JP5063464B2 - 画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システム - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システム Download PDF

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Description

この発明は、画像読取装置で読取られた特殊原稿の利用を制限する画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システムに関するものである。
近年、原稿画像を読み取るスキャナ、スキャナで読み取った原稿画像を印刷する複写機、外部から入力された画像データを印刷するプリンタやファクシミリ装置、または、これらの機能を兼ね備えたいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称される複合機が用いられている。
このようなMFPでは、TWAIN(Tool Without An Interesting Name)スキャナに代表されるように、PC(Personal Computer)などの外部装置から送信されたコマンドによってスキャンした画像データを、外部装置に取り込み可能とする機能が備えられている。また、MFP内の記憶容量の制限等のため、1ページ分の画像データを蓄積せずに、読取った画像データを逐次外部装置に転送するように上記機能が構成される場合がある。
例えば、A4サイズの原稿を600DPIでスキャンして非圧縮で送信する場合、画像データのサイズが100MB程度に達する場合がある。このため、1ページ分の画像データを蓄積してから送信する構成では、100MB以上のメモリを搭載する必要が生じる。しかし、大容量のメモリを搭載することはコストの増大を招くことから、メモリ容量を削減して低コスト化を図るために、読み取った画像データを逐次転送するように構成することが行われている。
また、1ページ分の画像データを蓄積してから送信する構成では、蓄積処理が完了してから送信処理が開始されるため、読取開始から送信完了までの総処理時間が増大する。そこで、蓄積処理と送信処理とを並列に動作させて総処理時間を削減するために、読み取った画像データを逐次転送するように構成することが行われている。
一方、紙幣や有価証券のようにコピー等が禁止されている特殊原稿を取り込ませないために、読み取った画像データが特殊原稿であるか否かを検出する特殊原稿検出機能を搭載したMFPも開発されている。このようなMFPでは、特殊原稿が検出された場合、MFP側で画像データを消去または破壊する方法や、画像データの転送を中止する方法などが採用されている。
例えば、特許文献1では、蓄積手段を有するデータ処理装置とファイリング装置からなるデータ転送装置において、データ処理装置で画像データが特殊原稿であると判定された場合は、データ処理装置の蓄積手段に保存された画像データを削除する機能、および予め定められた画像データに置き換えてファイリング装置に転送する機能を備えたデータ転送装置に関する技術が提案されている。
また、特許文献2では、画像データが特殊原稿と判断された場合に画像データを加工するとともに、判断結果に関する情報を利用者に通知することにより、利用者の混乱を招くことなく不正な画像処理の監視および抑制を可能とする画像形成装置に関する技術が提案されている。
特開2002−374409号公報 特開2006−333015号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の方法は、画像データを読み取った装置に保存されている画像データを削除するか、またはデータ置換してから外部装置に転送する方法であるため、読取った画像データを逐次外部装置に送出する構成の場合は、送出済みの画像データに対して不正な画像処理を抑止することができないという問題があった。
これは、特殊原稿を検知するためには、一定量の画像データを読み取る必要があることに起因する。例えば、所定の特殊原稿の一部を構成する画像パターンと比較することにより特殊原稿を検知する方法では、画像パターンと比較可能なサイズ分の画像データを読み取る必要がある。そして、このような検知方法で、かつ、読取った画像データを逐次外部装置に送出する構成の場合、特殊原稿を検出した時点では、比較に用いた一定サイズの画像データは既に外部装置に送信されることになる。
すなわち、読取った画像データを逐次外部装置に送出する構成では、特殊原稿の画像パターンと一致する画像データが外部装置に流出する場合がある。この場合、流出した画像データを張り合わせることにより特殊原稿を偽造するなどの画像データの不正利用を抑止できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像データを逐次出力する場合であっても、特殊原稿画像の不正利用を抑止できる画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願発明は、画像読取装置と、前記画像読取装置に接続され、前記画像読取装置から入力した画像データを処理する画像処理装置と、を備えた画像処理システムであって、前記画像読取装置は、原稿をスキャンして前記画像データを生成するスキャナ手段と、前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンの途中で、生成された前記画像データを前記画像処理装置に逐次送信する第1送信手段と、生成された前記画像データに基づいて予め定められた特殊画像を検知する検知手段と、前記特殊画像の検知結果を前記画像処理装置に送信する第2送信手段と、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合に、検知後に生成された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換する置換手段と、を備え、前記第1送信手段は、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合、前記マスク画像を前記画像処理装置に逐次送信し、前記画像処理装置は、前記画像データと前記マスク画像と前記検知結果とを前記画像読取装置から入力する入力手段と、入力された前記画像データおよび前記マスク画像を記憶する第1記憶手段と、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたか否かを判断する判断手段と、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像読取装置は、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合に、検知後に生成された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換する置換手段をさらに備え、前記第1送信手段は、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合、前記マスク画像を前記画像処理装置に逐次送信すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第2送信手段は、前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンが完了した後に、前記検知結果を前記画像処理装置に送信すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第2送信手段は、前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンの途中で、前記検知結果を前記画像処理装置に送信すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像読取装置は、生成された前記画像データを記憶する第2記憶手段をさらに備え、前記第1送信手段は、前記第2記憶手段に記憶された前記画像データの総データサイズが予め定められた閾値に達したときに、前記第2記憶手段に記憶された前記画像データを前記画像処理装置に送信すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記制限手段は、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像処理装置は、前記画像データを処理するアプリケーションから受け付けた前記原稿の読み取り要求を前記画像読取装置に送信する第3送信手段をさらに備え、前記スキャナ手段は、前記読み取り要求に応じて前記原稿をスキャンして前記画像データを生成し、前記制限手段は、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを前記アプリケーションに出力しないこと、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記判断手段は、さらに、前記検知結果が入力されたか否かを判断し、前記制限手段は、さらに、前記検知結果が入力されていないと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる発明において、前記制限手段は、前記検知結果が入力されていないと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換すること、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項8にかかる発明において、前記制限手段は、前記検知結果が入力されていないと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを削除すること、を特徴とする。
また、本願発明は、画像データを処理する画像処理装置に接続された画像読取装置であって、前記原稿をスキャンして前記画像データを生成するスキャナ手段と、前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンの途中で、生成された前記画像データを前記画像処理装置に逐次送信する第1送信手段と、生成された前記画像データに基づいて予め定められた特殊画像を検知する検知手段と、前記特殊画像の検知結果を前記画像処理装置に送信する第2送信手段と、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合に、検知後に生成された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換する置換手段と、を備え、前記第1送信手段は、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合、前記マスク画像を前記画像処理装置に逐次送信する
また、本願発明は、原稿から読取った画像データを逐次出力する画像読取装置に接続された画像処理装置であって、前記画像データと、予め定められた特殊画像の検知結果と、前記特殊画像が検知された後に生成された前記画像データが置換されたマスク画像と、を前記画像読取装置から入力する入力手段と、入力された前記画像データおよび前記マスク画像を記憶する記憶手段と、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたか否かを判断する判断手段と、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本願発明は、原稿から読取った画像データを逐次出力する画像読取装置に接続された画像処理装置を、前記画像データと、予め定められた特殊画像の検知結果と、前記特殊画像が検知された後に生成された前記画像データが置換されたマスク画像と、を前記画像読取装置から入力する入力手段と、入力された前記画像データおよび前記マスク画像を記憶手段に保存する保存手段と、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたか否かを判断する判断手段と、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限する制限手段と、として機能させるための画像処理プログラムである
本発明によれば、画像データを逐次出力する場合であっても、特殊原稿画像の不正利用を抑止できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる画像処理システムは、画像読取装置から読取った画像データをPCなどの外部装置に逐次出力するとともに、特殊原稿の検知結果を表すフラグを画像読取装置から外部装置に通知し、通知を受けた外部装置でフラグに応じて画像データを加工するものである。
まず、第1の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理の概要について図1を用いて説明する。図1は、画像処理の概要を説明するための模式図である。第1の実施の形態にかかる画像処理システムは、MFPなどのように少なくとも原稿画像を読み取るスキャナ機能を備えた画像読取装置10と、画像処理装置としてのPC30とを含み、PC30内のアプリケーション32の要求に応じて原稿の読取りが行われる。
すなわち、まず、(1)PC30内のアプリケーション32から原稿の読取りが要求される。そして、(2)画像読取装置10に対応してPC30内に設定されているスキャナドライバ31によってコマンドが送信される。(3)画像読取装置10は、コマンドに応じて原稿から画像データを読取り、読取った画像データ(部分画像データ)を逐次PC30に送信する。
ここで、同図の上部左側に示すように、特殊原稿部分を含む原稿1が読取られることを前提とすると、画像読取装置10は、読取った画像データを特殊原稿のパターンと順次比較することにより、ある時点で原稿に特殊原稿が含まれることを検出する。そして、画像読取装置10は、特殊原稿の検出後に読取った画像データに対して、例えば白画像に置換することによりマスク処理を行う。同図の下部左側は、このようにしてマスク処理を加えた読取画像データ2の一例を示している。
さらに、特殊原稿を検出した場合、(4)画像読取装置10は特殊原稿を検出したことをPC30に通知する。通知を受けるまでは、読取られた画像データが逐次送信されるため、同図の下部中央に示すように、PC30に入力される入力画像データ3は、検出時点までの領域にマスク処理が加えられていない画像データになる。そこで、(5)PC30のスキャナドライバ31は、PC30内に記憶した画像データの全領域にマスク処理を加え、(6)マスクした画像データを出力画像データ4としてアプリケーション32に出力する。
このような処理により、汎用のアプリケーション32に画像データが渡る前に特殊原稿を含む画像データを加工することができ、特殊原稿画像の不正利用を抑制することができる。
なお、上述のように画像読取装置10側で検出後に読取った画像データを置換できる場合には、読み取った画像データを逐次送信する構成であっても特殊原稿画像のすべてが流出することを回避できる。その反面、例えば、図1の入力画像データ3が不正に入手された場合は、入力画像データ3を解析することにより、いずれの時点で特殊原稿が検出されるのかなどの特殊原稿検出処理に関する情報が特定されるおそれがある。これに対し、本実施の形態の画像システムによれば、PC30により、検出時点以前に受信した画像データに対して遡ってマスクをかけることができるため、検出箇所が特定されることを回避可能となる。
