JP2006086629A - 画像読み取り装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー画像原稿とモノクロ画像原稿が混載していても、1スキャンで必要な画像データを高速に、しかも高品質で得ることができるようにする。
【解決手段】画像読み取り装置において、画像処理プロセッサ3は、RGB多値データを一旦格納する第2のメモリモジュール7と、RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する原稿検知ACS32とを備え、RGB多値データのスキャナ画像処理を施して第1のメモリモジュールに送信し、原稿検知ACS32が読み取った原稿がカラー原稿と判定した際には第1のメモリモジュールからRGB画像データを引き出して出力し、読み取った原稿がモノクロ原稿と判明した際には、第2のメモリモジュール7からRGB多値データを読み出し、スキャナ画像処理によりモノクロ2値化データに変換後、第1のメモリモジュールに出力する。
【選択図】図21

Description

本発明は、原稿画像を読み取り、読み取った画像データを蓄積する画像読み取り装置およびこの画像読み取り装置を備えたディジタル複写機、スキャナ、デジタル複合機などの画像形成装置に関する。
ディジタル複写機、スキャナあるいはMFPと称されるコピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の複数の機能を備えた複合機のような画像形成装置においては、原稿画像を読み取るための画像読み取り装置が設けられている。この画像読み取り装置にあっては、読み取った原稿の画像を一旦格納し、複数枚出力する場合に枚数分だけスキャンを繰り返すのを省略したり、読み取った原稿画像を所望の状態で出力するように調整したりしている。
一方、このような画像形成装置もカラーコピーが可能になっているが、カラーコピーの場合、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各記録色成分の顕像形成は、画像形成機構上同一時点に行うことはできないので、記録色成分の画像データを一旦画像メモリに格納し、所定のタイミングずれて読み出すことが行われている。画像データを画像メモリに格納する場合、メモリ所要量を少なくするために、データ圧縮率が高い非可逆圧縮が用いられるが、非可逆圧縮されたデータを伸張すると、原画像データからのずれがあり、再現の信頼性もしくは忠実度が低い欠点がある。そこで、高画質の画像処理を可能にするために、RGB画像データなど非可逆圧縮前の画像データに基づいて像域分離し、像域分離データを像域メモリに格納し、画像メモリから非可逆圧縮データを読み出して伸張するときに、領域メモリから像域分離データを読み出して像域分離の結果にしたがった特性の補正あるいは交換を伸張したCMYKデータに施すことが行われている。そこで、例えば特許文献1では、入力画像データであるRGBから記録色データであるCMYKへの変換を像域分離の信頼性を高めることが提案されている。
特開2003−162382号公報
しかしながら、読み取る原稿が複数枚あり、かつカラー原稿とモノクロ原稿が混載されている場合、カラー原稿はRGB多値データを、モノクロ原稿のときはモノクロ2値データを使用すル用にすれば画像メモリの所要量を少なくすることができるが、そのためにはカラー原稿用とモノクロ原稿用と2度の読み取りが必要になってしまう。1度の読み取りで済ませるためには、RGB多値データで画像データを画像メモリに格納し、読み取り原稿がカラー原稿の場合は、画像メモリに格納されたRGBデータを使用し、読み取り原稿がモノクロ原稿の場合は、RGBデータ中のGデータをそのままモノクロ多値データとして使用することができるが、これではモノクロ用の画像処理がかけられておらず、画質的に問題がある。また、ソフト処理によりしかも簡単なアルゴリズムにより、単純2値化処理を行う方法もあるが、多大な時間を要するとともに画質が良くないという問題があった。画質を良くするためには、ディザ処理や誤差拡散などのアルゴリズムによる2値化を行う必要があるが、これらの処理はソフトにて行うには処理量が多く、2値化処理に多大な時間を要するため現実的ではなかった。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、カラー画像原稿とモノクロ画像原稿が混載していても、1スキャンで必要な画像データを高速に、しかも高品質で得ることができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、前記RGB多値データにスキャナ画像処理を施して前記第1の記憶手段側に送信し、前記読み取った原稿が前記判定手段によりカラー原稿と判定された場合には、前記第1の記憶手段から前記RGB画像データを引き出して出力し、前記読み取った原稿がモノクロ原稿と判明した場合には、前記第2の記憶手段から前記RGB多値データを読み出し、スキャナ画像処理によりモノクロ2値化データに変換後、前記第1の記憶手段に出力することを特徴とする。
第2の手段は、原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、前記RGB多値データにスキャナ画像処理を施してモノクロ2値化データに変換して前記第1の記憶手段に格納し、前記読み取った原稿が前記判定手段によりモノクロ原稿と判定された場合には、前記第1の記憶手段から前記モノクロ2値化データを引き出して出力し、前記読み取った原稿がカラー原稿と判明した場合には、前記第2の記憶手段から前記RGB多値データを読み出し、スキャナ処理を施して前記第1の記憶手段側に送信することを特徴とする。
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記画像処理部は前記RGB多値データを先に送信するか、前記モノクロ2値化データを先に送信するかを選択する手段を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記判定手段によるカラー原稿かモノクロ原稿かの判定結果により、次に読み取る原稿がカラー原稿か、モノクロ原稿かを予測し、カラー原稿である確率が高い場合は、前記RGB多値データを先にコントローラ側に送信し、モノクロ原稿である確率が高い場合は、前記モノクロ2値化データを先に前記第1の記憶手段側に送信する手段を備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記第2の記憶手段側から前記RGB多値データを前記第1の記憶手段側に送信する際の変倍率と前記第2の記憶手段から前記モノクロ2値化データを前記第1の記憶手段側に送信する際の変倍率を個別に設定する手段を備えていることを特徴とする。
第6の手段は、原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、読み取った原稿画像のRGB多値データを一旦前記第2の記憶手段に格納するとともに、スキャナ画像処理を施し、前記第1の記憶手段側に送信し、前記判定手段によって前記読み取った原稿がカラー原稿と判定された場合には、送信済みのRGB画像データを使用し、前記読み取った原稿がモノクロ原稿と判定された場合には、前記第2の記憶手段から原稿画像データを読み出し、スキャナ画像処理を施したモノクロ多値データを前記第1の記憶手段に送信することを特徴とする。
