JP2000223545A - IddQ不良箇所特定方法及びIddQ不良箇所特定装置 - Google Patents

IddQ不良箇所特定方法及びIddQ不良箇所特定装置

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JP2000223545A
JP2000223545A JP11022429A JP2242999A JP2000223545A JP 2000223545 A JP2000223545 A JP 2000223545A JP 11022429 A JP11022429 A JP 11022429A JP 2242999 A JP2242999 A JP 2242999A JP 2000223545 A JP2000223545 A JP 2000223545A
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江 知 恵 藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IddQ不良の原因となっている箇所を容易
に特定できるようにする。 【解決手段】 IddQテストを行うことにより得られ
るIddQフェイル情報に基づいて、パスアドレス発光
画像22とフェイルアドレス発光画像26とを作成す
る。そして、フェイルアドレス発光画像26の発光箇所
の中から、パスアドレス発光画像22とフェイルアドレ
ス発光画像26とで共通する発光箇所を除外する。これ
により、IddQ不良の原因となっている可能性のある
箇所数を絞り込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のId
dQ不良解析に関するものであり、特に、半導体装置中
の多数のノードのうちIddQ不良の原因解明のための
解析を必要とする対象部分、すなわちIddQ故障原因
となるノード及びトランジスタ等の特定に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化に伴い、1チ
ップ内の回路規模はかなり大きくなってきている。この
ような複雑化した半導体装置で起こった不良を検知する
ことは大変困難なことである。特に、故障箇所を検出す
るためのテストパターンの作成においては、人手、また
は自動テストパターン生成ツール(ATPG:automati
c test pattern generator)により作成する場合でも、
検出率の高いテストパターンを作成することは大変な手
間と時間が必要である。
【0003】このため、既存のテストパターンを使用し
て、さらに高い故障検出率を得るテスト手法としてId
dQテストが注目されている。すなわち、市販のIdd
Q測定ポイント抽出ツールによって抽出されたポイント
において、IddQテスト装置上でIddQ測定オプシ
ョン等を用いて測定を行うことにより、IddQ不良品
であるか良品であるかの判別を行っている。
【0004】さらに、不良品の解析を行う場合、Idd
Q測定ポイント抽出ツールによって抽出されたポイント
のうち、IddQテストでフェイルとなったポイントに
おいて、故障解析装置(例えば、エミッション顕微鏡)
を用いて、半導体装置内部の発光箇所を検出し、その発
光箇所すべて、または作業者が任意に選んだ箇所につい
て解析を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来においては、IddQテストで不良品となった場合、
不良箇所の特定をするために、故障解析装置を用いて発
光箇所の確認を行っていた。ここで、IddQテストと
は、正常なデバイスの静止時には電流がほとんど流れな
い(1μA程度)ということを利用し、電流値を測定す
ることにより半導体装置が良品であるか、又は、不良品
であるかを、判断するテスト手法である。
【0006】半導体装置が良品であるか、又は、不良品
であるかの判断基準とするための電流値(リミット電流
という)は、数〜10μA程度である場合が多い。この
数値は、半導体装置によって異なるが、一般的に、歩留
まりを考慮し、また多少電流が流れているとしても、通
常の動作には影響しない程度であると考えられることも
あり、この程度の電流値では良品として判断する場合が
多い。
【0007】エミッション顕微鏡等の故障解析装置を用
いて故障解析を行うと、良品である、又は、フェイルし
ていないにも関わらず、発光箇所が存在する場合があ
る。フェイルしているポイントにおいて発光箇所が複数
ある場合は、故障解析を行っている作業者がすべての発
光箇所、又は、任意に選んだ発光箇所について解析を行
っていた。但し、この故障解析装置において発光してい
る発光箇所には、フェイルしていない状態で発光してい
る箇所も含まれていた。このように、発光箇所には、I
ddQフェイルの原因とは関係ない箇所も含まれている
ため、IddQフェイルの原因となっている発光箇所を
特定するためには、大変な手間がかかり、不良解析に膨
大な時間を費やしていた。
【0008】一方、発光箇所が複数ある場合、解析対象
箇所を少なくするために、エミッション顕微鏡等の故障
解析装置の感度を下げて、強く発光している部分のみ
(発光が弱い箇所を考慮しない)を対象とすることもあ
った。しかし、この手法では、IddQ不良の原因とな
る箇所を見逃す可能性があった。
【0009】また、フェイルしているポイントにおける
発光箇所が1箇所の場合は、故障解析を行っている作業
者はこの箇所のみ故障解析を行うことになるが、Idd
Q不良の原因となる箇所がエミッション顕微鏡等の故障
解析装置で観測不可能な箇所の場合、間違った箇所を解
析してしまう可能性があった。すなわち、故障解析した
発光箇所は、IddQフェイルの原因とは無関係な部分
であり、IddQ不良の原因となる箇所を見逃す可能性
があった。
