容部206から用紙挿通口
207を通じて導出された用紙収容部206を図8で説
明したようにガイド211,212に引っかけ、その先
端を図14に示すカセット端部Tに合わせておき、その
状態で当該短冊用紙カセット200cをカセット装着部
15に装着して印字を行なうことになる。
【0103】図22は本装置に用いられる第5の形態の
短冊用紙カセット200dの構成を示す斜視図である。
なお、図3に示す第1の形態の短冊用紙カセット200
と同一部分には同一符号を付し、ここでは異なる点のみ
を説明する。
【0104】前記第1〜第4の形態は感熱紙タイプであ
ったが、この第5の形態の短冊用紙カセット200dは
インクリボンタイプであり、インクリボンカセット60
1を備えている。このインクリボンカセット601は、
短冊用紙201に熱転写印字を行なうためのインクリボ
ン602を収納したカセットであって、未使用のインク
リボン602を巻装したリボン供給スプール603と、
使用済みのインクリボン602を巻き取る巻取りスプー
ル604とを有する。また、このインクリボンカセット
601の本体には、内部に収容するインクリボン602
の種類を示す識別部605(切欠きなし)が設けられて
いる。この識別部605は、図1に示すカセット装着部
15内に設置されたインクリボンセンサ24cによって
検知される。
【0105】一方、短冊用紙カセット200dのハウジ
ング204には、リボンカセット収納部606が設けら
れており、ここにインクリボンカセット601が着脱自
在に装着されるようになっている。このハウジング20
4のサーマルヘッド16に対応する部分には、リボン繰
り出し用のリボン走行路607aと、リボン巻き取り用
のリボン走行路607bが形成されており、そのリボン
走行路607a,607bにインクリボンカセット60
1に収納されたインクリボン602がセットされる。
【0106】また、ハウジング204の底面には、巻取
りスプール604に対応する位置にリボン巻取り軸挿入
孔608が形成されており、そこに図1に示すリボン巻
取り軸19が挿入されるようになっている。
【0107】このような構成にあっては、インクリボン
カセット601をリボンカセット収納部606に装着す
る。その際、インクリボンカセット601のリボン供給
スプール603から繰り出されるインクリボン602が
リボン走行路607a,607bを介して巻取りスプー
ル604に巻き取られるように装着する。また、短冊用
紙201としては、感熱紙ではなくラベル形状の普通紙
を使用する。この用紙を用紙挿通口207から挿入し、
用紙収容部206に収納する。そして、用紙挿通口20
7から導出された用紙をガイド211,212に引っか
け、その先端を図14に示すカセット端部Tに合わせて
おく。この状態で当該短冊用紙カセット200dをカセ
ット装着部15に装着して印字を行なうことになる。こ
の場合、短冊用紙カセット200dの用紙収容部206
から繰り出される用紙の搬送に伴って、リボン巻取り軸
19の回転によりインクリボンカセット601内のイン
クリボン602が送られ、そのインクリボン602を介
してサーマルヘッド16が用紙に圧接することで、熱転
写による印字が行なわれる。
【0108】なお、前記図22ではインクリボンカセッ
ト601を短冊用紙カセット200dのハウジング20
4に着脱自在に装着する構成としたが、このインクリボ
ンカセット601を短冊用紙カセット200dのハウジ
ング204と一体化して構成することも可能である。
【0109】次に、テーププリンタの回路構成について
説明する。
【0110】図23はテーププリンタの回路構成を示す
ブロック図である。
【0111】図2に示すように、本装置は、制御部5
1、ROM52、RAM53、キャラクタジェネレータ
54、キー入力部12、液晶表示部13、表示駆動回路
55及びプリンタ部56から構成されている。
【0112】制御部51は、CPU(中央処理装置)に
よって構成される。制御部51は、キー入力部12から
入力された制御信号に応答して、ROM52に記憶され
ているプログラムを読み込み、所定の処理を実行する。
ROM52は、制御部21が実行する各処理プログラム
を予め記憶している。また、このROM52には、ラベ
ル種類毎のフォーマットデータを予め記憶したフォーマ
ットデータの格納エリア52aが設けられている。この
フォーマットデータは、各ラベル種類(VHS用、8m
mテープ用、オーディオカセット用、MD用、フリー
用)に対応したフォント、文字サイズ、文字間隔、印字
位置、印字可能な最大文字数等のデータからなる。