次に、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成について図2を用いて説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、第1の実施の形態の画像処理システムは、画像読取装置10と、PC30とが、LAN(Local Area Network)などのネットワーク50で接続された構成となっている。
なお、ネットワーク50はLANに限られず、インターネットなどのあらゆるネットワーク形態を適用できる。また、画像読取装置10とPC30との接続方法は、ネットワーク50を介した方法に限られるものではなく、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394などの有線通信インターフェースを用いて接続する方法、無線通信インターフェースを用いる方法などのあらゆる方法を適用できる。
次に、画像読取装置10の詳細な構成について説明する。図2に示すように、画像読取装置10は、主なハードウェア構成として、スキャナ部21と、記憶部22と、通信インターフェース(I/F)23とを備えている。また、画像読取装置10は、主なソフトウェア構成として、スキャナ制御部11と、画像処理部12と、特殊原稿検知部13と、置換部14と、通信部15と、を備えている。
スキャナ部21は、入力される原稿を光学的に走査して画像データを生成することにより、原稿の画像データを読み取るものである。具体的には、スキャナ部21は、副走査方向に移動する原稿に読取光を照射し、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子で光電変換することによって、当該原稿の画像を読み取る。
記憶部22は、スキャナ部21で読取られた画像データを記憶するものである。なお、記憶部22は、原稿読み取り速度と外部インターフェースの速度差を吸収するために画像データを記憶するものである。したがって、原稿1ページ全体を読取るまで画像データを蓄積する必要はない。すなわち、記憶部22には、スキャナ部21によってスキャンされた部分に対応する原稿の一部の画像データが蓄積される。そして、記憶部22から画像データが読み出されてPC30に逐次送信される。
通信I/F23は、ネットワーク50を介して、PC30などの外部装置との間で画像データ等を入出力するためのインターフェースである。
スキャナ制御部11は、スキャナ部21を用いた画像データの読取り処理を制御するものである。
画像処理部12は、スキャナ部21で読取られた画像データに対して、ひずみ補正、フィルタリングなどの画像処理を行うものである。
特殊原稿検知部13は、スキャナ部21で読取られた画像データから、紙幣や有価証券などの特殊原稿を検知するものである。特殊原稿の検知処理としては、特徴画像部分を抽出し、抽出した特徴画像部分と予め定められた特殊原稿の画像パターンとを比較し、両者の類似度が所定の閾値以上の場合に特殊原稿であると判定する方法など、従来から用いられているあらゆる方法を適用できる。
置換部14は、特殊原稿が検知された場合に画像データを予め定められたマスク画像に置換するものである。具体的には、置換部14は、特殊原稿が検知された後にスキャナ部21で読取られた画像データを、例えば、白画素または黒画素のみからなるマスク画像で置換する。これにより、転送される画像データが非圧縮形式の場合は、特殊原稿を読み取った場合に、画像データの途中からマスクすることが可能となる。
通信部15は、通信I/F23を介して、PC30との間で画像データ等を送受信するものである。例えば、通信部15は、読取られた画像データ、および特殊原稿検知部13により特殊画像を検出したか否かを表す検知結果を表すフラグをPC30に送信する。
通信部15は、記憶部22に蓄積された画像データの総データサイズが所定の閾値(サイズ)に達するごとに、蓄積された画像データをPC30に逐次送信する。例えば、通信部15は、画像データの蓄積用の領域として記憶部22内で予め定められた領域のサイズと一致するデータサイズの画像データが当該領域に蓄積された場合に、蓄積済みの画像データをPC30に送信する。なお、画像データを逐次送信する方法はこれに限られるものではなく、原稿のスキャンの途中で、生成された画像データを逐次送信するものであればあらゆる方法を適用できる。
次に、PC30の詳細な構成について説明する。図2に示すように、PC30は、主なハードウェア構成として、表示部41と、記憶部42と、通信I/F43とを備えている。また、PC30は、主なソフトウェア構成として、スキャナドライバ31と、アプリケーション32と、表示制御部33と、通信部34と、を備えている。
表示部41は、入力された画像データなどを表示するものであり、例えばディスプレイ装置などにより構成される。
記憶部42は、画像読取装置10から送信された画像データを記憶するものである。記憶部42は、少なくとも1フレーム(通常は1ページ)分の画像データを蓄えるだけの記憶容量を有する。これにより、PC30では、1フレーム分の画像データの蓄積が完了した後、1フレーム分の画像データを記憶部42から取得して表示部41に表示することができる。
なお、記憶部42、および画像読取装置10の記憶部22は、HDD、光ディスク、メモリカードなどの一般的に利用されているあらゆる記憶媒体により構成することができる。
通信I/F43は、ネットワーク50を介して、画像読取装置10などの外部装置との間で画像データ等を入出力するためのインターフェースである。
スキャナドライバ31は、PC30から画像読取装置10の動作を制御する機能を備えたドライバソフトである。後述するアプリケーション32は、スキャナドライバ31を経由することにより、画像読取装置10を制御して原稿の読取り処理等を実行することが可能となる。スキャナドライバ31は、入力部31aと、保存部31bと、判断部31cと、制限部31dとを備えている。
入力部31aは、通信部34を介して、画像読取装置10から送信された画像データを入力するものである。また、入力部31aは、画像読取装置10から送信された特殊原稿の検知結果を入力する。保存部31bは、入力された画像データを記憶部42に保存するものである。
判断部31cは、特殊原稿の検知結果が正しく入力されたか否か、および、正しく入力された場合に、特殊原稿を検知したことを表す検知結果が入力されたか否かを判断する。
制限部31dは、判断部31cによって特殊原稿を検知したことを表す検知結果が入力されたと判断された場合に、取り込まれた画像データの利用を制限するものである。本実施の形態では、制限部31dは、記憶部42に記憶済みの画像データをすべて所定のマスク画像に置換することにより、取り込まれた特殊画像を利用できないようにする。
また、制限部31dは、特殊原稿の検知結果が正しく入力されていないと判断された場合にも、取り込まれた画像データの利用を制限する。これにより、例えばネットワークケーブルを引き抜くことなどにより、画像データの入力中に画像読取装置10との通信が不正に切断された場合であっても、特殊原稿の画像データが不正に流出することを回避できる。
このように、スキャナドライバ31は、通信I/F43を経由して画像読取装置10を制御する機能を備えており、画像読取装置10の仕様に応じて独自の仕様を盛り込むことができる。本実施の形態では、画像読取装置10と連携して特殊原稿の利用を制限するための特有の機能を持たせることにより、画像取り込みシステムとして特殊原稿の悪用防止を実現することが可能となる。また、このようにスキャナドライバ31に機能を集約しているため、アプリケーション32が画像読取装置10に対応するための新規の機能を備える必要がない。
