JP3321664B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP3321664B2
JP3321664B2 JP06816798A JP6816798A JP3321664B2 JP 3321664 B2 JP3321664 B2 JP 3321664B2 JP 06816798 A JP06816798 A JP 06816798A JP 6816798 A JP6816798 A JP 6816798A JP 3321664 B2 JP3321664 B2 JP 3321664B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジに係り、
特には、内部点検や部品交換などの作業を容易化するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子レンジのうちには図7の
外観斜視図で示すような構成とされたものがあり、各種
の入力キーや表示器などを含む操作パネル31が前面側
に配設されたレンジ本体32内には、加熱調理すべき食
品が載置される加熱室33と、加熱手段として機能する
マグネトロンを含む各種の電装部品を収納してなる部品
収納室34とが仕切り板35を介したうえで並設されて
いる。そして、このレンジ本体32の上面及び両側面に
対しては、これらを覆って電子レンジの外郭となるキャ
ビネット36がネジ止めなどの方法を採用したうえで取
着されており、食品が出入される加熱室33の開口部に
は、軸支された一端側を揺動中心として開閉操作可能な
加熱室扉37が取着されている。なお、図7の符号38
は加熱室扉37の開放端側に配設されたラッチヘッドで
あり、加熱室扉37の閉操作に伴って部品収納室34内
にまで嵌入したラッチヘッド38がラッチスイッチ39
(図8参照)を動作させている間のみマグネトロンは動
作可能であることになっている。
【0003】また、この際における部品収納室34内に
は、キャビネット36を取り外した状態を示す側面図で
ある図8から分かるように、マグネトロン40や高圧ト
ランス41、高圧コンデンサ42やダイオード43など
のような各種の電装部品が互いに配線接続されたうえで
収納されている。一方、操作パネル31内には各種の制
御部品を搭載してなる制御基板44が収納されており、
操作パネル31を裏面側から見た状態を示す裏面図であ
る図9からも分かるように、制御基板44は、低圧トラ
ンス45、リレー46、タブ端子47、コネクタ48、
その他の抵抗やトランジスタなどとともに、電子レンジ
の実行プログラムを組み込んだマイクロ・コンピュータ
49がプリント配線基板50上に半田付け実装されたも
のとなっている。
【0004】さらに、操作パネル31及び部品収納室3
4内に配設された各種の電装部品や制御部品は互いに配
線接続されており、この電子レンジの電気的構成は図1
0で示す電気回路図のようになっている。したがって、
この電子レンジでは、操作パネル31の入力キーが操作
されたことに基づく入力条件に従ってマイクロ・コンピ
ュータ49がリレー46をON動作させることになり、
高圧電圧が印加されたマグネトロン40で発振したマイ
クロ波が加熱室33内へと供給されるのに伴って食品を
加熱調理することが行われる。そして、この加熱調理に
際しては、ファンモータ51やランプ52も動作させら
れることになり、マグネトロン40を冷却したり、加熱
室33内を照明したりすることが実行される。なお、図
10中の符号53は電流ヒューズ、符号54は温度セン
サや湿度センサなどのセンサであり、このセンサ54に
よっては加熱室33内の雰囲気状態が検出されることに
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
電子レンジにおいては、つぎのような不都合が生じるこ
とになっていた。すなわち、この電子レンジを構成して
いる電装部品や制御部品などに不具合が発生した際に
は、電子レンジの内部を点検したうえで修理し、部品交
換する必要があるが、内部状況を外部から点検すること
はできないため、必ずレンジ本体32からキャビネット
36を取り外さなければならないことになる。ところ
