JP2892317B2 - 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法 - Google Patents

脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法

Info

Publication number
JP2892317B2
JP2892317B2 JP8287451A JP28745196A JP2892317B2 JP 2892317 B2 JP2892317 B2 JP 2892317B2 JP 8287451 A JP8287451 A JP 8287451A JP 28745196 A JP28745196 A JP 28745196A JP 2892317 B2 JP2892317 B2 JP 2892317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detachable
pile
hollow
hollow pile
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8287451A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10114919A (ja
Inventor
富夫 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Giken KK
Original Assignee
Daito Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Giken KK filed Critical Daito Giken KK
Priority to JP8287451A priority Critical patent/JP2892317B2/ja
Publication of JPH10114919A publication Critical patent/JPH10114919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2892317B2 publication Critical patent/JP2892317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路沿いに立設さ
れるカーブミラー等の支柱を固定するための杭基礎に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、地上にカーブミラーや看板等を起
立して設置させるために、地中に杭基礎を打ち込み、そ
の杭基礎にカーブミラー等の支柱を差し込んでセメント
やモルタルで一体化して固定しているものがある。これ
によれば、土の掘削をしないので、工期の短縮化を図る
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カーブミラ
ー等又は支柱に破損があった場合、それを交換する場合
には、杭基礎までをも引き抜かなければならず、それら
全体を廃棄処分としなければならず必然的に杭基礎の再
利用が不可能となる。また、杭基礎を引き抜く際に、周
囲のアスファルト等が破壊され、後の補修工事が面倒で
ある。そして、杭や支柱にモルタルやセメントが付着し
ているので、廃棄処分の際、鉄屑としては再利用でき
ず、廃棄処分のコストが高く付く欠点がある。
【0004】そこで、本発明は、カーブミラー等を取り
付けた支柱の据付工期の短縮化、支柱交換の簡便化、杭
基礎の再利用、廃棄処分コストの低減を課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記諸課題に鑑み、本発
明者は、鋭意検討の結果、杭基礎を脱着式の構造とし固
定部材で取り付けて脱着させることに着目したものであ
り、請求項1に記載の発明は、上端部が開放され下端部
が閉じているパイプ状の中空杭と、前記中空杭の径より
も小径に設定されたパイプでなり、該パイプの下部が前
中空杭の内部に嵌挿され、前記中空杭の内周に第1の
固定部材で脱着自在に固定されるとともに、支柱が前記
パイプの内部に嵌挿され、前記支柱の外周に第2の固定
部材で脱着自在に固定してなる脱着式キャップと、前記
支柱の外周に第3の固定部材で脱着自在に固定され、前
記中空杭の内部に設けられた脱着式スぺーサと、を備え
たことを特徴とする脱着式杭基礎である。本発明は、中
空杭の内部を有効利用したものであり、杭の持つ優れた
特性をいかんなく発揮することができる。また、支柱が
脱着可能であるので、カーブミラー等の支柱交換の簡便
化、杭基礎の再利用、廃棄処分コストの低減の課題が達
成できる。ここで「脱着式杭基礎」は鉄鋼製が好適では
あるが、それに限定されるものではない。「第1の固定
