JP2007047109A - 故障解析システム、故障解析情報処理装置及び故障解析方法 - Google Patents

故障解析システム、故障解析情報処理装置及び故障解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 故障解析装置が処理可能なテストデータのフォーマットに依存しない、且つ故障解析に使用する情報ファイル数を抑制可能な故障解析システム、故障解析情報処理装置及び故障解析方法を提供する。
【解決手段】 故障解析対象のLSIの試験に適用する試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するパーサ部211と、試験用テストデータを用いたLSIの試験から得られるフェイル情報を中間データに追加するフェイル情報追加部212と、フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用テストデータを作成するテストデータ作成部213と、フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用フェイル情報を作成するフェイル情報作成部214とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路の故障解析技術に係り、特にテストデータ及びフェイル情報を用いた故障解析システム、故障解析情報処理装置及び故障解析方法に関する。
テストパターン自動生成装置(ATPG)及び故障解析装置は、それぞれ故障シミュレータを使用して、半導体集積回路(LSI)の試験に適用するテストデータの生成及びLSIの故障解析を行う。故障解析装置はテストデータを使用して故障解析を行うが、ATPG及び故障解析装置が処理するテストデータのフォーマットが互いに異なる場合は、ATPGが生成するテストデータを故障解析装置に入力できない。例えば、ATPGと故障解析装置が有する故障シミュレータの使用するアルゴリズムが同一でない場合は、ATPGが生成するテストデータのフォーマットと故障解析装置が処理可能なテストデータのフォーマットが異なる。そのため、先行技術の故障解析システムでは、処理するテストデータのフォーマットが互いに同一のATPG及び故障解析装置を使用する必要がある。
又、先行技術では、故障解析装置に入力される故障解析用の情報として、ATPGが生成したテストデータ毎に、テストデータ、テストデータを使用した試験により取得される故障箇所解析対象のLSIのフェイル情報、及びテストデータを変換して得られるテストパターンアドレス情報等がある。そのため、故障解析を行うために、上記の情報をそれぞれ含む複数の情報ファイルが必要である(例えば、特許文献1参照。)。
一般に、ATPGが生成するテストデータは長大なパターンである。そのため、テスタの有するメモリのサイズ等を考慮して、テストデータを例えば数百個のパターンに分割する必要がある。分割されたパターンそれぞれについて故障解析用の情報が必要である。
その結果、故障解析に使用する情報ファイル数が増大し、ファイル管理及びデータ転送等の運用が困難になるという問題があった。
特開2005−43117号公報
本発明は、故障解析装置が処理可能なテストデータのフォーマットに依存しない、且つ故障解析に使用する情報ファイル数を抑制可能な故障解析システム、故障解析情報処理装置及び故障解析方法を提供する。
本願発明の一態様によれば、(イ)故障解析対象の半導体集積回路の試験に適用する試験用テストデータを作成するテストパターン自動生成装置と、(ロ)試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するパーサ部、試験用テストデータを用いた半導体集積回路の試験から得られるフェイル情報を中間データに追加するフェイル情報追加部、フェイル情報が追加された中間データに基づき故障解析用テストデータを作成するテストデータ作成部、及びフェイル情報が追加された中間データに基づき故障解析用フェイル情報を作成するフェイル情報作成部を含む故障解析情報処理装置と、(ハ)故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報を用いて半導体集積回路の故障箇所を解析する故障解析装置とを備える故障解析システムが提供される。
本願発明の他の態様によれば、(イ)故障解析対象の半導体集積回路の試験に適用する試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するパーサ部と、(ロ)試験用テストデータを用いた半導体集積回路の試験から得られるフェイル情報を中間データに追加するフェイル情報追加部と、(ハ)フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用テストデータを作成するテストデータ作成部と、(ニ)フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用フェイル情報を作成するフェイル情報作成部とを備える故障解析情報処理装置が提供される。