アプリケーション32は、図示しない汎用OS上で動作し、画像処理機能を含むソフトウェアである。アプリケーション32は、スキャナドライバ31を介して画像読取装置10に指示を送信し、画像読取装置10から画像データを取り込むプル型のスキャン機能を有する。なお、この場合は、記憶部42へ画像データを格納する処理まではスキャナドライバ31によって制御され、記憶部42上の画像データを表示部41に表示する処理はアプリケーション32によって制御される。すなわち、記憶部42上で、画像データがスキャナドライバ31からアプリケーション32に引き渡される。
表示制御部33は、表示部41に対する画像データ等の表示処理を制御するものである。通信部34は、通信I/F43を介して、読取られた画像データ、および特殊原稿の検知結果の情報を画像読取装置10から受信するものである。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理の概要について、図3のシーケンス図を用いてさらに説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
最初に、アプリケーション32が画像読取装置10による原稿の読取りを要求し、スキャナドライバ31を介して原稿読取りのコマンドを画像読取装置10に送信する(ステップS301)。
次に、画像読取装置10のスキャナ制御部11が、スキャナ部21を制御して、コマンドに応じた画像データの読み取りを開始する(ステップS302)。通信部15は、読み取られた画像データをPC30に逐次送信する(ステップS303)。
PC30の入力部31aは、通信部34を介して画像データを入力し、保存部31bが、入力された画像データを記憶部42に蓄積する(ステップS304)。
一方、画像読取装置10の特殊原稿検知部13は、読取られた画像データを元に特殊原稿の検知処理を実行する(ステップS305)。そして、スキャナ制御部11が、所定の領域分の読取りが完了したか否かを判断する(ステップS306)。なお、所定の領域とは、原稿で読取りが指定された領域をいう。以下では、所定の領域をフレームと呼ぶ場合がある。通常は原稿の全領域(1ページ)が1フレームに対応するが、例えば原稿内で複数の領域の読取りが指定された場合には、1ページの原稿から複数のフレームが読取られる場合がある。
所定領域の読取りが完了していない場合は(ステップS306:NO)、原稿読み取りを継続する(ステップS302)。所定領域の読取りが完了した場合は(ステップS306:YES)、通信部15が、特殊原稿の検知結果をPC30に送信する(ステップS307)。
PC30の判断部31cは、送信された検知結果が、特殊原稿が検知されたことを表すか否かを判断する(ステップS308)。送信された検知結果が特殊原稿が検知されたことを表す場合は(ステップS308:YES)、制限部31dが、記憶部42に蓄積した画像データを所定のマスク画像に置換する(ステップS309)。その後、通信部34は、マスク処理が正しく実行されたか否かを表すマスク処理結果を画像読取装置10に送信する(ステップS310)。また、スキャナドライバ31は、マスク処理後の画像データを、読み取りを要求したアプリケーション32に出力する(ステップS311)。
一方、画像読取装置10のスキャナ制御部11は、通信部15を介してマスク処理結果を受信し、マスク処理結果が正常か否かを判断する(ステップS312)。正常の場合は(ステップS312:YES)、原稿の読み取りを完了する。なお、同図では省略しているが、次の原稿の読み取りが指定されている場合は、次の原稿に対して上述の処理が繰り返される。
マスク処理結果が正常でない場合は(ステップS312:NO)、スキャナ制御部11は、原稿読み取りの中断などのエラー処理を実行し(ステップS313)、画像読取装置10内での処理を終了する。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理の詳細について図4および図5を用いて説明する。なお、図4は、画像読取装置10により画像データを読み取ってPC30に転送する処理(画像読取処理)を表している。この処理は、図1では、アプリケーション32が読取りを要求する処理(1)、および、スキャナドライバ31によってコマンドが送信する処理(2)の後に実行される処理に相当し、図1の処理(3)および処理(4)を含んでいる。
また、図5は、PC30により画像データを受信して必要に応じて加工する処理(画像受信処理)を表している。この処理は、スキャナドライバ31が実行する処理であり、図1の処理(5)および処理(6)を含んでいる。
最初に、画像読取装置10による画像読取処理について説明する。図4は、第1の実施の形態における画像読取処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、スキャナドライバ31から原稿読取りのコマンドを受信した後、特殊原稿検知部13は、特殊原稿を検知したか否かを表すフラグ(以下、特殊原稿検知状態という。)を「非検知」状態に初期化する(ステップS401)。次に、スキャナ制御部11は、スキャナ部21による画像データの読み取りを開始する(ステップS402)。なお、同図では省略しているが、画像処理部12は、読取られた画像データに対してひずみ補正等の所定の画像処理を行う。
次に、スキャナ制御部11が、特殊原稿検知状態が「非検知」であるか否かを判断する(ステップS403)。「非検知」である場合は(ステップS403:YES)、特殊原稿検知部13が、読取った画像データを元に特殊原稿の検知処理を逐次実行し、特殊原稿を検知したか否かを判断する(ステップS404)。
特殊原稿を検知した場合は(ステップS404:YES)、特殊原稿検知部13は、特殊原稿検知状態を「検知」に設定する(ステップS405)。特殊原稿検知状態を「検知」に設定した後、または、ステップS403で、特殊原稿検知状態が「非検知」でないと判断された場合は(ステップS403:NO)、置換部14が、読取られた画像データを所定のマスク画像に置換する(ステップS406)。これにより、特殊原稿が検知された後に読み取られた画像データがそのまま流出することを回避し、特殊原稿画像の不正利用を防止することができる。
画像データを置換した後、または、ステップS404で、特殊原稿が検知されなかった場合は(ステップS404:NO)、通信部15は、置換された画像データ、または読取られた画像データをPC30に送信する(ステップS407)。なお、通信部15は、所定のライン数で構成される画像データをさらに1ライン以上の予め定められた単位に分割し、分割した画像データをPC30に順次送信するように構成してもよい。
次に、スキャナ制御部11は、指定された所定の領域であるフレームの読取りが完了したか否かを判断する(ステップS408)。
所定領域の読み取りが完了していない場合、すなわち、フレーム内の途中までしか画像データが読取られていない場合は(ステップS408:NO)、スキャナ制御部11は、次の画像データを読み取って処理を繰り返す(ステップS402)。
所定領域の読み取りが完了した場合は(ステップS408:YES)、通信部15は、特殊原稿検知状態をPC30に送信する(ステップS409)。さらに、通信部15は、特殊原稿検知状態の通知に対する応答であり、PC30から送信されたマスク処理結果を受信する(ステップS410)。なお、マスク処理結果とは、特殊原稿の検知結果に応じてスキャナドライバ31がマスク処理(マスク画像への置換)を実行した結果を表す。マスク処理結果としては、例えば、「正常終了」、「異常終了」、および特殊原稿が検知されなかったためマスク処理を実行しなかったことを表す「不実行」などが設定される。
