JP2000220146A - 法面設置用階段及びその設置方法 - Google Patents

法面設置用階段及びその設置方法

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JP2000220146A
JP2000220146A JP11155226A JP15522699A JP2000220146A JP 2000220146 A JP2000220146 A JP 2000220146A JP 11155226 A JP11155226 A JP 11155226A JP 15522699 A JP15522699 A JP 15522699A JP 2000220146 A JP2000220146 A JP 2000220146A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は法面の傾斜が一定でない場合に対応
でき、進行方向に障害物があった場合でも容易に迂回す
ることができるものであって、部品数を減らすと共に施
工時間を短縮することができる法面設置用階段を提供す
る。 【解決手段】 踏み板部1aと、これに垂直下方に折り
曲げられて成る支持部材取付部1bとを一体に成形して
なるステップ1と、このステップ1を連結するための支
持部材4と、これと上記ステップ1とを連結する取付部
材と、上記ステップを地面に固定するための鋼棒5とか
らなる階段であって、上記踏み板部1aには上記鋼棒5
が挿入される貫通孔3を有し、上記支持部材取付部1b
には支持部材4と連結されるための貫通孔2,2aを有
し、上記支持部材4は上縁近傍と下縁近傍とに上記支持
部材取付部1bと連結するための貫通孔4a,4bを有
していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路等におけ
る法面の管理のために使用する階段に関し、当該法面に
備え付ける階段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、鉄道の軌道敷地や高速道路の
ような工事においては、トンネルを掘削したり高架橋を
設けたりする他、山の斜面等を切り開くことも多く、そ
のような場合、上記軌道敷地又は高速道路の片側若しく
は両側には斜状の法面ができる。この法面には、表面全
体にコンクリートを打設するか又は、コンクリートブロ
ックを表面に埋め込むことによって、法面の土砂が崩れ
ることを防止していた。
【0003】しかし、このような工事においては時間の
経過と共に補正や修復すべき箇所が生じるので、工事完
成後に法面に異常がないか、又は、補正すべき箇所は生
じていないか等を点検することが必要である為、この法
面点検用に階段を設置している。本出願人の発明した特
願平10−72524号の法面設置用階段は法面の形状
に応じて階段のステップの角度調整ができ、且つ安価で
簡易に設置できるという利点を有するものである。又、
特願平10−308335号の法面設置用階段は安価で
簡易に設置できると共に、法面の傾斜が一定でない場合
や、コンクリートの打設されていない地山に直接設置す
る場合に対応でき、進行方向に障害物があった場合でも
容易に迂回することができるという利点を有するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記発
明の有する利点を活かした上で、さらに部材の数を減ら
してコストを下げると共に、階段設置作業に要する施工
時間を短縮することができる法面設置用階段が出来ない
かを検討した。又、法面の傾斜が緩やかな場合にステッ
プの幅を一定にしたままの状態で前後のステップ間隔を
広げることができないかについても検討した。
【0005】本発明は、上記点にかんがみ、法面の傾斜
が一定でない場合や、コンクリートの打設されていない
地山に直接設置する場合に対応でき、進行方向に障害物
があった場合でも容易に迂回することができるものであ
って、且つ部品数を減らすと共に施工時間を短縮するこ
とができる法面設置用階段を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、踏み板部と、
該踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支持
部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ステ
ップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と上
記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを地
面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上記
ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔を
有し、上記ステップの支持部材取付部には支持部材と連
結されるための貫通孔を有し、上記支持部材は上縁近傍
と下縁近傍とに上記支持部材取付部と連結するための貫
通孔を有していることを特徴とする法面設置用階段を要
旨とする。
【0007】又、前記支持部材と前記ステップとを連結
する取付部材はボルト及びナットから成るものであっ
て、該ボルトとナットとの間に嵌入される座金に厚みに
一定角度の傾斜を付けた特殊形状の座金を使用すること