第7の手段は、原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、読み取った原稿画像のRGB多値データを一旦前記第2の記憶手段に格納するとともに、スキャナ画像処理を施したモノクロ多値データを前記第1の記憶手段側に送信し、前記判定手段によって前記読み取った原稿がモノクロ原稿と判定された場合には、送信済みの前記モノクロ多値データを使用し、前記読み取った原稿がカラー原稿と判定された場合には、前記第1の記憶手段から前記RGB多値データを読み出し、スキャナ画像処理を施した後、前記第2の記憶手段側に送信することを特徴とする。
第8の手段は、第6または第7の手段において、前記画像処理部は、前記第1の記憶手段から前記RGB多値データを前記第2の記憶手段側に先に送信するか、、前記モノクロ多値データを前記第2の記憶手段側に先に送信するかを選択する手段を備えていることを特徴とする。
第9の手段は、第6ないし第8のいずれかの手段において、前記画像処理部は、前記判定手段によるカラー原稿かモノクロ原稿かの判定結果より、次に読み取る原稿がカラー原稿か、モノクロ原稿かを予測する予測手段を備え、カラー原稿である確率が高い場合は、前記RGB多値データを先に前記第2の記憶手段側に送信し、モノクロ原稿である確率が高い場合は、前記モノクロ多値データを先に前記第2の記憶手段側に送信することを特徴とする。
第10の手段は、第6ないし第9のいずれかの手段において、前記画像処理部は、前記第1の記憶手段側から前記RGB多値データを前記第2の規則手段側に送信する際の変倍率と前記第1の記憶手段側から前記モノクロ多値データを前記第12の記憶手段側に送信する際の変倍率を個別に設定する手段を備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第10のいずれかの手段において、前記画像読み取り部で読み取られる原稿がカラー原稿とモノクロ原稿が混載した混載原稿であることを特徴とする。
第12の手段は、第1ないし第11の手段に係る画像読み取り装置と、該画像読み取り装置からの画像データにしたがって顕像化し、記録倍媒体に画像を転写する画像形成手段とを画像形成装置が備えていることを特徴とする。
後述の実施形態において、画像読取部は読取ユニット1に、画像処理部は画像処理プロセッサ(IPU)3に、第1の記憶手段はメモリ(MEM)17に、第2の記憶手段はメモリ(MEM)7に、判定手段は原稿検知ACS32に、選択可能な手段はコマンド制御部303に、変倍率を個別に設定可能な手段は変倍率切替部475に、予測手段は原稿予測部471にそれぞれ対応する。
本発明によれば、ユーザがカラー原稿のときはRGB多値データを、モノクロ原稿のときはモノクロ2値データを要求している場合で、読み取る書類にカラー原稿の割合が多い場合に、カラー原稿のときは1スキャンで、モノクロ原稿であった場合も記憶手段から高速に読み出し、ハードにて高画質化に必要な複雑な処理を高速に、しかも高品質の画像データを得ることができる。スキャナやMFP機においては、原稿の手離れを良くする必要があるが、本発明によりこれも実現できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るカラー複合機(MFP)の外観を示す図である。このカラー複合機は、自動原稿送り装置ADFと、操作ボードOPBと、スキャナSCRと、フルカラーのプリンタPTRから大略構成されている。システムとしてはさらに、ステープラおよび作像された用紙を搭載可能なトレイ付きのフィニッシャ(図示しない)と、給紙バンク(図示しない)の各ユニットが設けられる。カラー複合機の内部に備えられた画像データ処理装置には、パソコンPCがLAN(Local Area Network)で接続されており、また同じくカラー複合機内に備えられたファクシミリコントロールユニット(FCU)には電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換機PBXが接続されている。プリンタPTRによってプリントされたプリント済みの用紙は、排紙トレイ(図示しない)上またはフィニッシャに排出される。
図2は図1のスキャナSCRの構成の詳細を示したものである。原稿台R1に置かれた原稿Dは一枚ずつコンタクトガラスR2に給紙され、原稿D上の画像データが光学的に読み取られる。原稿を光学的に読み取る読取ユニット1内では、光源R3から発せられる光により原稿の反射画像が得られ、第1ミラーR4、第2ミラーR5、第3ミラーR6を経て結像レンズR7に入射し、結像レンズR7によってセンサーボードユニット2の受光素子(本実施形態はCCD)の結像面に結像してにて電気信号に変換され、後述する画像処理システム100へと送られる。ここで原稿全面の画像データは、光源R3、第1ミラーR4、第2ミラーR5、第3ミラーR6から成る読取ユニット1が原稿Dの下を移動し、副走査方向にスキャンすることによって得ることができる。
フルカラーのプリンタPTRは、C、M、YおよびKの各色の画像を形成する4組のトナー像形成ユニット、C、M、Y、K用の4つの感光体ユニット、C、M、Y、K用の4つの現像ユニットなどを備える。これらの構成は、例えば前述の特許文献1に記載されているような従来より周知の構成でよいので、その詳細な構成の説明は省略する。
図3(a)はスキャナSCRに原稿Dが配置された様子を示す斜視図、同図(b)はスキャナSCRの読取り部を上方から見た平面図である。図3(a)に示すように、スキャナSCRはコンタクトガラスR2の上に原稿Dが配置され、コンタクトガラスR2の下を読取ユニット1が走査することによって原稿上の画像データが読み取られる。走査方向は、図3(b)に示すように読取ユニット1が移動する方向を副走査方向、副走査を構成する各ライン方向を主走査方向である。
図4は画像処理ユニット100の基本的なシステム構成を示すブロック図である。この画像処理ユニット100は、ファクシミリやスキャナなどの複数の機能を備えた複合機能のデジタル複写機(MFP)の画像処理ユニットである。原稿を光学的に読み取る読取ユニット1は、図2に示すように、原稿Dに対するランプ照射の反射光を第1ないし第3ミラーR4〜R6によってレンズR7を介して受光素子に集光する。例えばCCDからなる受光素子は、センサ・ボード・ユニット(以下、SBUと称する)2に搭載され、CCDによって電気信号に変換され、電気信号に変換された画像信号はさらにディジタル信号に変換された後、SBU2から出力される。なお、図2においては、説明の都合上、読取ユニット1、レンズR7およびSBU2は画像処理ユニット100とは別体として示されているが、画像処理ユニット100にはこれら読取ユニット1、レンズR7およびSBU2も含むものとする。
SBU2から出力される画像信号は、画像処理プロセッサ(以下、IPUと称する)3に転送され、光学系およびディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化とする)を補正し、圧縮/伸張およびデータインターフェース制御を行う画像データ制御部(以下、CDICと称する)4に入力される。機能デバイスおよびデータバス間における画像データの伝送はCDIC4が全て制御する。
CDIC4は、画像データに関し、SBU2、パラレルバス10、IPP間のデータ転送、全体制御を司るシステムコントローラ11と画像データに対するプロセスコントローラ22間の通信を行う。
