JP4339943B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に接続して使用され、読取、印刷、ならびに複写といった複合的機能を有する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近におけるファクシミリ装置などの複合的機能を有する画像処理装置は、たとえばパーソナルコンピュータなどに接続して使用可能であり、昨今の使用者のニーズに応えて、1台の装置に読取、印刷、ならびに複写といった各種の機能が備えられている。
【0003】
この種の画像処理装置は、もちろんコンピュータに接続することなくスタンドアローンの形態で使用することも可能であり、その場合、一般的な複写機と同様のデータ処理プロセスを通じてハードコピーを出力可能である。
【0004】
一方、そのような複写機として使用する場合であっても、コンピュータ資源を有効に利用する形態としたカラーコピー対応の画像処理装置が開発されている。そのようなカラーコピー対応の画像処理装置では、コンピュータに接続された状態で、そのコンピュータのメモリなどをプリンタバッファとして利用する形態が採用されている。つまり、読取機能によってカラーの原稿画像から読み取られたRGB基調のカラー画像データは、一旦コンピュータのメモリに格納されるとともに、コンピュータ自体のデータ処理によってCMY基調のカラー印刷データに変換され、その後CMY基調のカラー印刷データが画像処理装置に返送されて印刷処理が施されている。これにより、複数部数を複写するソートコピーなどのようにサイズの大きいカラー印刷データが膨大に生成される場合であっても、画像処理装置に内蔵された容量の小さいメモリのみを使用するのではなく、コンピュータに内蔵のメモリを有効に活用して効率的にコピー処理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のカラーコピー対応の画像処理装置では、ソートコピーなどを行う場合、コンピュータのメモリを活用する方式を採用したことで、幾分かはコピー時間の短縮化が図られるが、RGBからCMY基調のデータに変換する処理をコンピュータに実行させていたために、その変換処理による時間分コピー処理全体に要する時間の短縮化が困難であるという難点があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置に接続された形態で複写を行う場合、その情報処理装置自体の機能を有効に利用しつつ、複写に要する時間のさらなる短縮化を図ることができる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の画像処理装置は、情報処理装置とデータ通信可能に接続され、カラーの原稿画像を読み取る画像読取手段と、上記画像読取手段により得られたRGB基調のカラー画像データをCMY基調のカラー印刷データに変換するデータ変換手段と、上記データ変換手段で変換された上記CMY基調のカラー印刷データを上記情報処理装置に転送するデータ転送手段と、上記情報処理装置から返信される上記CMY基調のカラー印刷データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された上記CMY基調のカラー印刷データを読み出して上記記録用紙に印刷する印刷手段と、を備え、さらに、使用者が複数部数を複写するソートコピーとそのソートコピーにおけるソート部数を指定するために操作する操作手段と、上記操作手段によりソートコピー及びソート部数が指定されると、指定されたソート部数を上記情報処理装置に送信するソート部数送信手段と、上記ソート部数送信手段で上記ソート部数が送信された後に、上記画像読取手段による上記カラーの原稿画像の読取処理、上記データ変換手段による上記RGB基調のカラー画像データのデータ変換処理及び上記データ転送手段による上記CMY基調のカラー印刷データの転送処理を行わせるソートコピー制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
このような画像処理装置によれば、読取処理によって得られたRGB基調のカラー画像データが印刷処理に適したCMY基調のカラー印刷データとして情報処理装置に転送されるので、その情報処理装置は、転送されたCMY基調のカラー印刷データを単に一旦記憶した後に読み出して画像処理装置に返送するだけで良く、RGBからCMYへの複雑な変換処理を情報処理装置が実行することなく、その分複写に要する時間を大幅に短縮することができる。特に、複数部数を複写するソートコピーなどのようにサイズの大きいカラー印刷データが膨大に生成される場合に、複写に要する時間を大幅に短縮できる効果を奏する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
また、請求項に記載した発明の画像処理装置は、請求項に記載の画像処理装置であって、上記データ変換手段および上記データ転送手段は、論理回路により構成されていることを特徴とする。
【0014】
