JPH10114919A - 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法 - Google Patents

脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法

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JPH10114919A
JPH10114919A JP8287451A JP28745196A JPH10114919A JP H10114919 A JPH10114919 A JP H10114919A JP 8287451 A JP8287451 A JP 8287451A JP 28745196 A JP28745196 A JP 28745196A JP H10114919 A JPH10114919 A JP H10114919A
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】カーブミラー等を取り付けた支柱の据付工
期の短縮化、支柱交換の簡便化、杭基礎の再利用、廃棄
処分コストの低減を図る。 【解決手段】脱着式杭基礎1は、地中に打ち込まれる
中空杭7と、カーブミラー支柱3を嵌挿してこれにホ
ローセット6で着脱自在に固定されるとともに、中空杭
7にボルト8で着脱自在に固定される脱着式キャップ9
と、カーブミラー支柱3を嵌挿してこれにホローセッ
ト10で着脱自在に固定される着脱式スペーサ11と、
中空杭7内部に充填されてなる砂13とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路沿いに立設さ
れるカーブミラー等の支柱を固定するための杭基礎に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、地上にカーブミラーや看板等を起
立して設置させるために、地中に杭基礎を打ち込み、そ
の杭基礎にカーブミラー等の支柱を差し込んでセメント
やモルタルで一体化して固定しているものがある。これ
によれば、土の掘削をしないので、工期の短縮化を図る
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カーブミラ
ー等又は支柱に破損があった場合、それを交換する場合
には、杭基礎までをも引き抜かなければならず、それら
全体を廃棄処分としなければならず必然的に杭基礎の再
利用が不可能となる。また、杭基礎を引き抜く際に、周
囲のアスファルト等が破壊され、後の補修工事が面倒で
ある。そして、杭や支柱にモルタルやセメントが付着し
ているので、廃棄処分の際、鉄屑としては再利用でき
ず、廃棄処分のコストが高く付く欠点がある。
【0004】そこで、本発明は、カーブミラー等を取り
付けた支柱の据付工期の短縮化、支柱交換の簡便化、杭
基礎の再利用、廃棄処分コストの低減を課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記諸課題に鑑み、本発
明者は、鋭意検討の結果、杭基礎を脱着式の構造とし固
定部材で取り付けて着脱させることに着目したものであ
り、請求項1に記載の発明は、上端部が開放された中空
杭と、該中空杭に嵌挿され固定部材で着脱自在に固定さ
れるとともに、支柱が嵌挿され該支柱を固定部材で着脱
自在に固定する脱着式キャップと、前記支柱の下部に設
けられるスぺーサと、を備えたことを特徴とする脱着式
杭基礎である。支柱が脱着可能であるので、カーブミラ
ー等の支柱交換の簡便化、杭基礎の再利用、廃棄処分コ
ストの低減の課題が達成できる。ここで「脱着式杭基
礎」は鉄鋼製が好適ではあるが、それに限定されるもの
ではない。「スペーサ」は「支柱」に対して固着構造の
ものでも脱着構造のものでも良い。「固定部材」は、ボ
ルト、ナット、ねじ、ビス、ねじ孔等が好適ではある
が、これらに限定されるものではなく、他にロック機
構、係脱式等のもの等が適用可能である。「中空杭」
「支柱」は、丸パイプ等、断面が丸型が好適ではある
が、角形、多角形型、楕円型等の種々のものにも適用が
可能である。なお、「支柱」には、道路用の種々の部
材、例えば、カーブミラー、看板等が固定部材で固定が
可能とされている。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記中空杭内部
に非固着物質からなる充填物を充填してなることを特徴