【0010】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、エミッション顕微鏡等の故障解析装置で
故障解析を行う際に、複数の発光箇所の中から、Idd
Q不良の原因となっている箇所を容易に特定することが
できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係るIddQ不良箇所特定方法は、IddQテ
スト装置により半導体装置のIddQテストを行った結
果得られるIddQフェイル情報を読み込む、テスト情
報読込工程と、故障解析装置を用いて、前記IddQフ
ェイル情報に基づいて、又は、良品と判定された半導体
装置に基づいて、フェイルしていないアドレスの発光画
像であるパスアドレス発光画像を取得する、パスアドレ
ス発光画像取得工程と、前記故障解析装置を用いて、前
記IddQフェイル情報に基づいて、フェイルしている
アドレスの発光画像であるフェイルアドレス発光画像を
取得する、フェイルアドレス発光画像取得工程と、前記
パスアドレス発光画像取得工程で得られた前記パスアド
レス発光画像の結果と、前記フェイルアドレス発光画像
取得工程で得られた前記フェイルアドレス発光画像の結
果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定す
る、不良箇所特定工程と、を備えたことを特徴とする。
【0012】前記フェイルアドレス発光画像取得工程で
は、IddQテストで使用したテストパターンに対し
て、フェイルしていないアドレスをマスクして、フェイ
ルしているアドレスについてのみの発光画像を取得し
て、これをフェイルアドレス発光画像とすることもでき
る。
【0013】前記フェイルアドレス発光画像取得工程で
は、フェイルしているすべてのアドレスについての発光
画像を重ね合わせて、これをフェイルアドレス発光画像
とすることもできる。
【0014】前記パスアドレス発光画像取得工程では、
IddQテストで使用したテストパターンに対して、フ
ェイルしているアドレスをマスクして、フェイルしてい
ないアドレスについてのみの発光画像を取得して、これ
をパスアドレス発光画像とすることもできる。
【0015】前記パスアドレス発光画像取得工程では、
フェイルしていないすべてのアドレスについての発光画
像を重ね合わせて、これをパスアドレス発光画像とする
こともできる。
【0016】前記パスアドレス発光画像取得工程と前記
フェイルアドレス発光画像取得工程とでは、前記パスア
ドレス発光画像と前記フェイルアドレス発光画像とのう
ちの少なくとも一方の画像を画像記憶部に格納し、前記
不良箇所特定工程では、必要に応じてこの画像記憶部に
格納した画像を引き出して使用する、こともできる。
【0017】前記不良箇所特定工程では、前記フェイル
アドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイル
アドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通
する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不
良の原因となる箇所として特定することもできる。
【0018】前記不良箇所特定工程では、前記パスアド
レス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、こ
の反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね
合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を
特定することもできる。
【0019】また、本発明に係るIddQ不良箇所特定
装置は、IddQテスト装置により半導体装置のIdd
Qテストを行った結果得られるIddQフェイル情報を
読み込む、テスト情報読込部と、前記IddQフェイル
情報に基づいて、又は、良品と判定された半導体装置に
基づいて、フェイルしていないアドレスの発光画像であ
るパスアドレス発光画像を取得するとともに、前記Id
dQフェイル情報に基づいて、フェイルしているアドレ
スの発光画像であるフェイルアドレス発光画像を取得す
る、故障解析部と、前記故障解析部で得られた前記パス
アドレス発光画像の結果と前記フェイルアドレス発光画
像の結果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を
特定する、不良箇所特定部と、を備えたことを特徴とす
る。
【0020】本発明に係るIddQ不良箇所特定装置
は、前記IddQフェイル情報に基づいて、前記フェイ
ルアドレス発光画像を取得するためのフェイルアドレス
発光観測用パターンを作成するとともに、前記パスアド
レス発光画像を取得するためのパスアドレス発光観測用
パターンを作成する、観測用パターン作成部を、さらに
備えることもできる。
【0021】本発明に係るIddQ不良箇所特定装置
は、前記パスアドレス発光画像と前記フェイルアドレス
発光画像とのうちの少なくとも一方の画像を格納するた
めの画像記憶部を、さらに備えることもできる。
【0022】前記不良箇所特定部では、前記フェイルア
ドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイルア
ドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通す
る発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不良
の原因となる箇所として特定することもできる。
【0023】前記不良箇所特定部では、前記パスアドレ
ス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、この
反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね合
わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を特
定することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、半導体装置のIddQ
不良箇所を特定する場合において、IddQテスト装置
でのIddQテスト結果をもとに、フェイルしているア
ドレスのみを観測するためのパターンと、フェイルして
いないアドレスのみを観測するためのパターンとを作成
し、故障解析装置により対象サンプルのフェイル状態の
発光画像と、フェイルしていない状態の発光画像とを取
得し、これら両画像をもとに、フェイル状態の発光箇所
からフェイル及ぴフェイルしていない状態ともに共通し
て発光する発光箇所を除外し、IddQ不良の原因とな
っている発光箇所を特定しようとするものである。以
下、図面に基づいて、本発明の一実施形態をくわしく説
明する。
【0025】図1は、本実施形態の実行フローの一例を
示す図、図2はIddQテスト装置におけるIddQテ
スト実行後に出力されるIddQフェイル情報の一例を
示す図、図3はIddQフェイル情報をもとに、発光観
測用パターン作成部で用いるパス/フェイル観測用パタ
ーンの一例を示す図、図4は故障解析装置(エミッショ
ン顕微鏡)での発光画像の一例を示す図、図5はIdd
Qテスト実行後IddQフェイルと判断された半導体装
置におけるIddQフェイルポイントの故障解析装置
(エミッション顕微鏡)での発光画像の一例を示す図、
図6はパスアドレスの発光画像をアドレス毎に取り込ん
だ場合の各画像の一例を示す図、図7はフェイルアドレ
スの発光画像をアドレス毎に取り込んだ場合の各画像の
一例を示す図、図8は本実施形態の発光観測における処
理フローの一例を示す図、図9はIddQテスト実行後
にIddQフェイルしていない測定ポイントの発光画像
の一例を示す図、図10はIddQフェイルしていない
ポイントの発光画像を反転させた画像を示す図、図11
はIddQ不良箇所特定部における処理フローの一例を
示す図、図12は本実施形態においてIddQ不良箇所
特定部におけるIddQ不良箇所を特定する手法の一例
として、フェイルポイントの発光画像と、フェイルして
いないポイントの発光画像を反転した画像とを重ね合わ
せることにより特定できた、IddQ不良箇所を特定す
るための発光画像を示す図、図13は本実施形態に係る
IddQ不良箇所特定装置の構成を示す図である。
【0026】まず、図1に基づいて、本実施形態に係る
IddQ不良箇所の特定手法の概略を説明する。この図
1に示すように、はじめにIddQテスト装置10でI
ddQテストを行う。このIddQテストを行うことに
より、IddQフェイル情報12が得られる。
【0027】次に、IddQフェイル情報12に基づい
て、発光観測用パターン作成部14で、フェイルアドレ
スにおける発光観測と、フェイルしていないアドレスに
おける発光観測とを行うための、テストパターンの編集
を行う。このテストパターンの編集により、フェイルア
ドレスの発光画像を取得するためのフェイルアドレス発
光観測用パターン16と、フェイルしていないアドレ
ス、つまりパスアドレスの発光画像を取得するための発
光観測用パターン18とを作成する。
【0028】次に、故障解析部(エミッション顕微鏡)
20に、パスアドレス発光観測用パターン18を入力す
ることにより、フェイルしていないアドレスにおける発
光を観測して、パスアドレス発光画像22を取得する。
そして、このパスアドレス発光画像22を、メモリ等か
らなる画像記憶部24に格納する。これと同様に、故障
解析部(エミッション顕微鏡)20に、フェイルアドレ
ス発光観測用パターン16を入力することにより、フェ
イルアドレスにおける発光を観測して、フェイルアドレ
ス発光画像26を取得する。
【0029】次に、このフェイルアドレス発光画像26
と、上述した画像記憶部24に格納したパスアドレス発
光画像22とを用いて、IddQ不良箇所特定部28
で、IddQ不良箇所を特定する。具体的には、フェイ
ルアドレス発光画像26の発光箇所から、フェイルアド
レス発光画像26とパスアドレス発光画像22とで共通
する発光箇所を除外することにより、IddQ不良箇所
を特定する。
【0030】次に、図2乃至図7に基づいて、本実施形
態に係るIddQ不良箇所特定手法についてより詳しく
説明する。
【0031】図2は、IddQテスト装置10でテスト
をすることにより得られるIddQフェイル情報12の
一例を示している。この図2に示すように、IddQフ
ェイル情報12の項目としては、アドレス30と、テス
トパターン結果32と、IddQテスト結果34とが、
設けられている。アドレス30は、テストパターンを識
別するための項目である。つまり、1つのアドレスに対
して、1つのテストパターンが割り当てられていること
となる。
【0032】テストパターン結果32は、そのテストパ
ターンにおいて各ピンに対する出力と期待値が一致した
かどうかを示す項目である。この図2においては、各ピ
ンの出力と期待値が一致しなかった場合に、「×」を表
示している。IddQテスト結果34は、IddQテス
トの結果、正常であったか、又は、正常ではなかったか
を示す項目である。つまり、IddQテスト結果34
は、IddQテストの結果、フェイルであったか、又
は、パスであったかを示す項目である。
【0033】なお、このIddQテスト結果34とテス
トパターン結果32とは、必ずしも、一致するとは限ら
ない。すなわち、IddQテスト結果34が正常でもテ
ストパターン結果32が異常の場合もあるし、IddQ
テスト結果34が異常でもテストパターン結果32が正