により、階段の進行方向に合わせて前記ステップを平行
にずらすことができることを特徴とする法面設置用階段
を要旨とする。
【0008】さらに、前記支持部材は上縁近傍から下方
に向けて複数の貫通孔を連続して有し且つ下縁近傍から
上方に向けて複数の貫通孔を連続して有し、前記支持部
材と前記ステップとを連結する取付部材はボルト及びナ
ットから成るものであって、該ボルトとナットとの間に
嵌入される座金に厚みに一定角度の傾斜を付けた特殊形
状の座金を使用することにより、階段の進行方向に合わ
せて前記ステップの向きを変化させることができること
を特徴とする法面設置用階段を要旨とする。
【0009】又、踏み板部と、該踏み板部の長手方向両
側が踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支
持部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ス
テップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と
上記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを
地面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上
記ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔
を有し、上記ステップの支持部材取付部の法面側とは反
対側の端部近傍には支持部材と連結されるための貫通孔
を有し、上記支持部材は上縁近傍と下縁近傍とに上記支
持部材取付部と連結するための貫通孔を有しているもの
であって、上記支持部材による上下のステップ間の連結
は、下側のステップの上記貫通孔と上記支持部材の下縁
近傍の貫通孔とが一致するように調整され、この2つの
貫通孔に上記取付部材を挿入して固定し、上側のステッ
プの貫通孔と上記支持部材の上縁近傍の貫通孔とが一致
するように調整され、この2つの貫通孔に上記取付部材
を挿入して固定することを特徴とする法面設置用階段を
要旨とする。
【0010】さらに、踏み板部と、該踏み板部の長手方
向両側が踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成
る支持部材取付部とを一体に成形してなるステップと、
該ステップを複数連結するための支持部材と、該支持部
材と上記ステップとを連結する取付部材と、上記ステッ
プを地面に固定するための鋼棒とからなる階段であっ
て、上記ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される
貫通孔を有し、上記ステップの支持部材取付部の法面側
及びその反対側の端部近傍には支持部材と連結されるた
めの貫通孔を各々有し、上記支持部材は上縁近傍と下縁
近傍とに上記支持部材取付部と連結するための貫通孔を
有しているものであって、上記支持部材による上下のス
テップ間の連結は、下側のステップの上記支持部材取付
部の法面側の貫通孔と上記支持部材の下縁近傍の貫通孔
とが一致するように調整され、この2つの貫通孔に上記
取付部材を挿入して固定し、上側のステップの上記支持
部材取付部の法面とは反対側の貫通孔と上記支持部材の
上縁近傍の貫通孔とが一致するように調整され、この2
つの貫通孔に上記取付部材を挿入して固定することを特
徴とする法面設置用階段を要旨とする。
【0011】又、予め工場において複数の前記取付部材
によって複数の前記ステップと、複数の前記支持部材と
を前記ステップを積み重ねることができるように緩く連
結しておき、設置場所の法面に運んで展開した後、前記
鋼棒により前記ステップを法面に固定し、前記取付部材
を固く締結して法面に設置することを特徴とする前記に
記載の法面設置用階段の設置方法を要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明にかかる法面設置用
階段の実施形態について説明する。図1は本発明の法面
設置用階段に使用するステップを示した斜視図である。
このステップ1は踏み板部1aと、左右の支持部材取付
部1bと、前方の補強部1cとが一体として成るもので
あり、左右の支持部材取付部1bと、補強部1cとは踏
み板部1aに対して垂直に下方に折り曲げられて成るも
のである。この左右の支持部材取付部1bには、前側に
支持部材4と連結されるための貫通孔2が穿設されてい
る。又、踏み板部1aはステップ1の後側の二隅近傍に
貫通孔3が穿設されている。
【0013】図2は本発明の法面設置用階段に使用する
支持部材を示した図である。この支持部材4は長方形の
形状をした縦長の板材であり、上縁近傍から下方に向け
て複数の上部貫通孔4aが連続して穿設されており、且
つ下縁近傍から上方に向けて複数の下部貫通孔4bが連
続して穿設されている。
【0014】次に本実施形態の使用態様を説明する。図
3は本発明の法面設置用階段を実際に法面に設置した場
合を示す斜視図であり、図4は右側面図である。この図
に示すように下方に位置するステップ1の左右の支持部
材取付部1b,1bと上方に位置するステップ1の左右
の支持部材取付部1b,1bとを2枚の支持部材4,4
によって連結し、この構成が複数繰り返されることによ
り法面設置用階段が形成される。ステップ1と支持部材
4との連結は、上述したとおり、ステップ1の左右の支
