JP2000226888A - コンクリート充填鋼管柱と梁との仕口部構造 - Google Patents

コンクリート充填鋼管柱と梁との仕口部構造

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JP2000226888A JP11027273A JP2727399A JP2000226888A JP 2000226888 A JP2000226888 A JP 2000226888A JP 11027273 A JP11027273 A JP 11027273A JP 2727399 A JP2727399 A JP 2727399A JP 2000226888 A JP2000226888 A JP 2000226888A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性に優れるとともに、大地震に対する高
い耐力と靭性が得られるコンクリート充填鋼管柱と鉄骨
コンクリート梁との仕口部構造を提供する。 【解決手段】 コンクリート充填鋼管柱10の梁14と
の接続部に、上部と先端部とが開口したU字状の管状部
16を一体的に形成し、この管状部16内に、梁14の
端部の鉄骨12を収納し、この鉄骨12の上部フランジ
12aの周縁部を管状部16の上端部およびコンクリー
ト充填鋼管柱10に接合するとともに、管状部16の内
部にコンクリート21を充填した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート充填
鋼管柱と、鉄骨コンクリート梁や鉄骨梁との仕口部の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、角型鋼管や円管等の鋼管
内にコンクリートを充填したコンクリート充填鋼管柱
(以下、CFT柱と略称する。)は、充填されたコンク
リートが鋼管の局部座屈を防止し、かつ鋼管が上記コン
クリートを拘束するコンファイント効果が得られること
から、耐力および変形性能に優れた部材であり、よって
靱性に富む構造躯体を構成することができるという利点
がある。そこで、近年では、中層から高層に至る範囲の
各種建物において、上記CFT柱が幅広く使用されてい
る。
【0003】一般に、このようなCFT柱を用いた建物
においては、当該CFT柱に取合う大梁として、H形鋼
等を用いた鉄骨造のものを用いることが多い。これに対
して、特に住居系の建物においては、振動や騒音等の伝
達を防いで居住性を向上させるために、鉄骨にコンクリ
ートをプレキャスト化した鉄骨コンクリート梁(以下、
SC梁と略称する。)を用いることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7および図8は、従
来の上記CFT柱とSC梁との仕口部構造を示すもの
で、予め工場等において、端部から鉄骨(H形鋼)1a
を露出させるとともに、上面側には主筋1bを延出させ
たSC梁1をプレキャスト化し、現場において、このS
C梁1を鋼管2内にコンクリート3が充填されたCFT
柱4間に架け渡して、その鉄骨1aの上下部フランジを
鋼管2に溶接Wし、かつ鋼管2に接合した継手板5と鉄
骨1aのウエブとを高力ボルト6によって結合した後
に、図中点線で示すように、SC梁1の梁端とCFT柱
4との間およびSC梁1の上面に、現場打ちコンクリー
ト7を打設したものである。
【0005】このような従来のCFT柱とSC梁との仕
口部構造にあっては、施工上、鉄骨1aのウエブと継手
板5との高力ボルト6による締め付けが、狭隘な場所で
の作業になるため作業性に劣るとともに、SC梁1とC
FT柱4との間にコンクリート7を打設する際に、別途
型枠の設置および解体作業が必要となるために、総じて
これらの作業に多大の手間を要するという問題点があっ
た。加えて、上記コンクリート7を打設する際に、通常
SC梁1の主筋1bは端部が切断されたままであって当
該SC梁1の耐力には加算されないために、大地震の発
生を想定した場合に、最大応力が作用する接合部分にお
いて強度および靭性が不足する虞があった。
【0006】他方、上記CFT柱に取合う大梁として、
H形鋼等を用いた鉄骨造のものを使用した場合には、通
常CFT柱の鋼管に、ダイヤフラム等を接合し、このダ
