JP2000216936A - 画像複写装置および記憶媒体 - Google Patents

画像複写装置および記憶媒体

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JP2000216936A
JP2000216936A JP11312501A JP31250199A JP2000216936A JP 2000216936 A JP2000216936 A JP 2000216936A JP 11312501 A JP11312501 A JP 11312501A JP 31250199 A JP31250199 A JP 31250199A JP 2000216936 A JP2000216936 A JP 2000216936A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを抑えるべくメモリサイズを一定とし
つつも、そのようなメモリを介して要求された複写動作
を安定的に行うことができるようにする。 【解決手段】 原稿用紙から読み取った画像を記録用紙
に複写する際、標準4色で画像形成処理を行うスタンダ
ードカラー方式、及び標準よりも多い色数で画像形成処
理を行うファインカラー方式での複写が可能とされた画
像複写装置であって、CPUは、原稿用紙1枚から読み
取った画像について、記録用紙1枚に対して複写するシ
ングルコピーモード、または記録用紙の複数枚に対して
複写するマルチコピーモードのいずれが設定されている
か判別する(S2)。マルチコピーモードの場合(S
2:YES)、CPUは、スタンダードカラー方式によ
る複写を始動させる(S3〜S5)。シングルコピーモ
ードの場合(S2:NO)、CPUは、ファインカラー
方式による複写を始動させる(S9〜S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿用紙から記録
用紙へと画像を複写することができる、たとえばコピー
機やファクシミリ装置などといった画像複写装置、およ
びその画像複写装置を制御するためのプログラムを記憶
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば最近のファクシミリ装置には、
本来のファクシミリ通信機能の他に、プリンタ機能やス
キャナ機能などを有してパーソナルコンピュータの周辺
入出力装置として利用されるものがある。そのような多
機能化をさらに発展させたものとして、原稿用紙から読
み取った画像を記録用紙に複写するといった複写機能を
有するファクシミリ装置もある。この複写機能を有する
ファクシミリ装置では、一般的なコピー機と同様に、原
稿用紙の1枚から読み取った画像を記録用紙の1枚に対
して複写する単式複写モードに加え、記録用紙の複数枚
に対して同一の画像を複写するといった複式複写モード
も設定可能である。
【0003】複式複写モードには、一般的にスタックコ
ピーと呼ばれる方式と、ソートコピーと呼ばれる方式と
が用意されている。スタックコピーでは、たとえば原稿
用紙がA,B,Cの3枚であり、コピー部数として3部
の指定がなされた場合、原稿用紙Aを読み取って、続け
て3枚の記録用紙に原稿用紙Aの画像を複写し、次に原
稿用紙Bを読み取って、続けて3枚の記録用紙に原稿用
紙Bの画像を複写する、というように、1枚分の原稿用
紙の画像を読み取り、必要部数分の記録用紙に対しての
複写が行われる。したがって、最低でも記録用紙1枚分
の画像を記憶するためのメモリが必要とされる。また、
ソートコピーでは、たとえば原稿用紙がA,B,Cの3
枚であり、コピー部数として3部の指定がなされた場
合、まず、原稿用紙Aを読み取って1枚の記録用紙に複
写し、その原稿用紙Aの画像データを残したまま、原稿
用紙Bを読み取って1枚の記録用紙に複写し、同様に原
稿用紙Bの画像データを残したまま、原稿用紙Cの複写
を行い、1部の複写を完了する。その後、残されている
原稿用紙A〜Cの画像データに基づいて、同様の順序で
2部分の複写が行われる。したがって、原稿用紙の枚数
分の画像を記憶するためのメモリが必要とされる。
【0004】一方、インクジェット方式のカラープリン
タでは、CMYK4色を標準色としたインクを用いてカ
ラー画像を形成するが、最近のものには、CMYK4色
以外にライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)
といった特殊インクを用いて色再現性を向上させたカラ
ープリンタもある。このような特殊インクを用いたカラ
ープリンタは、多機能化を図る上で上述の複写機能を有
するファクシミリ装置にも採用されており、複写時にお
いては、色数に応じた複写データがメモリに蓄えられつ
つ画像形成処理が行われるものとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
殊インクによるカラープリンタ機構を採用して複写機能
を有するファクシミリ装置では、たとえば標準4色より
多い6色による多色表現方式で複写する場合、画像形成
処理においてメモリに蓄えられる複写データが標準4色
の場合よりも大きなデータサイズとなり、複写時におけ
る動作態様によっては、メモリの全データ格納領域が複
写データによって占有されてしまう。これは、最低でも
1枚分の原稿用紙の画像データをメモリに記憶しておく
必要がある複式複写モードにおいて特に問題となる。メ
モリにおいてこのような状態が発生すると、ファクシミ
リ装置全体を制御するCPUなどは、要求された複写動
作を安定的に行うことができず、装置全体の動作に支障
をきたすという問題があった。このような問題に対する
解決手段としては、メモリの容量を大きくするのが最も
簡単であるが、それに伴ってコスト上昇を招くこととな
り、コスト上の観点からも見直しが要請されていた。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、コストを抑えるべくメモリサイズを一定と
しつつも、そのようなメモリを介して要求された複写動
作を安定的に行うことができる画像複写装置、およびそ
の画像複写装置を制御するためのプログラムを記憶した
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像複写装置は、原稿用
紙から読み取った画像を記録用紙に複写する際、主とな
る標準色よりも多くの色数を保有した多色材を用い、標
準色よりも多くの色数で画像形成処理を行う多色表現方
式、および標準色によって画像形成処理を行う標準表現
方式での複写が可能とされた画像複写装置であって、上
記原稿用紙の1枚から読み取った画像について、上記記
録用紙の1枚に対して複写する単式複写モード、または
上記記録用紙の複数枚に対して複写する複式複写モード
のいずれかを判別する複写モード判別手段と、上記複写
モード判別手段によって単式複写モードと判別された場
合、多色表現方式での複写を始動させる一方、複式複写
モードと判別された場合には、標準表現方式での複写を
始動させる複写動作制御手段とを有することを特徴とし
ている。
【0008】このような画像複写装置によれば、記録用
紙1枚分の複写データを扱う単式複写モードでは、標準
色とした標準データ量よりも多いデータ量を処理する多
色表現方式での複写が始動される一方、複数枚分の複写
データを扱う複式複写モードでは、上記標準データ量を
処理する標準表現方式での複写が始動されるので、結
局、上記各複写モード時において処理すべき複写データ
のデータ量がメモリ内に収まるべく適正化され、特に複
式複写モードにおいては、標準表現方式により色数を抑
えることで複写データをできる限り小サイズとし、複写
データによるメモリの占有状態を可及的に回避すること
ができ、コストを抑えるべくメモリサイズを一定としつ
つも、そのようなメモリを介して要求された各複写モー
ドによる複写動作を安定的に行うことができる。
【0009】また、請求項2に記載の画像複写装置は、
