JP2000217174A - リモコン装置 - Google Patents
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Abstract
い表示を実現できるリモコン装置を提供する。 【解決手段】 リモコン装置1の表示部3に、自発光素
子で構成されたドットマトリクス31を採用する。これ
により、該表示部3には文字や図形等を自由に表示する
ことができるようになり、その上、従来の液晶表示のよ
うなバックライトを必要とせずに薄暗い環境下でも視認
性に優れた表示を行なうことができる。また、ドットマ
トリクス31での表示を制御する表示制御手段により、
ユーザの好みに合った表示を行なわせる。
Description
し、より詳細には、表示部に自発光素子のドットマトリ
クスを採用したリモコン装置における画面の表示技術お
よびその応用技術に関する。
湯装置を遠隔操作するためのリモコン装置を備えたもの
が多く提供されている。
基づいて説明する。図7に示すリモコン装置aは、浴槽
に対するお湯張りや追い焚きといった機能を備えた給湯
装置のリモコン装置の一例を示しており、このリモコン
装置aは、主として給湯装置に対する遠隔操作指令を入
力する複数の操作スイッチb,b,…を備えるととも
に、給湯温度等の表示を行なう表示部cを備えている。
の表示部cとして、7セグメントの自発光素子からなる
蛍光表示管が用いられ、この蛍光表示管を2個配列する
ことにより二桁の数字や記号の表示が可能に構成されて
いる。つまり、図示例のリモコン装置aでは、この二桁
の表示を使って給湯温度の表示が行なわれる。そして、
この場合、給湯温度以外の事項の表示(たとえば、図示
例では風呂側のリモコン装置が優先状態にある旨や、燃
焼運転が行なわれているといった状況の表示)について
は、上記蛍光表示管とは個別に設けられた表示灯dによ
る点灯/消灯表示が用いられ、さらに、故障状況の表示
などについては、故障の態様を二桁の数字や記号で代替
して上記蛍光表示管に表示する方法などが採用されてい
る。
(たとえば、ふろの沸き上がり時間の予約機能や、複数
のリモコン装置相互間での通話呼び出し機能(通信機
能)など)する傾向にあり、この傾向にともなって従来
より多くの情報量を表示部に表示させる必要が生じた。
そのため、最近では、上述した7セグメントの蛍光表示
管に替えて液晶ドットマトリクスを表示部として使用し
たリモコン装置も提案されている。この場合、液晶の表
示部には、給湯温度やふろ温度(つまり二桁数字の表
示)の他に、現在時刻(〇〇:〇〇)やふろ湯量(浴槽
の図柄)など、数字や記号さらにはこれらと図形との組
み合わせのような種々の情報がドットマトリクスによっ
て表示されてに至っている。
うな従来のリモコン装置においては以下のような問題が
あり、その改善が望まれていた。
(表面積)は、リモコン装置の大きさによって制限を受
ける。しかも、リモコン装置は、近時小型化の傾向にあ
り、そのため表示部として使用可能な部分の面積も自ず
と制限される傾向にある。その一方で、上述したように
リモコン装置の多機能化が進み、また、給湯装置が備え
る各種のセンサ類も増加しているため、表示部に表示す
べき情報量は増加するとともに、そこで表示される内容
も多様化する傾向にある。
ト表示を採用するリモコン装置においては、そこで表示
可能な内容が7セグメントで表現可能な数字と記号に限
られるので上述した多種多様な内容を含む情報を表示す
ることができないという問題がある。しかも、情報量の
増加に対して蛍光表示管の数を増やして対応しようとし
ても、そこには自ずと事実上の制限(スペース上の問
題)があり、その上、情報の全てを数字や記号に代替し
て表示したのではユーザが表示内容を解読することが困
難になる(つまり、使い勝手が悪くなる)という問題も
あった。
示する場合、たとえば給湯装置の故障表示など極めて重
要な事項については、ユーザはその表示内容を迅速的確
に理解することができず、折角の表示も十分に機能しな
いという問題があった。
によって補おうとしても、追加できる表示灯の数には上
記同様事実上の制限があり、しかも、表示灯で表示でき
る情報の内容(ないしは表示形態)は、せいぜい「点
灯」,「消灯」,「点滅」といったもに限られるため、
多様化する情報の表示には不適当である。
の場合、ドットマトリクスを使用することによって表示
内容の多様化には十分に対応可能であるが、表示される
情報の項目数を増やすことは画面上に表示される各情報
の全部ないしは一部の表示を小さくしなければならない
という問題があった。つまり、従来のリモコン装置で
は、より多く情報をわかり易く表示するために、給湯温
度やふろ温度などに比べて比較的重要性が低いと考えら
れ情報(たとえば時刻表示など)を小さく表示する場合