持部材取付部1b,1bに穿設された貫通孔2と支持部
材4に穿設された上部貫通孔4a又は下部貫通孔4bと
にボルトが挿入され、ナットにより連結されるものであ
る。ここで、左右2本の支持部材4,4の上部貫通孔4
a又は下部貫通孔4bの位置を一致させることにより、
連結される各々のステップ1の踏み板部1a相互の平行
が保たれることとなる。
【0015】さらに、ステップ1の踏み板部1aの後側
二隅近傍には貫通孔3が穿設されており、この貫通孔3
には、この貫通孔3の直径よりも大きい頭を有する鋼棒
5が挿入され、この鋼棒5の先端が地中深くまで差し込
まれることによりステップ1は地面に固定される。又、
地山の最下部に設置される最初のステップ1の補強部1
cには2本の脚6がボルト及びナットにより固着され、
又は一体的に形成されており、この2本の脚6の先端を
地中に埋設して第1段目のステップ1の踏み板面が水平
となるように設置する。これにより、第2段目以降のス
テップ1は左右2本の支持部材4,4の上部貫通孔4a
又は下部貫通孔4bの位置を一致させることにより、踏
み板面の水平な固定が容易となる。
【0016】尚、階段設置時の手順としては、先ず、第
1段目のステップ1の補強部1cに2本の脚6,6をボ
ルトとナットによって固定する。次にステップ1の後方
が法面に接し、且つ踏み板部1aが水平になるように2
本の脚6の先端を埋設する。次に、踏み板部1aの貫通
孔3に鋼棒5を挿通し、更に法面の地中深くまで差し込
む。そして、左右2本の支持部材4,4の下縁近傍をス
テップ1の支持部材取付部1bに取り付ける。この時、
支持部材取付部1bの貫通孔2と支持部材4の下部貫通
孔4bを一致させて、これに取付部材であるボルト及び
ナットが支持部材4がある程度回動できるように緩く締
めておく。次に、第2段目のステップ1を法面に置く。
そして、支持部材4の上縁近傍と他の支持部材4の下縁
近傍とを第2段目のステップ1の支持部材取付部1bに
緩く取り付け、第2段目のステップ1の踏み板部1aが
水平となるように調整してから踏み板部1aの貫通孔3
に鋼棒5を挿通して第2段目のステップ1を法面に固定
する。この時、上述の第1段目のステップ1の支持部材
取付部1bと支持部材4の下縁近傍とは取付部材である
ボルト及びナットにより固く締め付けて固定する。以上
の手順を繰り返すことにより、第2段目以降のステップ
1と支持部材4とは連結され、法面設置用階段が法面に
設置される。
【0017】図5は本発明に係る法面設置用階段の複数
のステップを支持部材により連結した状態を示す図であ
る。この図に示すように本発明に係る法面設置用階段
は、予め工場においてステップ1と支持部材4とをボル
ト及びナットにより緩く連結して、このボルトを回動軸
としてステップ1が左右の支持部材4,4間で回動でき
るようにしておき、複数のステップ1が積み重なるよう
に畳んでおいて設置場所の法面まで輸送し、法面におい
て折り畳まれているステップ1及び支持部材4を展開す
ることにより容易に設置することができるものである。
ここで、複数のステップ1の積み重ね及び連結は1番目
のステップ11に支持部材41の下部を取り付け、1番
目のステップ11の上に2番目のステップ12を裏返し
にして載せる。次に、支持部材41の上部に支持部材4
2の下部を外側から重ねて2番目のステップ12に取り
付け、2番目のステップ12の上に3番目のステップ1
3を表側を上にして載せる。さらに、支持部材42の上
部に支持部材43の下部を内側から重ねて3番目のステ
ップ13に取り付け、3番目のステップ13の上に4番
目のステップ14を裏返しにして載せる。以上の作業を
ステップ1の左右の支持部材取付部1b,1bにおいて
行うことにより複数のステップ1及び支持部材4が折り
畳まれた状態で連結されることとなる。これを展開する
時には、一番上に載っているステップ18を持ち上げな
がら裏返しにして載せてあるステップ12,14等を左
右に取り付けられた支持部材42,44等との取り付け
軸を回転軸として、半回転させて表側が上となるように
していくことにより容易に展開することができる。
【0018】次に本発明にかかる法面設置用階段の他の
実施形態について説明する。図6は本発明の法面設置用
階段に使用するステップを示した斜視図である。このス
テップ1は、踏み板部1aと、左右の支持部材取付部1
bと、前方の補強部1cとが一体として成るものであ
り、左右の支持部材取付部1bと、補強部1cとは踏み
板部1aに対して垂直に下方に折り曲げられて成るもの
である。この左右の支持部材取付部1bには、前側に支
持部材4と連結されるための貫通孔2が穿設されてい
る。又、踏み板部1aはステップ1の後側の二隅近傍に
貫通孔3が穿設されている。以上の構成は図1のステッ
プ1と同様の構成であるが、本実施形態ではさらに、左
右の支持部材取付部1bには、後側に支持部材4と連結
されるための貫通孔2aが穿設されている。
【0019】尚、支持部材は図2で説明した支持部材4
と全く同じものを使用することができるので、説明は省
略する。
【0020】次に上記他の実施形態の使用態様を図7及
び図8を用いて説明する。図7は本発明の法面設置用階
段を実際に法面に設置した場合を示す斜視図であり、図
8は右側面図である。図7に示すように下方に位置する
ステップ1の左右の支持部材取付部1bと上方に位置す
るステップ1の左右の支持部材取付部1bとを2枚の支
持部材4によって連結し、この構成が複数繰り返される
