JPH09279527A - 可倒形ポール - Google Patents

可倒形ポール

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JPH09279527A
JPH09279527A JP8119795A JP11979596A JPH09279527A JP H09279527 A JPH09279527 A JP H09279527A JP 8119795 A JP8119795 A JP 8119795A JP 11979596 A JP11979596 A JP 11979596A JP H09279527 A JPH09279527 A JP H09279527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
joint
falling
footing
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP8119795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yokota
義明 横田
Norio Hikichi
則雄 引地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Corp
Original Assignee
Koyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Corp filed Critical Koyo Corp
Priority to JP8119795A priority Critical patent/JPH09279527A/ja
Publication of JPH09279527A publication Critical patent/JPH09279527A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標識、照明灯等の保守点検、具体的には、柱
の再塗装や機器の清掃交換等のポールを維持管理する上
で必要な各種の作業を行う際に、高所作業と、そのため
の足場を不要とするポールを提供すること。 【解決手段】 可倒形ポール1は、地盤Gに固定した基
礎部分2と、その上部に連結する上方部分3とからな
り、上方部分3は解放自在な固着手段4で基礎部分2に
対して起立状態に固定され、固着手段4を解放し、継手
5を中心として上方部分3を回転可能とすることで、基
礎部分2に対して起倒自在とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポールに関し、特
に、道路標識柱、道路照明柱、信号機用支柱、旗ざお等
の各種ポールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般道路、高速道路、広場等には、道路
標識柱、道路照明柱、信号機用支柱、旗ざお等の各種ポ
ールが設置されている。こうしたポールは、転倒を防止
するために、従来、図8に示すような固定構造とされて
いる。すなわち、ポールは、その柱aの脚部に補強鋼管
bを巻き、下端にベースプレートcを固定し、柱aの脚
部と、補強鋼管bと、ベースプレートcとにわたるリブ
状の補強板dを配設して互いに溶接一体化した構成と
し、これを路面GLにアンカーボルトeで固定したベー
スプレートf上に載せ、柱a側のベースプレートcを固
定ボルトgで路面側のベースプレートfに固定する構成
とされている。なお、柱aの適宜位置には、電源中継箱
hを設けるようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の固定構造のポールでは、標識、照明灯等の保守点
検、具体的には、柱の再塗装や機器の清掃交換等の作業
は、全て高所作業となるため、そのための足場を必要と
し、交通の妨げとなるばかりでなく、特に、市街地等の
高架化された道路に設置されたポールの場合、作業が極
めて危険なものとなるという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、標識、照明灯等の保守
点検、具体的には、柱の再塗装や機器の清掃交換等のポ
ールを維持管理する上で必要な各種の作業を行う際に、
高所作業と、そのための足場を不要とするポールを提供
することを第1の目的とする。
【0005】次に、本発明は、保守作業が特に通行の妨
げとならないようにしたポールを提供することを第2の
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の可倒形ポールは、地盤に固定した基礎
部分と、該基礎部分の上部に連結する上方部分とからな
り、前記上方部分を基礎部分に対して起立状態に固定す
る解放自在な固着手段と、基礎部分に対して上方部分を
起倒自在に連結する継手とを備えたことを特徴とする。
【0007】更に、第2の目的を達成するため、前記継
手は、基礎部分に対する上方部分の起倒動作を単一軸回
りの回転に規制する連結軸を有する構成が採られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に従い、本発明の実施
形態を説明する。図1〜図4は、第1実施形態を示すも
ので、図2(a)に全体構成を示すように、可倒形ポー
ル1は、地盤Gに固定した基礎部分2と、基礎部分2の
上部に連結する上方部分3とから構成される。そして、
これら両部分を連結する手段として、図1及び図3に示
すように、上方部分3を基礎部分2に対して起立状態に
固定する解放自在な固着手段4と、基礎部分2に対して
上方部分3を起倒自在に連結する継手5とが設けられて
いる。この形態では、継手5は、基礎部分2に対する上
