JP3841139B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、割込処理機能を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばコピー装置などの画像形成装置には割込機能が付加されている。例えば大量のコピーを行っている間で別のコピーを行いたい場合、割込を指示する。これによって割込処理に移行し、別のコピー処理を行うことができる。別のコピー処理を行った後は、割込を解除する指示を行うことによって、元のコピー処理に戻ってコピーを続けることができる。
【0003】
近年の高機能化とともに、画像形成装置に通信機能を付加した装置も開発されている。このような通信機能が付加された装置において、コピー装置のように割込の指示によってすべての機能を停止して割込処理に移行してしまうと、問題が発生する。例えば画像の送信中に割込指示によって送信を中断してしまうと、通信エラーとなって正常に画像を送ることができないばかりか、通信相手先に対しても迷惑をかけることになる。
【0004】
通常、割込処理で用いるのは、画像を読み取る読取装置と、画像の記録を行う記録装置である。例えば通信装置等は割込処理時に停止させる必要がなく、割込処理時においても通信を続けていてもよい。これによって、上述のような送信中の割込指示による中断を回避することができる。
【0005】
しかし、例えば読取装置で画像を読取ながら送信を行うような場合では、割込の指示によって読取装置を停止してしまうと、やはり通信エラーが発生する。また、読取装置で読み取った画像を一旦メモリに格納してから送信する場合でも、割込処理によって中断した読取処理が正常に再開されない場合が多く、通信相手先に迷惑がかかる場合が多かった。
【0006】
さらに、装置が保持している各種の情報を自動的に記録出力している場合や、メモリ内に保持している画像やデータなどをユーザが指定することによって記録装置で記録している場合などにおいて、割込指示を受けることもある。従来の画像形成装置では、このような場合にも記録装置の動作を中断して割込処理を行っていた。
【0007】
しかし、例えば自動的に装置内部の情報を記録出力している最中に記録処理が中断されて情報が分断されてしまうと、途中までの情報で記録が終了したと思い込み、誤操作を行ってしまったり、あるいは一部分のみを紛失してしまう等の問題があった。また、ユーザが画像やデータなどを指定することによって記録出力している場合、記録出力はすぐに終わるのにもかかわらず、その記録出力を行ったユーザが割込処理によって長時間待たされることがあるという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、割込処理を行うことができるとともに、割込処理による弊害を防止した画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信機能を備えた画像形成装置において、通信手段と、読取手段と、記憶手段と、記録手段と、割込の指示が可能な操作手段と、前記操作手段による割込の指示を受けて割込処理を実行するとともに前記読取手段で読み取った画像を前記記憶手段に格納してから送信する場合の送信画像を前記読取手段で読み取っている間は前記操作手段による割込の指示を拒否するように制御する制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、前記読取手段で読み取った画像を前記記憶手段に格納してから送信する場合に、相手先に不用意な画像が送られて迷惑をかけるといった、割込処理による弊害を防止することができる。
【0010】
また、前記操作手段からの操作による記録出力を前記記録手段で実行している間は前記操作手段による割込の指示を拒否するように制御することができる。これによって、ユーザが記録出力の操作を行ったことによる記録出力に対し、割込処理が行われることがなくなり、すぐに終わる記録出力を割込処理で中断され、長時間ユーザが待たされるといった弊害を防止することができる。
【0011】
さらに、装置が自動的に行う装置内部状態リスト記録出力を前記記録手段で実行している間は前記操作手段による割込の指示を拒否するように制御することができる。これによって、装置内部状態リスト記録出力が割込処理で寸断されるといった割込処理による弊害を防止し、装置内部状態を確実にユーザに伝えることができるようになる。
【0012】
もちろん、これらの発明においては割込処理の機能を備えているので、通信機能による送信画像を前記読取手段で読み取っている間や、操作手段からの操作による記録出力を前記記録手段で実行している間、装置が自動的に行う装置内部状態リスト記録出力を前記記録手段で実行している間を除き、例えばコピー機能を利用しているときなどは割込の指示を行って割込処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブロック図である。図中、11は主制御部、12は表示部、13は操作部、14は割込キー、15は読取部、16は記録部、17はPCインタフェース、18はNCU、19はモデム、20は画像メモリ、21はRAM、22はROM、23はバス、31はコンピュータである。
