JP2006254351A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006254351A
JP2006254351A JP2005071466A JP2005071466A JP2006254351A JP 2006254351 A JP2006254351 A JP 2006254351A JP 2005071466 A JP2005071466 A JP 2005071466A JP 2005071466 A JP2005071466 A JP 2005071466A JP 2006254351 A JP2006254351 A JP 2006254351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image data
color image
processing
page
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005071466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4499590B2 (ja
Inventor
Masatake Omori
雅岳 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005071466A priority Critical patent/JP4499590B2/ja
Publication of JP2006254351A publication Critical patent/JP2006254351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4499590B2 publication Critical patent/JP4499590B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 読み取り蓄積した画像データを読み出して後処理を行う場合における当該後処理が複数ページ同時蓄積の局面が生じる種別のものである場合に、少ないメモリ容量で多ページ対応可能な画像読取装置を提供すること。
【解決手段】 前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合には、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用する情報量低減率と比較して高くするようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像読取装置に関する。詳細には、ファクシミリ装置、複写装置、複合機等に適用可能な、読み取りメモリ蓄積したカラー画像データに対して印刷出力処理等の所定の後処理を行う画像読取装置に関する。
スキャナにより原稿をカラー読み取りしてカラー画像データを取得するカラー画像読取装置においては、通常、CCDと縮小光学系との組み合わせ、またはCIS(密着イメージセンサ)による等倍読み取りにより得られたRGBの3色のアナログデータをA/D変換することによりRGBの各色成分の単色画像データの組み合わせにより表現されるカラー画像データを得るようにしている。
そのような、カラー画像読取装置に、読み取り蓄積した画像データに対して行う後処理機能としてのカラー画像印刷機能、具体的には、カラー画像対応のプロッタの構成を組み合わせて複写機能を実現する場合、スキャナにより原稿を読み取って得られた、色空間RGBのカラー画像データを、プロッタにおける画像形成に適用される色空間に変換する必要がある。
具体的には、プロッタが電子写真方式やインクジェット方式などにより、CMYKの4色で印字するものである場合、RGB→CMYKの色空間変換を行う必要がある。
ここで、複写機能の動作について考えてみると、複写機能は、原稿読取動作と後処理としての印刷動作との組み合わせにより実現される。
原稿読取動作は、1または複数ページで構成される1件分の原稿をユーザがスキャナにセットして複写開始指示操作をするとスキャナが原稿を自動原稿送り装置により1ページずつ分離搬送して1ページずつ読み取り、各ページ分のカラー画像データを順次取得する動作である。
一方、後処理としての印刷動作は、各ページ分のカラー画像データを、プロッタにより記録紙上に順次形成(印刷)して出力する動作である。
その複写動作においては、原稿読取動作により順次取得される各頁のカラー画像データが印刷動作により処理されるまで、一時メモリに蓄積しておく必要がある。
印刷動作においては、1ページ分の画像データを中断することなく一気に処理しないと、ページ途中で継ぎ目がでたりするため、ページ単位での印刷処理が必要となる。
その場合、原稿を1ページ読み取って1ページ分のカラー画像データを取得・蓄積し、その蓄積した1頁分のカラー画像データについての印刷動作が完了した後、次ページの原稿を読み取り同様の動作を繰り返す、通常のデジタル複写モードでの複写動作が、最も少ないメモリ容量でデジタル複写動作を実現することができる。
しかし、デジタル複写の動作モードとしては、上記の通常モード以外に、ユーザの利便性を考慮した各種の動作モードが実用されている。
その中に、ソート動作モードがある。
そのソート動作モードは、1件分の原稿を1回だけ読み取り蓄積した後、後処理として指定された部数分の複写出力をする動作である。具体的には、読み取った原稿を構成する各頁の並び順と同一の並び順の複数部数の複写文書を得ることができる動作である。
もし1件分の原稿のページ数が1枚なら、1ページ分のメモリ容量のみでソート動作モードに相当する動作を実現できる。具体的には、複写枚数を指定して通常モードでの複写動作を行うことで、読み取り蓄積した1ページ分の原稿画像データをメモリから読み出してはプロッタにより記録紙に印刷出力する動作を指定さたれ複写枚数分繰り返すことで、ソート動作モードと同様の動作を実現できる。
しかし、1件分の原稿が複数ページにより構成される場合には、ソート動作モードで複写する必要がある。
そのソード動作モードでは、1件分の(複数ページにより構成される)原稿を1回だけ読み取ることで得られメモリに蓄積した複数ページ分の画像データを原稿の読み取り順(読み取り方によっては逆順)に1ページ分ずつメモリから読み出しプロッタにより記録紙に印刷出力する動作を指定さたれ部数分だけ後処理として繰り返す必要がある。
つまり、そのようなソード動作モードにおいては、複数ペーシ分の画像データを同時に蓄積する必要があり、メモリ容量が十分でないと、ソート動作モードが対応できる原稿ページ数に多くできずに、ユーザにとってのソート動作モードの利便性が損なわれ、逆に、ソード動作モードにおける多ページ対応のためにメモリ容量を大きくすれば、通常動作モード時には不使用となるメモリ容量まで確保する必要があり、装置コストの増大を招くという問題がある。
また、ソート動作モードに限らず、同時に複数ページ分の画像データを蓄積する必要のある動作モードで複写を行う場合には同様の問題が使用得る。
同時に複数ページ分の画像データを蓄積する必要のある動作モードとして考えられるその他の動作モードとしては、例えば、とりあえず原稿をスキャナで可能な読み取り速度(単位時間当たりの読み取り可能枚数)で読み取り、原稿をユーザにできるだけ早く返せるようにする一方、画像データの印刷出力については、蓄積後、プロッタで可能な印刷速度(単位時間当たり印刷可能枚数)(スキャナでの読み取り速度よりは遅い)で印刷出力するような、「原稿読取優先モード」が考えられる。
