JP2000215980A - マイクロ波連続炉 - Google Patents

マイクロ波連続炉

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JP2000215980A
JP2000215980A JP1179299A JP1179299A JP2000215980A JP 2000215980 A JP2000215980 A JP 2000215980A JP 1179299 A JP1179299 A JP 1179299A JP 1179299 A JP1179299 A JP 1179299A JP 2000215980 A JP2000215980 A JP 2000215980A
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JP
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turned
sequencer
switch
oscillation
check
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JP1179299A
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English (en)
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Haruo Matsushima
治男 松島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波連続加熱装置に電子レンジに用い
られるマグネトロンを多数用いた場合に生じる故障のチ
ェックの簡便化を目的とする。 【解決手段】 マグネトロン3、フォトカップラ13等
のスイッチ素子、高圧ダイオード17と直列接続された
抵抗18等の発振検出素子を一組とし、これを複数組
と、各々の組に対応した番号を表示する表示管14と、
チェック開始スイッチ20と、これらが接続されたシー
ケンサー11とを有し、シーケンサー11はチェック開
始スイッチ20の投入により所定の順序によりスイッチ
素子を順次一つづつONさせ、同一組の検出素子からの
入力信号がある組の番号と、無い組の番号とを区別して
表示する構成であり、その為表示スペースが少なくてす
み、発振検出および表示を設けた事による信頼性低下が
なく、事前チェックもでき、安価なマグネトロンの多数
個使用による連続加熱炉が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波を用いた
トンネル式連続炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波を用いたトンネル式連続炉は
その性能、簡便性等を認められるものの何分高価な為、
広く普及するには至っていない。特にマイクロ波発振管
は大電力の物が用いられるため、装置全体を高価にする
と共に故障が発生した場合には当然ながら修理交換され
るまで使用不可能であり、その間操業停止を余儀なくさ
れ、修理費用も高額となっていた。
【0003】一方小型マイクロ波加熱装置としては電子
レンジが広く普及しており価格も米国においては100
ドルを大幅に下回る商品が出現している。それに用いら
れる発振管の価格は製品全体の価格より安い事は言うま
でもなく、また大量に生産販売される為、信頼性の情報
蓄積が豊富である。電子レンジに用いられる発振管を多
数用いて大出力のトンネル式連続加熱装置を構成すれば
安価で信頼性の高い製品が出来ると考えられる。また多
数のマグネトロンの中の一つや二つが仮に動作しなくと
も修理するまでの一日や二日程度故障したままで操業で
きない事はない。つまり実用上効果の大きい方式である
と考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしその一方、多数
の発振管を搭載すればその数だけ故障の確率は大きくな
る事は否めない。従って各々の発振管が正常に動作して
いる事を常に確認する必要が生じる。確認方法としては
発振管のアノード電流を直流電流計で監視する方法が従
来から一般的であるがこれをそのまま多数の発振管搭載
装置に適用する事は実際には困難である。まず発振管と
