JP3742239B2 - IddQ不良箇所特定方法及びIddQ不良箇所特定装置 - Google Patents

IddQ不良箇所特定方法及びIddQ不良箇所特定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置のIddQ不良解析に関するものであり、特に、半導体装置中の多数のノードのうちIddQ不良の原因解明のための解析を必要とする対象部分、すなわちIddQ故障原因となるノード及びトランジスタ等の特定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の微細化に伴い、1チップ内の回路規模はかなり大きくなってきている。このような複雑化した半導体装置で起こった不良を検知することは大変困難なことである。特に、故障箇所を検出するためのテストパターンの作成においては、人手、または自動テストパターン生成ツール(ATPG:automatic test pattern generator)により作成する場合でも、検出率の高いテストパターンを作成することは大変な手間と時間が必要である。
【0003】
このため、既存のテストパターンを使用して、さらに高い故障検出率を得るテスト手法としてIddQテストが注目されている。すなわち、市販のIddQ測定ポイント抽出ツールによって抽出されたポイントにおいて、IddQテスト装置上でIddQ測定オプション等を用いて測定を行うことにより、IddQ不良品であるか良品であるかの判別を行っている。
【0004】
さらに、不良品の解析を行う場合、IddQ測定ポイント抽出ツールによって抽出されたポイントのうち、IddQテストでフェイルとなったポイントにおいて、故障解析装置(例えば、エミッション顕微鏡)を用いて、半導体装置内部の発光箇所を検出し、その発光箇所すべて、または作業者が任意に選んだ箇所について解析を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来においては、IddQテストで不良品となった場合、不良箇所の特定をするために、故障解析装置を用いて発光箇所の確認を行っていた。ここで、IddQテストとは、正常なデバイスの静止時には電流がほとんど流れない(1μA程度)ということを利用し、電流値を測定することにより半導体装置が良品であるか、又は、不良品であるかを、判断するテスト手法である。
【0006】
半導体装置が良品であるか、又は、不良品であるかの判断基準とするための電流値(リミット電流という)は、数〜10μA程度である場合が多い。この数値は、半導体装置によって異なるが、一般的に、歩留まりを考慮し、また多少電流が流れているとしても、通常の動作には影響しない程度であると考えられることもあり、この程度の電流値では良品として判断する場合が多い。
【0007】
エミッション顕微鏡等の故障解析装置を用いて故障解析を行うと、良品である、又は、フェイルしていないにも関わらず、発光箇所が存在する場合がある。フェイルしているポイントにおいて発光箇所が複数ある場合は、故障解析を行っている作業者がすべての発光箇所、又は、任意に選んだ発光箇所について解析を行っていた。但し、この故障解析装置において発光している発光箇所には、フェイルしていない状態で発光している箇所も含まれていた。このように、発光箇所には、IddQフェイルの原因とは関係ない箇所も含まれているため、IddQフェイルの原因となっている発光箇所を特定するためには、大変な手間がかかり、不良解析に膨大な時間を費やしていた。
【0008】
一方、発光箇所が複数ある場合、解析対象箇所を少なくするために、エミッション顕微鏡等の故障解析装置の感度を下げて、強く発光している部分のみ(発光が弱い箇所を考慮しない)を対象とすることもあった。しかし、この手法では、IddQ不良の原因となる箇所を見逃す可能性があった。
【0009】
また、フェイルしているポイントにおける発光箇所が1箇所の場合は、故障解析を行っている作業者はこの箇所のみ故障解析を行うことになるが、IddQ不良の原因となる箇所がエミッション顕微鏡等の故障解析装置で観測不可能な箇所の場合、間違った箇所を解析してしまう可能性があった。すなわち、故障解析した発光箇所は、IddQフェイルの原因とは無関係な部分であり、IddQ不良の原因となる箇所を見逃す可能性があった。
【0010】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、エミッション顕微鏡等の故障解析装置で故障解析を行う際に、複数の発光箇所の中から、IddQ不良の原因となっている箇所を容易に特定することができるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るIddQ不良箇所特定方法は、IddQテスト装置により半導体装置のIddQテストを行った結果得られるIddQフェイル情報を読み込む、テスト情報読込工程と、故障解析装置を用いて、前記IddQフェイル情報に基づいて、又は、良品と判定された半導体装置に基づいて、フェイルしていないアドレスの発光画像であるパスアドレス発光画像を取得する、パスアドレス発光画像取得工程と、前記故障解析装置を用いて、前記IddQフェイル情報に基づいて、フェイルしているアドレスの発光画像であるフェイルアドレス発光画像を取得する、フェイルアドレス発光画像取得工程と、前記パスアドレス発光画像取得工程で得られた前記パスアドレス発光画像の結果と、前記フェイルアドレス発光画像取得工程で得られた前記フェイルアドレス発光画像の結果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、不良箇所特定工程と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
