JP2000215585A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JP2000215585A
JP2000215585A JP11010601A JP1060199A JP2000215585A JP 2000215585 A JP2000215585 A JP 2000215585A JP 11010601 A JP11010601 A JP 11010601A JP 1060199 A JP1060199 A JP 1060199A JP 2000215585 A JP2000215585 A JP 2000215585A
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disk
data
video data
compressed video
array device
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JP11010601A
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Hiroshi Mitani
浩 三谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定長の圧縮データを記録再生するビデオサー
バにおいて、フォールトトレラントなディスクアレイ装
置を構築する場合、一般のコンピュータ用のディスクア
レイ装置に広く用いられるRAID3方式を用いると、個々
のディスク装置に記録再生されるデータサイズが、ディ
スク装置にとってもっとも効率よく記録再生できるデー
タサイズより小さくなり、ディスクアレイ装置のとして
の効率が下がる。 【解決手段】一フレーム単位でディスク装置に記録再生
を行うようにするとともに、映像信号に固有のタイミン
グを利用して、ディスクをつなぐチャネルの利用効率を
向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮映像データを
記録再生するビデオサーバ、特にフレーム精度の要求さ
れる放送局用ビデオサーバに用いられるディスクアレイ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放送局などの大量の映像情報を取り扱う
場において、おもに作業効率の向上を狙って記録媒体が
テープからディスクに移りつつある。テープ媒体ではシ
ーケンシャルアクセスしか出来ないが、ディスク媒体を
用いるとランダムアクセスが出来るので、映像情報のア
クセス時間を格段に短縮することが出来、従って作業効
率を向上させることが出来る。しかし放送局などでもっ
とも重視されるのは、データの信頼性である。ディスク
装置の信頼性を確保する手段としては、Patters
on D A、”A Case for Redund
ant Arrays of Inexpensive
Disks(RAID)”論文に示された RAID
という手法が従来からコンピュータ用ディスクサブシス
テムの用途に利用されている。
【0003】RAIDはその動作方式によっていくつか
に分類されているが、映像データのような比較的データ
サイズが大きく、かつ、連続的に発生するデータに関し
ては、ブロック単位で複数ディスクにインターリーブし
てデータを記録し、各ディスクに記録されたデータのパ
リティデータを特定のディスクに記録する、RAID3
に分類される方式がビデオサーバなどに利用されること
が多い。すなわちRAID3は、データを複数のディス
ク装置に分けて並行転送することでデータ転送性能を高
め、さらにパリティディスク装置を設けることで、一台
のディスクが故障してもデータを喪失することなく、読
み出すことが出来るものである。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】一般的にライトキャッ
シュを持つディスク装置への書き込み性能は、一回あた
りに書き込むデータサイズによって変化する。データサ
イズが小さいと書き込みに関わるコマンド処理や、最初
の書き込み位置へのトランスデューサの位置決めなどに
かかるオーバヘッドの書き込み処理全体に占める割合が
大きくなるため、書き込み性能は低下する。
【0005】一方、データサイズが大きいと書き込み性
能は記録メディアそのものへの書き込み速度、すなわち
メディア転送速度によって律速される。一般にメディア