本願発明の更に他の態様によれば、テストパターン自動生成装置、故障解析情報処理装置及び故障解析装置を備える故障解析システムを用いる故障解析方法であって、(イ)テストパターン自動生成装置が、故障解析対象の半導体集積回路の試験に適用する試験用テストデータを作成するステップと、(ロ)故障解析情報処理装置が備えるパーサ部が、試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するステップと、(ハ)故障解析情報処理装置が備えるフェイル情報追加部が、試験用テストデータを用いた半導体集積回路の試験から得られるフェイル情報を中間データに追加するステップと、(ニ)フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析情報処理装置が備えるテストデータ作成部及びフェイル情報作成部が、故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報をそれぞれ作成するステップと、(ホ)故障解析装置が、故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報を用いて半導体集積回路の故障箇所を解析するステップとを含む故障解析方法が提供される。
本発明によれば、故障解析装置が処理可能なテストデータのフォーマットに依存しない、且つ故障解析に使用する情報ファイル数を抑制可能な故障解析システム、故障解析情報処理装置及び故障解析方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る故障解析システム1は、図1に示すように、故障解析対象のLSIの試験に適用する試験用テストデータを作成するATPG10と、試験用テストデータ及びLSIのフェイル情報に基づき、故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報を作成する故障解析情報処理装置20と、故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報を用いてLSIの故障箇所を解析する故障解析装置30とを備える。
故障解析情報処理装置20は、故障解析対象のLSIの試験に適用する試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するパーサ部211と、試験用テストデータを用いたLSIの試験から得られるフェイル情報を中間データに追加するフェイル情報追加部212と、フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用テストデータを作成するテストデータ作成部213と、フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用フェイル情報を作成するフェイル情報作成部214とを備える。パーサ部211、フェイル情報追加部212、テストデータ作成部213及びフェイル情報作成部214は中央演算処理装置(CPU)21に含まれる。
「中間データ」は、試験用テストデータに含まれるLSIの試験に使用される情報を、情報の種類毎に分類して作成される。したがって、中間データと試験用テストデータは、それぞれが含む情報が等価である。又、試験用テストデータが複数のパターンに分割される場合は、分割された複数のパターン毎に中間データは作成される。
図2に中間データの例を示す。基本情報101は、試験用テストデータのヘッダ情報、変数情報、スペック情報、その他の試験用テストデータに共通の情報(ユーザキーワード、タイトル等)等を含む。ピン情報102は、信号情報(ピン名称・属性等)、ピングループ情報、及びピン名称置換テーブル等の情報を含む。タイミング情報103は、タイミンググループ情報(波形テーブル、テスト周期等)、タイミング定義情報(波形定義、タイミング値等)、及び波形テーブル名称置換テーブル等の情報を含む。スキャン情報104は、スキャンチェーン情報、スキャン端子情報等の情報を含む。実行フロー情報105は、パターン実行シーケンス情報、パターン実行情報、テスト種類定義情報、及びパターン名称置換テーブル等の情報を含む。パターン情報106は、パターン並び情報、プロシージャ定義情報、プロシージャ名称置換テーブル、コメント情報、パターンデータ、タイミングコール、プロシージャコール、ループ、及びDC測定アドレス情報等の情報を含む。DC情報107は、DCレベル、DC電源シーケンス等の情報を含む。フェイル情報108は、フェイル情報追加部212によって中間データに追加され、フェイルパターンアドレス、フェイルピン名、測定値等の情報を含む。