前記フェイルアドレス発光画像取得工程では、IddQテストで使用したテストパターンに対して、フェイルしていないアドレスをマスクして、フェイルしているアドレスについてのみの発光画像を取得して、これをフェイルアドレス発光画像とすることもできる。
【0013】
前記フェイルアドレス発光画像取得工程では、フェイルしているすべてのアドレスについての発光画像を重ね合わせて、これをフェイルアドレス発光画像とすることもできる。
【0014】
前記パスアドレス発光画像取得工程では、IddQテストで使用したテストパターンに対して、フェイルしているアドレスをマスクして、フェイルしていないアドレスについてのみの発光画像を取得して、これをパスアドレス発光画像とすることもできる。
【0015】
前記パスアドレス発光画像取得工程では、フェイルしていないすべてのアドレスについての発光画像を重ね合わせて、これをパスアドレス発光画像とすることもできる。
【0016】
前記パスアドレス発光画像取得工程と前記フェイルアドレス発光画像取得工程とでは、前記パスアドレス発光画像と前記フェイルアドレス発光画像とのうちの少なくとも一方の画像を画像記憶部に格納し、前記不良箇所特定工程では、必要に応じてこの画像記憶部に格納した画像を引き出して使用する、こともできる。
【0017】
前記不良箇所特定工程では、前記フェイルアドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイルアドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不良の原因となる箇所として特定することもできる。
【0018】
前記不良箇所特定工程では、前記パスアドレス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、この反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を特定することもできる。
【0019】
また、本発明に係るIddQ不良箇所特定装置は、IddQテスト装置により半導体装置のIddQテストを行った結果得られるIddQフェイル情報を読み込む、テスト情報読込部と、前記IddQフェイル情報に基づいて、又は、良品と判定された半導体装置に基づいて、フェイルしていないアドレスの発光画像であるパスアドレス発光画像を取得するとともに、前記IddQフェイル情報に基づいて、フェイルしているアドレスの発光画像であるフェイルアドレス発光画像を取得する、故障解析部と、前記故障解析部で得られた前記パスアドレス発光画像の結果と前記フェイルアドレス発光画像の結果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、不良箇所特定部と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明に係るIddQ不良箇所特定装置は、前記IddQフェイル情報に基づいて、前記フェイルアドレス発光画像を取得するためのフェイルアドレス発光観測用パターンを作成するとともに、前記パスアドレス発光画像を取得するためのパスアドレス発光観測用パターンを作成する、観測用パターン作成部を、さらに備えることもできる。
【0021】
本発明に係るIddQ不良箇所特定装置は、前記パスアドレス発光画像と前記フェイルアドレス発光画像とのうちの少なくとも一方の画像を格納するための画像記憶部を、さらに備えることもできる。
【0022】
前記不良箇所特定部では、前記フェイルアドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイルアドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不良の原因となる箇所として特定することもできる。
【0023】
前記不良箇所特定部では、前記パスアドレス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、この反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を特定することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明は、半導体装置のIddQ不良箇所を特定する場合において、IddQテスト装置でのIddQテスト結果をもとに、フェイルしているアドレスのみを観測するためのパターンと、フェイルしていないアドレスのみを観測するためのパターンとを作成し、故障解析装置により対象サンプルのフェイル状態の発光画像と、フェイルしていない状態の発光画像とを取得し、これら両画像をもとに、フェイル状態の発光箇所からフェイル及ぴフェイルしていない状態ともに共通して発光する発光箇所を除外し、IddQ不良の原因となっている発光箇所を特定しようとするものである。以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態をくわしく説明する。
