JP2000019217A - 半導体装置のIddQ不良箇所特定方法及び装置 - Google Patents

半導体装置のIddQ不良箇所特定方法及び装置

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JP2000019217A
JP2000019217A JP10190554A JP19055498A JP2000019217A JP 2000019217 A JP2000019217 A JP 2000019217A JP 10190554 A JP10190554 A JP 10190554A JP 19055498 A JP19055498 A JP 19055498A JP 2000019217 A JP2000019217 A JP 2000019217A
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iddq
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Tomoe Fujie
江 知 恵 藤
Kenji Norimatsu
松 研 二 則
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IddQテストで不良品であると判定された
半導体装置の不良箇所を迅速かつ容易に特定する。 【解決手段】 IddQ測定ポイント抽出ツール30を
用いて、故障辞書32を作成する。また、テスタ40を
用いて半導体装置にIddQテストをすることにより、
異常の検出されたストローブの一覧としてのフェイルス
トローブ情報44を作成する。これら故障辞書32とフ
ェイルストローブ情報44とを重畳して、IddQ故障
候補ノード決定部10では、IddQ故障候補ノードリ
スト12を作成する。さらに、ナビゲーションツール5
0を用いて、故障候補ノードのレイアウト情報52を作
成し、エミッション顕微鏡を用いて発光画像62を作成
する。これらレイアウト情報52と発光画像62とを重
畳して、IddQ不良箇所特定部20では、IddQ不
良箇所を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のId
dQ不良解析に関するものであり、特に、半導体装置中
の多数のノードのうちIddQ不良の原因解明のための
解析を必要とする対象部分、すなわちIddQ故障候補
となるノード及びトランジスタの特定に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】CMOSスタティック回路等の半導体装
置を試験して、故障を検出するための手法として、Id
dQテストが行われている。このIddQテストは、半
導体装置の入力端子から順次テストパターンを入力し、
論理動作の静止状態における異常なリーク電流を検出す
ることで、故障検出を行うテスト方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなIddQテ
ストを、市販されているIddQ測定ポイント抽出ツー
ルによって抽出された測定ポイントにおいて実行した場
合、テスタでの測定ではテスト対象である半導体装置が
IddQ不良品であるか良品であるかの判別はできる
が、実際にどこに原因があるかについては別の手法を用
いて調査する必要があった。しかし、IddQ良品/不
良品を判別するだけではなく、設計段階、プロセス段階
へフィードバックし、IddQ不良品を最小限に抑える
ためには、原因の解明が不可欠であった。特に、半導体
装置の量産開始前の立ち上げ段階や、試験段階において
は、半導体装置における不良の有無をIddQテストに
より判別するだけでは、不十分であり、その後、別途の
行程で、その不良箇所を特定する作業を行っていた。
【0004】このように故障箇所を特定して原因を解明
するために、IddQ測定ポイントとして抽出されたポ
イントにおいて、故障解析装置(エミッション顕微鏡)
を用いて発光を確認していたが、作業者がチップ内のす
べての発光箇所について、またはランダムに選んだ発光
箇所について解析を行う必要があった。しかし、この発
光箇所には、IddQ不良以外の故障、又は良品状態で
発光している箇所も含まれているため、このような方法
でIddQ不良箇所を検索するには、大変な手間を必要
とし、不良箇所を特定するための解析に膨大な時間を費
やしていた。