標準表現方式での複写を行うか、多色表現方式での複写
を行うかを予め設定しておく表現方式設定手段を備え、
前記複写モード判別手段によって複式複写モードと判別
された場合、複写動作制御手段は、表現方式設定手段の
設定状況に関係なく、標準表現方式での複写を始動させ
る一方、単式複写モードと判別された場合、前記表現方
式設定手段によって設定されている方式での複写動作を
始動させることを特徴としている。
【0010】このような画像複写装置によれば、通常時
は表現方式設定手段により設定されている方式にしたが
って複写が行われるため、ユーザの設定に応じた複写結
果を得ることができ、また、複式複写モードにおいて
は、ユーザにより多色表現方式が設定されていても強制
的に標準表現方式が選択されるため、複写データによる
メモリの占有状態を回避することができ、複式複写モー
ドによる複写動作を安定的に行うことができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の画像複写装置
は、原稿用紙から読み取った画像を記録用紙に複写する
際、主となる標準色よりも多くの色数を保有した多色材
を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成処理を行う
多色表現方式、および標準色によって画像形成処理を行
う標準表現方式での複写が可能とされた画像複写装置で
あって、上記原稿用紙の1枚から読み取った画像につい
て、上記記録用紙の1枚に対して複写する単式複写モー
ド、または上記記録用紙の複数枚に対して複写する複式
複写モードのいずれかを判別する複写モード判別手段
と、上記複写モード判別手段によって複式複写モードと
判別された場合、上記複写データの解像度を通常よりも
低減させるとともに、その複写データに基づいて多色表
現方式での複写を始動させる複写動作制御手段とを有す
ることを特徴としている。
【0012】このような画像複写装置によれば、記録用
紙複数枚分の複写データを扱う複式複写モードでは、多
色表現方式での複写が始動されるとしても、その複写デ
ータの解像度が通常よりも低減させられるので、複式複
写モードかつ多色表現方式とした複写時であっても、解
像度の低減によって複写データができる限り小サイズと
され、そのような複写データによるメモリの占有状態を
可及的に回避することができ、コストを抑えるべくメモ
リサイズを一定としつつも、そのようなメモリを介して
要求された多量のデータ処理を伴う複写動作を安定的に
行うことができる。
【0013】また、請求項4に記載の画像複写装置は、
標準表現方式での複写を行うか、多色表現方式での複写
を行うかを予め設定しておく表現方式設定手段を備え、
前記複写モード判別手段によって複式複写モードと判別
され、かつ表現方式設定手段により多色表現方式が設定
されている場合、前記複写動作制御手段は、標準表現方
式が設定されている場合よりも複写データの解像度を低
減させ、その複写データに基づいて多色表現方式での複
写を始動させることを特徴としている。
【0014】このような画像複写装置によれば、表現方
式設定手段により設定されている方式にしたがって複写
が行われるため、ユーザの設定に応じた複写結果を得る
ことができ、また、複式複写モードにおいては、ユーザ
により多色表現方式が設定されている場合、複写データ
の解像度を自動的に低減させて複写を行うので、複写デ
ータによるメモリの占有状態を回避することができる。
したがって、ユーザによる表現方式の設定機能を維持し
つつ、複式複写モードによる複写動作についても確実に
行うことができる。
【0015】また、請求項5に記載の画像複写装置は、
請求項1または請求項3に記載の画像複写装置であっ
て、上記複写動作制御手段は、上記複写モード判別手段
によって複式複写モードと判別された場合、標準表現方
式での複写を始動させるか、または上記複写データの解
像度を通常よりも低減させ、その複写データに基づいて
多色表現方式での複写を始動させるかのいずれか一方を
任意に選択可能とされている。
【0016】このような画像複写装置によれば、記録用
紙複数枚分の複写データを扱う複式複写モードでは、色
数を抑えた標準表現方式によって複写を行うか、あるい
は通常の解像度よりも低減させて複写を行うかのいずれ
か一方を任意に選択することができるので、複写を始め
る前にユーザが画質を優先させるのか、あるいは色調を
優先させるのかを選択して複数部数の複写を行うことが
できる。
【0017】本発明の請求項6に記載の画像複写装置
は、原稿用紙から読み取った画像を記録用紙に複写する
際、主となる標準色よりも多くの色数を保有した多色材
を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成処理を行う
多色表現方式、および標準色によって画像形成処理を行
う標準表現方式での複写が可能とされた画像複写装置で
あって、上記メモリの未使用分となるメモリ残量を算出
するメモリ残量算出手段と、上記メモリ残量算出手段に
よって算出されたメモリ残量と所定値とを比較するメモ
リ残量比較手段と、上記メモリ残量比較手段によってメ
モリ残量が所定値より少ないとの結果が得られた場合、
多色表現方式での複写を禁止するとともに、標準表現方
式での複写を可能とする複写動作制御手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0018】このような画像複写装置によれば、メモリ
残量が所定値と比較して少ない場合、多色表現方式での
複写が行われることなく標準表現方式によって複写され
るので、メモリ残量が少ないことで複写データを蓄えき
れないような状況をできる限り回避することができ、コ
ストを抑えるべくメモリサイズを一定としつつも、その
ようなメモリを介して要求された複写動作を安定的に行
うことができる。
【0019】また、請求項7に記載の画像複写装置は、
標準表現方式での複写を行うか、多色表現方式での複写
を行うかを予め設定しておく表現方式設定手段を備え、
前記メモリ残量比較手段によってメモリ残量が所定値よ
りも少ないとの結果が得られた場合であっても、複写モ
ード判別手段により単式複写モードが設定されている場
合は、前記複写動作制御手段は、前記表現方式設定手段
によって設定されている表現方式での複写を始動させる
ことを特徴としている。
【0020】このような画像複写装置によれば、メモリ
残量が少ない場合の単式複写モードにおいては、表現方
式設定手段により設定されている方式にしたがって複写
が行われるため、ユーザの設定に応じた複写結果を得る
ことができ、また、メモリ残量が少ない場合の複式複写
モードにおいては、ユーザにより多色表現方式が設定さ
れていても強制的に標準表現方式が選択されるため、複
写データによるメモリの占有状態を回避することがで
き、複式複写モードによる複写動作を安定的に行うこと
ができる。
【0021】本発明の請求項8に記載の記憶媒体は、原
稿用紙から読み取った画像を記録用紙に複写する際、主
となる標準色よりも多くの色数を保有した多色材を用
い、標準色よりも多くの色数で画像形成処理を行う多色
表現方式、および標準色によって画像形成処理を行う標
準表現方式での複写が可能とされた画像複写装置を制御
するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上
記原稿用紙の1枚から読み取った画像について、上記記
録用紙の1枚に対して複写する単式複写モード、または
上記記録用紙の複数枚に対して複写する複式複写モード
のいずれかを判別するための設定モード判別プログラム
と、上記設定モード判別プログラムに基づいて単式複写
モードと判別された場合、多色表現方式での複写を始動
させる一方、複式複写モードと判別された場合には、標
準表現方式での複写を始動させるための複写動作制御プ
ログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴とし
ている。