このような画像処理装置によれば、請求項に記載の画像処理装置による効果に加えて、カラーモードの変換処理が論理回路によって実現されているので、ハードウェアによる高速化が図られ、データ転送を含めた複写全体に要する時間をより大幅に短縮することができる。
【0015】
さらに、請求項に記載した発明の画像処理装置は、請求項1または請求項2に画像処理装置であって、上記報処理装置は、パーソナルコンピュータであり、上記画像処理装置は、読取、印刷、複写およびファクシミリ通信の複合的機能を有するファクシミリ装置であることを特徴としている。
【0016】
このような画像処理装置によれば、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置による効果に加えて、読取、印刷、ならびに複写といった複合的機能を有する一般的なファクシミリ装置に適用することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0022】
図1は、本発明にかかる画像処理装置をファクシミリ装置に適用した場合の一実施形態を示した回路ブロック図である。この図に示すように、ファクシミリ装置Aは、他の情報処理装置である、たとえばパーソナルコンピュータBに接続して使用可能であり、もちろんパーソナルコンピュータに接続することなくスタンドアローンの形態で使用することもできる。なお、パーソナルコンピュータBは、プロセサ21、ROM22、RAM23、インターフェース24、およびモニタ部25などを備えた一般的なものと同様であるため、その詳細な説明を省略する。
【0023】
ファクシミリ装置Aは、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読取部11、印刷部12、操作部13、および表示部14を具備して構成されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線15により相互に接続されている。バス線15には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、印刷部12、操作部13、および表示部14が接続されている。NCU2には、公衆電話回線16が接続されている。
【0024】
CPU1は、ファクシミリ装置A全体を制御する。NCU2は、公衆電話回線16に接続されて網制御を行う。RAM3は、充電電池などにより電源バックアップが施されており、CPU1の作業領域や各種データの格納空間を提供する。モデム4は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。ROM5は、各種のプログラムや設定値などのデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフラグや設定データなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コーデック8は、ファクシミリデータの符号化や復号化を行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0025】
読取部11は、光源やイメージセンサなどを備えており、読取原稿から画像を読み取ってRGB色に基づくカラーの画像信号を出力する。印刷部12は、たとえばインクジェット方式などの印刷装置を備えており、CMY基調の印刷データに基づいて記録用紙上にカラー画像を形成する。操作部13は、使用者の入力操作に応じた信号を出力する。表示部14は、各種メッセージなどを表示する。なお、ここでいうCMY基調とは、RGB色との補色関係から用いた語句であって、実際のCMY基調の印刷データには、C,M,Y,K各色に対応した色データが含まれる。
【0026】
本発明の要点について説明すると、ファクシミリ装置Aは、その主要な機能であるファクシミリ通信機能とは別に、読取(スキャナ)、印刷(プリンタ)、ならびに複写(コピー)といった複合的機能を有しており、特に、カラーコピーを行う際は、パーソナルコンピュータBのメモリであるRAM23を有効に利用する方式が採用されている。このカラーコピーの際、まず、カラーの読取原稿が読取部11にて読み取られることでカラー画像信号が得られる。そうして得られたカラー画像信号は、ゲートアレイ7によりデジタルのカラー画像データに変換されてパーソナルコンピュータBに転送される。この際、読取処理により得られたカラー画像信号は、読取部11での光学的特性などによりRGB基調のカラーモードであるが、そのカラー画像信号は、ゲートアレイ7によってデジタルデータに変換され、さらにCMY基調のデータに変換された後、パーソナルコンピュータBに転送される。パーソナルコンピュータBでは、CMY基調のカラー画像データが一時的にRAM23に格納された後、CMY基調のカラー印刷データとしてファクシミリ装置Aに返送され、そのカラー印刷データを受け取ったファクシミリ装置Aでは、印刷部12においてカラー印刷データに基づく印刷処理が施される。
【0027】