IPU3からCDIC4へ転送されたデータは、CDIC4からパラレルバス10を経由して画像メモリアクセス制御部(以下、IMACと称する)15に送られる。ここではシステムコントローラ11の制御に基づき画像データとメモリモジュール(以下MEMと称する)17のアクセス制御、外部パソコン(以下、PCと称する)16のプリント用データの展開、メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMAC15へ送られたデータはデータ圧縮後MEM17へ蓄積され、蓄積データは必要に応じて読み出される。読み出しデータは伸張され、本来の画像データに戻しIMAC15からパラレルバス10経由でCDIC4へ戻される。CDIC4からIPU3への転送後は、IPU3による画質処理およびビデオデータ制御部(以下、VDCと称する)5でのパルス制御を行い、作像ユニット6において転写紙上に再生画像を形成する。画像データの流れにおいて、パラレルバス10およびCDIC4でのバス制御により、MFPの機能が実現される。
FAX送信機能は読み取り画像データをIPU3にて画像処理を実施し、CDIC4およびパラレルバス10を経由してFAX制御ユニット(以下、FCUと称する)19へ転送する。FCU19にて通信網へのデータ変換を行い、公衆回線20へFAXデータとして送信する。FAX受信機能は、公衆回線20からの回線データをFCU19にて画像データへ変換し、パラレルバス10およびCDIC4を経由してIPU3へ転送される。この場合特別な画質処理は行わず、VDC5においてドット再配置およびパルス制御を行い、作像ユニット6において転写紙上に再生画像を形成する。
複数ジョブ、例えばコピー機能、FAX送受信機能、プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット1、作像ユニット6およびパラレルバス10の使用権のジョブへの割り振りをシステムコントローラ11およびプロセスコントローラ22が制御する。プロセスコントローラ22は画像データの流れを制御し、システムコントローラ11はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。MFPの機能選択は操作部14で選択入力され、コピー機能、FAX機能等の処理内容が設定される。
システムコントローラ11とプロセスコントローラ22はパラレルバス10、CDIC4およびシリアルバス21を介して相互に通信を行う。CDIC4内においてパラレルバスとシリアルバスとのデータインターフェースのためのデータフォーマット変換を行う。また、スキャナアプリケーションでは、読取ユニット1およびSBU2にて読み取られた原稿画像データはIPU3で画質処理され、CDIC4からパラレルバス10、IMAC15を介してMEM17あるいはハードディスク(以下、HDDと称する)18に格納され、そこから必要に応じて画像データがPC16に送られる。
なお、ROM13にはシステムコントローラ11が使用するプログラムが格納され、システムコントローラ11はRAM12をワークエリアとして使用しながら前記ROM13に格納されたプログラムを実行する。また、ROM24にはプロセスコントローラ22が使用するプログラムが格納され、プロセスコントローラ22はRAM23をワークエリアとして使用しながら前記ROM24に格納されたプログラムを実行する。
図5はIPU3の概略構成を示すブロック図である。IPU3は、スキャナ画像処理部301、画質処理部302、コマンド制御部303、入力I/F部304,305、出力I/F部306,307から構成されている。読み取り画像はSBU2を介してIPU3の入力I/F部304からスキャナ画像処理部301へ入力される。このスキャナ画像処理部301は、読み取り画像信号の劣化補正が目的で、シェーディング補正、スキャナγ補正、MTF補正等を行う。読み取り画像データの補正処理終了後、出力I/F部306を介してCDIC4へ画像データを転送する。
転写紙への出力は、CDIC4からの画像データを入力I/F部305より受け、画質処理部302において面積階調処理を行う。画質処理後のデータは、出力I/F部307を介してVDC5へ出力される。面積階調処理は濃度変換、ディザ処理、誤差拡散処理等が有り、階調情報の面積近似を主な処理とする。一旦スキャナ画像処理された画像データをMEM17に蓄積しておけば、画質処理を変えることによって種々の再生画像を確認することができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリクスの線数を変更してみたりすることにより再生画像の雰囲気を変更することができる。このとき、処理を変更する度に画像を読取ユニット1から読み込み直す必要はなく、MEM17から格納画像を読み出せば同一データに対し、何度でも異なる処理を実施できる。また、単体スキャナの場合、スキャナ画像処理と階調処理を合わせて実施し、CDIC4へ出力する。処理の切り替え、処理手順の変更等はコマンド制御部303において管理する。
図6はCDIC4の概略構成を示すブロック図である。CDIC4は、画像データ入力制御部401、データ圧縮部402、データ変換部403、データ伸長部404、画像データ出力制御部405、コマンド制御部406、パラレルデータI/F部407、2つのシリアルデータI/F部408,409から構成されている。画像データ入力制御部401では、IPU3でスキャナ画像補正されたデータが入力される。入力データはパラレルバス10での転送効率を高めるためにデータ圧縮部402において、データ圧縮を行う。そしてデータ変換部403、パラレルデータI/F部407を介してパラレルバス10へ送出される。パラレルバス10からパラレルデータI/F部407を介して入力される画像データは、バス転送のために圧縮されており、データ変換部403を介してデータ伸張部404で伸張される。伸張された画像データは画像データ出力制御部405においてIPU3へ転送される。さらにCDIC4は、パラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ11はパラレルバス10にデータを転送し、プロセスコントローラ22はシリアルバス21にデータを転送する。2つのコントローラの通信のために、シリアルデータI/F部408を介してデータ変換部403でデータ変換を行う。シリアルデータI/F部409は、IPU3用のものであり、IPU3ともインターフェイスする。
図7はVDC5の概略構成を示すブロック図である。VDC5は、エッジ平滑処理部501、パルス制御部502、パラレルデータI/F部503、データ変換部504、シリアルデータI/F部505から構成されている。このVCD5では、入力される画像データに対し作像ユニット6の特性に応じて、追加の処理を行う。エッジ平滑処理部501によるドットの再配置処理、ドット形成のための画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユニット6を対象として出力される。データ変換部504により、画像データの変換とは別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能を併せ持ち、VDC5単体でもシステムコントローラ11とプロセスコントローラ22の通信に対応できる。
図8はIMAC15の概略構成を示すブロック図である。IMAC15は、ラインバッファ151、ビデオ制御部152、データ変換部153、データ圧縮部154、データ伸長部155、メモリアクセス制御部156、システムコントローラI/F部157、パラレルデータI/F部158から構成されている。このIMAC15は、パラレルデータI/F部158において、パラレルバス10との画像データのインターフェースを管理する。構成的にはMEM17への画像データの格納/読み出しと、主に外部のPC16から入力されるコードデータの画像データへの展開を制御する。入力されたコードデータは、ラインバッファ151において、ローカル領域でのデータの格納を行う。ラインバッファ151に格納されたコードデータは、システムコントローラI/F部157を介して入力されたシステムコントローラ11からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御部154において画像データに展開される。