【0022】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項1に記載の画像複写装置の動作を実現することが
できる。
【0023】本発明の請求項9に記載の記憶媒体は、原
稿用紙から読み取った画像を記録用紙に複写する際、主
となる標準色よりも多くの色数を保有した多色材を用
い、標準色よりも多くの色数で画像形成処理を行う多色
表現方式、および標準色によって画像形成処理を行う標
準表現方式での複写が可能とされた画像複写装置を制御
するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上
記原稿用紙の1枚から読み取った画像について、上記記
録用紙の1枚に対して複写する単式複写モード、または
上記記録用紙の複数枚に対して複写する複式複写モード
のいずれかを判別するための設定モード判別プログラム
と、上記設定モード判別プログラムに基づいて複式複写
モードと判別された場合、上記複写データの解像度を通
常よりも低減させるとともに、その複写データに基づい
て多色表現方式での複写を始動させるための複写動作制
御プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴
としている。
【0024】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項3に記載の画像複写装置の動作を実現することが
できる。
【0025】本発明の請求項10に記載の記憶媒体は、
原稿用紙から読み取った画像を記録用紙に複写する際、
主となる標準色よりも多くの色数を保有した多色材を用
い、標準色よりも多くの色数で画像形成処理を行う多色
表現方式、および標準色によって画像形成処理を行う標
準表現方式での複写が可能とされた画像複写装置を制御
するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上
記メモリの未使用分となるメモリ残量を算出するための
メモリ残量算出プログラムと、上記メモリ残量算出プロ
グラムに基づいて算出されたメモリ残量と所定値とを比
較するためのメモリ残量比較プログラムと、上記メモリ
残量比較プログラムに基づいてメモリ残量が所定値より
少ないとの結果が得られた場合、多色表現方式での複写
を禁止するとともに、標準表現方式での複写を可能とす
るための複写動作制御プログラムとを含むプログラムを
記憶したことを特徴としている。
【0026】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項6に記載の画像複写装置の動作を実現することが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して具体的に説明する。
【0028】本発明にかかる画像複写装置の一実施形態
を示した回路ブロック図を図1に示す。なお、本実施形
態においては、画像複写装置としてファクシミリ装置が
適用されており、このファクシミリ装置は、パーソナル
コンピュータ(以下、「PC」という)20に接続して
使用可能とされている。
【0029】図1に示すように、ファクシミリ装置は、
CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、
EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DM
AC9、画像読み取り部11、画像形成部12、操作部
13、および表示部14を具備して構成されている。C
PU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、E
EPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、および
DMAC9は、バス線15により相互に接続されてい
る。バス線15には、アドレスバス、データバス、およ
び制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、画像読
み取り部11、画像形成部12、操作部13、および表
示部14が接続されている。また、ゲートアレイ7に
は、外部のPC20が図示しない入出力ポートを介して
接続されている。NCU2には、公衆電話回線16が接
続されている。
【0030】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、公衆電話回線16に接続されて網制
御を行う。RAM3は、充電電池などにより電源バック
アップが施されており、CPU1の作業領域や各種デー
タの格納領域を提供する。モデム4は、ファクシミリデ
ータの変調や復調などを行う。ROM5は、各種のプロ
グラムや設定値などのデータを記憶している。EEPR
OM6は、各種のフラグや設定データなどを記憶する。
ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェース
として機能する。コーデック8は、ファクシミリデータ
の符号化や復号化を行う。DMAC9は、RAM3への
データの書き込みや読み出しを行う。
【0031】画像読み取り部11は、光源やイメージセ
ンサなどを備えており、原稿用紙から画像を読み取って
画像信号を出力する。画像形成部12は、たとえばイン
クジェット方式などのプリンタ機構を備えており、記録
用紙上に画像を形成する。ここで、画像形成部12のプ
リンタ機構においては、CMYK標準4色のインクを用
いてカラー画像を形成する標準表現方式(以下、「スタ
ンダードカラー方式」という)と、CMYK4色以外に
ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)といっ
た特殊インクを用いてカラー画像を形成する多色表現方
式(以下、「ファインカラー方式」という)によるプリ
ント動作が可能とされている。操作部13は、キースイ
ッチ群を備えており、ユーザの入力操作に応じた後述す
るコピーモードなどの入力信号を出力する。表示部14
は、文字や数字などの各種情報を表示するためのLCD
などを備えている。
【0032】本発明の要点について簡単に説明すると、
ファクシミリ装置は、本来の一般的なファクシミリ通信
機能の他に、デジタル音声による留守番録音機能や予約
した時刻に所望とする相手先にファクシミリ画像を送信
するといったメモリタイマ送信機能を備えている。ま
た、これらの機能とは別に、ファクシミリ装置は、PC
20からのプリントキューに基づいて画像を形成するプ
リンタ機能、同じくPC20からの読み取りキューに基
づいて画像を読み取るスキャナ機能、さらには、スタン
ドアローンでの一使用形態として、原稿用紙から読み取
った画像を記録用紙に複写する、いわゆる一般的なコピ
ー機と同様の複写機能を有している。特に、複写機能に
おいては、1枚の原稿用紙から読み取った画像を1枚の
記録用紙に複写するといった単式複写モード(以下、
「シングルコピーモード」という)、同じく1枚の原稿
用紙から読み取った画像を複数枚の記録用紙に対して複
写するといった複式複写モード(以下、「マルチコピー
モード」という)をコピーモードとして設定可能とされ
ている。なお、以下に説明するマルチコピーモードと
は、X枚の原稿用紙に対してY部複写するといったスタ
ックコピーやソートコピーの場合をいう。さらにまた、
複写を行う際には、先述したように、主となる標準色
(たとえばCMYK4色)よりも多くの色数(たとえば
特殊インクを加えた6色)を保有した多色材(インク)
を用いることにより、スタンダードカラー方式あるいは
ファインカラー方式でのカラー画像の形成が可能とされ
ている。そして、複写が行われる際に通常どちらのカラ
ー方式を用いるかを、予めユーザ自身が設定できるよう
に構成されており、その設定状況がEEPROM6内に
格納されるようになっている。
【0033】以上のようなコピーモード、カラー方式に
応じて複写が行われる際、CPU1は、プリンタバッフ