【0025】
図1は、本実施形態の実行フローの一例を示す図、図2はIddQテスト装置におけるIddQテスト実行後に出力されるIddQフェイル情報の一例を示す図、図3はIddQフェイル情報をもとに、発光観測用パターン作成部で用いるパス/フェイル観測用パターンの一例を示す図、図4は故障解析装置(エミッション顕微鏡)での発光画像の一例を示す図、図5はIddQテスト実行後IddQフェイルと判断された半導体装置におけるIddQフェイルポイントの故障解析装置(エミッション顕微鏡)での発光画像の一例を示す図、図6はパスアドレスの発光画像をアドレス毎に取り込んだ場合の各画像の一例を示す図、図7はフェイルアドレスの発光画像をアドレス毎に取り込んだ場合の各画像の一例を示す図、図8は本実施形態の発光観測における処理フローの一例を示す図、図9はIddQテスト実行後にIddQフェイルしていない測定ポイントの発光画像の一例を示す図、図10はIddQフェイルしていないポイントの発光画像を反転させた画像を示す図、図11はIddQ不良箇所特定部における処理フローの一例を示す図、図12は本実施形態においてIddQ不良箇所特定部におけるIddQ不良箇所を特定する手法の一例として、フェイルポイントの発光画像と、フェイルしていないポイントの発光画像を反転した画像とを重ね合わせることにより特定できた、IddQ不良箇所を特定するための発光画像を示す図、図13は本実施形態に係るIddQ不良箇所特定装置の構成を示す図である。
【0026】
まず、図1に基づいて、本実施形態に係るIddQ不良箇所の特定手法の概略を説明する。この図1に示すように、はじめにIddQテスト装置10でIddQテストを行う。このIddQテストを行うことにより、IddQフェイル情報12が得られる。
【0027】
次に、IddQフェイル情報12に基づいて、発光観測用パターン作成部14で、フェイルアドレスにおける発光観測と、フェイルしていないアドレスにおける発光観測とを行うための、テストパターンの編集を行う。このテストパターンの編集により、フェイルアドレスの発光画像を取得するためのフェイルアドレス発光観測用パターン16と、フェイルしていないアドレス、つまりパスアドレスの発光画像を取得するための発光観測用パターン18とを作成する。
【0028】
次に、故障解析部(エミッション顕微鏡)20に、パスアドレス発光観測用パターン18を入力することにより、フェイルしていないアドレスにおける発光を観測して、パスアドレス発光画像22を取得する。そして、このパスアドレス発光画像22を、メモリ等からなる画像記憶部24に格納する。これと同様に、故障解析部(エミッション顕微鏡)20に、フェイルアドレス発光観測用パターン16を入力することにより、フェイルアドレスにおける発光を観測して、フェイルアドレス発光画像26を取得する。
【0029】
次に、このフェイルアドレス発光画像26と、上述した画像記憶部24に格納したパスアドレス発光画像22とを用いて、IddQ不良箇所特定部28で、IddQ不良箇所を特定する。具体的には、フェイルアドレス発光画像26の発光箇所から、フェイルアドレス発光画像26とパスアドレス発光画像22とで共通する発光箇所を除外することにより、IddQ不良箇所を特定する。
【0030】
次に、図2乃至図7に基づいて、本実施形態に係るIddQ不良箇所特定手法についてより詳しく説明する。
【0031】
図2は、IddQテスト装置10でテストをすることにより得られるIddQフェイル情報12の一例を示している。この図2に示すように、IddQフェイル情報12の項目としては、アドレス30と、テストパターン結果32と、IddQテスト結果34とが、設けられている。アドレス30は、テストパターンを識別するための項目である。つまり、1つのアドレスに対して、1つのテストパターンが割り当てられていることとなる。
【0032】
テストパターン結果32は、そのテストパターンにおいて各ピンに対する出力と期待値が一致したかどうかを示す項目である。この図2においては、各ピンの出力と期待値が一致しなかった場合に、「×」を表示している。IddQテスト結果34は、IddQテストの結果、正常であったか、又は、正常ではなかったかを示す項目である。つまり、IddQテスト結果34は、IddQテストの結果、フェイルであったか、又は、パスであったかを示す項目である。
【0033】
なお、このIddQテスト結果34とテストパターン結果32とは、必ずしも、一致するとは限らない。すなわち、IddQテスト結果34が正常でもテストパターン結果32が異常の場合もあるし、IddQテスト結果34が異常でもテストパターン結果32が正常の場合もある。
【0034】
図1に示すように、発光観測用パターン作成部14は、このIddQフェイル情報12を取り込む。そして、発光観測用パターン作成部14は、フェイルしていないアドレスのみについて発光を観測するために、IddQテストで用いたテストパターンについて、フェイルアドレスをマスクし、フェイルしていないアドレスのみを観測するようなテストパターンに編集する。