転送速度は、ディスク装置が接続されるチャネルの転送
速度より低いので、メディア転送速度が律速状態のと
き、書き込むべきデータは一回ではディスク装置に転送
することができず、複数回に分割されてチャネル上を転
送されることになる。結局、ある特定のディスク装置の
書き込みデータが転送され始めて、転送が終了するまで
実質的にチャネルを占有することになる。
【0006】すなわち、書き込み性能はデータサイズが
小さいとディスク装置自体の書き込み性能が低下し、デ
ータサイズが大きいとチャネルの利用効率が低下する。
したがって、同じチャネルを共有し複数のディスク装置
が結合されているディスクアレイ装置では、データサイ
ズに最適値が存在する。すなわちこの最適値のデータサ
イズでデータを転送するとき最も効率よくデータを書き
込むことが出来る。
【0007】ところでチャネルあたりのディスク装置の
台数は、一次的にはディスクアレイ装置全体の総容量あ
るいは、最大データ伝送レートによって決定される。と
ころが、近年、急速に普及しつつある圧縮映像信号のデ
ータサイズは、圧縮の効果で一フレーム分がたかだか数
百キロバイト程度のサイズしかない。ここで日本や米国
で採用されているNTSC方式では、一フレームの画面
は525本の走査線をもち、毎秒30フレームで構成さ
れる。一方、欧州などで採用されているPAL方式など
では一フレームの画面は625本の走査線をもち、毎秒
25フレームで構成される。前者を525/30システ
ム、後者を625/25システムと呼ぶ。例えば、DV
圧縮方式では一フレームのデータサイズは525/30
システムの場合120000バイト、625/25シス
テムの場合144000バイトである。このデータを前
述のように同一チャネル上の複数のディスク装置にイン
ターリーブして記録すると一台一台のディスク装置に記
録されるデータサイズはかなり小さなサイズになる。現
状でディスク装置にもっとも効率よく記録できるデータ
サイズはおよそ64キロバイトから256キロバイト程
度の範囲にあるので、書き込み効率が低下する。
【0008】これを避けるために、複数のフレームをま
とめて記録することで一回あたりの書き込みデータサイ
ズを大きくし、前述の効率の良いデータサイズに近づけ
るという方法もある。しかし、この方法では複数のフレ
ームをまとめて取り扱うため、応答速度が遅くなる。放
送局用ビデオサーバでは、フレーム精度のアクセスが要
求されるため応答速度の低下は操作性を大きく損なう。
【0009】また、ディスクアレイ装置への書き込み、
あるいは読みだし要求が映像データを取り扱う場合は、
映像信号のフレーム周期ごとに発生するにも関わらず、
ディスク装置が接続されるチャネル上のデータ転送自体
は、ディスク装置の書き込み、あるいは読みだし処理に
要する時間が一定ではないため、非同期に行われる。こ
のためチャネル上で待ちや競合が発生し効率が低下す
る。
【0010】本発明は、圧縮映像信号の1フレーム分を
同一チャネル上の複数のディスク装置にインターリーブ
して記録すると一台一台のディスク装置に記録されるデ
ータサイズは小さなサイズになり書き込み効率が低下
し、複数のフレームにまとめて記録することで一回あた
りの書き込みデータサイズを大きくするとフレーム精度
のアクセスをする場合に応答速度が低下し操作性が悪く
なり、ディスクアレイ装置への書き込みあるいは読み出
し要求が映像データを取り扱う場合は映像信号がフレー
ム周期毎に発生するに関わらずディスク装置の書き込み
あるいは読み出し処理に要する時間が一定でないため非
同期に行われ、チャネル上で待ちや競合が発生し効率が
低下するという課題を考慮し、圧縮映像データを取り扱
うビデオサーバにおいて、ディスク装置の書き込み性能
を高く保つとともに、チャネルの利用効率の低下を防ぐ
ことができるディスクアレイ装置を提供することを目的
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために第1の本発明(請求項1に対応)は、圧縮映像デ
ータを記録再生するビデオサーバに使われるディスクア
レイ装置であって、前記圧縮映像データの一フレーム単
位を前記ディスクアレイ装置を構成する複数のディスク
装置の中の一台のディスク装置に対応させて記録再生す
る記録再生手段と、所定の時間間隔でタイミング情報を
生成するタイミング情報生成手段と、前記タイミング情
報生成手段で生成された前記タイミング情報に基づい
て、前記記録再生手段を構成する複数のディスク装置を