部材」ないし「第3の固定部材」は、ボルト、ナット、
ねじ、ビス、ねじ孔等が好適ではあるが、これらに限定
されるものではなく、他にロック機構、係脱式等のもの
等が適用可能である。「中空杭」「支柱」は、丸パイプ
等、断面が丸型が好適ではあるが、角形、多角形型、楕
円型等の種々のものにも適用が可能である。なお、「支
柱」には、道路用の種々の部材、例えば、カーブミラ
ー、看板等を備えたものが挙げられる。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記中空杭内部
に非固着物質からなる充填物を充填してなることを特徴
とする請求項1に記載の脱着式杭基礎である。「非固着
物質」は、セメント、アスファルト、モルタル、接着剤
等、他の部材に固着する性質を有する物質を除いたもの
である。これ支柱の安定性を高めるためのものであ
る。この充填物は、粒状物、粉状物等が好適であるが、
これに限定されるものではない。粒状物としては、砂、
土、土砂、鉄粒、鉄片又は小石片等が好適であり、取り
扱いの容易性、コスト面から砂が特に好適である。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記中空杭の外
周面に縦方向に放射状に複数のフィンが接続されたこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の脱着式杭基礎であ
る。これにより、中空杭の抜けやずれ等を防止しその姿
勢を安定させることができる。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記脱着式キャ
ップが、支柱取付孔が設けられた薄肉の支柱取付パイプ
と、中空杭取付孔が設けられた厚肉でなる中空杭取付パ
イプとが一体に構成されたことを特徴とする請求項1
いし3いれかに記載の脱着式杭基礎である。これは支
柱が小径である場合に有効である。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記脱着式キャ
ップが、円筒状のパイプでなり、上部に支柱取付孔が設
けられ、下部に中空杭取付孔が設けられてなることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の脱着式杭
基礎である。これは支柱が大径である場合に有効であ
る。
【0010】請求項6に記載の発明は、中空杭を地中に
打ち込む工程と、支柱に脱着式キャップ及び脱着式スペ
ーサを嵌挿し、該脱着式スペーサを前記支柱の下端にス
ペーサ固定部材で固定し前記脱着式キャップを前記脱着
式スペーサの上部にキャップ固定部材で仮固定する工程
と、前記中空杭内部の下部に粒状物を充填する工程と、
前記支柱を前記中空杭に嵌挿する工程と、前記中空杭内
部の残余空間に非固着物質からなる充填物を充填する工
程と、前記脱着式キャップを前記中空杭の上端部に前記
キャップ固定部材で固定する工程と、からなることを特
徴とする脱着式杭基礎構築工法である。これにより請求
項1と同様な課題が達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を一層明確にするため
に好適な実施形態を図面とともに説明する。第一実施形
態の脱着式杭基礎1は、図1に示す通り、ほぼ地中2に
設けられる鉄鋼製のものであり、その上端はグランドレ
ベル(以下、G.L.と略す)から多少突出しているも
のである。そして、この脱着式杭基礎1は、丸パイプか
ら成るカーブミラー支柱3を脱着式に地中2から起立状
態で設置させるものである。そのカーブミラー支柱3の
上部には、カーブミラー5がボルト等の固定部材で脱着
式に適宜位置で固定されている。カーブミラー5は通
常、道路の交差点に設置され、その鏡面で安全を確認す
ることができるものである。図2及び図3(a)(b)
に示す通り、脱着式杭基礎1は以下の4つの構成要素か
らなるものである。すなわち、地中に打ち込まれる中
空杭7と、カーブミラー支柱3を嵌挿してこれにホロ
ーセット6で脱着自在に固定されるとともに、中空杭7
にボルト8で脱着自在に固定される脱着式キャップ9
と、カーブミラー支柱3を嵌挿してこれにホローセッ
ト10で脱着自在に固定される脱着式スペーサ11と、
中空杭7内部に充填されてなる砂13と、を備えたこ
とを特徴とするものである。中空杭7はほとんど地中2
に打ち込まれているが、脱着スペースを残すため、多少
地表からその上端部が突出している。また、脱着式キャ
ップ9の下側部分の外径は中空杭7の内径に近い大きさ
とされ、中空杭7に埋め込まれ、一方、上側部分は半分
位の厚さとなっており、中空杭7より上に位置してい
る。また、脱着式キャップ9の内径はカーブミラー支柱
3の外径よりは大きいが、それに近い大きさにされてい
る。脱着式スペーサ11は、中空杭7内部の中央部付近