が多く、その結果、時刻表示などの小さな表示が見づら
くなり、たとえば時刻補正を行なう場合などにおいて操
作性が悪いという問題を生じていた。
ン装置を使用するユーザの好みが強く影響するところ、
このような表示部の表示内容は、リモコン装置の製造メ
ーカが予め設定しており変更できないため、ユーザの好
みに合わせた表示内容を実現できるリモコン装置の提供
が望まれていた。
台所といった場所に設置されることが多く、かかる場所
は居間などに比べて暗い(特に、浴室では湯気のために
表示が見にくい)ことから、従来の液晶表示の場合では
視認性向上のためにバックライトを用いて表示部分を照
らしている。しかしながら、その場合でも従来の蛍光表
示管に比べると視認性の点で劣っており、さらなる改良
が必要であった。
れたものであって、その目的とするところは、視認性に
優れ、しかもユーザの使い勝手のよい表示を実現できる
リモコン装置を提供することを目的とする。
め、本発明の請求項1に記載されたリモコン装置は、被
制御機器を遠隔制御するための操作スイッチと、被制御
機器の動作状態や上記操作スイッチの操作状況等の各種
情報を表示する表示部とを備えたリモコン装置におい
て、上記表示部が、自発光素子で構成されたドットマト
リクスと、このドットマトリックスでの表示内容を制御
する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
ン装置の表示部として自発光素子で構成されたドットマ
トリクスを用いることにより、従来の7セグメント表示
のような表示内容の制限を受けることなく文字や図形を
自由に表示でき、しかも、ドットマトリクスが自発光素
子で構成されることから、従来の液晶表示のようなバッ
クライトを必要とせずに薄暗い環境下でも視認性に優れ
た表示を行なうことができる。
コン装置は、上記表示制御手段に、上記表示部において
表示される画面構成の情報が複数種類記憶され、上記操
作スイッチの所定操作によって上記表示部の画面構成が
任意に選択可能に構成されてなることを特徴とする。
御手段に記憶される画面構成の情報として複数種類のも
のが用意され、しかもその画面構成は任意に選択可能と
されるので、たとえば、予めユーザの好みを考慮して幾
通りかの画面構成のパターンを上記表示制御手段に設定
記憶させておくことで、ユーザは自己の好み合った画面
構成を事後的に選択することが可能となる。
コン装置は、上記表示制御手段に、上記表示部における
表示の基本となる画面構成の情報が記憶され、上記操作
スイッチの所定操作により、上記基本となる画面構成が
任意に変更可能に構成されてなることを特徴とする。
御手段に表示の基本となる画面構成の情報が記憶される
とともに、この基本となる画面構成が任意に変更可能と
されるので、たとえば、当初製造業者が設定した画面構
成(初期設定画面)を、事後的にユーザの好みに合わせ
た内容に変更することができる。
は、上記操作スイッチによってリモコン装置での設定内
容の変更操作がなされる場合において、上記表示制御手
段が、当該操作スイッチによって設定の変更が行なわれ
る事項に関する表示を拡大表示させるように構成されて
いることを特徴とする。
ン装置の設定内容を変更する場合に、当該設定変更に関
連する事項の表示が拡大されることから、通常の状態下
(つまり、リモコン装置の設定を変更しない場合)では
小さな表示に止まるものについても、ユーザがその設定
を変更する際には該当部分が拡大表示される。したがっ
て、当該設定の変更に際してユーザは設定変更中の表示
が見易いため、リモコン装置の操作性の向上が図られ
る。
は、上記表示制御手段が、表示中の画面に対して他の画
面を割り込み表示可能に構成されてなることを特徴とす
る。
えば、リモコン装置の使用中に緊急を要する表示が発生
した場合に、当該急を要する表示を画面中に割り込み表
示させることにより、ユーザにその内容を直ちに理解さ
せることができる。
は、被制御機器を遠隔制御するための操作スイッチと、
被制御機器の動作状態や上記操作スイッチの操作状況等
の各種情報を表示する表示部とを備えるとともに、被制
御機器に接続された他の同種のリモコン装置との間で通
信機能を備えたリモコン装置であって、上記表示部が、
自発光素子で構成されたドットマトリクスと、このドッ
トマトリックスでの表示内容を制御する表示制御手段と
を備えたものにおいて、上記表示制御手段に、上記通信
機能によって上記他のリモコン装置に表示させることが
できるメッセージの情報が複数記憶され、上記通信機能
により他のリモコン装置を呼び出す場合に、当該呼び出
しを掛ける側のリモコン装置の表示部に、上記他のリモ
コン装置に表示させることができる複数のメッセージが
選択可能に表示されることを特徴とし、このリモコン装
置は好ましくは、請求項7に記載されているように、上