同数の直流電流計が必要となり、高価になると共に表示
スペースも膨大になる。また可動部を有する電流計の信
頼性は一般にさほど高くはなく、その為装置全体の信頼
性を低下させてしまうからである。
【0005】それに付随してさらに二つの問題がある。
一つは表示スペースのさらなる増大であり、もう一つは
通常動作時の故障判定が単純には出来ない事である。一
つの電流計が振れない場合、それがどの発振管と対応す
るかを表示する必要があるのでその為にスペースはさら
に大きくなる。また個々の発振管が複雑な断続動作を行
う装置の場合には単に直流計が振れないだけでは故障と
判定できない。各々の電流計が振れるまで目を凝らして
見なければならず、これを電流計の数だけ繰り返さなけ
ればならない事になる。全ての発振管が同時に連続動作
を行う装置であれば全ての電流計が同時に振れるはずで
あるから、振れない電流計があればそれが故障を意味
し、前述した様に目を凝らす必要はないが、冷凍食品の
解凍等、加熱が不均一に陥りやすい物が対象の場合には
複雑な断続動作が一般的である事はマイクロ波加熱に従
事する者にとっては良く知らている。従ってこれらを扱
うマイクロ波連続炉の発振管も複雑な断続動作が必要な
のである。
【0006】少電力で安価な発振管を多数用いる方式が
メリットが有るものの実用化されていない大きな理由の
一つに以上述べた発振管チェックに良い方法が無い事が
挙げられる。本発明はこの課題を解決し、安価、高信頼
のマイクロ波連続加熱装置を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は上記課題を解決す
る為に、マグネトロン等の発振素子、発振素子を通電せ
しめるスイッチ素子、発振状態を検出する検出素子の三
つを一組とし、これを複数組と、この複数組の各々に対
応した記号を表示する表示素子と、チェック開始スイッ
チと、これらが接続されたコントローラーとを有し、コ
ントローラーはチェック開始スイッチの投入により所定
の順序に従い前記スイッチ素子を順次一つづつONさ
せ、同一組の検出素子からの入力信号がある組の記号
と、ない組の記号とを区別して順次表示する構成であ
る。
【0008】この構成により表示素子のみで全ての発振
素子の状態を表示出来るので表示スペースが省略でき、
またチェック開始スイッチの投入でこの発振素子の状態
チェックが開始されるので加熱作業の前に事前チェック
できると共に多数の発振素子の中から一つのみが順次通
電されるので負荷食品が無い空焼き状態であっても電力
が小さい為スパーク等を発生させずにチェックする事が
できる。スイッチ素子により発振素子が通電されている
にも関わらず発振状態が検出されない組に対応した記号
が、正常な組の記号とは区別して表示されるので、目を
凝らして見る必要は無く、どの組が正常で無いか容易に
判別ができる。また可動部がないのでそれに伴う信頼性
の低下を招かない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明はマグネトロン等の発振素
子、発振素子を通電せしめるスイッチ素子、発振状態を
検出する検出素子の三つを一組とし、これを複数組と、
この複数組の各々に対応した記号を表示する表示素子
と、チェック開始スイッチと、これらが接続されたコン
トローラーとを有し、コントローラーはチェック開始ス
イッチの投入により所定の順序に従い前記スイッチ素子
を順次一つづつONさせ、同一組の検出素子からの入力
信号がある組の記号と、ない組の記号とを区別して順次
表示する構成であり、この構成により表示素子のみで全
ての発振素子の状態を表示出来るので表示スペースが省
略でき、またチェック開始スイッチの投入でこの発振素
子の状態チェックが開始されるので加熱作業の前に事前
チェックできると共に多数の発振素子の中から一つのみ
が順次ONされるので空焼きではあるものの電力が小さ
い為スパーク等を発生させずにチェックする事ができ
る。スイッチ素子により発振素子が通電されているにも
関わらず発振状態が検出されない組に対応した記号が、
正常な組の記号とは区別して表示されるので、目を凝ら
して見る必要は無く、どの組が正常で無いか容易に判別
ができる。
【0010】さらに順送りスイッチをコントローラーに
接続し、この順送りスイッチの投入により連続表示され