常の場合もある。
【0034】図1に示すように、発光観測用パターン作
成部14は、このIddQフェイル情報12を取り込
む。そして、発光観測用パターン作成部14は、フェイ
ルしていないアドレスのみについて発光を観測するため
に、IddQテストで用いたテストパターンについて、
フェイルアドレスをマスクし、フェイルしていないアド
レスのみを観測するようなテストパターンに編集する。
【0035】例えば、図3に示すように、IddQフェ
イル情報12から得た各アドレスに対するIddQテス
ト結果34を参照し、テストパターンの観測非対象部分
をマスクし、フェイルしていないテストパターンのみ発
光観測するように編集を行う。すなわち、図3の例で
は、アドレスA2、アドレスA4、アドレスA8、アド
レスA10、アドレスA11…のテストパターンを用い
て、パスアドレス発光観測用パターン18を作成する。
【0036】また、IddQフェイル情報12から得た
各アドレスに対するIddQテスト結果34を参照し、
フェイルアドレスのみについて発光を観測するために、
フェイルしていないアドレスをマスクし、フェイルアド
レスのみを観測するようなテストパターンに編集する。
すなわち、図3の例では、アドレスA1、アドレスA
3、アドレスA5、アドレスA6、アドレスA7、アド
レスA9…のテストパターンを用いて、フェイルアドレ
ス発光観測用パターン16を作成する。
【0037】ここで発光画像について説明する。一般的
な故障解析装置であるエミッション顕微鏡の発光画像を
図4に示す。この図4に示すように、エミッション顕微
鏡の発光画像では、配線36やその他のトランジスタ等
については、それぞれの識別ができる程度の灰色又は黒
色で表示される。そして、この発光画像において、不良
と思われる箇所、つまり発光箇所38は白色で表示され
る。換言すれば、エネルギーを発している部分が白色で
表示される。但し、発光強度により発光箇所の色を指定
することも可能である。
【0038】図5に、IddQテストで不良品と判断さ
れた半導体装置の、フェイルしているポイントについて
エミッション顕微鏡で発光観測した画像の例を示す。こ
の図5に示す例では、不良の原因と思われる箇所は、発
光箇所40a〜発光箇所40dである。このように発光
箇所が複数ある場合もある。
【0039】次に、故障解析部(エミッション顕微鏡)
20にてパスアドレス発光観測用パターン18を用い
て、フェイルしていないアドレスの発光観測を行い、パ
スアドレス発光画像22を取得する。このとき、パスア
ドレス発光画像22として、図6に示すように、各アド
レス毎に発光画像が取得される。
【0040】この図6の例では、アドレス2の発光画像
42と、アドレス4の発光画像44とが、示されてい
る。これら発光画像42と発光画像44とからわかるよ
うに、異なるアドレスのテストパターンを用いるので、
その発光箇所が変化する場合もある。すなわち、アドレ
ス2の発光画像42では、発光する箇所として発光箇所
42a〜発光箇所42cが存在する。アドレス4の発光
画像44では、発光する箇所として発光箇所44aと発
光箇所44bとが存在する。これは、用いるテストパタ
ーンにより電流がながれる配線やトランジスタ等が変化
するためである。
【0041】本実施形態では、このように取得した発光
画像をすべて重ね合わせて統合することにより、パスア
ドレス発光画像22を作成する。すなわち、図6に示す
ように、アドレス2の発光画像42とアドレス4の発光
画像44…を統合して、パスアドレス発光画像22を作
成する。このようにフェイルしていないすべてのアドレ
スの発光画像を統合することにより、パスアドレス発光
画像22を得ることができる。
【0042】図6の例では、アドレス2の発光画像42
とアドレス4の発光画像44とを統合するが、発光箇所
42aと発光箇所44aは発光画像42、44で共通で
あり、発光箇所42bと発光箇所44bは発光画像4
2、44で共通である。このため、パスアドレス発光画
像22では、発光箇所22a〜発光箇所22cの3箇所
が、発光する箇所として残ることとなる。
【0043】次に、図1に示すように、このフェイルし
ていないアドレスにおける発光画像であるパスアドレス
発光画像22を画像記憶部24に格納する。このように
パスアドレス発光画像22を画像記憶部24に格納して
おくことにより、必要に応じてこれを引き出すことがで
きるようになる。なお、本実施形態では、フェイルして
いないすべてのアドレスのテストパターンについて発光
画像を作成し、これを1枚のパスアドレス発光画像22
として画像記憶部24に格納することとしたが、アドレ
ス毎の発光画像を画像記憶部24に格納するようにして
もよい。このようにフェイルしていないアドレス毎に発
光画像を格納すれば、必要に応じて、アドレス毎の発光
画像や、複数アドレスの発光画像を統合した画像を引き
出すことが可能となる。
【0044】次に、図1に示すように故障解析部(エミ
ッション顕微鏡)20にてフェイルアドレス発生観測用
パターン16を用いて、フェイルアドレスの発光観測を
行い、フェイルアドレス発光画像26を取得する。この
フェイルアドレス発光画像26の一例を図7に示す。こ
の図7の例では、アドレス1の発光画像46と、アドレ
ス3の発光画像48と、アドレス5の発光画像50と
が、示されている。このようにアドレスにより発光画像
が異なる理由は、上述した通りである。アドレス1の発
光画像46では、発光する箇所として発光箇所46a〜
発光箇所46cが存在する。アドレス3の発光画像48
では、発光する箇所として発光箇所48a〜発光箇所4
8dが存在する。アドレス5の発光画像50では、発光
する箇所として発光箇所50a〜発光箇所50dが存在
する。
【0045】本実施形態では、このように取得した発光
画像をすべて重ね合わせて統合することにより、フェイ
