JPH11327807A - 情報記録及び又は再生装置及びその方法 - Google Patents

情報記録及び又は再生装置及びその方法

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JPH11327807A
JPH11327807A JP10133260A JP13326098A JPH11327807A JP H11327807 A JPH11327807 A JP H11327807A JP 10133260 A JP10133260 A JP 10133260A JP 13326098 A JP13326098 A JP 13326098A JP H11327807 A JPH11327807 A JP H11327807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リアルタイム性を必要とする情報の記録及び再
生処理に対する信頼生を向上し得るようにする。 【解決手段】本発明は、変更手段により各チヤンネルの
使用状況に応じて、予め各チヤンネルに割り当てられた
割当て時間のうち対応するチヤンネルの割当て時間を変
更し、記録及び又は再生手段により対応するチヤンネル
について、変更手段に変更した割当て時間に基づいて情
報を記録媒体に記録及び又は再生することにより、チヤ
ンネルの使用状況に応じて対応するチヤンネルの割当て
時間を比較的長く変更して記録動作及び又は再生動作の
リトライの繰り返し回数を増加させ、割当て時間が終了
しても記録エラー及び又は再生エラーが発生しているこ
とを大幅に減少でき、かくしてリアルタイム性を必要と
する情報の記録及び又は再生処理に対する信頼生を向上
し得る情報記録及び又は再生装置及び方法を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記録及び又は再
生装置及びその方法に関し、例えば博物館に設置され、
映像により所定の展示物を紹介する映像展示システムに
適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、映像展示システムにおいては、展
示物を紹介するための映像に応じた映像データを記録再
生するデータ記録再生装置が設けられており、この種の
データ記録再生装置として、図8に示すような複数のハ
ードデイスクドライブ2A〜2Iが並列的に設けられ
た、いわゆるデイスクアレイ装置1と呼ばれるものがあ
る。
【0003】このデイスクアレイ装置1としては、各ハ
ードデイスクドライブ2A〜2Iに対する入力データや
パリテイデータの分配方法等によつていくつかの種類の
ものが提案されており、現在では、この図8に示すよう
に、入力された映像データをデイスクアレイコントロー
ラ3においてビツト又はバイト単位等の所定単位毎にス
トライピング(分離)し、得られる所定単位のデータ
(以下、これを分離データと呼ぶ)をデータ記録再生用
の複数のハードデイスクドライブ2A〜2Hに振り分け
るようにして一斉に読み書きさせると共に、これら分離
データに基づいてパリテイデータを生成し、これをパリ
テイ記録再生用のハードデイスクドライブ2Iに読み書
きさせる「RAID−3」と呼ばれる構成のものが広く
用いられている。
【0004】実際上このデイスクアレイ装置1において
は、パリテイデータをパリテイ記録再生用のハードデイ
スクドライブ2Iに保持する分、データ記録再生用の各
ハードデイスクドライブ2A〜2Hのいずれか1台が故
障した場合においても、他の正常動作する各ハードデイ
スクドライブ2A〜2Hから読み出した分離データとこ
れらに対応するパリテイデータとに基づいて、故障した
ハードデイスクドライブ2A〜2Hに振り分けた分離デ
ータを再現することができるため、記録再生に対する信
頼性が比較的高く、また複数台(例えばN台)のハード
デイスクドライブ2A〜2Hにより一台当たりの実行転
送レートの約N倍の転送レートと、当該ハードデイスク
ドライブ2A〜2Hの一台当たりの記録容量の約N倍の
記録容量とをもつデータ記録再生装置として使用するこ
とができる利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで図7に示すよ
うに、一般的にハードデイスクドライブ4においては、
ターンテーブル5上にハードデイスク6が回転自在に保
持されると共に、回転駆動機構部7にアーム8の一端部
が回転自在に保持され、またこのアーム8の他端部にヘ
ツド9が設けられて構成されている。
【0006】この場合ハードデイスクドライブ4におい
ては、ターンテーブル5を介してハードデイスク6を回
転させた状態において、回転駆動機構部7によりアーム
8を一端部を中心にして回転させるようにしてヘツド9
をハードデイスク6の径方向に移動させて所望の位置に
位置させ、これによりハードデイスク6の所望の円周上
にヘツド9を介して映像データを記録し、又は当該記録
した映像データを再生することができる。
【0007】ところで一般的にハードデイスクドライブ
4においては、データ記録時、回転駆動機構部7により
アーム8を回転させてヘツド9をハードデイスク6の径
方向に移動させても、当該回転駆動機構部7及びアーム
8等の機械的精度により映像データの記録対象位置にヘ
ツド9を正確に位置させ難く、この結果一回の記録動作
では映像データの記録を正しく行えずに記録エラーが発
生する場合がある。
【0008】このためこのように記録エラーが発生した
場合には、この記録動作を複数回リトライさせるように
してハードデイスク6を一回転させる毎にヘツド9の位
置を補正することにより、記録することができなかつた
映像データを記録するようになされている。
【0009】またハードデイスクドライブ4は、ハード
デイスク6の特性上、データ再生時、1回の再生動作で
は映像データの再生を正しく行えずに再生エラーが発生
しても、再生動作をリトライすることによりこの映像デ
ータを再生することができる場合がある。
【0010】因みにこのような再生動作の1回のリトラ
イでは映像データを再生することができないような場合
でも、この再生動作のリトライの回数を多くする程、こ
の映像データを再生することができる可能性が増大する
ような特性を有している。
【0011】このため上述したデイスクアレイ構成でな
るデータ記録再生装置では、記録処理及び再生処理にそ