【0005】そこで本発明は上記課題に鑑みてなされた
ものであり、IddQテストにより得られる情報を有効
に活用することにより、故障解析に要する時間を短縮す
ることを目的とする。つまり、IddQテストとは別個
に故障解析のためのテストを行う必要をなくして、故障
箇所を特定するのに要する労力と時間を削減することを
目的とする。
【0006】換言すれば、IddQ測定ポイント抽出ツ
ールを用いて、故障辞書を作成して、テスタを用いてI
ddQテストを行った結果と、この故障辞書とを照らし
合わせることにより、故障候補ノードを決定することが
できるようにして、IddQテストのみで故障候補ノー
ドを決定することができるようにすることを目的とす
る。
【0007】さらに、この半導体装置に故障解析装置
(エミッション顕微鏡)を用いて、物理的な故障の疑い
のある箇所を特定し、この物理的故障の疑いのある箇所
と、故障候補ノードとを、重畳することにより、Idd
Q不良箇所を特定することができるようにすることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る半導体装置のIddQ不良箇所特定方
法は、半導体装置をIddQテストしてIddQ不良が
検出された場合に、IddQ不良箇所を特定するための
方法であって、IddQ測定ポイント抽出ツールを用い
て、不良箇所を有するストローブに対応する故障仮定ノ
ードの一覧としての故障辞書を作成する行程と、前記半
導体装置をテスタで測定して、不良箇所を有するストロ
ーブのリストとしてのフェイルストローブ情報を作成す
る行程と、前記故障辞書と前記フェイルストローブ情報
とに基づいて、IddQ故障候補ノードを決定し、Id
dQ故障候補ノードリストを作成する行程と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る半導体装置のIddQ
不良箇所特定装置は、IddQ測定ポイント抽出ツール
を用いて作成された故障辞書と、テスタを用いて半導体
装置をIddQテストすることにより得られた異常の検
出されたストローブのリストとしてのフェイルストロー
ブ情報とを、読み込むための、データ読み込み部と、前
記データ読み込み部に読み込まれた故障辞書から、前記
フェイルストローブ情報にあげられたストローブの故障
仮定ノードに含まれるノードを故障候補ノードに選択す
るとともに、前記フェイルストローブ情報にないストロ
ーブの故障仮定ノードに含まれるノードを前記故障候補
ノードから削除して、故障候補ノードの一覧としてのI
ddQ故障候補ノードリストを作成する、IddQ故障
候補ノード決定部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、半導体装置をIddQ
テストして得られる情報を有効に活用することにより、
IddQテストのみで故障候補ノードを決定することが
できるようにするとともに、この半導体装置を故障解析
装置(エミッション顕微鏡)で解析して物理的な故障の
疑いのある箇所を検出し、この検出結果から、前記故障
候補ノードを限定して、故障ノードである不良箇所を特
定するようにしたものである。以下、図面に基づいて、
本発明の一実施形態をくわしく説明する。
【0011】図1は本実施形態に係るIddQ不良箇所
特定装置の構成及び実行フローの一例を示す図であり、
図2はIddQ測定ポイント抽出ツールが出力する故障
辞書の一例を簡単に示した図であり、図3はテスタでの
測定後に出力されるフェイル情報の一例を簡単に示した
図であり、図4はテスタでの測定後に出力されるフェイ
ル情報をもとに作成されるフェイルストローブ情報の一
例を簡単に示した図であり、図5は本発明の特徴的部分
の1つである故障候補ノード決定部の実行フローの一例
を示した図であり、図6は故障候補ノード決定部の実行
について、本実施例で説明するための具体的な内容及び
故障候補ノードリストの具体的な一例を示した図であ
り、図7はナビゲーションツールを用いて故障候補ノー
ドをレイアウト表示上に重畳して視覚的に表示した例を
示した図であり、図8はエミッション顕微鏡の発光画像
の一例を示した図、図9は本発明の特徴的部分の1つで
あるIddQ不良箇所特定部の実行フローの一例を示し
た図である。
【0012】まず、本実施形態において使用する、Id
dQ測定ポイント抽出ツールと、エミッション顕微鏡
と、について簡単に説明する。IddQ測定ポイント抽