に位置し、その外径は中空杭7の内径に近い大きさとさ
れ、その内径はカーブミラー支柱3の外径よりは大きい
が、それに近い大きさにされている。砂13は中空杭7
内部にまんべんなく充填されているが、カーブミラー支
柱3には適宜深さで充填されている。なお、図1ではカ
ーブミラー5は1つ取り付けられているが、複数個の取
り付けも可能であり、例えば、2個のカーブミラー5を
それらの鏡面が直交方向となるように取り付けることも
できる。
【0012】図2及び図3(a)(b)に示す通り、脱
着式キャップ9は、薄肉のカーブミラー支柱支柱取付丸
パイプ93bと、厚肉でなる中空杭取付丸パイプ93a
とが接続され連続した構成とされ、内側は均一な中空円
筒となっているが、外側には中央部近辺において段部が
構成されている。これは、カーブミラー支柱3が比較的
小径の場合に適用されるものであり、軽量化、コンパク
ト化を企図している。
【0013】図4(a)(b)に示す中空杭7は薄肉丸
パイプ状の杭本体71を備えている。杭本体71は地中
2への打ち込みを円滑とするためその先端が尖ってお
り、その内部には、中空部円筒形で下端が円錐形となる
中空部73が設けられている。中空杭7の上端部には、
ボルト8(図3(a)参照)をねじ込むための4個のボ
ルト取付ねじ孔75が放射状に配設されている。また、
杭本体71の外周の上部付近には、中空杭7の抜けやず
れ等を防止しその姿勢を安定化するための長方形板状の
4枚のフィン77が縦方向に放射状に接続され、半径方
向に延びだしている。
【0014】図5(a)(b)に示す脱着式キャップ9
は、前述したように薄肉でなるカーブミラー支柱取付丸
パイプ93bと、厚肉でなる中空杭取付丸パイプ93a
とが上下に接続されてなるものである。カーブミラー支
柱取付丸パイプ93bには、ホローセット6を螺合させ
るためのホローセット取付ねじ孔95が放射状に4個ず
つ二段に設けられていて確実な固定が確保され、また、
中空杭取付丸パイプ93aには、ボルト8を螺合させる
ための4個のボルト取付ねじ孔97が放射状に設けられ
ている。中空部の中央部付近には若干段部が設けられて
いる。脱着式キャップ9のカーブミラー支柱3への取付
位置の調整は、それを縦方向にスライドすることで簡単
に行われる。
【0015】図6(a)(b)に示す脱着式スペーサ1
1は、カーブミラー支柱3を嵌挿するための支柱嵌挿丸
パイプ111と、カーブミラー支柱3の姿勢を安定化さ
せるための長方形板状の4枚のフィン113が支柱嵌挿
丸パイプ111の外周面に縦方向に放射状に接続され、
半径方向に延びだしている。隣接するフィン113の中
間部には、それぞれ4個のボルト取付ねじ孔115が支
柱嵌挿丸パイプ111に設けられ、そこにホローセット
10が螺合できるようになっている。脱着式スペーサ1
1のカーブミラー支柱3への取付位置の調整は、それを
縦方向にスライドすることで簡単に行われる。
【0016】次に図7ないし図10は第二実施形態を示
すものであり、カーブミラー支柱3が比較的大径の場合
に適用される一例であり、基本的構成要素は共通してい
るものである。従って、対応する構成要素は、図1ない
し図6に示す各構成要素の番号に「’」を付して、共通
する説明は割愛することとする。
【0017】図7及び図8(a)(b)に示す通り、脱
着式キャップ9’は、薄肉の丸パイプ状とされ、均一な
肉圧とされており、また、脱着式キャップ11’は、内
径が大きくされ、フィン113’の長さが相対的に小さ
くされている。第二実施形態の脱着式杭基礎1’は、カ
ーブミラー支柱3より大径であるカーブミラー支柱3’
に適用させることを目的としたものであり、このような
径の違いに対応して、各部の構造が設計変更されている
のである。
【0018】図9(a)(b)に示す脱着式キャップ
9’は、図5(a)(b)に示す脱着式キャップ9の変
形例であり、ここで、主に異なる点は、前記の脱着式キ
ャップ9丸パイプをニ段に接続したものであるが、一
方、脱着式キャップ9’は単なる丸パイプ状に形成され
ていることである。従って、対応する構成要素は、図5
(a)(b)に示す各構成要素の番号に「’」を付して
その説明は割愛することとする。
【0019】図10(a)(b)に示す脱着式スぺーサ
11’は、図6(a)(b)に示す脱着式スぺーサ1
変形例であり、ここで、主に異なる点は、前記の脱着
式スぺーサ11と比較して、脱着式スペーサ11’の支
柱嵌挿丸パイプ111’の内径が相対的に大きくされ、
フィン113’の長さが短くなっていることである。従
って、対応する構成要素は、図6(a)(b)に示す各
構成要素の番号に「’」を付してその説明は割愛するこ
ととする。
【0020】次に第一実施形態の脱着式杭基礎1の構築
工法を図11ないし図13に基づいて説明する。 図11に示す通り、中空杭7をくい打ち機等を利用