順次入れ替わり使用するよう制御する制御手段とを備え
たことを特徴とするディスクアレイ装置である。
【0012】また第2の本発明(請求項2に対応)は、
少なくとも2種類以上の信号方式の信号が入力される場
合、前記タイミング情報生成手段は、いずれの信号方式
に基づいているかを判別し、前記所定の時間間隔を変え
ることを特徴とする第1の発明に記載のディスクアレイ
装置である。
【0013】また第3の本発明(請求項3に対応)は、
圧縮映像データを記録再生するビデオサーバに使われ、
ディスク装置故障時に蓄積された圧縮映像データを再構
築するためのパリティディスク装置と、前記パリティデ
ィスク装置以外に一台または複数台のディスク装置とを
備えたディスクアレイ装置であって、前記圧縮映像デー
タを記録再生する記録再生手段とを備え、前記パリティ
ディスク装置は、データを書き込む際に、書き込みに先
だって前記書き込みデータが書き込まれる領域に記録さ
れていたデータを一旦読みだし、前記書き込みデータと
の所定の演算を行い、前記演算の結果を書き込むことを
特徴とするディスク装置である。
【0014】また第4の本発明(請求項4に対応)は、
圧縮映像データを記録再生するビデオサーバに使われる
ディスクアレイ装置であって、A方式の毎秒表示される
フレーム数を整数化した数とB方式の毎秒表示される数
のフレーム数を整数化した数との最小公倍数に実質上一
致する回転数で毎秒回転するスピンドルモータ手段と、
前記圧縮映像データの一フレーム単位を前記ディスクア
レイ装置を構成する複数のディスク装置の中の一台のデ
ィスク装置に対応させて記録再生する記録再生手段とを
備え、前記A方式で前記圧縮映像データが送られてくる
場合、前記複数台のディスク装置のうち各チャンネルあ
たり前記A方式の毎秒表示されるフレーム数で前記最小
公倍数を除した値の台数のディスク装置が使用され、前
記B方式で前記圧縮映像データが送られてくる場合、前
記複数台のディスク装置のうち各チャンネルあたり前記
B方式の毎秒表示されるフレーム数で前記最小公倍数を
除した値の台数のディスク装置が使用されことを特徴と
するディスクアレイ装置である。
【0015】また第5の本発明(請求項5に対応)は、
前記スピンドルモータ手段は、外部から供給される回転
基準信号に位相ロック可能であることを特徴とする第4
の発明に記載のディスクアレイ装置である。
【0016】また第6の本発明(請求項6に対応)は、
基準映像同期信号からフレーム周期のフレームパルスを
取り出す同期分離手段と、前記フレームパルスと、前記
スピンドルモータ手段の回転により発生するPGパルス
信号を前記圧縮映像データの毎秒表示されるフレーム数
を整数化した数で前記最小公倍数を除した数だけ分周し
たパルスとを比較する比較手段と、前記比較手段での前
記比較結果を前記スピンドルモータ手段の回転に反映さ
せる制御手段とを備えたことを特徴とする第4の発明に
記載のディスクアレイ装置である。
【0017】また第7の本発明(請求項7に対応)は、
前記A方式とは、NTSC方式であり、毎秒表示される
フレーム数は30であり、前記B方式とは、PAL方式
であり、毎秒表示されるフレーム数は29.97であ
り、前記最小公倍数は150であることを特徴とする第
4〜6の発明のいずれかに記載のディスクアレイ装置で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図1から図5を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は実施の形態1にお
ける本発明のディスクアレイ装置のブロック図である。
【0020】図1において101は同期分離回路であ
る。一般に、放送局のような複数の映像機器が使われる
ような場所においては、映像機器間で映像データをやり
とりする際に、映像機器間で時間基準を共有するために
基準映像同期信号が使われる。
【0021】同期分離回路101ではこの基準映像同期
信号を受け、まず、基準映像同期信号の信号方式を判定
する。同期分離回路101では一フレームを構成する走
査線数から、基準映像同期信号の信号方式、すなわち、
本発明のディスクアレイ装置が記録再生すべき信号の方
式を判定することができる。
【0022】同期分離回路101では基準映像同期信号
から水平同期信号とフレームパルスを抽出する。フレー
ムパルスはフレーム周期の信号であり、625/25シ
ステムでは25Hz、525/30システムでは29.
