JP2003328354A - 支柱及び支柱の基礎 - Google Patents
支柱及び支柱の基礎Info
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Abstract
穴を掘り、穴の底に小石を敷いて突き固め、その上に枠
を置いて中心に支柱を立て、これにコンクリートを流し
込んで固まってから、土を埋め戻して立てている。この
ように従来の方法は、手間が掛かかり、時間が掛かる作
業になっている。そこで本発明は、基礎を作って支柱を
立てる作業を、手間が掛からず、しかも短時間で出来る
ようにする。 【解決手段】 パイプ(2)の中に、平鋼を捻ったねじ
り平鋼(1)の先を挿入して溶接し、更にねじり平鋼と
パイプの接合部に、円錐形のカバー(3)を溶接して、
パイラル杭(4)を形成し、これを地面に捻じ込んで支
柱の基礎とする。これに支柱(6)を差し込んで立て
る。
Description
てる時の、支柱と支柱の基礎に関するものでる。
に示す如く、先ず地面に穴を掘り、穴の底に小石を敷い
て突き固め、その上に枠を置いてコンクリートを流し込
んで、支柱(6)をコンクリートの中に立てて基礎(1
1)を作っている。そして基礎が固まってから、土を埋
め戻している。
は、基礎を作るのに、穴を掘る、小石を敷く、枠を作
る、コンクリートを流し込む、固まってから枠を外す、
土を埋め戻す、という幾つもの手間が掛かかり、その上
コンクリートの固まるのを待ついう時間が掛かる作業に
なっている。そこで本発明は、基礎を作って支柱を立て
る作業を、手間が掛からず、しかも短時間で出来るよう
にする。
じり平鋼を使うことにした。このねじり平鋼は、長い平
鋼を同じピッチで真っ直ぐに捻った物であり、本出願人
が、先にねじり平鋼を捻る方法と機械を発明し、既に特
願平10−272512により特許出願済みで、今では
この機械により容易に製造出来る。
り平鋼(1)を、ねじり平鋼が丁度入るパイプ(2)の
中に、先だけ挿入して溶接する。次ぎにねじり平鋼とパ
イプの接合部に、円錐形のカバー(3)を取付けて溶接
する。このようにして製作したスパイラル杭(4)を、
支柱の基礎として使う事にした。
図2により説明すると、先ず地面の、支柱を立てる位置
にスパイラル杭を立てる。そこでパイプの穴(5)に棒
を差し込んで回すと、スパイラル杭は次第に地面の中に
捻じ込まれて行く。そこで支柱(6)をスパイラル杭の
パイプに差し込んで立てる。
くと、それからはカバーが地面を押し開いて、パイプが
地中に入って行く。このようにパイプがある程度地中に
埋まっているので、立てた時非常に丈夫なものになる。
柱を立てる場合は、支柱の向きを決めなければならな
い。この場合は図4に示す如く、角パイプ(7)の下に
板(8)を溶接し、板の下に、スパイラル杭のパイプの
中に丁度入るパイプA(2a)を溶接した支柱A(6
a)を製作する。そして図5に示すように、スパイラル
杭(4′)を地面に捻じ込んで立て、スパイラル杭のパ
イプ(2)に支柱Aを差し込んで立てる。
ない丸い支柱等の場合は、丸いパイプの支柱を、また立
てた時の向きが関係する角型の支柱等の場合は、角パイ
プを取り付けた支柱を、各々スパイラル杭に差し込めば
よい。このように本発明の支柱と支柱の基礎は、このよ
うな条件に対応出来るようになっている。
いた支柱の基礎は、軽量物用としては、立て看板、農業
用ハウス、フェンス等に、重量物用としては、街路灯、
広告塔、建物等の外、色々な物の基礎として利用範囲が
極めて広い。
工場で生産して、現場に持ち込む事が出来るので、大量
生産が可能になり、安く出来るという大きな特徴があ
る。その上スパイラル杭を捻じ込むだけで基礎が出来る
ので、従来のように、穴を掘る事も、コンクリートの枠
を作る事も、コンクリートを流し込む事も、枠を外して
埋め戻す事もないので、大幅な時間の短縮が図られる。
その上コンクリートの乾くのを待つ時間も要らないの
で、時間の無駄がない。また工事の際、自然の環境を破
壊する事もなく、撤去はねじり平鋼を捻り戻すだけなの