して地中2に打ち込む。中空杭7の上端部は若干の高さ
グランドレベル(G.L.)から突出させる。 図11に示す通り、カーブミラー支柱3に脱着式キ
ャップ9及び脱着式スペーサ11を嵌挿し固定具で固定
する。即ち、図2に示す通り、脱着式キャップ9のホロ
ーセット取付ねじ孔95(図5参照)にホローセット6
をねじ込んでカーブミラー支柱3に脱着式キャップ9を
カーブミラー支柱3の下側に固定するとともに、ボルト
取付ねじ孔97にボルト8をねじ込む。次に脱着式スペ
ーサ11のボルト取付ねじ孔115にホローセット10
をねじ込むことにより、カーブミラー支柱3の下端部
で、かつ、脱着式キャップ9の取付位置より下方に脱着
式スペーサ11を固定する。 図12(a)に示す通り、記号H1位の高さまで、
中空杭7の中空部73の下端に砂13を適宜充填する。 図12(a)に示す通り、カーブミラー支柱3を砂
13に当たるまで中空杭7に起立させた状態で嵌挿す
る。 図12(b)に示す通り、中空杭7の中空部73内
部の残余空間に記号H2位の高さまで、砂13を充填す
る。 図12(b)に示す状態から、脱着式キャップ9の
ホローセット取付ねじ孔95からホローセット6を緩め
てカーブミラー支柱3から脱着式キャップ9を解放し、
それをスライドさせて、図13に示す通りの位置まで下
げる。そして、脱着式キャップ9を中空杭7の上端部に
固定する。即ち、ボルト8及びホローセット6を締め
て、カーブミラー支柱3及び中空杭7に脱着式キャップ
9を固定する。 カーブミラー支柱3の上部にカーブ
ミラー5を固定部材で取り付ける。
【0021】カーブミラー5又はカーブミラー支柱3に
破損を生じた場合を説明する。 ボルト8を緩めて取
り外す。 カーブミラー支柱3を脱着式キャップ9と
脱着式スペーサ11が固定された状態 のまま引き抜
く。中空杭7だけが地中2に残される。 ホローセッ
ト6及び10を緩めて、新品のカーブミラー支柱と差
し替える。 後は、前の段落で述べた〜に準拠し
て、脱着式杭基礎1を地中2に埋設することにより、カ
ーブミラー支柱3を起立させて設置する。なお、この場
合においては、砂13が既に中空杭7の内部の全体に充
填されているので、カーブミラー支柱3を砂13に押し
込む工程が必要であり、この点が異なっていることに留
意する。なお、脱着式杭基礎1を完全に撤去するときに
は、前の段落で述べた〜に準拠すれば良いが、脱着
式杭基礎1に固定されたカーブミラー支柱3及びカーブ
ミラー5の全体構造を一気に引き抜いても良い。なお、
脱着式杭基礎1の脱着式キャップ9での角度調整が3度
以内で可能となっており、便利である。
【0022】以上により、次のような優れた効果を奏す
る。即ち、ホローセット6,ボルト8,ホローセット1
0の取付及び取外しにより、カーブミラー5又はカーブ
ミラー支柱3の組立及び交換がきわめて簡便化されて、
工期が短縮化される。また、カーブミラー5又はカーブ
ミラー支柱3を交換する場合でも、それらを脱着式杭基
礎1から分離すれば良いだけであるから、工事が簡単で
かつ脱着式基礎1の再利用可能となるのである。ま
た、従来のように交換や撤去の場合、支柱に結合してい
る杭基礎全体の引き抜きが不要となり、工事に難渋する
ことがなく、事後の補修工事も不要となるのである。ま
た、コンクリートやモルタルを使用せず砂13を使用し
ているので、中空杭7にコンクリートやモルタルが付着
せず、中空杭7、脱着式キャップ9、脱着式スペーサ1
1が鉄屑として廃棄できるので、処分コストが大幅に低
減される。さらに、脱着式杭基礎1を廃棄する場合で
も、中空杭7のみを道路にそのまま存置せしめておくこ
ともできるし、邪魔になれば地中に打ち込んで置けば良
い。
【0023】以上の通り本実施の形態を説明したが、本
発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々に実施
することが可能であることはいうまでもない。例えば、
粒状物として、砂13を挙げたが、小石片等種々の材質
でも代用可能であるし、さらに、充填物なしでも適用可
能である。また、脱着式スペーサ11は脱着式とした
が、カーブミラー支柱3の下端にそれを溶接で固着した
ものでも良い。さらに、カーブミラー支柱3と脱着式キ
ャップ9との脱着構造をねじ嵌めで脱着できるように変
更することも可能である。即ち、カーブミラー支柱3の
内周面と脱着式キャップ9外周面とにそれぞれピッチ
の適合したねじを設けることも可能である。これと同様
に、脱着式キャップ9と中空杭体7とをねじ嵌めで脱着
できるように変更することも可能である。即ち、脱着式
キャップ9の外周面と中空杭体7の内周面にそれぞれピ
ッチの適合したねじを設けることも可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1〜6に記載の発明によれば、カ