ことにより法面設置用階段が形成される。ステップ1と
支持部材4との連結は、ステップ1の左右の支持部材取
付部1bに穿設された貫通孔2又は2aと支持部材4に
穿設された上部貫通孔4a又は下部貫通孔4bとにボル
トが挿入され、これにナットが締結されることにより連
結されるものである。ここで、左右2本の支持部材4の
上部貫通孔4a及び下部貫通孔4bの位置を一致させる
ことにより、連結される各々のステップ1間の踏み板部
1aの平行が保たれることとなる。
【0021】さらに、ステップ1の踏み板部1aの後側
二隅近傍には貫通孔3が穿設されており、この貫通孔3
には、この貫通孔3の直径よりも大きい頭を有する鋼棒
5が挿入され、この鋼棒5の先端が地中深くまで差し込
まれることによりステップ1は地面に固定される。又、
地山の最下部に設置される最初のステップ1の補強部1
cには2本の脚6がボルト及びナットにより固着され、
又は一体的に形成されており、この2本の脚6の先端を
地中に埋設して第1段目のステップ1の踏み板面1aが
水平となるように設置する。これにより、第2段目以降
のステップ1は左右2本の支持部材4の上部貫通孔4a
及び下部貫通孔4bの位置を一致させることにより、踏
み板面1aの水平な固定が容易となる。
【0022】尚、階段設置時の手順としては、先ず、第
1段目のステップ1の補強部1cと支持部材取付部1b
との角部に2本の脚6を当接し、支持部材取付部1bの
前端近傍に穿設された貫通孔2を利用してボルトとナッ
トによって固定する。次にステップ1の後方が法面に接
し、且つ踏み板面1aが水平になるように2本の脚6の
先端を埋設する。次に、踏み板部1aの貫通孔3に鋼棒
5を挿通し、更に法面の地中深くまで差し込む。そし
て、左右2本の支持部材4,4の下縁近傍をステップ1
の支持部材取付部1bに取り付ける。この時、支持部材
取付部1bの貫通孔2aと支持部材4の下部貫通孔4b
とを一致させて、これに取付部材であるボルト及びナッ
トにより支持部材4がある程度回動できるように緩く締
めておく。次に、第2段目のステップ1を第1段目のス
テップ1との間隔をおいて法面に置く。そして、支持部
材4の上縁近傍を第2段目のステップ1の支持部材取付
部1bに取り付ける。この時、支持部材取付部1bの貫
通孔2と支持部材4の上部貫通孔4aとを一致させて、
これに取付部材であるボルト及びナットにより支持部材
4がある程度回動できるように緩く締めておく。そし
て、第2段目のステップ1の踏み板部1aが水平となる
ように調整してから踏み板部1aの貫通孔3に鋼棒5を
挿通して第2段目のステップ1を法面に固定する。この
後、上述の第1段目のステップ1の支持部材取付部1b
と支持部材4の下縁近傍及び第2段目のステップ1の支
持部材取付部1bと支持部材4の上縁近傍とは取付部材
であるボルト及びナットにより固く締め付けて固定す
る。以上の手順を繰り返すことにより、第2段目以降の
ステップ1と支持部材4とは連結され、法面設置用階段
が法面に設置される。
【0023】図9は上記他の実施形態における法面設置
用階段の複数のステップを支持部材により連結した状態
を示す図である。この図に示すように本発明に係る法面
設置用階段は、予め工場においてステップ1と左右の支
持部材4,4とをボルト及びナットにより緩く連結し
て、この左右のボルトを回動軸としてステップ1が左右
の支持部材4,4間で回動できるようにしておき、複数
のステップ1が積み重なるように畳んでおいて設置場所
の法面まで輸送し、法面において折り畳まれているステ
ップ1及び支持部材4を展開することにより容易に設置
することができるものである。ここで、複数のステップ
1の積み重ね及び連結は1番目のステップ11の貫通孔
2aに支持部材41の下部を取り付ける。次に、2番目
のステップ12の貫通孔2に支持部材41の上部を取り
付け、1番目のステップ11の上に2番目のステップ1
2を載せる。以上の作業をステップ1の左右の支持部材
取付部1b,1bにおいて行うことにより複数のステッ
プ1及び支持部材4が折り畳まれた状態で連結されるこ
ととなる。これを展開する時には、一番上に載っている
ステップ17を持ち上げながらステップ17,16等の
左右に緩く取り付けられている支持部材46,45等を
左右のボルトを回動軸として回転させて立てることによ
り容易に展開することができる。
【0024】次に本発明の他の実施の態様について図1
0を用いて説明する。図10は本発明である法面設置用
階段の使用態様の一例を示す図である。この図に示され
ているように本発明である法面設置用階段は階段を設置
する場所の進行方向に電柱等の障害物がある場合には進
行方向を変えて迂回させることができるものである。具
体的に説明すると、先ず第1番目のステップ1は支持部
材4の下部貫通孔4bに合わせて一定角度の傾斜を付け
た座金7を支持部材4を挟むように2枚入れ、これら及
び第1番目のステップ1の支持部材取付部1bに穿設さ
れた貫通孔2とを一致させてボルトを挿入し、ナットで
固定する。次に下部を固定された支持部材4の上部貫通
孔4aと別の支持部材4の下部貫通孔4bとを一致さ
せ、これを2枚の傾斜を付けた座金7により挟み、内側
の座金7と第2番目のステップ1の支持部材取付部1b
とを接触させて、この支持部材取付部1bに穿設された
貫通孔2と外側の座金7との間にボルトを挿入し、ナッ
トで固定する。以上の方法で第2番目のステップ1と第