【0035】
例えば、図3に示すように、IddQフェイル情報12から得た各アドレスに対するIddQテスト結果34を参照し、テストパターンの観測非対象部分をマスクし、フェイルしていないテストパターンのみ発光観測するように編集を行う。すなわち、図3の例では、アドレスA2、アドレスA4、アドレスA8、アドレスA10、アドレスA11…のテストパターンを用いて、パスアドレス発光観測用パターン18を作成する。
【0036】
また、IddQフェイル情報12から得た各アドレスに対するIddQテスト結果34を参照し、フェイルアドレスのみについて発光を観測するために、フェイルしていないアドレスをマスクし、フェイルアドレスのみを観測するようなテストパターンに編集する。すなわち、図3の例では、アドレスA1、アドレスA3、アドレスA5、アドレスA6、アドレスA7、アドレスA9…のテストパターンを用いて、フェイルアドレス発光観測用パターン16を作成する。
【0037】
ここで発光画像について説明する。一般的な故障解析装置であるエミッション顕微鏡の発光画像を図4に示す。この図4に示すように、エミッション顕微鏡の発光画像では、配線36やその他のトランジスタ等については、それぞれの識別ができる程度の灰色又は黒色で表示される。そして、この発光画像において、不良と思われる箇所、つまり発光箇所38は白色で表示される。換言すれば、エネルギーを発している部分が白色で表示される。但し、発光強度により発光箇所の色を指定することも可能である。
【0038】
図5に、IddQテストで不良品と判断された半導体装置の、フェイルしているポイントについてエミッション顕微鏡で発光観測した画像の例を示す。この図5に示す例では、不良の原因と思われる箇所は、発光箇所40a〜発光箇所40dである。このように発光箇所が複数ある場合もある。
【0039】
次に、故障解析部(エミッション顕微鏡)20にてパスアドレス発光観測用パターン18を用いて、フェイルしていないアドレスの発光観測を行い、パスアドレス発光画像22を取得する。このとき、パスアドレス発光画像22として、図6に示すように、各アドレス毎に発光画像が取得される。
【0040】
この図6の例では、アドレス2の発光画像42と、アドレス4の発光画像44とが、示されている。これら発光画像42と発光画像44とからわかるように、異なるアドレスのテストパターンを用いるので、その発光箇所が変化する場合もある。すなわち、アドレス2の発光画像42では、発光する箇所として発光箇所42a〜発光箇所42cが存在する。アドレス4の発光画像44では、発光する箇所として発光箇所44aと発光箇所44bとが存在する。これは、用いるテストパターンにより電流がながれる配線やトランジスタ等が変化するためである。
【0041】
本実施形態では、このように取得した発光画像をすべて重ね合わせて統合することにより、パスアドレス発光画像22を作成する。すなわち、図6に示すように、アドレス2の発光画像42とアドレス4の発光画像44…を統合して、パスアドレス発光画像22を作成する。このようにフェイルしていないすべてのアドレスの発光画像を統合することにより、パスアドレス発光画像22を得ることができる。
【0042】
図6の例では、アドレス2の発光画像42とアドレス4の発光画像44とを統合するが、発光箇所42aと発光箇所44aは発光画像42、44で共通であり、発光箇所42bと発光箇所44bは発光画像42、44で共通である。このため、パスアドレス発光画像22では、発光箇所22a〜発光箇所22cの3箇所が、発光する箇所として残ることとなる。
【0043】
次に、図1に示すように、このフェイルしていないアドレスにおける発光画像であるパスアドレス発光画像22を画像記憶部24に格納する。このようにパスアドレス発光画像22を画像記憶部24に格納しておくことにより、必要に応じてこれを引き出すことができるようになる。なお、本実施形態では、フェイルしていないすべてのアドレスのテストパターンについて発光画像を作成し、これを1枚のパスアドレス発光画像22として画像記憶部24に格納することとしたが、アドレス毎の発光画像を画像記憶部24に格納するようにしてもよい。このようにフェイルしていないアドレス毎に発光画像を格納すれば、必要に応じて、アドレス毎の発光画像や、複数アドレスの発光画像を統合した画像を引き出すことが可能となる。
【0044】
次に、図1に示すように故障解析部(エミッション顕微鏡)20にてフェイルアドレス発生観測用パターン16を用いて、フェイルアドレスの発光観測を行い、フェイルアドレス発光画像26を取得する。このフェイルアドレス発光画像26の一例を図7に示す。この図7の例では、アドレス1の発光画像46と、アドレス3の発光画像48と、アドレス5の発光画像50とが、示されている。このようにアドレスにより発光画像が異なる理由は、上述した通りである。アドレス1の発光画像46では、発光する箇所として発光箇所46a〜発光箇所46cが存在する。アドレス3の発光画像48では、発光する箇所として発光箇所48a〜発光箇所48dが存在する。アドレス5の発光画像50では、発光する箇所として発光箇所50a〜発光箇所50dが存在する。
【0045】