で、極めて簡単にすみ、資材は再利用が出来て、廃棄物
が出ない。
支柱を立てる場合を説明する。先ず、図1に示す如く、
平鋼を捻ったねじり平鋼(1)を、ねじり平鋼が丁度入
るパイプ(2)の中に、先だけ挿入して溶接する。更に
ねじり平鋼とパイプの接合部に、円錐形のカバー(3)
を取付けて溶接し、これをスパイラル杭(4)とする。
(4)を使った施工を説明すると、先ずスパイラル杭を
地面に立て、次ぎに棒をパイプの穴(5)に差し込んで
回すと、スパイラル杭は次第に地面の中に捻じ込まれて
行く。カバー(3)が地面に着いた後は、カバーが地面
を押し開いて、パイプがある程度地中に深く入るので、
丈夫に立てる事ができる。
捻じ込まれて行くし、大型のスパイラル杭の場合は、土
木機械を使って、打ち込み又は捻じ込む事が出来る。そ
こで最後に支柱(6)をパイプに差し込んで支柱を立
て、押しボルト(9)で固定する。
支柱を立てる場合を説明する。この場合は図3に示す如
きスパイラル杭(4′)を使用するが、内容は第一実施
例の図1(ロ)の場合と殆ど同じである。しかし支柱
は、図4に示す如く、角パイプ(7)の下に板(8)を
溶接し、板の下に更にパイプA(2a)を溶接した支柱
A(6a)を用意する。そしてこのパイプAは、スパイ
ラル杭のパイプ(2)の中に丁度入るようになってい
る。そこで図5に示す如く、スパイラル杭(4′)を地
面に捻じ込んで立て、スパイラル杭のパイプ(2)に、
パイプAを差し込んで、支柱Aを立てる。
分した位置に2段に穴を開けてナットを溶接している。
そこで押しボルト(9)で支柱の傾きを調整して真直ぐ
に立てることが出来るようにしている。又支柱のパイプ
Aは、1箇所パイプを絞り込んで溝(10)を作ってい
るので、この部分に押しボルトを押し込んで、支柱が抜
けないようにしてある。
の向きを揃えると同時に、高さを揃えねばならない。こ
の場合の支柱の高さは、スパイラル杭の高さによって決
まり、スパイラル杭の高さは、杭を捻じ込む度合いによ
って決まる。従って複数の杭の高さを揃えるには、レベ
ルに従って各杭を捻じ込んだり、捻じ戻したりして、簡
単に高さを揃える事が出来るという特徴がある。
は、従来より遙かに工事の時間が短縮され、経費がかか
らない。また自然を破壊する事もなく工事が進められ、
また撤去する場合は、簡単に元の状態に復元出来て、し
かも資材は再利用出来て、産業廃棄物を出さない効果が
ある。
面図、(ロ)は正面図。
た正面図。
面図、(ロ)は正面図。
図、(ロ)は正面図。
立てた正面図。
イプA 3 カバー 4、4′ スパイラル杭 5 穴 6 支柱 6a支
柱A 7 角パイプ 8 板 9 押
しボルト 10 溝 11 基礎
Claims (2)
- 【請求項1】 平鋼を捻ったねじり平鋼を、ねじり平鋼
が丁度入るパイプの中に、先だけ挿入して溶接し、更に
ねじり平鋼とパイプの接合部に、円錐形のカバーを取付
けてこれをスパイラル杭とし、スパイラル杭を支柱の基
礎として地面に捻じ込んで立て、次ぎにスパイラル杭の
パイプに、支柱を挿入して取付けた事を特徴とする、支
柱及び支柱の基礎。 - 【請求項2】 平鋼を捻ったねじり平鋼を、ねじり平鋼
が丁度入るパイプの中に、先だけ挿入して溶接し、更に
ねじり平鋼とパイプの接合部に、円錐形のカバーを取付
けてこれをスパイラル杭とし、スパイラル杭を支柱の基
礎として地面に捻じ込んで立て、次ぎにパイプの中に丁
度入るパイプAの端に板を取付け、この板に更に角パイ
プを取付けて支柱Aとし、スパイラル杭のパイプに、こ
の支柱Aを挿入して取付けた事を特徴とする、請求項1
記載の支柱及び支柱の基礎。
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JP2002172089A JP4017922B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 支柱及び支柱の基礎 |
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