97Hzの信号である。水平同期信号は水平同期周期の
信号であり、625/25システムでは15625H
z、525/30システムでは15734Hzの信号で
ある。
【0023】Hカウンタ102では同期分離回路101
の出力する水平同期信号をカウントする。カウント値は
同じく同期分離回路101の出力するフレームパルスで
リセットされる。したがって、625/25システムで
はカウント値は0から始まって、水平同期信号の到来ご
とに1づつ増え、624まで増えたのち、到来するフレ
ームパルスによってリセットされ、0に戻る。525/
25システムではカウント値は0から始まって524ま
で増え、0に戻るという動作を繰り返す。
【0024】CPU103はバス104を介してバス1
04上にある台数レジスタ105に対して、ディスクア
レイ装置の一つのチャネル上にあるディスク装置の台数
を設定する。図1の例では4台のディスク装置があるの
で、値4を台数レジスタ105に設定する。
【0025】プリセットレジスタ106では、同期分離
回路101で判定された信号方式と、台数レジスタ10
5の設定値から、コンパレータ107に送るべきプリセ
ット値を算出する。プリセット値は、各信号方式の総ラ
イン数を台数レジスタ105の設定値で除したものの整
数倍の値のうち、総ライン数を越えないものである。例
えば、625/25システムでは、625/4=15
6.25なので、整数倍の0、156.25、312.
5、468.75である。カウンタ102のカウント値
は整数なので、それぞれを整数に丸めた0、156、3
13、469をプリセット値とする。同様に525/3
0システムでは、0、131、263、394をプリセ
ット値とする。このようにプリセットレジスタでは、複
数の整数を保持することが出来る。
【0026】コンパレータ107では、Hカウンタ10
2のカウント値と、プリセットレジスタ106の値を比
較し、一致するタイミングでCPU103に対して割り
込み信号を送る。CPU103では、コンパレータ10
6からの割り込み信号が到来すると、そのタイミングを
基準としてディスクコントローラ109を介して、ディ
スク1(110)、ディスク2(111)、ディスク3
(112)、ディスク4(113)に対する映像データ
の書き込み、あるいは読み出しを行う。ディスク1(1
10)、ディスク2(111)、ディスク3(11
2)、ディスク4(113)に記録再生される映像デー
タは、入出力I/F108を通じて外部から取り込み、
あるいは送出を行う。図1では、入出力I/Fに4つの
映像データが入力されている。
【0027】図2は図1のディスクアレイ装置のディス
ク1(110)、ディスク2(111)、ディスク3
(112)、ディスク4(113)への書き込み動作の
タイミングを示すタイムチャートである。タイムチャー
トにおいて横向きの破線の矢印は書き込みにさきだつ準
備のための遅延を、矩形は実際にディスク装置が接続さ
れたチャネル上をデータが転送されていることを表して
いる。
【0028】従来のディスクアレイ装置では、書き込み
のタイミングは、書き込み動作が入出力I/F108へ
のデータの到来によって要求されることによって開始さ
れる。すなわち、本発明の対象とする固定長の圧縮映像
データでは、フレーム周期ごとに書き込み動作が開始さ
れる。たとえば一フレームの期間に4台のディスク装置
に対する書き込みを行う場合を考えると、図2(a)の
ようにT1のタイミングで4台すべてのディスク装置に
対して一度に書き込みの指令を与える方法と、図2
(b)のようにディスク装置一台ずつに書き込みの指令
を与え、そのディスク装置の書き込みが完了した時点で
次のディスク装置に書き込みの指令を与える、というよ
うに順次に書き込みの指令を与える方法がある。
【0029】一度に書き込みの指令を与えると、チャネ
ル上での転送がディスク装置間で干渉しあうため、一台
のディスク装置についてみれば、単独でチャネルを独占
して転送を行う場合にくらべて転送に時間がかかる。特
に所定時間内に転送が完了せず、ディスクの回転待ちが
入った場合、わずかの転送時間遅れがより大きな転送時
間の遅れとなって現われる。
【0030】次に順次に書き込みの指令を与えると、一
度に書き込みの指令を与えた場合のようにチャネル上で
転送が干渉しあうこともないため、個々のディスク装置
にとっては最も速い速度で転送を行うことができる。と
ころがなんらかの原因で転送や書き込みの処理に遅延が
発生すると、それ以降の転送に遅延が繰り越される。図
2(b)ではディスク3に対する書き込みの指令に対し
て実際の転送はやや遅れて発生している。ディスク3に
続いて書き込みを行うディスク4への書き込みが行われ
るタイミングもその分、遅延することになる。