ーブミラー等を取り付けた支柱の据付工期の短縮化、支
柱交換の簡便化、杭基礎の再利用、廃棄処分コストの低
減ができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の脱着式杭基礎にカーブミラーが
固定されたものについての全体正面図である。
【図2】同脱着式杭基礎の取付詳細を示す部分断面正面
図である。
【図3】(a)は図2のA−A断面図、(b)は同B−
B断面図である。
【図4】(a)は同脱着式杭基礎の中空杭の平面図、
(b)は同正面図である。
【図5】(a)は同脱着式杭基礎の脱着式キャップの正
面図、(b)は同C−C断面図である。
【図6】(a)は同脱着式杭基礎の脱着式スペーサの正
面図、(b)は同平面図である。
【図7】第二実施形態の脱着式杭基礎の取付詳細を示す
部分断面正面図である。
【図8】(a)は図7のD−D断面図、(b)は同E−
E断面図である。
【図9】a)は同脱着式杭基礎の脱着式キャップの正
面図、(b)は同平面図である。
【図10】(a)は同脱着式杭基礎の脱着式スペーサの
正面図、(b)は同平面図である。
【図11】第一実施形態の脱着式杭基礎の組み立て手順
の一部を示す斜視説明図である。
【図12】(a)は同組み立て手順の一部を示す部分断
面正面図、(b)は、同組み立て手順の一部を示す部分
断面正面図である。
【図13】同組み立て手順の一部を示す部分断面正面図
である。
【符号の説明】
1・・・・脱着式杭基礎 3・・・・カーブミラー支柱 5・・・・カーブミラー 6・・・・ホローセット 7・・・・中空杭 8・・・・ボルト 9・・・・脱着式キャップ 10・・・ホローセット 11・・・脱着式スペーサ 13・・・砂

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端部が開放され下端部が閉じているパイ
    プ状の中空杭と、前記中空杭の径よりも小径に設定されたパイプでなり、
    該パイプの下部が前記 中空杭の内部に嵌挿され、前記中
    空杭の内周に第1の固定部材で脱着自在に固定されると
    ともに、支柱が前記パイプの内部に嵌挿され、前記支柱
    の外周に第2の固定部材で脱着自在に固定してなる脱着
    式キャップと、前記支柱の外周に第3の固定部材で脱着自在に固定さ
    れ、前記中空杭の内部に設けられた脱着式 スぺーサと、
    を備えたことを特徴とする脱着式杭基礎。
  2. 【請求項2】前記中空杭内部に非固着物質からなる充填
    物を充填してなることを特徴とする請求項1に記載の脱
    着式杭基礎。
  3. 【請求項3】前記中空杭の外周面に縦方向に放射状に複
    数のフィンが接続されたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の脱着式杭基礎。
  4. 【請求項4】前記脱着式キャップが、支柱取付孔が設け
    られた薄肉の支柱取付パイプと、中空杭取付孔が設けら
    れた厚肉でなる中空杭取付パイプとが一体に構成された
    ことを特徴とする請求項1ないし3いれかに記載の脱
    着式杭基礎。
  5. 【請求項5】前記脱着式キャップが、円筒状のパイプで
    なり、上部に支柱取付孔が設けられ、下部に中空杭取付
    孔が設けられてなることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の脱着式杭基礎。
  6. 【請求項6】中空杭を地中に打ち込む工程と、支柱に脱
    着式キャップ及び脱着式スペーサを嵌挿し、該脱着式ス
    ペーサを前記支柱の下端にスペーサ固定部材で固定し前
    記脱着式キャップを前記脱着式スペーサの上部にキャッ
    プ固定部材で仮固定する工程と、前記中空杭内部の下部
    に粒状物を充填する工程と、前記支柱を前記中空杭に嵌
    挿する工程と、前記中空杭内部の残余空間に非固着物質
    からなる充填物を充填する工程と、前記脱着式キャップ
    を前記中空杭の上端部に前記キャップ固定部材で固定す
    る工程と、からなることを特徴とする脱着式杭基礎構築
    工法。
JP8287451A 1996-10-09 1996-10-09 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法 Expired - Lifetime JP2892317B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8287451A JP2892317B2 (ja) 1996-10-09 1996-10-09 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8287451A JP2892317B2 (ja) 1996-10-09 1996-10-09 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10114919A JPH10114919A (ja) 1998-05-06