記請求項6に記載のリモコン装置において、上記他のリ
モコンの呼出し操作時に上記操作スイッチの所定操作を
要求し、当該所定操作が行なわれない場合には、上記他
のリモコン装置に対して所定の警告動作を行なわせるよ
うに構成してなることを特徴とする。
信(および通話)機能を備えたリモコン装置が提供され
ているが、かかる通信機能を備えたリモコン装置の表示
部に、通信機能を使って他のリモコン装置の表示部に表
示できるメッセージを表示させ、ユーザはこのメッセー
ジを選択することで他のリモコン装置に所望のメッセー
ジを表示させるものである。つまり、この発明は、リモ
コン装置の表示部としてドットマトリクスを採用したこ
とにより、表示部での表示内容に自由度が出たことか
ら、かかる利点を上記通信機能を使ったリモコン装置に
応用したもので、これにより、上記他のリモコン装置に
表示されるメッセージの内容を一方のリモコン装置の表
示部で目視確認しながら選択することが可能となる。
た他のリモコン装置の呼出し操作時に所定の操作を要求
することで、たとえば、浴室に設けられるリモコン装置
を使って定型のメッセージ(たとえば「風呂場で気分が
悪くなりました。すぐ来て下さい。」といったメッセー
ジ)を送信しようとした直後に、当該メッセージの発信
者が倒れた場合などには、上記所定操作が行なわれない
ので、その場合は、他のリモコン装置(メッセージを受
け取る側のリモコン装置)に緊急事態の発生を示す警告
動作を行なわせるものである。
の実施形態について、該リモコン装置を給湯器のリモコ
ン装置として用いた場合を示しながら、図1ないし図6
に基づいて詳細に説明する。
観を示したものであり、このリモコン装置1は、図示し
ない給湯器を遠隔操作するためのリモコン装置であっ
て、複数の操作スイッチ2(21〜28)と、自発光素
子で構成されたドットマトリクスを備えてなる表示部3
とを主要部として備えている。なお、ここで図1(a)
は、台所など浴室以外の場所に設置されるリモコン装置
(以下、台所リモコンと称する)1aを示しており、ま
た図1(b) は、浴室に設置されるリモコン装置(以下、
風呂リモコンと称する)1bを示している。
は、設置される場所が相違することから、これに関連し
て操作スイッチ2の種類や表示部3の表示形態が図示の
如く相違するが、装置自体の基本構成はほぼ同一であ
る。したがって、以下の説明においては、台所リモコン
1a,風呂リモコン1bの別を特に示さない場合は双方
に共通する事項についての説明とする。
は、図示しない通信機能を備えることにより、相互に給
湯器の動作状況や各リモコン装置1a,1bでの設定情
報等のデータの送受信を行なうだけでなく、浴室リモコ
ン1b側から台所リモコン1a側を呼び出して相互に通
話が可能な通話機能を備えている。なお、かかるリモコ
ン装置1a,1b間での通信機能は、従来のリモコン装
置においても既に実現されており、その詳細は公知事項
に属するのでここではその説明は省略する。
内部に図示しないが少なくともマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと称する)を備え、このマイコンによ
って、上記操作スイッチ2で入力される各種遠隔操作指
令の処理や、上記給湯器や他のリモコン装置から送られ
てくるデータの処理、さらにはリモコン装置1自体の各
種設定(たとえば、時刻設定や報知機能の音源(電子
音、メロディー、音声等)の選択設定)等の処理などを
行なっている。
は、上記マイコンの他に、少なくとも上記各処理を実現
するための装置として、図示しないが上記記マイコンと
接続された通信インターフェースや報知機能の音源とな
る音声合成装置等を備えており、さらに、本実施形態で
は、上記マイコンからの出力される信号に基づいて、上
記ドットマトリクスで構成される表示部3に具体的な表
示内容を設定する表示設定部(図示せず)を備えてい
る。
は、上記操作スイッチ2として具体的に以下のスイッチ
を備える。すなわち、上記各リモコン装置1a,1b
は、それぞれに共通するスイッチとして、運転入/切の
切り替えを行なう運転入/切スイッチ21と、給湯設定
温度(リモコン装置で設定する給湯時の希望温度)等を
上下させるアップスイッチ22,ダウンスイッチ23
と、ふろ自動運転(自動的に浴槽への湯張りを行なう)
を設定するふろ自動スイッチ24と、リモコン装置1の
動作モードを通常モードから各種設定の変更を行なうモ
ード(ユーザ設定モード)への切り替えを行なう設定ス
イッチ25とを備えている。そして、風呂リモコン1b
は、これらの操作スイッチに加えて、さらに、浴槽内の
湯水の追い焚きを行なわせる追いだきスイッチ26と、
上記通話機能を使って台所リモコン1aを呼び出すため
の呼出スイッチ27と、風呂リモコン1bを優先させる
ための優先スイッチ28とを備えている。なお、図にお