【0014】
主制御部11は、装置全体を制御し、各部を動作させて、画像送受信機能、コピー機能、PC印刷機能などを実現する。画像送信機能では、読取部15で読み取った画像をモデム19及びNCU18を用いて通信相手先へ送信する。また画像受信機能では、通信相手先から送られてくる画像をNCU18及びモデム19を介して受信し、記録部16で記録出力する。コピー機能では、読取部15で読み取った画像を記録部16で記録出力する。PC印刷機能では、PCインタフェース17を介してコンピュータ31から送られてくるデータを記録部16で記録出力する。これらの機能を実行する際には、受信した画像、送信する画像、コピーする画像、印刷するデータなどを一旦、画像メモリ20に格納しておくことができる。画像メモリ20に格納しておいた画像やデータを、後で操作部13から指定を受けて、記録部16で記録出力する機能も有している。また、装置内の各種の設定状態や送受信のジャーナルなどを操作部13からの指示に従って記録部16で記録出力する。さらに、例えば送受信のジャーナルなどについては、所定の条件の下で自動的に装置内部状態リストとして記録部16で記録出力させる機能も有している。
【0015】
主制御部11はまた、操作部13から割込の指示を受けると、読取部15で読取中の原稿があればその1枚の原稿についての読取を終了した時点で読取処理を中断し、また、記録部16で記録中の画像があれば記録中の1枚の用紙についての記録が終了した時点で記録処理を中断して、割込処理に移行する。割込状態では、コピー処理、画像送信処理(送信中の場合には送信画像の読取処理のみ)、画像メモリ中の画像や管理情報などの記録処理、各種の設定など、様々な処理を行わせることができる。しかし、割込処理に移行すると弊害が発生する場合については、割込の指示を拒否し、割込処理には移行しないように制御する。このとき、例えば表示部12に「割込はできません」といったメッセージを表示するとともに、図示しないブザーを鳴動させるなどによって、ユーザに割込の指示が拒否されたことを知らせる。割込処理に移行しない場合として、画像送信機能により送信画像を読取部15で読み取っている間や、ユーザが操作部13から操作したことにより画像メモリ20内の画像やデータを記録部16で記録出力している間、さらに自動的に行う装置内部状態リストの記録出力を記録部16で実行している間などがある。なお、割込処理に移行しても、例えばNCU18及びモデム19を用いた送受信処理はそのまま続行する。また、PCインタフェース17を介してコンピュータ31との間で画像やデータを送受信する処理についても、そのまま続行することができる。
【0016】
表示部12は、利用者に対するメッセージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。例えば、割込の指示が拒否された時のメッセージなどを表示することができる。操作部13は、利用者が各種の設定や指示などを行う際に用いられる。例えば、送信機能あるいはコピー機能の選択を行う選択キーや、選択した機能の実行指示などを行うスタートキー等が設けられている。特に、各種の機能を実行中に割込処理を指示するための割込キー14が設けられている。この割込キー14を操作者が操作することによって、割込を指示することができる。また、割込処理から復帰する場合にも、やはり割込キー14を操作すればよい。もちろん、割込の指示と割込からの復帰を別のキーによって指示するように構成してもよい。また、操作部13から画像メモリ20に格納されている画像やデータ、例えばポーリング画像や親展受信した画像などを記録部16で記録出力させる指示を行うことができる。さらに、装置の状態や設定、通信ジャーナルなどを記録部16で記録出力させる指示なども行うことができる。操作部13においては、このほかにも種々の入力、設定を行うことが可能である。
【0017】
読取部15は、主制御部11による制御に従い、送信あるいはコピーすべき原稿上の画像を読み取る。読取部15としては、イメージスキャナやデジタルカメラなど、種々の画像読取装置を適用することができる。また、記録部16は、受信した画像あるいは読取部15で読み取った画像などを、主制御部11の制御に従って用紙上に記録する。記録方法としては、例えば電子写真方式やインクジェット方式など、種々の方式を採用することができる。
【0018】
PCインタフェース17は、外部のコンピュータ31などと接続され、例えば記録部16で記録すべきデータや、モデム19及びNCU18を介して他の装置へ送信すべきデータを外部のコンピュータ31から受け取る。受け取ったデータは、例えば画像メモリ20に一旦格納しておくことができる。また、例えば受信した画像や読取部15で読み取った画像を外部のコンピュータ31に送信することもできる。なおこのPCインタフェース17は、接続されるコンピュータ31との接続方法に応じて構成すればよく、例えばLANインタフェースなどで構成し、LANを経由して複数のコンピュータなどの機器と接続可能に構成されていてもよい。もちろん、コンピュータ31と所定のインタフェースで直結されていてもよい。