れぞれ1回の記録動作及び再生動作に必要となる時間よ
りも所定時間長い割当て時間(以下、これをタイムアウ
ト時間と呼ぶ)を割り当て、データ記録時には、このタ
イムアウト時間内において1回目の記録動作を行い、こ
の記録動作により記録エラーが発生した場合には当該タ
イムアウト時間が終了するまでの間に記録動作を複数回
リトライさせると共に、データ再生時にもこのタイムア
ウト時間内において1回目の再生動作を行い、この再生
動作により再生エラーが発生した場合には当該タイムア
ウト時間が終了するまでの間に再生動作を複数回リトラ
イさせるようになされている。
【0012】因みにこのデータ記録再生装置では、デー
タ再生時、データ記録再生用のいずれか1台のハードデ
イスクドライブ2A〜2Hにおいて再生エラーが発生
し、タイムアウト時間内で分離データを再生することが
できない場合には、タイムアウトエラーとしてこの再生
することができなかつた分離データを、他の正常動作す
るハードデイスクドライブ2A〜2Iから読み出した分
離データとこれらに対応するパリテイデータとに基づい
て再現するようになされている。
【0013】ところでこのデータ記録再生装置では、例
えば1秒間に記録処理及び再生処理を時分割的に並列に
行うことのできる数(チヤンネル)が予め所定数(例え
ば16チヤンネル)に設定されており、この設定された全
チヤンネル分の記録処理及び再生処理を時分割的に並列
に行うことを想定してこれら各チヤンネルに対するタイ
ムアウト時間を比較的短い固定の時間として設定してい
た。
【0014】ところがこのデータ記録再生装置では、映
像展示システムの設置された博物館の開館に先立つて映
像データを記録したり、また博物館に訪れた来展者の要
望に応じて映像データを再生する等のように全チヤンネ
ル分の記録処理及び再生処理を常時行うわけではないこ
とから、これら記録処理及び再生処理の処理時間に余裕
ができるにも係わらずにタイムアウト時間を変更しない
ようになされていた。
【0015】このためデータ記録時には、各ハードデイ
スクドライブ2A〜2Iのうち、いずれかのハードデイ
スクドライブ2A〜2Iにおいてタイムアウト時間内で
分離データを記録することができずにタイムアウトエラ
ーが発生する場合があり、この場合には、この記録する
ことができなかつた分離データを改めて記録するための
時間が必要となり、リアルタイム性を必要とする映像デ
ータの記録に対する信頼性が低い問題があつた。
【0016】またデータ再生時には、各ハードデイスク
ドライブ2A〜2Iのうち、少なくとも2台のハードデ
イスクドライブ2A〜2Iにおいてタイムアウトエラー
が発生する場合があり、この場合にはこれら再生するこ
とができなかつた少なくとも2つの分離データ又はパリ
テイデータを再現することができないことから、リアル
タイム性を必要とする映像データが再生途中に途切れ、
当該映像データの再生に対する信頼性が低い問題があつ
た。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、リアルタイム性を必要とする情報の記録及び又は再
生処理に対する信頼生を向上し得る情報記録及び又は再
生装置及びその方法を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、情報の記録及び又は再生処理を予
め設定されたチヤンネル数で時分割的に行う情報記録及
び又は再生装置において、情報を記録媒体に記録及び又
は再生する記録及び又は再生手段と、各チヤンネルの使
用状況に応じて、予め各チヤンネルにそれぞれ割り当て
られた記録及び又は再生手段による記録及び又は再生処
理のための割当て時間のうち、対応するチヤンネルの割
当て時間を変更する変更手段とを設けるようにした。
【0019】この結果、チヤンネルの使用状況に応じて
対応するチヤンネルの割当て時間を比較的長く変更し、
記録及び又は再生処理において1回の記録動作及び又は
再生動作により記録エラー及び又は再生エラーが発生し
ても、これに続く記録動作及び又は再生動作のリトライ
の繰り返し回数を増加させることにより当該割当て時間
の終了に達したときに記録エラー及び又は再生エラーが
発生していることを大幅に減少させることができる。
【0020】また本発明においては、情報の記録及び又
は再生処理を予め設定されたチヤンネル数で時分割的に
行う情報記録及び又は再生方法において、各チヤンネル
の使用状況に応じて、予め各チヤンネルにそれぞれ割り
当てられた割当て時間のうち、対応するチヤンネルの割
当て時間を変更する第1のステツプと、対応するチヤン
ネルについて、第1のステツプにおいて変更した割当て
時間に基づいて情報を記録媒体に記録及び又は再生する
第2のステツプとを設けるようにした。
【0021】この結果、チヤンネルの使用状況に応じて
対応するチヤンネルの割当て時間を比較的長く変更し、
記録及び又は再生処理において1回の記録動作及び又は
再生動作により記録エラー及び又は再生エラーが発生し
ても、これに続く記録動作及び又は再生動作のリトライ
の繰り返し回数を増加させることにより当該割当て時間
の終了に達したときに記録エラー及び又は再生エラーが
発生していることを大幅に減少させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0023】(1)本実施の形態による映像展示システ
ムの構成 図1において、10は全体として本発明を適用した映像
展示システムを示し、デイスクアレイ構成でなるデータ
記録再生装置11と、複数の映像表示端末装置12A〜
12Nとが、これらデータ記録再生装置11及び各映像
表示端末装置12A〜12Nを制御するシステムコント
ローラ13に接続されて構成されている。
【0024】この場合各映像表示端末装置12A〜12
Nにおいては、システムコントローラ13の制御のもと
に、映像表示コントローラ15が内部に設けられたメモ
リ(図示せず)に予め記憶されたメニユー画像に応じた
画像データD1を読み出し、これを切換え器16を介し
て映像表示部17に与えることにより当該画像データD
1に基づくメニユー画像を表示し、かくしてこのメニユ
ー画像により博物館に訪れた来展者が各種展示物を検索
し得るようになされている。
【0025】そして映像表示コントローラ15は、来展
者により指定入力部18を介して所望の展示物が指定入