3番目のステップ1との間、第3番目のステップ1と第
4番目のステップ1との間と、連続するステップ1の間
を支持部材4を使用して連結する。尚、上下関係にある
支持部材4どうしの重ね合わせは、偶数番目の支持部材
4が外側となるように、又は内側となるように交互に外
側と内側とを繰り返して連結する。
【0025】更に、本発明の他の実施態様2例を図11
及び図12を用いて説明する。図11は支持部材4,4
の間に嵌入される座金にステップのずらし幅分の厚みを
有する特殊な円筒状座金8を使用した場合の法面設置用
階段を示す図である。この円筒状座金8を使用すること
によりステップ1の側面と平行に左右の支持部材4を設
置することができるものである。
【0026】又、図12は一定角度の傾斜を付けた2枚
の座金7を使用して、ステップの向きを進行方向に沿っ
て変化させた法面設置用階段を示す図である。この図に
示すように第1番目のステップ1では、図面において左
側の、階段を曲げる方向とは反対側は2枚の傾斜を付け
た座金7が支持部材4を下部貫通孔4bと一致させるよ
うにして挟みボルト及びナットで固定される。一方、図
面において右側の、階段を曲げる方向側は支持部材4の
下縁近傍から連続して設けられている下部貫通孔4bの
中から曲げる角度に合わせて一つを選び、2枚の傾斜を
付けた座金7がこれを挟んでボルト及びナットによりで
固定される。次に、第2番目のステップ1において階段
を曲げる方向とは反対側では支持部材取付部1bと傾斜
を付けた座金7により、第1番目のステップ1に下縁近
傍が固定された支持部材4を上縁近傍の上部貫通孔4a
と一致させるようにして挟み、その上から更に傾斜のつ
いた座金がもう一つの支持部材4を下部貫通孔4bと一
致させるようにして間に挟んでボルト及びナットにより
固定される。一方、曲げる方向側は支持部材4の下縁近
傍から連続して設けられている下部貫通孔4bの中から
曲げる角度に合わせて一つを選び、2枚の傾斜を付けた
座金7がこれを挟んでその上から更に第1番目のステッ
プ1に下縁近傍が固定された支持部材4を上縁近傍の上
部貫通孔4aと一致させるようにしてボルト及びナット
によりで固定される。以上の構成を第3番目以降のステ
ップ1と支持部材4との間の連結に繰り返すことによ
り、ステップ1の向きを階段の進行方向に合わせて変化
させることができる。
【0027】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、図11に示した実施態様と図12に示
した実施態様とを組み合わせることも可能であり、ステ
ップ1の踏み板部1a表面に複数の貫通孔を設けること
により軽量化を図り、設置作業時の運搬を容易にするこ
とも出来る。又、傾斜を付けた座金の傾斜角は階段の曲
げる角度に対応して適宜選択することができるものであ
る。
【0028】更に本発明の他の実施の態様について図1
3乃至15を用いて説明する。図13は図10に、図1
4は図11に、図15は図12に各々対応しており、階
段を設置する場所の進行方向に電柱等の障害物がある場
合には進行方向を変えて迂回させることができるもので
ある。具体的に説明すると、図13では先ず第1番目の
ステップ11の図面上右側の支持部材4は下部貫通孔4
bに合わせて2枚の一定角度の傾斜を付けた座金7によ
り挟み、内側の座金7と支持部材取付部1bとを接触さ
せて、貫通孔2aと一致させてボルトを挿入し、ナット
で固定する。そして、ステップ11の図面上左側の支持
部材4は右側の支持部材4と同様に、下部貫通孔4bに
合わせて2枚の一定角度の傾斜を付けた座金7により挟
み、さらに内側の座金7と支持部材取付部1bとの間に
円筒状の座金8を挿入してから貫通孔2aと一致させて
ボルトを挿入し、ナットで固定する。ここで、円筒状の
座金8は上下のステップ11及び12間のずらし幅分の
厚みを有するものである。次に図面上右側の支持部材4
は、下部を固定された支持部材4の上部貫通孔4aを2
枚の傾斜を付けた座金7により挟み、内側の座金7と第
2番目のステップ12の支持部材取付部1bとの間に円
筒状の座金8を挿入してから貫通孔2と外側の座金7と
の間にボルトを挿入し、ナットで固定する。又、左側の
支持部材4は上部貫通孔4aに合わせて2枚の一定角度
の傾斜を付けた座金7により挟み、内側の座金7と支持
部材取付部1bとを接触させて、貫通孔2と一致させて
ボルトを挿入し、ナットで固定する。以上の方法で第2
番目のステップ12と第3番目のステップ13との間、
第3番目のステップ13と第4番目のステップ14との
間と、連続するステップ間を支持部材4、座金7,8及
び取付部材であるボルトとナットとを使用して連結す
る。
【0029】図14は支持部材4とステップ1の支持部
材取付部1bの間に嵌入される座金にステップのずらし
幅分の厚みを有する特殊な円筒状座金8のみを使用した
場合の法面設置用階段を示す図である。この円筒状座金
8を図面上右側の支持部材4の上部と第2番目のステッ
プ12の支持部材取付部1bとの間に挿入し、左側の支
持部材4の下部と第1番目のステップ11の支持部材取
付部1bとの間に挿入することによりステップ1の側面
と平行に左右の支持部材4を設置することができるもの
である。
【0030】又、図15は一定角度の傾斜を付けた2枚
の座金7と円筒状の座金8とを使用して、ステップの向
きを進行方向に沿って変化させた法面設置用階段を示す
図である。この図に示すように第1番目のステップ11