【0031】本発明のディスクアレイ装置では、一フレ
ームの期間をディスク台数分にほぼ均等に分けたタイミ
ングでCPU103に割り込みがかけられので、CPU
103はそれをもとにディスク装置に対して書き込み指
令を与えることができる。つまり、図2(c)のよう
に、それぞれのディスク装置に対して、T1、T2、T
3、T4のタイミングで書き込み指令を送ることができ
る。ここで、T1、T2、T3、T4は、それぞれ62
5/25システムの場合プリセット値である0、15
6、313、469の値にフレームパルスのカウント数
が一致するタイミングであり、同様に525/30シス
テムの場合プリセット値である0、131、263、3
94の値にフレームパルスのカウント数が一致するタイ
ミングの時刻である。それぞれの転送が相互に干渉しな
いためには、フレーム周期をディスク装置の台数で除し
た周期以内に個々のディスク装置に対する転送が完了す
る必要がある。本発明の対象とする固定長の圧縮データ
のデータサイズはおよそ数百キロバイト程度であり、こ
れを分割せず、一つのディスク装置に書き込みおよび読
みだしを行えば、ディスク装置をもっとも効率よく記録
再生することが可能で、例えば、ANSI X3T10
/1071D SCSI−3 Fastー20に規定さ
れる20MB/sec程度と同等以上のチャネル転送速
度を持つディスク装置であれば、容易に実現することが
できる。
【0032】このように図1の実施の形態1における本
発明のディスクアレイ装置では、チャネル上でそれぞれ
のディスク装置の転送どうしが干渉することを防ぐこと
ができると同時に、あるディスク装置の書き込みの処理
の遅延が全体に波及することも防ぐことができる。
【0033】なお、上記の実施例では、台数レジスタ1
05、プリセットレジスタ106を個別のハードウェア
的な構成要素として説明したが、ソフトウェア的な手段
を用いて上述の手順に従ってプリセットレジスタ106
に設定すべき値を算出し、台数レジスタ105を設けず
に、直接プリセットレジスタ106に設定する構成とし
ても同様の効果を得ることができる。
【0034】(実施の形態2)図3は実施の形態2にお
ける本発明のディスクアレイ装置のタイムチャートであ
る。信頼性を要求される用途では、データそのものを記
録再生するデータディスク装置に加えて、それぞれのデ
ィスク装置に記録されるデータ間の排他的論理和を取っ
たパリティデータを記録する、パリティディスク装置を
設ける。
【0035】パリティディスク装置に一般的なディスク
装置を使い、一フレーム単位の圧縮映像データを一台の
ディスク装置に対応させて記録再生するには図3(a)
のようなタイムチャートとなる。この例ではディスク装
置1に一フレーム分のデータを記録する場合を示してい
る。まず、ディスク装置1のこれからデータを書き込む
領域に記録されていたデータを読み出す(301)。次
に、パリティディスク装置から対応するパリティデータ
を読み出す(302)。ディスク装置1の読み出しが完
了すれば、CPUでは、ディスク装置1の書き込むデー
タとディスク装置1から読み出されたデータの間でパリ
ティ計算1(303)を行う。これと並行してディスク
装置1に一フレーム分のデータを書き込む(304)。
次にパリティディスク装置の読みだし(302)が完了
すれば、この読み出したデータとパリティ計算1(30
3)の結果とでパリティ計算2(306)を行う。パリ
ティ計算2(306)が終れば、その計算結果をパリテ
ィディスク装置に書き込む(305)。
【0036】この例では、ディスク装置1については、
書き込み処理(304)が読みだし処理(301)を追
い越さなければ、コマンドを同時に、例えば読みだしコ
マンドと同時に発行することも可能である。ところがパ
リティディスク装置については、パリティ計算2(30
6)はパリティディスク装置の読みだし(302)が完
了するのを待たねば開始できず、書き込み処理(30
5)はCPUのパリティ計算2(306)が終らないと
コマンドを発行できない。すなわち、パリティディスク
装置については、すべての処理が順次に処理されなけれ
ばならず、コマンドの先行発行ができるディスク装置1
の処理に比べて効率を上げることが難しい。さらに、パ
リティディスク装置の処理はディスク装置1以外の他の
ディスク装置への書き込みに際しても必要になるので、
パリティディスク装置の処理がディスクアレイ装置全体
の処理効率に大きく影響する。
【0037】次にパリティディスク装置が、本発明の請
求項に記載のもの、すなわち、データを書き込む際に、
書き込みに先だって書き込みデータが書き込まれる領域
に記録されていたデータを一旦読みだし、ディスク装置
自体が書き込みデータとの排他的論理和演算を行い、演