【0019】
NCU18は、回線を制御して外部機器との通信を行う。また、モデム19は、送受信する画像データの変復調を行う。
【0020】
画像メモリ20は、送信する画像データや受信した画像データ、読取部15で読み取った画像、PCインタフェース17を介してコンピュータ31などから送られてくるデータ、その他処理中の画像やデータ等を記憶する。画像を記憶する場合、そのまま記憶してもよいし、圧縮された状態で記憶してもよい。
【0021】
RAM21は、主制御部11や他の各部の処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。ROM22は、主制御部11の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0022】
バス23は、主制御部11、表示部12、操作部13、読取部15、記録部16、PCインタフェース17、NCU18、モデム19、画像メモリ20、RAM21、ROM22等を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス23に接続されていてもよい。
【0023】
図2は、本発明の画像形成装置の実施の一形態における動作の一例を示すフローチャートである。まずS41において、割込操作を許可する状態に設定しておく。そして、各機能に対する処理を実行する。ここでは、コピー機能、画像送信機能、手動プリント、リストプリント、画像受信機能、PC印刷機能について示している。他の機能を追加してもよいことは言うまでもない。
【0024】
コピー機能を実行する際には、S42においてこれを検出し、S48においてコピー処理を行う。このコピー処理は、割込操作が許可された状態で行われるので、例えば操作部13で割込キー14が操作されることによって、割込処理に移行することができる。コピー処理は、読取部15における読取処理と、読取部15で読み取った画像、あるいはその画像に対して必要に応じて処理を施した画像を記録部16で用紙等の被記録媒体上に記録する記録処理を実行することによって実現される。
【0025】
図3は、読取処理の一例を示すフローチャートである。S61において、読取部15で原稿1ページ分の画像を読み取り、S62において画像メモリ20に格納する。S63において、割込指示があったか否かを判定し、割込指示がなければ、さらにS64において次ページの原稿があるか否かを判定し、次ページの原稿があればS61へ戻って読取を続ける。読み取るべき原稿がなくなるまでS61〜S64の処理を繰り返し行い、最後の原稿まで画像を読み取る。
【0026】
割込の指示があると、S63でこれを検出し、S65で現在の読取ページ数を保存してS66における割込処理に移行する。S67で割込解除が行われたか否かを判定し、割込が解除されるまでS66の割込処理を行う。割込処理では、読取部15も利用することができる。
【0027】
割込解除の指示が行われると、割込処理を行う際に割込処理に移行する前の原稿が取り除かれている可能性があるので、S68で読取再開時のページ数を表示部12に表示して、元の原稿をセットするように利用者を促す。そして、利用者が原稿をセットして再開の指示を行うまでS69で待つ。利用者が再開の指示を行うと、S64へ戻って、通常の読取処理を再開する。
【0028】
図4は、記録処理の一例を示すフローチャートである。例えば画像メモリ20に記録すべき画像が格納されると、この記録処理が起動される。S71において、画像メモリ20から1ページ分の画像を取り出し、記録部16において用紙等の被記録媒体上に取り出した画像を記録する。S72において割込指示があったか否かを判定し、割込指示がなければ、さらにS73において記録すべき次ページの画像が存在するか否かを判定する。次ページの画像が存在すれば、S71へ戻って、次ページの画像の記録を行う。このようにしてすべてのページの画像が記録されるまで繰り返し記録を行ってゆく。
【0029】
割込指示があると、S72からS74へ進み、割込解除の指示があるまでS74において割込処理を行う。割込解除の指示があり、割込処理を終了すると、S75からS73へ戻り、割込処理前の記録処理を行う。
【0030】
なお、図3、図4に示した例では、コピー処理を行う場合には、読取部15で読み取った画像を一旦、画像メモリ20に格納してから記録部16で記録するものとしたが、例えば読取部15で読み取った画像を画像メモリ20に格納せずに記録部16に送り、記録部16で記録してもよい。
【0031】