【0113】RAM53は、制御部51が実行する処理
プログラムのワークエリアとして使用される。このRA
M53には、キー入力部12から入力されたデータを格
納するための入力バッファ53a、液晶表示部13に表
示するデータを格納するための表示バッファ53b、プ
リンタ部56に印字するデータを格納するための印字バ
ッファ53cが設けられているとともに、ユーザによっ
て登録されたデータを格納するための登録エリア53
d、フォーマットとして設定されたデータを格納するた
めの設定エリア53e、その他、印字処理時に用いられ
る各種レジスタ群53f等が設けられている。
【0114】キャラクタジェネレータ54は、キー入力
される文字,数字或いは記号のコードに対応する表示用
/印字用のビットマップパターンを予め記憶している。
【0115】また、液晶表示部13は、制御部51の制
御の下で表示駆動回路55によって駆動され、キー入力
部12から入力された文字列や印刷される文字列の画像
等を表示する。
【0116】プリンタ部56は、図1で説明したテープ
カセット100や短冊用紙カセット200を用いて熱転
写方式によって文字や記号、あるいは画像等の印刷を所
定の記録用紙に行なう。
【0117】このプリンタ部56は、図1の斜視図に示
すように、長尺状のテープ101とインクリボン102
を収納したテープカセット100と、短冊状の用紙20
1を収納した短冊用紙201とが交換自在に装着して印
字を行なうものであり、ヘッド駆動回路57、サーマル
ヘッド16、モータ駆動回路58、搬送モータ59、用
紙幅センサ24a、カセットセンサ24b、インクリボ
ンセンサ24c、記録紙センサ25等から構成されてい
る。
【0118】サーマルヘッド26は、テープ101また
は短冊用紙201の幅方向に1列に配列された複数個の
発熱体を有する。印字バッファ53cに格納された印字
データに従ってヘッド駆動回路28がサーマルヘッド2
6を駆動することによって発熱体が発熱し、テープ10
1または短冊用紙201に熱転写による印字が施され
る。
【0119】搬送モータ59は、モータ駆動回路58に
よって駆動され、図示せぬ駆動機構を介してプラテンロ
ーラ17、リボン巻取り軸19を駆動する。プラテンロ
ーラ17が駆動されると、テープ101または短冊用紙
201が流出方向に搬送される。リボン巻取り軸19の
駆動により、テープカセット100に収納されたインク
リボン102が巻き取られる。また、図22に示す短冊
用紙カセット200dが装着されている場合には、リボ
ン巻取り軸19の駆動により、インクリボンカセット6
01に収納されたインクリボン602が巻き取られる。
【0120】各センサ24a〜24c、25は、カセッ
ト装着部15に配置されて、テープカセット100ある
いは短冊用紙カセット200の識別部104a〜104
c、203a〜203cの形状に応じて記録用紙の幅や
カセットの種類やインクリボンの有無等を検出したり、
記録用紙に付された印字制御用のマーク306を検出す
るものであり、その詳細は前述した通りである。なお、
センサ24cの検出結果に従って、インクリボンタイプ
では、感熱紙タイプよりも印字エネルギーが高め目に設
定される。
【0121】次に、テーププリンタの処理動作を説明す
る。
【0122】ここでは、短冊用紙カセット200を用い
て予めサイズが決められた短冊状の用紙201にラベル
印字を行なう場合を想定して、その処理動作について説
明する。
【0123】図24は本装置におけるラベル処理の動作
を示すフローチャートである。
【0124】まず、VHS用、8mmテープ用、オーデ
ィオカセット用、MD用、フリー用として予め用意され
た各種の短冊用紙201の中から任意の用紙を選び、こ
れを短冊用紙カセット200の用紙挿通口207から挿
入して用紙収容部206に収納する。そして、短冊用紙
201が収納された短冊用紙カセット200を本装置の
カセット装着部15に装着する。その際、図14に示す
ように、短冊用紙カセット200の用紙収容部206か
ら用紙挿通口207を通じて導出された短冊用紙201
の先端を短冊用紙カセット200の下流側の端部Tに合
わせておくものとする。
【0125】ここで、キー入力部12に設けられたラベ
ルキー12dを操作することで、以下のようなラベル特
有の処理が実行される。
【0126】すなわち、ラベルキー12dが操作された
ことにより、図25(a)に示すような処理項目画面が
液晶表示部13に表示される(ステップA1)。この処
理項目画面には、「1.作成」,「2.呼出」,「3.