又、パーサ部211により分類された情報毎に対応情報等が付加されて、中間データが作成される。対応情報は、試験用テストデータのフォーマットに対応した、信号、タイミング、パターン、スキャン、マクロ、プロシージャ等のブロック構成及び順序方法と、そのブロックを構成するテストベクトル、テスト条件等の各ステートメント記述の構成及び順序方法等である。例えば、タイミング情報103に含まれるタイミング情報に記述される情報が、ピン情報102に含まれる信号情報に記述されるいずれのピンに適用するかという情報が、対応情報としてタイミング情報103に付加される。
中間データに含まれる一部の情報のみを読み出す方が、中間データ全体よりも読み出す情報量が少ないため、中間データを格納する記憶装置のアクセスに要する時間が短い。そのため、中間データに含まれる一部の情報のみを読み出し、故障解析に要する時間を削減する場合がある。例えば、中間データに含まれる複数の情報を複数の情報ファイルにそれぞれ格納し、複数の情報ファイルを含む1つのデータベースとして中間データを管理することによって、中間データに含まれる一部の情報のみをデータベースから読み出すことができる。対応情報を使用することにより、中間データに含まれる一部の情報のみを読み出して故障解析に使用できる。その結果、故障解析に要する時間を削減することができる。中間データを含むデータベースを1つの情報ファイルとして扱うことにより、ファイル管理及びデータ転送等の運用は容易である。
故障解析情報処理装置20は、記憶装置22、フォーマットデータベース23、入力装置24及び出力装置25を更に備える。
記憶装置22は、テストデータ領域221、中間データ領域222、フェイルログ領域223、フェイル情報領域224、故障解析用テストデータ領域225、及び故障解析用フェイル情報領域226を備える。
テストデータ領域221は、ATPG10が作成する試験用テストデータを含む情報ファイルTDを格納する。中間データ領域222は中間データを格納する。フェイルログ領域223は、故障解析対象のLSIの試験結果であるフェイルログを含む情報ファイルFLを格納する。フェイル情報領域224は、中間データに追加されるフェイル情報を含む情報ファイルFIを格納する。故障解析用テストデータ領域225は、テストデータ作成部213が作成する故障解析用テストデータを含む情報ファイルATDを格納する。故障解析用フェイル情報領域226は、フェイル情報作成部214が作成する故障解析用フェイル情報を含む情報ファイルAFDを格納する。
フォーマットデータベース23は、各種試験用テストデータそれぞれのフォーマットに対応した、信号、タイミング、パターン、スキャン、マクロ、プロシージャ等のブロック構成及びブロックの順序情報と、そのブロックを構成するテストベクトル、テスト条件等の各ステートメント記述の構成及び順序情報との対応情報を格納する。試験用テストデータのフォーマットはATPG10が有する解析シミュレータの仕様等に依存するため、様々なフォーマットの試験用テストデータが存在する。フォーマットデータベース23は、各種フォーマットについて上記の情報を格納する。
入力装置24はキーボード、マウス、ライトペン又はフレキシブルディスク装置等で構成される。入力装置24より操作者は、故障解析用テストデータのフォーマット等を指定できる。又、入力装置24より故障解析処理の実行や中止等の指示の入力も可能である。出力装置25としては、作成された故障解析用テストデータや故障解析用フェイル情報を表示するディスプレイやプリンタ、或いはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存する記録装置等が使用可能である。ここで、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の電子データを記録することができるような媒体などを意味する。具体的には、フレキシブルディスク、CD−ROM、MOディスク等が「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」に含まれる。
図1に示した故障解析システム1によって、LSIの故障解析を行う方法の例を、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
(イ)図3のステップS11において、図1に示すATPG10が故障解析対象のLSIの試験用テストデータを作成する。試験用テストデータは、LSIの接続情報や特性情報等に基づき作成される。図4に、試験用テストデータの例を示す。図4に示した試験用テストデータのフォーマットは、米国電子通信技術者協会(IEEE)で標準化されたスタンダード・テスト・インタフェース言語(STIL)である。図4は、試験用テストデータのフォーマットの例を示すために試験用テストデータの一部を示しており、詳細なタイミング記述、パターン記述等は省略されている。以下では、試験用テストデータのフォーマットがSTILの場合を例示的に説明する。試験用テストデータを含む情報ファイルTDが、ATPG10からテスタ2及び故障解析情報処理装置20に転送される。
