JP2012184629A - 現場での溶接を必要としない標識類の立設構造および立設方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る標識類の立設構造においては、地盤Gの中に1本あるいは複数本の鋼管杭1,1・・が立て込まれており、それらの鋼管杭1,1・・の各基端に、平板状のベース部材2が、高さ調整用のワッシャ10,10・・を介在させることによって略水平になるように螺着されている。そして、標識11の支柱を立設させるための基礎底板13が、ベース部材2の上方に位置するようにベース部材2に螺着されている。
【選択図】図1
Description
<標識および標識立設用部材の構造>
図1、図2は、実施例1に係る立設構造を利用して地盤に標識を立設した様子を示したものである。標識11は、標識本体12と、基台である基礎底板13とによって構成されており、地盤Gに立設された6本の鋼管杭1,1・・と、ベース部材2とによって、基礎底板13が水平となり、標識本体12のポールPが鉛直となるように立設されている。
上記した標識立設用部材(鋼管杭1,1・・およびベース部材2)を利用して、標識11を立設する場合には、まず、標識11を立設する場所(1,000mm×1,000mmの広さ)を、100mm程度の深さとなるように浅く掘削する。しかる後に、6本の鋼管杭1,1・・を、それぞれ、地盤G中に鉛直に立て込む。鋼管杭1を立て込む場合には、地盤掘削用重機のロットの先端に鋼管杭1を装着し(鋼管杭1の基端をロットの先端のクリッパー等で把持させて)、当該地盤掘削用重機を、標識11を立てたい場所にセットする。そして、地盤掘削用重機のロットの先端の鋼管杭1を、地盤Gの表面に突き立てて、鋼管杭1の基端が地表際(浅く掘削した地表際)に位置するまで打ち込む。また、各鋼管杭1,1・・は、上方から見た場合に、それらの鋼管杭1,1・・の基端が概ね正六角形の頂点に位置するように、地盤G中に打ち込まれる。
上記した標識11の立設構造によれば、地盤G中に鋼管杭1,1・・を立て込み、それらの鋼管杭1,1・・の基端にベース部材2を螺着させた後に、当該ベース部材2の上方に、標識11の基礎底板13を螺着させるだけの非常に容易な作業によって、現場で溶接作業を行うことなく、短時間の内に安価に標識11を立設することができる。また、地盤G中に立て込まれた鋼管杭1,1・・の基端へベース部材2を螺着させる際に、ワッシャ10,10・・あるいは調整板(板状体にボルト挿通孔を穿設したもの)等により、鋼管杭1,1・・の立て込み深さのバラツキを是正することができるので、標識11の基礎底板13を容易に正確な姿勢(水平方向を向いた姿勢)に固定させて、標識本体12を正確な鉛直方向に立設することができる。加えて、地盤G中に立て込まれた鋼管杭1,1・・が、地盤Gとの間で高い表面摩擦を発現させて、地盤G中へ強固に固着された状態を保持するので、標識11が強風を受けた場合や衝撃を受けた場合でも、傾いたり倒れたりする事態が生じない。
<標識立設用部材の構造>
図6、図7は、実施例2に係る立設構造を利用して地盤に標識を立設した様子を示したものである。実施例2においては、標識11は、地盤に立設された4本の鋼管杭1,1・・と、姿勢調整部材(高さ調整部材)21と、ベース部材2とによって、基礎底板13が水平となり、標識本体12のポールPが鉛直となるように立設されている。なお、実施例2における標識11の構造は、実施例1の標識11と略同様であるが、実施例1と異なり、基礎底板13の四隅際に、それぞれ、ボルト挿通孔16,16・・が穿設されている。
上記した標識立設用部材(鋼管杭1,1・・、ベース部材2、および姿勢調整部材21)を利用して、標識11を立設する場合には、実施例1の場合と同様に、標識11を立設する場所(1,000mm×1,000mmの広さ)を、浅く掘削した後に、各鋼管杭1,1・・を、それぞれ、地盤G中に鉛直に立て込むが、その際に、4本の鋼管杭1,1・・が、上方から見た場合に、正方形の頂点に位置するように立て込む。
上記した実施例2の立設構造によれば、地盤G中に鋼管杭1,1・・を立て込み、それらの鋼管杭1,1・・の基端にベース部材2を螺着させ、当該ベース部材2の上方に姿勢調整部材21を螺着させた後に、その姿勢調整部材21の上方に、標識11の基礎底板13を螺着させるだけの非常に容易な作業によって、現場で溶接作業を行うことなく、短時間の内に安価に標識11を立設することができる。また、地盤G中に立て込まれた鋼管杭1,1・・の基端へベース部材2を螺着させる際に、ワッシャ10,10・・あるいは調整板等により、鋼管杭1,1・・の立て込み深さのバラツキを是正することができるので、標識11の基礎底板13を容易に正確な姿勢(水平方向を向いた姿勢)に固定させて、標識本体12を正確な鉛直方向に立設することができる。さらに、地盤G中に立て込まれた鋼管杭1,1・・が、地盤Gとの間で高い表面摩擦を発現させて、地盤G中へ強固に固着された状態を保持するので、標識11が強風を受けた場合や衝撃を受けた場合でも、傾いたり倒れたりする事態が生じない。
なお、本発明に係る標識類の立設構造の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、利用する鋼管杭、ベース部材、姿勢調整部材の材質、形状、構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
2・・ベース部材
11・・標識
13・・基礎底板
21・・姿勢調整部材
G・・地盤
Claims (3)
- 街路灯や道路標識等の標識類の支柱を立設するための標識類の立設構造であって、
予め基端に接続ボルトを上向きに固着させてなる鋼管杭が、地盤の中に立て込まれており、
その鋼管杭の基端の接続ボルトに、平板状のベース部材が、高さ調整用のワッシャあるいは調整板を介在させて所定の姿勢になるように螺着されているとともに、
そのベース部材の上方に、標識類の支柱を立設させるための基礎底板が螺着されていることを特徴とする現場での溶接を必要としない標識類の立設構造。 - 平板状の姿勢調整部材が、前記ベース部材の上方に、高さ調整用のワッシャあるいは調整板を介在させて所定の姿勢になるように螺着されており、その姿勢調整部材を介して、前記基礎底板が間接的にベース部材に螺着されていることを特徴とする請求項1に記載の現場での溶接を必要としない標識類の立設構造。
- 街路灯や道路標識等の標識類の支柱を立設するための標識類の立設方法であって、
予め基端に接続ボルトを上向きに固着させてなる鋼管杭を、地盤の中に立て込み、
その立て込んだ鋼管杭の基端の上方に、平板状のベース部材を載置し、そのベース部材の鋼管杭上方に相当する位置にボルト挿通孔を穿設し、穿設されたボルト挿通孔を利用してベース部材と鋼管杭の接続ボルトとを螺着した後、そのベース部材の上方に、標識類の支柱を立設させるための基礎底板を螺着することを特徴とする現場での溶接を必要としない標識類の立設方法。
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