展開された画像データもしくはパラレルデータI/F部158を介してパラレルバス10から入力された画像データは、MEM17に格納される。この場合、データ変換部153において格納対象となる画像データを選択し、データ圧縮部154においてメモリ使用効率を上げるためにデータの2次圧縮を行い、メモリアクセス制御部156にてMEM17のアドレスを管理しながらMEM17に画像データを格納する。MEM17に格納された画像データの読み出しは、メモリアクセス制御部156にて読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部155にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバス10へ転送する場合は、パラレルデータI/F部158を介してデータ転送を行う。
図9はFCU19の概略構成を示すブロック図である。FCU19は、画像データを通信形式に変換して公衆回線20に送信し、また、外部からのデータを画像データに戻して外部I/F部191およびパラレルバス10を介して、作像ユニット6において記録出力する。FCU19は、外部I/F部191、FAX画像処理部192、画像メモリ193、メモリ制御部194、ファクシミリ制御部195、画像圧縮伸張部196、モデム197および網制御装置198から構成されている。この内、FAX画像処理部192に関し、受信画像に対する2値スムージング処理はVCU5のエッジ平滑処理部501において行う。また、画像メモリ193に関しても、出力バッファ機能に関してはIMAC15およびMEM17にその機能の一部を移行する。
このように構成されたFCU19では、画像情報の伝送を開始するとき、ファクシミリ制御部195がメモリ制御部194に指令し、画像メモリ193から蓄積している画像情報を順次読み出させる。読み出された画像情報は、FAX画像処理部192によって元の信号に復元されるとともに、密度変換処理および変倍処理がなされ、ファクシミリ制御部195に加えられる。ファクシミリ制御部195に加えられた画像信号は、画像圧縮伸張部196によって符号圧縮され、モデム197によって変調された後、網制御装置198を介して宛先へと送出される。そして、送信が完了した画像情報は、画像メモリ193から削除される。
受信時には、受信画像は一旦画像メモリ193に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力される。また、複写動作時に発呼されて受信を開始したときは、画像メモリの使用率が所定値、例えば80%に達するまでは画像メモリ193に蓄積し、画像メモリ193の使用率が80%に達した場合には、その時に実行している書き込み動作を強制的に中断し、受信画像を画像メモリ193から読み出し記録出力させる。このとき画像メモリ193から読み出した受信画像は、画像メモリ193から削除し、画像メモリ193の使用率が所定値、例えば10%まで低下した時点で中断していた書き込み動作を再開させ、その書き込み動作を全て終了した時点で、残りの受信画像を記録出力させている。また、書き込み動作を中断した後に、再開できるように中断時における書き込み動作のための各種パラメータを内部的に退避させ、再開時に、パラメータを内部的に復帰させる。
図10は、前述の図5に示すIPU3の構成を更に詳細に示すブロック図である。IPU3のスキャナ画像処理部301は、入力インターフェース部30、シェーディング補正回路31、原稿検知ACS32、スキャナγ変換回路33、フィルタ処理回路34、副走査変倍処理回路35、主走査変倍処理回路36、2値化回路35a、パッキング回路36a、色補正処理回路37、セレクタ38、出力インターフェイス部39から構成されている。原稿検知ACS32はコマンド制御部303に接続されている。SBU2より入力された原稿画像データは、入力インターフェース部30にて取り込まれ、シェーディング補正回路31、スキャナγ変換回路33、フィルタ処理回路34、副走査変倍処理回路35、主走査変倍処理回路36と転送される。この後、コピー時はセレクタ38にて色補正後のデータが選択され、出力インターフェース部39からCDIC4へと転送される。
スキャナアプリケーションの2値化モード時は、主走査変倍後のデータが2値化回路35a、パッキング回路36aと転送され、セレクタ38にてパッキング後のデータを選択し、出力インターフェース部39からCDIC4へ転送される。
また、スキャナアプリケーションの多値モード時は、主走査変倍後のRGB多値データをセレクタで選択し、出力インターフェース部39からCDIC4へ送られる。
ここで、原稿検知ACS32は、シェーディング後のRGBデータを監視し、原稿がモノクロ原稿なのか、あるいはカラー原稿なのかを検知し、その結果をコマンド制御部44へ送る。ここで原稿検知ACS32は自動カラーセレクト機能を示す。コマンド制御部44に送られたACS32の結果は、プロセスコントローラ22より読み出され、その後システムコントローラ11に送信される。
一方、プリント用の画質処理部302は、入力インターフェース部40、プリンタγ変換回路41、諧調処理回路42、出力インターフェイス部43から構成されている。コピーのプリント時は、CDICからの画像データを入力インターフェース部40から取り込み、プリンタγ変換回路41、階調処理回路42、出力インターフェース部43と送られ、VDC5に出力される。
図11は、図10のセレクタ38を示したものである。また、図12に出力選択信号SELにより出力される信号を示している。出力選択信号SELが‘0’のときはスキャナアプリケーション用のRGBの各2値信号が出力され、選択信号SELが‘1’のときはスキャナアプリケーション用のRGBの各多値信号が出力され、選択信号SELが‘2’のときはコピープリント用のCMYKの各多値信号が出力される。図11で、スキャナアプリケーションの2値モード時は、RGBの各2値データが選択され、それぞれチャネル0〜2に出力される。その時の画像フォーマットを、図13(a)に示す。
ここでは、1画素2値のデータの8画素分がパッキングされている。Red(赤)の先頭画素がR0で、2画素目がR1、8画素目がR7となる。同様にGreen(緑)の先頭画素がG0で、2画素目がG1、8画素目がG7となる。さらに、Blue(青)の先頭画素がB0で、2画素目がB1、8画素目がB7となる。このときのメモリMEM17に格納される様子は、図14(a)のようになる。メモリ上に各RGBの格納領域が確保され、記憶される。
スキャナアプリケーションの多値モード時は、RGBの各多値データ、ここでは一例として8ビットデータが選択され、それぞれチャネル0〜2に出力される。その時の画像フォーマットを、図13(b)に示す。ここでは、1画素8bitのデータが示されている。さらに、MEM17に格納される様子は、図14(b)のようになる。メモリ上に各RGBの格納領域が確保され、記憶されるが1画素が多値のため、格納領域は図14(a)の2値に比べて大きくなる。
コピー時は、CMYKの多値データ、ここでは一例として8ビットデータが選択され、それぞれチャネル0〜3に出力される。その時の画像フォーマットを、図13(c)に示す。ここでは、1画素8bitのデータが示されている。さらに、MEM17に格納される様子は、図14(c)のようになる。