とする請求項1に記載の脱着式杭基礎である。「非固着
物質」は、セメント、アスファルト、モルタル、接着剤
等、他の部材に固着する性質を有する物質を除いたもの
である。これを支柱の安定性を高めるためのものであ
る。この充填物は、粒状物、粉状物等が好適であるが、
これに限定されるものではない。粒状物としては、砂、
土、土砂、鉄粒、鉄片又は小石片等が好適であり、取り
扱いの容易性、コスト面から砂が特に好適である。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記スペーサ
は、前記支柱が嵌挿されて、該支柱に固定部材で着脱自
在に固定される脱着式スペーサでなることを特徴とする
請求項1又は2に記載の脱着式杭基礎である。これによ
り、スペーサが固着された構造の他に、脱着式スペーサ
が採用でき、工事の幅が広がることとなる。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記脱着式キャ
ップが、支柱取付孔が設けられた薄肉の支柱取付パイプ
と、中空杭取付孔が設けられた厚肉でなる中空杭取付パ
イプとが接続されて構成されたことを特徴とする請求項
1乃至3いすれかに記載の脱着式杭基礎である。これは
支柱が小径である場合に有効である。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記脱着式キャ
ップがパイプでなり、上部に支柱取付孔が設けられ、下
部に中空杭取付孔が設けられてなることを特徴とする請
求項1ないし4のいずれかに記載の脱着式杭基礎であ
る。これは支柱が大径である場合に有効である。
【0010】請求項6に記載の発明は、中空杭を地中に
打ち込む工程と、支柱に脱着式キャップ及び脱着式スペ
ーサを嵌挿し、該脱着式スペーサを前記支柱の下端にス
ペーサ固定部材で固定し前記脱着式キャップを前記脱着
式スペーサの上部にキャップ固定部材で仮固定する工程
と、前記中空杭内部の下部に粒状物を充填する工程と、
前記支柱を前記中空杭に嵌挿する工程と、前記中空杭内
部の残余空間に非固着物質からなる充填物を充填する工
程と、前記脱着式キャップを前記中空杭の上端部に前記
キャップ固定部材で固定する工程と、からなることを特
徴とする脱着式杭基礎構築工法である。これにより請求
項1と同様な課題が達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を一層明確にするため
に好適な実施形態を図面とともに説明する。第一実施形
態の脱着式杭基礎1は、図1に示す通り、ほぼ地中2に
設けられる鉄鋼製のものであり、その上端はグランドレ
ベル(以下、G.L.と略す)から多少突出しているも
のである。そして、この脱着式杭基礎1は、丸パイプか
ら成るカーブミラー支柱3を着脱式に地中2から起立状
態で設置させるものである。そのカーブミラー支柱3の
上部には、カーブミラー5がボルト等の固定部材で着脱
式に適宜位置で固定されている。カーブミラー5は通
常、道路の交差点に設置され、その鏡面で安全を確認す
ることができるものである。図2及び図3(a)(b)
に示す通り、脱着式杭基礎1は以下の4つの構成要素か
らなるものである。すなわち、地中に打ち込まれる中
空杭7と、カーブミラー支柱3を嵌挿してこれにホロ
ーセット6で着脱自在に固定されるとともに、中空杭7
にボルト8で着脱自在に固定される脱着式キャップ9
と、カーブミラー支柱3を嵌挿してこれにホローセッ
ト10で着脱自在に固定される着脱式スペーサ11と、
中空杭7内部に充填されてなる砂13と、を備えたこ
とを特徴とするものである。中空杭7はほとんど地中2
に打ち込まれているが、着脱スペースを残すため、多少
地表からその上端部が突出している。また、脱着式キャ
ップ9の下側部分の外径は中空杭7の内径に近い大きさ
とされ、中空杭7に埋め込まれ、一方、上側部分は半分
位の厚さとなっており、中空杭7より上に位置してい
る。また、脱着式キャップ9の内径はカーブミラー支柱
3の外径よりは大きいが、それに近い大きさにされてい
る。着脱式スペーサ11は、中空杭7内部の中央部付近
に位置し、その外径は中空杭7の内径に近い大きさとさ
れ、その内径はカーブミラー支柱3の外径よりは大きい
が、それに近い大きさにされている。砂13は中空杭7
内部にまんべんなく充填されているが、カーブミラー支
柱3には適宜深さで充填されている。なお、図1ではカ
ーブミラー5は1つ取り付けられているが、複数個の取