が、この種の電子レンジは調理場などの所定高さ位置に
設置されているのが一般的であり、かつ、キャビネット
36の取り外し時に必要となる十分なスペースが電子レ
ンジの周囲に確保されているとは限らないので、キャビ
ネット36をレンジ本体32から取り外したうえで点検
及び修理、部品交換を実行するにはかなりの手間や労
力、時間を要するのが実情である。
【0006】特に、レンジ本体32に配設された電装部
品や制御部品のうちでもランプ52や電流ヒューズ53
などは交換頻度が高い部品であるにも拘わらず、これら
までもが部品収納室34内に配設されているため、これ
らの部品を部品交換するだけのことであってもキャビネ
ット36をわざわざ取り外す必要があることになり、煩
わしい手間を要してしまう。また、近年の電子レンジで
は、加熱調理の自動化を実現する必要上、加熱室33内
の雰囲気状態を検出するセンサ54を設けることが行わ
れているが、これらのセンサ54は加熱室33と対面
し、かつ、キャビネット36でもって覆われた排気ダク
ト(図示省略)内に配設されるのが一般的であるため、
やはり内部点検や部品交換などに多大の手間を要するこ
とになる。
【0007】さらに、各種の制御部品が搭載された制御
基板44は電子レンジの組み立て時において操作パネル
31内に配設されるため、制御部品の端子が配線し難い
方向に向かって突出していることもあり、配線忘れや誤
配線などを招くことも起こっていた。なお、このこと
は、点検や修理、部品交換を実行し難くする要因ともな
っている。さらにまた、従来構成の電子レンジにおける
ラッチスイッチ39は制御基板44に搭載されておら
ず、この制御基板44から離間した部品収納室34内の
所定位置に対して配設されているため、ラッチスイッチ
39と制御部品との間を配線接続する必要もあり、余分
な手間を要することになっていた。
【0008】本発明は、これらの不都合に鑑みて創案さ
れたものであり、内部点検や部品交換などの作業を容易
に実行できる構成とされた電子レンジの提供を目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子レンジ
においては、このような目的を達成するため、以下の構
成を採用している。すなわち、請求項1に係る電子レン
ジは、各種の入力キーを含む操作パネルが配設されたレ
ンジ本体内には、食品が載置される加熱室と、加熱手段
を含む各種の電装部品及び制御部品が配設された部品収
納室とが仕切り板を介して並設されており、加熱室の開
口部には加熱室扉が開閉操作可能に取着されてなるもの
であって、加熱室及び部品収納室間に介装された仕切り
板には開口部が形成されており、該開口部には加熱室側
からのみ着脱可能な閉鎖板が取着されており、部品収納
室内の開口部と対向する位置には各種の制御部品を搭載
してなる制御基板が配設されており、仕切り板の開口部
に取着された閉鎖板には貫通孔が形成されており、貫通
孔と対向する位置には、加熱室内の雰囲気状態を検出す
るセンサが配設されていることを特徴とする。請求項2
に係る電子レンジは、その閉鎖板が切り離し可能な状態
で仕切り板と一体成形されたものであり、閉鎖板を切り
離し後の仕切り板に開口部が形成されることを特徴とし
ている。
【0010】請求項3に係る電子レンジは、各種の制御
部品を搭載してなる制御基板が部品収納室内の開口部と
対向する位置に配設されており、該制御基板に搭載され
た制御部品の端子が開口部が形成された仕切り板から遠
ざかる方向へと向かって突出していることを特徴とす
る。請求項4に係る電子レンジは、交換頻度の高い部品
が仕切り板の開口部へと向かう姿勢で制御基板に搭載さ
れていることを特徴とする。請求項5に係る電子レンジ
は、制御基板が閉鎖板と連結して支持されたものである
ことを特徴としている。請求項6に係る電子レンジは、
加熱室扉の閉操作を検知し、かつ、加熱室扉の閉操作を
検知している間のみ加熱手段を動作可能とする扉検知ス
イッチが制御基板に配設されていることを特徴とする。
【0011】請求項7に係る電子レンジは、仕切り板の
開口部に取着された閉鎖板に複数個の貫通孔が形成され
ており、貫通孔と対向する位置には加熱室内を照明する
ランプが配設されていることを特徴とする。請求項8に
係る電子レンジは、加熱室扉が開操作されていても、操