ァメモリとして機能するRAM3に複写データを蓄えつ
つ画像形成処理を行う。この際、コピーモードとしてシ
ングルコピーモードが設定されている場合、CPU1
は、1枚分の複写データをRAM3に蓄えつつファイン
カラー方式での複写を始動させるが、それに対し、マル
チコピーモードが設定されている場合、CPU1は、Y
部数のコピーにおいて最低限必要な原稿用紙1枚数分の
複写データをRAM3に蓄えつつスタンダードカラー方
式での複写を始動させる。また、マルチコピーモードが
設定されている場合、CPU1は、複写データの解像度
を通常よりも低減させるとともに、その複写データに基
づいてファインカラー方式での複写を始動させることも
できる。さらに、CPU1は、RAM3においてデータ
が格納されていない空き領域分のメモリ残量を算出する
とともに、算出したメモリ残量と所定値とを比較し、そ
のメモリ残量が所定値を下回る場合には、ファインカラ
ー方式での複写を禁止しスタンダードカラー方式での複
写を始動させる。このようにして複写時における動作態
様がCPU1によって制御されることで、RAM3の空
き容量を十分に確保した上で複写データが取り扱われる
こととなる。
【0034】すなわち、CPU1は、原稿用紙の1枚か
ら読み取った画像について、記録用紙の1枚に対して複
写する単式複写モード、または記録用紙の複数枚に対し
て複写する複式複写モードのいずれかを判別する設定モ
ード判別手段と、設定モード判別手段によって単式複写
モードと判別された場合、多色表現方式での複写を始動
させる一方、複式複写モードと判別された場合には、標
準表現方式での複写を始動させる複写動作制御手段とを
実現している。
【0035】また、CPU1は、設定モード判別手段に
よって複式複写モードと判別された場合、複写データの
解像度を通常よりも低減させるとともに、その複写デー
タに基づいて多色表現方式での複写を始動させる複写動
作制御手段を実現している。
【0036】さらに、CPU1は、メモリの未使用分と
なるメモリ残量を算出するメモリ残量算出手段と、メモ
リ残量算出手段によって算出されたメモリ残量と所定値
とを比較するメモリ残量比較手段と、メモリ残量比較手
段によってメモリ残量が所定値より少ないとの結果が得
られた場合、多色表現方式での複写を禁止するととも
に、標準表現方式での複写を可能とする複写動作制御手
段とを実現している。
【0037】また、操作部13、及びその操作部13に
より設定された内容を記憶しておくEEPROM6は、
標準表現方式での複写を行うか、多色表現方式での複写
を行うかを予め設定しておく表現方式設定手段を実現し
ている。
【0038】一方、ROM5は、原稿用紙から読み取っ
た画像を記録用紙に複写する際、複写データをメモリに
蓄えつつ画像形成処理を行う一方、主となる標準色より
も多くの色数を保有した多色材を用い、標準色よりも多
くの色数で画像形成処理を行う多色表現方式、および標
準色によって画像形成処理を行う標準表現方式での複写
が可能とされた画像複写装置を制御するためのプログラ
ムを記憶した記憶媒体であって、上記原稿用紙の1枚か
ら読み取った画像について、上記記録用紙の1枚に対し
て複写する単式複写モード、または上記記録用紙の複数
枚に対して複写する複式複写モードのいずれかを判別す
るための設定モード判別プログラムと、上記設定モード
判別プログラムに基づいて単式複写モードと判別された
場合、多色表現方式での複写を始動させる一方、複式複
写モードと判別された場合には、標準表現方式での複写
を始動させるための複写動作制御プログラムとを含むプ
ログラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0039】また、ROM5は、上記設定モード判別プ
ログラムに基づいて複式複写モードと判別された場合、
上記複写データの解像度を通常よりも低減させるととも
に、その複写データに基づいて多色表現方式での複写を
始動させるための複写動作制御プログラムとを含むプロ
グラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0040】さらに、ROM5は、上記メモリの未使用
分となるメモリ残量を算出するためのメモリ残量算出プ
ログラムと、上記メモリ残量算出プログラムに基づいて
算出されたメモリ残量と所定値とを比較するためのメモ
リ残量比較プログラムと、上記メモリ残量比較プログラ
ムに基づいてメモリ残量が所定値より少ないとの結果が
得られた場合、多色表現方式での複写を禁止するととも
に、標準表現方式での複写を可能とするための複写動作
制御プログラムとを含むプログラムを記憶した記憶媒体
を実現している。
【0041】次に、上記構成を有するファクシミリ装置
の動作について図面を参照して説明する。
【0042】複写時におけるファクシミリ装置の動作手
順を示したフローチャートを図2〜図6に示す。
【0043】まず、第一実施形態について図2に基づい
て説明する。CPU1は、図示されない原稿検知センサ
等により複写用の原稿がセットされたことが検知される
と、コピーモードの変更や、複写部数などの各種の入力
を受付け、ユーザによりスタートボタンが押下されるの
を待つ(S1)。そして、スタートボタンが押下される
と(S1:YES)、設定されているコピーモードが
「マルチコピーモード」か否かを判断する(S2)。な
お、マルチコピーモードにおいては、ユーザにより2以
上の複写部数が設定されており、ここでいうマルチコピ
ーモードとは、連続する原稿用紙に対して複数部数の複
写を行う場合、つまり、X枚の原稿用紙に対してスタッ
クコピーやソートコピーなどといったY部数の複写を行
う場合をいい、特に以下の説明においては、ソートコピ
ーを行う場合として説明する。
【0044】マルチコピーモードが設定されていた場合
(S2:YES)、CPU1は、画像読み取り処理を開
始する(S3)。これにより、画像読み取り部11にお
いては、1枚の原稿用紙から画像が読み取られ、CPU
1は、そうして得られた読み取りデータに基づいて複写
データを生成する。本実施形態では、マルチコピーモー
ドが設定された場合は、後述するスタンダードカラー方
式がカラー方式として自動的に選択されるため、このス
タンダードカラー方式にて取り扱われる複写データを生
成する。
【0045】ここで、CPU1は、マルチコピーモード
に対応したY部数の複写を行うために、セットされてい
る原稿X枚数分の複写データを順次RAM3の空き領域
に蓄積させる(S4)。この際、複写データは、スタン
ダードカラー方式に応じた、たとえばCMYK4色分の
データとして蓄積されることとなる。
【0046】そうして必要な複写データを蓄積しながら
CPU1は、スタンダードカラー方式による画像形成処
理を開始させる(S5)。これにより、画像形成部12
においては、記録用紙に対してたとえばCMYK4色に
よるカラー画像が形成し始められることとなる。なお、
この際、CPU1は、複写部数のカウントも開始させ
る。
【0047】このような画像形成処理を開始した後、C
PU1は、次枚目の原稿用紙がセットされているか否か
を検知し(S6)、次枚目の原稿用紙がセットされてい
ない場合(S6:YES)、CPU1は、複写部数とな
るY部数をカウントアップしたか否かを判断し(S
7)、カウントアップしていれば(S7:YES)、R
AM3に蓄積した複写データを消去し(S8)、この複
写処理に関するメインプログラムの実行を終了する。な
お、複写データの消去は、設定された複写部数をカウン
トアップした時点で一括して行っても、不要となった複
写データから順次消去を行ってもよい。
【0048】S7において、複写部数となるY部数がカ
ウントアップされない場合(S7:NO)、CPU1
は、S5に戻って残りの部数について画像形成処理を続
行する。
【0049】S6において、次枚目の原稿用紙がセット
されている場合(S6:NO)、CPU1は、S3に戻
ってセットされている原稿用紙について画像読み取り処