図2に戻り、画像送信機能を実行する際には、S43においてこれを検出し、S49に進む。画像送信機能では、例えば原稿の画像を読取部15で読み取りながら、NCU18及びモデム19から送信する。このような送信処理中に割込が指示されて通信が中断すると、通信が正常に終了しないばかりか、相手側に迷惑がかかることになる。また、読取部15で読み取った画像を一旦画像メモリ20に格納してから送信する場合もあるが、このような場合も読取途中で割込処理を行った場合、上述の図3で説明したように、再度、原稿をセットし直すなどの操作が必要になる。このとき、誤操作などが発生しやすく、その場合に相手側に対しても迷惑になってしまう。そのため、画像送信機能を実行する場合には、S49において、割込操作を不許可とした上で、S50において全原稿の読取及び送信を行う。この間に割込の指示が行われた場合には、これを拒否し、例えば表示部12に「割込はできません」といったメッセージを表示するとともにブザーを鳴動するなどしてユーザに知らせる。送信が終了すると、S53において割込操作を許可し、画像送信機能を終了する。
【0032】
なお、読取部15で読み取った画像を一旦画像メモリ20に格納してから送信する場合には、読取部15における読取処理が終了した時点で割込操作を許可してもよい。もちろん、その後のNCU18,モデム19による送信処理中は、割込の指示が行われて割込処理に移行しても、中断せずに実行することになる。
【0033】
手動プリント機能は、例えば画像メモリ20に格納されている画像や、装置内部の設定や状態などを操作部13の操作で記録部16から記録出力させる機能である。例えば画像送信機能や画像受信機能において通信を行ったジャーナルや、通信相手先を短縮ダイヤルなどに登録した短縮ダイヤルリスト、その他各種の設定情報などを記録出力させることができる。また、例えばポーリング送信する画像や、親展受信した画像等が画像メモリ20に格納されている場合には、これらの画像を記録出力させることができる。
【0034】
このような手動プリント機能を実行する場合には、S44でこれを検出してS51に進む。この手動プリント機能では、上述のような装置の情報や状態を記録出力させている際に割込処理が発生すると、情報が分断されて分からなくなってしまうことがある。また、数枚程度の記録出力で済むため、割込処理を待たせてもそれほど影響がない。画像メモリ20内の画像を記録出力する際も、それほどの枚数でない場合が多いし、また記録出力のみであるからそれほど時間がかからない。さらに、このような手動プリント機能を利用する際には、この機能の利用者が装置のそばでただ待つのみであるので、割込処理でさらに待ち時間が長くなることには抵抗がある。ましてや、親展受信した画像を記録中は、他の利用者に来て欲しくない場合も多いと推測され、割込処理は行って欲しくないと思われる。
【0035】
このような理由から、手動プリント機能を実行する際には、S51で割込操作を不許可とした上で、S52において、例えば利用者が操作部13で指定した画像メモリ20中の画像や装置内部の設定や状態などの情報を、全ページ記録出力する。この記録出力中に割込の指示が行われた場合には、これを拒否し、例えば表示部12に「割込はできません」といったメッセージを表示するとともにブザーを鳴動するなどしてユーザに知らせる。記録出力終了後、S53において、割込操作を許可して手動プリント機能を終了する。このようにして、手動プリント機能を利用する際には、割込処理が発生しないため、割込処理による上述のような問題を回避することができる。
【0036】
次のS45〜S47におけるリストプリント、画像受信機能、PC印刷機能は、利用者がいなくても、装置が自動的に記録出力を行う機能である。上述のコピー機能も、利用者が読取開始を指示するが記録開始を指示しないという意味では、装置が自動的に記録出力を行う機能といえる。このような装置が自動的に記録出力を行う場合には、基本的に割込操作を許可し、割込の指示を受けて割込処理に移行する。しかし、例えば画像送信機能や画像受信機能において通信を行ったジャーナルやエラー状態の記録出力など、装置の内部状態を示す装置内部状態リストの記録出力を行うリストプリント機能を実行しているときに割込処理に移行してしまうと、情報が分断されて分からなくなってしまうことがある。特に装置が自動的に出力してしまうため、管理者が気づくまで放置されることも多く、情報が分断された場合の影響は大きい。また、数枚程度の記録出力で済むため、割込処理を待たせてもそれほど影響がない。
【0037】
このような理由から、装置が自動的に装置内部状態リストの記録出力を行うリストプリント機能を実行する際にも、上述の手動プリント時と同様に処理を行う。S45でリストプリント機能の実行を検出すると、S51で割込操作を不許可とした上で、S52において、装置内部状態リストの記録出力を行う。この記録出力中に割込の指示が行われた場合には、これを拒否し、例えば表示部12に「割込はできません」といったメッセージを表示するとともにブザーを鳴動するなどしてユーザに知らせる。記録出力終了後、S53において、割込操作を許可してリストプリント機能を終了する。このようにして、リストプリント機能を利用する際には、割込処理が発生しないため、割込処理による上述のような問題を回避することができる。
【0038】
そのほかの装置が自動的に記録出力を行う機能である画像受信機能、PC印刷機能については、割込操作が許可された状態で各機能を実行する。例えばNCU18に外部の装置から着信すると、画像受信機能が実行される。S46でこれを検出すると、S54において相手先から送られてくる画像を受信し、画像メモリ20に蓄積する。その後、S55において、画像メモリ20に蓄積した受信画像を記録部16で記録出力する。記録出力する際の処理は、上述の図4に示したものと同様である。S54における画像の受信中に割込の指示が行われた場合、割込処理には移行するが、相手先との通信はそのまま行われ、受信した画像は画像メモリ20に蓄積されて行くことになる。