しかし、そのような、同時に複数ページ分の画像データを蓄積される局面が生じる動作モード(複数ページ蓄積モード)での複写動作を、原稿をカラー読み取りして得たカラー画像データをいったんメモリ蓄積してから読み出してカラーで印刷出力するカラー複写に適用した場合、多ページ対応を優先したユーザの利便性を図るとすれば1ページ分だけでもデータ量の多いカラー画像データを複数ページ分同時蓄積するための大容量のメモリが必要となってコスト高となり、逆に、コスト優先でメモリ容量を少なくすれば対応できるページ数に限りがでてユーザの利便性を損なってしまうという問題点があった。
本願発明に関連する公知技術としては、特許文献1ないし3を挙げることができる。
特開2004−112139号公報 特開2001−008028号公報 特開2001−285601号公報
しかし、上記公知技術をもってしても前記従来技術の問題点を解決できなかった。
本発明は係事情に鑑みてなされたものであり、読み取り蓄積した画像データを読み出して後処理を行う場合における当該後処理が複数ページ同時蓄積の局面が生じる種別のものである場合に、少ないメモリ容量で多ページ対応可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像読取装置は、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換する色変換手段と、その色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積されるカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段と、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合には、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用する情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理は、前記色差情報を構成する画素を一定間隔で間引く単純間引処理であることを特徴とする。
請求項3に記載の画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記サブサンプリング手段における情報量低減処理は、前記色差情報を構成する画素群において互いに隣接する複数画素をグループ化して各グループ内の各画素値を平均化して得られた画素値をもつ1画素に変換する平均化処理であることを特徴とする。
請求項4に記載の画像読取装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取装置前記制御手段は、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合に、前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理における情報量低減率を前記セットされた原稿の累計読み取りページ数が増すごとに高くなるように設定することを特徴とする。
請求項5に記載の画像読取装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合に、前記セットされた原稿の原稿の累計読み取りページ数が所定のしきい数に達するまでは前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理における情報量低減率として第1の情報量低減率を適用し、前記セットされた原稿の累計読み取りページ数が前記所定のしきい数に達した時点で、それまでに前記メモリ手段に蓄積されている前記第1の情報量低減率で情報低減処理された各ページのカラー画像データに対して前記第1の情報低減率よりも高い第2の情報低減率で前記サブサンプリング手段により前記情報量低減処理を再度行わせて前記メモリ手段に再蓄積し、前記セットされた原稿の累計読み取りページ数が前記所定のしきい数に達して以後は前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理における情報量低減率として前記第2の情報量低減率を適用することを特徴とする。
請求項6に記載の画像読取装置は、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換する色変換手段と、その色変換手段による変換後の色差情報におけるカラー文字の有無を検出するカラー文字検出手段と、前記色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積されるカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段とを備え、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合において前記カラー文字検出手段によりカラー文字が検出されない画像領域については、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用する情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の画像読取装置は、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換して前記メモリ手段に蓄積する色変換手段と、前記メモリ手段に蓄積された各カラー画像データについて前記色変換手段による変換後の色差情報におけるカラー文字の有無を検出するカラー文字検出手段と、前記色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積されたカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段とを備え、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合において前記カラー文字検出手段によりカラー文字がページ中の全領域について検出されないページのカラー画像データについては、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用される情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の画像読取装置は、セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、セットされた原稿の各ページをカラー文字領域検出のためとカラー画像データ本取得のための2回ずつ順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換する色変換手段と、前記原稿の各ページに基づくカラー画像データのうちの、前記カラー文字領域検出に係るカラー画像データについて、前記色変換手段による変換後の色差情報におけるカラー文字の有無を検出するカラー文字検出手段と、