スキャナアプリケーションにおけるACS(Auto Color Select)機能について述べる。このときのコントローラ側での処理手順を図15に示す。図15はスキャナアプリケーションにおける原稿自動選択の手順を示すフローチャートである。
読み取り原稿の画像をコントローラ側HDD18やPC16に取り込むスキャナアプリケーションにおいて、原稿がモノクロ原稿とカラー原稿が混載している場合、モノクロ原稿はモノクロ2値で、カラー原稿はRGBの多値で取り込みたいという要求は強い。従ってこの場合について述べる。このような使い方は、モノクロ原稿は黒白の2値で十分だが、カラー原稿は色情報まできれいに読み取りたい場合など、一般に頻繁に使用される。
オペレータによってこのような設定がされた場合、図10および図11に示すセレクタ38は、RGBの多値データを選択し、これらのデータを一旦、コントローラ側のMEM17に格納する。このとき、読み取られた原稿がモノクロ原稿かカラー原稿かを図10に示す原稿検知ACS32で検知するが、通常1枚の原稿の最後まで読み取らないと判定はできない。これは、モノクロ原稿に朱色の検印がされている場合など、原稿の端にカラー情報が存在する場合があるからである。
この処理手順では、原稿読込みをスタートさせ(ステップS1501)、原稿の読込みが終了したか否かをチェックする(ステップS1502)。原稿の読込みが完了した場合は、原稿がモノクロ原稿であったか、カラー原稿であったかの原稿検知ACS32の結果を読み取る(ステップS1503)。原稿検知ACS32の結果は、プロセスコントローラ22で図10のコマンド制御部303をアクセスすることで読み取られ、その後システムコントローラ11に転送される。
次いで、原稿がカラー原稿であるか、モノクロ原稿であるかをチェックし(ステップS1504)、読み取った原稿がカラー原稿であった場合は、MEM17に格納されたRGB多値データを最終データとしてそのまま使用する(ステップS1505)。一般にこのようなカラー多値データは、その後汎用フォーマットのJPEGなどの形式にPC等によって変換される。
一方、読み取った原稿がモノクロ原稿であった場合には、MEM17に格納されているG(Green)の多値データを使用し、モノクロ2値データへの変換をシステムコントローラ11あるいはPC16によるソフト処理で実行し(ステップS1506)、オペレータが必要とする画像データを得ることになる(ステップS1507)。
このような方法による場合、読み取った原稿がカラー原稿の場合は、そのままRGBの多値データを使用するため比較的高速に必要なデータが得られるのであるが、読み取った原稿がモノクロ原稿の場合は、ソフト処理により多値データから2値データへの変換を行うため、必要な画像を得るのに時間を要する。また、ソフトによる処理のため、あまり複雑なアルゴリズムによる2値化処理ができず、単純2値化など比較的ソフト処理で時間の要しない方法にて実行するため、2値化処理後の画質がよくないという問題があった。
ここで単純2値化とは、例えば多値データが8ビットで表される場合、1画素は0〜255の値で表示されるが、一例として閾値を128に設定し、画素データの値がこの閾値の128以上の場合、黒画素を示す‘1’として扱い、画素データの値が閾値の128未満の場合は、白画素を示す‘0’とする方法である。この単純2値化より画質の良い誤差拡散処理やディザにより2値化処理をソフトにて行うと、そのアルゴリズムが複雑なため、必要な画像を得るのに多くの時間を要し、原稿読み込みの速度を向上できないという問題があった。
また別の例として、読み取り原稿の画像をコントローラ側のHDD18やPC16に取り込むスキャナアプリケーションにおいて、原稿がモノクロ原稿とカラー原稿が混載している場合、モノクロ原稿はモノクロ処理後の多値で、カラー原稿はRGBの多値で取り込む場合について述べる。
従来は、オペレータによってこのような設定がされた場合、図10および図11に示すセレクタ38は、RGBの多値データを選択し、これらのデータを一旦、コントローラ側のMEM17に格納する。このとき、読み取られた原稿がモノクロ原稿かカラー原稿かを図10に示す原稿検知ACS32で検知するが、通常1枚の原稿の最後まで読み取らないと判定はできない。原稿がモノクロ原稿であったか、カラー原稿であったかのACS結果は、プロセスコントローラ22で読み取られ、その後システムコントローラ11に転送される。
そして、読み取った原稿がカラー原稿であった場合は、MEM17に格納されたRGB多値データをそのまま使用する。一方、読み取った原稿がモノクロ原稿であった場合にはMEM17に格納されたG(Green)の多値データをそのまま使用する。このような処理では、モノクロ画像に対してより最適化された画像処理が行われないため、画質的に問題があった。また、画質向上のためソフトによる処理を行うと必要な画像を得るのに時間を要するという問題があった。
また、上記ソフトによる処理では、読み取り時の解像度、すなわち変倍率でカラーRGBデータをコントローラに送信する。そして読み取った原稿がカラー原稿のときはそのままRGBデータを使用し、逆にモノクロ原稿と判定された場合には、ソフト処理にてRGBのGデータからモノクロ2値データを作成するため、カラー原稿のときとモノクロ原稿のときで解像度は同じにならざるを得ない。
図16は、A4サイズ原稿を600dpiで読み取り、その後400dpiに変倍してスキャナ画像を得る場合を示す。A4サイズは、210mm×297mmでこれを600dpiの解像度で読み取ると、4960画素×7016画素となる。1画素8ビットでRGBを読み取るとトータルで99.6MByteとなる。このままでは画像サイズが大き過ぎるので、400dpiの解像度で読み取る(変倍率66.7%)と、カラー原稿では図16(b)に示すように44.3MByteとなり、モノクロ原稿では図16(c)に示すように5.53MByteとなる。
図17は、A4サイズ原稿を600dpi解像度で読み取り、200dpiのスキャナ画像を得る場合である。読み取り画像から200dpiに変倍(変倍率33.3%)すると、カラー原稿では図17(b)に示すように11.1MByteとなり、モノクロ原稿では図17(c)に示すように1.38MByteとなる。
ところがユーザが、カラー原稿は比較的大きな解像度で欲しいが、モノクロ原稿だった場合は大きな解像度は欲しくないという場合や、反対にカラー原稿はデータ量が多いため、解像度は小さくてよく、モノクロ原稿だった場合は元々データ量が小さいため比較的大きな解像度で欲しいという場合に対応できない。また、上述の場合は、原稿がモノクロ原稿と判定された場合に、コントローラ側のMEM17に格納されているG(Green)の多値データをソフト処理にて2値化データやモノクロ多値データに処理する場合を述べ、この場合はソフト処理のため時間を要したり、また処理の時間短縮のため簡単なアルゴを使わざるを得ず、この場合満足な画質が得られないという問題が提示される。
従来、これらの問題を避ける方法として、原稿を2度読む方法もある。このときの画像処理パスを図18に、処理フローを図19に示す。図18は原稿がモノクロ原稿と判定された場合に多値データを2値化データに処理する場合のIPU3における画像データの流れを示す図、図19は原稿がモノクロ原稿と判定された場合に多値データを2値化データに処理する場合の手順を示すフローチャートである。