(ロ)ステップS12において、テスタ2が試験用テストデータとテストプログラムを使用して故障解析対象のLSIの試験を行う。LSIが不良品である場合には、フェイル情報を含むフェイルログがテスタ2により作成される。フェイルログを含む情報ファイルFLがテスタ2から故障解析情報処理装置20に転送される。通常、フェイルログのフォーマットはテスタ2に依存し、テスタ2の種類毎にフェイルログのフォーマットは異なる。
(ハ)ステップS131において、故障解析情報処理装置20に転送された情報ファイルTDに含まれる試験用テストデータが、入力装置24を介してテストデータ領域221に格納される。
(ニ)ステップS132において、パーサ部211がテストデータ領域221から試験用テストデータを読み出す。パーサ部211は、試験用テストデータを解析し、STIL記述違反をチェックする。パーサ部211がSTIL記述違反を検出した場合は、例えば出力装置25に警告メッセージを表示する。そして、入力装置24を介して、操作者は試験用テストデータを修正できる。STIL記述違反が無い場合、パーサ部211は、試験用テストデータに含まれる情報の種類を分類し、中間データを作成する。試験用テストデータがSTILフォーマットの場合、中間データはSTILフォーマットである。作成された中間データは、中間データ領域222に格納される。
(ホ)ステップS133において、故障解析情報処理装置20に転送された情報ファイルFLに含まれるフェイルログが、入力装置24を介してフェイルログ領域223に格納される。
(ヘ)ステップS134において、フェイル情報追加部212がフェイルログ領域223からフェイルログを読み出す。フェイル情報追加部212に含まれるフォーマット変換部2121が、フェイルログをSTILフォーマットのフェイル情報に変換し、フェイル情報を含む情報ファイルFIを作成する。フォーマット変換部2121は、フェイルログのフォーマットを中間データと同一のフォーマットに変換する機能を有する。情報ファイルFIはフェイル情報領域224に格納される。図5にフェイル情報の例を示す。図5において、”aaa”は測定日時、”bbb”はテスタ名、”ccc”はLSI名、”ddd”はオペレータ名、”eee”はコメント、”fff”はファンクションテスト或いはIDDqテスト等のテスト種別、”Sample”はサンプル番号(ボード番号)、”ggg”は実行パターン名、”DUTNo”は複数のLSIを同時に試験した場合の各LSIの番号、”PCNT”はフェイルパターンアドレス(パターンをべた展開したアドレス)、”PINNAME”はフェイルピン名、”EXP”は期待値、”RESULT”は測定値である。
(ト)ステップS135において、フェイル情報追加部212が情報ファイルFIをフェイル情報領域224から読み出す。フェイル情報追加部212は、情報ファイルFIに含まれるフェイル情報を、中間データ記憶領域222から読み出した中間データに追加する。フェイル情報が追加された中間データは、中間データ領域222に格納される。
(チ)ステップS136において、テストデータ作成部213が中間データ領域222からフェイル情報が追加された中間データを読み出す。テストデータ作成部213は、中間データに基づき、故障解析用テストデータを作成する。具体的には、テストデータ作成部213は、フォーマットデータベース23に格納された試験用テストデータの各種フォーマットの情報を参照し、中間データに含まれる試験用テストデータのフォーマットを故障解析装置30が処理可能なフォーマットに変換して故障解析用テストデータを作成する。作成された故障解析用テストデータを含む情報ファイルATDは、故障解析用テストデータ領域225に格納される。図6に、故障解析用テストデータの例を示す。図6に示した故障解析用テストデータのフォーマットはSTILである。図6は、故障解析用テストデータのフォーマットの例を示すために故障解析用テストデータの一部を示しており、詳細なタイミング記述、パターン記述等は省略されている。
(リ)ステップS137において、フェイル情報作成部214が中間データ領域222からフェイル情報が追加された中間データを読み出す。フェイル情報作成部214は、中間データに基づき、故障解析用フェイル情報を作成する。故障解析用フェイル情報は、故障解析装置30が処理可能なフォーマットである。作成された故障解析用フェイル情報を含む情報ファイルAFDは、故障解析用フェイル情報領域226に格納される。図7に、故障解析用フェイル情報の例を示す。図6において、”TEST1”はLSI名、”SCANOUT_1”はフェイルが測定されたスキャンアウト端子名、”ppp”はフェイルアドレス(ATPGパターン番号)、”qqq”はフェイルした回路素子の位置(何回のスキャンクロック入力でスキャンアウトされたかで示される)、”rrr”はテスタ2による測定値である。