前記色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積される、前記原稿の各ページに基づくカラー画像データうちの、前記カラー画像データ本取得に係るカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段とを備え、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合において前記カラー文字検出手段によりページ中の全領域についてカラー文字が検出されないページ分のカラー画像データについては、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用される情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、前記メモリ手段から各ページのカラー画像データを読み出して行う処理の種別が、複数ページ分のカラー画像データが同時に前記メモリ手段に蓄積される局面が生じる、ソード動作モードでの複写処理のような種別の処理である場合、1ページ読み取り・蓄積・印刷出力を繰り返す通常動作モードの複写処理のような、複数ページ分のカラー画像データが同時に前記メモリ手段に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合よりも前記サブサンプリング手段における色差情報に対して行う情報量低減処理における低減率を高くするようにしているため、前記メモリ手段の容量に限りがあっても、前記後処理において扱えるカラー画像データのページ数を多くすることが可能となる効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、前記情報量低減処理を、前記色差情報を構成する画素群を一定間隔で間引く単純間引処理により実現することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記情報量低減処理を、平均化処理により実現することができる。
請求項4に係る発明によれば、原稿を読み取っている間に、原稿枚数が多いことが徐々に明らかになるにつれ、蓄積すべきカラー画像データの情報量(蓄積に必要なメモリ容量)を徐々に低減するようにしているため、限られたメモリ容量で多ページの同時蓄積に対応することが可能となる効果が得られる。
請求項5に係る発明によれば、原稿を読み取っている間に、原稿枚数が多いことが明らかになった時点で蓄積すべきカラー画像データの情報量(蓄積に必要なメモリ容量)をそれ以前(第1の情報量低減率)と比較して低減(第2の情報量低減率)するようにしているため、限られたメモリ容量で多ページの同時蓄積に対応することが可能となる効果が得られる。更に、原稿枚数が多いことが明らかになった時点までに既に前記メモリ手段に蓄積済みの第1の情報低減率が適用されたカラー画像データを前記第2の情報低減率を適用して情報量低減処理をやり直しているため、前記所定の後処理において、1件の原稿分の複数ページのカラー画像データの画質が途中で変化してしまうことを避けることが可能となる効果も得られる。
請求項6に係る発明によれば、カラー文字が存在する画像領域については、情報量低減処理を抑制するようにしているため、請求項1と同様の効果を、カラー文字の解像度低下を防止しつつ得ることが可能となる効果が得られる。
請求項7に係る発明によれば、いったん1ページ分の画像データを蓄積した後、ページ単位でカラー文字の有無の判定及びその領域での低減処理を行うため、文字判定及び情報量低減処理を前記メモリ手段に対するアクセスによりソフトウェア処理として実現できその分装置コストの低減を図れる利点がある。
請求項8に係る発明によれば、1枚の原稿について2回連続した読み取りを行い、1回目の読み取りによりページ中でのカラー文字領域の有無を検出し、その検出結果に応じて、2回目の読み取りにより得られたカラー画像データについての情報量低減率をページ単位で設定変更するようにしているため、請求項6と同様の効果をページ内での画質変化のなしに実現することが可能となると効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に本発明を実施するための最良の形態に係るカラー画像読み取り対応の画像読取装置を構成として含むカラー複写機1のブロック構成について示す。
同図において、入力パネル・表示部101はマンマシンインタフェースを行う部分であり、複写枚数、ソートなどのモード入力などの命令を入力すると同時に、ユーザに対して必要な情報の表示を行うためのものである。
システム制御部102は機器全体を制御する部分であり、CPU、プログラムROM、RAM等から構成される。スキャナ部103は原稿を読み取りデジタル画像データに変換する部分である。この例ではスキャナ部103は読み取った原稿のデータをRGB3色のデジタルデータに変換するとする。画像処理部107はスキャナ部103によって読み取られて画像データをプロッタで出力するのに適したデータに変換する。例えば、フィルタ処理、色変換処理、γ変換処理など一連の画像処理が行われる。
記憶手段105は画像処理部107にて処理された画像データを一時的に記憶する部分であり、半導体メモリ、あるいはハードディスクドライブなどによって構成される。プロッタ部106は画像データを印字出力する部分であり、カラー出力の場合は電子写真方式や熱転写方式、インクジェット方式などが用いられる。オンデマンドで電子的描画が出来るプロセスであれば何でも良い。前記記憶手段105に記憶された画像データが読み出されてプロッタ部106に入力され記録紙に印刷出力される。
データバス104は上記各部分が相互に情報・データをやりとりするための信号ラインである。
図2に、図1のカラー複写機において、読み取ったカラー画像データを蓄積する場合のカラー画像データの処理の流れに着目した場合のブロック構成の一例について示す。
同図において、制御手段201は図1のシステム制御部102に、スキャナ202は図1のスキャナ部103に、色変換手段203及びサブサンプリング手段204は図1の画像処理部107における処理に、メモリ手段205は図1の記憶手段105にそれぞれ相当するものである。
スキャナ202により読み取られてデジタル化された画像データはRGB3色のデータであり、色変換手段203によって輝度/色差系の色空間に変換される。
ここでは一例としてYCrCb色空間に変換している。輝度/色差色空間にした場合、人間の視覚特性として輝度成分よりも色成分に対する感度が鈍いと言うことを利用して色成分の解像度を落とす処理が用いられる場合がある。ここの例では輝度成分YよりもCr、Cbに対する感度が鈍いという点を利用して、色成分の解像度を落とすことが可能である。これはYCrCb色空間だけでなく、各種輝度/色差系色空間に共通の性質である。すなわち適度に情報を捨てることにより(ここではこの操作をサブサンプリングと呼ぶ)
、色差成分に関してより小さなデータ量とすることが可能となる。
図示するようにサブサンプリング手段204で色差成分がサブサンプリングされ、輝度成分と共にメモリ手段205に蓄積されることで読み取りが完了する。
それぞれの制御は制御手段201によって行われる。
図2の構成において、サブサンプリング手段204における情報量低減量を調整することで、一定のメモリ容量を持つメモリ手段205に記憶・蓄積できるカラー画像データのページ数を増減できることになる。