出ツールとは、既存のテストパターンの中からIddQ
測定ストローブして有効なポイント(ストローブ)を選
択するもので、一般に市販されているツールである。例
えばPowerFault-IDDQ 、CM-iTest
などがある。また、エミッション顕微鏡とは、半導体装
置内における物理的な欠陥の疑いのある箇所を表示する
ための故障解析装置の一種であり、半導体装置内におけ
る物理的な欠陥の疑いのある箇所が発光して表示される
装置である。このような故障解析装置は、一般に市販さ
れていおり、例えばPHEMOS−200などがある。
【0013】次に図1に基づいて、本実施形態に係るI
ddQ不良箇所特定手法のフローを概略的に説明する。
【0014】この図1からわかるように、IddQ不良
箇所特定装置は、IddQ故障候補ノード決定部10
と、IddQ不良箇所特定部20とを、備えて構成され
ている。また、このIddQ不良箇所特定装置は、Id
dQ測定ポイント抽出ツール30と、テスタ40と、ナ
ビゲーション50と、エミッション顕微鏡(故障解析装
置)60とを、用いる。
【0015】IddQ測定ポイント抽出ツール30は、
各ストローブに対応するノードをテーブルとする故障辞
書32を出力する。テスタ装置40は、半導体装置のI
ddQテスト結果に基づいてフェイル情報42を出力す
る。そして、このフェイル情報42から異常な検出され
たストローブを選択して、フェイルストローブ情報44
が作成される。これら故障辞書32とフェイルストロー
ブ情報44に基づいて、IddQ故障候補ノード決定部
10は、IddQ故障候補ノードを決定する。そして、
このIddQ故障候補ノード決定部10は、故障候補ノ
ードリスト12を出力する。
【0016】ナビゲーションツール50は、故障候補ノ
ードリスト12に基づいて、半導体装置のレイアウト表
示上にその箇所が故障候補ノードの1つであると特定で
きる視覚情報を表示したレイアウト情報52を出力す
る。エミッション顕微鏡60は、半導体装置において物
理的な故障の疑いのある箇所が発光した画像表示である
発光画像62を作成する。これらレイアウト情報52と
発光画像62とを結合して、IddQ不良箇所特定部2
0は、IddQ不良箇所を特定し、IddQ不良情報2
2を出力する。
【0017】次に、図1に基づきながら図2乃至図9を
参酌して、本実施形態の実行フローについて詳細に説明
する。
【0018】まず、図1からわかるように、IddQ測
定ポイント抽出ツール30を用いて、故障辞書32を作
成する。図2からわかるように、この故障辞書32に
は、ストローブ情報32aと、そのストローブで検出さ
れる故障候補ノードのノードリスト32bとが、含まれ
ている。本実施形態においては、IddQ故障候補ノー
ド決定部10でIddQ故障候補ノードを決定する際
に、故障辞書32におけるこれらのストローブ情報32
aとノードリスト32bとを、情報として用いる。
【0019】また、図1からわかるように、テスタ40
では、検査対象である半導体装置に対して、IddQテ
ストを行う。すなわち、IddQ測定ポイント抽出ツー
ル30によって抽出されたIddQ測定ポイントにおい
て電流値の測定を行い、異常なリーク電流の有無につい
て検出する。そして、テスタ40はこの測定結果に基づ
いて、フェイル情報42を出力する。図3からわかるよ
うに、このフェイル情報42には、各ストローブに対応
したアドレス情報42aと、出力ピンに対応するフェイ
ル情報42b等が含まれている。このフェイル情報42
bにおいては、テスタ40でIddQテストした際に異
常なリーク電流が流れたパターンを×であらわしてい
る。このフェイル情報42のアドレス情報42aをもと
に、フェイルストローブ情報44(図1参照)が作成さ
れる。図4は、このフェイルストローブ情報44の内容
が示されている。この図4からわかるように、フェイル
ストローブ情報44には、異常を検出したストローブが
リストアップされている。本実施形態においては、Id
dQ故障候補ノード決定部10でIddQ故障候補を決
定する際、故障辞書32とフェイルストローブ情報44
とを用いる。
【0020】次に、図1からわかるように、これら故障
辞書32と、フェイルストローブ情報44とをもとにし
て、IddQ故障候補ノード決定部10では、IddQ
故障候補リスト12を作成する。図5に基づいて、より
詳しいIddQ故障候補ノード決定部10の実行フロー
について説明する。まず、故障候補ノード決定部10