削除」といった3つの処理の選択項目が設けられてい
る。「1.作成」とは、ラベルとして印字するデータの
作成を指示するための項目である。「2.呼出」とは、
既に登録されているデータの呼び出しを指示するための
項目である。「3.削除」とは、既に登録されているデ
ータの削除を指示するための項目である。
【0127】キー入力部12の数字キー等の操作により
「3.削除」が選択されると、RAM53の登録エリア
53dに格納されている登録データに基づいて登録名
(タイトル,見出し)の一覧画面が液晶表示部13に表
示される(ステップA2→A3)。この一覧画面に対
し、ユーザがキー入力部12の上下カーソルキー12a
の操作によりカーソルを移動させ、所望の登録名を選択
後(ステップA4,A5)、実行キー12bを操作する
と、その選択された登録名に対応するデータがRAM5
3の登録エリア53dから削除される(ステップA6→
A7)。
【0128】一方、キー入力部12の数字キー等の操作
により「2.呼出」が選択されると、RAM53の登録
エリア53dに格納されている登録データに基づいて登
録名(タイトル,見出し)の一覧画面が液晶表示部13
に表示される(ステップA2→A8)。この一覧画面に
対し、ユーザがキー入力部12の上下カーソルキー12
aの操作によりカーソルを移動させ、所望の登録名を選
択後(ステップA9,A10)、実行キー12bを操作
すると、その選択された登録名に対応するデータがRA
M53の登録エリア53dから呼び出されて液晶表示部
13に表示される(ステップA11→A12)。この呼
び出されたデータは、ラベル印字用のデータとして利用
することができる。
【0129】また、キー入力部12の数字キー等の操作
により「1.作成」が選択されると、図25(b)に示
すようなラベル種類のメニュー画面が液晶表示部13に
表示される(ステップA13)。このメニュー画面に
は、「1.VHS」,「2.8mm」,「3.オーディ
オカセット」,「4.MD」,「5.フリー」といった
ラベル種類の選択項目が設けられている。このメニュー
画面に対し、ユーザがキー入力部12の上下カーソルキ
ー12aの操作によりカーソルを移動させ、所望のラベ
ル種類を選択後(ステップA14,A15)、実行キー
12bを操作すると、その選択されたラベル種類に対応
したフォーマットデータがROM52のフォーマットエ
リア52aから読み出され、RAM53の設定エリア5
3eに格納される(ステップA16,A17)。
【0130】ラベル種類を選択した後、ユーザはキー入
力部12の文字キー等を操作して、印字すべきデータの
入力や縦書き/横書き等の入力設定を行なう(ステップ
A18)。ここで入力されたデータは、RAM53の入
力バッファ53aに格納される。
【0131】続いて、図25(c)に示すような処理項
目画面が液晶表示部13に表示される(ステップA1
9)。この処理項目画面には、「1.印刷」,「2.登
録」,「3.終了」といった3つの処理の選択項目が設
けられている。「1.印刷」とは、ラベルとして印字を
指示するための項目である。「2.登録」とは、入力作
成したデータの登録を指示するための項目である。
「3.終了」とは、処理の終了を指示するための項目で
ある。
【0132】キー入力部12の数字キー等の操作により
「2.登録」が選択された場合には、ユーザがその登録
対象となるデータに対するタイトル、見出しの入力を行
ない(ステップA20→A21)、その入力された登録
名に従って前記ステップA18にて入力作成したデータ
が登録データとしてRAM53の登録エリア53dに格
納される(ステップA22)。
【0133】一方、キー入力部12の数字キー等の操作
により「3.印刷」が選択された場合には、カセットセ
ンサ24bから出力されるセンサ信号に基づいてカセッ
ト種類が判断される(ステップA20→A23)。ここ
では、ラベルキー12dの操作によりラベル印字を行な
うことが指定されているため、カセット種類がテープカ
セット100であった場合には、例えば「短冊用のカセ
ットをセットして下さい」といったようなメッセージが
液晶表示部13に表示され(ステップA23→A2
4)、ここでの処理が終了する。
【0134】また、カセット種類が短冊用紙カセット2
00であった場合には、次に記録紙センサ25の出力状
態がチェックされる(ステップA23→A25)。ここ
で、短冊用紙カセット200に収納された短冊用紙20
1が所定の位置つまり図14に示す短冊用紙カセット2