図2の構成における読取・蓄積手順は、図3に示すように圧縮手段301を追加して、色変換後のカラー画像データの輝度成分Y及びサブサンプリング手段204による処理後の色差成分Cr’、Cb’を圧縮手段301によりデータ圧縮処理した後にメモリ手段205に蓄積するようにしてもよい。なお、圧縮手段301は、図1の画像処理部107における処理に対応する。
その場合、さらに多ページの画像データをメモリ手段205に蓄積することが可能となる。圧縮方式としては例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等が適用可能である。
図2または図3の構成において、とのような場合に、サブサンプリング手段204におけるサブサンプリング(情報量低減処理)における情報量低減の程度を変更する必要があるのかについて考えてみると、スキャナ202により1枚ずつ原稿を読み取って順次得られる各頁のカラー画像データを、メモリ手段205に蓄積しては読み出して所定の処理(この場合図1のプロッタ部106による記録紙への印刷出力)を行う場合には、1ページ分のカラー画像データさえ蓄積できればよいため、メモリ手段205の記憶容量には比較的余裕ができることになり、サブサンプリング手段204における情報量低減率は0(低減なし)または極低く設定できる。
操作者の入力パネル・表示部101を介した指示によって、上記の、原稿を1ページ読み取りつつメモリに蓄積し、読み取り・蓄積が完了した後に読み出して所定の処理(印刷処理)を行いその処理が完了した後に、処理完了したカラー画像データをメモリから削除した上で次ページの原稿の読み取りを開始して同様の動作を繰り返す、通常動作が指定された場合には、制御手段201は、サブサンプリング手段204における情報量低減率を0に設定する。
しかし、操作者の入力パネル・表示部101を介した指示によって、ソート動作を指示した場合には、制御手段201は、サブサンプリング手段204における情報量低減率を所定の低減率(例えば50%、75%等)に設定する。それにより、メモリ手段205に記憶可能なカラー画像データのページ数を多くでき、削除されず未処理のままメモリ手段205に蓄積されるカラー画像データの許容ページ数を増すことができる。
そのソート動作は、原稿から複数部の複写文書を得るため動作であり、原稿が複数ページで構成されていることを前提とした動作である。
具体的には、原稿を構成する複数ページをスキャナ202により順次読み取って得た全ページ分のカラー画像データをメモリ手段205蓄積する。つまり、メモリ手段205は、原稿のページ数分のカラー画像データを蓄積できないとソート動作に対応できないことになる。
そして、全ページの蓄積後、プロッタ部106により、全ページのカラー画像データをページ順に印刷出力する動作を、指定された部数分繰り返す。
そのようなソート動作のように、カラー複写機1においては、未処理のカラー画像データがメモリ手段205に複数ページ蓄積されたままとなる局面が生じる得るのであり、もしその局面に対応できないと、つまり、メモリ手段205がカラー画像データを蓄積できなくなってしまうと、そのような複数ページ同時蓄積局面が生じる動作モードに対応できない。一方で、前記通常モードのように、複数ページ同時蓄積局面が生じにない動作モードの利用頻度のほうが高い実状がある。
そのため、複数ページ同時蓄積局面が生じる動作モードに対応するために、前記通常モードにおいては無駄が多くなる、大容量メモリをメモリ手段205として適用すると装置コストの増大を招く反面、メモリ手段205の記憶容量を前記通常モードに対応できる程度の小さいものとすれば複数ページ同時蓄積局面が生じる動作モードに対応できない。
そこでもし、複数ページ同時蓄積局面においてはメモリ手段205に蓄積する各ページのカラー画像データの情報量の低減率を高くすれば、そりような局面に柔軟に対応でき、そのような局面の生じ得る動作モードを少ないメモリ容量で実現できることになる。
そこで、図2または図3の構成において、制御手段201は、ソート動作の指示があった場合はサブサンプリング手段204に対してサブサンプリング動作を行わせてメモリ手段205に蓄積されるカラー画像データの情報量(必要記憶容量)を低減させるようにすることでより多ページの読み取りソート動作に対応できるようにする。
一方、制御手段201は、ソート指示がない場合は、メモリに同時に複数のページを保持する必要がないと判断し、前記サブサンプリング手段204に対してサブサンプリング動作を行わせないようにする(入力データをそのまま出力させる)。
ここでは、ソート動作を例にしたが、その他、複数枚を同時にメモリに保持する必要のある動作がある場合同様により多くの枚数を読み取って保持出来るという効果があると言える。一例を挙げるなら、ソートがない場合でも、読み取り速度の方が書き込み速度より速い場合には、通常複数枚の読み込みの際には書き込み終了まで読み取りを待たせる必要が生じるが、メモリに蓄積すれば読み取りを待たせる必要はなくなり、さらにその際記憶されるデータ量が小さい方が多くの枚数を読み込むことが出来る、あるいはより少ないメモリで同じ枚数を読み取れるようになる。
図4にサブサンプリング手段204において行われるサブサンプリング(情報量低減処理)と再生の具体例について模式的に示す。
同図(1)では「a」、「b」、「c」、「d」の相互に隣接する4画素を1画素「x」に変換する場合を示している。この場合、プロッタ部106により印刷出力するために再生するときに「x」を4個、元の形状と同じに配置することによって再生画像データとする。
同図(2)では横に並んだ「a」、「b」2画素を1画素「x」に変換する場合を示している。再生時には元の形状と同じ配置に「x」を並べて再生画像データとする。
同図(3)は縦に並んだ2画素「a」、「b」を1画素「x」に変換する例を示している。再生時には元の形状と同じ配置に「x」を並べて再生画像データとする。
サブサンプリングは原画像の解像度などにもよるが、さらに多くの画素を1画素にまとめる様な動作も用いられる場合があり(1/6、1/8、それ以上)、その場2×2画素、1×2画素、2×1画素以外に、3×2画素、2×3画素、2×4画素、4×2画素などの画素の取り方の組み合わせも可能である。
図5に、図2または図3の構成でのカラー複写動作における画信読取蓄積手順について示す。
同図において、制御手段201は、読み出しモードが設定されると(処理S101)、その読み出しモードが「ソート有り」のモードである場合には(判断S102のYes)、サブサンプリング手段204におけるサブサンプリングを有効と設定する(初期設定は「無効(低減率0%)」)(処理S103)。「ソート有り」のモードでない場合には(判断S102のNo)、なにもしない(「無効(低減率0%)」を維持する)。なお、「ソート有り」とは、ソート動作モードでの複写動作が指示された場合を示す。
そして、スキャナ202にセットされた1または複数ペーシの原稿のうちの1ページ分のカラー画像データの読み取り・蓄積を開始し(判断S104)、1ページ分の読み取り・蓄積が完了するまで読み取り・蓄積動作を継続し(判断S105のNoのループ)、読み取りが終了すると(判断S105のYes)、読み取るべき次ページの原稿があるかを判断し(判断S106)、ある場合には(判断S106のYes)、処理S104に戻って、次ページについて同様の処理を繰り返し、ない場合には(判断S106のNo)、処理を終了する。