る、検出素子からの入力信号がない組の記号を一つ順送
りする構成である。一般に同一の発振素子を多数用いた
場合の故障は一度に一つか二つ程度発生するから、その
故障した発振素子のみを表示する方式の方が使用する側
にとっては便利である。
【0011】発振素子を通電するスイッチとしてトライ
アックを用い、発振状態を検出する素子としてマグネト
ロンの高圧整流ダイオードと直列に挿入した小抵抗を用
い、表示素子としてLEDにより8の字を構成する数字
表示管を用い、コントローラーとして一般にシーケンサ
ーと呼ばれる市販のプログラマブルコントローラーを採
用する。従って直流電流計の如き可動部が皆無であるの
でチェック機能を設ける事による信頼性低下が無い。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を用いて説
明する。
【0013】図1(a)は本発明の実施例のマイクロ波
連続炉の側面図および(b)は同、側面から見た要部断
面図である。同一形状のキャビティ1を五つ並べ、左右
に電波漏洩防止機構たるトンネル2を設け、各々のキャ
ビティ1の上下面にはマグネトロン3、高圧トランス
4、ファンモーター5等が設けられ、五つのキャビティ
1と左右のトンネル2とを貫通してコンベアベルト6が
設けられ、左のトンネル2上部には操作部7が設けられ
る。
【0014】図2は本発明の実施例の部分回路図であ
る。左上に描かれたRSTの記号の付いた三つの矢印は
三相交流電源への接続を意味する。そのRS二本に直流
24V電源10の入力が接続され、出力たる24Vの+
−端子、+Vおよび−Vはプログラマブルコントローラ
(シーケンサー)11に接続されると同時に後述する7
ピンコネクター12を介してフォトカップラ13に接続
される。シーケンサー11は中央部を波型破線で切断
し、横断する接続線が描かれているが、左側にX0から
X6Fまでの64本の入力端子およびX0からXFまで
の共通対極端子であるCX0、同様な共通対極端子CX
4、CX6が設けられ、右側にはY0からY6Fまで6
4本の出力端子および共通対極端子CY0、CY4、C
Y6とが描かれている。波形破線で切断された中央部に
はX20〜2F、Y20〜2F端子および共通対極端子
とがあるが描かれていない。
【0015】数字表示管14はLEDで構成された市販
品であり、4本のデータ端子と1本のラッチ端子を有す
る。本実施例ではこれを2個、2桁分用い、データ端子
は前記シーケンサーのY0からY3端子に、10の桁と
1の桁との対応する端子を並列接続し、ラッチ端子は、
10の桁はY4に、1の桁はY5に各々単独接続する。
シーケンサのY端子はNPNオープンコレクタであり、
エミッタの共通端子であるCY0、CY4、CY6は前
記直流電源の−Vに接続する。
【0016】発振素子、マグネトロン3は一つのキャビ
テイに6本づつ搭載され、3相の一つの相にマグネトロ
ン2本が接続される。図2には第一相としてRS線に接
続される2本のみ描き、他の相および他のキャビテイは
同様であるので破線および二点鎖線の枠のみ記載した。
コネクター12の1ピンおよび2ピンは3相のRおよび
S線とヒータートランス15の一次側とを結び、前述の
高圧トランス4の一次側の一方が1ピンに、他方はトラ
イアック16を介して2ピンに接続される。3ピンは前
述した直流+Vとフォトカップラ13の赤外LEDアノ
ードとを結ぶ。フォトカップラ13のフォトトライアッ
クは前記トライアック16のゲートに接続される。4ピ
ンはシーケンサ11のX42端子と、高圧トランス2次
側の高圧ダイオード17と小抵抗18の接続点とを結
ぶ。なお高圧ダイオード17の他端は進相コンデンサー
19とマグネトロン3のヒーターとの接続点に接続され
る。赤外LEDのカソードは5ピンによりシーケンサー
11のY42端子に接続される。
【0017】図に描かれた如く二点鎖線で囲まれた第一
相にはもう一組のマグネトロンが設けられ、コネクター
12には専用に6、7ピンが割り振られ、6ピンは小抵
抗と高圧ダイオードとの結合点とシーケンサのX43端
子、7ピンは赤外LEDのカソードとシーケンサのY4
3端子とを結ぶ。ここでX42端子とY42端子とは共
に上に描いたマグネトロンに対応し、X43端子とY4
3端子とは共に下に描いたマグネトロンに対応する。