【0039】
なお、受信処理が終了してから、記録処理を行ってもよいし、1ページ分の画像を受信した時点で記録処理を起動してもよい。また、画像メモリ20を介さずに受信した画像を記録部16で記録させるように構成してもよい。この場合、割込処理が発生したときには、受信した画像を画像メモリ20へ蓄積するように切り替えるとよい。
【0040】
PCインタフェース17を介してコンピュータ31からPCデータが送られてくると、PC印刷機能が実行される。S47でこれを検出すると、S56においてコンピュータ31から送られてくるPCデータをPCインタフェース17で受信し、画像メモリ20に蓄積する。その後、S55において、画像メモリ20に蓄積したPCデータを記録部16で記録出力する。記録出力する際の処理は、上述の図4に示したものと同様である。S56におけるPCデータの受信中に割込の指示が行われた場合、割込処理には移行するが、PCインタフェース17によるコンピュータ31との通信はそのまま行われ、受信したPCデータは画像メモリ20に蓄積されて行くことになる。
【0041】
なお、PCデータの受信処理が終了してから、記録処理を行ってもよいし、1ページ分のPCデータを受信した時点で記録処理を起動してもよい。また、画像メモリ20を介さずに受信したPCデータを記録部16で記録させるように構成してもよい。この場合、割込処理が発生したときには、受信したPCデータを画像メモリ20へ蓄積するように切り替えるとよい。
【0042】
なお、ここでは図2に示した6つの機能について示したが、他の機能を有する装置においては、それらの機能について、種々の影響を考慮して割込操作の許可あるいは不許可を決定するとよい。
【0043】
図1に示した構成では、コンピュータ31とのデータの入出力を行うPCインタフェース17を設けた例を示しているが、このPCインタフェース17を設けずに構成することもできる。また、NCU18及びモデム19を設けずに、例えばコピー機能付きのネットワークプリンタなどとして構成しても、本発明を同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、割込の指示によって割込処理を実行することができるが、送信機能(特に読取処理時)や、手動での記録出力機能時、さらには装置が自動的に行う装置内部状態リスト記録出力時などでは、割込の指示を拒否する。これらの機能は、割込処理の実行による影響が大きく、割込指示を拒否することによって、割込処理の実行による弊害を防止することができるという効果がある。例えば送信機能では、相手先との通信エラーや、不用意な画像送信といった、相手先に迷惑をかける問題を回避することができる。また、手動による記録出力時には、すぐに終わるこの機能の利用者を、割込処理によって待たせることがなくなる。さらに、装置が自動的に行う装置内部状態リスト記録出力が割込処理によって散逸するといった弊害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置の実施の一形態における動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】読取処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】記録処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…割込キー、15…読取部、16…記録部、17…PCインタフェース、18…NCU、19…モデム、20…画像メモリ、21…RAM、22…ROM、23…バス、31…コンピュータ。
Claims (3)
- 通信機能を備えた画像形成装置において、通信手段と、読取手段と、記憶手段と、記録手段と、割込の指示が可能な操作手段と、前記操作手段による割込の指示を受けて割込処理を実行するとともに前記読取手段で読み取った画像を前記記憶手段に格納してから送信する場合の送信画像を前記読取手段で読み取っている間は前記操作手段による割込の指示を拒否するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記制御手段は、さらに、前記操作手段からの操作による記録出力を前記記録手段で実行している間は前記操作手段による割込の指示を拒否するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、さらに、装置が自動的に行う装置内部状態リスト記録出力を前記記録手段で実行している間は前記操作手段による割込の指示を拒否するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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