作パネルの入力キーが通常時とは異なる特殊操作をされ
た際におけるランプが点灯動作することを特徴としてい
る。請求項9に係る電子レンジは、閉鎖板が正しく取着
されているか否かを検知し、かつ、閉鎖板が正しく取着
されている際のみ加熱手段を動作可能とする閉鎖板検知
スイッチが部品収納室内に配設されていることを特徴と
している。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本実施の形態に係る電子レ
ンジの全体構成を示す横断面図、図2は電子レンジの要
部構成のみを拡大して示す縦断面図、図3は要部構成の
第1変形例を示す縦断面図、図4は要部構成の第2変形
例を示す縦断面図であり、図5は要部構成の第3変形例
を示す縦断面図、図6は第3変形例を加熱室側から見た
状態を示す一部省略平面図である。なお、図1ないし図
6のそれぞれにおいて、図7ないし図10と互いに同一
もしくは相当する部品や部分には同一符号を付し、ここ
での詳しい説明は省略する。
【0013】本実施の形態に係る電子レンジは、従来の
形態に係る電子レンジ(図7参照)と同様、各種の入力
キーや表示器などを含む操作パネル31が前面側に配設
されたレンジ本体32を備えており、このレンジ本体3
2の上面及び両側面に対してはキャビネット36がネジ
止めなどの方法によって取着されている。そして、レン
ジ本体32の内部には、図1で示すように、食品が載置
される加熱室33の内側と、加熱手段であるところのマ
グネトロン40を含む各種の電装部品及び制御部品が配
設された部品収納室34とが金属製の仕切り板35を介
したうえで並設されており、加熱室33の開口部には食
品の出入に伴って開閉操作可能な加熱室扉37が取着さ
れている。なお、図1の符号1はマイクロ波の導波管、
2は冷却ファンであり、仕切り板35の所定位置に形成
された導波管1の開口部はマイカなどからなるカバー3
でもって閉鎖されている一方、ファンモータ51によっ
て回転駆動される冷却ファン2はマグネトロン40を冷
却するものとなっている。
【0014】また、加熱室33及び部品収納室34間に
介装された仕切り板35の所定位置には開口部4、例え
ば、後述する制御基板44よりも大きめの開口面積を有
する開口部4が部品点検用として形成されており、この
開口部4には金属製の閉鎖板5が取着されている。そし
て、この閉鎖板5は加熱室33側から開口部4に対して
被せつけられ、かつ、加熱室33側からネジ止めされて
いることによって加熱室33側からのみ着脱可能なもの
となっている。したがって、加熱室33側からネジ止め
を解除して閉鎖板5が取り外された仕切り板35には予
め形成済みの開口部4が表れることになり、レンジ本体
32に取着されているキャビネット36を取り外すまで
もなく、仕切り板35に形成された開口部4を通じたう
えで部品収納室34内に配設されている電装部品や制御
部品の点検や修理、部品交換などを実行することが可能
となる。なお、ここでの閉鎖板5が金属製とされている
のは、マイクロ波の漏洩を防止するためである。
【0015】さらに、この際、図2で示すように、仕切
り板35の開口部4と対向する部品収納室34内の所定
位置、つまり、部品収納室34内の開口部4と対向する
ことになる位置に対し、各種の制御部品を搭載してなる
制御基板44、すなわち、低圧トランス45、リレー4
6、タブ端子47、コネクタ48、その他の抵抗やトラ
ンジスタなどとともに、電子レンジの実行プログラムを
組み込んだマイクロ・コンピュータ49がプリント配線
基板50上に半田付け実装されてなる制御基板44を配
設しておいてもよく、このような構成を採用した際には
制御部品の点検などがより一層容易となる。
【0016】そして、この際においては、制御部品のそ
れぞれ、つまり、プリント配線基板50上に実装された
リレー46やタブ端子47などの端子を、開口部1が形
成された仕切り板35から遠ざかる方向(図2では右側
方向)へと向かって突出させておくことが好ましく、こ
れら制御部品の端子が同一方向に揃って突出している場
合には、これらの制御部品同士のみならず、部品収納室
34内に配設されている電装部品、つまり、マグネトロ
ン40や高圧コンデンサ41などとの配線接続も容易に