【0018】二点鎖線で囲われ、コネクター12のみ描
かれ、その他が省略された第二相はコネクターの1ピン
が交流電源のR、2ピンが同じくTに接続され、4,6
ピンが各々シーケンサのX44,X45端子に、5,7
ピンがシーケンサのY44,Y45端子に接続される事
以外は第一相と同一である。同様に第三相は交流電源の
ST端子、シーケンサのX46,X47,Y46、Y4
7端子に接続され、二点鎖線内部は同一である。XY両
端子の同一番号は同一マグネトロンに対応している事も
第一相と同じである。
【0019】破線で枠のみ描いた第二から第五キャビテ
イも各々二点鎖線で囲まれた第一から第三相までの回路
を有し、シーケンサの接続端子は第二キャビテイがX4
8からX4DとY48からY4Dまで、第三キャビテイ
がX4EからX63とY4EからY63まで、第四がX
64からX69,Y64からY69,第五がX6Aから
X6F、Y6AからY6Fに各々接続される以外は第一
キャビテイと全く同一である。
【0020】シーケンサ11のXD入力端子にはチェッ
ク開始スイッチ20が、XE端子には順送スイッチ21
が接続される。本部分回路図には前記ファンモータ5が
省略されているだけでなく、トライアック関連のノイズ
抑制用回路、各種リレー、コンベア駆動関連部品その
他、本発明の主旨を理解する上で影響ないばかりか煩雑
となりかえって理解を妨げる恐れのある物、かつ当業者
には常識でもある物等は全て省略した。また本実施例に
用いたシーケンサの入出力端子は8端子一組であり、各
々の組に二つの共通端子があるがこれも省略した。しか
しながら本発明の主旨は全て実現でき、かつ理解できる
内容を有している。
【0021】図3から図5まではシーケンサ(プログラ
マブルコントローラ)11のプログラムリストである。
これも本発明の主旨に関連の無い部分を全て省略し、本
リストのみで本発明の主旨を実行できる様に修正したも
のである。
【0022】プログラムの一般的な説明をする。左端の
上から下に0、15、23、・・・369、409と表
わされた数字はプログラムのステップ数であり、基本的
には実行順を意味する。この横を上下に走る破線および
右端の破線は本来実線であるが、印刷能力限界の為に破
線で描かれてしまったものである。この二本の線は習慣
上描かれる仮想線であり、従来のシーケンサがリレーと
その接点とで組み合わされていた名残である。例えば図
3上のXDと記載されたコンデンサの様な平行二線はリ
レーの接点を意味し、右端のR10と記載された、くの
字状括弧はリレー10番のコイルを意味する。シーケン
サはステップ0からステップ168のED(エンド)ま
で実行し、再び0から168まで何度でも繰り返し実行
する。その間、例えばステップ23の右端に記載された
CALL1はスブルーチン1の実行命令を意味し、その
時はステップ169のSUB1からステップ274のR
ET(リターン)までに記載されたサブルーチン1を実
行する。
【0023】前記平行二線で描かれる接点はXD、XE
と記載された前述のシーケンサXD端子、XE端子に接
続された実際の接点であり、本実施例においては各々チ
ェック開始スイッチ20、順送スイッチ21である。R
10、R1A、R900Bは内部リレーの接点であり、
各々のリレーコイルが通電されている時にONする。右
端に描いた前記R10の括弧に入ったSはリレーコイル
に通電され、ラッチがセットされた事を意味し、括弧い
りのRはラッチがリセットされた事を意味する。また右
端の括弧つきのY4、Y5等は前記シーケンサのY4、
Y5端子からの出力がONされる事を意味する。その他
についてはその都度説明する。
【0024】プログラムリストをステップ順に説明す
る。直流電源10から24Vが供給されるとシーケンサ
は動作開始し、ステップ0から168のED命令までス
キャン、命令実行一巡を繰り返す。スイッチXDつまり
チェック開始スイッチ20が投入されるとつぎのDFに
進む。DFは微分命令であり前回のスキャン時に0(ま
たはOFF)であったスイッチや演算等が始めて1(ま
たはON)に変化した時のみONする命令である。従っ
てチェック開始スイッチ投入により右端の内部リレーR
10、R0のコイルが投入かつラッチされる。並列接続
されたF11COPYはコピー命令であり、K1、十進
数の1をデータテーブルDT25からDT26までの全
てにコピーする。