方部分3の起倒動作を単一軸回りの回転に規制する連結
軸50を有する。
【0009】基礎部分2は、従来のものと同様に、地盤
Gに複数のアンカーボルト21で固定したベースプレー
ト20とされている。一方、上方部分3は、柱30の脚
部に補強鋼管31を巻き、下端にベースプレート32を
固定し、それらにリブ状の補強板33を配設して互いに
溶接して一体化したものとされている。なお、柱30の
適宜位置には、電源中継箱35を設けるようにする。
【0010】固着手段4は、この形態では、ベースプレ
ート20に形成された複数のネジ孔41と、それらに対
応するベースプレート32の通し孔42と、通し孔42
側から挿通させてネジ孔41に締め込む固定ボルト40
とで構成される。
【0011】継手5は、ベースプレート20の一側上面
に溶接等で固定され、先端をベースプレート20の中心
方向に向けた、正面からみてL字状の一対のブラケット
24と、補強板33から水平に張り出させ、後端と下縁
を補強板33とベースプレート32に溶接等で固定した
ヒンジプレート34と、一対のブラケット24の間にヒ
ンジプレート34を挟み込んだ状態で、両者に形成され
た通し孔に挿通させた連結軸すなわちヒンジピン50で
構成される。
【0012】このように構成された可倒形ポール1は、
図1に示す複数の固定ボルト40を締結した状態で、従
来の固定式ポールと同様に十分な強度で起立状態を保
つ。そして、この可倒形ポール1を倒伏させるときに
は、複数の固定ボルト40を全て取り外す。この状態
で、可倒形ポール1は、継手5だけで連結された状態と
なるので、適宜の手段で柱30を傾けることで、柱30
は、継手5のヒンジピン50回りに回転し、図2(b)
及び図3に示す倒伏状態に至らせることができる。
【0013】図4は可倒形ポール1の起倒方法の一例を
示す。図に示すように、油圧シンダSを備える作業車W
を可倒形ポール1の継手5の配置側とは反対側に乗り入
れて駐車させ、縮小状態とした油圧シリンダSのロッド
Lの先端をポール1の柱の適宜の位置に取り付けた起伏
補助具Jに連結する。この状態から油圧シリンダSを伸
長させていくと、油圧シリンダSに荷重を支持された状
態で、柱20はロッドLの伸び出しにつれて徐々に倒れ
る。そこで、作業に適した意図する位置まで倒したら、
適宜の支持具で支持して倒伏作業を安全に終わることが
できる。なお、起立作業については、この倒伏作業の逆
の作業となる。
【0014】特にこの形態では、図1と図8を対比して
わかるように、可倒形ポール1の下方部分2を従来の固
定式のポールの柱aを据えつけるベースプレートcから
なる基礎構造にヒンジ用のブラケット24を付加しただ
けの実質上同様の構成とし、上方部分3についてもヒン
ジプレート34を付加しただけの同様の構成としたの
で、従来の基礎構造及びポールの一部改変による可倒化
が可能となる利点が得られる。
【0015】次に、図5〜図7は第2実施形態を示すも
ので、この形態では、図6(a)に全体構成を示すよう
に、可倒形ポール1は、地面から所定の高さの所に連結
部を備える形態とされている。この場合、基礎部分2
は、上記第1実施形態のものと異なり、図示するよう
に、地盤Gに所定長さにわたって埋め込まれた柱20A
とされ、上方部分3については、実質上上記第1実施形
態の上方部分と同様の柱30Aとされている。したがっ
て、この形態では、基礎部分2と上方部分3は、フラン
ジ結合とされ、両部分について上下逆向きの実質上同様
の構成とされる。すなわち、両柱20A,30Aの端部
周面に補強鋼管21A.31Aを巻き、端面に上記ベー
スプレートと同様のフランジ22A,32Aを固定し、
それらにリブ状の補強板23A,33Aを配設して互い
に溶接して一体化したものとされる。なお、柱20Aの
適宜位置には、電源中継箱25Aを設けるようにする。
【0016】固着手段4は、この形態では、両フランジ
22A,32Aに位置を合わせてそれぞれ形成された複
数の通し孔42Aと、それらに挿通させてナット締めさ
れて、両フランジ22A,32Aを互いに締結するボル
ト・ナット40Aとされている。
【0017】継手5については、実質上上記継手と同様
に構成されているので、同様の参照符号の末尾に符号A
を付して相当する部材を表し、説明に代える。
【0018】この第2実施形態の場合も可倒形ポール1
は、図5に示す複数のボルト・ナット40Aを締結した
状態で、従来の固定式ポールと同様に十分な強度で起立
状態を保つ。そして、この可倒形ポール1を倒伏させる
ときには、複数のボルト及びナット40Aを全て取り外
し、可倒形ポール1を継手5だけで連結された状態とし
てから、前記と同様の適宜の手段で柱30Aを傾けるこ
とで、柱30Aは、継手5のヒンジピン50A回りに回
転し、図7に示す倒伏状態に至る。
【0019】特にこの形態では、地面GLから所定の高
さの位置でポール1の上方部分3を倒伏させることがで
きるので、ポール1の周囲の地面GLに外径以上のスペ
ースを確保する必要がないため、制約された箇所へのポ
ール1の設置が可能となる。また、地面GLにポール1
の外径以上の構造物を設置する必要がないため、通行の
妨げを最小限に抑えることができる。更に、継手5の設
置高さを作業者の身長より若干低い程度に設定すること
で、立ち作業が可能となり、作業負担を軽減することが
できる。また、この高さを更に高く設定すれば、倒伏し
たポール1の下方に保守用の車両を乗り入れることで、
車上での作業を行うことができるようになり、特に、交
通の頻繁な場所での作業者の交通事故からの保護に有効
となる。
【0020】以上、本発明を2つの実施形態に基づき詳
述したが、本発明はこれに限るものではなく、特許請求
の範囲に記載の事項の範囲内で種々に細部の具体的な構
成を変更することができる。特に、両実施形態におい