次に、スキャナ制御部11は、通信部15を介して受信したマスク処理結果を参照して、マスク処理結果が正常か否かを判断する(ステップS411)。例えば、スキャナ制御部11は、特殊原稿検知状態が「検知」であるにも関わらず、マスク処理結果=「異常終了」または「不実行」であった場合、マスク処理結果が正常でないと判断する。また、スキャナ制御部11は、マスク処理結果が受信できなかった場合も、マスク処理結果が正常でないと判断する。
マスク処理結果が正常でない場合は(ステップS411:NO)、スキャナ制御部11は、エラー処理を行う(ステップS412)。エラー処理としては、例えば次フレーム以降の読み取りを中止する処理などが実行される。
マスク処理結果が正常であった場合は(ステップS411:YES)、スキャナ制御部11は、指定されたすべての原稿の読取りが完了したか否かを判断する(ステップS413)。すべての読み取りが完了していない場合は(ステップS413:NO)、次の原稿を読み取るために特殊原稿検知状態の初期化処理から処理を繰り返す(ステップS401)。すべての読み取りが完了した場合は(ステップS413:YES)、画像読取処理を終了する。
次に、PC30による画像受信処理について説明する。図5は、第1の実施の形態における画像受信処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、スキャナドライバ31の入力部31aが、画像読取装置10から送信された画像データを取り込む。そして、保存部31bが、取り込んだ画像データを逐次記憶部42に保存する(ステップS501)。
次に、入力部31aは、所定領域、すなわち1フレーム分の画像データの取り込みが完了したか否かを判断し(ステップS502)、完了していない場合は(ステップS502:NO)、取込処理を継続する(ステップS501)。
1フレーム分の画像データの取り込みが完了した場合は(ステップS502:YES)、入力部31aは、さらに画像読取装置10から特殊原稿検知状態が入力されたか否かを判断する(ステップS503)。
特殊原稿検知状態が正常に入力された場合は(ステップS503:YES)、判断部31cが、入力した特殊原稿検知状態が「検知」であるか否かを判断する(ステップS504)。「検知」である場合は(ステップS504:YES)、制限部31dが、記憶部42に蓄積されている画像データを所定のマスク画像に置換する(ステップS505)。このような処理により、特殊原稿が検知される前に読み取られた画像データに対してもマスク画像への置換処理が実行でき、特殊原稿画像の不正利用を防止することができる。
ステップS504で、特殊原稿検知状態が「検知」でないと判断された場合(ステップS504:NO)、および画像データを置換した後、スキャナドライバ31は、マスク処理結果を画像読取装置10に通知する(ステップS506)。マスク処理結果は、例えば画像データを正常に置換した場合は「正常終了」が設定され、特殊原稿検知状態が「非検知」でありマスク処理が実行されなかった場合は「不実行」が設定される。そして、スキャナドライバ31は、記憶部42に蓄積されている画像データをアプリケーション32に出力する(ステップS507)。
なお、スキャナドライバ31は、1フレームを単位として画像データをアプリケーション32に出力する。これにより、置換処理前の画像データが表示部41等に出力されることを回避し、特殊原稿画像の流出を防止することができる。
次に、スキャナドライバ31は、指定したすべての原稿の画像データの取込みが完了したか否かを判断する(ステップS508)。すべての取込みが完了していない場合は(ステップS508:NO)、次の原稿の画像データを取り込むために画像データの入力処理に戻り処理を繰り返す(ステップS501)。すべての取込みが完了した場合は(ステップS508:YES)、画像受信処理を終了する。
一方、ステップS503で、特殊原稿検知状態が正常に入力されていないと判断された場合(ステップS503:NO)、制限部31dは、記憶部42に蓄積されている画像データを所定のマスク画像に置換する(ステップS509)。そして、スキャナドライバ31は、処理を中断し(ステップS510)、画像受信処理を終了する。これにより、例えば、画像読取装置10との通信を不正に切断して特殊原稿検知状態を入力しないようにし、マスク処理を回避しようとする不正操作等が実行された場合であって、特殊原稿の画像データがマスクされずに不正に流出することを回避できる。なお、画像データをマスク画像に置換する代わりに、記憶部42に記憶されている画像データをすべて削除するように構成してもよい。
次に、各装置のハードウェア構成について説明する。図6は、画像読取装置10のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図6に示すように、画像読取装置10は、上述のスキャナ部21、記憶部22、および通信I/F23の他、画像処理回路52と、特殊原稿検知回路53と、置換回路54と、CPU(Central Processing Unit)55と、データバス56と、を備えている。
CPU55は、画像読取装置10全体の処理を制御するプロセッサである。データバス56は、CPU55、置換回路54、記憶部22、および通信I/F23を接続し、画像データ等を転送するものである。
画像処理回路52、特殊原稿検知回路53、および置換回路54は、それぞれ上述の画像処理部12、特殊原稿検知部13、および置換部14に対応する機能を実現する回路である。なお、各回路に対応する機能のいずれか1つ以上をCPU55内でソフトウェアによって実現するように構成してもよい。
同図に示すように、特殊原稿検知回路53は、特殊原稿を検知した場合に、検知結果をCPU55に通知する手段の一つとして割り込み信号を発生する。割り込みは、特殊原稿を検知した時点で発生するものとする。一般的には、割り込み信号は、該当する原稿を読み取っている最中に発生する。
また、置換回路54は、割り込み信号を受信したCPU55からの命令によって、画像処理回路52により画像処理が完了した画像データを即時かつ強制的に特定の値に置換する。なお、置換回路54の設置箇所は同図の構成に限定するものではない。また、例えば、特殊原稿検知回路53が割り込み信号を発生した後、CPU55からの命令により、記憶部22上に蓄積されている画像データに対して置換回路54の機能と同様の画像置換処理を実行するように構成してもよい。これによって、特殊原稿の画像データを極力外部に転送しないようにすることができる。
また、このような回路構成により、特殊原稿の検知結果をCPU55が認識可能であるため、CPU55が、画像送信終了後に検知結果を外部に送信することが実現できる。
次に、PC30のハードウェア構成について説明する。図7は、PC30のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図7に示すように、PC30は、上述の表示部41、記憶部42、および通信I/F43の他、表示制御回路61と、CPU62と、データバス63と、を備えている。
表示制御回路61は、上述の表示制御部33に対応する機能を実現する回路である。CPU62は、PC30全体の処理を制御するプロセッサである。データバス63は、記憶部42、通信I/F43、表示制御回路61、およびCPU62を接続し、画像データ等を転送するものである。