算結果を書き込む機能をもつものであれば、タイムチャ
ートは図3(b)のようになる。
【0038】ディスク装置1に関する処理は図3(a)
と同じであるが、パリティディスク装置に関しては、装
置自体がパリティ計算を行う機能を持っているため、パ
リティ書き込み307を一度行うだけでよい。これによ
り、チャネル上を流れるデータ量が削減されるととも
に、CPUにとってはパリティ計算の結果がパリティデ
ィスク装置に書き込まれることが保証されればパリティ
書き込みのタイミングは自由に設定できるので、処理の
待ち合わせなどの処理効率を低下させる要因がない。
【0039】すなわち図3において読み出し、書き込み
は同時にバスあるいはチャンネル上においてデータ転送
が行われることを示している。図3(a)では4回転送
が行われているが、図3(b)では3回転送を行うだけ
でよい。
【0040】さらに、複数のディスク装置への書き込み
が、パリティディスク装置の共通の領域を同時に利用す
るようにディスク装置上のデータ配置を設定すれば、パ
リティ書き込みの回数を削減でき、チャネルの利用度を
向上させることができ、ディスクアレイ装置の性能を向
上させることができる。
【0041】(実施の形態3)図4は実施の形態3にお
ける本発明のディスクアレイ装置のディスク装置の回転
位相と転送のタイミングを示す模式図である。前述のよ
うに本発明では取り扱う信号方式のフレーム周期をディ
スク装置の台数で分割したより短い期間内に各ディスク
装置の転送を割り当てることにより、それぞれのディス
ク装置の転送が相互に干渉せずに行うことができる。さ
らに実施の形態3では、ディスク装置の回転数がおよそ
150Hzで、625/25システムではチャネルあた
りのディスク装置台数が6台、525/30システムで
はチャネルあたりのディスク装置台数が5台であると
き、さらに効率よく転送が行うことができることを示
す。
【0042】図4(a)および図4(b)は場合のチャ
ネル上をデータがどのように流れているかを示すタイミ
ングチャートである。図4(a)は625/25システ
ムで、チャネルあたりのディスク装置台数を6台にした
場合、図4(b)は525/30システムでチャネルあ
たりのディスク装置台数を5台にした場合である。とも
に、1台のディスク装置の転送が一フレーム周期内に占
める期間は約6.67msである。そこでディスク装置
の回転周期とこの転送期間が一致するようにディスク装
置の回転数を選ぶと、図4(c)のように、各ディスク
装置の転送が開始されるタイミングと、ディスク装置の
回転位相が常に一定の関係になる。
【0043】ところが一般にハードディスク装置の回転
数としてよく採用される毎分7200回転(毎秒120
回転)の場合は図4(d)のようになり、各ディスク装
置の転送と回転位相の関係は一定ではなくなる。このた
め、記録あるいは再生すべきデータの位置までディスク
が回転するまでの待ち時間が一定ではなくなる。このた
め、転送を指示するコマンドを一定の間隔で発行して
も、実行できるタイミングにばらつきが出るため、実際
に転送が行われるタイミングはずれることになる。結果
として、チャネル上でデータ転送どうしが干渉し合わな
いように、時間をずらせたにもかかわらず、予定より遅
れた転送が次の転送に干渉を起こしたりする。
【0044】実施の形態3では、ディスク装置の回転数
を625/25システムと、525/30システムのそ
れぞれのフレーム周波数の最小公倍数である、150H
z、すなわち毎秒150回転とする。これにより、62
5/25システムと525/30システムの両方に対応
できる。ところがディスク装置の回転数が毎秒150回
転であるだけで、回転位相が記録あるいは再生される映
像データのフレーム位相にロックしていないと、各ディ
スク装置間の回転位相関係が一意に決まらないので、い
ぜんとして各ディスク装置間の転送タイミングにバラツ
キが出ることになる。すなわち、各ディスク装置の回転
位相関係を一定に保つには位相ロックが必要である。
【0045】そこで、625/25システムでは150
Hzの回転基準信号に、525/30システムでは1/
1000補正に対応して(150/1.001)Hzの
回転基準信号に対して、それぞれ位相ロックがかけられ
るディスク装置とすることで、各ディスク装置の転送が
チャネル上で相互に干渉しあわずに転送することができ
るディスクアレイ装置とすることができる。
【0046】なお、本実施の形態では625/25シス
テムで、チャネルあたりのディスク装置台数を6台に
し、525/30システムでチャネルあたりのディスク
装置台数を5台にする場合に限らない。625/25シ
ステムでは、6台以上のディスク装置を有していても構
わない。ただし実際にデータを書き込む際に使用するデ