イヤフラムに直接上記鉄骨造の大梁を取付ける構造が採
用されている。しかしながら、このようなCFT柱と鉄
骨梁との仕口部構造にあっては、大地震や巨大地震が発
生した際に、最大曲げモーメントが作用する仕口部にお
いて、鉄骨造の大梁のフランジにおける耐力および変形
性能が不足し、この結果上記フランジが破断してしまう
虞がある。
【0007】本発明は、上記従来のCFT柱と梁との仕
口部構造が有する課題を有効に解決すべくなされたもの
で、施工性に優れるとともに、大地震に対する高い耐力
と靭性とが得られるCFT柱と梁との仕口部構造を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るCFT柱と梁との仕口部構造は、CFT柱の梁と
の接続部に、上部と先端部とが開口したU字状の管状部
を一体的に形成し、この管状部内に、梁端部の鉄骨を収
納し、この鉄骨の上部フランジの周縁部を管状部の上端
部およびCFT柱に接合するとともに、上記管状部の内
部にコンクリートを充填してなることを特徴とするもの
である。なお、ここでいう梁とは、H形鋼等の鉄骨にコ
ンクリートをプレキャスト化したものや、鉄骨鉄筋コン
クリート(SRC)等のSC梁および純鉄骨梁を含むも
のである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の管状部の先端下部に、上記梁が載置される塞板
が接合されていることを特徴とするものである。さら
に、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載
の梁が鉄骨梁であり、かつ当該鉄骨梁の管状部の先端部
に位置する上下部フランジおよびウエブ間には、上記管
状部の当該先端部を塞ぐ塞板が接合されていることを特
徴とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明において、上記管状部が形
成されるCFT柱の鋼管には、内部に充填されるコンク
リートの一部を上記管状部内に導入する連通孔が穿設さ
れ、かつ梁の上部フランジには、コンクリート充填用の
空気抜き孔が穿設されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項1〜4のいずれかに記載の発明によ
れば、CFT柱と梁とを接合する際に、高力ボルトの締
め付けや、型枠の設置等の作業を必要とせず、管状部に
落とし込んだ梁端部の鉄骨の上部フランジ周縁部におけ
る溶接作業のみであるために、施工性が大幅に向上す
る。しかも、梁およびその上部フランジによって塞がれ
た管状部内に、コンクリートを充填しているので、CF
T柱と同様のコンファインド効果により、耐力が向上
し、よって高強度および高靭性を確保することが可能に
なる。この結果、CFT柱との相乗効果によって、耐震
性能に優れた架構を実現することができる。
【0012】特に、請求項2に記載の発明においては、
管状部の先端下部に、梁が載置される塞板が接合されて
いるので、この塞板によって管状部先端が塞がれるとと
もに、梁の下部フランジと管状部の底面との間に、コン
クリートを充填するためのクリアランスを確保すること
が可能になり、この結果上述したコンファインド効果に
よる耐力の向上を、より確実に得ることができる。
【0013】ところで、請求項1または2に記載の発明
は、上述したように、SC造、SRC造および鉄骨造の
いずれの梁に対しても適用可能であるが、当該梁として
鉄骨造のものを用いた場合には、管状部内にコンクリー
トを充填する際に、例えば別途型枠等によって上下部フ
ランジとウエブとの間を塞ぐ必要がある。この点、請求
項3に記載の発明によれば、管状部の先端部に位置する
上下部フランジおよびウエブ間に、管状部の先端部を塞
ぐ塞板が接合されているため、上記型枠等を必要とせ
ず、施工の簡略化を図ることができる。
【0014】また特に、請求項3に記載の発明のよう
に、鉄骨造の梁に適用した場合には、大地震や巨大地震
が発生した際に、最大曲げモーメントが作用する仕口部
にCFT梁が形成されているために、CFT柱と同様の
コンファインド効果により、耐力が向上し、よって高強
度および高靭性を確保することが可能になる。
【0015】ここで、上記管状部内にコンクリートを充
填する方法としては、各種の工法を採ることが可能であ