力された場合、この指定入力された展示物に応じた指定
信号S1をシステムコントローラ13に送出する。
【0026】このときシステムコントローラ13は、映
像表示コントローラ15から与えられた指定信号S1に
基づいてデータ記録再生装置11を制御し、当該データ
記録再生装置11に予め記録した対応する映像データD
2を再生させ、これを対応する映像表示端末装置12A
〜12Nの切換え器16に送出させる。
【0027】かくして映像表示コントローラ15は、シ
ステムコントローラ13の制御のもとに、切換え器16
によつて画像データD1をデータ記録再生装置11から
与えられた映像データD2に切り換えて映像表示部17
に与えることにより当該映像表示部17に、来展者によ
つて指定された展示物の映像を表示させる。
【0028】(2)データ記録再生装置の構成 ここでデータ記録再生装置11は、図2に示すように、
ストライピング回路20にデータ記録再生用の5台のハ
ードデイスクドライブ21A〜21Eがそれぞれ記録再
生処理部22A〜22Eを介して並列に接続されると共
に、パリテイ記録再生用のハードデイスクドライブ21
Fがパリテイ演算回路23及び記録再生処理部22Fを
介して接続されたデイスクアレイ構成の記録再生部24
を有し、システムコントローラ13から与えられる制御
信号S2に基づいてデータコントローラ25がデータ記
録再生装置11全体を制御するようになされている。
【0029】この場合データ記録再生装置11において
は、チヤンネルの数が予め例えば16チヤンネルに設定
されており、このうち例えば2チヤンネルが映像データ
D2の記録処理に割り当てられると共に、12チヤンネ
ルが映像データD2の再生処理に割り当てられ、また残
りの2チヤンネルが復旧処理に割り当てられているもの
の、これら16チヤンネルを常時全て使用して映像データ
D2の記録処理、再生処理及び復旧処理を行うわけでは
なく、映像データD2の記録処理及び復旧処理は必要に
応じて行うと共に、映像データD2の再生処理も各映像
表示端末装置12A〜12Nを介して来展者が展示物に
応じた映像の表示を指定したときのみ行うようしてこれ
ら各チヤンネルを必要に応じて使用するようになされて
いる。
【0030】ここでデータ記録再生装置11は、記録モ
ード時、外部のエンコーダ26から与えられる、映像デ
ータD2を所定フオーマツトで圧縮符号化してなる符号
化データD3をデータ入力部27を介してストライピン
グ回路20に取り込む。
【0031】ストライピング回路20は、符号化データ
D3を所定単位毎に順次分離した後、得られた分離デー
タD4を内部バス28を介して各記録再生処理部22A
〜22Eに順次振り分けて与えると共に、各記録再生処
理部22A〜22Eに分離データD4を振り分ける毎
に、これら各分離データD4をパリテイ演算回路23に
送出する。
【0032】またパリテイ演算回路23は、これら各分
離データD4に基づいてそのパリテイデータD5を生成
し、これを内部バス28を介して記録再生処理部22F
に送出する。
【0033】この場合各記録再生処理部22A〜22F
は、定期的にチヤンネルの使用数を検出し、この検出結
果に応じて現時点において使用されているチヤンネルに
予め割り当てられたタイムアウト時間を、このとき使用
されていないチヤンネルの余剰分となるタイムアウト時
間を振り分けて加えるようにして変更するようになされ
ている。
【0034】そして各記録再生処理部22A〜22F
は、ストライピング回路20から与えられた分離データ
D4と、パリテイ演算回路23から与えられたパリテイ
データD5とを、それぞれ対応するハードデイスクドラ
イブ21A〜21Fに与えることにより現時点のタイム
アウト時間(すなわちチヤンネルの使用数に応じて変更
したタイムアウト時間)内において記録処理を行うよう
にしてハードデイスクに記録させる。
【0035】またデータ記録再生装置11は、再生モー
ド時、各記録再生制御部22A〜22Fにより、各ハー
ドデイスクに振り分けて記録された分離データD4と、
所定のハードデイスクに記録された対応するパリテイデ
ータD5とを、各ハードデイスクドライブ21A〜21
Fを一斉に駆動させることにより現時点のタイムアウト
時間内において再生処理を行うようにして再生し、これ
らをパリテイ演算回路23に送出する。
【0036】そしてパリテイ演算回路23は、パリテイ
記録再生用のハードデイスクドライブ21Fから与えら
れたパリテイデータD5を必要に応じて用いながら、デ
ータ記録再生用の各ハードデイスクドライブ21A〜2
1Eからそれぞれ与えられた分離データD4により元の
符号化データD3を復元し、これを内部バス28を介し
て映像の要求のあつた映像表示端末装置12A〜12N
に対応するデコーダ29A〜29Nに送出する。
【0037】これによりデコーダ29A〜29Nは、パ
リテイ演算回路23から与えられる符号化データD3を
復号及び所定の処理を施すことにより元の映像データD
2に変換した後、これを対応する映像表示端末装置12
A〜12Nに送出する。
【0038】さらにこのデータ記録再生装置11は、デ
ータ記録再生用のハードデイスクドライブ21A〜21
Eのいずれか1台が故障してこれを新たなハードデイス
クドライブ21Gに交換する復旧モード時、各記録再生
処理部22A〜22Fにより、交換されたハードデイス
クドライブ21Gを除く他の正常動作するデータ記録再
生用の各ハードデイスクドライブ21A〜21Dとパリ
テイ記録再生用のハードデイスクドライブ21Fとを一
斉に駆動させることにより現時点のタイムアウト時間内
において再生処理を行うようにして分離データD4及び
対応するパリテイデータD5を読み出し、これらを内部
バス28を介してパリテイ演算回路23に送出する。
【0039】そしてパリテイ演算回路23は、正常動作
するデータ記録再生用の各ハードデイスクドライブ21
A〜21Dから与えられた分離データD4と、パリテイ
記録再生用のハードデイスクドライブ21Fから与えら
れたパリテイデータD5とに基づいて、故障したハード
デイスクドライブ21Eに振り分けられた分離データD
4を再現し、これを内部バス28を介して、交換された
ハードデイスクドライブ21Gに対応する記録再生処理
部22Eに送出する。
【0040】このとき記録再生処理部22Eは、パリテ
イ演算回路23から与えられた分離データD4を、交換
