JP2000224729A - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2000224729A
JP2000224729A JP11025504A JP2550499A JP2000224729A JP 2000224729 A JP2000224729 A JP 2000224729A JP 11025504 A JP11025504 A JP 11025504A JP 2550499 A JP2550499 A JP 2550499A JP 2000224729 A JP2000224729 A JP 2000224729A
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JP
Japan
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belt
bellows
protector
belt insertion
portions
Prior art date
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Pending
Application number
JP11025504A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Shiina
薫 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プロテクタの本体を屈曲自在にす
ることができるとともに、その屈曲を固定することがで
きるようにして、1つの種類で異なる機種に対応するこ
とができるとともに、1つの金型で製造することができ
る低コストなプロテクタを提供するものである。 【解決手段】 底板12および側板13、14を蛇腹15〜17に
よって連結することにより側板13、14を屈曲自在に構成
し、蛇腹16、17の複数の凸部16a、17aにベルト部材2
6、27を挿通可能なベルト挿通部18〜25を設け、ベルト
部材26、27の長手方向一端部に、ベルト部材26、27がベ
ルト挿通部18、22からベルト挿通部21、25側に抜けるの
を防止するための係合片30、31を設けるとともに、ベル
ト挿通部21、25にベルト部材26、27の鋸凹凸部26a、27
aを固定する係合片30、31を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロテクタに関
し、詳しくは、車体や電気機器等に配設されるワイヤハ
ーネスを一定の形状で保持して外部から保護するプロテ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等にワイヤハー
ネスを装着する際に、このワイヤハーネスの方向性を出
すとともに、ワイヤハーネスを外部から保護するために
プロテクタに装着するようにしている。また、ワイヤハ
ーネスは直線状に配線されるのに限らず、車体や電気機
器のパネルの形状や周辺機器のレイアウトに合わせて屈
曲されて配線されるため、プロテクタもそれに応じた形
状となっている。
【0003】従来のこの種のプロテクタとしては、例え
ば、図3に示すようなものがある。図3において、1は
プロテクタを構成する本体であり、この本体1は長手方
向に延在する底板2および底板の両端部から突出する一
対の側板3、4を備え、任意の箇所が屈曲されている。
【0004】そして、この本体1にワイヤハーネス5を
収納して車体や電気機器のパネルに装着することによ
り、ワイヤハーネス5を屈曲させて配線しつつ、本体1
によって外部から保護することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプロテクタにあっては、本体1の成形時に任
意の箇所を屈曲した後、形状を変更することができない
ため、車体や電気機器のパネルの形状や周辺機器のレイ
アウトが異なる場合、すなわち、機種に応じて屈曲状態
が異なるプロテクタを使用しなければならないため、プ
ロテクタの種類が増大してしまう上に、その分だけ金型
が必要になってしまい、プロテクタの製造コストが増大
してしまうという問題があった。
【0006】そこで本発明は、プロテクタの本体を屈曲
自在にすることができるとともに、その屈曲を固定する
ことができるようにして、1つの種類で異なる機種に対
応することができるとともに、1つの金型で製造するこ
とができる低コストなプロテクタを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、底板および底板の両端部か
ら突出する一対の側板からなる本体を有し、該本体に線
材束を収納可能なプロテクタにおいて、前記底板および
側板の所定箇所を連続する凹凸形状を有する蛇腹によっ
て連結することにより側板を屈曲自在に構成し、前記側
板を連結する蛇腹の複数の凸部にベルト部材を挿通可能
なベルト挿通部をそれぞれ設け、前記ベルト部材の長手
方向一端部に、該ベルト部材が蛇腹の長手方向一端部に
位置するベルト挿通部から長手方向他端部に位置するベ
ルト挿通部側に抜けるのを防止するための抜け止め手段
を設けるとともに、前記ベルト部材を蛇腹の長手方向他