なお、第1の実施の形態にかかるPC30で実行される画像処理プログラムは、スキャナドライバ31によって実行される機能に相当する。この画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、第1の実施の形態にかかるPC30で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1の実施の形態にかかるPC30で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、第1の実施の形態の画像処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1の実施の形態にかかるPC30で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(入力部、保存部、判断部、制限部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
このように、第1の実施の形態にかかる画像処理システムでは、画像読取装置から読取った画像データをPCなどの外部装置に逐次出力するとともに、特殊原稿の検知結果を表すフラグを画像読取装置から外部装置に通知し、通知を受けた外部装置でフラグによってマスク処理の要否を判断し、入力した画像データにマスク処理を加えることができる。これにより、特殊原稿を検知した時点より前に既にPCに送出された画像データに対しても特殊原稿の画像データの悪用防止のための処置を施すことが可能となる。
第1の実施の形態のように外部装置側では特殊画像を検出せず、画像読取装置で特殊画像を検出して結果のみを通知するように構成することで、特殊画像検出処理をハードウェアによって実現可能となる。なお、外部装置側で特殊原稿を検出する場合は、ソフトウェアであるスキャナドライバで実行する必要がある。また、画像読取装置にコピー機能等が搭載され、既に特殊画像検出機能が存在する場合であれば、その機能を流用して第1の実施の形態の機能を実現することができる。さらに、外部装置側ではなく、より上流の処理を実行する画像読取装置側で特殊画像を検出できるため不正流出の可能性を低減することができる。例えば、スキャナドライバを置き換えることにより特殊画像を不正に取得することを回避可能となる。
(変形例1)
上記実施の形態では、画像読取装置10で特殊原稿を検知していた。これに対し、画像読取装置10が読取った画像データをそのままPC30に送信し、PC30のスキャナドライバ31内で、受信した画像データから特殊原稿を検知するように構成してもよい。このような構成によっても、特殊原稿を検知した場合に、検知以前に受信した画像データに対して遡ってマスクをかけることができるため、特殊原稿画像の不正利用を抑止することができる。
(変形例2)
上記実施の形態では、画像読取装置10から特殊原稿検知状態をPC30に対して送信し、PC30は受信した特殊原稿検知状態によって、特殊原稿か否かを判断していた。これに対し、PC30が、画像読取装置10から受信した画像データを解析することにより、画像データを読込んでいる原稿に特殊原稿が含まれるか否かを判断するように構成してもよい。
例えば、特殊原稿を検知後の画像データが置換部14によって白画像などの所定のマスク画像に置換されることを利用し、PC30が、受信した画像データが所定のマスク画像の画像パターンと一致するか否かを判断することにより、特殊原稿の有無を判断するように構成することができる。この場合、マスク画像のパターンと照合するために必要なライン数の画像データを受信した時点で、マスク画像のパターンとの一致を判断するように構成してもよい。
(変形例3)
上記実施の形態では、読取りが完了した後に、画像読取装置10からPC30に特殊原稿検知状態を送信していた。これに対し、ステップS404で特殊原稿を検知した時点で特殊原稿検知状態を送信するように構成してもよい。この場合、PC30のスキャナドライバ31は、特殊原稿検知状態を受信後、直ちに蓄積済みの画像データをマスク画像に置換できるため、特殊原稿画像の不正利用をより効果的に抑止することが可能となる。
なお、特殊原稿検知状態を受信した後は、スキャナドライバ31は、マスク画像に置換済みの画像データが画像読取装置10から送信されると判断することができる。このため、特殊原稿検知状態を受信した後はスキャナドライバ31内での画像データの置換処理を不要とするように構成することができる。これにより、スキャナドライバ31の処理負担を軽減することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態にかかる画像処理装置は、読取った画像データを所定の規則に従って判読不能に変換した後に外部装置に逐次出力し、画像データに特殊原稿が含まれない場合に外部装置で画像データを復元して出力するものである。
図8は、第2の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。図8に示すように、第2の実施の形態にかかる画像処理システムは、画像読取装置710と、PC730とが、ネットワーク50で接続された構成となっている。
画像読取装置710は、主なハードウェア構成として、スキャナ部21と、記憶部22と、通信I/F23とを備えている。また、画像読取装置10は、主なソフトウェア構成として、スキャナ制御部11と、画像処理部12と、特殊原稿検知部13と、置換部14と、通信部15と、変換部716と、を備えている。
第2の実施の形態では、変換部716を追加したことが第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
変換部716は、予め定められた変換規則に従って、読取られた画像データを判読不能な画像データに変換するものである。変換規則としては、例えば、画像データに含まれる各ラインの順序を入れ替える規則や、可逆のマスク処理を行う規則など、従来から用いられているあらゆる変換規則を適用できる。
次に、PC730の詳細な構成について説明する。図8に示すように、PC730は、主なハードウェア構成として、表示部41と、記憶部42と、通信I/F43とを備えている。また、PC730は、主なソフトウェア構成として、スキャナドライバ731と、アプリケーション32と、表示制御部33と、通信部34と、を備えている。
第2の実施の形態では、スキャナドライバ731に復元部731eを追加したことが第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
復元部731eは、上述の変換部716が画像データを変換する変換規則に従い、変換後の画像データを変換前の画像データに復元するものである。
次に、このように構成された第2の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理について図9および図10を用いて説明する。図9および図10は、それぞれ第2の実施の形態における画像読取処理および画像受信処理の全体の流れを示すフローチャートである。
最初に、図9の画像読取処理について説明する。ステップS801からステップS806までの、画像データ読取処理、特殊原稿検知処理、および画像データ置換処理は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるステップS401からステップS406までと同様の処理なので、その説明を省略する。
画像データを置換した後(ステップS806)、または、ステップS804で特殊原稿が検知されなかった場合は(ステップS804:NO)、変換部716は、読取られた画像データを変換規則にしたがって変換する(ステップS807)。
ステップS808からステップS814までの、転送処理および完了判定処理は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるステップS407からステップS413までと同様の処理なので、その説明を省略する。
次に、図10の画像受信処理について説明する。ステップS901からステップS904までの、画像データ蓄積処理、検知状態受信処理、および判断処理は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるステップS501からステップS504までと同様の処理なので、その説明を省略する。