は、フェイルストローブ情報44から、どのストローブ
がフェイルストローブにリストアップされているかの情
報を取得する。次に、故障候補ノード決定部10は、故
障辞書32の中の情報から、フェイルストローブ以外の
情報をすべて削除する。すなわち、故障辞書32の中か
らフェイルしていないストローブの情報をすべて削除す
る。これにより故障辞書32の中には、異常の検出され
たストローブに含まれるノードが故障候補ノードとして
残ることとなる。次に、故障辞書32中のフェイルして
いないストローブによって検出されるノードを参照し、
故障辞書32中のフェイルストローブのノード情報か
ら、フェイルしていないストローブに含まれるノードを
削除する。これにより、故障候補ノードが決定される。
【0021】より具体的なフローを図6に基づいて、説
明する。この図6からわかるように、故障辞書32に
は、strobe1からstrobe5のストローブ情
報32aと、それぞれのストローブに対するノードリス
ト(ノード情報)32bとが、含まれている。ここで、
フェイルストローブ情報44では、フェイルストローブ
がstrobe1、strobe3、strobe5で
あるとする。つまり、strobe2、strobe4
がフェイルしていないストローブであるとする。従っ
て、まず故障辞書32から、strobe2とstro
be4の情報をすべて削除する。このため、この段階
で、故障候補ノードとしてノードA、ノードB、ノード
C、ノードD、ノードFが選択されたこととなる。
【0022】次に、故障辞書32中の故障候補ノードの
中から、strobe2とstrobe4で検出される
ノードを削除する。図6の例では、ノードA、ノード
C、ノードE、ノードGを、削除する。これは、これら
のノードは、異常の検出されていない正常なストローブ
でもノードリストにあげられているので、正常なノード
であると考えられるからである。このため、図6におい
て枠線で囲ったノードを除いたものが、故障候補ノード
となる。つまり、図6の例では、ノードB、ノードD、
ノードFが故障候補ノードとなる。また、解析を行うた
めには、これらの故障候補ノードに何らかの優先順位を
付ける必要がある。この優先順位としては、故障候補ノ
ードの中で、よりIddQ不良である可能性の高いノー
ドに、高い優先順位を付けるのが望ましい。本実施形態
では、故障候補ノードのうち、いくつかのストローブに
重複しているノードについて、より多く重複しているノ
ードがIddQ不良である可能性が高いと判断する。具
体的には、ノードBはstrobe1、3、5の3つに
重複しているので、最も高い優先順位が付与される。ノ
ードDは、strobe1、5の2つに重複しているの
で、その次に高い優先順位が付与される。ノードFはs
trobe3の1つにのみリストとしてあげられている
ので、一番低い優先順位が付与される。つまり、図6の
例では、B→D→Fという優先順位が与えられる。な
お、複数のノードについて、ストローブに重複している
数が同じである場合には、ノード名のアルファベット順
や、乱数等の、何らかの方法により優先順位を付与する
必要がある。このようにして、IddQ故障候補ノード
決定部10は、故障候補ノードリスト12を作成する。
【0023】次に、図1からわかるように、故障候補ノ
ードリスト12をもとに、ナビゲーションツール50を
用いて、半導体装置のレイアウトと故障候補ノードとを
重畳して、レイアウト情報52を生成する。図7は、こ
のように故障候補ノードを重畳したレイアウト情報52
の例を示している。この図7からわかるように、半導体
装置のレイアウト表示に重ねて、ノード名等のその箇所
が故障候補ノードであることがわかる視覚情報を表示す
る。本実施形態では、B、D、Fというノード名を図の
ように表示することにより、その箇所が故障候補ノード
であることがわかるようにしている。これらのノード
B、D、Fで示している範囲は、同一の信号が伝達され
る範囲であり、その1つのノードの範囲の中には配線や
論理素子が含まれる。
【0024】また、図1からわかるように、エミッショ
ン顕微鏡60により、対象サンプルである半導体装置の
発光箇所が表示された発光画像62を取得する。図8
は、IddQ測定ポイント抽出ツールによって抽出され
た任意の測定ポイントにおける発光箇所観測の発光画像
62のイメージを示している。この図8において、回路
中の発光箇所は62aで示している。つまり、半導体装