例えば、図18のパス(1)に示すように一回目の原稿スキャンでRGBデータを出力し、コントローラ側MEM17に送信する。このとき、読み取った原稿がカラー原稿と判定された場合にはMEM17に格納されているRGB多値データをそのまま使用する。一方、読み取った原稿がモノクロ画像と判定された場合には、図18のパス(2)に示すように、再度同一原稿をスキャンし、今度はモノクロ2値化処理を行い、コントローラ側MEM17に送信し、この画像データを使用する。
これを図19により説明すると、原稿の読込みをスタートさせ(ステップS1901)、原稿の読込みが終了したかをチェックする(ステップS1902)。原稿の読込みが終了した場合は、原稿がモノクロ原稿であったか、カラー原稿であったかの原稿検知ACS32の結果を読み取り(ステップS1903)、カラー原稿か否かをチェックする(ステップS1904)。原稿がカラー原稿の場合は、MEM17に格納されたRGB多値データを最終データとしてそのまま使用する(ステップS1905)。一方、読み取った原稿がモノクロ原稿の場合は、再度原稿の読込みをスタートさせ(ステップS1906)、モノクロ2値化の処理を行う(ステップS1907)。そして、コントローラ側のMEM17に送信し、2値化データを最終データとして使用する(ステップS1908)。
しかしながらこの場合は、同一原稿に対して2度の読み取りが必要となるため、スキャン速度が遅かったり、また前述の図2に示す読取ユニット1に同一原稿を2度読む機構を搭載する必要があり、従って読取ユニット1のコストが高くなったり、また2度の読み取りにより原稿が傷むという問題があった。
そこで、本発明においては、読み取り原稿としてカラー原稿とモノクロ原稿が混載されている場合で、カラー原稿の割合が多い場合に、ユーザがカラー原稿のときはRGB多値データを、モノクロ原稿のときはモノクロ2値データを要求している場合に、1スキャンで必要な画像データを高速に、しかも高品質で得ることができるように改善している。以下、その一実施の形態について説明する。
図20は本発明により改良された画像処理装置の一実施の形態におけるシステム構成を示すブロック図である。
この実施の形態においては、読み取り原稿の画像をコントローラ側のHDD18やPC16に取り込むスキャナアプリケーションにおいて、原稿がモノクロ原稿とカラー原稿が混載している場合で、モノクロ原稿はモノクロ2値で、カラー原稿はRGBの多値で取り込む場合を例にとっている。
図20に示すように、この画像処理ユニットが図4と異なる点は、IPU3にMEM7を接続し、原稿画像を格納する手段を設けたことである。また、このときのIPU3の構成は図21に示すように、図10に対して、シェーディング補正回路31とスキャナγ変換回路33の間にMEMI/F部45を設け、MEM7と接続するとともに、シェーディング補正後の画像データとMEM7からのリードデータから出力データを選択し、スキャナγ変換回路33に出力するように切替えるセレクタ46を設けている。また、後述する原稿予測・変倍率切替制御部47をコマンド制御部4に並列に設けるとともに、その出力を副走査変倍回路35および主走査変倍回路36に印加するように接続されている。それ以外の構成は上述した基本技術の構成を同じであり、実質的に同じ構成には同一の参照番号を付して、説明は省略する。
図21のIPU3の構成に画像処理パスを付加した図22により画像データの流れを説明する。スキャナアプリケーションにおいて、原稿がモノクロ原稿とカラー原稿が混載している場合、モノクロ原稿はモノクロ2値で、カラー原稿はRGBの多値で取り込む場合、読取ユニット1にて読み込まれた画像データは、画像処理パス(1)(以下、画像処理パスについては図では丸付き数字で示す)に示すように、入力インターフェース30、シェーディング補正回路31と通り、MEMI/F部45を介してMEM7に格納される。これと同時に、シェーディング補正後の画像データは、セレクタ46、スキャナγ変換回路33、フィルタ34、副走査変倍回路35、主走査変倍回路36、セレクタ38、出力インターフェース39と転送され、CDIC4を介して、コントローラ側のMEM17に格納される。このとき、副走査変倍回路35および主走査変倍回路36では、RGBデータのときの必要な解像度に変倍される。ここで、読み取った原稿画像データが原稿検知ACS32にてカラー原稿と判定されれば、コントローラ側のMEM17に格納されたRGBデータが使用される。
一方、読み取った原稿画像データがモノクロ原稿と判定された場合には、画像処理パス(2)に示すように、MEM7からMEMI/F部45により、画像データを読み出し、セレクタ46、スキャナγ変換回路33、フィルタ34、副走査変倍回路35、主走査変倍回路36、2値化回路35a、パッキング回路36a、セレクタ38、出力インターフェース39と転送され、CDIC4を介して、コントローラ側MEM17に格納され、このデータが使用される。このとき、副走査変倍35および主走査変倍36では、モノクロ2値化データのときに必要な解像度に変倍される。
一例として、ユーザが図24に示すように、600dpi読み取り原稿に対して、カラー原稿時は300dpi多値データで、モノクロ原稿時は、200dpi2値データで読み取る場合は、図22の画像処理パス(1)における副走査変倍回路35および主走査変倍回路36では50.0%変倍を行い、セレクタ38に出力する。一方、モノクロ原稿の場合の画像処理パス(2)では、副走査変倍回路35および主走査変倍回路36にて33.3%変倍を行い、これらを2値化後、パッキングしてセレクタ38に出力する。以上より、カラー原稿のときは、RGB多値データで50%変倍、モノクロ原稿のときはモノクロ2値データで33.3%変倍された画像が得られ、各々変倍率の異なる所望の画像データを得ることができる。
次に、ユーザが図25に示すように、600dpi読み取り原稿に対して、カラー原稿時は200dpi多値データで、モノクロ原稿時は、300dpi2値データで読み取る場合は、図22の画像処理パス(1)における副走査変倍回路35および主走査変倍回路36では33.3%変倍を行い、セレクタ38に出力する。一方、モノクロ原稿の場合の画像処理パス(2)では、副走査変倍回路35および主走査変倍回路36にて50%変倍を行い、これらを2値化後、パッキングしてセレクタ38に出力する。以上より、カラー原稿のときは、RGB多値データで33.3%変倍、モノクロ原稿のときはモノクロ2値データで50.0%変倍された画像が得られ、各々変倍率の異なる所望の画像データを得ることができる。
次に、スキャナアプリケーションにおいて、原稿がモノクロ原稿とカラー原稿が混載している場合、モノクロ原稿はモノクロ多値で、カラー原稿はRGBの多値で取り込む場合について図23に示す画像データの流れにより説明する。
読み取りユニットにて読み込まれた画像データは、画像処理パス(1)に示すように、入力インターフェース30、シェーディング補正31と通り、MEMI/F部45を介してMEM7に格納される。これと同時に、シェーディング補正後の画像データは、セレクタ46、スキャナγ33、フィルタ34、副走査変倍35、主走査変倍36、セレクタ38、出力インターフェース39と転送され、CDIC4を介して、コントローラ側MEM17に格納される。このとき、副走査変倍35および主走査変倍36では、RGBデータのときの必要な解像度に変倍される。ここで、読み取った原稿画像データが原稿検知ACSにてカラー原稿と判定されれば、コントローラ側MEM17に格納されたRGBデータが使用される。