ステップS904で、特殊原稿検知状態が「検知」であると判断された場合は(ステップS904:YES)、制限部31dが、記憶部42に蓄積されている画像データを所定のマスク画像に置換する(ステップS905)。
特殊原稿検知状態が「検知」でないと判断された場合は(ステップS904:NO)、復元部731eが、記憶部42に蓄積されている画像データを、所定の変換規則に従って復元する(ステップS906)。
ステップS907からステップS911までの、画像データ出力処理、完了判定処理およびエラー処理は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるステップS506からステップS510までと同様の処理なので、その説明を省略する。
このように、第2の実施の形態にかかる画像処理装置では、読取った画像データを所定の規則に従って判読不能に変換した後に外部装置に逐次出力し、画像データに特殊原稿が含まれない場合にのみ、外部装置で画像データを復元して出力することができる。したがって、例えば一時的に記憶部に蓄積された画像データを不正に取得された場合であっても、当該データは判読不能であるため、特殊原稿画像がそのまま流出して不正に利用されることを回避することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態にかかる画像処理装置は、画像データに特殊原稿が含まれる場合に、画像データをマスク画像に置換する代わりに、画像データの出力を制限するものである。
図11は、第3の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。図11に示すように、第3の実施の形態にかかる画像処理システムは、画像読取装置10と、PC1030とが、ネットワーク50で接続された構成となっている。
画像読取装置10の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
PC1030は、主なハードウェア構成として、表示部41と、記憶部42と、通信I/F43とを備えている。また、PC1030は、主なソフトウェア構成として、スキャナドライバ1031と、アプリケーション32と、表示制御部33と、通信部34と、を備えている。
第3の実施の形態では、スキャナドライバ1031に含まれる制限部1031dの機能が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
制限部1031dは、判断部31cによって原稿に特殊原稿が含まれると判断された場合に、当該原稿について取り込まれた画像データの出力を制限するものである。具体的には、制限部1031dは、アプリケーション32に対する画像データの出力を制限する。また、スキャナドライバ1031自身が表示制御部33を介して表示部41に画像データを表示する機能を備えている場合には、制限部1031dは、このようなスキャナドライバ1031による画像データの表示を制限する。
次に、このように構成された第3の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理について図12を用いて説明する。図12は、第3の実施の形態における画像受信処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、第3の実施の形態の画像読取処理は、第1の実施の形態の画像読取処理を表す図4と同様であるためその説明を省略する。
ステップS1101からステップS1104までの、画像データ蓄積処理、検知状態受信処理、および判断処理は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるステップS501からステップS504までと同様の処理なので、その説明を省略する。
ステップS1104で、特殊原稿検知状態が「検知」であると判断された場合は(ステップS1104:YES)、制限部1031dが、記憶部42に蓄積されている画像データのアプリケーション32に対する出力を中止する(ステップS1105)。また、上述のようにスキャナドライバ1031自身が画像データを表示する機能を備えている場合は、制限部1031dは、スキャナドライバ1031による画像データの表示を中止する。
特殊原稿検知状態が「検知」でないと判断された場合は(ステップS1104:NO)、スキャナドライバ1031は、記憶部42に蓄積されている画像データをアプリケーション32に出力する(ステップS1106)。
ステップS1107からステップS1110までの、処理結果通知処理および完了判定処理は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるステップS506、およびステップS508からステップS510までと同様の処理なので、その説明を省略する。なお、第3の実施の形態の処理結果通知処理では、マスク処理結果の代わりに、アプリケーションへの出力を中止したか否かを表す処理結果を画像読取装置10に通知する。
なお、制限部1031dが、アプリケーション32への出力を制限するとともに、第1の実施の形態と同様に、記憶部42に記憶済みの画像データをすべて所定のマスク画像に置換するように構成してもよい。これにより、PC1030内に特殊原稿画像がそのままの状態で保持されることを防止し、より強固な特殊原稿画像の不正利用抑止効果が期待できる。
このように、第3の実施の形態にかかる画像処理装置では、画像データに特殊原稿が含まれる場合に、スキャナドライバからアプリケーション等に対する画像データの出力を制限することができる。これにより、特殊原稿を検知した時点より前に既にPCに送出された画像データに対しても特殊原稿の画像データの悪用防止のための処置を施すことが可能となる。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システムは、読取った画像を逐次送信する画像読取装置から画像を受信して処理する画像処理装置、画像読取装置、画像処理プログラム、および画像処理システムに適している。
画像処理の概要を説明するための模式図である。 第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる画像処理システムによる画像処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施の形態における画像読取処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態における画像受信処理の全体の流れを示すフローチャートである。 画像読取装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 PCのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における画像読取処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における画像受信処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における画像受信処理の全体の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 原稿
2 読取画像データ
3 入力画像データ
4 出力画像データ
10 画像読取装置
11 スキャナ制御部
12 画像処理部
13 特殊原稿検知部
14 置換部
15 通信部
21 スキャナ部
22 記憶部
23 通信I/F
30 PC
31 スキャナドライバ