り付けも可能であり、例えば、2個のカーブミラー5を
それらの鏡面が直交方向となるように取り付けることも
できる。
【0012】図2及び図3(a)(b)に示す通り、脱
着式キャップ9は、薄肉のカーブミラー支柱93bと、
厚肉でなる中空杭取付丸パイプ93aとが接続され連続
した構成とされ、内側は均一な中空円筒となっている
が、外側には中央部近辺において段部が構成されてい
る。これは、カーブミラー支柱3が比較的小径の場合に
適用されるものであり、軽量化、コンパクト化を企図し
ている。
【0013】図4(a)(b)に示す中空杭7は薄肉丸
パイプ状の杭本体71を備えている。杭本体71は地中
2への打ち込みを円滑とするためその先端が尖ってお
り、その内部には、中空部円筒形で下端が円錐形となる
中空部73が設けられている。中空杭7の上端部には、
ボルト8(図3(a)参照)をねじ込むための4個のボ
ルト取付ねじ孔75が放射状に配設されている。また、
杭本体71の外周の上部付近には、中空杭7の抜けやず
れ等を防止しその姿勢を安定化するための長方形板状の
4枚のフィン77が縦方向に放射状に接続され、半径方
向に延びだしている。
【0014】図5(a)(b)に示す脱着式キャップ9
は、前述したように薄肉でなるカーブミラー支柱取付丸
パイプ93bと、厚肉でなる中空杭取付丸パイプ93a
とが上下に接続されてなるものである。カーブミラー支
柱取付丸パイプ93bには、ホローセット6を螺合させ
るためのホローセット取付ねじ孔95が放射状に4個ず
つ二段に設けられていて確実な固定が確保され、また、
中空杭取付丸パイプ93aには、ボルト8を螺合させる
ための4個のボルト取付ねじ孔97が放射状に設けられ
ている。中空部の中央部付近には若干段部が設けられて
いる。脱着式キャップ9のカーブミラー支柱3への取付
位置の調整は、それを縦方向にスライドすることで簡単
に行われる。
【0015】図6(a)(b)に示す着脱式スペーサ1
1は、カーブミラー支柱3を嵌挿するための支柱嵌挿丸
パイプ111と、カーブミラー支柱3の姿勢を安定化さ
せるための長方形板状の4枚のフィン113が支柱嵌挿
丸パイプ111の外周面に縦方向に放射状に接続され、
半径方向に延びだしている。隣接するフィン113の中
間部には、それぞれ4個のボルト取付ねじ孔115が支
柱嵌挿丸パイプ111に設けられ、そこにホローセット
115が螺合できるようになっている。着脱式スペーサ
11のカーブミラー支柱3への取付位置の調整は、それ
を縦方向にスライドすることで簡単に行われる。
【0016】次に図7ないし図10は第二実施形態を示
すものであり、カーブミラー支柱3が比較的大径の場合
に適用される一例であり、基本的構成要素は共通してい
るものである。従って、対応する構成要素は、図1ない
し図6に示す各構成要素の番号に「’」を付して、共通
する説明は割愛することとする。
【0017】図7及び図8(a)(b)に示す通り、脱
着式キャップ9’は、薄肉の丸パイプ状とされ、均一な
肉圧とされており、また、脱着式キャップ11’は、内
径が大きくされ、フィン113’の長さが相対的に小さ
くされている。第二実施形態の脱着式杭基礎1’は、カ
ーブミラー支柱3より大径であるカーブミラー支柱3’
に適用させることを目的としたものであり、このような
径の違いに対応して、各部の構造が設計変更されている
のである。
【0018】図9(a)(b)に示す脱着式キャップ
9’は、図5(a)(b)に示す脱着式キャップ9の変
形例であり、ここで、主に異なる点は、前記の脱着式キ
ャップ9が丸パイプをニ段に接続したものであるが、一
方、脱着式キャップ9’は単なる丸パイプ状に形成され
ていることである。従って、対応する構成要素は、図5
(a)(b)に示す各構成要素の番号に「’」を付して
その説明は割愛することとする。
【0019】図10(a)(b)に示す脱着式スぺーサ
11’は、図6(a)(b)に示す脱着式スぺーサ1
1’の変形例であり、ここで、主に異なる点は、前記の
脱着式スぺーサ11と比較して、脱着式スペーサ11’
の支柱嵌挿丸パイプ111’の内径が相対的に大きくさ
れ、フィン113’の長さが短くなっていることであ
る。従って、対応する構成要素は、図6(a)(b)に
示す各構成要素の番号に「’」を付してその説明は割愛
することとする。
【0020】次に第一実施形態の脱着式杭基礎1の構築
工法を図11ないし図13に基づいて説明する。 図11に示す通り、中空杭7をくい打ち機等を利用