理を行う。
【0050】S2において、ユーザにより設定されたモ
ードがシングルコピーモードである場合(S2:N
O)、CPU1は、上記S3と同様に画像読み取り処理
を開始する(S9)。本実施形態では、シングルコピー
モードが設定された場合は、後述するファインカラー方
式がカラー方式として自動的に選択されるため、このフ
ァインカラー方式にて取り扱われる複写データを生成す
る。そして、CPU1は、シングルコピーモードに対応
した複写データを一時的にRAM3の空き領域に取り込
む(S10)。この際、複写データは、ファインカラー
方式に応じた、たとえばCMYK4色に特殊色を加えた
6色分のデータとして取り込まれることとなる。
【0051】そうして複写データをRAM3に取り込み
ながらCPU1は、ファインカラー方式による画像形成
処理を開始する(S11)。これにより、原稿用紙の読
み取りと同時に画像形成部12においては、1枚の記録
用紙に対してたとえばCMYK4色に特殊色を加えた6
色によるカラー画像が形成されることとなる。
【0052】その後、CPU1は、S6と同様に次枚目
の原稿用紙がセットされているか否かを検知し(S1
2)、次枚目の原稿用紙がセットされていない場合(S
12:YES)、複写データの画像形成処理が終了した
か否かを判断し(S13)、終了していれば(S13:
YES)、RAM3に取り込んだ複写データを消去して
(S8)、この複写処理に関するメインプログラムの実
行を終了する。なお、シングルコピーモードにおいて
は、一度画像形成部12より画像が形成された複写デー
タは不要となるため、不要となった複写データを順次R
AM3から消去させつつ、新たな複写データを取り込む
ことで、使用するRAM3の領域を最小限にすることが
できる。
【0053】S13において、画像形成処理が終了して
ない場合(S13:NO)、CPU1は、S11に戻っ
て残りの複写データについて画像形成処理を続行する。
【0054】S12において、次枚目の原稿用紙がセッ
トされている場合(S12:NO)、CPU1は、S9
に戻ってそれ以降の処理を繰り返し実行する。
【0055】このように第一実施形態のファクシミリ装
置によれば、原稿用紙1枚分の複写データを記録用紙1
枚に対してのみ画像形成するシングルコピーモードで
は、たとえば標準となるCMYK4色とした場合よりも
多いデータ量を処理するファインカラー方式での複写が
始動される。その一方、原稿用紙1枚分の複写データを
複数部数の記録用紙に対して画像形成するマルチコピー
モードでは、CMYK4色分のデータ量を処理するスタ
ンダードカラー方式での複写が始動されることとなる。
これにより、結局、上記各コピーモード時において処理
すべき複写データのデータ量がRAM3内に収まるべく
適正化され、特にマルチコピーモードにおいては、スタ
ンダードカラー方式により色数を抑えることで複写デー
タをできる限り小サイズとし、複写データによるRAM
3の占有状態を可及的に回避することができる。その結
果、コストを抑えるべくRAM3のメモリサイズを一定
としつつも、そのようなRAM3を介して要求された各
コピーモードによる複写動作を安定的に行うことができ
る。
【0056】なお、上記第一実施形態においては、S2
においてシングルコピーモードが設定されたと判断した
場合、S9以降に進み、自動的にファインカラー方式が
選択されるように構成されているが、図2に示す複写処
理を含む画像形成部12を作動させる各種処理におい
て、スタンダードカラー方式とファインカラー方式のど
ちらのカラー方式を優先的に使用するかを予めユーザ自
身が設定しておくことも可能である。その場合は、図2
の複写処理においても、通常はユーザが設定したカラー
方式を用いて処理が行われることになるが、複写データ
によるRAM3の占有状態を回避するために、マルチコ
ピーモードが設定され、かつファインカラー方式が設定
されている場合は、強制的にスタンダードカラー方式に
変更して複写処理を行い、それ以外のシングルコピーモ
ードの場合は、ユーザの設定したカラー方式にしたがっ
て複写処理を行うように構成してもよい。この構成によ
れば、通常時はユーザにより設定されているカラー方式
にしたがって複写が行われるため、ユーザの希望に応じ
た複写結果を得ることができ、また、マルチコピーモー
ドにおいては、ユーザによりファインカラー方式が設定
されていても強制的にスタンダードカラー方式が選択さ
れるため、複写データによるメモリの占有状態を回避す
ることができ、マルチコピーモードによる複写動作を安
定的に行うことができる。
【0057】次に、第二実施形態について図3に基づい
て説明する。本実施形態においては、複写処理の開始に
先だって、初期設定により、スタンダードカラー方式、
及びファインカラー方式のどちらのカラー方式を複写処
理において優先させるかを操作部13を用いてユーザに
設定させ、その設定値がEEPROM6内に記憶されて
いるものとする。
【0058】第一実施形態の場合と同様に、まずCPU
1はユーザによりスタートボタンが押下されるのを待つ
(S21)。そして、スタートボタンが押下されると
(S21:YES)、設定されているコピーモードが
「マルチコピーモード」か否かを判断する(S22)。
【0059】マルチコピーモードが設定されていた場合
(S22:YES)、CPU1は、さらに設定されてい
るカラー方式が「ファインカラー方式」であるか否かを
判断する(S23)。そして、ファインカラー方式が設
定されている場合は(S23:YES)、S24に進
み、通常より低い解像度による画像読み取り処理を開始
する。これにより、画像読み取り部11においては、1
枚の原稿用紙から低解像度に基づいて画像が読み取ら
れ、CPU1は、そうして得られた画質の粗い読み取り
データに基づいてファインカラー方式にて取り扱われる
複写データを生成する。
【0060】そうしてファインカラー方式による複写デ
ータを生成したCPU1は、マルチコピーモードに対応
したY部数の複写を行うために、原稿用紙X枚数分の複
写データを順次RAM3の空き領域に蓄積させる(S2
5)。この際、複写データは、ファインカラー方式に応
じた、たとえばCMYK4色に特殊色などの2色を加え
た6色分のデータとして蓄積されることとなり、この複
写データを用いて、第一実施形態と同様に、設定された
複写部数の複写処理が実行される(S26〜S29)。
【0061】S23において、「ファインカラー方式」
に設定されていない、すなわち「スタンダードカラー方
式」に設定されていると判断された場合(S23:N
O)、通常の解像度による画像読み取り処理を開始する
(S30)。これにより、画像読み取り部11において
は、1枚の原稿用紙から通常の解像度に基づいて画像が
読み取られ、CPU1は、そうして得られた通常画質の
読み取りデータに基づいてスタンダードカラー方式にて
取り扱われる複写データを生成する。
【0062】そうしてスタンダードカラー方式による複
写データを生成したCPU1は、マルチコピーモードに
対応したY部数の複写を行うために、原稿用紙X枚数分
の複写データを順次RAM3の空き領域に蓄積させる
(S31)。この際、複写データは、スタンダードカラ
ー方式に応じた、たとえばCMYK4色分のデータとし
て蓄積されることとなり、この複写データを用いて、第
一実施形態と同様に、設定された複写部数の複写処理が
実行される(S32〜S34,S29)。
【0063】S22において、設定されているコピーモ
ードが「マルチコピーモード」ではない場合(S22:
NO)、「シングルコピーモード」であると判断し、S
35に進み、シングルコピー処理を実行する。このシン
グルコピー処理において実行される処理は、第一実施形
態において説明した図2のS9〜S13,S8に相当
し、S11においては、予めEEPROM6内に記憶さ
れているカラー方式が選択される。
【0064】このように、第二実施形態のファクシミリ
装置によれば、マルチコピーモードでは、ファインカラ