されたハードデイスクドライブ21Gに与えることによ
り現時点のタイムアウト時間内において記録処理を行う
ようにしてハードデイスクに記録させ、かくして故障し
たハードデイスクドライブ21Eに記録されていた分離
データD4を復旧することができるようになされてい
る。
【0041】(3)記録再生処理部の構成 ここで実際上各記録再生処理部22A〜22Fは、図3
に示すように、それぞれプロセツサ35と、DMA(Di
rect Memory Access)36と、第1及び第2のバツフア
メモリ37A及び37Bと、ハードデイスクドライブ制
御部(HDD制御部)38とが内部バス28を介して接
続されている。
【0042】この場合プロセツサ35には、内部にメモ
リ(図示せず)が設けられており、当該メモリに図4に
示すような、データコントローラ25から与えられる記
録コマンドCK及び再生コマンドCS(以下、これらを
まとめてアクセスコマンドと呼ぶ)に含まれる、当該ア
クセスコマンドに対応するチヤンネルの使用を表すチヤ
ンネル情報や、そのチヤンネルが記録処理又は再生処理
のいずれで使用されるかを表すコマンド情報、また現時
点のタイムアウト時間を表す処理時間情報やチヤンネル
番号、さらに記録処理又は再生処理すべき映像データD
2の識別子(ID:IDentification )を表す映像IDの各
種情報からなる管理テーブル39が書き込まれている。
【0043】そしてプロセツサ35は、データコントロ
ーラ25からアクセスコマンドが与えられる毎に、管理
テーブル39の内容をこのアクセスコマンドに含まれる
各種情報を加えるようにして変更すると共に、データコ
ントローラ25から与えられたアクセスコマンドに基づ
く記録処理又は再生処理が終了する毎に、管理テーブル
39の内容をこの終了したアクセスコマンドに対応する
各種情報を削除するようにして変更し、これによりこの
管理テーブル39により現時点において使用されている
チヤンネルの使用状況を管理し得るようになされてい
る。
【0044】またプロセツサ35は、この管理テーブル
39の内容を定期的に検索することにより現時点におい
て実行すべきアクセスコマンド(現時点において実行途
中のアクセスコマンドを含む)の数を検出し(すなわち
現時点におけるチヤンネルの使用数を検出し)、当該検
出結果に基づいて現時点において使用されているチヤン
ネルのタイムアウト時間を変更する。
【0045】すなわちプロセツサ35は、16チヤンネル
分の記録処理及び再生処理を時分割的に並列に行うため
のトータル時間を、Tm 〔msec〕、タイムアウトエラー
を検出してから分離データD4の再現するための演算処
理を開始するまで間のソフトウエア処理に必要とする時
間(以下、これをオーバーヘツド時間と呼ぶ)をTs〔m
sec〕、現時点において使用されているチヤンネルの数
(以下、これを現時点の使用チヤンネル数と呼ぶ)をC
n として、この現時点において使用されている各チヤン
ネルのタイムアウト時間TR 〔msec〕を次式
【0046】
【数1】
【0047】で表されるように、トータル処理時間Tm
〔msec〕からオーバーヘツド時間Ts〔msec〕を減算し
て1秒間(すなわちトータル処理時間)に16チヤンネル
分の全ての記録処理及び再生処理を行うために必要とな
るタイムアウト時間の合計時間(以下、これを合計タイ
ムアウト時間と呼ぶ)を算出し、この算出結果を現時点
の使用チヤンネル数Cn により除算することによりこの
合計タイムアウト時間を現時点において使用されている
各チヤンネルに均等に分割して振り分けるようにして求
める。
【0048】因みに現時点において16チヤンネル全てを
使用している場合には、トータル処理時間Tm 〔msec〕
を1000〔msec〕とし、オーバーヘツド時間Ts 〔msec〕
を 200〔msec〕とし、また現時点の使用チヤンネル数C
n を16とすると、これら各値を上述した(1)式に代入
することにより次式
【0049】
【数2】
【0050】で表されるように、各チヤンネルのタイム
アウト時間TR 〔msec〕は50〔msec〕となる。
【0051】また現時点において例えば10チヤンネルを
使用している場合には、上述と同様にトータル処理時間
m 〔msec〕を1000〔msec〕とし、オーバーヘツド時間
s〔msec〕を 200〔msec〕とすると共に、現時点の使
用チヤンネル数Cn を10とすると、これら各値を上述し
た(1)式に代入することにより次式
【0052】
【数3】
【0053】で表されるように、これら使用されている
各チヤンネルのタイムアウト時間TR〔msec〕は80〔mse
c〕となる。
【0054】従つてプロセツサ35は、現時点の使用チ
ヤンネル数が減少すれば、これに伴い使用されているチ
ヤンネルのタイムアウト時間TR 〔msec〕を長くするよ
うに変更することができる。
【0055】そしてプロセツサ35は、記録モード時、
データコントローラ25から上述した各種情報に加えて
記録すべき分離データD4又はパリテイデータD5のア
ドレス情報等を含む記録コマンドCKが与えられた場
合、この記録コマンドCKをハードデイスクドライブ2
1A〜21Fの専用のフオーマツトでなる記録命令S4
に変換し、これをDMA36、内部バス28及びハード
デイスクドライブ制御部38を順次介して対応するハー
ドデイスクドライブ21A〜21Fに与えると共に、内
部に各チヤンネルに応じて設けられたカウンタ(図示せ
ず)のうち、この記録コマンドCKに応じたカウンタを
リセツトした後、記録命令S4に基づく記録処理の開始
と共にカウントアツプさせ始める。
【0056】このときDMA36は、ストライピング回
路20から内部バス28を介して与えられた分離データ
D4又はパリテイデータD5を第1又は第2のバツフア
メモリ37A又は37Bのいずれか一方に一旦書き込む
と共に、これら分離データD4又はパリテイデータD5
を内部バス28の利用状況に応じて所定のタイミングで
読み出した後、内部バス28及びハードデイスクドライ
ブ制御部38を順次介して対応するハードデイスクドラ
イブ21A〜21Fに与える。
【0057】これによりプロセツサ35は、記録命令S
4に基づいて記録すべき分離データD4又はパリテイデ
ータD5を、対応するハードデイスクドライブ21A〜
21Fのハードデイスクに記録させる。
【0058】またプロセツサ35は、対応するハードデ