00の端部Tに正しくセットされている場合には、記録
紙センサ25は短冊用紙カセット200の裏面に付され
た印字制御用のマーク306以外の部分を検出してい
る。この状態では、用紙の白部分の反射光の量が多くな
り、記録紙センサ25の出力はハイレベルとなる。これ
に対し、短冊用紙201が正しい位置にセットされてお
らず、記録紙センサ25がマーク306の部分を検出し
ているか、あるいは、短冊用紙カセット200の端部T
を検出している場合には、そのときの反射光の量が用紙
の白部分よりも少なくことから、記録紙センサ25の出
力はローレベルとなる。
【0135】記録紙センサ25の出力がローレベルの場
合には、例えば「用紙を正しくセットして下さい」とい
ったようなメッセージが液晶表示部13に表示され(ス
テップA25→A26)、ここでの処理が終了する。
【0136】また、記録紙センサ25の出力がハイレベ
ルであった場合には、前記ステップA18でユーザによ
り入力され、RAM53の入力バッファ53aに格納さ
れたデータの文字数がチェックされ、当該ラベルの種類
に合った文字数か否かがRAM53の設定エリア53e
に格納されたフォーマットデータに基づいて判断される
(ステップA25→A27)。その結果、入力データの
文字数が当該ラベルに予め定められた最大文字数を超え
るような場合には、例えば「文字数オーバーで印字でき
ません」といったようなメッセージが液晶表示部13に
表示され(ステップA27→A28)、ここでの処理が
終了する。
【0137】入力データの文字数が規定範囲内であれ
ば、ラベル特有の印字処理が実行される(ステップA2
7→A29)。以下に、このときの印字処理について、
図26及び図27を参照して説明する。
【0138】図26は短冊用紙201の裏面に付された
印字制御用のマーク306の位置関係を示す図、図27
はこのマーク306を用いた印字処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0139】図26に示すように、印字対象となる短冊
用紙201の裏面には、印字制御用のマーク306が付
されている。このマーク306の幅をM、用紙先端から
の距離をNとする。
【0140】印字処理が開始されると、図27のフロー
チャートに示すように、まず、イニシャル処理が実行さ
れる(ステップB1)。このイニシャル処理では、RA
M53のレジスタ群53fに設けられるレジスタKB及
びレジスタKWの値が0にクリアされる。レジスタKB
は記録紙センサ25が検出する黒データの数を計数する
ものであり、言い換えると、記録紙センサ25が用紙の
黒色のマーク306部分を検出してその出力がローレベ
ルとなる検出回数を計数するものである。また、レジス
タKWは記録紙センサ25が検出する白データを計数す
るものであり、言い換えると、記録紙センサ25がマー
ク306以外の白色の用紙部分を検出してその出力がハ
イレベルとなる検出回数を計数するものである。この場
合、用紙の搬送モータ59(ステップモータ)の1ライ
ンの搬送に対応して記録紙センサ25による検出処理が
行われるので、レジスタKB又はレジスタKWの値は用
紙の搬送距離に対応している。
【0141】次に、RAM53の入力バッファ53aに
入力されたデータに対応する印字パターンが設定エリア
53eに設定されたフォーマットデータに従ってキャラ
クタジェネレータ54から読み出されるなどして、当該
入力データに対応した印字データが作成され、印字バッ
ファ53cに展開される(ステップB2)。
【0142】ここで、搬送モータ59が駆動されて、短
冊用紙201が1ライン毎に搬送されると(ステップB
3)、その搬送時に記録紙センサ25によって得られる
短冊用紙201の黒データまたは白データの数が順次計
数されていく(ステップB4〜B8)。前述したよう
に、短冊用紙201が正しい位置にセットされている場
合には、印字開始時に記録紙センサ25は短冊用紙20
1の裏面に付されたマーク306より先端側の白色の用
紙裏面を検出している。したがって、図26に示すよう
に、用紙先端からNまでの間は記録紙センサ25によっ
て白データが得られる。白データが得られると、レジス
タKWの値が+1ずつインクリメントされる(ステップ
B4→B5)。その際、用紙の搬送距離がNを超えても
白データが連続するような場合には、短冊用紙201の
セット方向が逆である可能性がある。この例の短冊用紙