いて符号4で示すのは、上記通話機能を実現するための
マイクと兼用されるスピーカである。
されるドットマトリクス表示部31と、表示内容が固定
されている点灯表示部32と、上記ドットマトリクス表
示部31に具体的な表示内容を設定する表示設定部(図
示せず)とで構成される。
1として、本実施形態では32×78ドットの蛍光管ド
ットマトリクスが採用される。この蛍光管ドットマトリ
クスは、従来の液晶ドットマトリクスとは異なり、各ド
ット部分が自発光素子で構成されている。
リクス表示部31を起動するための装置であって、上記
ドットマトリクス表示部31に表示される画面構成の情
報や、当該画面に表示される文字や記号さらには図形
等、上記ドットマトリクス表示部31を起動するために
必要な各種情報が記憶されている。そして、この表示設
定部は、上記マイコンからの出力信号に基づいて起動さ
れ、上記ドットマトリクス表示部31上に、後述するよ
うな種々の画面を表示させている。つまり、このドット
マトリクス表示部31は、上記マイコンと表示設定部と
で構成される表示制御手段によってその表示内容が制御
可能に構成されている。
イプの表示灯と同様のものであって、図示例では、予め
固定された内容の情報(たとえば、「給湯」「予約」
「時計」等)を点灯/消灯で表示するように構成されて
いる。
コン装置1における表示部3の表示態様について、実施
形態1〜実施形態5に分けて以下に説明する。
好みに合わせて事後的に選択できるように構成されてい
る場合であり、その詳細を図2に基づいて説明する。な
お、図2に以降の図においては、ドットマトリクス表示
部31の表示を実線で示したが、実際には図1と同様に
ドットマトリクスで構成されている。
設定部に記憶される画面構成の情報として、複数種類の
異なるパターンの情報が予め記憶される。具体的には、
表示設定部に記憶される画面構成のパターンとして、た
とえば図2の〜に示すような4つのパターンが記憶
される。なお、図2は上記風呂リモコン1bの表示画面
を示しており、ここでに示す画面は「給湯温度、時
刻、ふろ温度」の3つの情報が表示されるように構成さ
れている。そして、に示す画面は「給湯温度、時刻」
の2つの情報が表示され、の画面では「給湯温度、ふ
ろ温度」の2つの情報が表示され、さらにの画面では
「給湯温度、時刻、ふろ温度、ふろ湯量」の4つの情報
が表示されるように構成されている。
示される情報に関して、初期設定画面(たとえば、図示
例ではの画面)の情報より少ない情報の表示を希望す
る場合(上記,の画面を希望する場合)や、反対に
より多くの情報を表示させたいと希望する場合(上記
の画面を希望する場合)があることを考慮したもので、
このようにユーザの好みを予め予想するとともに、これ
らに対応可能なように複数種類の画面構成を用意してお
くものである。
れた画面構成の中から自己の好みに合致した画面構成
を、上記操作スイッチ2の所定操作により任意に選択す
ることで、自己の希望する画面を表示部3に表示させる
ことが可能となる。
ば、上記設定スイッチ25を押して表示モードの切り替
え画面(図2の左側の図)を呼出し、この状態で上記ア
ップスイッチ22およびダウンスイッチ23を操作して
「時計」「ふろ温度」「ふろ湯量」の各表示の有無を選
択させることが考えられる。図示例では、アップスイッ
チ22等の連続操作により上記からの画面を順次切
り替え可能とされ、この切り替えによりより現在選択さ
れている画面構成の態様が、図2の左図に示す画面によ
って目視確認可能に表示されている。
欄が設けられていないのは、上記画面構成のパターン
〜の全てにおいて「給湯温度」の表示が含まれている
ことからその表示を省略したにすぎず、したがって、図
2左図に示す画面構成は適宜設定変更可能である。ま
た、上記選択操作の詳細な内容(スイッチ操作の手順)
も同様に適宜設定変更可能であることはもちろんであ
る。ただし、その場合においても、通常のスイッチ操作
によって画面構成が簡単に変更されないように、上記画
面構成の選択操作は通常のスイッチ操作とは異なる操作
とすることが好ましい。
よれば、ユーザは事後的に自己の好みに合致した画面構
成を選択することができる。しかも、上記画面構成のパ
ターン化に際しては、図2〜に示すように、表示さ
れる事項の一部を拡大して強調することにより、ユーザ
は自己が必要とする情報が見易い画面を選択することが
できるようになる。
に基づいて説明する。この第2の実施形態も、上記実施
形態1と同様にユーザの好みに合わせて表示画面の構成
を事後的に変更するものであるが、この実施形態におい
ては、リモコン装置1の初期設定画面の構成はそのまま
で、ユーザが選択した特定の情報についてのみ、その表
示の大きさを変更するものである。
の表示設定部にはたとえば図2のに示したような初期