ー方式での複写が始動されるとしても、その複写データ
の解像度が通常よりも低減させられるので、マルチコピ
ーモードかつファインカラー方式とした複写時であって
も、解像度の低減によって複写データをできる限り小サ
イズとし、そのような複写データによるメモリの占有状
態を可及的に回避することができ、コストを抑えるべく
RAM3のメモリサイズを一定としつつも、そのような
RAM3を介して要求された多量のデータ処理を伴う複
写動作を安定的に行うことができる。
【0065】また、ユーザにより設定されているカラー
方式にしたがって複写が行われるため、ユーザの希望に
応じた複写結果を得ることができ、また、マルチコピー
モードにおいては、ユーザによりファインカラー方式が
設定されている場合、複写データの解像度をスタンダー
ドカラー方式の場合より自動的に低減させて複写を行う
ので、複写データによるメモリの占有状態を回避するこ
とができ、ユーザによるカラー方式の設定機能を維持し
つつ、マルチコピーモードによる複写動作についても確
実に行うことができる。
【0066】次に、第三実施形態について図4に基づい
て説明する。第一実施形態の場合と同様に、まずCPU
1はユーザによりスタートボタンが押下されるのを待つ
(S41)。そして、スタートボタンが押下されると
(S41:YES)、その時点で各種データを格納して
いるRAM3のメモリ残量を算出する(S42)。ここ
で、メモリ残量とは、RAM3におけるCPU1の作業
用に確保した領域に加え、留守番録音機能やメモリタイ
マ送信機能に基づく音声データや画像データなどが格納
された領域などの全使用領域を除いた未使用領域分のサ
イズをいう。
【0067】そうしてメモリ残量を算出したCPU1
は、そのメモリ残量とあらかじめ定められた所定値とを
比較する(S43)。ここで、メモリ残量に対して比較
基準値とされる所定値としては、後述するファインカラ
ー方式での画像形成処理を行う際に最低限必要とされる
メモリの空き容量に基づいて定められたしきい値であっ
て、参考的にいうと、このしきい値そのものではない
が、ファインカラー方式により画像形成処理を行う場
合、複写データの格納領域として数百Kバイト程度の領
域が必要とされる。
【0068】メモリ残量が所定値より大きい場合(S4
3:YES)、CPU1は、カラー方式としてファイン
カラー方式を選択し(S44)、ファインカラー方式に
応じた複写処理を実行する(S46,S47)。ここで
は、設定されているコピーモードがシングルコピーモー
ド、マルチコピーモードに関わらず、ファインカラー方
式による複写処理を行い、処理内容については上記第
一,第二実施形態において実行されている処理と同様で
あるため、その説明を省略する。
【0069】一方、メモリ残量が所定値より小さい場合
(S43:NO)、CPU1は、カラー方式としてスタ
ンダードカラー方式を選択し(S45)、スタンダード
カラー方式に応じた複写処理を実行する(S46,S4
7)。ここでも、設定されているコピーモードに関わら
ずスタンダードカラー方式による複写処理を行う。
【0070】このように、第三実施形態のファクシミリ
装置によれば、メモリ残量が所定値と比較して少ない場
合、ファインカラー方式での複写が行われることなくス
タンダードカラー方式によって複写されるので、メモリ
残量が少ないことで複写データを蓄えきれないような状
況をできる限り回避することができ、コストを抑えるべ
くRAM3のメモリサイズを一定としつつも、そのよう
なRAM3を介して要求された複写動作を安定的に行う
ことができる。
【0071】なお、上記第三実施形態においては、S4
3においてメモリ残量が少ないと判断された場合、S4
5以降に進み、自動的にスタンダードカラー方式が選択
されるように構成されているが、スタンダードカラー方
式とファインカラー方式のどちらのカラー方式を優先的
に使用するかを予めユーザ自身が設定しておくことが可
能な場合は、例えば図5に示す動作が考えられる。
【0072】すなわち、スタートボタンの押下に基づい
て(S51:YES)、メモリ残量の算出を行い(S5
2)、メモリ残量が所定値よりも大きい場合(S53:
YES)、設定されているコピーモードの種類に関わら
ずユーザにより設定されたカラー方式を選択し(S5
6)、複写処理を行う(S57,S58)。一方、メモ
リ残量が所定値よりも小さい場合(S53:NO)、さ
らに設定されているコピーモードが「シングルコピーモ
ード」か否かを判断する(S54)。そして、シングル
コピーモードの場合は(S54:YES)、使用するメ
モリが比較的少ないため、ユーザにより設定されたカラ
ー方式に基づいて複写処理を行う(S56〜S58)。
また、シングルコピーモードではなく、マルチコピーモ
ードの場合は(S54:NO)、メモリ残量が少ないこ
とによる不具合を防ぐために、強制的にスタンダードカ
ラー方式を選択し(S55)、複写処理を行う(S5
7,S58)このような構成によれば、メモリ残量が少
ない場合のシングルコピーモード、あるいはメモリ残量
が多い場合の複写においては、ユーザにより設定されて
いる方式にしたがって複写が行われるため、ユーザの希
望に応じた複写結果を得ることができ、また、メモリ残
量が少ない場合のマルチコピーモードにおいては、ユー
ザによりファインカラー方式が設定されていても強制的
にスタンダード方式が選択されるため、複写データによ
るメモリの占有状態を回避することができ、マルチコピ
ーモードによる複写動作を安定的に行うことができる。
【0073】次に、第四実施形態について図6に基づい
て説明する。この実施形態は上記の3つの実施形態の各
ポイントを取り込んだものとなっている。
【0074】他の実施形態と同様に、まずCPU1はユ
ーザによりスタートボタンが押下されるのを待つ(S6
1)。そして、スタートボタンが押下されると(S6
1:YES)、CPU1は、ユーザにより設定されたコ
ピーモードがマルチコピーモードであるか否かを判断す
る(S62)。
【0075】マルチコピーモードが設定されている場合
(S62:YES)、続いてCPU1は、「画質優先」
または「色調優先」のいずれがユーザによって選択され
ているかを判別する(S63)。
【0076】「画質優先」が選択されていた場合(S6
3:YES)、CPU1は、通常解像度による画像読み
取り処理を行う(S64)。これにより、画像読み取り
部11においては、1枚の原稿用紙から通常解像度に基
づいて画像が読み取られ、CPU1は、そうして得られ
た読み取りデータに基づいてスタンダードカラー方式に
て取り扱われる複写データを生成し、RAM3の空き領
域に蓄積させる(S65)。この複写データを用いて、
上記実施形態と同様に、設定された複写部数の複写処理
がスタンダードカラー方式により実行される(S66〜
S69)。
【0077】S63において、「色調優先」が選択され
ていた場合(S63:NO)、CPU1は、通常より低
い解像度による画像読み取り処理を行う(S70)。こ
れにより、画像読み取り部11においては、1枚の原稿
用紙から低解像度に基づいて画像が読み取られ、CPU
1は、そうして得られた画質の粗い読み取りデータに基
づいてファインカラー方式にて取り扱われる複写データ
を生成し、RAM3の空き領域に蓄積させる(S7
1)。この複写データを用いて、上記実施形態と同様
に、設定された複数部数の複写処理がファインカラー方
式により実行される(S72〜S74,S69)。
【0078】S62において、ユーザにより設定された
コピーモードがマルチコピーモードではない場合(S6
2:NO)、S75に進み、シングルコピー処理を実行
する。このシングルコピー処理において実行される処理
は、第一実施形態において説明した図2のS9〜S13
に相当する。
【0079】このように、第四実施形態のファクシミリ
装置によれば、マルチコピーモードでは、色数を抑えた
スタンダードカラー方式によって複写を行うか、あるい
は通常の解像度よりも低減させてファインカラー方式に