イスクドライブ21A〜21Fにおいて記録エラーが発
生した場合、カウンタのカウント値と、現時点のタイム
アウト時間とを定期的に比較するようにしてこのタイム
アウト時間を検出し、当該タイムアウト時間に達するま
での間、この記録命令S4に基づいて記録動作のリトラ
イを繰り返すようにし、かくしてハードデイスクにこの
分離データD4又はパリテイデータD5を記録させるよ
うにする。
【0059】因みにプロセツサ35は、この記録エラー
が発生したときにタイムアウト時間に達しても分離デー
タD4又はパリテイデータD5を記録することができな
い場合には、記録命令S4をキヤンセルしてタイムアウ
トエラーとし、このタイムアウトエラーが発生したこと
を表すタイムアウト信号S5をデータコントローラ25
に与える。
【0060】一方、プロセツサ35は、再生モード時、
データコントローラ25から上述した各種情報に加えて
再生すべき分離データD4又はパリテイデータD5のア
ドレス情報等を含む再生コマンドCSが与えられると、
これをハードデイスクドライブ21A〜21Fの専用の
フオーマツトでなる再生命令S5に変換し、これをDM
A36、内部バス28及びハードデイスクドライブ制御
部38を順次介して対応するハードデイスクドライブ2
1A〜21Fに与える。
【0061】このときプロセツサ35は、この再生コマ
ンドCSに対応するカウンタをリセツトした後、再生命
令S5に基づく再生処理の開始と共にカウントアツプさ
せ始める。
【0062】そしてプロセツサ35は、再生命令S5に
基づいて、対応するハードデイスクドライブ21A〜2
1Fのハードデイスクから再生すべき分離データD4又
はパリテイデータD5を再生し、これをハードデイスク
ドライブ制御部38、内部バス28及びDMA36を順
次介して第1又は第2のバツフアメモリ37A又は37
Bのいずれか一方に与えて書き込む。
【0063】またプロセツサ35は、対応するハードデ
イスクドライブ21A〜21Fにおいて再生エラーが発
生した場合、カウンタのカウント値と現時点のタイムア
ウト時間とを定期的に比較するようにしてこのタイムア
ウト時間を検出し、当該タイムアウト時間に達するまで
の間、この再生命令S5に基づいて再生動作のリトライ
を繰り返させ、かくして分離データD4又はパリテイデ
ータD5を再生するようにする。
【0064】因みにプロセツサ35は、この再生エラー
が発生したときにタイムアウト時間に達しても分離デー
タD4又はパリテイデータD5を再生することができな
い場合には、再生命令S5をキヤンセルしてタイムアウ
トエラーとし、このタイムアウトエラーが発生したこと
を表すタイムアウト信号S5をデータコントローラ25
に与える。
【0065】そしてプロセツサ35が再生コマンドCS
に基づく再生処理を終了すると、DMA36は、第1又
は第2のバツフアメモリ37A又は37Bに書き込まれ
た分離データD4又はパリテイデータD5を、内部バス
28の利用状況に応じて所定のタイミングで読み出し、
これを内部バス28上で、記録するための分離データD
4又はパリテイデータD5と競合することがないように
パリテイ演算回路23に与える。
【0066】ここでプロセツサ35は、図5(A)〜
(D)に示すように、対応するハードデイスクドライブ
21A〜21Fにおいて実際に記録処理及び再生処理を
行う場合、データコントローラ25との間の通信処理R
T1と、メイン処理RT2と、アクセス終了処理RT3
と、タイムアウト時間変更処理RT4とを、それぞれ対
応するソフトウエアを起動させ、かつこれら各ソフトウ
エア間において共有メモリを介して通信しながら時分割
的に並列に実行する。
【0067】この場合プロセツサ35は、まず通信処理
RT1を開始すると、ステツプSP1においてデータコ
ントローラ25からアクセスコマンドが与えられたか否
かを判断し、当該データコントローラ25からアクセス
コマンドが与えられると、続くステツプSP2に進んで
このアクセスコマンドに基づいてメモリ内の管理テーブ
ル39の内容を変更する。
【0068】次いでプロセツサ35は、ステツプSP3
に進んでデータコントローラ25から与えられた各種ア
クセスコマンドのうち、このアクセスコマンドに基づく
記録処理又は再生処理の終了したものがあるか否かを判
断し、当該記録処理又は再生処理の終了したアクセスコ
マンドがある場合には、続くステツプSP4に進んでこ
のアクセスコマンドに基づく記録処理又は再生処理が終
了したことを上位のデータコントローラ25に伝え、こ
の後この通信処理RT1において上述したステツプSP
1からステツプSP4のループを繰り返す。
【0069】ただしプロセツサ35は、ステツプSP1
において否定結果を得たときには、ステツプSP3に進
むと共に、ステツプSP3において否定結果を得たとき
にはステツプSP1に進むようにする(図5(A))。
【0070】またプロセツサ35は、メイン処理RT2
を開始すると、ステツプSP5において、上述した通信
処理RT1のステツプSP2と共有メモリを介して通信
しながら、メモリ内に書き込んだ管理テーブル39の内
容を定期的に検索して新たに開始すべきアクセスコマン
ドが有るか否かを判断する。
【0071】そして新たなアクセスコマンドが有る場合
には、続くステツプSP6に進んでこのアクセスコマン
ドに対応するカウンタをリセツトし、続くステツプSP
7においてこのアクセスコマンドに基づく記録処理又は
再生処理を開始する。
【0072】この後プロセツサ35は、ステツプSP8
に進んで管理テーブル39内の各種情報のうち、終了し
たアクセスコマンドに対応するものがあるか否かを判断
する。
【0073】そして終了したアクセスコマンドに対応す
るものがある場合には、続くステツプSP9に進んで上
述した通信処理RT1のステツプSP3と共有メモリを
介して通信しながら、この管理テーブル39の内容を終
了したアクセスコマンドに対応する各種情報を削除する
ようにして変更し、この後上述したステツプSP5から
ステツプSP9までのループを繰り返す。
【0074】ただしプロセツサ35は、このメイン処理
RT2において、ステツプSP5において否定結果を得
たときには、ステツプSP8に進むと共に、当該ステツ
プSP8において否定結果を得たときには、ステツプS
P5に進むようにする(図5(B))。
【0075】さらにプロセツサ35は、アクセス終了処