端部に位置するベルト挿通部に固定する固定手段を設け
たことを特徴としている。
【0008】その場合、側板の一方に設けられた蛇腹を
伸張させるとともに、側板の他方の設けられた蛇腹を縮
ませ、この状態でベルト部材を蛇腹の長手方向他端部に
位置するベルト挿通部に固定すると、ベルト部材が抜け
止め手段によって蛇腹の長手方向一端部に位置するベル
ト挿通部から長手方向他端部に位置するベルト挿通部に
抜けるのを防止されることから、蛇腹の長手方向両端部
のベルト挿通部がベルト部材によって移動することが規
制される。この結果、蛇腹が伸縮することが規制されて
本体がその屈曲状態に固定される。
【0009】したがって、プロテクタの本体を屈曲自在
にすることができるとともに、その屈曲を固定すること
ができる。この結果、1つの種類で異なる機種に対応す
ることができるとともに、1つの金型でプロテクタを製
造することができ、プロテクタの製造コストを低減する
ことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記固定手段
は、前記ベルト部材の長手方向に亘って形成された鋸状
凹凸部と、蛇腹の長手方向他端部に位置するベルト挿通
部に設けられ、前記鋸状凹凸部に係合する係合部材とか
ら構成されることを特徴としている。
【0011】その場合、蛇腹を伸縮させた場合に、ベル
ト部材に設けられた鋸状凹凸部を係合部材に係合させる
ことにより、この係合部材および抜け止め手段によって
蛇腹の長手方向両端部のベルト挿通部の移動が規制され
る。この結果、蛇腹が伸縮することが規制されて本体を
その屈曲状態に確実に固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1、2は本発明に係るプロテクタの一実
施形態を示す図である。
【0014】まず、構成を説明する。図1において、11
はプロテクタの本体であり、この本体11は底板12および
底板12の両端部から突出する一対の側板13、14から構成
され、本体11内に図示しないワイヤハーネス(線材束)
を収納可能になっている。
【0015】また、底板12、側板13、14の所定箇所は連
続する凹凸形状を有する蛇腹15、16、17によって連結さ
れており、側板13、14を屈曲自在になっている。
【0016】また、蛇腹16、17の凸部16a、17aにはベ
ルト挿通部18〜25が設けられており(本実施形態では凸
部16a、17aが4つであるためベルト挿通部の数は8個
である)、このベルト挿通部18〜25は図2(a)(b)
に示すようにベルト挿通孔18a〜25aを有し、このベル
ト挿通孔18a〜25aにはベルト部材26、27が挿通される
ようになっている。
【0017】一方、ベルト部材26、27の長手方向一端部
には係合片28、29が設けられており、この係合片(抜け
止め手段)28、29は蛇腹16、17の長手方向一端部に位置
するベルト挿通部18、22の挿通孔18a、22aよりも大径
に形成されている。そして、この係合片28、29はベルト
部材26、27が蛇腹16、17の長手方向他端部に位置するベ
ルト挿通部21、25側に引っ張られたときに、ベルト挿通
部18、22に当接することにより、ベルト部材26、27がベ
ルト挿通部21、25側に抜けるのを防止するようになって
いる。
【0018】一方、図2(c)に示すようにベルト部材
26、27の表面にはその長手方向に亘って鋸状凹凸部26
a、27aが形成されているとともに、ベルト挿通部21、
25の挿通孔21a、25a内には鋸状凹凸部26a、27aに係
合可能な係合片(係合部材)30、31が設けられており、
鋸状凹凸部26a、27aはベルト挿通部18および21または
ベルト挿通部22および25が近接する方向に移動する際に
係合片30、31に係合せず、ベルト挿通部18および21また
はベルト挿通部22および25が離隔する方向に移動する際
に係合片31、31に係合するような形状になっている。な
お、本実施形態では、鋸状凹凸部26a、27aおよび係合
片30、31が固定手段を構成している。
【0019】次に、作用を説明する。
【0020】車体や電気機器のパネルの形状や周辺機器
のレイアウトが異なる場合、すなわち、機種が異なる場
合に、蛇腹16、17をその仕様に応じて屈曲させる。この
とき、ベルト挿通部18および21が離隔する方向に移動し
て蛇腹16が伸張するとともに、ベルト挿通部22および25
が近接する方向に移動して蛇腹17が縮む。
【0021】本実施形態では、ベルト部材26の鋸状凹凸
部26aの形状をベルト挿通部18および21が離隔する方向
に移動するときに係合片30に係合せず、ベルト挿通部18
および21が近接する方向に移動するときに係合片30に係
合するような形状のものを用いるとともに、ベルト部材
27の鋸状凹凸部27aの形状をベルト挿通部22および25が
近接する方向に移動するときに係合片31に係合せず、ベ
ルト挿通部22および25が離隔する方向に移動するときに
係合片31に係合するような形状のものを用いることによ
り、蛇腹16が伸張するとともに蛇腹17が縮んだ屈曲状態
のときに、ベルト部材26、27を係合片30、31に係合させ
る。
【0022】また、このとき、係合片28、29がベルト挿