設定画面の画面構成(つまり、基本となる画面構成の情
報)のみが記憶される。そして、上記表示設定部は、こ
の初期設定画面の画面構成中、一定の情報を示す表示
(たとえば、時刻表示)を選択的に拡大表示可能なよう
に構成される。
トマトリクス表示部31)に表示される情報のうち、特
定の事項を示す表示の大きさを変更したい場合、まず、
図3のステップS1に示すように、上記設定スイッチ2
5の操作によりリモコン装置1の動作モードを通常の動
作モードからユーザ設定モードに切り替え、このモード
下において、画面表示の大きさ変更を設定する画面(画
面表示変更画面)を呼び出す。
画面に表示される問い掛けにしたがって、図3ステップ
S2−1〜S2−3に示すように、「給湯温度」、「ふ
ろ温度」、「時計(時刻)」の各表示のいずれかを選択
する。そして、たとえば「給湯温度」の表示の大きさを
変更するのであれば、当該「給湯温度」を選択した状態
で、上記アップスイッチ22またはダウンスイッチ23
を操作して表示の大きさを自己の好みの大きさに設定す
る(図3ステップS3参照)。そして、この設定操作が
終了したら、上記運転入/切スイッチ21を操作してユ
ーザ設定モードから通常の動作モードに復帰させ、表示
変更の所定操作を完了させる(図3ステップS4参
照)。
ば、ユーザは自己の好みに合わせて自己が必要とする任
意の情報を大きく表示させることができるので、たとえ
ば老眼のユーザなどにおいても、表示画面を自分の見や
すいように設定し直すことができる。なお、図3のフロ
ーチャートでは、大きさを変更できる事項が「給湯温
度」、「ふろ温度」、「時計(時刻)」に限定されてい
たが、この点について適宜追加ないし減縮する設計変更
が可能なのはもちろんである。
る。この第3の実施形態は、ユーザが、リモコン装置1
の各種設定を変更する場合(たとえば、給湯温度やふろ
温度など給湯装置の運転に関する設定の変更や、リモコ
ン装置1が備える時計や報知機能(電子音やメロディー
等)の設定変更などリモコン装置1自体の機能設定変更
を行なう場合)に、当該設定変更を行なう事項に関連す
る表示を一時的に拡大表示させるものである。
変更を行なう場合、その変更は、上記操作スイッチ2の
操作により行なわれ、このスイッチ操作の内容は、各操
作スイッチ2を介して上記マイコンに与えられている。
そのため、本実施形態では、上記マイコンがこのような
設定変更のスイッチ操作を検出した場合に、上記表示設
定部が、当該スイッチ操作に関連する事項(つまり、設
定変更に関連する事項)についての表示を、一時的に拡
大表示させるように構成される。
置1の表示部3の初期設定画面が図4(a) で示される場
合、ユーザによって時刻修正を行なう操作が行なわれる
と、それに伴って上記表示部3の表示が図4(b) に示さ
れるように変更される。つまり、ユーザが時刻表示の修
正を行なう時には、当該修正にかかる時刻表示部分が初
期設定画面に対して拡大された状態で表示される。
を変更する場合も、その際にこれらの表示が拡大表示さ
れる。なお、図4(c) では、ふろ温度およびふろ湯量の
設定変更を行なう場合の一例が示されており、この場
合、上記各表示を拡大する前にこれらの設定変更を受け
付ける画面(図4(c) の左図)が一旦表示されるように
構成されている。そして、この変更受け付け画面が表示
された段階で、たとえば上記アップスイッチ22を操作
した場合はふろ湯量の表示が拡大され、またダウンスイ
ッチ23を操作した場合はふろ温度の表示が拡大される
ように構成されている。
電子音とメロディーと音声との組み合わせが自由に設定
できる場合を示しており、この場合は、設定可能な内容
を拡大表示する際に、同時に現在設定(ないしは選択)
されている内容を矢印で表示したものが示されている
(なお、図4(d) 左図より矢符に従って、「電子音」の
みが設定(ないし選択)されている場合、「電子音」と
「メロディー」が同時に設定(ないし選択)されている
場合、「メロディー」のみが設定(ないし選択)されて
いる場合を示している)。
れば、リモコン装置1の設定変更を行なう場合に、当該
設定変更に関する事項の表示が拡大表示されるので、ユ
ーザがこれら各種設定の設定変更操作を行なうにあた
り、操作内容を容易に目視確認ができるようになり、視
認性および操作性に優れたリモコン装置を提供すること
が可能となる。
る。この実施形態は、表示部3において特定の画面を表
示中に、その画面内に他の画面が割り込み表示される場
合を示している。
は、たとえば警告表示(エラー表示)や通話機能時の呼
び出し表示などのように、表示内容の重要性(ないしは
緊急性)などにより、他の表示に優先してユーザに認識
させたいものがあるが、これらの表示は常時表示される
ものではなく、しかも上述したように表示画面の広さに
は物理的な制限があることから、通常はあまり見やすい