なる。また、電子レンジの生産工程においても、制御基
板44に設けられたタブ端子47やコネクタ48などの
チェック検査が行い易く、外部から容易に確認できると
いう利点が得られる。
【0017】ところで、制御基板44に対して交換頻度
の高い部品である電流ヒューズ53などを搭載しておく
ことも行われており、電流ヒューズ53などのような交
換頻度の高い部品を仕切り板35の開口部へと向かう姿
勢で制御基板44に搭載しておいた際には、閉鎖板5を
取り外したうえで電流ヒューズ53などを部品交換する
ことが可能になる。なお、この際におけるプリント配線
基板50が両面基板であることは勿論である。また、制
御基板44が閉鎖板5と連結して支持されたもの、つま
り、図2で示すように、仕切り板35の開口部4に取着
される閉鎖板5から延出された一対の支持アングル6に
対してネジ止め固定されることによって支持されたもの
であってもよく、このような構成を採用した場合には、
制御基板44が閉鎖板5とともに着脱されることとな
り、制御基板44を外部にまで取り出して制御部品を点
検及び修理、部品交換することが可能となる結果、利便
性が増すことになる。
【0018】さらに、図3の第1変形例で示すように、
加熱室扉37の閉操作を検知し、かつ、加熱室扉37の
閉操作を検知している間のみ加熱手段であるマグネトロ
ン40を動作可能とする扉検知スイッチ、すなわち、具
体的には、一端側が揺動中心として軸支された加熱室扉
37の開放端側に配設されたラッチヘッド38によって
動作させられるラッチスイッチ39を制御基板44に搭
載しておくことも可能であり、このような構成とした場
合には、ラッチスイッチ39と制御基板44との間を配
線接続する手間が省けることになる。また、仕切り板3
5の開口部4に取着された閉鎖板5の一部に小径かつ複
数個の貫通孔7を形成し、加熱室33内の雰囲気状態、
つまり、蒸気やガス、温度などを検出するためのセンサ
54、例えば、温度センサや湿度センサなどのようなセ
ンサ54を制御基板44における所定位置、つまり、閉
鎖板5に形成された貫通孔7と対向する位置に搭載して
おいてもよく、このような構成としておけば、閉鎖板5
を取り外すだけのことによってセンサ54の点検や部品
交換を実行し得ることになる。なお、マイクロ波の漏洩
を防止する必要上から、貫通孔7それぞれの直径寸法は
10mm程度以下とされている。
【0019】一方、図4の第2変形例で示すように、小
径かつ複数個の貫通孔7を閉鎖板5の一部に形成し、か
つ、加熱室33内を照明するためのランプ52を閉鎖板
5の貫通孔7と対向する位置に搭載しておくことも可能
であり、このようにしておけば、ランプ52の点検や部
品交換が容易となる。そして、操作パネル31の入力キ
ーが通常時とは異なる特殊操作をされた場合、例えば、
複数の入力キーを同時に押すというような操作が行われ
た場合には、加熱室扉37が開操作されていてもランプ
52が点灯動作したままとなる実行プログラムを予めマ
イクロ・コンピュータ49に対して組み込んでおくこと
も可能であり、このような構成とした場合には、加熱室
扉37が開操作されたままであってもランプ52が点灯
しているので、開口部4を通じての点検や修理、部品交
換が実行し易いという利点が得られる。また、センサ5
4への配線作業も不要となり、直ちにセンサ54を制御
基板44に対して取着し得るので、センサ配線のための
リード線やコネクタが不要となる結果、コストの低減が
図れる。
【0020】さらにまた、同じ図4で例示するように、
仕切り板35の開口部4に対して閉鎖板5が正しく取着
されているか否か、つまり、閉鎖板5が正しく取着され
ているか否かを検知し、かつ、閉鎖板5が正しく取着さ
れている際のみ加熱手段であるマグネトロン40を動作
可能とする閉鎖板検知スイッチ8、例えば、閉鎖板5を
仕切り板35に固着するネジ9の先端が所要長さ分だけ
突出していることを検知するマイクロスイッチなどを配
設しておいてもよい。そして、このような構成とすれ
ば、仕切り板35の開口部4が閉鎖板5でもって完全に
閉鎖されていないにも拘わらず、マグネトロン40が動
作する結果として不完全な閉鎖状態にある開口部4から
マイクロ波が漏洩するというような不都合は生じないこ