では、図面上右側の、階段を曲げる方向とは反対側は2
枚の傾斜を付けた座金7が支持部材4を下部貫通孔4b
と一致させるようにして挟みボルト及びナットで固定さ
れる。一方、図面上左側の、階段を曲げる方向側は支持
部材4は下縁近傍から連続して設けられている下部貫通
孔4bの中から曲げる角度に合わせて一つを選び、2枚
の傾斜を付けた座金7がこれを挟んで内側の座金7と支
持部材取付部1bとの間に円筒状の座金8が挿入されて
ボルト及びナットによりで固定される。次に、第2番目
のステップ12において右側は支持部材取付部1bと、
第1番目のステップ11に下縁近傍が固定された支持部
材4の上縁近傍との間に円筒状の座金8が挿入され、支
持部材4の上部貫通孔4aと一致させるようにしてボル
ト及びナットにより固定される。一方、左側は支持部材
4の上部近傍が第2番目のステップ12の支持部材取付
部1bにボルト及びナットにより固定される。以上の構
成を第3番目以降のステップ13と支持部材4との間の
連結に繰り返すことにより、ステップ1の向きを階段の
進行方向に合わせて変化させることができる。
【0031】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、図11に示した実施態様と図12に示
した実施態様とを組み合わせることも可能であり、ステ
ップ1の踏み板部1a表面に複数の貫通孔を設けること
により軽量化を図り、設置作業時の運搬を容易にするこ
とも出来る。又、傾斜を付けた座金7の傾斜角は階段の
曲げる角度に対応して適宜選択することができるもので
あり、円筒状の座金8は前後のステップのずらし幅に対
応して適宜厚みの変更を行うものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明は、踏み板部と、
該踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支持
部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ステ
ップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と上
記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを地
面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上記
ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔を
有し、上記ステップの支持部材取付部には支持部材と連
結されるための貫通孔を有し、上記支持部材は上縁近傍
と下縁近傍とに上記支持部材取付部と連結するための貫
通孔を有していることを特徴とする法面設置用階段を要
旨とするので、ステップ、支持部材、鋼棒、取付用のボ
ルト及びナットだけで階段を設置することができる簡易
な構造となり安価に製造でき、設置作業時間も短縮する
ことができるので、全体としてコストダウンを図ること
ができ、支持部材取付部をステップの左右の側面に設け
ているので、ステップ間を連結する支持部材の取付角度
を法面の傾斜に合わせて変化させることができ、法面の
傾斜が緩やかな場合にはステップの幅を一定にしたまま
の状態で前後のステップ間隔を広げることができる。
【0033】又、前記支持部材と前記ステップとを連結
する取付部材はボルト及びナットから成るものであっ
て、該ボルトとナットとの間に嵌入される座金に厚みに
一定角度の傾斜を付けた特殊形状の座金を使用すること
により、階段の進行方向に合わせて前記ステップを平行
にずらすことができることを特徴とする法面設置用階段
を要旨とするので、階段の進行方向に障害物がある場合
にはステップをずらして迂回させることができる。
【0034】さらに、前記支持部材は上縁近傍から下方
に向けて複数の貫通孔を連続して有し且つ下縁近傍から
上方に向けて複数の貫通孔を連続して有し、前記支持部
材と前記ステップとを連結する取付部材はボルト及びナ
ットから成るものであって、該ボルトとナットとの間に
嵌入される座金に厚みに一定角度の傾斜を付けた特殊形
状の座金を使用することにより、階段の進行方向に合わ
せて前記ステップの向きを変化させることができること
を特徴とする法面設置用階段を要旨とするので、上記支
持部材の複数の貫通孔の中の一つを適宜選択することに
より、階段の進行方向に障害物がある場合には階段を容
易に迂回させることができ、階段をS字状等に変形させ
ることができる。
【0035】又、踏み板部と、該踏み板部の長手方向両
側が踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支
持部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ス
テップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と
上記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを
地面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上
記ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔
を有し、上記ステップの支持部材取付部の法面側とは反