つまり、カラーコピー処理によっては、入力媒体となる読取原稿から出力媒体となる記録用紙上にカラー画像が写し取られるが、そのコピー処理は、ファクシミリ装置A内部の処理のみで完結することなく、パーソナルコンピュータBのRAM23を利用しつつ動作するものとされている。一方、コンピュータ資源を提供するパーソナルコンピュータBは、既にカラー印刷データに適したCMY基調のカラーモードに変換されたカラー画像データを、RAM23を介して単にカラー印刷データとして返送するだけであり、ファクシミリ装置Aとの間でデータ交換する動作を主に行うだけである。
【0028】
また、スキャナ機能に基づいて動作する場合、読取部11から得られたRGB基調のカラー画像信号は、ゲートアレイ7によってデジタルデータに変換された後、パーソナルコンピュータBに転送される。この際、CPU1は、そのRGB基調のカラー画像信号をゲートアレイ7によってCMY基調に変換させることなく、そのRGB基調のカラーモードを維持した状態でカラー画像データをパーソナルコンピュータBに転送させる。
【0029】
すなわち、読取部11は、カラーの原稿画像を読み取る画像読取手段を実現している。
【0030】
ゲートアレイ7は、画像読取手段により得られたカラー画像データを別の情報処理装置に転送するとともに、その転送に応じて情報処理装置から返送されたカラー印刷データを取り込むインターフェース手段を実現している。また、ゲートアレイ7は、インターフェース手段による転送前のカラー画像データを、カラー印刷データに適したカラーモードに変換するカラーモード変換手段を実現している。
【0031】
印刷部12は、インターフェース手段を介して取り込んだカラー印刷データに基づいて、用紙に印刷処理を施す画像印刷手段を実現している。
【0032】
CPU1は、カラー画像データを別の情報処理装置に対して一方的に送信する場合、カラーモード変換手段を動作させることなくインターフェース手段によりカラー画像データを転送させる転送形式切り換え手段を実現している。
【0033】
なお、別の実施形態としては、ソフトウェアによりカラーモード変換処理を実行させる形態が考えられ、この場合、CPU1は、インターフェース手段による転送前のカラー画像データを、カラー印刷データに適したカラーモードに変換するカラーモード変換手段を実現することとなる。
【0034】
また、ROM5は、カラーの原稿画像を読み取る画像読取手段と、上記画像読取手段により得られたカラー画像データを別の情報処理装置に転送するとともに、その転送に応じて上記情報処理装置から返送されたカラー印刷データを取り込むインターフェース手段と、上記インターフェース手段を介して取り込んだカラー印刷データに基づいて、用紙に印刷処理を施す画像印刷手段とを有する画像処理装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上記インターフェース手段による転送前の上記カラー画像データを、上記カラー印刷データに適したカラーモードに変換するためのカラーモード変換プログラムを含むプログラムを記憶した記憶媒体を実現することとなる。
【0035】
次に、上記構成を有するファクシミリ装置Aの動作について図面を参照して説明する。
【0036】
図2は、ファクシミリ装置Aのモード処理時におけるCPU1の動作手順を示したフローチャートである。なお、ファクシミリ装置Aは、電源オンにより動作可能な状態とされたパーソナルコンピュータBに接続されており、パーソナルコンピュータBは、ファクシミリ装置Aに連動して動作するためのプログラムが起動された状態であるとする。
【0037】
図2に示すように、電源オンの状態でモード処理を開始したCPU1は、使用者が操作部13の所定キーを操作することでコピーモードが選択されたか否かを判断する(S1)。なお、ここでいうコピーモードは、カラーコピーであって、別にモノクロコピーも可能であるが、本実施形態では、カラーコピー時の処理動作に特徴を有することから、モノクロコピー時の動作については、図示説明を省略する。
【0038】
コピーモードが選択されると(S1:YES)、さらにCPU1は、使用者が操作部13の所定キーやテンキーなどを操作することでソートコピーが指定されたか否かを判断する(S2)。
【0039】
ソートコピーが指定された場合(S2:YES)、CPU1は、ソートコピーに応じたソート部数をパーソナルコンピュータBに通知する(S3)。ここで、ファクシミリ装置A側で設定されたソート部数は、設定データとしてファクシミリ装置AのRAM3あるいはEEPROM6に一旦記憶され、パーソナルコンピュータBにおいては、ファクシミリ装置Aから通知されたソート部数がRAM23に一旦記憶される。そうしてRAM23に記憶されたソート部数は、後述する印刷処理によって印刷部数をカウントするために用いられる。
【0040】
その後、CPU1は、読取部11により読取原稿の画像を読み取る読取処理を行わせる(S4)。この読取処理においては、重ねられた複数枚の読取原稿が1枚ずつ所定の読取位置まで引き込まれながら読み取られ、そうして得られたカラー画像信号は、RGBを基調としたカラーモードの信号として順次ゲートアレイ7に入力され、デジタルのカラー画像データに変換される。
【0041】