とになり、より一層の安全性が確保されることになる。
なお、図10の電気回路図では、この閉鎖板検知スイッ
チ8が破線で付記されている。
【0021】ところで、本実施の形態にあっては、加熱
室33及び部品収納室34間に介装された仕切り板35
の所定位置に開口部4が形成されており、この開口部4
に閉鎖板5が取着されているとしたが、実際上は点検や
修理などを必要とする電子レンジの方が不必要である電
子レンジよりも少数であることを考慮すると、以下、図
5及び図6に基づき、要部構成の第3変形例として説明
するような構造を採用することが好ましいとも考えられ
る。なお、図5及び図6において、図1ないし図4と同
一になる部品、部分には同一符号を付している。
【0022】すなわち、この際における仕切り板35の
所定位置には上記した開口部4と対応する大きさを有す
る閉鎖板10が一体成形されており、この閉鎖板10
は、外周囲が仕切り板35から切り離し可能に切断さ
れ、かつ、外周囲の所定位置ごとに設けられた複数個の
連結部11のみでもって仕切り板35と連結されたもの
となっている。そして、仕切り板35に対して閉鎖板1
0を連結している連結部11それぞれの両側位置には、
直径寸法が5mm程度とされた一対ずつの貫通孔12が
形成されている。なお、閉鎖板10が一体成形された仕
切り板35を介して加熱室33と並設された部品収納室
34内には、上記した通り、加熱手段であるマグネトロ
ン40を含む各種の電装部品や制御部品が配設されてお
り、かつ、ランプ52やセンサ54が搭載された制御基
板44も配設されている。
【0023】そこで、点検や部品交換が必要となった際
には、閉鎖板10を仕切り板35と連結している連結部
11それぞれの両側位置に形成されている一対ずつの貫
通孔12に対して切断用工具であるニッパーなどの刃先
を差し込んだうえ、このニッパーを使用しながら各連結
部11をその幅方向に沿って切断することが実行される
ことになり、閉鎖板10は仕切り板35から切り離され
てしまう。そして、閉鎖板10が切り離されてしまう
と、仕切り板35には閉鎖板10の切り離しに伴う開口
部4が形成されていることになり、仕切り板35に形成
された開口部4を通じたうえで部品収納室34内に配設
されている電装部品や制御部品の点検や修理、部品交換
などが行われる。なお、図示省略しているが、切り離さ
れた閉鎖板10は廃棄されることになり、点検などが終
了後の開口部4に対しては上記した閉鎖板5と同様の蓋
体が取着されることになっている。すなわち、このよう
な第3変形例を採用した場合には、点検などが必要とな
った電子レンジに対してのみの対処が可能であり、全て
の電子レンジに対して予め開口部4及び閉鎖板5を設け
ておく必要がないので、製造時のコストメリットが大き
いことになる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る電子レンジによれば、レン
ジ本体からキャビネットを取り外す必要がなく、加熱室
と部品収納室との間に介装された仕切り板の閉鎖板を加
熱室側から取り外すだけのことによって電子レンジの内
部点検や部品交換が実行可能となるので、内部点検や部
品交換などの作業が容易となり、点検及び修理、部品交
換の実行に要する手間や労力、時間を大幅に削減するこ
とができる。また、ランプや電流ヒューズなどのような
交換頻度の高い部品を部品交換する際においてもわざわ
ざキャビネットを取り外す必要がないので、購入後の電
子レンジに対する顧客サービスの向上を図ることが可能
となるばかりか、配線忘れや誤配線などを招くことがな
くなるというような効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る電子レンジの全体構成を示
す横断面図である。
【図2】電子レンジの要部構成のみを拡大して示す縦断
面図である。
【図3】要部構成の第1変形例を示す縦断面図である。
【図4】要部構成の第2変形例を示す縦断面図である。
【図5】要部構成の第3変形例を示す縦断面図である。
【図6】第3変形例を加熱室側から見た状態を示す一部
省略平面図である。
【図7】従来の形態に係る電子レンジの全体構成を示す
外観斜視図である。
【図8】従来の形態に係る電子レンジのキャビネットを