その場合、処理S103で設定されるサブサンプリング処理としては、図4(1)の情報量低減率75%の処理を適用することもでき、図4(2)または(3)の低減率50%の処理を適用することもできる。
このように、複数ページ同時蓄積局面が生じ得る「ソート動作」においては、読み取り蓄積されるカラー画像データのデータ量を減らすようにしているため、少ないメモリ容量で多ページの「ソート動作」に対応できるようになる。
処理S103で設定されるサブサンプリング処理としては、具体的には、画素の単純間引き処理を適用できる。
単純間引き処理は、具体的には、例えば、図4(1)において、「x=a」つまりサブサンプリング後のデータ「x」を、4画素分の原データのいずれか1画素分のデータとするものである。これは、「x=b」、「x=c」、「x=d」等を用いても良い。図4(2)、(3)の例でも同様である。
単純間引き処理はデータの読み飛ばしだけで良いため最も単純なハードウェア構成で実現できる利点のある処理である。
また、処理S103で設定されるサブサンプリング処理としては、具体的には、複数画素の平均化処理を適用できる。
その平均化処理は、具体的には、例えば、図4(1)において、「x=(a+b+c+d)/4」つまりサブサンプリング後のデータ「x」を4画素分の原データの平均値とする演算を用いて決定するものである。図4(2)、(3)の例では「x=(a+b)/2」となる。
図2または図3の構成に対して、図5に示した処理手順に代えて、図6に示す処理手順を適用することもの可能である。
図5の処理手順では、「ソート有り」と指定された場合、読み取り対象原稿の全ページについて一律にサブサンプリング処理を適用していたが、図6に示す処理手順では、読み取りページ数が一定値を超えた場合に限り以後のページについてサブサンプリング処理を適用しようというものである。なお、図6は「ソート有り」の指定がさなれた場合における処理手順である。
図6において、まず、サブサンプリング設定を行う(処理S201)。その設定は情報量低減なしの設定である。
そして、スキャナ202にセットされた1または複数ペーシの原稿のうちの1ページ分のカラー画像データの読み取り・蓄積を開始し(判断S202)、1ページ分の読み取り・蓄積が完了するまで読み取り・蓄積動作を継続し(判断S203のNoのループ)、読み取りが終了すると(判断S203のYes)、読み取るべき次ページの原稿があるかを判断し(判断S206)、ない場合には(判断S204のNo)、処理を終了する。ある場合には(判断S204のYes)、読み取りページ数が一定値を超えたかを判断し(判断S205)、また、超えていない場合には(判断S205のNo)、処理S204に戻って、次ページについて同様の処理を繰り返し、超えた場合には(判断S205のYes)、サブサンプリング再設定を行った上で、処理S202に戻って、次ページについて同様の処理を繰り返す。
その場合、処理S206で設定されるサブサンプリング処理としては、図4(1)の情報量低減率75%の処理を適用することもでき、図4(2)または(3)の低減率50%の処理を適用することもできる。また、処理S201において図4(2)または(3)の低減率50%の処理を適用する一方、処理S206の再設定において図4(1)の情報量低減率75%の処理を適用するようにしてもよい。
このように、複数ページ同時蓄積局面が生じ得る「ソート動作」において、メモリ手段205の残容量に余裕のある原稿読み取り初期には、読み取った各ページかカラー画像データをサブサンプリングすることなくそのままの蓄積するが、読み取り途中で原稿のページ数が多そうだと分かると以後の読み取り・蓄積ページについては、サブサンプリング処理を適用するようにして、読み取り蓄積されるカラー画像データのデータ量を減らすようにしているため、少ないメモリ容量で多ページの「ソート動作」に対応できるようになると共に、原稿読み取り初期のページについては、画質の劣化なしに、読み出して後処理に回すことが可能となる。
図6の処理手順に代えて、図7に示す処理手順を適用することもできる。
つまり、図6の処理手順は、原稿読み取り初期に属するページのカラー画像データについては読み取り蓄積後の後処理(印刷出力)において画質劣化なく処理できる利点がある反面、処理S206の再設定後のページのカラー画像データとの間に画質差がでてしまい、ユーザにとっては、複写した同一文書内で途中から画質が変化して違和感を感じる問題がある。
そこで、図7に示す処理手順では、原稿の読み取り・蓄積途中に、原稿のページ数が多いことが明らかになった時点で、それ以前に読み取り蓄積していたカラー画像データについて、情報低減率を上げたサブサンプリングを再度行うようにすることで、メモリ残量の増大を図ると共に複写文書のペーシ途中での画質変化をなくすようにする。なお、図7は「ソート有り」の指定がさなれた場合における処理手順である。
図7において、まず、サブサンプリング設定を行う(処理S301)。その設定は情報量低減なしの設定である。
そして、スキャナ202にセットされた1または複数ペーシの原稿のうちの1ページ分のカラー画像データの読み取り・蓄積を開始し(判断S302)、1ページ分の読み取り・蓄積が完了するまで読み取り・蓄積動作を継続し(判断S303のNoのループ)、読み取りが終了すると(判断S303のYes)、読み取るべき次ページの原稿があるかを判断し(判断S306)、ない場合には(判断S304のNo)、処理を終了する。ある場合には(判断S304のYes)、読み取りページ数が一定値を超えたかを判断し(判断S305)、また、超えていない場合には(判断S305のNo)、処理S304に戻って、次ページについて同様の処理を繰り返し、超えた場合には(判断S305のYes)、メモリ手段205に蓄積済みの各ページのカラー画像データファイルを読み出して再度サブサンプリングを行った上で、処理S302に戻って、次ページについて同様の処理を繰り返す。
その場合、処理S306で再設定されるサブサンプリング処理としては、図4(1)の情報量低減率75%の処理を適用することもでき、図4(2)または(3)の低減率50%の処理を適用することもできる。また、処理S301において図4(2)または(3)の低減率50%の処理を適用する一方、処理S306の再設定において図4(1)の情報量低減率75%の処理を適用するようにしてもよい。
このように、複数ページ同時蓄積局面が生じ得る「ソート動作」において、メモリ手段205の残容量に余裕のある原稿読み取り初期には、読み取った各ページかカラー画像データをサブサンプリングすることなくそのままの蓄積するが、読み取り途中で原稿のページ数が多そうだと分かると以後の読み取り・蓄積ページについては、サブサンプリング処理を適用するようにして、読み取り蓄積されるカラー画像データのデータ量を減らすようにしているため、少ないメモリ容量で多ページの「ソート動作」に対応できるようになるばかりでなく、読み取り途中で原稿のページ数が多そうだと分かるとそれ以前に読み取り・蓄積したカラー画像データについてのサブサンプリングをやりなおすため、途中での画質変化をなくすことができる。
また、この場合、読み取り枚数が大きくなるにつれて、1度サブサンプリング条件を変更したものを、再度条件を変えてサブサンプリングしても良い。尚、サブサンプリングは、CPUによるソフトウェア処理により行ってもよく、サブサンプリングを行うハードウェアに、データの記憶されているメモリ手段205から再度入力するようにしてもよい。