置における物理的な故障の疑いのある箇所は、発光箇所
である62aのいずれかであることを示している。
【0025】次に、図1からわかるように、IddQ不
良箇所特定部20で、レイアウト情報52と、発光画像
62とをもとにして、IddQ不良箇所を特定する。図
9に基づき、具体例に沿って、IddQ不良箇所特定部
20のフローについて説明する。
【0026】まず、IddQ不良箇所特定部20は、故
障候補ノードのレイアウト情報52と、エミッション顕
微鏡60から得られた発光画像62の情報とを、取り入
れ、重畳する。次に、IddQ故障候補ノードであり、
且つ、エミッション顕微鏡60での発光箇所62aであ
る部分を検索し、この部分をIddQ不良箇所として特
定する。図9の例では、IddQ故障候補ノードとして
B、D、Fがあげられており、そのうちエミッション顕
微鏡60において発光している箇所はノードD、Fの部
分である。従って、ノードD、FがIddQ不良箇所と
して特定される。そして、IddQ不良箇所特定部20
は、これらノードD、FをIddQ不良箇所22とし
て、出力する。
【0027】次に、図10に基づいて、本実施形態に係
るIddQ不良箇所特定装置の構成の一例を説明する。
この図10からわかるように、本実施形態に係るIdd
Q不良箇所特定装置70は、データ読み込み部72と、
IddQ故障候補ノード決定部10と、レイアウト表示
部74と、IddQ不良箇所特定部20と、不良箇所表
示部76とを、備えて構成されている。
【0028】データ読み込み部72は、故障辞書32
と、フェイル情報42及びフェイルストローブ情報44
とを、データとして読み込む。すなわち、データ読み込
み部72では、IddQ故障候補ノード決定部10で故
障候補ノードを決定する際に必要とする情報を読み込
み、それらの情報をIddQ故障候補ノード決定部10
で参照できるようにする。
【0029】このデータ読み込み部72で読み込んだデ
ータをもとにして、IddQ故障候補ノード決定部10
は故障候補ノードを決定する。すなわち、IddQ故障
候補ノード決定部10においては、上述した手法を用い
てIddQ故障候補ノードを決定する。
【0030】レイアウト表示部74では、ナビゲーショ
ンツール50を用いることにより、半導体装置のレイア
ウト表示上に、その箇所が故障候補ノードであるとわか
る視覚情報を重畳して表示する。IddQ不良箇所特定
部20では、故障候補ノードのレイアウト情報と、エミ
ッション顕微鏡60による発光画像62とに基づいて、
IddQ不良箇所を特定する。すなわち、IddQ不良
箇所特定部20では、上述した手法を用いてIddQ不
良箇所を特定する。そして、不良箇所表示部76では、
この特定されたIddQ不良箇所の情報を表示する。つ
まり、不良箇所表示部76には、上記手法を用いてId
dQ不良箇所であると特定したノードの情報が表示され
る。
【0031】以上のように、本実施形態に係るIddQ
不良箇所特定装置は、故障辞書32とフェイルストロー
ブ情報44とに基づいて、IddQ故障候補ノード決定
部10でIddQ故障候補ノードリスト12を生成し、
このIddQ故障候補ノードリスト12からナビゲーシ
ョンツール50を用いて作成されたレイアウト情報52
と、エミッション顕微鏡60を用いて得られた発光画像
62とに、基づいて、IddQ不良箇所特定部20でI
ddQ不良箇所を特定し、IddQ不良情報22を作成
することとした。このため、半導体装置内の数多いノー
ドの中から、IddQ不良である可能性が高いノードを
特定することができる。すなわち、従来IddQテスト
とは別個に行われていた故障箇所を特定するための作業
を、IddQテストの結果を有効に活用するための故障
辞書32を作成し、この故障辞書32に基づいて故障候
補ノードを絞り込むこととしたので、故障箇所特定のた
めに要する作業を軽減することができる。
【0032】また、IddQ不良の原因解明のための解
析対象部分を検索する手間が省けるので、解析効率の向
上と、原因解明のための時間短縮とを、図ることができ
る。例えば、本実施形態においては、ノードD、Fが不
良箇所であることが簡単に追跡できるので、このノード
D、Fを特定するために別途手段で解析する時間を短縮
することができる。また、故障解析に必要な時間を短縮
することにより、その故障解析の結果をより早く設計部
門、プロセス部門にフィードバックすることができ、不