ルアドレス発光画像26を作成する。すなわち、図7に
示すように、アドレス1の発光画像46とアドレス3の
発光画像48とアドレス5の発光画像50…を統合し
て、フェイルアドレス発光画像26を作成する。このよ
うにすべてのフェイルアドレスの発光画像を統合するこ
とにより、フェイルアドレス発光画像26を得ることが
できる。
【0046】図7の例では、アドレス1の発光画像46
と、アドレス3の発光画像48と、アドレス5の発光画
像50と、を統合するが、発光箇所46aと発光箇所4
8aと発光箇所50aは発光画像46、48、50で共
通であり、発光箇所46bと発光箇所48bと発光箇所
50bは発光画像46、48、50で共通である。この
ため、フェイルアドレス発光画像26では、発光箇所2
6a〜発光箇所26gの7箇所が、発光する箇所として
残ることとなる。
【0047】次に、図8乃至図12に基づいて、図1に
示した発光観測用パターン作成部14からIddQ不良
箇所特定部28までのフローを詳細に説明する。
【0048】図8は、図1に示した発光観測用パターン
作成部14からIddQ不良箇所特定部28までのくわ
しいフローを示した図である。この図8に示すように、
発光観測用パターン作成部14は、上述したようにフェ
イルアドレス発光観測用パターン16と、パスアドレス
発光観測用パターン18とを、出力する。これらフェイ
ルアドレス発光観測用パターン16と、パスアドレス発
光観測用パターン18とを、故障解析部20は取り込ん
で、フェイルしていないアドレスにおける発光を観測す
る。そして、この観測により得られたパスアドレス発光
画像52を画像記憶部24に記憶する。
【0049】次に、故障解析部20は、フェイルアドレ
スにおける発光を観測する。そして、この観測によりフ
ェイルアドレス発光画像54を取得する。なお、フェイ
ルアドレスにおける発光観測を、パスアドレスにおける
発光観測よりも、先に行うことも可能である。この場
合、先に取得した画像を画像記憶部に記憶する。また、
両方の画像を画像記憶部に記憶することも可能である。
【0050】次に、IddQ不良箇所特定部28はこの
フェイルアドレス発光画像54を取り込むとともに、画
像記憶部24に格納されているパスアドレスの発光画像
42を読み出して取り込む。
【0051】本実施形態において、IddQ不良箇所特
定部28でIddQ不良箇所を特定するときには、画像
反転を用いる。図9に示すように、通常の発光画像では
発光箇所56a、56bは白く、それ以外の箇所は黒色
または灰色に表示される。この画像を反転すると図10
に示すような画像となる。この図10に示すように、発
光箇所58a、58bは黒く、それ以外の箇所は白若し
くは透明で表示される。
【0052】図11は、図8に示すIddQ不良箇所特
定部28で行われる処理のフローについて示した図であ
る。まず、IddQ不良箇所特定部28は、故障解析部
(ミッション顕微鏡)20から出力された、フェイルア
ドレス発光画像26と、パスアドレス発光画像22を取
り込む。次に、フェイルアドレス発光画像26の発光箇
所から、フェイルアドレス発光画像26とパスアドレス
発光画像22とに共通する発光箇所を除外する。
【0053】本実施形態においては、パスアドレス発光
画像22の色調を反転させて(白黒反転)、反転画像6
0を作成する。続いて、この反転画像60と、フェイル
アドレス発光画像26とを重ね合わせる。このように重
ね合わせることにより重畳画像62が得られる。この重
畳画像62においては、IddQ不良の原因となる箇所
のみを白く表示することが可能である。
【0054】この時に、画像記憶部24にアドレス毎の
パスアドレス画像を格納しておけば、フェイルアドレス
の発光画像と重ね合わせる際に、アドレス毎の発光画像
や、複数アドレスを統合した発光画像をそれぞれ、また
は組み合せて用いることができる。すなわち、図6に示
したように、アドレス2、アドレス4のようにアドレス
毎のパスアドレスについての発光画像42、44を画像
記憶部24に格納しておくことにより、発光画像42や
発光画像44を単一の画像として用いることも可能であ
るし、これらを組み合わせた発光画像22として用いる
ことも可能である。
【0055】また、これと同様に、フェイルアドレス発
光画像26についても、アドレス毎の発光画像や、複数
アドレスを統合した発光画像をそれぞれ、または組み合
せて用いることができる。すなわち、図7に示したよう
に、アドレス1、アドレス3、アドレス5のようにアド
レス毎のフェイルアドレスについての発光画像46、4
850を用いて、発光画像46や発光画像48や発光画
像50を単一の画像として用いることも可能であるし、
これらを組み合わせた発光画像26として用いることも
可能である。
【0056】この手順についての、具体的なイメージを
説明するために、発光画像の重畳からIddQ不良箇所
特定までの発光画像の流れを図12に示す。この図12
に示すように、フェイルアドレス発光画像64と、パス
アドレス発光画像22を白黒反転した反転画像66と
を、重ね合わせる。このように重ね合わせることによ
り、重畳画像68が得られる。この重畳画像68におい
て、発光箇所として残った箇所を、IddQ不良箇所と
して特定する。すなわち、フェイルアドレス発光画像6
4のうち、発光箇所64a、64bを不良箇所から除外
して、発光箇所64c、64dを不良箇所として特定す
る。なぜなら、フェイルアドレス発光画像64とパスア
ドレス発光画像を反転させた反転画像66とで共通に発
光している箇所は、IddQ不良の原因とはならない箇
所だからである。
【0057】次に、本実施形態に係るIddQ不良箇所
特定装置の構成を説明する。図13は、本実施形態に係
るIddQ不良箇所特定装置の構成の一例について示す
図である。
【0058】この図13に示すように、本実施形態に係