るが、請求項4に記載の発明のように、予め管状部が接
合されるCFT柱の鋼管に、内部に充填されるコンクリ
ートの一部を上記管状部内に導入する連通孔を穿設し、
梁の上部フランジに、コンクリート充填用の空気抜き孔
を穿設しておけば、管状部に梁の上部フランジを接合し
た後に、柱充填コンクリートを上記鋼管の下部から圧入
するか、あるいは上部よりトレミー管で落とし込む際
に、上記連通孔を通じて同時に管状部内にもコンクリー
トを圧入することができて、施工上好適である。さらに
この際に、上部フランジに穿設した空気抜き孔によっ
て、コンクリートの充填を確認することができるととも
に、充填が不充分な場合には、この空気抜き孔からコン
クリートを注入することも可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図4は、
本発明に係るCFT柱と梁との仕口部構造を、SC梁と
の取合いに適用した第1の実施形態を示すもので、図中
符号10がCFT柱である。このCFT柱は、四枚の鋼
板をボックス型に接合した鋼管10a内に、コンクリー
ト11を圧入・充填したものであり、このCFT柱10
に取合う大梁として、H形鋼からなる鉄骨12の上下部
フランジ12a間にコンクリート13がプレキャストさ
れたSC梁14が用いられている。そして、CFT柱1
0の、SC梁14と取合う位置には、ダイヤフラム15
が介装されており、これらダイヤフラム15間に、上方
と先端側とに開口する管状部16が接合一体化されてい
る。
【0017】この管状部16は、下側のダイヤフラム1
5に接合された底板16aと、この底板16aの両側縁
に、SC梁14の幅寸法を隔てて立設され、基端部がC
FT柱10の鋼管10aに接合された一対の側板16b
とからなるU字状のものであり、この管状部16の高さ
寸法は、SC梁14の高さ寸法よりも大きくなるように
設定されている。そして、この管状部16の先端下部に
は、底板16aとSC梁14下面との間を塞ぐ塞板17
が一体に接合されている。
【0018】他方、SC梁14は、端部にその鉄骨12
を管状部16に対応する長さ露出させて形成されてお
り、上記鉄骨12の上下部フランジ12aには、これを
上下方向に貫通するコンクリート充填用の空気抜き孔1
8が、ウエブ12bの両側の複数箇所(図では、それぞ
れ2個所)に穿設されている。さらに、このSC梁14
の下部フランジ12aの下面には、複数本のスタッドボ
ルト19が垂設されている。また、CFT柱10の鋼管
10aには、管状部16内に連通して当該鋼管10a内
部に充填されるコンクリートの一部を管状部16内に導
入する連通孔20が複数箇所(図では、上下2個所)に
穿設されている。
【0019】そして、SC梁14は、管状部16内に鉄
骨12を露出させた端部が収納され、鉄骨12の上部フ
ランジ12aの周縁部が、管状部16の側板16b上縁
とダイヤフラム15とにそれぞれ溶接Wによって接合さ
れて一体化されている。そしてさらに、上部フランジ1
2a、SC梁14の端部および塞板17によって塞がれ
た管状部16の内部には、連通孔20を介して導入され
たコンクリート21が充填されている。
【0020】次に、以上の構成からなるCFT柱とSC
梁との仕口部構造の構築方法について説明する。予め、
工場等において、端部から所定長さ鉄骨12を露出させ
たSC梁14をプレキャストによって製作するととも
に、他方ダイヤフラム15間に位置する鋼管10aに、
塞板17が接合された管状部16を一体化したものを製
作しておき、鋼管10aを上方に建て込む際に、これを
現場に搬入して当該位置に一体に接合する。次に、SC
梁14を吊り上げて架設位置に臨ませ、鉄骨12を含む
端部を管状部16内に収納する。これにより、SC梁1
4の下面が塞板17上に載置されるとともに、上部開口
がSC梁14の上部フランジ12aによって塞がれる。
【0021】次いで、鉄骨12の上部フランジ12aの
周縁部を、管状部16の側板16b上端およびCFT柱
の鋼管10aに溶接Wによって一体的に接合する。この
ようにして、CFT柱10間に管状部16を介してSC
梁14を接合一体化した後に、図2に示すように、柱充
填コンクリート11を鋼管10aの下部から圧入する
か、あるいは鋼管10aの上部からトレミー管を用いて
落とし込む。これにより、鋼管10a内に注入されたコ
