JP2011007574A - 鋼管の鉛直精度測定用ターゲット及びその設置方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザー鉛直器4から照射されるレーザー光を受光するためのターゲット5は、上端面が開口された中空の鋼管2内のダイヤフラム3上に設置される。ターゲット5は、レーザー光を受光するための長方形状の受光板8と、受光板8の対向する辺8a、8bから両側に突出するように設けられた棒状のガイド材9と、受光板8及びガイド材9を鋼管2内に吊り降ろすための第1の吊り具10及び第2の吊り具11とから構成される。
【選択図】図2
Description
前記鋼管の前記ダイヤフラム上に設置され、前記レーザー光を受光する受光板と、前記受光板の両側から側方へ突出するように設けられたガイド材とからなるターゲット本体と、
前記ターゲット本体に接続され、前記ターゲット本体を前記鋼管内に吊り降ろすための複数の紐状の吊り具とを備え、
前記ターゲット本体が、前記吊り具の操作によって前記ダイヤフラムの前記開口部を通過可能な姿勢を取り得るように構成されていることを特徴とする。
前記ターゲット本体を前記吊り具で支持しながら前記鋼管内にその上端から挿入し、前記鋼管内を、前記吊り具の操作により前記ターゲット本体が前記開口部を通過可能となる姿勢に支持しつつ、前記ターゲット本体を設置すべきダイヤフラムである目標ダイヤフラムよりも上方のダイヤフラムの開口部を通過させながら降下させる降下工程と、
前記ターゲット本体が、前記目標ダイヤフラムの1つ上のダイヤフラムの開口部を通過したら、前記吊り具の操作により前記ターゲット本体の姿勢を変えて、前記ターゲット本体を前記吊り具で支持しながら、前記鋼管内のダイヤフラムの上に設置する設置工程と、を備えることを特徴とする。
図1に示すように、レーザー鉛直器4から照射されるレーザー光を受光するための鉛直精度測定用ターゲット(以下、ターゲット5という)は、地盤Eに挿入された鋼管2内のダイヤフラム3上に設置される。本実施形態においては、鋼管2として、筒状の角型鋼管を用いた。この鋼管2の内部にコンクリートを充填することでCFTが構築される。
図2に示すように、ターゲット5は、レーザー光を受光するための長方形状の受光板8と受光板8の対向する辺8aから両側に突出するように設けられた棒状のガイド材9とからなるターゲット本体と、このターゲット本体を鋼管2内に吊り降ろすための第1の吊り具10及び第2の吊り具11とから構成される。
図4に示すように、ターゲット本体を第1の吊り具10で吊り下げて、ターゲット本体の長手方向が鋼管2の長手方向を向くように傾けた状態で鋼管2の上端から挿入する。
図5に示すように、鋼管2の上端にレーザー鉛直器4を設置する。このとき、レーザー鉛直器4から照射されるレーザー光が鋼管2内に鉛直方向下向きで、かつ、鋼管2上面の軸心位置から照射されるように正確にレーザー鉛直器4を設置する。設置後、レーザー光を鋼管2内に照射する。
図6に示すように、ターゲット5に記載されている基準線16、目盛線17を利用して、レーザー光のスポット15位置と点マーカ14とのずれ及びそのずれの向きを目視にて計測する。計測方法は、例えば、点マーカ14から北方向にa[mm]、西方向へb[mm]ずれていることを目視にて読み取る。
図7及び図8に示すように、ターゲット25は、受光板8と2本のガイド材9a、9bとからなるターゲット本体と、受光板8の端部に設けられ、吊り具を接続するための第1の接続具26及び第2の接続具27と、一端が接続具26、27にそれぞれ接続された第1の吊り具10及び第2の吊り具11とから構成される。ガイド材9a、9bは、受光板8の下で交差するように配置されている。
2 鋼管
3 ダイヤフラム
4 レーザー鉛直器
5 ターゲット
6 撮像装置
7 表示装置
8 受光板
8a、8b 辺
9 ガイド材
9a、9b ガイド材
10 第1の吊り具
11 第2の吊り具
12 ワイヤーロープ
13 ケーブル
14 点マーカ
15 スポット
16 基準線
17 目盛線
23 枕木
25 ターゲット
26 第1の接続具
27 第2の接続具
L1、L2 辺の長さ
G 距離
D 開口の直径
E 地盤
Claims (9)
- 開口部を有するダイヤフラムを内側に備える、地盤に挿入された鋼管内に設置され、前記鋼管の鉛直精度を測定すべくレーザー光が照射される鋼管の鉛直精度測定用ターゲットであって、
前記鋼管の前記ダイヤフラム上に設置され、前記レーザー光を受光する受光板と、前記受光板の両側から側方へ突出するように設けられたガイド材とからなるターゲット本体と、
前記ターゲット本体に接続され、前記ターゲット本体を前記鋼管内に吊り降ろすための複数の紐状の吊り具とを備え、
前記ターゲット本体が、前記吊り具の操作によって前記ダイヤフラムの前記開口部を通過可能な姿勢を取り得るように構成されていることを特徴とする鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。 - 前記受光板は、前記鋼管が鉛直状態であるときに前記レーザー光が照射される位置を示すマーカが表示されていることを特徴とする請求項1に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。
- 前記ガイド材は棒状で、その先端は尖った形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。
- 前記鋼管は、角型管からなり、前記ガイド材の両端間の長さは、当該角型管の内寸の対角線の長さと同一であることを特徴とする請求項1又は3に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。
- 前記鋼管は、丸型管からなり、前記ガイド材の両端間の長さは、当該丸型管の内径と同一であることを特徴とする請求項1又は3に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。
- 前記ガイド材は伸縮自在であることを特徴とする請求項1、3〜5のうち何れか一項に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。
- 水平度を計測するための水準器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲット。
- 請求項1〜7の何れか一項に記載の鉛直精度測定用ターゲットを、前記鋼管内の前記ダイヤフラム上に設置する設置方法において、
前記ターゲット本体を前記吊り具で支持しながら前記鋼管内にその上端から挿入し、前記鋼管内を、前記吊り具の操作により前記ターゲット本体が前記開口部を通過可能となる姿勢に支持しつつ、前記ターゲット本体を設置すべきダイヤフラムである目標ダイヤフラムよりも上方のダイヤフラムの開口部を通過させながら降下させる降下工程と、
前記ターゲット本体が、前記目標ダイヤフラムの1つ上のダイヤフラムの開口部を通過したら、前記吊り具の操作により前記ターゲット本体の姿勢を変えて、前記ターゲット本体を前記吊り具で支持しながら、前記鋼管内のダイヤフラムの上に設置する設置工程と、を備えることを特徴とする鋼管の鉛直精度測定用ターゲットの設置方法。 - 前記鋼管は、角型管からなり、内周の角部に枕木を備え、前記ガイド材の端部を前記枕木の側面と前記鋼管の内周とから形成される隅部に設置することを特徴とする請求項8に記載の鋼管の鉛直精度測定用ターゲットの設置方法。
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