ィスク装置が6台でありさえすればよい。また同様に5
25/30システムでは、5台以上のディスク装置を有
していても構わない。ただし実際にデータを書き込む際
に使用するディスク装置が5台でありさえすればよい。
【0047】(実施の形態4)図5は実施の形態4にお
ける本発明のディスクアレイ装置を構成するデータディ
スク装置ならびにパリティディスク装置のブロック図で
ある。
【0048】ディスクアレイ装置への書き込みあるいは
読みだしのタイミングと同期した基準映像同期信号は、
ディスク装置に内蔵された同期分離回路501に入力さ
れフレームパルスと方式選択信号が取り出される。ディ
スク装置のディスク502を回転させるスピンドルモー
タ503はディスク502の一回転につき一回のPGパ
ルス信号を発生する。前述のように毎秒150回転する
ディスクでは、PGパルス信号は150Hzの信号とな
る。
【0049】PGパルス信号は5分周器504と6分周
器505に入力され、5分周器504からはディスク5
02の回転に同期した30Hzの信号が、6分周器50
5の出力からは25Hzの信号が、それぞれ出力され
る。スイッチ506では同期分離回路501の出力する
方式選択信号に基づいて入力を選ぶ。525/30方式
では5分周器50から、625/25方式では6分周器
505から入力する。位相比較器507では、同期分離
回路501の出力するフレームパルスと、スイッチ50
6で選択された分周されたPGパルス信号との位相比較
を行い、位相誤差に比例した位相誤差信号を出力する。
スピンドルモータ503を駆動するドライバ508では
PGパルス信号の周期を計測することで、スピンドルモ
ータ503が毎秒150回転で回転するように回転速度
フィードバックを行うとともに、位相比較器507から
出力される位相誤差信号をもとに、基準映像同期信号と
ディスク502の回転位相が一致するように位相フィー
ドバックを行う。
【0050】以上の構成により、実施の形態4では、基
準映像同期信号そのものをディスク装置に入力すること
で、基準映像同期信号にディスク装置の回転位相を同期
させることができる。また、信号方式をディスク装置自
体が識別するので、ディスク装置を信号方式によって別
々に用意する必要もない。
【0051】なお、本実施の形態のディスクコントロー
ラ109、ディスク1(110)、ディスク2(11
1)、ディスク3(112)、ディスク4(113)は
本発明の記録再生手段の例であり、本実施の形態の同期
分離101、Hカウンタ102、コンパレータ107、
プリセットレジスタ106、台数レジスタ105は本発
明のタイミング情報生成手段の例であり、本実施の形態
のCPU103は本発明の請求項1記載の制御手段の例
であり、本実施の形態のスピンドルモータ503は本発
明のスピンドルモータ手段の例であり、本実施の形態の
同期分離501は本発明の同期分離手段の例であり、本
実施の形態の位相比較507は本発明の比較手段の例で
あり、本実施の形態のドライバ508は本発明の請求項
6記載の制御手段の例である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなように
本発明によれば、チャネル上で各ディスク装置に転送す
る圧縮映像データどうしが干渉せずに転送ができるディ
スクアレイ装置を提供することが出来る。さらに信頼性
を確保するためパリティディスク装置を設けた場合で
も、固定長の圧縮映像データをディスク装置に記録再生
する際に効率の良い一フレーム単位のデータサイズで行
うことができるディスクアレイ装置を提供することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディスクアレイ装
置のブロック図
【図2】図1のディスクアレイ装置の書き込み動作のタ
イミングチャート
【図3】ディスク装置がパリティ計算機能を持つ場合の
タイミングチャート
【図4】ディスク装置を150Hzの回転数とした回転
位相と転送の模式図
【図5】本発明のディスクアレイ装置のディスク装置の
ブロック図
【符号の説明】
101 同期分離回路 102 Hカウンタ 103 CPU 104 バス 105 台数レジスタ 106 プリセットレジスタ 107 コンパレータ 108 入出力I/F 109 ディスクコントローラ 110、111、112、113 ディスク装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮映像データを記録再生するビデオサ
    ーバに使われるディスクアレイ装置であって、 前記圧縮映像データの一フレーム単位を前記ディスクア
    レイ装置を構成する複数のディスク装置の中の一台のデ