理RT3を開始すると、ステツプSP10において、ア
クセスコマンドに基づく記録処理又は再生処理が正しく
終了したときに、このアクセスコマンドの終了を上述し
たメイン処理RT2のステツプSP8に共有メモリを介
して通信するようにして、このステツプSP10を繰り
返す(図5(C))。
【0076】さらにプロセツサ35は、タイムアウト時
間変更処理RT4を開始すると、ステツプSP11にお
いて、定期的に管理テーブル39の内容を検索すること
により現時点のアクセスコマンドの数を検出する。
【0077】そしてプロセツサ35は、ステツプSP1
2に進み、ステツプSP11において検出したアクセス
コマンドの数(すなわち現時点の使用チヤンネル数)に
基づいて現時点において使用されているチヤンネルのタ
イムアウト時間を算出し、この後ステツプSP13に進
んでアクセスコマンドに基づく記録処理又は再生処理を
開始すると共に、このアクセスコマンドに対応するカウ
ンタをカウントアツプさせる。
【0078】そしてプロセツサ35は、ステツプSP1
4に進んで、上述したステツプSP13においてカウン
トアツプさせたカウンタのカウント値とタイムアウト時
間とを定期的に比較し、このカウンタのカウント値がタ
イムアウト時間に達するまでに記録すべき分離データD
4又はパリテイデータD5を記録させることができ、又
は再生すべき分離データD4又はパリテイデータD5を
再生させることができたか否かを判断する。
【0079】このときプロセツサ35は、このステツプ
SP14においてカウンタのカウント値がタイムアウト
時間に達しても記録すべき分離データD4又はパリテイ
データD5を記録することができず、又は再生すべき分
離データD4又はパリテイデータD5を再生することが
できずに否定結果を得ると、続くステツプSP15に進
んでこのアクセスコマンドに基づく記録処理又は再生処
理をタイムアウトエラーとし、これを上述したメイン処
理RT2のステツプSP8に共有メモリを介して通信
し、この後このタイムアウト時間変更処理RT4におい
て上述したステツプSP11からステツプSP15のル
ープを繰り返す。
【0080】ただしプロセツサ35は、ステツプSP1
4において、カウンタのカウント値がタイムアウト時間
に達する前に記録すべき分離データD4又はパリテイデ
ータD5を記録することができ、又は再生すべき分離デ
ータD4又はパリテイデータD5を再生することができ
たことにより肯定結果を得るとステツプSP11に進む
ようにする(図5(D))。
【0081】(4)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この映像展示システム10のデー
タ記録再生装置11では、記録再生処理部22A〜22
Fにおいて、プロセツサ35がデータコントローラ25
からアクセスコマンドが与えられる毎にこのアクセスコ
マンドに基づいてメモリ内の管理テーブル39の内容を
対応する各種情報を加えるようにして変更すると共に、
データコントローラ25から与えられたアクセスコマン
ドに基づく記録処理又は再生処理が終了する毎にこの終
了したアクセスコマンドに基づいて管理テーブル39の
内容を対応する各種情報を削除するようにして変更し、
このようにしてこの管理テーブル39の内容に基づいて
チヤンネルの使用状況を管理する。
【0082】そしてこのデータ記録再生装置11では、
プロセツサ35により管理テーブル39の内容を定期的
に検索するようにして現時点の使用チヤンネル数を検出
し、このチヤンネル数に応じて、合計タイムアウト時間
を現時点において使用されている各チヤンネルに均等に
分割して振り分けるようにしてこの現時点において使用
されている各チヤンネルのタイムアウト時間を変更す
る。
【0083】このようにしてデータ記録再生装置11で
は、プロセツサ35がデータコントローラ25からアク
セスコマンドが与えられると、対応するハードデイスク
ドライブ21A〜21Fにおいてこのアクセスコマンド
に基づく記録処理又は再生処理を行い、当該記録処理又
は再生処理において記録エラー又は再生エラーが発生し
た場合には、内部のカウンタのカウント値に基づいて現
時点のタイムアウト時間を検出するようにして当該検出
したタイムアウト時間に達するまでの間、記録動作又は
再生動作のリトライを繰り返す。
【0084】従つてこのデータ記録再生装置11では、
実際に使用しているチヤンネル数が予め設定されたチヤ
ンネルの最大数よりも少ない場合には、この現時点にお
いて使用している各チヤンネルに合計タイムアウト時間
を均等に分割して振り分けるようにして当該タイムアウ
ト時間を変更することから、予め設定された16チヤンネ
ルを全て使用して記録処理及び再生処理を行う場合に比
べて1チヤンネル当たりのタイムアウト時間を長くし、
記録処理及び再生処理において記録エラー及び再生エラ
ーが発生した場合にその記録動作及び再生動作のリトラ
イの繰り返し回数を増加させることができる。
【0085】このため記録モード時には、ハードデイス
クドライブ21A〜21Fにおいて回転駆動機構部及び
アームの機械的精度が比較的低い場合でも、記録動作の
リトライによるヘツド位置の補正回数を増加させること
ができることから、タイムアウト時間内においてハード
デイスクの所望の位置にヘツドを位置合わせできずにタ
イムアウトエラーが発生することを大幅に低減させるこ
とができる。
【0086】また再生モード時には、再生エラーが発生
した場合でも、再生動作のリトライ回数を増加させるこ
とができることから、再生エラーの発生した分離データ
D4又はパリテイデータD5を再生することができる可
能性を大幅に増大させることができ、従つて少なくとも
2台のハードデイスクドライブ21A〜21Fにおいて
タイムアウトエラーが発生することを大幅に低減させ、
かくしてリアルタイム性を必要とする映像データD2の
再生途中に途切れるようなことを大幅に低減させること
ができる。
【0087】さらにこのデータ記録再生装置11では、
復旧モード時、復旧処理に割り当てられたチヤンネルを
除く他のチヤンネルの使用数を減らせば、復旧処理に伴
う記録処理及び再生処理のタイムアウト時間を長くする
ことができることから、この復旧処理において再現すべ
き分離データD4又はパリテイデータD5を除く他の正
常なハードデイスクドライブ21A〜21Fの再生処理
においてタイムアウトエラーが発生したり、また交換し