表示でない場合が多い。そのため、この実施形態ではか
かる表示を現在表示中の画面に割り込み表示させること
により、ユーザに認識し易いように表示させている。
込み表示を行なう表示(たとえば、上述した警告表示
や、呼び出し表示など)が設定される。そして、上記マ
イコンから上記表示設定部に対して、これら予め割り込
み設定がされている事項に関する表示の指令が入力され
ると、表示設定部は現在表示中の画面に、当該表示事項
の画面を重ねて表示する(割り込み表示する)ように構
成される。
初期設定画面(図5参照)が表示されている時に、上
記割り込み表示が実行されると、図5や図5に示す
ように、当該割り込み画面Wが初期設定画面中に重ねて
表示される。なお、図5のに示す例は、上記呼出スイ
ッチ27がおされた場合の相手側のリモコン装置の画面
表示を示しており、また、図5はふろ自動スイッチ2
4が押された場合の画面表示を示している。
れば、上記割り込み表示が必要な画面を適宜設定するこ
とにより、初期設定画面やその他の画面を表示中であっ
ても当該画面中に適宜必要な情報をユーザにわかりやす
く表示することができ、表示の見落とし等を少なくする
ことができる。
に基づいて説明する。この第5の実施形態においては、
上記風呂リモコン1bで所定のスイッチ操作がなされる
と、相手方のリモコン装置(本実施形態では、台所リモ
コン1a)との間でデータ通信が行なわれ、当該台所リ
モコン1aの表示部3に所定のメッセージが表示される
ように構成される。
台所リモコン1aに表示させることができる複数のメッ
セージ(たとえば、「シャンプーがなくなりました。も
って来て下さい。」や「風呂場で気分が悪くなりまし
た。すぐ来て下さい。」といったメッセージ)の内容が
記憶される。そして、これら複数のメッセージは、上記
呼出スイッチ27の操作と同時に上記表示部3(ドット
マトリクス表示部31)に選択可能に表示されるように
構成される。なお、上記複数のメッセージは、上記風呂
リモコン1bのマイコンに備えられた記憶部に記憶さ
れ、表示部3に表示される際に、上記アップスイッチ2
2またはダウンスイッチ23の操作によって選択可能と
される。
(具体的には、呼出スイッチ27の押し下げ操作後)
に、上記操作スイッチ2の所定操作を要求し、当該所定
操作が行なわれない場合には上記台所リモコン1aに対
して所定の警告動作を行なわせるように構成されてい
る。
ッセージの中には、たとえば上述した「シャンプーがな
くなりました。もって来て下さい。」といった軽い内容
のメッセージから「風呂場で気分が悪くなりました。す
ぐ来て下さい。」という緊急を要するメッセージまで広
範囲のメッセージが含まれる。その一方で、通常、これ
らのメッセージが台所リモコン1aに表示(ないしはこ
の表示とともに音声や電子音での呼出しが付加されてい
る場合はこれらの発音)されても、通常の表示(ないし
は呼出し音)では台所リモコン1aの周辺に居る者がこ
の表示(ないしは呼出し音)に気づかない場合が予想さ
れる。
を要するメッセージを発した場合や、あるいはそのよう
なメッセージを発信しようとして風呂リモコン1bの操
作を開始した直後に操作者が倒れたような場合には、こ
のようなメッセージが台所側に伝達されずに終わってし
まう。そのため、この実施形態では、上記呼出し操作の
開始後、選択したメッセージを送信するまでに、所定の
スイッチ操作を要求し、この所定操作がなされた場合に
のみ通常通りのメッセージを送信するが、一定時間内に
上記所定操作が行なわれない場合には、台所リモコン1
aに対して通常の場合とは異なる所定の警告動作を行な
わせ、風呂リモコン1b側のユーザの異常を台所リモコ
ン1a側に知らせるように構成している。
えば台所リモコン1aの表示部3に「風呂場で呼出スイ
ッチが押されましたが、様子が変です。一度風呂場を確
認して下さい。」といった特定のメッセージを表示させ
るとともに(この好ましくは上記実施形態4の割り込み
表示)、通常の呼出し音とは異なる音やメロディー、も
しくは通常より大きな呼出し音などを用いて緊急事態の
発生を報知するように構成される。
フローチャートを示しながら簡単に説明する。まず、浴
室リモコン1bのユーザにおいて、台所リモコン1a側
に居る者に対して一定の用件が発生すると、浴室リモコ
ン1bの呼出スイッチ27を押し下げる(図6ステップ
S1参照)。
(具体的には、ドットマトリクス表示部31)に、上記
複数のメッセージの一覧が表示され(図6ステップS2
参照)、この時から後述する所定操作が完了するまでの
時間計測が開始される(図6ステップS8参照)。
ジ一覧の中から、自己が発したいメッセージを上記アッ
プスイッチ22等の項目変更用のスイッチを操作して選
択する(図6ステップS3,S4参照)(所定操作の開
始)。
は、再び呼出スイッチ27の押下げを行ないメッセージ