対側の端部近傍には支持部材と連結されるための貫通孔
を有し、上記支持部材は上縁近傍と下縁近傍とに上記支
持部材取付部と連結するための貫通孔を有しているもの
であって、上記支持部材による上下のステップ間の連結
は、下側のステップの上記貫通孔と上記支持部材の下縁
近傍の貫通孔とが一致するように調整され、この2つの
貫通孔に上記取付部材を挿入して固定し、上側のステッ
プの貫通孔と上記支持部材の上縁近傍の貫通孔とが一致
するように調整され、この2つの貫通孔に上記取付部材
を挿入して固定することを特徴とする法面設置用階段を
要旨とするので、法面に階段を設置する作業においてス
テップと支持部材との連結固定作業はステップの前側
(法面とは逆側)で行うことができるので作業者が手を
入れ易く作業を容易に行うことができる。
【0036】又、踏み板部と、該踏み板部の長手方向両
側が踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支
持部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ス
テップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と
上記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを
地面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上
記ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔
を有し、上記ステップの支持部材取付部の法面側及びそ
の反対側の端部近傍には支持部材と連結されるための貫
通孔を各々有し、上記支持部材は上縁近傍と下縁近傍と
に上記支持部材取付部と連結するための貫通孔を有して
いるものであって、上記支持部材による上下のステップ
間の連結は、下側のステップの上記支持部材取付部の法
面側の貫通孔と上記支持部材の下縁近傍の貫通孔とが一
致するように調整され、この2つの貫通孔に上記取付部
材を挿入して固定し、上側のステップの上記支持部材取
付部の法面とは反対側の貫通孔と上記支持部材の上縁近
傍の貫通孔とが一致するように調整され、この2つの貫
通孔に上記取付部材を挿入して固定することを特徴とす
る法面設置用階段を要旨とするので、ステップの踏み板
面に対する支持部材の設置角度を大きくすることができ
るので踏み板の前側に大きな荷重が加わった場合でもス
テップと支持部材との連結が緩くなることがなく、ステ
ップの踏み板面の水平を保つことができる。
【0037】さらに、予め工場において複数の前記取付
部材によって複数の前記ステップと、複数の前記支持部
材とを前記ステップを積み重ねることができるように緩
く連結しておき、設置場所の法面に運んで展開した後、
前記鋼棒により前記ステップを法面に固定し、前記取付
部材を固く締結して法面に設置することを特徴とする前
記に記載の法面設置用階段の設置方法を要旨とするの
で、雨降り時等の天候の悪い状況での法面への階段設置
作業が迅速に行えると共に、階段を法面へ輸送する時に
おいても嵩張らずに輸送ができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の法面設置用階段に使用するステップを
示した図である。
【図2】本発明の法面設置用階段に使用する支持部材を
示した図である。
【図3】本発明の法面設置用階段を法面に設置した場合
を示した斜視図である。
【図4】本発明の法面設置用階段を法面に設置した場合
の右側面図である。
【図5】本発明の法面設置用階段の複数のステップを支
持部材により連結した状態を示す図である。
【図6】本発明の他の法面設置用階段に使用するステッ
プを示した図である。
【図7】本発明の他の法面設置用階段を法面に設置した
場合を示した斜視図である。
【図8】本発明の他の法面設置用階段を法面に設置した
場合を示した右側面図である。
【図9】本発明の他の法面設置用階段の複数のステップ
を支持部材により連結した状態を示す図である。
【図10】本発明の法面設置用階段において障害物を避
ける為の設置態様を示した場合の平面図である。
【図11】本発明の法面設置用階段において障害物を避
ける為の他の設置態様を示した場合の平面図である。
【図12】本発明の法面設置用階段においてステップの
向きを進行方向に合わせて変化させた場合の平面図であ
る。
【図13】本発明の他の法面設置用階段において障害物
を避ける為の設置態様を示した場合の平面図である。
【図14】本発明の他の法面設置用階段において障害物
を避ける為の他の設置態様を示した場合の平面図であ
る。
【図15】本発明の他の法面設置用階段においてステッ
プの向きを進行方向に合わせて変化させた場合の平面図
である。
【符号の説明】
1 ステップ 1a 踏み板部 1b 支持部材取付部 1c 補強部 2,2a,3 貫通孔 4 支持部材 4a 上部貫通孔 4b 下部貫通孔 5 鋼棒 6 脚 7 傾斜を付けた座金 8 円筒状座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都築 相鳳 愛知県名古屋市名東区社が丘一丁目407番 地 ガードレール工業株式会社名古屋支店 内 Fターム(参考) 2E101 DD09 DD17 DD31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏み板部と、該踏み板部に対して垂直下