ンクリートの一部は、鋼管10aに穿設された連通孔2
0から管状部16へ流入し、当該管状部16内にコンク
リート21が充填される。この際に、管状部16の上部
を塞ぐ上部フランジ12aに穿設した空気抜き孔18に
よって、コンクリート21の充填を確認するとともに、
充填が不充分な場合には、この空気抜き孔18から更に
管状部16内にコンクリートを注入する。
【0022】以上のように、上記CFT柱10とSC梁
14との仕口部構造によれば、CFT柱10とSC梁1
4とを接合する際に、従来のように高力ボルトの締め付
けや、型枠の設置等の作業を必要とせず、管状部16に
落とし込んだSC梁14の上部フランジ12aの周縁部
を、管状部16および鋼管10aに溶接すれば済むため
に、施工性が大幅に向上する。しかも、SC梁14およ
びその上部フランジ12aによって塞がれた管状部16
内に、コンクリート21を充填しているので、CFT柱
10と同様のコンファインド効果により、柱梁接続部の
耐力を向上させることができ、よって高強度および高靭
性を確保することができる。この結果、CFT柱10と
の相乗効果によって、耐震性能に優れた架構を実現する
ことができる。
【0023】加えて、管状部16の先端下部に、SC梁
14が載置される塞板17を接合しているので、この塞
板17によって管状部16の先端を塞ぐことができると
ともに、SC梁14の下部フランジ12aと管状部16
の底板16aとの間に、コンクリート21を充填するた
めのクリアランスを確保することができ、この結果上述
したコンファインド効果による耐力の向上を、より確実
に得ることができる。
【0024】さらに、管状部16内にコンクリート21
を充填するに際しても、柱充填コンクリート11を鋼管
10aに注入する際に、同時に連通孔20を通じて管状
部16内にもコンクリートを充填することができるた
め、施工が容易である。しかも、上部フランジ12aに
空気抜き孔18を穿設しているので、この空気抜き孔1
8によってコンクリート21の充填を確認することがで
きるとともに、充填が不充分な場合には、当該空気抜き
孔18からコンクリートを注入することもできる。ま
た、鉄骨12の下部フランジ12a下面に、複数本のス
タッドボルト19を垂設しているので、SC梁14と管
状部16との高い定着性も確保することができる。
【0025】(実施の形態2)図5は、本発明に係るC
FT柱と梁との仕口部構造を、鉄骨梁との取合いに適用
した第2の実施形態を示すもので、図1〜図4に示した
ものと同一構成部分については、同一符号を付して、そ
の説明を簡略化する。図5に示すように、この仕口部構
造においては、CFT柱10と取合う大梁として、H形
鋼からなる鉄骨梁30が用いられている。そして、この
鉄骨梁(鉄骨)30の上記管状部16の先端部に位置す
るウエブ30bの両側には、それぞれ上下部フランジ3
0aおよびウエブ30bに接合されて、管状部16の先
端部を塞ぐ塞板31が接合一体化されている。また、こ
の仕口部構造においても、管状部16内に鉄骨梁30の
端部が納められ、上部フランジ30aおよび塞板31と
管状部16の側板16bとが溶接された後に、上記管状
部16内にコンクリートが充填されている。
【0026】したがって、上記構成からなる仕口部構造
によっても、図1〜図4に示した第1の実施形態と同様
の作用効果が得られるとともに、予め鉄骨梁30に管状
部16の先端部を塞ぐ塞板31を接合しているため、管
状部16内にコンクリートを充填する際に、別途型枠等
を必要とせず、施工の簡略化を図ることができる。加え
て、従来のCFT柱と鉄骨梁との仕口部構造と比較し
て、大地震や巨大地震が発生した際に、最大曲げモーメ
ントが作用する仕口部に、管状部16内にコンクリート
が充填されてなるCFT梁が形成されているために、C
FT柱と同様のコンファインド効果により、耐力が向上
し、よって高強度および高靭性を確保することができ
る。
【0027】なお、上述した実施の形態においては、い
ずれもCFT柱10として、四面ボックス型の鋼管10
aを用いた場合についてのみ説明したが、これに限るも
のではなく、上記鋼管として、冷間成形された一体の角
型鋼管を用いてもよく、さらに、本発明は、円形の鋼管
を用いたCFT柱に対しても、同様に適用することが可
能である。また、第1の実施形態においては、SC梁1