【0025】ステップ15はR10接点がONの間、T
MY2つまり2番目のタイマーTMをY形式、秒単位形
式で使用し、K90、十進数の90秒後にONし、その
接点により内部リレーR10がリセットされる。ステッ
プ23の<=EV2はタイマー2の途中経過値EVが右
側に記載された値、この場合はK89、十進数の89よ
り小さいかまたは等しくなった時にONするスイッチで
あり、続く微分命令を介して後述のサブルーチン1を実
行する。
【0026】ステップ31のF0、MVはムーブ、転送
命令であり、WX4、X0からXFまでの16個のシー
ケンサ端子を16ビットの1ワードとして扱い、その内
容をDT8データテーブル8番に転送(コピー)する。
次のF133、BTTはビットテスト命令であり、DT
8の16のビットの中でDT31に記録されている番号
のビットが1か0かをチェックする命令である。ステッ
プ55のR900Bはそのチェック結果により状態が左
右される接点であり、BTT命令の結果が0ならばON
つまり1、1ならばOFFつまり0となる。ステップ5
9の平行二線の中に斜線の描かれた記号は逆を意味し、
BTT命令の結果が1ならばONつまり1、0ならばO
FF、0となる。ステップ31から59まではWX4ま
たはWX6の中の1ビットが1か0かのチェックをし、
1であれば内部リレーR1CをONし、0であれば内部
リレーR1DをONする命令である。
【0027】ステップ66、2番タイマーの途中経過値
EV2がDT34、データテーブル34番に記録されて
いる数値と一致したらサブルーチン2および1を実行す
る。ステップ78、XE順送スイッチ20が投入される
とR12がONされた後にサブルーチン3を実行する。
ステップ85、リレー接点R0が閉じている間TMR
0、R形式つまり10ミリ秒単位の0番タイマーが動作
し、K3、30ミリ秒経過すると内部リレーR1をON
(セット)し、R0をOFF(リセット)する。ステッ
プ95、R1がONしている間、R形式の1番タイマー
が動作し、K18、180ミリ秒経過するとR0リレー
をONし、R1リレーをOFF(リセット)する。また
R1がONすると微分命令を経てシーケンサのY4、Y
5端子がONする。
【0028】ステップ114、1番タイマーの途中経過
値EV1が17以下または等しくなると微分命令を経て
F6,DGT、デジットトランスファー、DT20の中
の0番目のデジット(4ビット)をWY6の0番目デジ
ットつまりY0からY3までにトランスファー(転送、
コピー)させ、次にY4をリセット、OFFする。ステ
ップ132、1番タイマーの途中経過値が12まで減る
とY4がセットされる。ステップ141、同様に8まで
減るとDT21の0番デジットをY0からY3までに出
力すると同時にY5をリセットする。ステップ159、
同様に3まで減るとY5をセットしステップ168ED
でステップ0に戻りこれを繰り返す。
【0029】ステップ169から274まではサブルー
チン1である。F27−によりDT25の内容から数字の
1が減算され結果がDT27に記録され、F30*によ
りDT27の内容が6倍され、その結果がDT28に記
録され、ステップ186ではDT26から1引いた数字
がDT29に記録され、F22+によりDT28とDT
29とが加算され、その結果がDT30に記録され、さ
らにステップ202で2を加えられDT31に記録され
る。
【0030】ステップ210、DT31が数字の15よ
り大きい時はDT31から16を引いた数字がDT32
に記録され、R1Bがセットされ、R1Aがリセットさ
れる。ステップ231ではDT31が数字15より小さ
いか等しい時、F133BTSビットセット、R1Aが
セットされ、R1Bがリセットされる。ステップ242
および248においてR1AがONならばWY4,Y4
0からY4Fまでの1ワードの中のDT31に記録され
た番号の出力端子がON(セット)され、R1BがON
ならばY60からY6Fの中のDT32に記録された番
号の出力がONされる。ステップ270で内部リレーR
1Cをリセットする。
【0031】ステップ275から345まではサブルー
チン2である。ステップ276から290までにおいて
R1CがOFFならばF113WBSLデジット単位の
一括左シフト、DT201を先頭としてDT260まで
の60のデータテーブルの内容全てを4ビット、(デジ