具合に対する早期改善を図り、不良混入率の低減、信頼
性の向上を図ることが可能になる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るIddQ不
良箇所特定方法及び装置によれば、半導体装置内の多く
のノードの中から、IddQ不良箇所を簡単に特定する
ことができる。
【0034】また、IddQ不良の原因解明のための解
析対象部分を検索する手間が省けるので、解析効率の向
上と、原因解明のための時間短縮とを、図ることができ
る。しかも、故障解析に必要な時間を短縮することによ
り、その故障解析の結果をより早く設計部門、プロセス
部門にフィードバックすることができ、不具合に対する
早期改善を図り、不良混入率の低減、信頼性の向上をも
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るIddQ不良箇所特
定手法を説明するための実行フローを示す図。
【図2】本発明のIddQ測定ポイント抽出ツールが出
力する故障辞書のデータ構成の一例を示す図。
【図3】テスタが出力するフェイル情報のデータ構成の
一例を示す図。
【図4】図3に示すフェイル情報をもとに作成されるフ
ェイルストローブ情報のデータ構成の一例を示す図。
【図5】故障候補ノード決定部において、故障候補ノー
ドリストを作成するフローを説明する図。
【図6】故障候補ノード決定部において、故障候補ノー
ドを決定する過程を、具体例に基づいて詳細に説明する
図。
【図7】ナビゲーションツールを用いて、故障候補ノー
ドを半導体装置のレイアウト表示上に重畳した場合にお
ける表示の一例を具体的に示す図。
【図8】エミッション顕微鏡を用いて得られた発光画像
の一例を具体的に示す図。
【図9】IddQ不良箇所特定部において、IddQ不
良箇所を特定するフローを説明する図。
【図10】IddQ不良箇所特定装置の構成の一例を示
す図。
【符号の説明】
10 IddQ故障候補ノード決定部 12 IddQ故障候補リスト 20 IddQ不良箇所特定部 22 IddQ不良情報 30 IddQ測定ポイント抽出ツール 32 故障辞書 40 テスタ 42 フェイル情報 44 フェイルストローブ情報 50 ナビゲーションツール 52 レイアウト情報 60 エミッション顕微鏡 62 発光画像
フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA02 AA07 AB00 AF02 AH04 AH10 2G032 AA01 AB01 AB20 AC10 AD05 AD10 AE07 AE08 AE10 AE12 AH03 AH04 AK01 AK15 AK16 AL01 4M106 AA02 AB03 BA10 BA14 CA04 CA18 DH01 DH50 DH60 DJ18 DJ20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置をIddQテストしてIddQ
    不良が検出された場合に、IddQ不良箇所を特定する
    ための方法であって、 IddQ測定ポイント抽出ツールを用いて、不良箇所を
    有するストローブに対応する故障仮定ノードの一覧とし
    ての故障辞書を作成する行程と、 前記半導体装置をテスタで測定して、不良箇所を有する
    ストローブのリストとしてのフェイルストローブ情報を
    作成する行程と、 前記故障辞書と前記フェイルストローブ情報とに基づい
    て、IddQ故障候補ノードを決定し、IddQ故障候
    補ノードリストを作成する行程と、 を備えたことを特徴とする半導体装置のIddQ不良箇
    所特定方法。
  2. 【請求項2】前記IddQ故障候補ノードリストから、
    ナビゲーションツールを用いて、前記半導体装置のレイ
    アウト表示上の故障候補ノードに対応する箇所に、この
    箇所が前記故障候補ノードであると特定するための視覚
    的情報が付加された、半導体装置のレイアウト情報を作
    成する行程と、 故障解析装置を用いて、前記半導体装置における物理的
    な故障の疑いのある箇所を特定する行程と、 前記レイアウト情報と前記特定された物理的な故障の疑
    いのある箇所の共通する箇所を選び出して、IddQ故
    障箇所を特定する行程と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置のIddQ不良箇所特定方法。