そして、CPU1は、ゲートアレイ7にRGB基調のカラー画像データをCMY基調のカラー画像データに変換させる(S5)。このようなRGBからCMYへのカラーモード変換処理は、カラー画像データにおいて各RGB色を示す色データに対し、補色関係に基づいてビット反転処理を施すことにより行われており、読取処理と印刷処理における色のデータ形式が異なることからコピー機能などにおいて必須の処理とされている。
【0042】
カラーモード変換処理によってCMY基調のカラー画像データを得たCPU1は、そのCMY基調のカラー画像データをゲートアレイ7によりパーソナルコンピュータBに転送させる(S6)。
【0043】
そして、CMY基調の画像データ転送を開始させた後、CPU1は、読取原稿の全枚数分に相当するカラー画像データの転送が完了したか否かを判断する(S7)。
【0044】
読取原稿の全枚数分に相当するCMY基調のカラー画像データを転送完了すると(S7:YES)、CPU1は、パーソナルコンピュータBから返信される印刷処理に適したCMY基調のカラー印刷データをRAM3に順次取り込む(S8)。この際、パーソナルコンピュータBにおいては、ファクシミリ装置Aから転送されてきたCMY基調のカラー画像データが一時的にRAM23に格納され、その後、RAM23から読み出されたカラー画像データがCMY基調のカラー印刷データとしてファクシミリ装置Aに返送されている。つまり、パーソナルコンピュータBは、主にRAM23をプリンタバッファとして用いられるのみであって、単にそのRAM23を介してファクシミリ装置Aとの間でデータを交換するために利用されている。このようなパーソナルコンピュータBは、ソート部数ごとにカラー印刷データをファクシミリ装置Aに対して送信する。
【0045】
CMY基調のカラー印刷データをRAM3に取り込んだCPU1は、そのRAM3からCMY基調のカラー印刷データを読み出しつつ、そのカラー印刷データに基づいて印刷部12により印刷処理を行わせる(S9)。こうしてソート部数全ての印刷が終了することにより、CPU1は、以上説明したモード処理に関するプログラムの実行を終了する。
【0046】
S7において、読取原稿の全枚数分に相当するCMY基調のカラー画像データの転送が完了しない場合(S7:NO)、CPU1は、S4に戻って読取処理以降の処理を継続させる。
【0047】
S2において、ソートコピーではなく単に1部数の単純コピーが選択された場合(S2:NO)、CPU1は、S3の処理動作をスキップしてS4以降の処理動作を実行させる。
【0048】
S1において、コピーモードが選択されない場合(S1:NO)、CPU1は、コピーモードとは別のスキャナモードが選択されたか否かを判断する(S10)。ここで、スキャナモードとは、読取処理により得られたカラー画像データをパーソナルコンピュータBに一方的に転送するだけの機能である。このスキャナモードにおいてパーソナルコンピュータBに転送されたカラー画像データは、モニタ部25での表示データとして用いられたり、図示しないハードディスクなどの補助記憶装置にビットマップデータとして保存されることとなる。
【0049】
スキャナモードが選択された場合(S10:YES)、CPU1は、上記S4と同様の読取処理を実行させる(S11)。このS11における読取処理においても、読取原稿の画像がRGB基調のカラー画像データとして得られることとなる。
【0050】
RGB基調のカラー画像データを得たCPU1は、そのRGB基調のカラー画像データをそのままゲートアレイ7によりパーソナルコンピュータBに転送させる(S12)。そうしてパーソナルコンピュータBに転送されたRGB基調のカラー画像データは、RAM23に一旦格納され、その後パーソナルコンピュータBのプロセサ21によって各種の画像処理が施されてモニタ表示やデータ保存に用いられることとなる。
【0051】
RGB基調のカラー画像データを転送完了すると(S13:YES)、CPU1は、モード処理に関するプログラムの実行を終了する。
【0052】
一方、S13において、RGB基調のカラー画像データの転送が完了しない場合(S13:NO)、CPU1は、S11に戻って読取処理以降の処理を継続させる。
【0053】
また、S10において、スキャナモードが選択されない場合(S10:NO)、CPU1は、コピーモードもスキャナモードも選択されていない状態であると判断し、このモード処理を実行させることなく待機状態とする。
【0054】
要点について要約すると、カラーコピー時において、カラーの原稿画像を読み取って得られたカラー画像データは、カラー印刷データに適したCMY基調のカラーモードに変換された後、別のパーソナルコンピュータBに転送され、さらにその後、そのパーソナルコンピュータBから返送されるカラー印刷データに基づいてファクシミリ装置Bにより印刷処理が施される。
【0055】
したがって、上記構成、動作を有するファクシミリ装置Aによれば、カラーコピーに際して読取処理により得られたRGB基調のカラー画像データは、一旦パーソナルコンピュータBに転送されるのに際し、印刷処理に適したCMY基調のデータ形式に変換されるので、パーソナルコンピュータBを一時的に利用する形態であっても、そのパーソナルコンピュータB自体は、カラーモードに基づくデータ形式の変換処理を実行することなく単にデータ転送を介助するだけであり、その分、他のパーソナルコンピュータBを利用する形態でのカラーコピーに要する時間を従来に比べて短縮することができる。