ット)だけ左(上位)へシフトし、空いたDT201の
最下位デジットにDT25の、DT231の最下位デジ
ットにはDT26の、各々0番(最下位)デジットをデ
ジット単位でトランスファー(F6、DGT)する。
【0032】ステップ298、R1CがONならばF1
0、BKMVブロック転送、DT25からDT26まで
の内容をDT20を先頭とする領域に転送(コピー)す
る。ステップ306から312ではR1AがONの時は
WY4,Y40からY4Fまでの中のDT31で記憶さ
れた番号の、R1BがONの時はWY6、Y60からY
6Fまでの中のDT32で記憶された番号の出力端子が
リセット、OFFされる。続いてステップ322ではD
T26が6より大きい場合にF0、MV、数字の1がD
T26に記録され、F35、+1、DT25の内容に数
字の1だけ加算される。ステップ337でDT25が5
より大きい場合に内部リレーR19をセットし、RE
T、サブルーチンからメインルーチンへリターンする。
【0033】ステップ346から409まではサブルー
チン3である。ステップ347から363において、R
12がONの時、DT201の0番デジットをDT20
に、DT231の0番デジットをDT21に各々転送、
コピーし、F112、WBSR、DT201からDT2
60までの全ての内容を右(下位)へ1デジットだけ一
括シフトする。ステップ369ではDT20またはDT
21のどちらかが0の場合WR1、内部リレーR1から
RFまでの全てを0(OFF)とし、同様にWY6、出
力端子Y60からY6Fまでの全てを0、OFFさせ、
WY0の3番目のデジットに0を転送し、R12をリセ
ットし、WY4、出力端子Y40からY4Fまでを全て
OFFしてリターンする。
【0034】プログラムフローの説明として図2の部分
回路図との関連を含め動作説明を行う。チェック開始ス
イッチ19が投入されるとシーケンサ11のXD入力端
子がONされる事になり、図3のプログラムリスト、ス
テップ0から動作が始まる。R10、R0がONし、D
T25、DT26に各々1が記録され、90秒タイマー
が動き出す。1秒後にサブルーチン1へ飛び、そこでは
計算の結果DT31には最初に2が記録され、ステップ
242でWY4の第二ビット、Y42がONされる。Y
42がONすれば図2に示す如く第一キャビテイ第一相
の上側のフォトカップラがONし、トライアック16、
高圧トランス4、進相コンデンサ19、高圧ダイオード
17そしてマグネトロン3の順に通電される。正常に動
作すれば抵抗18にダイオード電流が流れ、抵抗両端に
電圧が発生する。この電圧はコネクター12の4ピンを
経て、シーケンサーのX42入力端子に加わる。次にス
テップ254、262で93から6を引いた87がDT
34に記録され、メインルーチンへ戻る。ステップ31
でWX4のDT31に記録された番号のビット、つまり
直前にサブルーチン1でONされたY42と同じ番号の
X42がONか否かの判定を行い、ONであればR1C
をセットしてサブルーチン2に進む。
【0035】サブルーチン2で、R1CがOFF、つま
りフォトカップラ13がONされたにもかかわらず抵抗
18両端に電圧が発生しない場合にはDT25とDT2
6の数字がDT201とDT231に記録され、DT2
0とDT21には転送されない。R1CがONであれば
DT25とDT26の数字、共に1、がDT20および
DT21に転送、コピーされる。次にY42がリセット
され、DT26に1が加算され、6を越えればDT25
に桁上がりされ、DT25が5を越えればR19をセッ
トし、メインルーチンに戻る。次にサブルーチン1に飛
ぶ。今度はDT25=1、DT26=2であるからDT
31=3となり出力端子Y43がONされ、DT34=
84となってメインルーチンに戻る。
【0036】ステップ85からのメインルーチンでは数
字表示管14からの表示出力が行われる。0番タイマー
と1番タイマーとは一種のマルチバイブレーターであ
り、交互に動作を繰り返す。1番タイマが動作中に数字
表示管のラッチ端子に接続されたY4、Y5出力が共に
ONされ、ステップ114でDT20の内容がY0から
Y3までの4ビットに出力された直後にY4がOFFさ
れ、ステップ132で50ミリ秒後に再びY4はONさ
れる。このため数字表示管14の左側はDT20に記憶