より複写を行うかのいずれか一方を任意に選択すること
ができるので、複写を始める前にユーザが画質を優先さ
せるのか、あるいは色調を優先させるのかを選択してマ
ルチコピーモードの複写を行うことができ、また、いず
れの方法であっても、複写データによるメモリの占有状
態を回避することができ、マルチコピーモードによる複
写動作を安定的に行うことができる。
【0080】なお、上記実施形態においては、スタンダ
ードカラー方式とファインカラー方式といったカラーに
よる複写動作が切り替えられるように構成されている
が、モノクロとカラーとで複写動作を切り替え可能な構
成としても良い。
【0081】また、スタンダードカラー方式ではCMY
K4色、ファインカラー方式では特殊色を加えた6色に
よる画像形成処理が行われるとして説明したが、これは
あくまでも一例であって、色数に応じて切り替え可能な
構成であれば勿論適用可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の画像複写装置によれば、記録用紙1枚分の複写
データを扱う単式複写モードでは、標準色とした標準デ
ータ量よりも多いデータ量を処理する多色表現方式での
複写が始動される一方、複数枚分の複写データを扱う複
式複写モードでは、上記標準データ量を処理する標準表
現方式での複写が始動されるので、結局、上記各複写モ
ード時において処理すべき複写データのデータ量がメモ
リ内に収まるべく適正化され、特に複式複写モードにお
いては、標準表現方式により色数を抑えることで複写デ
ータをできる限り小サイズとし、複写データによるメモ
リの占有状態を可及的に回避することができ、コストを
抑えるべくメモリサイズを一定としつつも、そのような
メモリを介して要求された各複写モードによる複写動作
を安定的に行うことができる。
【0083】また、請求項2に記載した発明の画像複写
装置によれば、通常時は表現方式設定手段により設定さ
れている方式にしたがって複写が行われるため、ユーザ
の設定に応じた複写結果を得ることができ、また、複式
複写モードにおいては、ユーザにより多色表現方式が設
定されていても強制的に標準表現方式が選択されるた
め、複写データによるメモリの占有状態を回避すること
ができ、複式複写モードによる複写動作を安定的に行う
ことができる。
【0084】また、請求項3に記載した発明の画像複写
装置によれば、記録用紙複数枚分の複写データを扱う複
式複写モードでは、多色表現方式での複写が始動される
としても、その複写データの解像度が通常よりも低減さ
せられるので、複式複写モードかつ多色表現方式とした
複写時であっても、解像度の低減によって複写データが
できる限り小サイズとされ、そのような複写データによ
るメモリの占有状態を可及的に回避することができ、コ
ストを抑えるべくメモリサイズを一定としつつも、その
ようなメモリを介して要求された多量のデータ処理を伴
う複写動作を安定的に行うことができる。
【0085】また、請求項4に記載した発明の画像複写
装置によれば、表現方式設定手段により設定されている
方式にしたがって複写が行われるため、ユーザの設定に
応じた複写結果を得ることができ、また、複式複写モー
ドにおいては、ユーザにより多色表現方式が設定されて
いる場合、複写データの解像度を自動的に低減させて複
写を行うので、複写データによるメモリの占有状態を回
避することができる。したがって、ユーザによる表現方
式の設定機能を維持しつつ、複式複写モードによる複写
動作についても確実に行うことができる。
【0086】また、請求項5に記載した発明の画像複写
装置によれば、記録用紙複数枚分の複写データを扱う複
式複写モードでは、色数を抑えた標準表現方式によって
複写を行うか、あるいは通常の解像度よりも低減させて
複写を行うかのいずれか一方を任意に選択することがで
きるので、複写を始める前にユーザが画質を優先させる
のか、あるいは色調を優先させるのかを選択して複数部
数の複写を行うことができる。
【0087】また、請求項6に記載した発明の画像複写
装置によれば、メモリ残量が所定値と比較して少ない場
合、多色表現方式での複写が行われることなく標準表現
方式によって複写されるので、メモリ残量が少ないこと
で複写データを蓄えきれないような状況をできる限り回
避することができ、コストを抑えるべくメモリサイズを
一定としつつも、そのようなメモリを介して要求された
複写動作を安定的に行うことができる。
【0088】また、請求項7に記載した発明の画像複写
装置によれば、メモリ残量が少ない場合の単式複写モー
ドにおいては、表現方式設定手段により設定されている
方式にしたがって複写が行われるため、ユーザの設定に
応じた複写結果を得ることができ、また、メモリ残量が
少ない場合の複式複写モードにおいては、ユーザにより
多色表現方式が設定されていても強制的に標準表現方式
が選択されるため、複写データによるメモリの占有状態
を回避することができ、複式複写モードによる複写動作
を安定的に行うことができる。
【0089】また、請求項8に記載した発明の画像複写
装置によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPU
を動作させることにより、請求項1に記載の画像複写装
置の動作を実現することができる。
【0090】また、請求項9に記載した発明の画像複写
装置によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPU
を動作させることにより、請求項3に記載の画像複写装
置の動作を実現することができる。
【0091】また、請求項10に記載した発明の画像複
写装置によれば、記憶されたプログラムに基づいてCP
Uを動作させることにより、請求項6に記載の画像複写
装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像複写装置の一実施形態を示
した回路ブロック図である。
【図2】複写時におけるファクシミリ装置の動作手順を
示したフローチャートである。
【図3】複写時におけるファクシミリ装置の動作手順を
示したフローチャートである。
【図4】複写時におけるファクシミリ装置の動作手順を
示したフローチャートである。
【図5】複写時におけるファクシミリ装置の動作手順を
示したフローチャートである。
【図6】複写時におけるファクシミリ装置の動作手順を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 画像読み取り部 12 画像形成部 13 操作部 14 表示部 16 公衆電話回線 20 パーソナルコンピュータ(PC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 378 H04N 1/21 H04N 1/21 B41J 3/04 101A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿用紙から読み取った画像を記録用紙
    に複写する際、主となる標準色よりも多くの色数を保有
    した多色材を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成
    処理を行う多色表現方式、および標準色によって画像形
    成処理を行う標準表現方式での複写が可能とされた画像
    複写装置であって、上記原稿用紙の1枚から読み取った
    画像について、上記記録用紙の1枚に対して複写する単
    式複写モード、または上記記録用紙の複数枚に対して複
    写する複式複写モードのいずれかを判別する複写モード
    判別手段と、上記複写モード判別手段によって単式複写
    モードと判別された場合、多色表現方式での複写を始動
    させる一方、複式複写モードと判別された場合には、標
    準表現方式での複写を始動させる複写動作制御手段とを
    有することを特徴とする画像複写装置。