201では、その用紙裏面の長手方向の一方の端部にの
みマーク306が付されているため、短冊用紙201が
逆にセットされている場合には用紙の印字領域に印字が
できない。そこで、レジスタKWの値が用紙の搬送距離
Nに対応するnを超えた時点で、短冊用紙201が外部
に排出される(ステップB6→B11)。
【0143】一方、短冊用紙201が正しい方向にセッ
トされていれば、短冊用紙201がNの距離だけ搬送さ
れた後、マーク306が記録紙センサ25に対向して黒
データが得られる。黒データが得られると、レジスタK
Bの値が+1ずつインクリメントされる(ステップB4
→B7)。このレジスタKBの値が用紙の搬送距離Mに
対応するmになると、印字制御用のマーク306である
と認識されて、そのタイミングでモータ駆動回路58を
通じてサーマルヘッド16が駆動され、1ライン分の印
字が短冊用紙201の搬送に伴って実行される(ステッ
プB8→B9)。詳しくは、RAM53の印字バッファ
53cから1ライン分の印字データが読み出され、その
印字データに従ってサーマルヘッド16の各発熱体が発
熱する。この発熱により、短冊用紙201の表面に施さ
れた記録紙303が発色して印字が施される。この場
合、例えばVHS用のラベルの印字が指定されている場
合には、図9(a)に示すように、記録紙303のハー
フカット304で規定されたラベル範囲の中の点線30
5で示す領域に印字が施される。
【0144】この処理は全ての印字データを印字するま
で繰り返し実行される(ステップB9→B10)。印字
終了後、当該短冊用紙201は図1に示す排出口20を
通じて外部に排出される(ステップB11)。その際、
ユーザが誤ってカッター操作ボタン28を操作してしま
った場合でも、図9乃至図12に示すように、短冊用紙
201の後端からラベル部分までの距離Yは図14に示
すサーマルヘッド16からカッター機構までの距離Xよ
りも長く設定されているため(X<Y)、短冊用紙20
1のラベル部分を切断してしまうようなことはない。
【0145】テーププリンタでは、長尺状のテープの先
端部に入力された文字列を印字し、印字後にテーププリ
ンタに備えられる手動操作方式等のカッタによって、そ
のテープ先端の印字部分を切断してラベルを作成してい
る。このような、テープに印字を行なうテーププリンタ
を使って短冊用紙に印字する場合には、ユーザは、その
短冊用紙への印字が終了した時点で、テープの印字時の
習慣で、あるいはテープへの印字を行なったものと勘違
いして、不必要にカッター操作を行なう虞れがある。仮
に、短冊用紙201の後端からラベル部分までの距離Y
がサーマルヘッド16からカッター機構までの距離Xよ
りも短い場合には、カッターの誤操作によって印字後の
短冊用紙201のラベル部分を切断してしまうことにな
る。
【0146】しかし、前記短冊用紙201及びそれが供
給されるテーププリンタでは、短冊用紙201における
用紙の後端からラベル部分までの距離と、テーププリン
タにおけるサーマルヘッド16からカッター機構までの
距離が上記の如く特定の寸法関係にあるため、上述のよ
うな不都合が発生することはない。
【0147】このように、短冊用紙カセット200を用
いることにより、テーププリンタの構造を変えなくと
も、予めサイズが決められた短冊状の用紙201を用い
たラベル印字を行なうことができる。したがって、例え
ばVHS用、8mmテープ用、オーディオカセット用、
MD用、フリー用といったように、各種の短冊用紙20
1を任意に選んで短冊用紙カセット200にセットする
ことで、用途に応じたラベルを容易に作成することがで
き便利である。
【0148】なお、本発明の台紙の両面に記録紙を設け
る記録用紙について、テーププリンタに供給する短冊形
状のものとして説明したが、この記録用紙はそれに限定
されるものではなく、ワープロやパソコン等の接続され
るプリンタ等の印字機能を備えた全てのプリンタ装置の
各種サイズの記録用紙に採用することができる。
【0149】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、所
定サイズの記録用紙を用紙挿通口から挿入してハウジン
グ内に収容した用紙カセットをテープ印字装置のカセッ
ト装着部に装着することで、テープ状の記録用紙を収容
したテープカセットに代えて所定サイズの記録用紙に印
字することができる。したがって、予めサイズが決めら
れた短冊状の用紙を用いてラベルの印字を容易に行なう
ことができる。