された数字を表示し続ける。同様にステップ141でD
T21の内容がY0からY3に出力された直後に右側の
ラッチ端子に接続されたY5がOFFされ、50ミリ秒
後に再びONされる。表示管右はDT21に記録された
数字を表示し続ける。DT20=1,DT21=1の時
は表示管は11を、DT20=1、DT21=2の時は
12を表示する。
【0037】DT31=2の時はY42を出力してX4
2のONをチェックし、数字11を表示し、DT31=
3ではY43,X43、数字12となる。サブルーチン
1で説明した様にDT31は2,3,4,−−と一つづ
つ増加するからY出力端子はY42からY4F,続いて
Y60からY6Fまで30回順に出力し、各々に対応し
てX42からX6FまでONチェックがなされ、数字は
11から16、21から26、31−36、41−4
6、51から56と表示される。X入力端子でONを確
認できない場合、例えばY68、X68、数字45の組
の時にX68からONが入力されない場合は前述した様
にR1Cがセットされず、その番号4と5はDT201
とDT231に収納され、DT20、DT21には転送
されないので数字45は飛ばされ、44の次に46が表
示される。
【0038】数字が一巡し、56が連続表示されている
時に順送スイッチ20が投入されるとサブルーチン3へ
飛び、ステップ347から363にかけてDT201の
最下位デジットに収納された数字をDT20へ、DT2
31の最下位デジットの数字をDT21へ転送する。こ
の時点以降、数字表示管にはDT201、DT231に
収納されていた数字例えば上記の45が連続表示され
る。
【0039】一つのデータテーブルは16ビット、4デ
ジットで形成されているので4つの数字を収納できる。
DT201に4つの数字が収納されている時にステップ
276のWBSL命令が実行されると最上位デジットの
数字はDT202の最下位デジットにシフトされる。逆
にステップ363のWBSR命令ではDT202の最下
位デジットがDT201の最上位にシフトされる。従っ
て何らかの故障、フォトカップラ13に出力されている
にも関わらず抵抗18両端に電圧が発生しない組が複
数、例えば5組あった場合それぞれの組の10の桁の数
字は発生順にDT202の最下位、DT201の最上
位、上位二番目、三番目、最下位に収納される。同様に
DT231、DT232には1の桁の数字が収納され
る。
【0040】順送りスイッチ21が投入される度にサブ
ルーチン3に飛び、そこでDT201、DT231の最
下位デジットの数字がDT20、DT21に転送され、
表示管14で表示され、ついでWBSR命令により右シ
フトされるので発生の遅い順に番号が表示され、順送り
スイッチが次に投入されるまで連続表示し続ける。
【0041】以上まとめると故障が皆無の場合、チェッ
ク開始スイッチ20の投入により数字表示管14には1
1から16、21・・・26、・・・、51・・・56
の順で30組の2桁数字が3秒おきに表示し、最後の5
6が残る。この時順送スイッチを投入しても何も表示さ
れずに00が表示される。次に二組が故障の場合、例え
ば23と45とするとチェック開始スイッチ投入により
11から順に22まで3秒間隔で進み、23は表示され
ずに22が6秒間表示された後に24に進み、同様に4
4が6秒間表示後46となり、56まで進み、連続表示
される。順送りスイッチ20が投入されると45が連続
表示され、再び順送りスイッチが投入されると23に変
わり、そのまま連続表示される。もう一度順送りスイッ
チが投入されると23は消え、00となる。
【0042】本実施例では10の桁の数字はキャビテイ
の番号を表わし、左端がキャビテイ1、右端がキャビテ
イ5である。1の桁は取り付け位置を表わし、1はキャ
ビテイ上部左端、2は同中央左側、3は同中央右側、4
は右端、5はキャビテイ下部左側、6は同右側である。
しかしながら数字はこれにこだわる必要はなく、1から
30までの通し番号や、A1、A2、B5等のアルファ
ベットとの組み合わせでも同様の効果を持つ。また本実
施例では故障している番号と正常な番号とを時間的に区
別して表示したが、正常と故障とを異なった表示管に表
示すればさらに容易に区別される。
【0043】本発明のポイントは第一に一つの表示手段
を、記号化した多数の発振管の良否を区別表示した事で