本実施形態では、このように取得した発光画像をすべて重ね合わせて統合することにより、フェイルアドレス発光画像26を作成する。すなわち、図7に示すように、アドレス1の発光画像46とアドレス3の発光画像48とアドレス5の発光画像50…を統合して、フェイルアドレス発光画像26を作成する。このようにすべてのフェイルアドレスの発光画像を統合することにより、フェイルアドレス発光画像26を得ることができる。
【0046】
図7の例では、アドレス1の発光画像46と、アドレス3の発光画像48と、アドレス5の発光画像50と、を統合するが、発光箇所46aと発光箇所48aと発光箇所50aは発光画像46、48、50で共通であり、発光箇所46bと発光箇所48bと発光箇所50bは発光画像46、48、50で共通である。このため、フェイルアドレス発光画像26では、発光箇所26a〜発光箇所26gの7箇所が、発光する箇所として残ることとなる。
【0047】
次に、図8乃至図12に基づいて、図1に示した発光観測用パターン作成部14からIddQ不良箇所特定部28までのフローを詳細に説明する。
【0048】
図8は、図1に示した発光観測用パターン作成部14からIddQ不良箇所特定部28までのくわしいフローを示した図である。この図8に示すように、発光観測用パターン作成部14は、上述したようにフェイルアドレス発光観測用パターン16と、パスアドレス発光観測用パターン18とを、出力する。これらフェイルアドレス発光観測用パターン16と、パスアドレス発光観測用パターン18とを、故障解析部20は取り込んで、フェイルしていないアドレスにおける発光を観測する。そして、この観測により得られたパスアドレス発光画像52を画像記憶部24に記憶する。
【0049】
次に、故障解析部20は、フェイルアドレスにおける発光を観測する。そして、この観測によりフェイルアドレス発光画像54を取得する。なお、フェイルアドレスにおける発光観測を、パスアドレスにおける発光観測よりも、先に行うことも可能である。この場合、先に取得した画像を画像記憶部に記憶する。また、両方の画像を画像記憶部に記憶することも可能である。
【0050】
次に、IddQ不良箇所特定部28はこのフェイルアドレス発光画像54を取り込むとともに、画像記憶部24に格納されているパスアドレスの発光画像42を読み出して取り込む。
【0051】
本実施形態において、IddQ不良箇所特定部28でIddQ不良箇所を特定するときには、画像反転を用いる。図9に示すように、通常の発光画像では発光箇所56a、56bは白く、それ以外の箇所は黒色または灰色に表示される。この画像を反転すると図10に示すような画像となる。この図10に示すように、発光箇所58a、58bは黒く、それ以外の箇所は白若しくは透明で表示される。
【0052】
図11は、図8に示すIddQ不良箇所特定部28で行われる処理のフローについて示した図である。まず、IddQ不良箇所特定部28は、故障解析部(ミッション顕微鏡)20から出力された、フェイルアドレス発光画像26と、パスアドレス発光画像22を取り込む。次に、フェイルアドレス発光画像26の発光箇所から、フェイルアドレス発光画像26とパスアドレス発光画像22とに共通する発光箇所を除外する。
【0053】
本実施形態においては、パスアドレス発光画像22の色調を反転させて(白黒反転)、反転画像60を作成する。続いて、この反転画像60と、フェイルアドレス発光画像26とを重ね合わせる。このように重ね合わせることにより重畳画像62が得られる。この重畳画像62においては、IddQ不良の原因となる箇所のみを白く表示することが可能である。
【0054】
この時に、画像記憶部24にアドレス毎のパスアドレス画像を格納しておけば、フェイルアドレスの発光画像と重ね合わせる際に、アドレス毎の発光画像や、複数アドレスを統合した発光画像をそれぞれ、または組み合せて用いることができる。すなわち、図6に示したように、アドレス2、アドレス4のようにアドレス毎のパスアドレスについての発光画像42、44を画像記憶部24に格納しておくことにより、発光画像42や発光画像44を単一の画像として用いることも可能であるし、これらを組み合わせた発光画像22として用いることも可能である。
【0055】
また、これと同様に、フェイルアドレス発光画像26についても、アドレス毎の発光画像や、複数アドレスを統合した発光画像をそれぞれ、または組み合せて用いることができる。すなわち、図7に示したように、アドレス1、アドレス3、アドレス5のようにアドレス毎のフェイルアドレスについての発光画像46、4850を用いて、発光画像46や発光画像48や発光画像50を単一の画像として用いることも可能であるし、これらを組み合わせた発光画像26として用いることも可能である。
【0056】
この手順についての、具体的なイメージを説明するために、発光画像の重畳からIddQ不良箇所特定までの発光画像の流れを図12に示す。この図12に示すように、フェイルアドレス発光画像64と、パスアドレス発光画像22を白黒反転した反転画像66とを、重ね合わせる。このように重ね合わせることにより、重畳画像68が得られる。この重畳画像68において、発光箇所として残った箇所を、IddQ不良箇所として特定する。すなわち、フェイルアドレス発光画像64のうち、発光箇所64a、64bを不良箇所から除外して、発光箇所64c、64dを不良箇所として特定する。なぜなら、フェイルアドレス発光画像64とパスアドレス発光画像を反転させた反転画像66とで共通に発光している箇所は、IddQ不良の原因とはならない箇所だからである。