JP2892317B2 true JP2892317B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=17717508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8287451A Expired - Lifetime JP2892317B2 (ja) 1996-10-09 1996-10-09 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2892317B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030051134A (ko) * 2002-04-09 2003-06-25 전영권 전도억제용 가드레일 지주
JP5930219B2 (ja) * 2013-12-12 2016-06-08 有限会社神奈川技研 切断標識保持具
KR101505514B1 (ko) * 2014-02-12 2015-03-24 에프알앤디건설(주) 가드 레일 및 이 가드 레일의 시공 방법
JP6892067B2 (ja) * 2016-09-20 2021-06-18 サンダイ技建株式会社 標識等の修繕方法及び接続治具
JP7014520B2 (ja) * 2017-03-16 2022-02-01 積水樹脂株式会社 柱状体
CN112523605B (zh) * 2020-11-26 2022-01-11 上海民航新时代机场设计研究院有限公司 一种方便安装拆卸的节能环保型电力围栏固定桩辅助装置
JP7116516B1 (ja) * 2022-02-08 2022-08-10 株式会社スペース二十四インフォメーション 支柱固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10114919A (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7779589B2 (en) Post anchor/adapter system
US8109057B2 (en) Tower foundation system
KR101784392B1 (ko) 지주의 파일기초 구조물을 이용한 지주의 시공방법
JP2892317B2 (ja) 脱着式杭基礎及び脱着式杭基礎構築工法
US20070120035A1 (en) In-ground anchor structure for interchangeable posts and signs
JP3593070B2 (ja) 基礎杭
JP2010043421A (ja) 防雪柵基礎骨格用部材、ならびにそれによる防雪柵基礎およびその施工方法
JP2024015523A (ja) 支柱固定方法
US6202371B1 (en) Reinforced pole with apparatus and method for anchoring
JP2011163009A (ja) 基礎鋼管沈下防止構造
JP4017922B2 (ja) 支柱及び支柱の基礎
JPH06173226A (ja) 標識用支柱とその取付方法
JP5661519B2 (ja) 現場での溶接を必要としない標識類の立設構造および立設方法
JP5308738B2 (ja) 中空柱用補強具および該中空柱用補強具を用いた中空柱の補強方法
JP3210102U (ja) 支柱の風圧横回転及び沈下防止構造
JP2009041285A (ja) カーポート屋根支持柱固定装置
JP2012255917A (ja) 看板掲示用サインポール
CN217733815U (zh) 一种市政道路交通标志牌杆
CN1090003A (zh) 地锚
JP3085926B2 (ja) 接続ポール
JP2572354B2 (ja) 重合管体による強化柱体基礎及びその構築方法
JP2006022495A (ja) 支柱の支持構造
JPH07166562A (ja) 集合管体による強化柱体基礎及びその構築方法
JP3256884B2 (ja) 杭の設置方法及び杭の支持装置
JP6876495B2 (ja) 道路標識柱

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100226

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100226

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term