一方、読み取った原稿画像データがモノクロ原稿と判定された場合には、画像処理パス(2)に示すように、MEM7からMEMI/F部45により、画像データを読み出し、セレクタ46、スキャナγ33、フィルタ34、副走査変倍35、主走査変倍36、色補正処理回路37、セレクタ38、出力インターフェース39と転送され、CDIC4を介して、コントローラ側MEM17に格納され、このデータが使用される。このとき、副走査変倍35および主走査変倍36では、モノクロ多値データのときに必要な解像度に変倍される。
一例として、ユーザが図26に示すように、600dpi読み取り原稿に対して、カラー原稿時は300dpi多値データで、モノクロ原稿時は、200dpi多値データで読み取る場合は、図23の画像処理パス(1)における副走査変倍35および主走査変倍36では50.0%変倍を行い、セレクタ38に出力する。一方、モノクロ原稿の場合の画像処理パス(2)では、副走査変倍35および主走査変倍36にて33.3%変倍を行い、これらを色補正にてモノクロ処理を行った後、セレクタ38に出力する。以上よりカラー原稿のときは、RGB多値データで50%変倍、モノクロ原稿のときはモノクロ多値データで33.3%変倍された画像が得られ、各々変倍率の異なる所望の画像データを得ることができる。
ユーザが図27に示すように、600dpi読み取り原稿に対して、カラー原稿時は200dpi多値データで、モノクロ原稿時は、300dpi多値データで読み取る場合は、図23の画像処理パス(1)における副走査変倍35および主走査変倍36では33.3%変倍を行い、セレクタ38に出力する。一方、モノクロ原稿の場合の画像処理パス(2)では、副走査変倍35および主走査変倍36にて50%変倍を行い、これらを色補正にてモノクロ処理を行った後、セレクタ38に出力する。以上より、カラー原稿のときは、RGB多値データで33.3%変倍、モノクロ原稿のときはモノクロ多値データで50.0%変倍された画像が得られ、各々変倍率の異なる所望の画像データを得ることができる。
次に、ユーザが図26に示すように、600dpi読み取り原稿に対して、カラー原稿時は200dpi多値データで、モノクロ原稿時は、300dpi多値データで読み取る場合について、図21を参照して説明する。カラー原稿の場合の画像処理パスは、フィルタ34後、副走査変倍回路42および主走査変倍回路43で33.3%変倍を行い、セレクタ38に出力する。一方モノクロ原稿の場合の画像処理パスは、フィルタ34を通した後、副走査変倍回路35および主走査変倍回路36で50.0%変倍を行い、色補正処理回路39後、セレクタに出力する。セレクタ40は、図14のスキャナアプリケーションACS(SEL=’4’)で示すように、チャネル0〜2にRGB多値データを、チャネル3にモノクロ多値データを出力する。このとき、RGB多値データは33.3%変倍、モノクロ多値データは、50.0%変倍された画像となり、各々変倍率の異なる画像データを得ることができる。
図28は、図21中の原稿予測・変倍率切替制御部47の一構成例を示したものである。原稿予測・変倍率切替制御部47は、大別すると原稿予測部471と変倍率切替部475の2つからなり、原稿予測部471はモノクロ原稿枚数カウンタ472と、カラー原稿枚数カウンタ473と、コンパレータ474とから構成されている。変倍率切替部475は、モノクロ原稿時変倍率設定部476と、カラー原稿時変倍率設定部477と、セレクタ478とから構成され、上述したようにモノクロ原稿やカラー原稿の変倍率を設定する。すなわち、読取ユニット1に置かれたカラー原稿とモノクロ原稿が混載された原稿群をスキャンする際に、スキャンする毎に、カラー原稿と判定されればカラー原稿枚数カウンタ473をインクリメントし、モノクロ原稿と判定されればモノクロ原稿枚数カウンタ472をインクリメントする。スキャン毎にこれを繰り返すとカラー原稿枚数とモノクロ原稿枚数がカウントされ、コンパレータ474にて両者を比較するといずれの原稿が多いかを知ることができる。これにより、明らかにカラー原稿が多いと判断された場合には、例えば図22に示したように、画像処理パス(1)でRGBデータを送信するようにすれば、判定結果がモノクロと判定され、MEM7から読み直す頻度が減り、原稿のスキャンを早く終えることができる。
一方、カラー原稿枚数とモノクロ原稿枚数の比較より、明らかにモノクロ原稿が多いとコンパレータ474が判断された場合には、例えば図22の画像処理パス(2)のモノクロ2値化パスによる処理を1回目のスキャンで行うようにし、送信するようにすれば、判定結果がカラー原稿と判定され、MEM7から読み直す頻度が減り、原稿のスキャンを早く終えることができる。
以上により、スキャナやコピー機など、原稿の読み取りを行う機械においてはこの原稿の手離れを良くすることが重要な仕様となり、これを改善することができる。
本発明の実施形態に係るカラー複合機の全体構成を示す外観図である。 図1におけるスキャナの概略構成を示す図である。 図2のスキャナを示すもので、(a)はスキャナに原稿が配置された状態を示す斜視図、(b)はスキャナの読取り部を上方から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るカラー複合機の画像処理ユニットの基本的なシステム構成を示すブロック図である。 図4の画像処理プロセッサの概略構成を示すブロック図である。 図4の画像データ制御部の概略構成を示すブロック図である。 図4のビデオデータ制御部の概略構成を示すブロック図である。 図4の画像メモリアクセス制御部の概略構成を示すブロック図である。 図4のファクシミリ制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。 図5の画像処理プロセッサの構成を更に詳細に示すブロック図である。 図10のセレクタの構成を示す図である。 印加される出力選択信号により出力されるセレクタの出力信号を示す図である。 セレクタからの出力データの画像フォーマットを示す図で、(a)はスキャナアプリケーションの2値モード時における画像フォーマット、(b)はスキャナアプリケーションの多値モード時における画像フォーマット、(c)はコピー時の画像フォーマットを示す。 セレクタからの出力データを図4のメモリに格納される様子を説明する図で、(a)はスキャナアプリケーションの2値モード時、(b)はスキャナアプリケーションの多値モード時、(c)はコピー時をそれぞれ示す。 スキャナアプリケーションにおける原稿自動選択の手順を示すフローチャートである。 読み取られた原稿を異なる変倍方法で変倍し、スキャナ画像を得る場合の説明図である。 読み取られた原稿を図16とは異なる変倍方法で変倍し、スキャナ画像を得る場合の説明図である。 原稿がモノクロ原稿と判定された場合に多値データを2値化データに処理する場合の画像処理プロセッサにおける画像データの流れを示す図である。 原稿がモノクロ原稿と判定された場合に多値データを2値化データに処理する場合の手順を示すフローチャートである。 本発明により改良された画像処理装置の一実施の形態におけるシステム構成を示すブロック図である。 図20の画像処理プロセッサの概略構成を示すブロック図である。 図20における画像データの流れを説明するための図である。 読み取り原稿に対してカラー原稿とモノクロ原稿の各多値データが図22とは異なる場合の画像データの流れを示す図である。 読み取られた原稿をカラー原稿とモノクロ原稿とでそれぞれ異なる変倍方法で変倍し、スキャナ画像を得る場合の説明図である。 読み取られた原稿をカラー原稿とモノクロ原稿とでそれぞれ異なる変倍方法で変倍し、スキャナ画像を得る場合の他の例を示す説明図である。 読み取られた原稿をカラー原稿とモノクロ原稿とでそれぞれ異なる変倍方法で変倍し、スキャナ画像を得る場合のさらに他の例を示す説明図である。 読み取られた原稿をカラー原稿とモノクロ原稿とでそれぞれ異なる変倍方法で変倍し、スキャナ画像を得る場合のさらに他の例を示す説明図である。 図20の原稿予測変倍率切替制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 画像処理システム