4として、H形鋼からなる鉄骨12の上下部フランジ1
2a間にコンクリート13がプレキャストされたものを
示したが、これに限定されるものではなく、例えば図6
に示すように、H形鋼からなる鉄骨25の周囲に鉄筋2
6を配筋し、周囲をコンクリート27で覆って一体化さ
れたSRC造のものに対しても同様に適用することがで
きる。
【0028】さらに、上記実施の形態においては、いず
れも鉄骨12または鉄骨梁31の下部フランジ12a、
30aにスタッドボルト19を垂設しているが、これに
限らず、他の配筋を行なって定着性を高めることも可能
であり、さらに設計上、必ずしも必要とされない場合に
は、これらスタッドボルト19や他の配筋を省略するこ
とも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明によれば、CFT柱と梁とを接合す
る際に、管状部に落とし込んだ梁端部の鉄骨の上部フラ
ンジ周縁部を管状部に溶接するのみであるために、施工
性を大幅に向上させることができるとともに、梁および
その上部フランジによって塞がれた管状部内に、コンク
リートを充填しているので、CFT柱と同様のコンファ
インド効果により、耐力が向上し、よって高強度および
高靭性を確保することが可能になり、よってCFT柱と
の相乗効果により耐震性能に優れた架構を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を構築する際の状態を
示す斜視図である。
【図2】図1のSC梁接合後の状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線視断面図である。
【図4】図2のIV−IV線視断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を構築する際の状態を
示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態に用いられるSC梁を示
す断面図である。
【図7】従来のCFT柱とSC梁との仕口部構造を示す
縦断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線視断面図である。
【符号の説明】
10 CFT柱 10a 鋼管 11、13、21、27 コンクリート 12、25 鉄骨 12a、30a フランジ 14 SC梁 16 管状部 17、31 塞板 18 空気抜き孔 20 連通孔 30 鉄骨梁(鉄骨) 30b ウエブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート充填鋼管柱の梁との接続部
    に、上部と先端部とが開口したU字状の管状部を一体的
    に形成し、この管状部内に、上記梁端部の鉄骨を収納
    し、この鉄骨の上部フランジの周縁部を上記管状部の上
    端部および上記コンクリート充填鋼管柱に接合するとと
    もに、上記管状部の内部にコンクリートを充填してなる
    ことを特徴とするコンクリート充填鋼管柱と梁との仕口
    部構造。
  2. 【請求項2】 上記管状部の先端下部には、上記梁が載
    置される塞板が接合されていることを特徴とする請求項
    1に記載のコンクリート充填鋼管柱と梁との仕口部構
    造。
  3. 【請求項3】 上記梁は、鉄骨梁であり、かつ当該鉄骨
    梁の上記管状部の先端部に位置する上下部フランジおよ
    びウエブ間には、上記管状部の当該先端部を塞ぐ塞板が
    接合されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のコンクリート充填鋼管柱と梁との仕口部構造。
  4. 【請求項4】 上記管状部が形成される上記コンクリー
    ト充填鋼管柱の鋼管には、内部に充填されるコンクリー
    トの一部を上記管状部内に導入する連通孔が穿設され、
    かつ上記上部フランジには、コンクリート充填用の空気
    抜き孔が穿設されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のコンクリート充填鋼管柱と梁と
    の仕口部構造。
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