通部18、22に当接してベルト挿通部18、22からベルト挿
通部22、25に抜けることがないため、ベルト挿通部18、
21およびベルト挿通部22、25がベルト部材26、27によっ
て移動することが規制され、蛇腹16、17が伸縮すること
が規制されて本体11がその屈曲状態に固定される。
【0023】このように本実施形態では、底板12および
側板13、14の所定箇所を連続する凹凸形状を有する蛇腹
15〜17によって連結することにより側板13、14を屈曲自
在に構成し、側板13、14を連結する蛇腹16、17の複数の
凸部16a、17aにベルト部材26、27を挿通可能なベルト
挿通部18〜25を設け、ベルト部材26、27の長手方向一端
部に、ベルト部材26、27がベルト挿通部18、22からベル
ト挿通部21、25側に抜けるのを防止するための係合片3
0、31を設けるとともに、ベルト部材26、27に形成され
た鋸凹凸部26a、27aをベルト挿通部21、25に固定する
係合片30、31を設けたので、本体11を屈曲自在にするこ
とができるとともに、その屈曲を固定することができ
る。この結果、1つの種類で異なる機種に対応すること
ができるとともに、1つの金型でプロテクタを製造する
ことができ、プロテクタの製造コストを低減することが
できる。
【0024】なお、本実施形態では、蛇腹15〜17を底板
12および側板13、14の1箇所に設けているが、2箇所以
上設け、本体11を複数箇所で屈曲させるようにしても良
い。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プロテク
タの本体を屈曲自在にすることができるとともに、その
屈曲を固定することができる。この結果、1つの種類で
異なる機種に対応することができるとともに、1つの金
型でプロテクタを製造することができ、プロテクタの製
造コストを低減することができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、蛇腹を伸縮
させた場合に、ベルト部材に設けられた鋸状凹凸部を係
合部材に係合させることにより、この係合部材および抜
け止め手段によって蛇腹の長手方向両端部のベルト挿通
部の移動を規制することができ、蛇腹が伸縮することを
規制して本体をその屈曲状態に確実に固定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロテクタの一実施形態を示す図
であり、(a)はその外観図、(b)はその上面図であ
る。
【図2】(a)は係合片が形成されていないベルト挿通
部を示すその断面図、(b)は係合片が形成されたベル
ト挿通部にベルト部材を挿通した状態を示すベルト挿通
部およびベルト部材の断面図、(c)はそのベルト部材
の側面図である。
【図3】従来のコネクタの外観図である。
【符号の説明】
11 本体 12 底板 13、14 側板 15〜16 蛇腹 16a、17a 凸部 18〜25 ベルト挿通部 26、27 ベルト部材 26a、27a 鋸状凹凸部(固定手段) 28、29 係合片(抜け止め手段) 30、31 係合片(固定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板および底板の両端部から突出する一対
    の側板からなる本体を有し、該本体に線材束を収納可能
    なプロテクタにおいて、 前記底板および側板の所定箇所を連続する凹凸形状を有
    する蛇腹によって連結することにより側板を屈曲自在に
    構成し、 前記側板を連結する蛇腹の複数の凸部にベルト部材を挿
    通可能なベルト挿通部をそれぞれ設け、 前記ベルト部材の長手方向一端部に、該ベルト部材が蛇
    腹の長手方向一端部に位置するベルト挿通部から長手方
    向他端部に位置するベルト挿通部側に抜けるのを防止す
    るための抜け止め手段を設けるとともに、前記ベルト部
    材を蛇腹の長手方向他端部に位置するベルト挿通部に固
    定する固定手段を設けたことを特徴とするプロテクタ。
  2. 【請求項2】前記固定手段は、前記ベルト部材の長手方
    向に亘って形成された鋸状凹凸部と、蛇腹の長手方向他
    端部に位置するベルト挿通部に設けられ、前記鋸状凹凸
    部に係合する係合部材とから構成されることを特徴とす
    る請求項1記載のプロテクタ。
JP11025504A 1999-02-02 1999-02-02 プロテクタ Pending JP2000224729A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176917A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Nachi Fujikoshi Corp フレキシブルガイド及びフレキシブルガイドを有する産業用ロボットのケーブル支持装置
DE112013004189B4 (de) 2012-08-27 2023-06-29 Suzuki Motor Corporation Kabelstrangschutz

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