1 読取ユニット
2 センサ・ボード・ユニット(SBU)
3 画像処理プロセッサ(IPU)
4 画像データ制御部(CDIC)
5 ビデオデータ制御部(VDC)
6 作像ユニット
7,17 メモリモジュール(MEM)
10 パラレルバス
11 システムコントローラ
14 操作部
15 画像メモリアクセス制御部(IMAC)
18 ハードディスク(HDD)
19 FAX制御ユニット(FCU)
21 シリアルバス
22 プロセスコントローラ22
32 原稿検知ACS
35 副走査変倍処理回路35
36 主走査変倍処理回路
35a 2値化回路35a
36a パッキング回路
38 セレクタ
47 原稿予測・変倍率切替制御部
301 スキャナ画像処理部
302 プリント用の画質処理部
303 コマンド制御部
ADF 自動原稿送り装置
SCR スキャナ
PTR プリンタ
PC パソコン

Claims (12)

  1. 原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、
    前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、前記RGB多値データにスキャナ画像処理を施して前記第1の記憶手段側に送信し、前記読み取った原稿が前記判定手段によりカラー原稿と判定された場合には、前記第1の記憶手段から前記RGB画像データを引き出して出力し、前記読み取った原稿がモノクロ原稿と判明した場合には、前記第2の記憶手段から前記RGB多値データを読み出し、スキャナ画像処理によりモノクロ2値化データに変換後、前記第1の記憶手段に出力することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、
    前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、前記RGB多値データにスキャナ画像処理を施してモノクロ2値化データに変換して前記第1の記憶手段に格納し、前記読み取った原稿が前記判定手段によりモノクロ原稿と判定された場合には、前記第1の記憶手段から前記モノクロ2値化データを引き出して出力し、前記読み取った原稿がカラー原稿と判明した場合には、前記第2の記憶手段から前記RGB多値データを読み出し、スキャナ処理を施して前記第1の記憶手段側に送信することを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 前記画像処理部は前記RGB多値データを先に送信するか、前記モノクロ2値化データを先に送信するかを選択する手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記判定手段によるカラー原稿かモノクロ原稿かの判定結果により、次に読み取る原稿がカラー原稿か、モノクロ原稿かを予測し、カラー原稿である確率が高い場合は、前記RGB多値データを先にコントローラ側に送信し、モノクロ原稿である確率が高い場合は、前記モノクロ2値化データを先に前記第1の記憶手段側に送信する手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記第2の記憶手段側から前記RGB多値データを前記第1の記憶手段側に送信する際の変倍率と前記第2の記憶手段から前記モノクロ2値化データを前記第1の記憶手段側に送信する際の変倍率を個別に設定する手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  6. 原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、
    前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、読み取った原稿画像のRGB多値データを一旦前記第2の記憶手段に格納するとともに、スキャナ画像処理を施し、前記第1の記憶手段側に送信し、前記判定手段によって前記読み取った原稿がカラー原稿と判定された場合には、送信済みのRGB画像データを使用し、前記読み取った原稿がモノクロ原稿と判定された場合には、前記第2の記憶手段から原稿画像データを読み出し、スキャナ画像処理を施したモノクロ多値データを前記第1の記憶手段に送信することを特徴とする画像読み取り装置。
  7. 原稿画像を読み取り、読み取った原稿画像データをRGB多値データの形で出力する画像読み取り部と、該画像読み取り部からの画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部からの画像データを格納する第1の記憶手段とを有する画像読み取り装置において、
    前記画像処理部は、前記RGB多値データを一旦格納する第2の記憶手段と、前記RGB多値データから読み取られた原稿画像がカラーかモノクロかを判定する判定手段とを備え、読み取った原稿画像のRGB多値データを一旦前記第2の記憶手段に格納するとともに、スキャナ画像処理を施したモノクロ多値データを前記第1の記憶手段側に送信し、前記判定手段によって前記読み取った原稿がモノクロ原稿と判定された場合には、送信済みの前記モノクロ多値データを使用し、前記読み取った原稿がカラー原稿と判定された場合には、前記第1の記憶手段から前記RGB多値データを読み出し、スキャナ画像処理を施した後、前記第2の記憶手段側に送信することを特徴とする画像読み取り装置。
  8. 前記画像処理部は、前記第1の記憶手段から前記RGB多値データを前記第2の記憶手段側に先に送信するか、前記モノクロ多値データを前記第2の記憶手段側に先に送信するかを選択する手段を備えていることを特徴とする請求項6または7記載の画像読み取り装置。
  9. 前記画像処理部は、前記判定手段によるカラー原稿かモノクロ原稿かの判定結果より、次に読み取る原稿がカラー原稿か、モノクロ原稿かを予測する予測手段を備え、カラー原稿である確率が高い場合は、前記RGB多値データを先に前記第2の記憶手段側に送信し、モノクロ原稿である確率が高い場合は、前記モノクロ多値データを先に前記第2の記憶手段側に送信することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  10. 前記画像処理部は、前記第1の記憶手段側から前記RGB多値データを前記第2の規則手段側に送信する際の変倍率と前記第1の記憶手段側から前記モノクロ多値データを前記第12の記憶手段側に送信する際の変倍率を個別に設定する手段を備えていることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  11. 前記画像読み取り部で読み取られる原稿がカラー原稿とモノクロ原稿が混載した混載原稿であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の画像読み取り装置と、
    該画像読み取り装置からの画像データにしたがって顕像化し、記録倍媒体に画像を転写する画像形成手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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