の選択の確定させ(図6ステップS5参照)、この選択
したメッセージの送信を行なう(所定操作の終了)。こ
れにより、台所リモコン1aでは、通常のメッセージ表
示動作を開始し(図6ステップS6参照)、メッセージ
の送信動作を終了する(図6ステップS7参照)。
ッセージが選択されず、あるいは図6ステップS5でメ
ッセージの確定操作が行なわれないまま一定時間が経過
すると(図6ステップS8参照)、風呂リモコン1bの
ユーザに緊急事態が発生したと判定して、その旨が台所
リモコン1aに送信される(図6ステップS9参照)。
後この緊急事態の発生の確認があるまで(図示例では、
その後にリモコン操作が行なわれたか否か)が判定され
(図6ステップS10参照)、確認があれば動作を終了
し(図6ステップS7参照)、確認がなければそのまま
警告動作を継続させる。
ば、風呂場で気分が悪くなったりした場合に台所に対し
てその旨を通報することができ、しかもその場合、上記
一定時間内に所定操作を行なわれないと台所リモコン1
a側では警告動作が行なわれるので、不意の場合でも緊
急事態の発生を台所に確実に知らせることができる。
発明の好適な実施形態を示すものであって、本発明はこ
れに限定されることなく、その範囲内で種々設計変更可
能である。
モコン装置を給湯器のリモコン装置として使用した場合
を示したが、本発明はこれに限定されることなく広くリ
モコン装置一般に適用することができる。また、上記実
施態様で示した操作スイッチ2の具体的な操作内容や、
表示部3に表示される内容の細部は、使用するリモコン
装置の操作スイッチの数や種類、さらには表示すべき情
報の種類や量等に応じて適宜自由に変更できることは当
然である。
装置によれば、リモコン装置の表示部が、自発光素子で
構成されたドットマトリクスと、このドットマトリック
スでの表示内容を制御する表示制御手段とで構成される
から、表示内容を自由に設定でき、しかも従来のバック
ライトを用いた液晶表示より、明るく視認性に優れたリ
モコン装置を提供できる。
能に構成したり、あるいは画面構成を任意に変更可能と
することで、ユーザは事後的に自己の好みに合った表示
を行なわせることができる。
る場合に、関連する項目の表示が拡大されることから操
作性の高いリモコン装置を実現でき、また、割り込み表
示を行なわせることにより、緊急を要する事項をユーザ
に確実に認識させることができる。
では、ユーザはリモコン装置に表示されるメッセージを
選択することで他のリモコン装置に所望のメッセージを
表示させることができ、また、請求項7のリモコン装置
では、上記他のリモコン装置に対してに緊急事態の発生
を示す警告動作を行なわせることができる。
装置に適用した場合の一例を示す外観図であり、図1
(a) は台所に設置されるリモコン装置を、また図1(b)
は浴室に設置されるリモコン装置を示している。
おける画面構成の一例を示す説明図である。
動作を説明するフローチャートである。
おける画面構成の一例を示す説明図である。
おける画面構成の一例を示す説明図である。
動作を説明するフローチャートである。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 被制御機器を遠隔制御するための操作ス
イッチと、被制御機器の動作状態や前記操作スイッチの
操作状況等の各種情報を表示する表示部とを備えたリモ
コン装置において、 前記表示部が、自発光素子で構成されたドットマトリク
スと、このドットマトリックスでの表示内容を制御する
表示制御手段とを備えたことを特徴とするリモコン装
置。 - 【請求項2】 前記表示制御手段に、前記表示部におい
て表示される画面構成の情報が複数種類記憶され、 前記操作スイッチの所定操作によって前記表示部の画面
構成が任意に選択可能に構成されてなることを特徴とす
る請求項1に記載のリモコン装置。 - 【請求項3】 前記表示制御手段に、前記表示部におけ
る表示の基本となる画面構成の情報が記憶され、 前記操作スイッチの所定操作により、前記基本となる画
面構成が任意に変更可能に構成されてなることを特徴と
する請求項1に記載のリモコン装置。 - 【請求項4】 前記操作スイッチによってリモコン装置
での設定内容の変更操作がなされる場合において、 前記表示制御手段が、当該操作スイッチによって設定の
変更が行なわれる事項に関する表示を拡大表示させるよ
うに構成されてなることを特徴とする請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のリモコン装置。 - 【請求項5】 前記表示制御手段が、表示中の画面に対
して他の画面を割り込み表示可能に構成されてなること
を特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のリモコン