【0150】また、両面が貼着剤の剥離性を有する台紙
と、印字面の裏面に貼着剤が塗布され、該貼着剤を介し
て前記台紙の両面の夫々に貼着された記録紙とからなる
記録用紙を用いることにより、その両面を使用して印字
を行なうことができ、印字の度に台紙を無駄せずに効率
的に印字を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印字装置の外
観構成を示す斜視図。
【図2】前記テープ印字装置に設けられたカッター機構
の構成を示す図。
【図3】前記テープ印字装置に用いられる第1の形態の
短冊用紙カセットの構成を示す斜視図であり、図3
(a)は前記短冊用紙カセットを一側面から見た場合の
図、同図(b)は前記短冊用紙カセットをその反対面か
ら見た場合の図。
【図4】前記短冊用紙カセットの平面図。
【図5】前記短冊用紙カセットのA−A断面図。
【図6】前記短冊用紙カセットのB−B断面図。
【図7】前記短冊用紙カセットの側面図。
【図8】前記短冊用紙カセットの用紙ガイド部分に用紙
をセットする方法を説明するための図であり、図8
(a)は用紙セット前、同図(b)は用紙セット中、同
図(c)は用紙セット後の状態を示す図。
【図9】前記短冊用紙カセットに用いられるVHS用の
短冊用紙の構成を示す図であり、図9(a)は短冊用紙
の表面を示す平面図、同図(b)は短冊用紙の裏面を示
す平面図、同図(c)は短冊用紙のD−D断面図。
【図10】前記短冊用紙カセットに用いられる8mmテ
ープ用の短冊用紙の表面を示す平面図。
【図11】前記短冊用紙カセットに用いられるオーディ
オカセット用の短冊用紙の表面を示す平面図。
【図12】前記短冊用紙カセットに用いられるMD用の
短冊用紙の表面を示す平面図。
【図13】前記短冊用紙カセットに用いられるフリー用
の短冊用紙の構成を示す図であり、図13(a)は短冊
用紙の表面を示す平面図、同図(b)は短冊用紙のE−
E断面図。
【図14】前記短冊用紙カセットを前記テープ印字装置
のカセット装着部に装着した状態を示す平面図。
【図15】他の実施形態として用いられる両面印字用の
短冊用紙の構成を示す断面図。
【図16】前記両面印字用の短冊用紙の表面と裏面に付
された印字制御用のマークを示す図。
【図17】前記両面印字用の短冊用紙の表面に印字した
後の状態を示す図。
【図18】前記テープ印字装置に用いられる第2の形態
の短冊用紙カセットの構成を示す斜視図であり、図18
(a)は前記短冊用紙カセットを一側面から見た場合の
図、同図(b)は前記短冊用紙カセットをその反対面か
ら見た場合の図。
【図19】前記テープ印字装置に用いられる第3の形態
の短冊用紙カセットの構成を示す斜視図。
【図20】前記タイプ3の短冊用紙カセットのC−C断
面図。
【図21】前記テープ印字装置に用いられる第4の形態
の短冊用紙カセットの構成を示す斜視図。
【図22】前記テープ印字装置に用いられる第5の形態
(インクリボンタイプ)の短冊用紙カセットの構成を示
す斜視図。
【図23】前記テープ印字装置の回路構成を示すブロッ
ク図。
【図24】前記テープ印字装置におけるラベル処理の動
作を示すフローチャート。
【図25】前記ラベル処理時に表示される各画面を示す
図。
【図26】前記ラベル処理の中で印字対象となる短冊用
紙の裏面に付された印字制御用のマークの位置関係を示
す図。
【図27】前記マークを用いた印字処理の動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
11…装置本体 12…キー入力部 13…液晶表示部 14…蓋 15…カセット装着部 16…サーマルヘッド 17…プラテンローラ 18…突起棒 19…リボン巻取り軸 20…排出口 21〜23…カセット受台 24a…用紙幅センサ 24b…カセットセンサ 24c…インクリボンセンサ 25…記録紙センサ 26…固定刃 27…可動刃 28…カッター操作ボタン 29…カセット位置合わせ用の凸部 100…テープカセット 101…テープ 102…インクリボン 103a〜103c…フランジ部 103d…カセット位置合わせ用の凹部 104a〜104c…識別部 200…短冊用紙カセット 201…短冊用紙 202a〜202c…フランジ部 202d…カセット位置合わせ用の凹部 203a〜203c…識別部 204…ハウジング 205…印字ヘッド挿入部 206…用紙収容部 206a…開口部 207…用紙挿通口 208a,208b…係止爪 209…突起棒挿入孔 