JP2000226878A - 壁掛け式大便器ユニット - Google Patents

壁掛け式大便器ユニット

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JP2000226878A
JP2000226878A JP11030589A JP3058999A JP2000226878A JP 2000226878 A JP2000226878 A JP 2000226878A JP 11030589 A JP11030589 A JP 11030589A JP 3058999 A JP3058999 A JP 3058999A JP 2000226878 A JP2000226878 A JP 2000226878A
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JP
Japan
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toilet
slide
toilet bowl
wall
support frame
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Pending
Application number
JP11030589A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Aida
智一 合田
Hironori Honda
裕紀 本田
Yoshiyuki Tanimura
嘉之 谷村
Masunaga Konishi
カロ呂 小西
Takeshi Yabuki
毅 藪木
Eiji Sato
栄治 佐藤
Hisaaki Hirata
寿明 平田
Shigemichi Inada
茂通 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ内を掃除する際や車イス等を利用する
者がトイレを使用する際に便器自体が邪魔になり、使用
しにくいものであった。また、個人個人の体格の違いか
ら腰位置の高さが違い、便器の座面高さによっては必ず
しも使用者に最適な位置とは言えなかった。そこで、壁
掛け式便器を取り付ける際に最適な高さに設定でき、な
おかつ便器を横方向にスライドできるトイレユニットを
提供することを目的とする。 【解決手段】 支持フレームとスライド軸を移動可能に
内包するスライド軸受けバーと大便器とからなり、大便
器をスライド軸の固定ボルト部に固定させることによっ
て、大便器をスライド可能とする。また、支持フレーム
に複数個の接続穴を設けることによって、施工の際に最
適な高さに大便器を設置することができる。したがっ
て、トイレ内を掃除する際や車イス等を利用する者がト
イレを使用する際に空間の使い勝手・自由度の向上した
トイレユニットを提供できるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は壁掛式の水洗式大便
器に係り、特に大便器(以下便器と略す)本体とその後
方の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレ室に据え付けた便器本体
は、床もしくは壁に完全に固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭等の狭
いトイレ内を掃除する際には、便器自体が便器横の床掃
除の邪魔になり、非常にやりにくいものであった。また
車イス等を利用する者がトイレを使用する際には、便器
のトイレ内の位置が非常に重要であるが、トイレ内の便
器の位置は、大抵トイレ内の中心にあり非常に使いにく
く、介添人がいる場合でも手間のかかるものであった。
但しその分のスペースをとると逆にトイレ自体で非常に
大きなスペースを取らざるをえなくなっていた。さらに
は個人個人の体格の違いから腰位置の高さが違い、便器
の座面高さによっては必ずしも使用者に最適な高さとは
言えなかった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであって、その目的は壁掛け式便器を取り
付ける際に最適な高さに設定でき、なおかつ便器を横方
向にスライド可能なトイレユニットを提供することにあ
る。さらに本発明においては、取付け後年月が経ち、高
齢となった時などに、腰掛け高さを変更したくなった時
でも、壁に穴をあけることなく再度高さの変更も行える
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載のトイレユニットは、支持フレーム
と、スライド軸を移動可能に内包するスライド軸受けバ
ーと、便器とからなり、便器がスライド軸の固定ボルト
部に固定されていることを特徴とする。便器がスライド
可能なスライド軸に固定されていることにより、固定さ
れた便器も横方向にスライドさせることができる。した
がって、掃除をする際に便器を横方向にスライドさせる
ことによって、空間の使い勝手・自由度が向上し床掃除
が容易となり清掃性が向上し、また、車イス等の利用者
がトイレを使用する際にも便器を横方向にスライドさせ
ることによって、車イス等の動ける空間が広がり自由度
が増し快適に使用できるトイレユニットを提供できるよ
うになった。
【0006】請求項2に記載の発明は、支持フレームと
スライド軸受けバーが複数のスリットを有する外観カバ
ーにて覆われていることを特徴とする。外観カバーで前
記支持フレームと前記スライド軸受けバーを覆うことに
よって、意匠性のよいトイレユニットを提供できる。ま
た、外観カバーに複数のスリットを設けていることによ
って、便器の高さ変更や便器をスライドさせた際に外観
カバーが妨げになることがない。
【0007】請求項3に記載の発明は、支持フレームに
スライド軸受けバーの取付け用接続穴を複数個設けたこ
とを特徴とする。支持フレームにスライド軸受けバーの
取付け用接続穴を複数個設けたことによって、施工時に
使用者の使い勝手に合せてスライド軸受けバーを支持フ
レームの適切な位置に取り付ける事で便器が最適な高さ
となり、また、取付け後も壁に穴をあけることなく再度
高さの変更が可能なトイレユニットを提供できる。
【0008】請求項4に記載の発明は、スライド軸がス
ライド部とスライド部から突出する便器固定ボルト部か
ら成り、スライド部がコ形状断面から成るスライド軸受
けバーに内包されていることを特徴とする。スライド軸
をスライド部と便器固定ボルト部とに分け、スライド部
のみが、断面がコ形状のスライド軸受けバーに内包させ
たシンプルな構造としたことによって、安価にスライド
容易なトイレユニットを提供できる。
【0009】請求項5に記載の発明は、便器に係合する
給水管および排水管を可撓性のある部材で形成したこと
を特徴とする。給水管および排水管を可撓性のある部材
で形成したことによって、便器の高さの変更や、スライ
ドさせた際に給水や排水で濾水等のトラブルのないトイ