装置。 - 【請求項6】 被制御機器を遠隔制御するための操作ス
イッチと、被制御機器の動作状態や前記操作スイッチの
操作状況等の各種情報を表示する表示部とを備えるとと
もに、被制御機器に接続された他の同種のリモコン装置
との間で通信機能を備えたリモコン装置であって、前記
表示部が、自発光素子で構成されたドットマトリクス
と、このドットマトリックスでの表示内容を制御する表
示制御手段とを備えたものにおいて、 前記表示制御手段に、前記通信機能によって前記他のリ
モコン装置に表示させることができるメッセージの情報
が複数記憶され、 前記通信機能により他のリモコン装置を呼び出す場合
に、当該呼び出しを掛ける側のリモコン装置の表示部
に、前記他のリモコン装置に表示させることができる複
数のメッセージが選択可能に表示されることを特徴とす
るリモコン装置。 - 【請求項7】 前記請求項6に記載のリモコン装置にお
いて、前記他のリモコンの呼出し操作時に前記操作スイ
ッチの所定操作を要求し、当該所定操作が行なわれない
場合には、前記他のリモコン装置に対して所定の警告動
作を行なわせるように構成してなることを特徴とする請
求項6に記載のリモコン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01674599A JP3642505B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | リモコン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP01674599A JP3642505B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | リモコン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000217174A true JP2000217174A (ja) | 2000-08-04 |
JP3642505B2 JP3642505B2 (ja) | 2005-04-27 |
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ID=11924819
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01674599A Expired - Fee Related JP3642505B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | リモコン装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3642505B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008064352A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Yamamoto Co Ltd | 穀物乾燥機用操作盤 |
JP2009276037A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Panasonic Corp | 浴室換気空調装置用リモコン |
JP2012112596A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Noritz Corp | リモコン装置 |
JP2014020682A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | 冷温水熱源機および表示方法 |
JP2014137143A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Corona Corp | リモコン装置 |
JP2014173782A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Hitachi Appliances Inc | 給湯機 |
JP2015021668A (ja) * | 2013-07-18 | 2015-02-02 | リンナイ株式会社 | リモコンシステム |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP01674599A patent/JP3642505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3642505B2 (ja) | 2005-04-27 |
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