取り外した状態を示す側面図である。
【図9】従来の形態に係る電子レンジの操作パネルを裏
面側から見た状態を示す裏面図である。
【図10】電子レンジの電気的構成を示す電気回路図で
ある。
【符号の説明】
4 開口部 5 閉鎖板 31 操作パネル 32 レンジ本体 33 加熱室 34 部品収納室 35 仕切り板 37 加熱室扉
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の入力キーを含む操作パネルが配設
    されたレンジ本体内には、食品が載置される加熱室と、
    加熱手段を含む各種の電装部品及び制御部品が配設され
    た部品収納室とが仕切り板を介して並設されており、加
    熱室の開口部には加熱室扉が開閉操作可能に取着されて
    なる電子レンジであって、 加熱室及び部品収納室間に介装された仕切り板には開口
    部が形成されており、該開口部には加熱室側からのみ着
    脱可能な閉鎖板が取着されており、部品収納室内の開口部と対向する位置には各種の制御部
    品を搭載してなる制御基板が配設されており、 仕切り板の開口部に取着された閉鎖板には貫通孔が形成
    されており、貫通孔と対向する位置には、加熱室内の雰
    囲気状態を検出するセンサが配設されている ことを特徴
    とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した電子レンジであっ
    て、 閉鎖板は切り離し可能な状態で仕切り板と一体成形され
    たものであり、閉鎖板を切り離し後の仕切り板に開口部
    が形成されることを特徴とする電子レンジ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した電子
    レンジであって、制御基板に搭載された制御部品の端子
    は開口部が形成された仕切り板から遠ざかる方向へと向
    かって突出していることを特徴とする電子レンジ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した電子レンジであっ
    て、 制御基板には、交換頻度の高い部品が仕切り板の開口部
    へと向かう姿勢で搭載されていることを特徴とする電子
    レンジ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載した電子
    レンジであって、 制御基板は、閉鎖板と連結して支持されたものであるこ
    とを特徴とする電子レンジ。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載した電子レンジであって、 制御基板には、加熱室扉の閉操作を検知し、かつ、加熱
    室扉の閉操作を検知している間のみ加熱手段を動作可能
    とする扉検知スイッチが配設されていることを特徴とす
    る電子レンジ。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし請求項6のいずれかに記
    載した電子レンジであって、 仕切り板の開口部に取着された閉鎖板には複数個の貫通
    孔が形成されており、貫通孔と対向する位置には加熱室
    を照明するランプが配設されていることを特徴とする
    電子レンジ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した電子レンジであっ
    て、 操作パネルの入力キーが通常時とは異なる特殊操作をさ
    れた際のランプは、加熱質扉が開操作されていても点灯
    動作するものである ことを特徴とする電子レンジ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    載した電子レンジであって、部品収納室内には、閉鎖板が正しく取着されているか否
    かを検知し、かつ、閉鎖板が正しく取着されている際の
    み加熱手段を動作可能とする閉鎖板検知スイッチが配設
    されている ことを特徴とする電子レンジ。
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