JP2000218925A - 高光沢のインクジェット記録シート及びその製造方法 - Google Patents

高光沢のインクジェット記録シート及びその製造方法

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JP2000218925A JP11022392A JP2239299A JP2000218925A JP 2000218925 A JP2000218925 A JP 2000218925A JP 11022392 A JP11022392 A JP 11022392A JP 2239299 A JP2239299 A JP 2239299A JP 2000218925 A JP2000218925 A JP 2000218925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリアテープ紙に導電性を付与することによ
り、キャリアテープに装填したチップ状電子部品に対す
る静電気障害の発生を防止し、キャリアテープに求めら
れている各種特性を備えたチップ状電子部品のキャリア
テープ紙を提供することにある。 【解決手段】本発明に係る電子デバイス用キャリアテー
プ紙は、木材パルプを主体とした、米坪200〜110
0g/mの多層抄き原紙の全層または中層に導電性物
質を内添し、原紙両面に表面サイズを施し、20℃、4
0%RHでの環境条件下での紙の表面電気抵抗値及び体
積電気抵抗値が1×10Ω以下であるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを用いて記
録するインクジェット記録シートに関するものである。
さらに詳しくは、高光沢性や印字画像の鮮明性、インク
吸収性、耐水性に優れる高光沢のインクジェット記録シ
ート及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、騒音が少な
く、現像や定着等のプロセスを必要とせず、且つ容易に
フルカラー記録が行える各種プリンターに利用され、近
年急速に普及してきている。特に、コンピューターによ
り発色画像が形成されることと、記録装置を比較的小型
にすることができること、その装置の保守が容易であ
り、なおかつ駆動音及び記録音の発生が非常に低いとい
う利点により、近年ファクシミリや各種プリンターの記
録方式として利用されている。
【0003】更に最近では、インクジェット記録方式の
高速化・高精細化などの要求による、インクジェット記
録装置の性能向上や用途拡大に伴い、インクジェット記
録シートに対してもより高度な特性が求められている。
【0004】まず、インクジェット記録シートとして
は、画像の印字濃度が高く色調が明るく鮮明であるこ
と、インクの吸収が早く印字画像の重なった場合におい
てもインクが流れ出したり滲んだりしないこと、印字ド
ットの縦方向や横方向への拡散が必要以上に大きくなく
且つ周辺が滑らかであることなど、画像鮮明性に優れて
いることが要求される。
【0005】また、保存性に関して、高湿度条件下など
や、印字画像部が水に浸された場合にもインクが流れ出
さないように、印字画像の耐水性に優れていることが要
求される。
【0006】しかしながら、インクジェットプリンター
の急速な普及に伴い、各種印刷や出版物用途の目的に、
高光沢のある印画紙並の記録画像が求められている。即
ち、印字画像の鮮明性やインク吸収性、耐水性だけでな
く、高光沢性も有することが必要である。
【0007】インク吸収性を向上させる観点から、上記
のようなインク受理層は多孔性を満たす為に、顔料自体
を大きくしたり、二次粒子径を大きくしたりする必要が
ある。しかし、顔料の粒子径が大きくなると、インク受
容層上の平滑性が得られないばかりでなく、光の透過が
損なわれ、インク受容層が不透明になり、高光沢性を有
する印画紙並の記録画像は得られなかった。
【0008】また、高光沢を付与するために、樹脂を塗
布しインク受容層に用いたインクジェット記録シートが
多く提供されている。このような樹脂の膨潤作用を利用
して、インクを吸収するものでは、高光沢は得られるも
のの、インクの乾燥速度が遅く、耐水性が良くないのが
現状である。
【0009】特に、樹脂を塗布しインク受容層に用いた
インクジェット記録シートでは、インクの乾燥速度が遅
いために、多種多量のインクが印字された場合、最初の
インクが吸収されない間に次のインクが印字されると、
インクの混色に不都合が生じる。例えば、二次色のRG
Bにおいて、一次色のCMY各インクが均一に混色され
ず、各インクのドットが互いに結合してインクの寄りが
生じ、印字画像の鮮明性を低下をさせているという問題
がある。
【0010】樹脂を塗布しインク受容層に用いたインク
ジェット記録シートは、多くの場合、インクの水溶媒を
膨潤吸収するために樹脂が水溶性樹脂であり、その耐水
性が得られにくいのが現状であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところはインク吸
収性が良好で、印字画像の鮮明性や耐水性に優れ、高光
沢性のインクジェット記録シートを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高光沢のイ
ンクジェット記録シートは、支持体にインク受容層を設
けたインクジェット記録シートであって、該インク受容
層は少なくとも一層以上から構成され、該インク受容層
上にアルミナドープシリカを含有する光沢発現層を設け