  3. 【請求項3】前記故障辞書を作成する行程では、前記I
    ddQ測定ポイント抽出ツールにより複数のテストパタ
    ーンの中からIddQテストにおいて有効なテストパタ
    ーンを抽出し、この抽出結果から、各ストローブ毎に故
    障仮定されているノードのリストを作成し、これを前記
    故障辞書とする、ことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の半導体装置のIddQ不良箇所特定方法。
  4. 【請求項4】前記フェイルストローブ情報を作成する行
    程では、前記テスタを用いて前記IddQ測定ポイント
    抽出ツールによって抽出された測定ポイントで異常なリ
    ーク電流の検出を行い、各ストローブに対応して各テス
    トパターン毎に異常なリーク電流を検出したか否かの一
    覧としてのフェイル情報を作成し、このフェイル情報か
    ら、異常なリーク電流がが検出されたストローブのリス
    トを作成し、これをフェイルストローブ情報とする、こ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の半導体装置のIddQ不良箇所特定方法。
  5. 【請求項5】前記IddQ故障候補ノードリストを作成
    する行程では、前記フェイルストローブ情報にあげられ
    たストローブの故障仮定ノードに含まれるノードを故障
    候補ノードに選択するとともに、前記フェイルストロー
    ブ情報にないストローブの故障仮定ノードに含まれるノ
    ードを前記故障候補ノードから削除して、前記IddQ
    故障候補ノードを決定する、ことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の半導体装置のIddQ
    不良箇所特定方法。
  6. 【請求項6】前記IddQ不良箇所を特定する行程で
    は、前記ナビゲーションツールを用いて得られた前記レ
    イアウト情報と、前記故障解析装置を用いて得られた発
    光画像とを、重畳させることにより、前記故障候補ノー
    ドであり、かつ、物理的な故障の疑いのある箇所を、前
    記IddQ不良箇所として特定する、ことを特徴とする
    請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の半導体装置の
    IddQ不良箇所特定方法。
  7. 【請求項7】IddQ測定ポイント抽出ツールを用いて
    作成された故障辞書と、テスタを用いて半導体装置をI
    ddQテストすることにより得られた異常の検出された
    ストローブのリストとしてのフェイルストローブ情報と
    を、読み込むための、データ読み込み部と、 前記データ読み込み部に読み込まれた故障辞書から、前
    記フェイルストローブ情報にあげられたストローブの故
    障仮定ノードに含まれるノードを故障候補ノードに選択
    するとともに、前記フェイルストローブ情報にないスト
    ローブの故障仮定ノードに含まれるノードを前記故障候
    補ノードから削除して、故障候補ノードの一覧としての
    IddQ故障候補ノードリストを作成する、IddQ故
    障候補ノード決定部と、 を備えることを特徴とする半導体装置のIddQ不良箇
    所特定装置。
  8. 【請求項8】前記IddQ故障候補ノードリストに基づ
    いて、ナビゲーションツールを用いて、前記半導体装置
    のレイアウト表示上の故障候補ノードに対応する箇所
    に、この箇所が厚相候補ノードであると特定できる視覚
    情報を表示する、半導体装置のレイアウト表示部と、 前記レイアウト表示部の表示と、故障解析装置を用いて
    検出された半導体装置における物理的な故障の疑いのあ
    る箇所とを、重畳させることにより、IddQ不良箇所
    を特定する、IddQ不良箇所特定部と、 IddQ不良箇所と特定されたノードを表示する、不良
    箇所表示部と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の半導
    体装置のIddQ不良箇所特定装置。
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