して地中2に打ち込む。中空杭7の上端部は若干の高さ
グランドレベル(G.L.)から突出させる。 図11に示す通り、カーブミラー支柱3に脱着式キ
ャップ9及び着脱式スペーサ11を嵌挿し固定具で固定
する。即ち、図2に示す通り、脱着式キャップ9のホロ
ーセット取付ねじ孔95(図5参照)にホローセット6
をねじ込んでカーブミラー支柱3に脱着式キャップ9を
カーブミラー支柱3の下側に固定するとともに、ボルト
取付ねじ孔97にボルト8をねじ込む。次に着脱式スペ
ーサ11のボルト取付ねじ孔115にホローセット10
をねじ込むことにより、カーブミラー支柱3の下端部
で、かつ、脱着式キャップ9の取付位置より下方に着脱
式スペーサ11を固定する。 図12(a)に示す通り、記号H1位の高さまで、
中空杭7の中空部73の下端に砂13を適宜充填する。 図12(a)に示す通り、カーブミラー支柱3を砂
13に当たるまで中空杭7に起立させた状態で嵌挿す
る。 図12(b)に示す通り、中空杭7の中空部73内
部の残余空間に記号H2位の高さまで、砂13を充填す
る。 図12(b)に示す状態から、脱着式キャップ9の
ホローセット取付ねじ孔95からホローセット6を緩め
てカーブミラー支柱3から脱着式キャップ9を解放し、
それをスライドさせて、図13に示す通りの位置まで下
げる。そして、脱着式キャップ9を中空杭7の上端部に
固定する。即ち、ボルト8及びホローセット6を締め
て、カーブミラー支柱3及び中空杭7に脱着式キャップ
9を固定する。 カーブミラー支柱3の上部にカーブミラー5を固定
部材で取り付ける。
【0021】カーブミラー5又はカーブミラー支柱3に
破損を生じた場合を説明する。 ボルト8を緩めて取り外す。 カーブミラー支柱3を脱着式キャップ9と脱着式ス
ペーサ11が固定された状態 のまま引き抜く。中空杭
7だけが地中2に残される。 ホローセット6及び10を緩めて、新品のカーブミ
ラー支柱と差し替える。 後は、前の段落で述べた〜に準拠して、脱着式
杭基礎1を地中2に埋設することにより、カーブミラー
支柱3を起立させて設置する。なお、この場合において
は、砂13が既に中空杭7の内部の全体に充填されてい
るので、カーブミラー支柱3を砂13に押し込む工程が
必要であり、この点が異なっていることに留意する。な
お、脱着式杭基礎1を完全に撤去するときには、前の段
落で述べた〜に準拠すれば良いが、脱着式杭基礎1
に固定されたカーブミラー支柱3及びカーブミラー5の
全体構造を一気に引き抜いても良い。なお、脱着式杭基
礎1の脱着式キャップ9での角度調整が3度以内で可能
となっており、便利である。
【0022】以上により、次のような優れた効果を奏す
る。即ち、ホローセット6,ボルト8,ホローセット1
0の取付及び取外しにより、カーブミラー5又はカーブ
ミラー支柱3の組立及び交換がきわめて簡便化されて、
工期が短縮化される。また、カーブミラー5又はカーブ
ミラー支柱3を交換する場合でも、それらを脱着式杭基
礎1から分離すれば良いだけであるから、工事が簡単で
かつ脱着式基礎1の再利用可能となるのである。また、
従来のように交換や撤去の場合、支柱に結合している杭
基礎全体の引き抜きが不要となり、工事に難渋すること
がなく、事後の補修工事も不要となるのである。また、
コンクリートやモルタルを使用せず砂13を使用してい
るので、中空杭7にコンクリートやモルタルが付着せ
ず、中空杭7、脱着式キャップ9、着脱式スペーサ11
が鉄屑として廃棄できるので、処分コストが大幅に低減
される。さらに、脱着式杭基礎1を廃棄する場合でも、
中空杭7のみを道路にそのまま存置せしめておくことも
できるし、邪魔になれば地中に打ち込んで置けば良い。
【0023】以上の通り本実施の形態を説明したが、本
発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々に実施
することが可能であることはいうまでもない。例えば、
粒状物として、砂13を挙げたが、小石片等種々の材質
でも代用可能であるし、さらに、充填物なしでも適用可
能である。また、着脱式スペーサ11は着脱式とした
が、カーブミラー支柱3の下端にそれを溶接で固着した
ものでも良い。さらに、カーブミラー支柱3と脱着式キ
ャップ9との脱着構造をねじ嵌めで脱着できるように変
更することも可能である。即ち、カーブミラー支柱3の
内周面と脱着式キャップ9と外周面とにそれぞれピッチ
の適合したねじを設けることも可能である。これと同様