    ィスク装置に対応させて記録再生する記録再生手段と、 所定の時間間隔でタイミング情報を生成するタイミング
    情報生成手段と、 前記タイミング情報生成手段で生成された前記タイミン
    グ情報に基づいて、前記記録再生手段を構成する複数の
    ディスク装置を順次入れ替わり使用するよう制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とするディスクアレイ装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2種類以上の信号方式の信号
    が入力される場合、前記タイミング情報生成手段は、い
    ずれの信号方式に基づいているかを判別し、前記所定の
    時間間隔を変えることを特徴とする請求項1記載のディ
    スクアレイ装置。
  3. 【請求項3】 圧縮映像データを記録再生するビデオサ
    ーバに使われ、ディスク装置故障時に蓄積された圧縮映
    像データを再構築するためのパリティディスク装置と、
    前記パリティディスク装置以外に一台または複数台のデ
    ィスク装置とを備えたディスクアレイ装置であって、 前記圧縮映像データを記録再生する記録再生手段とを備
    え、 前記パリティディスク装置は、データを書き込む際に、
    書き込みに先だって前記書き込みデータが書き込まれる
    領域に記録されていたデータを一旦読みだし、前記書き
    込みデータとの所定の演算を行い、前記演算の結果を書
    き込むことを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 圧縮映像データを記録再生するビデオサ
    ーバに使われるディスクアレイ装置であって、 A方式の毎秒表示されるフレーム数を整数化した数とB
    方式の毎秒表示される数のフレーム数を整数化した数と
    の最小公倍数に実質上一致する回転数で毎秒回転するス
    ピンドルモータ手段と、 前記圧縮映像データの一フレーム単位を前記ディスクア
    レイ装置を構成する複数のディスク装置の中の一台のデ
    ィスク装置に対応させて記録再生する記録再生手段とを
    備え、 前記A方式で前記圧縮映像データが送られてくる場合、
    前記複数台のディスク装置のうち各チャンネルあたり前
    記A方式の毎秒表示されるフレーム数で前記最小公倍数
    を除した値の台数のディスク装置が使用され、前記B方
    式で前記圧縮映像データが送られてくる場合、前記複数
    台のディスク装置のうち各チャンネルあたり前記B方式
    の毎秒表示されるフレーム数で前記最小公倍数を除した
    値の台数のディスク装置が使用されことを特徴とするデ
    ィスクアレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記スピンドルモータ手段は、外部から
    供給される回転基準信号に位相ロック可能であることを
    特徴とする請求項4記載のディスクアレイ装置。
  6. 【請求項6】 基準映像同期信号からフレーム周期のフ
    レームパルスを取り出す同期分離手段と、 前記フレームパルスと、前記スピンドルモータ手段の回
    転により発生するPGパルス信号を前記圧縮映像データ
    の毎秒表示されるフレーム数を整数化した数で前記最小
    公倍数を除した数だけ分周したパルスとを比較する比較
    手段と、 前記比較手段での前記比較結果を前記スピンドルモータ
    手段の回転に反映させる制御手段とを備えたことを特徴
    とする請求項4記載のディスクアレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記A方式とは、NTSC方式であり、
    毎秒表示されるフレーム数は30であり、前記B方式と
    は、PAL方式であり、毎秒表示されるフレーム数は2
    9.97であり、前記最小公倍数は150であることを
    特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のディスクア
    レイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8451485B2 (en) 2007-09-27 2013-05-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Device, method and computer readable medium for data writing

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