210…凹部 211,212…ガイド 211a,212a…第1の案内部 211b,212b…第2の案内部 212c…テーパ部 211d,212d…隙間 301…台紙 302…貼着剤 303…記録紙 304…ハーフカット 305…印字領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 CC05 2C060 BA09 BC84 2C068 AA02 AA06 AA15 EE27 EE56 EE60 EE62 3F052 AA01 AB05 AB09 BA01 DA01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の記録用紙を収容したテープカ
    セットが着脱可能に装着されるカセット装着部と、前記
    テープカセットから前記テープ状の記録用紙を繰り出し
    て搬送する搬送手段と、前記テープ状の記録用紙に文字
    を印字する印字手段とを備えたテープ印字装置に使用さ
    れる用紙カセットであって、 前記テープ印字装置の前記カセット装着部に着脱可能に
    装着されるハウジングと、 前記ハウジングの内部に設けられ、所定サイズの記録用
    紙を収容する用紙収容部と、 前記ハウジングの前記印字手段に対応する位置より上流
    側に前記用紙収容部に連通して形成され、前記用紙収容
    部に収容された前記所定サイズの記録用紙が前記搬送手
    段によって前記印字手段に対して繰り出される用紙挿通
    口と、 前記ハウジングの前記用紙収容部の一側部に形成され、
    前記所定サイズの記録用紙が前記用紙収容部に挿入され
    る開口部とを備えることを特徴とする用紙カセット。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前記用紙収容部とともに
    前記用紙挿通口に前記所定サイズの記録用紙を挿入する
    べく、前記ハウジングの前記用紙挿通口の一側部も含ん
    で形成されることを特徴とする請求項1記載の用紙カセ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記開口部の近傍に、前記用紙収容部に
    収容される前記所定サイズの記録用紙が外部に離脱する
    ことを防止する離脱防止部材を備えることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の用紙カセット。
  4. 【請求項4】 テープ状の記録用紙を収容したテープカ
    セットが着脱可能に装着されるカセット装着部と、前記
    テープカセットから前記テープ状の記録用紙を繰り出し
    て搬送する搬送手段と、前記テープ状の記録用紙に文字
    を印字する印字手段とを備えたテープ印字装置に使用さ
    れる用紙カセットであって、 前記テープ印字装置の前記カセット装着部に着脱可能に
    装着されるハウジングと、 前記ハウジングの内部に設けられ、所定サイズの記録用
    紙を収容する用紙収容部と、 前記ハウジングの前記印字手段に対応する位置より上流
    側に前記用紙収容部に連通して形成され、前記所定サイ
    ズの記録用紙が前記用紙収容部に挿入されるとともに、
    前記用紙収容部に収容された前記所定サイズの記録用紙
    が前記搬送手段によって前記印字手段に対して繰り出さ
    れる用紙挿通口とを備えることを特徴とする用紙カセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングに、前記用紙収容部を透
    視できる窓を備えることを特徴とする請求項4記載の用
    紙カセット。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングに、前記用紙収容部に対
    応して開閉自在の蓋部材を備えることを特徴とする請求
    項4記載の用紙カセット。
  7. 【請求項7】 前記用紙挿通口は、前記所定サイズの記
    録用紙の幅に対応した幅を有し、その幅方向が前記印字
    手段に設けられる発熱素子列の列方向に対応するべく前
    記ハウジングに設けられることを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項4記載の用紙カセット。
  8. 【請求項8】 前記用紙収容部の内壁が円周面形状に形