あり、第二には通常動作中ではない独立した時間に、順
に一つづつ通電する事であり、第三は故障した番号を一
つづつ連続表示した事である。そのため操作部の表示ス
ペースが大幅に省略でき、操業前に事前チェックが可能
であり、故障した番号を見逃す事もなく、従来困難であ
った安価なマグネトロンを多数用いて安価、高信頼かつ
実用的なマイクロ波連続加熱装置が実現可能となる。
【0044】本実施例においては特定メーカーのシーケ
ンサーを用いており、一般にシーケンサープログラムは
メーカー間で統一されてなく、パソコンのBASICや
C言語と比較すると命令言語、体系に普遍性がないが、
類似命令はどのシーケンサーにもあるので置き換えは可
能である。また本プログラムリストはいわゆるバグが多
々有り、また不必要な命令も残しており、さらには実際
のマイクロ波連続炉に搭載するには大きな改造が必要と
なろうが、少なくとも本発明の主旨は実現できている。
【0045】なおフォトカップラ13はリレー等に置き
換え可能であり、また抵抗17を廃止し、高圧トランス
4の一次側に電流検知コイルを設けたり、あるいはキャ
ビテイ壁面に小さなアンテナを臨ませ、マイクロ波その
ものを検出、増幅し、X入力に接続すると言った方法の
考えられる。マグネトロンも他の発振素子に置き換え可
能である。要するにマグネトロン等の発振管に電力を供
給する手段と、正常に発振している事を確認する手段と
があれば良い。シーケンサー11もマイコンやパソコン
に置き換え可能であるし、数字表示管も液晶表示装置等
に置き換え可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば小さなスペ
ースで発振素子の良否表示ができ、表示による信頼性低
下も少なく、複雑な断続動作を行う装置であっても容易
に良否確認ができ、操業の事前チェックも可能であり、
従来困難であった安価な発振素子を多数用いて安価、高
信頼のマイクロ波連続加熱装置が実現できると言う効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例のマイクロ波連続炉の
側面図 (b)同マイクロ波連続炉の要部側面断面図
【図2】同マイクロ波連続炉の部分回路図
【図3】本発明の実施例のプログラムリストのステップ
132以内までを示す図
【図4】本発明の実施例のプログラムリストのステップ
132から298以内を示す図
【図5】本発明の実施例のプログラムリストのステップ
298からそれ以後を示す図
【符号の説明】
3 マグネトロン(発振素子) 11 シーケンサー(コントローラー) 12 フォトカップラ(スイッチ素子) 14 数字表示管(表示素子) 18 抵抗(検出素子) 20 チェック開始スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネトロン等の発振素子と、前記発振素
    子を通電せしめるスイッチ素子と発振状態を検出する検
    出素子との三つを一組とし、これを複数組と、この複数
    組の各々に対応した記号を表示する表示素子と、チェッ
    ク開始スイッチと、これらが接続されたコントローラー
    とを有し、前記コントローラーはチェック開始スイッチ
    の投入により所定の順序に従い前記スイッチ素子を順次
    一つづつONさせ、同一組の検出素子からの入力信号が
    ある組の記号と、ない組の記号とを区別して順次表示す
    る事を特徴とするマイクロ波連続炉。
  2. 【請求項2】順送りスイッチをコントローラーに接続
    し、この順送りスイッチの投入により連続表示される検
    出素子からの入力信号がない組の記号を一つ順送りする
    事を特徴とする請求項1に記載のマイクロ波連続炉。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234173A (ja) * 2002-02-06 2003-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
CN113474942A (zh) * 2019-02-22 2021-10-01 松下知识产权经营株式会社 微波加热装置

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