た新たなハードデイスクドライブ21Gの記録処理にお
いてタイムアウトエラーが発生することを大幅に低減さ
せることができ、かくして復旧処理が正しく行えなくな
ることを大幅に低減させることができる。
【0088】以上の構成によれば、定期的にチヤンネル
の使用数を検出し、当該検出結果に応じて予め設定され
たチヤンネルの最大数に対する合計タイムアウト時間を
現時点において使用されている各チヤンネルに均等に分
割して振り分けるようにして、この現時点において使用
されている各チヤンネルのタイムアウト時間を変更する
ようにしたことにより、予め設定されたチヤンネルの最
大数よりも現時点において少ない数のチヤンネルが使用
されていれば、その分チヤンネルに対するタイムアウト
時間を大幅に長くして記録動作及び再生動作のリトライ
の回数を増加させ、タイムアウト時間に達したときにタ
イムアウトエラーが発生することを大幅に低減させるこ
とができ、かくしてリアルタイム性を必要とする情報の
記録及び又は再生処理に対する信頼性を向上し得る情報
記録及び又は再生装置及びその方法を実現することがで
きる。
【0089】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を映像展示シ
ステム10に設けられた、映像データを記録再生するデ
ータ記録再生装置11に適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、音声データ等のよ
うにリアルタイム性を必要とする情報を記録及び又は再
生する情報記録及び又は再生装置であれば、この他種々
の情報記録及び又は再生装置に適用することができる。
【0090】また上述の実施の形態においては、本発明
を「RAID−3」構成のデイスクアレイ装置でなるデ
ータ記録再生装置11に適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のデイ
スクアレイ構成でなる情報記録及び又は再生装置に適用
することができる。
【0091】さらに上述の実施の形態においては、チヤ
ンネルの使用数に応じて現時点において使用されている
各チヤンネルに合計タイムアウト時間を均等に分割して
振り分けるようにして、この現時点において使用されて
いるチヤンネルのタイムアウト時間を変更するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チヤ
ンネルの使用数に加えて、ハードデイスクドライブ21
A〜21Fにおけるエラーの発生頻度や、想定する信頼
性、また使用されているチヤンネルに割り当てられた処
理が記録又は再生のいずれであるか等のように、現時点
のチヤンネルの使用状況に応じて、現時点において使用
されている各チヤンネルのうち、記録エラー又は再生エ
ラーの発生したチヤンネルのみ、又は記録処理又は再生
処理を行うチヤンネルのみ等のように特定のチヤンネル
のタイムアウト時間のみを変更する等のように、この他
種々の方法によつてタイムアウト時間を変更するように
しても良い。
【0092】すなわち例えば各ハードデイスクドライブ
21A〜21Fのうち、通常、いずれか1台のハードデ
イスクドライブ21A〜21Fにおいてのみエラーが発
生するような場合には、現時点において使用されている
各チヤンネルのうち、特定の1つのチヤンネルのタイム
アウト時間TR1〔msec〕を、1回の記録動作及び再生動
作に必要となる平均アクセス時間をTa 〔msec〕として
次式
【0093】
【数4】
【0094】で表されるように、合計タイムアウト時間
から現時点において使用されているチヤンネル数Cn
体の平均アクセス時間Ta 〔sec 〕を減算するようにし
て求めると共に、この特定のチヤンネルを除く他の使用
されているチヤンネルのタイムアウト時間を平均アクセ
ス時間とする。
【0095】そして各ハードデイスクドライブ21A〜
21Fのうち、いずれか1台において記録エラー又は再
生エラーが発生した場合には、この1台のハードデイス
クドライブに変更したタイムアウト時間TR1〔msec〕を
優先的に割り当てて再生動作又は記録動作のリトライを
繰り返すようにすることにより、上述した実施の形態よ
りもタイムアウト時間をTR1〔msec〕を大幅に長くする
ことができることから、記録エラー又は再生エラーの発
生した特定のチヤンネルにおいてタイムアウトエラーの
発生する可能性をさらに低減させることができる。
【0096】なおこの場合特定のチヤンネルのタイムア
ウト時間TR1〔msec〕は、16チヤンネル全てを使用して
も、平均アクセス時間Ta 〔msec〕を40〔msec〕とする
と上述した(4)式に各値を代入することにより次式
【0097】
【数5】
【0098】で表されるように、 160〔msec〕となり、
また例えば10チヤンネルを使用している場合、特定のチ
ヤンネルのタイムアウト時間TR1〔msec〕は、上述した
(4)式に各値を代入するようにして次式
【0099】
【数6】
【0100】で表されるように 400〔msec〕となる。
【0101】さらに上述の実施の形態においては、情報
を記録媒体に記録及び又は再生する記録及び又は再生手
段として、記録再生部24を適用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、情報を記録媒
体に記録及び又は再生することができれば、この他種々
の構成でなる記録及び又は再生手段を適用するようにし
ても良い。
【0102】さらに上述の実施の形態においては、各チ
ヤンネルの使用状況に応じて、予め各チヤンネルにそれ
ぞれ割り当てられた記録及び又は再生手段による記録及
び又は再生処理のための割当て時間のうち、対応するチ
ヤンネルの割当て時間を変更する変更手段として、プロ
セツサ35を適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、各チヤンネルの使用状況に
応じて、予め各チヤンネルにそれぞれ割り当てられた記
録及び又は再生手段による記録及び又は再生処理のため
の割当て時間のうち、対応するチヤンネルの割当て時間
を変更することができれば、この他種々の構成でなる変
更手段を適用するようにしても良い。
【0103】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、情報を記