(ヌ)ステップS14において、故障解析用テストデータを含む情報ファイルATD及び故障解析用フェイル情報を含む情報ファイルAFDが出力装置25を介して故障解析装置30に転送される。故障解析装置30は、故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報を用いて故障解析対象のLSIの故障箇所を解析し、故障候補ノードを抽出する。
(ル)ステップS15において、故障候補ノードが故障解析装置30から故障診断装置3に転送される。故障診断装置3は、LSIのレイアウト情報等に基づき、故障候補ノードのチップ上の位置を特定する。目視チェック、或いは電子ビームテスタ(EBテスタ)による電気的チェック等により、故障候補ノードから故障箇所を確定することができる。
上記では、ステップS133〜S134においてフェイルログの入力及びフェイルログのフォーマットを変換する例を説明した。しかし、フェイルログのフォーマットが中間データのフォーマットと同一の場合は、フェイルログのフォーマットは変換する必要がない。そのため、テスタ2から転送される情報ファイルFLをフェイル情報領域224に格納できる。その結果、情報ファイルFIが作成されないため、故障解析システム1で使用する情報ファイル数を削減することができる。
又、上記の説明では、ステップS136において、試験用テストデータのフォーマットを故障解析装置30が処理可能なフォーマットに変換して故障解析用テストデータを作成した。しかし、ATPG10が生成する試験用テストデータのフォーマットが故障解析装置30が処理可能なフォーマットである場合には、試験用テストデータのフォーマットを変換せずに、試験用テストデータを故障解析用テストデータとして使用できる。
先行技術では、故障解析に使用する情報を作成する場合、フェイル情報を含まない中間データから、LSIの状態を設定するために入力されるプライマリパターンのアドレス、及びスキャンパターンの先頭アドレスを含むパターンアドレス情報を作成し、パターンアドレス情報とフェイル情報とから故障解析に必要な情報を作成する。既に説明したように、ATPG10が生成する試験用テストデータは一般に長大なパターンとなるため、試験用テストデータを何百パターンにも分割する必要がある。そのため、パターンアドレス情報等も分割したパターン数分必要となる。その結果、故障解析に必要な情報を作成するために使用する情報ファイル数が増大するという問題がある。
上記に説明したように、本発明の実施の形態に係る故障解析システム1では、中間データにフェイル情報を追加する。そのため、中間データのみに基づき故障解析に必要な故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報を作成することができる。その結果、図1に示した故障解析システム1では先行技術に比べて情報ファイル数が少なく、ファイル管理及びデータ転送等の運用が容易である。
又、本発明の実施の形態に係る故障解析システム1では、故障解析情報処理装置20が、故障解析装置30が処理可能なフォーマットの故障解析用テストデータを作成する。そのため、ATPG10が生成する試験用テストデータのフォーマットが故障解析装置30が処理可能なフォーマットと異なっている場合であっても、故障解析装置30は故障解析を行える。その結果、例えば、故障解析用パターン生成の性能が優れたATPG10、及び故障解析の性能が優れた故障解析装置30を、故障解析装置30が処理可能な故障解析用テストデータのフォーマットに依存せずに選択し、故障解析に使用することができる。
図3に示した一連の故障解析情報処理操作は、図3と等価なアルゴリズムのプログラムにより、図1に示した故障解析システム1を制御して実行できる。このプログラムは、図1に示した記憶装置22に記憶させればよい。又、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体を図1に示した記憶装置22に読み込ませることにより、本発明の一連の故障解析情報処理操作を実行することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた実施の形態の説明においては、情報ファイルFIがフェイル情報領域224に格納された後、中間データに追加される例を示した。しかし、テスタ2から中間データに追加可能なフェイル情報が転送可能な場合には、テスタ2から転送されるフェイル情報を直接中間データに追加してもよい。