るIddQ不良箇所特定装置は、IddQテスト情報読
込部74と、発光観測用パターン作成部14と、故障解
析部20と、画像記憶部24と、IddQ不良箇所特定
部28と、表示部76とを、備えて構成されている。
【0059】IddQテスト情報読込部74は、Idd
Qテストで用いたテストパターンについてのパターン情
報72を読み込む。このパターン情報72は、自動テス
トパターン生成ツール70により生成される。また、I
ddQテスト情報読込部74は、IddQフェイル情報
12を読み込む。このIddQフェイル情報12は、I
ddQテスト装置10がパターン情報72に基づいてI
ddQテストを行うことにより作成されるテスト結果情
報である。
【0060】これら読み込んだIddQフェイル情報1
2とパターン情報72とに基づいて、発光観測用パター
ン作成部14では、故障解析部20で用いるテストパタ
ーンを作成する。すなわち、発光観測用パターン作成部
14では、故障解析部20でフェイルアドレスの発光箇
所とパスアドレスの発光箇所を観測するためのパターン
を作成する。
【0061】故障解析部20では、この作成したパター
ンに基づいて、発光観測を行う。画像記憶部24では、
故障解析部20で観測して得られた発光画像を記憶す
る。この画像記憶部24には、パスアドレス発光画像2
2を格納してもよいし、フェイルアドレス発光画像26
を格納してもよいし、これらのパスアドレス発光画像2
2とフェイルアドレス発光画像26の両方を格納しても
よい。
【0062】IddQ不良箇所特定部28では、フェイ
ルアドレス発光画像26とパスアドレス発光画像22を
用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定する。表
示部76では、IddQ不良箇所特定部28で作成され
た画像を表示する。この画像が、IddQ不良の原因と
なる箇所を示していることになる。
【0063】以上のように、本実施形態に係るIddQ
不良箇所特定手法によれば、パスアドレス発光画像22
とフェイルアドレス発光画像26との両方を用いて、I
ddQ不良の原因となる箇所を特定しようとしたので、
フェイルアドレス発光画像26に複数の発光箇所が存在
する場合でも、IddQ不良の原因となっている発光箇
所を絞り込むことができる。
【0064】具体的には、図12に示すように、フェイ
ルアドレス発光画像64には発光箇所64a〜発光箇所
64dが存在するが、発光箇所64aについてはパスア
ドレス発光画像22を白黒反転させた反転画像66の同
一箇所に発光箇所66aが存在し、発光箇所64bにつ
いてはパスアドレス発光画像22を白黒反転させた反転
画像66の同一箇所に発光箇所66bが存在する。この
ため、フェイルアドレス発光画像64の発光箇所64
a、64bは、IddQ不良の原因箇所ではないと判断
することができる。すなわち、パスアドレス発光画像2
2においても発光している箇所は、IddQ不良の原因
箇所から除外することができると考えられる。
【0065】このように、フェイルアドレス発光画像6
4の発光箇所64a〜発光箇所64dの中から、このフ
ェイルアドレス発光画像64と反転画像66(パスアド
レス発光画像22)とで共通する発光箇所64a、64
bを除外することとしたので、IddQ不良の原因箇所
を絞り込むことができる。このため、IddQ不良の原
因となっている箇所を解明するための物理的解析を行う
箇所を、削減することができる。つまり、断面を顕微鏡
で拡大して観察したり、配線等を剥いだ上で観察したり
する物理的解析を行う箇所を、削減することができる。
【0066】したがって、IddQ不良の原因解明のた
めの物理的解析を行う箇所を容易に探すことができ、解
析効率のアップを図ることができる。つまり、原因解明
のために要する時間を短縮することができる。また、こ
のように効率的に原因解明を行えるようになることによ
り、より早く設計や製造プロセスにフィードバックする
ことができるようになる。このため、設計や製造プロセ
スの早期改善を図ることができ、不良混入率の低減を図
ることができ、ひいては、信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0067】しかも、本実施形態に係るIddQ不良箇
所特定手法によれば、図12に示すように、フェイルア
ドレス発光画像64と、パスアドレス発光画像22を白
黒反転させた反転画像66とを、重ね合わせることによ
り、重畳画像68を作成し、この重畳画像68によりI
ddQ不良の原因となる箇所を特定しようとしたので、
IddQ不良の原因となる発光箇所を白色で目立つよう
に表示することができる。また、このように2つの画像
を重ね合わせることにより、近接した位置に発光箇所が
複数存在するような場合でも、その発光箇所が異なる原
因箇所であるのか、同じ原因箇所であるのかを、容易に
判別することができる。
【0068】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々に変形可能である。例えば、図1において、画
像記憶部24に格納するパスアドレスの発光画像を、I
ddQテストで良品と判定された半導体装置を用いて、
あらかじめ容易しておくこともできる。すなわち、良品
の半導体装置を用いて、あらかじめすべてのアドレス毎
にパスアドレスの発光画像を作成し、アドレス毎に画像
記憶部24に格納しておく。そして、IddQ不良箇所
特定部28で必要となるパスアドレスを組み合わせてパ
スアドレス発光画像22を作成するようにすることもで
きる。このようにすることにより、同一種類の半導体装
置については始めにパスアドレスの発光画像を用意すれ
ば、それ以降の不良箇所特定作業においてはパスアドレ
スの発光画像を作成する必要がなくなる。
【0069】また、本実施形態では、画像を用いて作業
者が目視により発光箇所を観察し、これによりIddQ