たものである。本発明に係る高光沢のインクジェット記
録シートは、アルミナドープシリカを含有する光沢発現
層がインク受容層であると同時に、光沢発現層としてな
るものである。
【0013】インク受容層の形成は、後記するインク受
容層を形成する成分を適当な溶媒中に分散させて調液し
た塗工液を、例えばエアナイフコーティング法、コンマ
コーティング法、グラビアコーティング法、ダイコーテ
ィング法、ブレードコーティング法、ロールコーティン
グ法、ロッドバーコーティング法などの塗工方法によっ
て、支持体上に塗工して行うことができる。
【0014】インク受容層の絶乾塗工量としては、5〜
50g/mが好ましく、特に好ましくは10〜40g
/mである。
【0015】このインク受容層は、顔料と結着剤を主成
分として使用できる。顔料としては、例えばシリカ、ク
レー、マイカ、膨潤性雲母、タルク、カオリン、ケイソ
ウ土、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、珪酸アルミニウ
ム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、
サチンホワイトなどの無機顔料が挙げられる。また、結
着剤としては、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹
脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、ポリビ
ニルアルコール樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラノール樹脂、酢酸ビニル樹脂、エ
チレン酢酸ビニル樹脂、その他のビニル系樹脂、アミド
系樹脂、酸化澱粉、カゼイン、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリビニルピロリドン、シリコーン系樹脂、ロジン
変性マイレン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アル
キド樹脂、クマロン−インデン樹脂などの樹脂及びエマ
ルジョンが挙げられる。
【0016】インク受容層の主成分である上記顔料と上
記結着剤の種類の選択はインク吸収性及びインク乾燥
性、記録画像の鮮明性などを考慮して適宜決定される。
本発明の好ましい形態によると、顔料としてシリカを用
い、結着剤としてポリビニルアルコール樹脂及びアクリ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂を用
いた組み合わせが好ましい。この配合比率は、100:
100〜100:5が好ましく、さらに好ましくは10
0:50〜100:10である。さらに好ましい形態に
よると、シリカの平均粒子径は、1〜25μm程度が好
ましく、特に3〜15μmがより実用的である。
【0017】インクジェット記録シートの特性を高める
ために、他の成分を添加してもよい。例えば、インク受
容層の耐水性向上及びインクの定着を付与するために、
メラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド
樹脂、アクリルアミド系樹脂、グリオキザール、炭酸ジ
ルコニウムアンモニウム、第4級アンモニウム化合物な
どの染料定着剤を添加してもよい。また、インクジェッ
ト記録シートの生産性及び保存安定性などを考慮して、
分散剤、蛍光染料、pH調整剤、消泡剤、界面活性剤、
湿潤剤、保水剤、防腐剤などを添加してもよい。
【0018】特に、インクの耐水性及びインクの定着を
向上させる観点から、インク受容層に第4級アンモニウ
ム化合物などのカチオン性高分子染料定着剤を含むこと
が好ましい。
【0019】次に、本発明の重要な構成要素である光沢
発現層として、上記インク受容層上にさらに、アルミナ
ドープシリカを含有する光沢発現層を設けることとした
ものである。
【0020】本発明によるアルミナドープシリカを含有
する光沢発現層は、アルミナドープシリカを主成分とし
て使用できる。アルミナドープシリカは微粒子であるた
め、それ自体で無機バインダーのように、ある程度の結
着剤として作用する。但し、インク吸収性及びインク乾
燥性、記録画像の鮮明性を低下させない限りにおいて、
結着剤を使用できる。結着剤としては、例えばアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、水溶性ポリ
ビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラノール樹脂、
酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、その他のビ
ニル系樹脂、アミド系樹脂、酸化澱粉、カゼイン、ポリ
エチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、シリコー
ン系樹脂、ロジン変性マイレン酸樹脂、ロジン変性フェ
ノール樹脂、アルキド樹脂、クマロン−インデン樹脂な
どの樹脂及びエマルジョンが挙げられる。
【0021】また、本発明の好ましい構成によると、光
沢発現層としてのアルミナドープシリカを含有する層
は、インクジェット記録シートとしての特性を改善する
ために種々の添加剤を更に含むことができる。インクジ
ェット記録シートの特性を高めるために、他の成分が添
加されてよい。例えば、インク受容層の耐水性向上及び
インクの定着を付与するために、メラミンホルムアルデ
ヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、アクリルアミド
系樹脂、グリオキザール、炭酸ジルコニウムアンモニウ
ム、第4級アンモニウム化合物などの染料定着剤を添加
してもよい。また、インクジェット記録シートの生産性
及び保存安定性などを考慮して、分散剤、蛍光染料、p
H調整剤、消泡剤、界面活性剤、湿潤剤、保水剤、防腐
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、退色防止剤、帯電防止
剤などを添加してもよい。
【0022】特に、インクの耐水性及びインクの定着を
向上させる観点から、第4級アンモニウム化合物などの
カチオン性高分子染料定着剤を含むことが好ましい。
【0023】アルミナドープシリカを含有する光沢発現
層の厚さは特に限定されないが、3μm〜50μm程度
が好ましく、さらに好ましくは5μm〜40μm程度で
ある。
【0024】本発明のアルミナドープシリカを含有する
光沢発現層の形成は、上記したアルミナドープシリカを
含有する層を形成する成分を適当な溶媒中に分散させて
調液した塗工液を、例えばエアナイフコーティング法、
コンマコーティング法、グラビアコーティング法、ダイ
コーティング法、ブレードコーティング法、ロールコー
ティング法、ロッドバーコーティング法などの塗工方法
によって、支持体上に塗工して行うことができる。
【0025】支持体上に塗工して得られたインクジェッ
ト記録シートをキャレンダー処理すると、高光沢のイン
クジェット記録シートが得られる。キャレンダー処理に
ついて、ニップ圧を高くしたり、複数回処理したりする
ことによって、より高光沢性を向上できる。例えば、ス
ーパーキャレンダー、ソフトキャレンダー、マシンキャ
レンダー、ロールキャレンダー、グロスキャレンダー等
のキャレンダー装置を用いることができる。
【0026】高光沢性を向上させるために、本発明のア
ルミナドープシリカを含有する光沢発現層の形成は、キ
ャスト処理(光沢発現層を膨潤状態で、加熱された鏡面
ロールに圧着して鏡面仕上げにする加工方法)によって
得てもよい。本発明のキャスト処理は、直接法、ゲル化
法、リウェット法等が挙げられる。
【0027】また、高光沢性を向上させるために、本発
明のアルミナドープシリカを含有する光沢発現層の形成
は、光沢発現層を膨潤状態で、平滑なフィルムを密着さ
せ剥離除去して鏡面仕上げする製造方法によって得ても
よい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて、本発明を
具体的に説明する。無論、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。また、実施例中の部及び%は特
に断らない限り、それぞれの重量部及び重量%を示す。
【0029】実施例1 〔インク受容層の製造〕シリカ(ミズカシルP−78
A:水澤化学工業社製)100部、ポリビニルアルコー
ル(PVA−235:クラレ社製)10部、エチレン酢
酸ビニル樹脂(ポリゾールEVA AD−6:昭和高分
子社製)20部、カチオン性高分子染料定着剤(スミレ
ッズレジン1001:住友化学社製)20部と水を混合
し、固形分16%の塗工液を得た。該塗工液を、坪量1
00g/mの原紙上に、絶乾塗工量が20g/m
なるように塗工、乾燥した。 〔アルミナドープシリカを含有する光沢発現層の製造〕
アルミナドープシリカ(「VP3375」:日本アエロ
ジル社製)100部、結着剤(PVA−117:クラレ
社製)2部、カチオン性高分子染料定着剤(ハイマック
スSC−700:ハイモ社製)2部と水を混合し、固形
分が30%の塗工液を得た。前記のインク受容層上に、
該塗工液を絶乾塗工量が8g/mとなるように塗工、
乾燥した。ここで、ニップ圧150kg/cmでキャレ
ンダー処理を2回行い、インクジェット記録シートを得
た。
【0030】実施例2 実施例1において、シリカ(ミズカシルP−78A:水
澤化学工業社製)の50部を水酸化アルミニウム(ハイ
ジライトH−42M:昭和電工社製)50部にしたこと
以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シート
を得た。
【0031】実施例3 実施例1において、インク受容層の絶乾塗工量を30g
/mにしたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジ
ェット記録シートを得た。
【0032】実施例4 実施例1において、「VP3375」を含有する光沢発現
層の絶乾塗工量を16g/mにしたこと以外は実施例
1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
【0033】実施例5 実施例1において、「VP3375」を含有する光沢発現
層のカチオン性高分子染料定着剤(ハイマックスSC−
700:ハイモ社製)を0部にしたこと以外は実施例1
と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
【0034】実施例6 実施例1において、「VP3375」を含有する光沢発現
層の製造方法をキャレンダー処理ではなく、キャスト処
理にした以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記
録紙シートを得た。
【0035】比較例1 実施例1において、「VP3375」を二酸化チタン(二