    成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項4記載の用紙カセット。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングの外側壁の前記印字手段
    に対応する位置より下流側に、搬送される前記所定サイ
    ズの記録用紙を案内する案内部材を備えることを特徴と
    する請求項1、請求項2又は請求項4記載の用紙カセッ
    ト。
  10. 【請求項10】 前記案内部材は、前記ハウジングの外
    側壁上で前記所定サイズの記録用紙の幅方向の移動を規
    制する一対の第1の案内部と、前記所定サイズの記録用
    紙の前記ハウジングの外側壁上から開離する方向への移
    動を規制する一対の第2の案内部とを備えることを特徴
    とする請求項9記載の用紙カセット。
  11. 【請求項11】 前記一対の第2の案内部は、前記ハウ
    ジングの外側壁との間に前記所定サイズの記録用紙が挿
    通可能な隙間を介して前記ハウジングの外側壁に対向し
    て設けられ、夫々の長さが異なることを特徴とする請求
    項10記載の用紙カセット。
  12. 【請求項12】 前記一対の第2の案内部の少なくとも
    一方は、前記ハウジングの外側壁と対向する側とは反対
    側に、前記ハウジングの外側壁に向けて傾斜したテーパ
    部を備えることを特徴とする請求項11記載の用紙カセ
    ット。
  13. 【請求項13】 前記ハウジングは、前記印字手段によ
    って前記所定サイズの記録用紙に熱転写印字を行なうた
    めの未使用のインクリボンを巻装したリボンスプール
    と、前記印字手段によって使用されたインクリボンを巻
    き取る巻取りスプールとを備えるとともに、前記リボン
    スプールから繰り出され、前記ハウジングの外側壁の前
    記印字手段に対応する位置を経由して前記巻取りスプー
    ルに巻き取られる前記インクリボンの走行路を備えるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項4記載の
    用紙カセット。
  14. 【請求項14】 前記インクリボンを巻装した前記リボ
    ンスプール及び前記巻取りスプールがリボンカセットに
    収容されて前記ハウジングに着脱自在に装着されること
    を特徴とする請求項13記載の用紙カセット。
  15. 【請求項15】 前記リボンカセットは、内部に収容す
    るインクリボンの種類を前記テープ印字装置によって検
    出可能な識別部を備えることを特徴とする請求項14記
    載の用紙カセット。
  16. 【請求項16】 前記ハウジングは、前記テープ印字装
    置によって前記カセット装着部に装着されるカセットの
    種類を検出可能な識別部を備えることを特徴とする請求
    項1、請求項2又は請求項4記載の用紙カセット。
  17. 【請求項17】 両面が貼着剤に対して剥離性を有する
    台紙と、 印字面の裏面に貼着剤が塗布され、該貼着剤を介して前
    記台紙の両面の夫々に貼着された記録紙とからなること
    を特徴とする記録用紙。
  18. 【請求項18】 前記記録用紙の記録紙は、所定形状に
    切断された印字用ラベルに形成されていることを特徴と
    する請求項17記載の記録用紙。
  19. 【請求項19】 前記記録用紙の記録紙は、熱転写用紙
    であることを特徴とする請求項17又は請求項18記載
    の記録用紙。
  20. 【請求項20】 前記記録用紙の記録紙は、感熱発色用
    紙であることを特徴とする請求項17又は請求項18記
    載の記録用紙。
  21. 【請求項21】 前記台紙の両面及びその両面に貼着さ
    れた前記記録紙上の前記印字用ラベル以外の領域のう
    ち、少なくとも前記台紙の両面に、互いに反対面の印字
    用ラベルに印字が行われるときの印字制御に関する情報
    が付されていることを特徴とする請求項18記載の記録
    用紙。
  22. 【請求項22】 前記台紙にのみ前記印字制御に関する
    情報が付されていることを特徴とする請求項21記載の
    記録用紙。
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