不良箇所を特定しようとしたが、必ずしも画像を用いる
必要はない。例えば、発光箇所の位置を座標として取得
して、この座標がパスアドレス発光画像22とフェイル
アドレス発光画像26とで一致するかどうかで、Idd
Q不良箇所を特定してもよい。すなわち、フェイルアド
レス発光画像26における発光箇所の位置を座標として
取得するとともに、パスアドレス発光画像22における
発光箇所の位置を座標として取得する。そして、フェイ
ルアドレス発光画像26における発光箇所の座標の中か
ら、パスアドレス発光画像22における発光箇所の座標
と一致するものを除外する。このようにしても、パスア
ドレス発光画像22の発光箇所の中から、IddQ不良
の原因とはならない箇所を、除外することができる。
【0070】さらに、本実施形態では図12に示すよう
に、パスアドレス発光画像22につて白黒反転させた反
転画像66を作成したが、この反転画像はフェイルアド
レス発光画像26について作成しても良い。すなわち、
パスアドレス発光画像22とフェイルアドレス発光画像
26のうちのどちらか一方について、反転画像を生成す
れば良い。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フェイ
ルアドレス発光画像とパスアドレス発光画像とを比較す
ることによりIddQ不良の原因となる箇所を特定する
こととしたので、複数の発光箇所からIddQ不良の原
因である可能性が高い箇所を容易に特定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るIddQ不良箇所特
定手法の概略的なフローを示す図。
【図2】IddQフェイル情報の内容の一例を示す図。
【図3】発光観測用パターン作成部でなされる処理を説
明するための図。
【図4】故障解析装置(エミッション顕微鏡)で半導体
装置の発光観測を行った場合に得られる発光画像の一例
を示す図。
【図5】故障解析装置(エミッション顕微鏡)により、
IddQテストで不良と判定された半導体装置の発光観
測を行った場合に得られる発光画像の一例を示す図。
【図6】パスアドレス毎の発光画像と、このパスアドレ
ス毎の発光画像を重ね合わせてパスアドレス発光画像を
作成する様子を示す図。
【図7】フェイルアドレス毎の発光画像と、このフェイ
ルアドレス毎の発光画像を重ね合わせてフェイルアドレ
ス発光画像を作成する様子を示す図。
【図8】発光観測用パターン作成部からIddQ不良箇
所特定部までのデータのフローを詳細に示す図。
【図9】故障解析装置(エミッション顕微鏡)で半導体
装置の発光観測を行った場合に得られる発光画像の一例
を示す図。
【図10】図9に示す発光画像の白黒を反転させた反転
画像を示す図。
【図11】IddQ不良箇所特定部内のフローを詳細に
示す図。
【図12】フェイルアドレス発光画像と、パスアドレス
発光画像を白黒反転させた反転画像とを、重ね合わせる
様子を示す図。
【図13】本実施形態に係るIddQ不良箇所特定装置
の構成を示す図。
【符号の説明】
10 IddQテスト装置 12 IddQフェイル情報 14 発光観測用パターン作成部 16 フェイルアドレス発光観測用パターン 18 パスアドレス発光観測用パターン 20 故障解析部 22 パスアドレス発光画像 24 画像記憶部 26 フェイルアドレス発光画像 28 IddQ不良箇所特定部 30 アドレス 32 テストパターン結果 34 IddQテスト結果 70 自動テストパターン生成ツール 72 パターン情報 74 IddQテスト情報読込部 76 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M106 AA01 BA14 CA04 CA18 DB18 DJ17 DJ21 DJ24 DJ27 DJ28 5F064 DD14 DD39 DD47 HH10 HH12 HH15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IddQテスト装置により半導体装置のI
    ddQテストを行った結果得られるIddQフェイル情
    報を読み込む、テスト情報読込工程と、 故障解析装置を用いて、前記IddQフェイル情報に基
    づいて、又は、良品と判定された半導体装置に基づい
    て、フェイルしていないアドレスの発光画像であるパス
    アドレス発光画像を取得する、パスアドレス発光画像取
    得工程と、 前記故障解析装置を用いて、前記IddQフェイル情報
    に基づいて、フェイルしているアドレスの発光画像であ
    るフェイルアドレス発光画像を取得する、フェイルアド
    レス発光画像取得工程と、 前記パスアドレス発光画像取得工程で得られた前記パス
    アドレス発光画像の結果と、前記フェイルアドレス発光
    画像取得工程で得られた前記フェイルアドレス発光画像
    の結果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特
    定する、不良箇所特定工程と、 を備えたことを特徴とするIddQ不良箇所特定方法。
  2. 【請求項2】前記フェイルアドレス発光画像取得工程で
    は、IddQテストで使用したテストパターンに対し
    て、フェイルしていないアドレスをマスクして、フェイ
    ルしているアドレスについてのみの発光画像を取得し
    て、これをフェイルアドレス発光画像とする、ことを特
    徴とする請求項1に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  3. 【請求項3】前記フェイルアドレス発光画像取得工程で
    は、フェイルしているすべてのアドレスについての発光
    画像を重ね合わせて、これをフェイルアドレス発光画像