に、脱着式キャップ9と中空杭体7とをねじ嵌めで脱着
できるように変更することも可能である。即ち、脱着式
キャップ9の外周面と中空杭体7の内周面にそれぞれピ
ッチの適合したねじを設けることも可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1〜6に記載の発明によれば、カ
ーブミラー等を取り付けた支柱の据付工期の短縮化、支
柱交換の簡便化、杭基礎の再利用、廃棄処分コストの低
減ができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の脱着式杭基礎にカーブミラーが
固定されたものについての全体正面図である。
【図2】同脱着式杭基礎の取付詳細を示す部分断面正面
図である。
【図3】(a)は図2のA−A断面図、(b)は同B−
B断面図である。
【図4】(a)は同脱着式杭基礎の中空杭の平面図、
(b)は同正面図である。
【図5】(a)は同脱着式杭基礎の脱着式キャップの正
面図、(b)は同C−C断面図である。
【図6】(a)は同脱着式杭基礎の脱着式スペーサの正
面図、(b)は同平面図である。
【図7】第二実施形態の脱着式杭基礎の取付詳細を示す
部分断面正面図である。
【図8】(a)は図7のD−D断面図、(b)は同E−
E断面図である。
【図9】a)は同脱着式杭基礎の脱着式キャップの正面
図、(b)は同平面図である。
【図10】(a)は同脱着式杭基礎の脱着式スペーサの
正面図、(b)は同平面図である。
【図11】第一実施形態の脱着式杭基礎の組み立て手順
の一部を示す斜視説明図である。
【図12】(a)は同組み立て手順の一部を示す部分断
面正面図、(b)は、同組み立て手順の一部を示す部分
断面正面図である。
【図13】同組み立て手順の一部を示す部分断面正面図
である。
【符号の説明】
1・・・・脱着式杭基礎 3・・・・カーブミラー支柱 5・・・・カーブミラー 6・・・・ホローセット 7・・・・中空杭 8・・・・ボルト 9・・・・脱着式キャップ 10・・・ホローセット 11・・・脱着式スペーサ 13・・・砂

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端部が開放された中空杭と、 該中空杭に嵌挿され固定部材で着脱自在に固定されると
    ともに、支柱が嵌挿され該支柱を固定部材で着脱自在に
    固定する脱着式キャップと、 前記支柱の下部に設けられるスぺーサと、を備えたこと
    を特徴とする脱着式杭基礎。
  2. 【請求項2】前記中空杭内部に非固着物質からなる充填
    物を充填してなることを特徴とする請求項1に記載の脱
    着式杭基礎。
  3. 【請求項3】前記スペーサは、前記支柱が嵌挿されて、
    該支柱に固定部材で着脱自在に固定される脱着式スペー
    サでなることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記
    載の脱着式杭基礎。
  4. 【請求項4】前記脱着式キャップが、支柱取付孔が設け
    られた薄肉の支柱取付パイプと、中空杭取付孔が設けら
    れた厚肉でなる中空杭取付パイプとが接続されて構成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至3いすれかに記載の
    脱着式杭基礎。
  5. 【請求項5】前記脱着式キャップがパイプでなり、上部
    に支柱取付孔が設けられ、下部に中空杭取付孔が設けら
    れてなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の脱着式杭基礎。
  6. 【請求項6】中空杭を地中に打ち込む工程と、支柱に脱
    着式キャップ及び脱着式スペーサを嵌挿し、該脱着式ス
    ペーサを前記支柱の下端にスペーサ固定部材で固定し前
    記脱着式キャップを前記脱着式スペーサの上部にキャッ
    プ固定部材で仮固定する工程と、前記中空杭内部の下部
    に粒状物を充填する工程と、前記支柱を前記中空杭に嵌
    挿する工程と、前記中空杭内部の残余空間に非固着物質
    からなる充填物を充填する工程と、前記脱着式キャップ
    を前記中空杭の上端部に前記キャップ固定部材で固定す
    る工程と、からなることを特徴とする脱着式杭基礎構築
    工法。
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