  2. 【請求項2】 標準表現方式での複写を行うか、多色表
    現方式での複写を行うかを予め設定しておく表現方式設
    定手段を備え、 前記複写モード判別手段によって複式複写モードと判別
    された場合、複写動作制御手段は、表現方式設定手段の
    設定状況に関係なく、標準表現方式での複写を始動させ
    る一方、単式複写モードと判別された場合、前記表現方
    式設定手段によって設定されている方式での複写動作を
    始動させることを特徴とする請求項1に記載の画像複写
    装置。
  3. 【請求項3】 原稿用紙から読み取った画像を記録用紙
    に複写する際、主となる標準色よりも多くの色数を保有
    した多色材を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成
    処理を行う多色表現方式、および標準色によって画像形
    成処理を行う標準表現方式での複写が可能とされた画像
    複写装置であって、上記原稿用紙の1枚から読み取った
    画像について、上記記録用紙の1枚に対して複写する単
    式複写モード、または上記記録用紙の複数枚に対して複
    写する複式複写モードのいずれかを判別する複写モード
    判別手段と、上記複写モード判別手段によって複式複写
    モードと判別された場合、上記複写データの解像度を通
    常よりも低減させるとともに、その複写データに基づい
    て多色表現方式での複写を始動させる複写動作制御手段
    とを有することを特徴とする画像複写装置。
  4. 【請求項4】 標準表現方式での複写を行うか、多色表
    現方式での複写を行うかを予め設定しておく表現方式設
    定手段を備え、 前記複写モード判別手段によって複式複写モードと判別
    され、かつ表現方式設定手段により多色表現方式が設定
    されている場合、前記複写動作制御手段は、標準表現方
    式が設定されている場合よりも複写データの解像度を低
    減させ、その複写データに基づいて多色表現方式での複
    写を始動させることを特徴とする請求項3に記載の画像
    複写装置。
  5. 【請求項5】 上記複写動作制御手段は、上記複写モー
    ド判別手段によって複式複写モードと判別された場合、
    標準表現方式での複写を始動させるか、または上記複写
    データの解像度を通常よりも低減させ、その複写データ
    に基づいて多色表現方式での複写を始動させるかのいず
    れか一方を任意に選択可能とされている、請求項1また
    は請求項3に記載の画像複写装置。
  6. 【請求項6】 原稿用紙から読み取った画像を記録用紙
    に複写する際、主となる標準色よりも多くの色数を保有
    した多色材を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成
    処理を行う多色表現方式、および標準色によって画像形
    成処理を行う標準表現方式での複写が可能とされた画像
    複写装置であって、上記メモリの未使用分となるメモリ
    残量を算出するメモリ残量算出手段と、上記メモリ残量
    算出手段によって算出されたメモリ残量と所定値とを比
    較するメモリ残量比較手段と、上記メモリ残量比較手段
    によってメモリ残量が所定値より少ないとの結果が得ら
    れた場合、多色表現方式での複写を禁止するとともに、
    標準表現方式での複写を可能とする複写動作制御手段と
    を有することを特徴とする画像複写装置。
  7. 【請求項7】 標準表現方式での複写を行うか、多色表
    現方式での複写を行うかを予め設定しておく表現方式設
    定手段を備え、 前記メモリ残量比較手段によってメモリ残量が所定値よ
    りも少ないとの結果が得られた場合であっても、複写モ
    ード判別手段により単式複写モードが設定されている場
    合は、前記複写動作制御手段は、前記表現方式設定手段
    によって設定されている表現方式での複写を始動させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像複写装置。
  8. 【請求項8】 原稿用紙から読み取った画像を記録用紙
    に複写する際、主となる標準色よりも多くの色数を保有
    した多色材を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成
    処理を行う多色表現方式、および標準色によって画像形
    成処理を行う標準表現方式での複写が可能とされた画像
    複写装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
    体であって、上記原稿用紙の1枚から読み取った画像に
    ついて、上記記録用紙の1枚に対して複写する単式複写
    モード、または上記記録用紙の複数枚に対して複写する
    複式複写モードのいずれかを判別するための設定モード
    判別プログラムと、上記設定モード判別プログラムに基
    づいて単式複写モードと判別された場合、多色表現方式
    での複写を始動させる一方、複式複写モードと判別され
    た場合には、標準表現方式での複写を始動させるための
    複写動作制御プログラムとを含むプログラムを記憶した
    ことを特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 原稿用紙から読み取った画像を記録用紙
    に複写する際、主となる標準色よりも多くの色数を保有
    した多色材を用い、標準色よりも多くの色数で画像形成
    処理を行う多色表現方式、および標準色によって画像形
    成処理を行う標準表現方式での複写が可能とされた画像
    複写装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
    体であって、上記原稿用紙の1枚から読み取った画像に
    ついて、上記記録用紙の1枚に対して複写する単式複写
    モード、または上記記録用紙の複数枚に対して複写する
    複式複写モードのいずれかを判別するための設定モード
    判別プログラムと、上記設定モード判別プログラムに基
    づいて複式複写モードと判別された場合、上記複写デー
    タの解像度を通常よりも低減させるとともに、その複写
    データに基づいて多色表現方式での複写を始動させるた
    めの複写動作制御プログラムとを含むプログラムを記憶
    したことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 原稿用紙から読み取った画像を記録用
    紙に複写する際、主となる標準色よりも多くの色数を保
    有した多色材を用い、標準色よりも多くの色数で画像形
    成処理を行う多色表現方式、および標準色によって画像
    形成処理を行う標準表現方式での複写が可能とされた画
    像複写装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶
    媒体であって、上記メモリの未使用分となるメモリ残量
    を算出するためのメモリ残量算出プログラムと、上記メ
    モリ残量算出プログラムに基づいて算出されたメモリ残
    量と所定値とを比較するためのメモリ残量比較プログラ
    ムと、上記メモリ残量比較プログラムに基づいてメモリ
    残量が所定値より少ないとの結果が得られた場合、多色
    表現方式での複写を禁止するとともに、標準表現方式で
    の複写を可能とするための複写動作制御プログラムとを
    含むプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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