    とする、ことを特徴とする請求項2に記載のIddQ不
    良箇所特定方法。
  4. 【請求項4】前記パスアドレス発光画像取得工程では、
    IddQテストで使用したテストパターンに対して、フ
    ェイルしているアドレスをマスクして、フェイルしてい
    ないアドレスについてのみの発光画像を取得して、これ
    をパスアドレス発光画像とする、ことを特徴とする請求
    項1に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  5. 【請求項5】前記パスアドレス発光画像取得工程では、
    フェイルしていないすべてのアドレスについての発光画
    像を重ね合わせて、これをパスアドレス発光画像とす
    る、ことを特徴とする請求項4に記載のIddQ不良箇
    所特定方法。
  6. 【請求項6】前記パスアドレス発光画像取得工程と前記
    フェイルアドレス発光画像取得工程とでは、前記パスア
    ドレス発光画像と前記フェイルアドレス発光画像とのう
    ちの少なくとも一方の画像を画像記憶部に格納し、 前記不良箇所特定工程では、必要に応じてこの画像記憶
    部に格納した画像を引き出して使用する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のIddQ不良箇所特定方法。
  7. 【請求項7】前記不良箇所特定工程では、前記フェイル
    アドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイル
    アドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通
    する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不
    良の原因となる箇所として特定する、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のIddQ不良
    箇所特定方法。
  8. 【請求項8】前記不良箇所特定工程では、前記パスアド
    レス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、こ
    の反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね
    合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を
    特定する、ことを特徴とする請求項7に記載のIddQ
    不良箇所特定方法。
  9. 【請求項9】IddQテスト装置により半導体装置のI
    ddQテストを行った結果得られるIddQフェイル情
    報を読み込む、テスト情報読込部と、 前記IddQフェイル情報に基づいて、又は、良品と判
    定された半導体装置に基づいて、フェイルしていないア
    ドレスの発光画像であるパスアドレス発光画像を取得す
    るとともに、前記IddQフェイル情報に基づいて、フ
    ェイルしているアドレスの発光画像であるフェイルアド
    レス発光画像を取得する、故障解析部と、 前記故障解析部で得られた前記パスアドレス発光画像の
    結果と前記フェイルアドレス発光画像の結果とを用い
    て、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、不良箇
    所特定部と、 を備えたことを特徴とするIddQ不良箇所特定装置。
  10. 【請求項10】前記IddQフェイル情報に基づいて、
    前記フェイルアドレス発光画像を取得するためのフェイ
    ルアドレス発光観測用パターンを作成するとともに、前
    記パスアドレス発光画像を取得するためのパスアドレス
    発光観測用パターンを作成する、観測用パターン作成部
    を、さらに備えることを特徴とする請求項9に記載のI
    ddQ不良箇所特定装置。
  11. 【請求項11】前記パスアドレス発光画像と前記フェイ
    ルアドレス発光画像とのうちの少なくとも一方の画像を
    格納するための画像記憶部を、さらに備えることを特徴
    とする請求項9又は請求項10に記載のIddQ不良箇
    所特定装置。
  12. 【請求項12】前記不良箇所特定部では、前記フェイル
    アドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイル
    アドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通
    する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不
    良の原因となる箇所として特定する、ことを特徴とする
    請求項9乃至請求項11のいずれかに記載のIddQ不
    良箇所特定装置。
  13. 【請求項13】前記不良箇所特定部では、前記パスアド
    レス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、こ
    の反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね
    合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を
    特定する、ことを特徴とする請求項12に記載のIdd
    Q不良箇所特定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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