【0057】
次に、本実施形態に係るIddQ不良箇所特定装置の構成を説明する。図13は、本実施形態に係るIddQ不良箇所特定装置の構成の一例について示す図である。
【0058】
この図13に示すように、本実施形態に係るIddQ不良箇所特定装置は、IddQテスト情報読込部74と、発光観測用パターン作成部14と、故障解析部20と、画像記憶部24と、IddQ不良箇所特定部28と、表示部76とを、備えて構成されている。
【0059】
IddQテスト情報読込部74は、IddQテストで用いたテストパターンについてのパターン情報72を読み込む。このパターン情報72は、自動テストパターン生成ツール70により生成される。また、IddQテスト情報読込部74は、IddQフェイル情報12を読み込む。このIddQフェイル情報12は、IddQテスト装置10がパターン情報72に基づいてIddQテストを行うことにより作成されるテスト結果情報である。
【0060】
これら読み込んだIddQフェイル情報12とパターン情報72とに基づいて、発光観測用パターン作成部14では、故障解析部20で用いるテストパターンを作成する。すなわち、発光観測用パターン作成部14では、故障解析部20でフェイルアドレスの発光箇所とパスアドレスの発光箇所を観測するためのパターンを作成する。
【0061】
故障解析部20では、この作成したパターンに基づいて、発光観測を行う。画像記憶部24では、故障解析部20で観測して得られた発光画像を記憶する。この画像記憶部24には、パスアドレス発光画像22を格納してもよいし、フェイルアドレス発光画像26を格納してもよいし、これらのパスアドレス発光画像22とフェイルアドレス発光画像26の両方を格納してもよい。
【0062】
IddQ不良箇所特定部28では、フェイルアドレス発光画像26とパスアドレス発光画像22を用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定する。表示部76では、IddQ不良箇所特定部28で作成された画像を表示する。この画像が、IddQ不良の原因となる箇所を示していることになる。
【0063】
以上のように、本実施形態に係るIddQ不良箇所特定手法によれば、パスアドレス発光画像22とフェイルアドレス発光画像26との両方を用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定しようとしたので、フェイルアドレス発光画像26に複数の発光箇所が存在する場合でも、IddQ不良の原因となっている発光箇所を絞り込むことができる。
【0064】
具体的には、図12に示すように、フェイルアドレス発光画像64には発光箇所64a〜発光箇所64dが存在するが、発光箇所64aについてはパスアドレス発光画像22を白黒反転させた反転画像66の同一箇所に発光箇所66aが存在し、発光箇所64bについてはパスアドレス発光画像22を白黒反転させた反転画像66の同一箇所に発光箇所66bが存在する。このため、フェイルアドレス発光画像64の発光箇所64a、64bは、IddQ不良の原因箇所ではないと判断することができる。すなわち、パスアドレス発光画像22においても発光している箇所は、IddQ不良の原因箇所から除外することができると考えられる。
【0065】
このように、フェイルアドレス発光画像64の発光箇所64a〜発光箇所64dの中から、このフェイルアドレス発光画像64と反転画像66(パスアドレス発光画像22)とで共通する発光箇所64a、64bを除外することとしたので、IddQ不良の原因箇所を絞り込むことができる。このため、IddQ不良の原因となっている箇所を解明するための物理的解析を行う箇所を、削減することができる。つまり、断面を顕微鏡で拡大して観察したり、配線等を剥いだ上で観察したりする物理的解析を行う箇所を、削減することができる。
【0066】
したがって、IddQ不良の原因解明のための物理的解析を行う箇所を容易に探すことができ、解析効率のアップを図ることができる。つまり、原因解明のために要する時間を短縮することができる。また、このように効率的に原因解明を行えるようになることにより、より早く設計や製造プロセスにフィードバックすることができるようになる。このため、設計や製造プロセスの早期改善を図ることができ、不良混入率の低減を図ることができ、ひいては、信頼性の向上を図ることができる。
【0067】
しかも、本実施形態に係るIddQ不良箇所特定手法によれば、図12に示すように、フェイルアドレス発光画像64と、パスアドレス発光画像22を白黒反転させた反転画像66とを、重ね合わせることにより、重畳画像68を作成し、この重畳画像68によりIddQ不良の原因となる箇所を特定しようとしたので、IddQ不良の原因となる発光箇所を白色で目立つように表示することができる。また、このように2つの画像を重ね合わせることにより、近接した位置に発光箇所が複数存在するような場合でも、その発光箇所が異なる原因箇所であるのか、同じ原因箇所であるのかを、容易に判別することができる。