酸化チタンP25:日本アエロジル社製)にしたこと以
外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを
得た。
【0036】比較例2 実施例5において、「VP3375」を二酸化チタン(二
酸化チタンP25:日本アエロジル社製)にしたこと以
外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを
得た。
【0037】比較例3 実施例1において、「VP3375」をシリカ(MOX1
70:日本アエロジル社製)にしたこと以外は実施例1
と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
【0038】比較例4 実施例5において、「VP3375」をシリカ(MOX1
70:日本アエロジル社製)にしたこと以外は実施例1
と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
【0039】このようにして得られたインクジェット記
録シートにおいて、高光沢性及び印字画像の鮮明性、イ
ンク吸収性、耐水性をそれぞれ下記の方法で評価し、表
1に示した。インクジェットプリンターは、エプソン社
製PM−750C機で印字した。
【0040】「高光沢性」照りのある光沢感を目視評価し
た。 ◎:印画紙のような照りのある光沢状態。 〇:自然な照り感のある光沢状態。 △:照り感のあまりない光沢状態。 ×:ほとんどない光沢状態。
【0041】「印字画像の鮮明性」印字画像が鮮明である
かを目視評価した。 ◎:印字画像が非常に鮮明でコントラストがはっきりし
ている。 〇:印字画像が鮮明でコントラストがある。 △:印字画像が鮮明であるがコントラストがあまりはっ
きりしなく、やや白ボケ気味である。 ×:印字画像が鮮明でなく、白ボケ気味である。
【0042】「インク乾燥性」印字直後にベタ印字部を指
で擦り、インクの汚れを評価した。 ◎:インクの汚れが全くなく、非常にインクの乾燥性が
良好である。 〇:インクの汚れが目立たず、インクの乾燥性が良好で
ある。 △:インクの汚れが二次色で生ずるなど、インクの乾燥
性がやや悪い。 ×:インクの汚れが全般に生じ、インクの乾燥性が非常
に悪い。
【0043】「耐水性」ベタ印字部を水に5秒間浸し、濾
紙でふき取り、インクの流れ出しを評価した。 ◎:インクの流れ出しが全くなく、非常にインクの耐水
性が良好である。 〇:インクの流れ出しが目立たず、インクの耐水性が良
好である。 △:インクの流れ出しが二次色で生ずるなど、インクの
耐水性がやや悪い。 ×:インクの流れ出しが全般に生じ、インクの耐水性が
非常に悪い。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】表1の結果より明らかなように、本発明
の実施例によって得られたインクジェット記録シート
は、高光沢性、印字画像の鮮明性、インク乾燥性、耐水
性に優れたものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 賢治 新潟県長岡市亀貝町967 Fターム(参考) 2H086 BA16 BA21 BA32 BA33 BA35 BA36 BA37 BA44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体にインク受容層を設けたインクジ
    ェット記録シートであって、該インク受容層は少なくと
    も一層以上から構成され、該インク受容層上にアルミナ
    ドープシリカを含有する光沢発現層を設けたことを特徴
    とする高光沢のインクジェット記録シート。
  2. 【請求項2】 前記アルミナドープシリカを含有する光
    沢発現層はインク受容層であると同時に、光沢発現層と
    してなることを特徴とする請求項1記載の高光沢のイン
    クジェット記録シート。
  3. 【請求項3】 上記支持体は紙であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の高光沢のインクジェット記録シー
    ト。
  4. 【請求項4】 75度光沢度が50%以上である請求項
    1、2又は3記載の高光沢のインクジェット記録シー
    ト。
  5. 【請求項5】 支持体にインク受容層を形成後、該イン
    ク受容層上にアルミナドープシリカを含有する塗工液を
    塗工、乾燥して光沢発現層を形成した後、高線圧下でキ
    ャレンダー処理を少なくとも一回以上行うことを特徴と
    する高光沢のインクジェット記録シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 光沢発現層を膨潤状態で、加熱された鏡
    面ロールに圧着して鏡面仕上げすることを特徴とする請
    求項5記載の高光沢のインクジェット記録シートの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 アルミナドープシリカを含有する光沢発
    現層の形成に際しては、光沢発現層を膨潤状態で、平滑
    なフィルムを密着させ剥離除去して鏡面仕上げすること
    を特徴とする請求項5記載の高光沢のインクジェット記
    録シートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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