その結果、情報ファイルFL及び情報ファイルFIが必要なくなり、故障解析システム1で使用する情報ファイル数を更に削減することができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る故障解析システムの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る中間データの例である。 本発明の実施の形態に係る故障解析方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る故障解析システムによって生成される試験用テストデータの例である。 本発明の実施の形態に係る故障解析システムによって生成されるフェイル情報の例である。 本発明の実施の形態に係る故障解析システムによって生成される故障解析用テストデータの例である。 本発明の実施の形態に係る故障解析システムによって生成される故障解析用フェイル情報の例である。
符号の説明
1…故障解析システム
2…テスタ
3…故障診断装置
10…ATPG
20…故障解析情報処理装置
211…パーサ部
212…フェイル情報追加部
213…テストデータ作成部
214…フェイル情報作成部
2121…フォーマット変換部
221…テストデータ領域
222…中間データ領域
223…フェイルログ領域
224…フェイル情報領域
225…故障解析用テストデータ領域
226…故障解析用フェイル情報領域
23…フォーマットデータベース
30…故障解析装置

Claims (5)

  1. 故障解析対象の半導体集積回路の試験に適用する試験用テストデータを作成するテストパターン自動生成装置と、
    前記試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するパーサ部、前記試験用テストデータを用いた前記半導体集積回路の試験から得られるフェイル情報を前記中間データに追加するフェイル情報追加部、前記フェイル情報が追加された中間データに基づき故障解析用テストデータを作成するテストデータ作成部、及び前記フェイル情報が追加された中間データに基づき故障解析用フェイル情報を作成するフェイル情報作成部を含む故障解析情報処理装置と、
    前記故障解析用テストデータ及び前記故障解析用フェイル情報を用いて前記半導体集積回路の故障箇所を解析する故障解析装置
    とを備えることを特徴とする故障解析システム。
  2. 前記テストデータ作成部は、前記試験用テストデータのフォーマットを前記故障解析装置が処理可能なフォーマットに変換して前記故障解析用テストデータを作成することを特徴とする請求項1に記載の故障解析システム。
  3. 故障解析対象の半導体集積回路の試験に適用する試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するパーサ部と、
    前記試験用テストデータを用いた前記半導体集積回路の試験から得られるフェイル情報を前記中間データに追加するフェイル情報追加部と、
    前記フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用テストデータを作成するテストデータ作成部と、
    前記フェイル情報が追加された中間データに基づき、故障解析用フェイル情報を作成するフェイル情報作成部
    とを備えることを特徴とする故障解析情報処理装置。
  4. 前記フェイル情報追加部が、前記半導体集積回路の試験結果であるフェイルログのフォーマットを前記中間データと同一フォーマットに変換するフォーマット変換部を備えることを特徴とする請求項3に記載の故障解析情報処理装置。
  5. テストパターン自動生成装置、故障解析情報処理装置及び故障解析装置を備える故障解析システムを用いる故障解析方法であって、
    前記テストパターン自動生成装置が、故障解析対象の半導体集積回路の試験に適用する試験用テストデータを作成するステップと、
    前記故障解析情報処理装置が備えるパーサ部が、前記試験用テストデータに含まれる情報を種類毎に分類して中間データを作成するステップと、
    前記故障解析情報処理装置が備えるフェイル情報追加部が、前記試験用テストデータを用いた前記半導体集積回路の試験から得られるフェイル情報を前記中間データに追加するステップと、
    前記フェイル情報が追加された中間データに基づき、前記故障解析情報処理装置が備えるテストデータ作成部及びフェイル情報作成部が、故障解析用テストデータ及び故障解析用フェイル情報をそれぞれ作成するステップと、
    前記故障解析装置が、前記故障解析用テストデータ及び前記故障解析用フェイル情報を用いて前記半導体集積回路の故障箇所を解析するステップ
    とを含むことを特徴とする故障解析方法。
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