レユニットを提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態にかかる壁掛
け式大便器の外観斜視図である。図1において便器は、
壁掛け式便器であって、便器本体1上に便座2及び便蓋
3を備えるものである。
【0012】図2は図1の一実施形態にかかる壁掛け式
大便器の組立構造図である。支持フレーム4はトイレ室
内の床・壁等に固定されている。この支持フレームの前
支柱4−aには、スライド軸受けバー5が当接してい
る。スライド軸受けバー5は、固定ボルト7とナット8
で固定される。スライド軸受けバーからはスライド軸9
が突出しており、外観カバーのスリット10を通して前
面に出ている。便器本体1は便器本体後部の便器固定穴
1−aにスライド軸9を通して、ナット11で固定され
る。
【0013】図3はスライド軸受け部分の固定構造を示
す詳細断面図である。スライド軸スライド部9−aが、
断面コの字状のスライド軸受けバー5の中に位置してい
る。便器固定ボルト部9−bは、外観カバーのスリット
10を通り便器固定穴1−aを通りナット11で便器本
体1を固定している。スライド軸スライド部9−aは、
スライド軸受けバー5の中で便器固定ボルト部9−bの
軸心を中心に回転自在となっており、自在にスライド可
能となっている。また、便器固定ボルト部9−bの先端
は角形状となっており、ナット11締め付け時に共回り
しないようチャック可能となっている。
【0014】図4は本便器の正面図で中心状態を示した
ものである。排水接続ジョイント12により床排水管
(図示せず)と接続されている。
【0015】図5は図4の便器を正面から見て左に偏芯
させた状態を示したものである。左にスライドした為に
便器の右の空間が広がっている。排水接続ジョイント1
2は蛇腹状の可撓管で構成されている為、便器が左にス
ライドしてもフレキシブルに追随するものである。給水
管(図示せず)も排水管同様にフレキシブルに追随する
ものである。
【0016】図6は図4・図5の便器を側面から見た状
態を示したものである。
【0017】図7はさらに図6の状態よりも、さらに上
方へスライド軸受けバー5を固定して、それに伴い便器
本体1の位置を上方に位置させたものである。
【0018】図8は従来式の密結便器の外観を示す斜視
図である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、壁掛式便器の便器本体
を使い勝手上最適な高さに設定できる為、楽な姿勢で腰
掛け・立上りが可能である。また便器の横の床や壁の掃
除は、奥になればなるほどやりづらいが、本発明の様に
便器が横にスライドすることにより空間が大きく取れる
と掃除のし易さは格段に向上する。また車イス等の使用
者にとっては、便器への移乗は非常につらい動作であ
り、介添人の手間も非常にかかる動作であったが、この
用に便器の高さを予め最適位置に設定でき、尚且つ便器
が横にスライドすれば車イスが便器により近づくことが
できて移乗動作も楽になる。さらにはトイレットペーパ
ーの位置や収納キャビネットを配置する際にも、自由度
が向上してトイレ空間全体の使用性・インテリア性の向
上も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる壁掛け式大便器
の外観斜視図
【図2】本発明の一実施の形態にかかる壁掛け式大便器
の組立構造図
【図3】スライド軸受け部分の固定構造断面図
【図4】本発明の一実施の形態にかかる壁掛け式大便器
の正面図(中心状態)
【図5】図4の状態から便器を左にスライドさせた状態
の正面図
【図6】本発明の一実施の形態にかかる壁掛け式大便器
の側面図
【図7】図6の状態から上方に便器を固定した状態の側
面図
【図8】従来式密結便器の外観斜視図
【符号の説明】
1…便器本体 2…便座 3…便蓋 4…支持フレーム 4−a…支持フレーム前支柱 5…スライド軸受けバー 6…外観カバー 7…固定ボルト 8…ナット 9…スライド軸 9−a…スライド軸スライド部 9−b…便器固定ボルト部 10…スリット 11…ナット 12…排水接続ジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 カロ呂 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 藪木 毅 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 栄治 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 平田 寿明 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 稲田 茂通 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D037 EA01 2D039 CA00 CC00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームと、スライド軸を移動可
    能に内包するスライド軸受けバーと、大便器とからな
    り、前記大便器が前記スライド軸に固定されていること
    を特徴とする壁掛け式大便器ユニット。
  2. 【請求項2】 前記支持フレームと、前記スライド軸
    受けバーが、複数のスリットを有する外観カバーにて覆
    われていることを特徴とする請求項1に記載の壁掛け式
    大便器ユニット。
  3. 【請求項3】 前記支持フレームに、前記スライド軸
    受けバーの取付け用接続穴を、複数個設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の壁掛け式大便器
    ユニット。
  4. 【請求項4】 前記スライド軸が、スライド部と該ス
    ライド部から突出する便器固定ボルト部から成り、該ス
    ライド部がコ形状断面から成る前記スライド軸受けバー
    に内包されていることを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか1項に記載の壁掛け式大便器ユニット。
  5. 【請求項5】 給水管および排水管を可撓性のある部
    材で形成したことを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれか1項に記載の壁掛け式大便器ユニット。
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Cited By (6)

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JP7373281B2 (ja) 2019-01-09 2023-11-02 株式会社Lixil 壁掛け便器

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