録媒体に記録及び又は再生する記録及び又は再生手段
と、各チヤンネルの使用状況に応じて、予め各チヤンネ
ルにそれぞれ割り当てられた記録及び又は再生手段によ
る記録及び又は再生処理のための割当て時間のうち、対
応するチヤンネルの割当て時間を変更する変更手段とを
設けるようにしたことにより、チヤンネルの使用状況に
応じて対応するチヤンネルの割当て時間を比較的長く変
更し、記録及び又は再生処理において1回の記録動作及
び又は再生動作により記録エラー及び又は再生エラーが
発生しても、これに続く記録動作及び又は再生動作のリ
トライの繰り返し回数を増加させることにより当該割当
て時間の終了に達したときに記録エラー及び又は再生エ
ラーが発生していることを大幅に減少させることがで
き、かくしてリアルタイム性を必要とする情報の記録及
び又は再生処理に対する信頼生を向上し得る情報記録及
び又は再生装置を実現することができる。
【0104】また本発明においては、各チヤンネルの使
用状況に応じて、予め各チヤンネルにそれぞれ割り当て
られた割当て時間のうち、対応するチヤンネルの割当て
時間を変更する第1のステツプと、対応するチヤンネル
について、第1のステツプにおいて変更した割当て時間
に基づいて情報を記録媒体に記録及び又は再生する第2
のステツプとを設けるようにしたことにより、チヤンネ
ルの使用状況に応じて対応するチヤンネルの割当て時間
を比較的長く変更し、記録及び又は再生処理において1
回の記録動作及び又は再生動作により記録エラー及び又
は再生エラーが発生しても、これに続く記録動作及び又
は再生動作のリトライの繰り返し回数を増加させること
により当該割当て時間の終了に達したときに記録エラー
及び又は再生エラーが発生していることを大幅に減少さ
せることができ、かくしてリアルタイム性を必要とする
情報の記録及び又は再生処理に対する信頼生を向上し得
る情報記録及び又は再生方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像展示システムの全体構成の一
実施の形態を示すブロツク図である。
【図2】データ記録再生装置の構成を示すブロツク図で
ある。
【図3】データ記録再生装置の記録再生処理部の構成を
示すブロツク図である。
【図4】チヤンネルの使用状況を管理するための管理テ
ーブルの説明に供する図表である。
【図5】記録再生処理部におけるプロセツサの処理の説
明に供するフローチヤートである。
【図6】一般的なデイスクアレイ装置の構成を示すブロ
ツク図である。
【図7】一般的なハードデイスクドライブの構成を示す
略線的上面図である。
【符号の説明】
10……映像展示システム、11……データ記録再生装
置、13……システムコントローラ、20……ストライ
ピング回路、21A〜21F……ハードデイスクドライ
ブ、22A〜22F……記録再生処理部、23……パリ
テイ演算回路、24……記録再生部、25……データコ
ントローラ、35……プロセツサ、36……DMA、3
7A……第1のバツフアメモリ、37B……第2のバツ
フアメモリ、38……ハードデイスクドライブ制御部、
39……管理テーブル、D2……映像データ、D4……
分離データ、D5……パリテイデータ、RT1……通信
処理、RT2……メイン処理、RT3……アクセス終了
処理、RT4……タイムアウト時間変更処理。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の記録及び又は再生処理を予め設定さ
    れたチヤンネル数で時分割的に行う情報記録及び又は再
    生装置において、 上記情報を記録媒体に記録及び又は再生する記録及び又
    は再生手段と、 各上記チヤンネルの使用状況に応じて、予め各上記チヤ
    ンネルにそれぞれ割り当てられた上記記録及び又は再生
    手段による上記記録及び又は再生処理のための割当て時
    間のうち、対応する上記チヤンネルの上記割当て時間を
    変更する変更手段とを具えることを特徴とする情報記録
    及び又は再生装置。
  2. 【請求項2】上記変更手段は、 各上記チヤンネルの使用状況に応じて、全ての各上記チ
    ヤンネルの上記割当て時間の合計時間を、使用されてい
    る各上記チヤンネルに均等に分割して振り分けるように
    して当該各チヤンネルの上記割当て時間を変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報記録及び又は再生装
    置。
  3. 【請求項3】上記変更手段は、 各上記チヤンネルの使用状況に応じて、予め指定された
    特定の上記チヤンネルの上記割当て時間を変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報記録及び又は再生装
    置。
  4. 【請求項4】情報の記録及び又は再生処理を予め設定さ
    れたチヤンネル数で時分割的に行う情報記録及び又は再
    生方法において、 各上記チヤンネルの使用状況に応じて、予め各上記チヤ
    ンネルにそれぞれ割り当てられた割当て時間のうち、対
    応する上記チヤンネルの上記割当て時間を変更する第1
    のステツプと、 上記対応するチヤンネルについて、上記第1のステツプ
    において変更した上記割当て時間に基づいて上記情報を
    記録媒体に記録及び又は再生する第2のステツプとを具
    えることを特徴とする情報記録及び又は再生方法。
  5. 【請求項5】上記第1のステツプでは、 各上記チヤンネルの使用状況に応じて、全ての各上記チ
    ヤンネルの上記割当て時間の合計時間を、使用されてい
    る各上記チヤンネルに均等に分割して振り分けるように
    して当該各チヤンネルの上記割当て時間を変更すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報記録及び又は再生方
    法。
  6. 【請求項6】上記第1のステツプでは、 各上記チヤンネルの使用状況に応じて、予め指定された
    特定の上記チヤンネルの上記割当て時間を変更すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報記録及び又は再生方
    法。
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