【0056】
なお、本実施形態においては、パーソナルコンピュータBに接続された状態でコンピュータ資源を有効に活用する方式が採用されているが、もちろんパーソナルコンピュータBに接続することなくスタンドアローンの形態で使用することも可能である。その場合、一般的な複写機と同様のデータ処理プロセスを通じてコピー処理が行われる。つまり、カラー画像データについてRGBからCMYにカラーモードを変換する処理は、本実施形態と同様の処理を経て生成されるが、そうして得られたCMY基調のカラー画像データは、スタンドアローンでの使用形態の場合、直接カラー印刷データとしてRAM3に一時的に格納されつつ用いられることとなる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の画像処理装置によれば、読取処理によって得られたRGB基調のカラー画像データが印刷処理に適したCMY基調のカラー印刷データとして情報処理装置に転送されるので、その情報処理装置は、転送されたCMY基調のカラー印刷データを単に一旦記憶した後に読み出して画像処理装置に返送するだけで良く、RGBからCMYへの複雑な変換処理を情報処理装置が実行することなく、その分複写に要する時間を大幅に短縮することができる。また、複数部数を複写するソートコピーなどのようにサイズの大きいカラー印刷データが膨大に生成される場合に、特に複写に要する時間を大幅に短縮できる効果を奏する。
【0058】
【0059】
【0060】
また、請求項に記載した発明の画像処理装置によれば、請求項に記載の画像処理装置による効果に加えて、カラーモードの変換処理が論理回路によって実現されているので、ハードウェアによる高速化が図られ、データ転送を含めた複写全体に要する時間をより大幅に短縮することができる。
【0061】
さらに、請求項に記載した発明の画像処理装置によれば、請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像処理装置による効果に加えて、読取、印刷、ならびに複写といった複合的機能を有する一般的なファクシミリ装置に適用することができる。
【0062】
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像処理装置をファクシミリ装置に適用した場合の一実施形態を示した回路ブロック図である。
【図2】 ファクシミリ装置のモード処理時におけるCPUの動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
A ファクシミリ装置
B パーソナルコンピュータ
1 CPU
2 NCU
3 RAM
4 モデム
5 ROM
6 EEPROM
7 ゲートアレイ
8 コーデック
9 DMAC
11 読取部
12 印刷部
13 操作部
14 表示部
16 公衆電話回線

Claims (3)

  1. 情報処理装置とデータ通信可能に接続され、カラーの原稿画像を読み取る画像読取手段と、
    上記画像読取手段により得られたRGB基調のカラー画像データをCMY基調のカラー印刷データに変換するデータ変換手段と、
    上記データ変換手段で変換された上記CMY基調のカラー印刷データを上記情報処理装置に転送するデータ転送手段と、
    上記情報処理装置から返信される上記CMY基調のカラー印刷データを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶された上記CMY基調のカラー印刷データを読み出して上記記録用紙に印刷する印刷手段と、
    を備え、さらに、
    使用者が複数部数を複写するソートコピーとそのソートコピーにおけるソート部数を指定するために操作する操作手段と、
    上記操作手段によりソートコピー及びソート部数が指定されると、指定されたソート部数を上記情報処理装置に送信するソート部数送信手段と、
    上記ソート部数送信手段で上記ソート部数が送信された後に、上記画像読取手段による上記カラーの原稿画像の読取処理、上記データ変換手段による上記RGB基調のカラー画像データのデータ変換処理及び上記データ転送手段による上記CMY基調のカラー印刷データの転送処理を行わせるソートコピー制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記データ変換手段および上記データ転送手段は、論理回路により構成されていることを特徴とする、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 上記情報処理装置は、パーソナルコンピュータであり、上記画像処理装置は、読取、印刷、複写およびファクシミリ通信の複合的機能を有するファクシミリ装置であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
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