【0068】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々に変形可能である。例えば、図1において、画像記憶部24に格納するパスアドレスの発光画像を、IddQテストで良品と判定された半導体装置を用いて、あらかじめ容易しておくこともできる。すなわち、良品の半導体装置を用いて、あらかじめすべてのアドレス毎にパスアドレスの発光画像を作成し、アドレス毎に画像記憶部24に格納しておく。そして、IddQ不良箇所特定部28で必要となるパスアドレスを組み合わせてパスアドレス発光画像22を作成するようにすることもできる。このようにすることにより、同一種類の半導体装置については始めにパスアドレスの発光画像を用意すれば、それ以降の不良箇所特定作業においてはパスアドレスの発光画像を作成する必要がなくなる。
【0069】
また、本実施形態では、画像を用いて作業者が目視により発光箇所を観察し、これによりIddQ不良箇所を特定しようとしたが、必ずしも画像を用いる必要はない。例えば、発光箇所の位置を座標として取得して、この座標がパスアドレス発光画像22とフェイルアドレス発光画像26とで一致するかどうかで、IddQ不良箇所を特定してもよい。すなわち、フェイルアドレス発光画像26における発光箇所の位置を座標として取得するとともに、パスアドレス発光画像22における発光箇所の位置を座標として取得する。そして、フェイルアドレス発光画像26における発光箇所の座標の中から、パスアドレス発光画像22における発光箇所の座標と一致するものを除外する。このようにしても、パスアドレス発光画像22の発光箇所の中から、IddQ不良の原因とはならない箇所を、除外することができる。
【0070】
さらに、本実施形態では図12に示すように、パスアドレス発光画像22につて白黒反転させた反転画像66を作成したが、この反転画像はフェイルアドレス発光画像26について作成しても良い。すなわち、パスアドレス発光画像22とフェイルアドレス発光画像26のうちのどちらか一方について、反転画像を生成すれば良い。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フェイルアドレス発光画像とパスアドレス発光画像とを比較することによりIddQ不良の原因となる箇所を特定することとしたので、複数の発光箇所からIddQ不良の原因である可能性が高い箇所を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るIddQ不良箇所特定手法の概略的なフローを示す図。
【図2】IddQフェイル情報の内容の一例を示す図。
【図3】発光観測用パターン作成部でなされる処理を説明するための図。
【図4】故障解析装置(エミッション顕微鏡)で半導体装置の発光観測を行った場合に得られる発光画像の一例を示す図。
【図5】故障解析装置(エミッション顕微鏡)により、IddQテストで不良と判定された半導体装置の発光観測を行った場合に得られる発光画像の一例を示す図。
【図6】パスアドレス毎の発光画像と、このパスアドレス毎の発光画像を重ね合わせてパスアドレス発光画像を作成する様子を示す図。
【図7】フェイルアドレス毎の発光画像と、このフェイルアドレス毎の発光画像を重ね合わせてフェイルアドレス発光画像を作成する様子を示す図。
【図8】発光観測用パターン作成部からIddQ不良箇所特定部までのデータのフローを詳細に示す図。
【図9】故障解析装置(エミッション顕微鏡)で半導体装置の発光観測を行った場合に得られる発光画像の一例を示す図。
【図10】図9に示す発光画像の白黒を反転させた反転画像を示す図。
【図11】IddQ不良箇所特定部内のフローを詳細に示す図。
【図12】フェイルアドレス発光画像と、パスアドレス発光画像を白黒反転させた反転画像とを、重ね合わせる様子を示す図。
【図13】本実施形態に係るIddQ不良箇所特定装置の構成を示す図。
【符号の説明】
10 IddQテスト装置
12 IddQフェイル情報
14 発光観測用パターン作成部
16 フェイルアドレス発光観測用パターン
18 パスアドレス発光観測用パターン
20 故障解析部
22 パスアドレス発光画像
24 画像記憶部
26 フェイルアドレス発光画像
28 IddQ不良箇所特定部
30 アドレス
32 テストパターン結果
34 IddQテスト結果
70 自動テストパターン生成ツール
72 パターン情報
74 IddQテスト情報読込部
76 表示部

Claims (13)

  1. IddQテスト装置により半導体装置のIddQテストを行った結果得られるIddQフェイル情報を読み込む、テスト情報読込工程と、
    故障解析装置を用いて、前記IddQフェイル情報に基づいて、又は、良品と判定された半導体装置に基づいて、フェイルしていないアドレスの発光画像であるパスアドレス発光画像を取得する、パスアドレス発光画像取得工程と、
    前記故障解析装置を用いて、前記IddQフェイル情報に基づいて、フェイルしているアドレスの発光画像であるフェイルアドレス発光画像を取得する、フェイルアドレス発光画像取得工程と、
    前記パスアドレス発光画像取得工程で得られた前記パスアドレス発光画像の結果と、前記フェイルアドレス発光画像取得工程で得られた前記フェイルアドレス発光画像の結果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、不良箇所特定工程と、