31a 入力部
31b 保存部
31c 判断部
31d 制限部
32 アプリケーション
33 表示制御部
34 通信部
41 表示部
42 記憶部
43 通信I/F
50 ネットワーク
52 画像処理回路
53 特殊原稿検知回路
54 置換回路
55 CPU
56 データバス
61 表示制御回路
62 CPU
63 データバス
710 画像読取装置
716 変換部
730 PC
731 スキャナドライバ
731e 復元部
1030 PC
1031 スキャナドライバ
1031d 制限部

Claims (12)

  1. 画像読取装置と、前記画像読取装置に接続され、前記画像読取装置から入力した画像データを処理する画像処理装置と、を備えた画像処理システムであって、
    前記画像読取装置は、
    原稿をスキャンして前記画像データを生成するスキャナ手段と、
    前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンの途中で、生成された前記画像データを前記画像処理装置に逐次送信する第1送信手段と、
    生成された前記画像データに基づいて予め定められた特殊画像を検知する検知手段と、
    前記特殊画像の検知結果を前記画像処理装置に送信する第2送信手段と、
    前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合に、検知後に生成された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換する置換手段と、を備え、
    前記第1送信手段は、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合、前記マスク画像を前記画像処理装置に逐次送信し、
    前記画像処理装置は、
    前記画像データと前記マスク画像と前記検知結果とを前記画像読取装置から入力する入力手段と、
    入力された前記画像データおよび前記マスク画像を記憶する第1記憶手段と、
    前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたか否かを判断する判断手段と、
    前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限する制限手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記第2送信手段は、前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンが完了した後に、前記検知結果を前記画像処理装置に送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第2送信手段は、前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンの途中で、前記検知結果を前記画像処理装置に送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記画像読取装置は、生成された前記画像データを記憶する第2記憶手段をさらに備え、
    前記第1送信手段は、前記第2記憶手段に記憶された前記画像データの総データサイズが予め定められた閾値に達したときに、前記第2記憶手段に記憶された前記画像データを前記画像処理装置に送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 前記制限手段は、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  6. 前記画像処理装置は、
    前記画像データを処理するアプリケーションから受け付けた前記原稿の読み取り要求を前記画像読取装置に送信する第3送信手段をさらに備え、
    前記スキャナ手段は、前記読み取り要求に応じて前記原稿をスキャンして前記画像データを生成し、
    前記制限手段は、前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを前記アプリケーションに出力しないこと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  7. 前記判断手段は、さらに、前記検知結果が入力されたか否かを判断し、
    前記制限手段は、さらに、前記検知結果が入力されていないと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  8. 前記制限手段は、前記検知結果が入力されていないと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換すること、
    を特徴とする請求項7に記載の画像処理システム。
  9. 前記制限手段は、前記検知結果が入力されていないと判断された場合に、前記第1記憶手段に保存された前記画像データを削除すること、
    を特徴とする請求項7に記載の画像処理システム。
  10. 画像データを処理する画像処理装置に接続された画像読取装置であって、
    前記原稿をスキャンして前記画像データを生成するスキャナ手段と、
    前記スキャナ手段による前記原稿のスキャンの途中で、生成された前記画像データを前記画像処理装置に逐次送信する第1送信手段と、
    生成された前記画像データに基づいて予め定められた特殊画像を検知する検知手段と、
    前記特殊画像の検知結果を前記画像処理装置に送信する第2送信手段と、
    前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合に、検知後に生成された前記画像データを予め定められたマスク画像に置換する置換手段と、を備え、
    前記第1送信手段は、前記検知手段によって前記特殊画像が検知された場合、前記マスク画像を前記画像処理装置に逐次送信する、
    画像読取装置。
  11. 原稿から読取った画像データを逐次出力する画像読取装置に接続された画像処理装置であって、
    前記画像データと、予め定められた特殊画像の検知結果と、前記特殊画像が検知された後に生成された前記画像データが置換されたマスク画像と、を前記画像読取装置から入力する入力手段と、
    入力された前記画像データおよび前記マスク画像を記憶する記憶手段と、
    前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたか否かを判断する判断手段と、
    前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限する制限手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  12. 原稿から読取った画像データを逐次出力する画像読取装置に接続された画像処理装置を
    前記画像データと、予め定められた特殊画像の検知結果と、前記特殊画像が検知された後に生成された前記画像データが置換されたマスク画像と、を前記画像読取装置から入力する入力手段と、
    入力された前記画像データおよび前記マスク画像を記憶手段に保存する保存手段と、
    前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたか否かを判断する判断手段と、
    前記特殊画像を検知したことを表す前記検知結果が入力されたと判断された場合に、前記記憶手段に保存された前記画像データの利用を制限する制限手段と、
    として機能させるための画像処理プログラム。
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