図8に図2の構成の変形例ついて示す。
図8に示す構成は、図2の構成と比較して、色差成分Cr及びCbの処理に関して、カラー文字検出手段401を色変換手段203及びサブサンプリング手段204の間に配置して、カラー文字が検出される領域(カラー文字領域)については、その旨サブサンプリング手段204に通知して、サブサンプリング処理対象のページであっても、そのページ中のカラー文字領域については情報量を低減しないようにさせるものである。
図8において、スキャナ202から読み込まれたRGBデジタルデータは色変換手段203によって、輝度色差系色空間(ここではYCrCb)に変換される。色変換手段203の色差出力はカラー文字検出手段204に入力され、これによりページ内に黒文字以外が存在するかどうかを検出する。この検出手段401の検出結果に応じて制御手段201はサブサンプリング手段204の設定を行う。
特に文書等を示しているある程度細いまたは小さい文字に着目し、そのような文字を検出した場合、サブサンプリングをやめるようにする。このときページの途中でサブサンプリングをやめる動作となるため、サブサンプリングをやめたライン数などの位置情報を記憶しておき、再生時にはその情報を用いて画像復元を行うようにする。
なお、サブサンプリングの有無の切り替え自体は、ページ内で1度だけに限らず、検出手段401の検出結果に応じて、ページ内で複数回切り替えるようにしても良い。この場合も切り替えた部分を記憶しておき、再生時にその情報に基づいて画像復元するようにする。
このような動作を行うことで、文字自体は大きめでもそれを構成する線が細線で構成された色つき文字や、文字自体が細かい(小さい)色つき文字での色情報の解像度低下による文字劣化を防ぐことが可能となる。
ここでは検出をカラー文字検出手段として記述したが、色つき細線で構成される図形などでも、色情報の解像度の低下が問題になる場合、それに応じた検出手段(具体的にはパターンマッチング手段等を用いる)を用いることで色情報の解像度の低下を押さえることで画質劣化を抑えることが可能となる。
図9に図8の構成の変形例について示す。
図8の構成では、色変換手段203からサブサンプリング手段204に入力される色差西部画像データについてリアルタイムにカラー文字検出手段401によりカラー文字検出を行ったが、図9に示す構成では、色変換後の画像データをいったんメモリ手段205に蓄積した上で、カラー文字検出手段501によりカラー文字検出を行い、その結果、図8の場合と同様にカラー文字を検出しなかった場合、蓄積している画像データを再度読み出して、サブサンプリング手段204によりサブサンプリングを行うようにしている。
すなわち、スキャナ202から読み取られたRGBデジタル画像データは色変換手段203で輝度色差系色空間に変換され、メモリ手段205に蓄積される。次に色差成分(ここではCrCb)が読み出されカラー文字検出手段501に入力され、カラー文字の有無を検出する。カラー文字が存在しないと言うことが判定された場合は、メモリ手段205から読み出された色差成分はサブサンプリング手段204でサブサンプリングされ、その結果が再度メモリ手段205に記憶される。
このようにすることで、図8の構成では、ページ内でサブサンプリング有無の変更を行うようになっていたものが、ページ単位で行われるようになり、再生時にどこで変更されたかの情報に従った再生動作を行う必要が無くなるため、より簡単な手順での再生が可能となり、また、ページ内での画質変化をなくすこともできる。
また、ここでは破線に囲まれた構成601の部分(カラー文字検出手段501及びサブサンプリング手段204)をハードウェアによって実現する例を示したが、これはソフトウェアによって制御手段201によって行うようにしても良い。その場合メモリ手段205上にいったん蓄積するようにしているのでその後のソフトウェア処理は容易である。
図8の構成に対して、図10の手順を適用することで、図9の構成において実現可能な、ページ単位のカラー文字検出及びサブサンプリングの適用不適用判断と同等の機能を実現できる。なお、図10の手順は「ソート有り」の指定がなされて上で行われる複数ページの原稿のペーシ単位の読み取り・蓄積についてのものである。
図10において、スキャナ202にセットされた1または複数ペーシの原稿のうちの1ページ分のカラー画像データの読み取りを開始し(判断S401)、1ページ分の読み取り・蓄積が完了するまで読み取り・蓄積動作を継続する(判断S402のNoのループ)。その間、カラー文字検出手段401によりページ内のカラー文字の有無の検出が行われる。
判断S402において読み取りが終了すると(判断S402のYes)、読み取り中のカラー文字検出手段401により検出結果に基づいてサブサンプリング手段204における情報量低減率を設定した上で(処理S403)、再度同一ページについてカラー画像データの読み取り・蓄積を開始し(判断S404)、1ページ分の読み取り・蓄積が完了するまで読み取り・蓄積動作を継続する(判断S405のNoのループ)。読み取りが終了すると(判断S405のYes)、読み取るべき次ページの原稿があるかを判断し(判断S406)、ある場合には(判断S406のYes)、処理S401に戻って、次ページについて同様の処理を繰り返し、ない場合には(判断S406のNo)、処理を終了する。
その場合、処理S403で設定されるサブサンプリング処理としては、図4(1)の情報量低減率75%の処理を適用することもでき、図4(2)または(3)の低減率50%の処理を適用することもできる。
このように、原稿を構成する各ページについて、カラー文字有無判断のための読み取りと、カラー画像データ読み取り・サブサンプリング処理・蓄積のための読み取りとの2回の読み取りを行うようにすることで、ページ単位でのカラー文字の有無の検出、及び、カラー文字を含むページについてのサブサンプリング処理の不適用を実現することができる。
原稿の同一ページについて2回連続読み取りを行う読み取りは、搬送経路上に各回用の読み取り用センサを配置するか、または、一回目の読み取り完了後の原稿を逆搬送して同一センサにて再度読み直すことで実現できる。
なお、以上本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明を実施するための最良の形態に係る画像読取装置を構成として含むカラー複写機のブロック構成について示す図である。 図1のカラー複写機において、読み取ったカラー画像データをメモリ蓄積するまでの処理の流れの一例について示すブロック図である。 図2のブロック図の変形例について示す図である。 情報量低減処理としてのサブサンプリング、及び、サブサンプリング後画像の再生処理について説明するための図である。 図1のカラー複写機における原稿読取・蓄積処理手順の一例について示すフローチャートである。 図1のカラー複写機における原稿読取・蓄積処理手順の一例について示すフローチャートである。 図1のカラー複写機における原稿読取・蓄積処理手順の一例について示すフローチャートである。 図1のカラー複写機において、読み取ったカラー画像データをメモリ蓄積するまでの処理の流れの一例について示すブロック図である。 図1のカラー複写機において、読み取ったカラー画像データをメモリ蓄積するまでの処理の流れの一例について示すブロック図である。 図1のカラー複写機における原稿読取・蓄積処理手順の一例について示すフローチャートである。