    方に折り曲げられて成る支持部材取付部とを一体に成形
    してなるステップと、該ステップを複数連結するための
    支持部材と、該支持部材と上記ステップとを連結する取
    付部材と、上記ステップを地面に固定するための鋼棒と
    からなる階段であって、上記ステップの踏み板部には上
    記鋼棒が挿入される貫通孔を有し、上記ステップの支持
    部材取付部には支持部材と連結されるための貫通孔を有
    し、上記支持部材は上縁近傍と下縁近傍とに上記支持部
    材取付部と連結するための貫通孔を有していることを特
    徴とする法面設置用階段。
  2. 【請求項2】 前記支持部材と前記ステップとを連結す
    る取付部材はボルト及びナットから成るものであって、
    該ボルトとナットとの間に嵌入される座金に厚みに一定
    角度の傾斜を付けた特殊形状の座金を使用することによ
    り、階段の進行方向に合わせて前記ステップを平行にず
    らすことができることを特徴とする請求項1に記載の法
    面設置用階段。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は上縁近傍から下方に向け
    て複数の貫通孔を連続して有し且つ下縁近傍から上方に
    向けて複数の貫通孔を連続して有し、前記支持部材と前
    記ステップとを連結する取付部材はボルト及びナットか
    ら成るものであって、該ボルトとナットとの間に嵌入さ
    れる座金に厚みに一定角度の傾斜を付けた特殊形状の座
    金を使用することにより、階段の進行方向に合わせて前
    記ステップの向きを変化させることができることを特徴
    とする請求項1に記載の法面設置用階段。
  4. 【請求項4】 踏み板部と、該踏み板部の長手方向両側
    が踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支持
    部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ステ
    ップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と上
    記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを地
    面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上記
    ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔を
    有し、上記ステップの支持部材取付部の法面側とは反対
    側の端部近傍には支持部材と連結されるための貫通孔を
    有し、上記支持部材は上縁近傍と下縁近傍とに上記支持
    部材取付部と連結するための貫通孔を有しているもので
    あって、上記支持部材による上下のステップ間の連結
    は、下側のステップの上記貫通孔と上記支持部材の下縁
    近傍の貫通孔とが一致するように調整され、この2つの
    貫通孔に上記取付部材を挿入して固定し、上側のステッ
    プの貫通孔と上記支持部材の上縁近傍の貫通孔とが一致
    するように調整され、この2つの貫通孔に上記取付部材
    を挿入して固定することを特徴とする法面設置用階段。
  5. 【請求項5】 踏み板部と、該踏み板部の長手方向両側
    が踏み板部に対して垂直下方に折り曲げられて成る支持
    部材取付部とを一体に成形してなるステップと、該ステ
    ップを複数連結するための支持部材と、該支持部材と上
    記ステップとを連結する取付部材と、上記ステップを地
    面に固定するための鋼棒とからなる階段であって、上記
    ステップの踏み板部には上記鋼棒が挿入される貫通孔を
    有し、上記ステップの支持部材取付部の法面側及びその
    反対側の端部近傍には支持部材と連結されるための貫通
    孔を各々有し、上記支持部材は上縁近傍と下縁近傍とに
    上記支持部材取付部と連結するための貫通孔を有してい
    るものであって、上記支持部材による上下のステップ間
    の連結は、下側のステップの上記支持部材取付部の法面
    側の貫通孔と上記支持部材の下縁近傍の貫通孔とが一致
    するように調整され、この2つの貫通孔に上記取付部材
    を挿入して固定し、上側のステップの上記支持部材取付
    部の法面とは反対側の貫通孔と上記支持部材の上縁近傍
    の貫通孔とが一致するように調整され、この2つの貫通
    孔に上記取付部材を挿入して固定することを特徴とする
    法面設置用階段。
  6. 【請求項6】 予め工場において複数の前記取付部材に
    よって複数の前記ステップと、複数の前記支持部材とを
    前記ステップを積み重ねることができるように緩く連結
    しておき、設置場所の法面に運んで展開した後、前記鋼
    棒により前記ステップを法面に固定し、前記取付部材を
    固く締結して法面に設置することを特徴とする請求項4
    又は5に記載の法面設置用階段の設置方法。
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