    を備えたことを特徴とするIddQ不良箇所特定方法。
  2. 前記フェイルアドレス発光画像取得工程では、IddQテストで使用したテストパターンに対して、フェイルしていないアドレスをマスクして、フェイルしているアドレスについてのみの発光画像を取得して、これをフェイルアドレス発光画像とする、ことを特徴とする請求項1に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  3. 前記フェイルアドレス発光画像取得工程では、フェイルしているすべてのアドレスについての発光画像を重ね合わせて、これをフェイルアドレス発光画像とする、ことを特徴とする請求項2に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  4. 前記パスアドレス発光画像取得工程では、IddQテストで使用したテストパターンに対して、フェイルしているアドレスをマスクして、フェイルしていないアドレスについてのみの発光画像を取得して、これをパスアドレス発光画像とする、ことを特徴とする請求項1に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  5. 前記パスアドレス発光画像取得工程では、フェイルしていないすべてのアドレスについての発光画像を重ね合わせて、これをパスアドレス発光画像とする、ことを特徴とする請求項4に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  6. 前記パスアドレス発光画像取得工程と前記フェイルアドレス発光画像取得工程とでは、前記パスアドレス発光画像と前記フェイルアドレス発光画像とのうちの少なくとも一方の画像を画像記憶部に格納し、
    前記不良箇所特定工程では、必要に応じてこの画像記憶部に格納した画像を引き出して使用する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のIddQ不良箇所特定方法。
  7. 前記不良箇所特定工程では、前記フェイルアドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイルアドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不良の原因となる箇所として特定する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のIddQ不良箇所特定方法。
  8. 前記不良箇所特定工程では、前記パスアドレス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、この反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、ことを特徴とする請求項7に記載のIddQ不良箇所特定方法。
  9. IddQテスト装置により半導体装置のIddQテストを行った結果得られるIddQフェイル情報を読み込む、テスト情報読込部と、
    前記IddQフェイル情報に基づいて、又は、良品と判定された半導体装置に基づいて、フェイルしていないアドレスの発光画像であるパスアドレス発光画像を取得するとともに、前記IddQフェイル情報に基づいて、フェイルしているアドレスの発光画像であるフェイルアドレス発光画像を取得する、故障解析部と、
    前記故障解析部で得られた前記パスアドレス発光画像の結果と前記フェイルアドレス発光画像の結果とを用いて、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、不良箇所特定部と、
    を備えたことを特徴とするIddQ不良箇所特定装置。
  10. 前記IddQフェイル情報に基づいて、前記フェイルアドレス発光画像を取得するためのフェイルアドレス発光観測用パターンを作成するとともに、前記パスアドレス発光画像を取得するためのパスアドレス発光観測用パターンを作成する、観測用パターン作成部を、さらに備えることを特徴とする請求項9に記載のIddQ不良箇所特定装置。
  11. 前記パスアドレス発光画像と前記フェイルアドレス発光画像とのうちの少なくとも一方の画像を格納するための画像記憶部を、さらに備えることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のIddQ不良箇所特定装置。
  12. 前記不良箇所特定部では、前記フェイルアドレス発光画像における発光箇所から、前記フェイルアドレス発光画像と前記パスアドレス発光画像とに共通する発光箇所を除外して、残った発光箇所をIddQ不良の原因となる箇所として特定する、ことを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記載のIddQ不良箇所特定装置。
  13. 前記不良箇所特定部では、前記パスアドレス発光画像の白黒を反転させて反転画像を生成し、この反転画像と、前記フェイルアドレス発光画像とを重ね合わせることにより、IddQ不良の原因となる箇所を特定する、ことを特徴とする請求項12に記載のIddQ不良箇所特定装置。
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