符号の説明
1 カラー複写機(画像読取装置)
202 スキャナ
205 メモリ手段

Claims (8)

  1. セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、
    セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、
    その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換する色変換手段と、
    その色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積されるカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段と、
    前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合には、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用する情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理は、前記色差情報を構成する画素を一定間隔で間引く単純間引処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記サブサンプリング手段における情報量低減処理は、前記色差情報を構成する画素群において互いに隣接する複数画素をグループ化して各グループ内の各画素値を平均化して得られた画素値をもつ1画素に変換する平均化処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合に、前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理における情報量低減率を前記セットされた原稿の累計読み取りページ数が増すごとに高くなるように設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合に、前記セットされた原稿の原稿の累計読み取りページ数が所定のしきい数に達するまでは前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理における情報量低減率として第1の情報量低減率を適用し、前記セットされた原稿の累計読み取りページ数が前記所定のしきい数に達した時点で、それまでに前記メモリ手段に蓄積されている前記第1の情報量低減率で情報低減処理された各ページのカラー画像データに対して前記第1の情報低減率よりも高い第2の情報低減率で前記サブサンプリング手段により前記情報量低減処理を再度行わせて前記メモリ手段に再蓄積し、前記セットされた原稿の累計読み取りページ数が前記所定のしきい数に達して以後は前記サブサンプリング手段における前記情報量低減処理における情報量低減率として前記第2の情報量低減率を適用することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、
    セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、
    その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換する色変換手段と、
    その色変換手段による変換後の色差情報におけるカラー文字の有無を検出するカラー文字検出手段と、
    前記色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積されるカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段とを備え、
    前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合において前記カラー文字検出手段によりカラー文字が検出されない画像領域については、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用する情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  7. セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、
    セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、
    その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換して前記メモリ手段に蓄積する色変換手段と、
    前記メモリ手段に蓄積された各カラー画像データについて前記色変換手段による変換後の色差情報におけるカラー文字の有無を検出するカラー文字検出手段と、
    前記色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積されたカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段とを備え、
    前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合において前記カラー文字検出手段によりカラー文字がページ中の全領域について検出されないページのカラー画像データについては、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用される情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. セットされた原稿の各ページを順次カラー読み取りして得た各ページ分のカラー画像データを一時メモリ手段に蓄積した後読み出して各ページ分のカラー画像データに対して所定の後処理を行う画像読取装置において、
    セットされた原稿の各ページをカラー文字領域検出のためとカラー画像データ本取得のための2回ずつ順次カラー読み取りしてRGBの各色成分ごとの単色画像データで構成されるカラー画像データを得る読取手段と、
    その読取手段により得られたRGBカラー画像データを所定の輝度/色差系色空間に変換して輝度情報と色差情報との組み合わせにより構成されるカラー画像データに変換する色変換手段と、
    前記原稿の各ページに基づくカラー画像データのうちの、前記カラー文字領域検出に係るカラー画像データについて、前記色変換手段による変換後の色差情報におけるカラー文字の有無を検出するカラー文字検出手段と、
    前記色変換手段による変換後前記メモリ手段に蓄積される、前記原稿の各ページに基づくカラー画像データうちの、前記カラー画像データ本取得に係るカラー画像データを構成する色差情報に対して情報量低減率の異なる複数段階の情報量低減処理のうちのいずれかを適用可能なサブサンプリング手段とを備え、