て、継手5が基礎部分2に対する上方部分3の起倒動作
を単一軸回りの回転に規制する連結軸、すなわち、ヒン
ジピン50,50Aを有する場合について説明したが、
継手5を、上方部分3の起倒動作をあらゆる方向に許容
する自在継手として構成することもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明の構成によれば、ポールを可倒形
とし、標識、照明灯等の保守点検、具体的には、柱の再
塗装や機器の清掃交換等のポールを維持管理する上で必
要な各種の作業をポールを倒伏させた状態で行うこと
で、従来必要とした高所作業と、そのための足場を不要
とすることができ、作業の簡易化、低コスト化及び安全
化を図ることができる。
【0022】さらに、請求項2に記載のように、継手
を、基礎部分に対する上方部分の起倒動作を単一軸回り
の回転に規制する連結軸を有する構成とすると、ポール
の倒伏方向を通行の障害になりにくい方向、例えば、道
路に並行な方向に向けて設置しておくことで、交通を確
保したままでの各種作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態のポールの下部
を詳細に示す正面図である。
【図2】上記ポールの全体構成を示し、(a)は側面
図、(b)は倒伏状態を示す正面図である。
【図3】上記ポールの倒伏状態を示す下部詳細正面図で
ある。
【図4】上記ポールの倒伏方法を示す作業説明図であ
る。
【図5】本発明を適用した第2実施形態のポールの下部
を詳細に示す正面図である。
【図6】上記ポールの全体構成を示し、(a)は側面
図、(b)は倒伏状態を示す正面図である。
【図7】上記ポールの倒伏状態を示す下部詳細正面図で
ある。
【図8】従来のポールの下部を詳細に示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 可倒形ポール 2 基礎部分 3 上方部分 4 固着手段 5 継手 50 ヒンジピン(連結軸) 50A ヒンジピン(連結軸)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に固定した基礎部分と、該基礎部分
    の上部に連結する上方部分とからなり、前記上方部分を
    基礎部分に対して起立状態に固定する解放自在な固着手
    段と、基礎部分に対して上方部分を起倒自在に連結する
    継手とを備えたことを特徴とする可倒形ポール。
  2. 【請求項2】 前記継手は、基礎部分に対する上方部分
    の起倒動作を単一軸回りの回転に規制する連結軸を有す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の可倒形ポ
    ール。
JP8119795A 1996-04-16 1996-04-16 可倒形ポール Pending JPH09279527A (ja)

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JP8119795A JPH09279527A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 可倒形ポール

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JP8119795A JPH09279527A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 可倒形ポール

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JPH09279527A true JPH09279527A (ja) 1997-10-28

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ID=14770419

Family Applications (1)

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JP8119795A Pending JPH09279527A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 可倒形ポール

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JP (1) JPH09279527A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2345078A1 (es) * 2008-04-17 2010-09-14 Sun Nest, S.L.U. Estructura para seguidor solar y procedimiento de instalacion.
JP2012021333A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The ポールの設置機構
JP2012184629A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Mikio Umeoka 現場での溶接を必要としない標識類の立設構造および立設方法

Cited By (3)

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JP2012021333A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The ポールの設置機構
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