    前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面が生じる種別の処理である場合において前記カラー文字検出手段によりページ中の全領域についてカラー文字が検出されないページ分のカラー画像データについては、前記サブサンプリング手段における情報量低減率を、前記所定の後処理が前記メモリ手段に複数ページ分のカラー画像データが同時に蓄積される局面は生じない種別の処理である場合に適用される情報量低減率と比較して高くする制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
JP2005071466A 2005-03-14 2005-03-14 画像読取装置 Expired - Fee Related JP4499590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071466A JP4499590B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071466A JP4499590B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006254351A true JP2006254351A (ja) 2006-09-21
JP4499590B2 JP4499590B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=37094312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005071466A Expired - Fee Related JP4499590B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4499590B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06152894A (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 Ricoh Co Ltd デジタル画像形成装置
JP2000216936A (ja) * 1998-11-16 2000-08-04 Brother Ind Ltd 画像複写装置および記憶媒体
JP2000350005A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Canon Inc 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP2001231009A (ja) * 2000-02-18 2001-08-24 Canon Inc 画像データ格納装置および方法
JP2004032672A (ja) * 2002-02-11 2004-01-29 Toshiba Tec Corp 画像読取装置と画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06152894A (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 Ricoh Co Ltd デジタル画像形成装置
JP2000216936A (ja) * 1998-11-16 2000-08-04 Brother Ind Ltd 画像複写装置および記憶媒体
JP2000350005A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Canon Inc 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP2001231009A (ja) * 2000-02-18 2001-08-24 Canon Inc 画像データ格納装置および方法
JP2004032672A (ja) * 2002-02-11 2004-01-29 Toshiba Tec Corp 画像読取装置と画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4499590B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5477081B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4755569B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法
JP4589896B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法とプログラム
US7813565B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
JP2006213014A (ja) 画像出力装置
US20030174354A1 (en) Method of and system for image processing of user registered data
JP4208369B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JP2009225270A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4499590B2 (ja) 画像読取装置
KR20010051552A (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 그 방법을 컴퓨터에실행시키는 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록매체
JP2009124443A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2006180343A (ja) 画像入出力装置
JP2008271365A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5600959B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5333866B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び、画像読取方法
JP5084688B2 (ja) 画像形成装置
JP4963559B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4787776B2 (ja) 画像処理装置およびこれを備えた画像形成装置、並びに画像処理方法
JP4901781B2 (ja) 画像形成装置
JP2006245850A (ja) フルカラー画像形成装置
JP2010004278A (ja) 画像処理装置
JP3846090B2 (ja) 画像処理装置
JP5413297B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP5063464B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システム
JP5062633B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090131

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees