JPH09282778A - データ再生装置 - Google Patents
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- JPH09282778A JPH09282778A JP8114264A JP11426496A JPH09282778A JP H09282778 A JPH09282778 A JP H09282778A JP 8114264 A JP8114264 A JP 8114264A JP 11426496 A JP11426496 A JP 11426496A JP H09282778 A JPH09282778 A JP H09282778A
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- video data
- hard disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】データ再生装置に関し、例えば複数台のハード
ディスク装置を並列運転してビデオデータを記録再生す
る編集システム等に適用して、再生速度による再生可能
なチャンネル数の制限等を有効に回避して、簡易な構成
により可変速再生する。 【解決手段】複数台の再生ブロックより再生したデータ
D2を再生速度に応じて予め間引きして、一定の転送速
度により出力する。
ディスク装置を並列運転してビデオデータを記録再生す
る編集システム等に適用して、再生速度による再生可能
なチャンネル数の制限等を有効に回避して、簡易な構成
により可変速再生する。 【解決手段】複数台の再生ブロックより再生したデータ
D2を再生速度に応じて予め間引きして、一定の転送速
度により出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ再生装置に
関し、例えば複数台のハードディスク装置を並列運転し
てビデオデータを記録再生する編集装置に適用すること
ができる。本発明は、この複数台のハードディスク装置
より再生したビデオデータを予め間引きして出力するこ
とにより、再生速度による再生可能なチャンネル数の制
限等を有効に回避して、簡易な構成により可変速再生で
きるようにする。
関し、例えば複数台のハードディスク装置を並列運転し
てビデオデータを記録再生する編集装置に適用すること
ができる。本発明は、この複数台のハードディスク装置
より再生したビデオデータを予め間引きして出力するこ
とにより、再生速度による再生可能なチャンネル数の制
限等を有効に回避して、簡易な構成により可変速再生で
きるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、編集システム等においては、ハー
ドディスク装置にビデオ信号を蓄積するようになされた
ものがある。このような装置においては、高品質、大容
量かつ高転送レートのビデオ信号を確実に記録再生でき
るように、複数台のハードディスク装置によりディスク
アレイ装置を形成し、このディスクアレイ装置により冗
長性の高いRAID(Redandent Array of Inexpensive
Disks)を構成するようになされている。
ドディスク装置にビデオ信号を蓄積するようになされた
ものがある。このような装置においては、高品質、大容
量かつ高転送レートのビデオ信号を確実に記録再生でき
るように、複数台のハードディスク装置によりディスク
アレイ装置を形成し、このディスクアレイ装置により冗
長性の高いRAID(Redandent Array of Inexpensive
Disks)を構成するようになされている。
【0003】図4は、このRAIDのディスクアレイ装
置の概略構成を示すブロック図である。このディスクア
レイ装置1では、ディスクアレイコントローラ2を介し
てホストとの間でデータD1を入出力する。ここでディ
スクアレイコントローラ2は、9台のハードディスク装
置HDD1〜HDD8の動作を管理し、ディスクアレイ
装置1では、ハードディスク装置HDD8を除く8台の
ハードディスク装置HDD0〜HDD7に対して、デー
タD1を構成する例えば各1バイトのデータ(数字0、
1、2、3、……により示す)を順次循環的に割り当て
る。またこれら8台のハードディスク装置HDD0〜H
DD7に割り当てたデータより修復用のデータでなるパ
リティデータP0、P1……を生成し、このパリティデ
ータP0、P1……を残るハードディスク装置HDD8
に割り当てる。
置の概略構成を示すブロック図である。このディスクア
レイ装置1では、ディスクアレイコントローラ2を介し
てホストとの間でデータD1を入出力する。ここでディ
スクアレイコントローラ2は、9台のハードディスク装
置HDD1〜HDD8の動作を管理し、ディスクアレイ
装置1では、ハードディスク装置HDD8を除く8台の
ハードディスク装置HDD0〜HDD7に対して、デー
タD1を構成する例えば各1バイトのデータ(数字0、
1、2、3、……により示す)を順次循環的に割り当て
る。またこれら8台のハードディスク装置HDD0〜H
DD7に割り当てたデータより修復用のデータでなるパ
リティデータP0、P1……を生成し、このパリティデ
ータP0、P1……を残るハードディスク装置HDD8
に割り当てる。
【0004】これによりこのRAIDのディスクアレイ
装置1においては、何れかのハードディスク装置HDD
0〜HDD8でデータの再生が困難になった場合、他の
ハードディスク装置HDD0〜HDD8で再生したデー
タの排他的論理和を得ることにより、簡易かつ高速度で
正しいデータを修復できるようになされ、その分信頼性
の高い記録再生系を構成できるようになされている。
装置1においては、何れかのハードディスク装置HDD
0〜HDD8でデータの再生が困難になった場合、他の
ハードディスク装置HDD0〜HDD8で再生したデー
タの排他的論理和を得ることにより、簡易かつ高速度で
正しいデータを修復できるようになされ、その分信頼性
の高い記録再生系を構成できるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のディ
スクアレイ装置を編集装置等に適用する場合、複数チャ
ンネルのビデオデータを同期して記録再生し、映像信号
の連続性を保持することが必要になる。また可変速再生
できるように、ディスクアレイ装置に記録したビデオデ
ータを記録時に比して高速度で再生することも必要にな
る。
スクアレイ装置を編集装置等に適用する場合、複数チャ
ンネルのビデオデータを同期して記録再生し、映像信号
の連続性を保持することが必要になる。また可変速再生
できるように、ディスクアレイ装置に記録したビデオデ
ータを記録時に比して高速度で再生することも必要にな
る。
【0006】このうち複数チャンネルのビデオデータを
同期して記録再生する方法として、タイムスロットによ
り時間管理して、順次循環的に複数チャンネルのビデオ
データをディスクアレイ装置に割り当てる方法が考えら
れる。すなわち図5に示すように、6台の映像信号処理
ブロック6A〜6Fにおいて、各チャンネルCH1〜C
H6のビデオデータを時間軸圧縮し、この時間軸圧縮し
た各チャンネルCH1〜CH6のビデオデータをデータ
マルチプレクサ7により順次循環的に切り換えてディス
クアレイ装置1に供給する。
同期して記録再生する方法として、タイムスロットによ
り時間管理して、順次循環的に複数チャンネルのビデオ
データをディスクアレイ装置に割り当てる方法が考えら
れる。すなわち図5に示すように、6台の映像信号処理
ブロック6A〜6Fにおいて、各チャンネルCH1〜C
H6のビデオデータを時間軸圧縮し、この時間軸圧縮し
た各チャンネルCH1〜CH6のビデオデータをデータ
マルチプレクサ7により順次循環的に切り換えてディス
クアレイ装置1に供給する。
【0007】この場合に図6に示すように、例えば所定
期間Tを周期にして動作を繰り返すように全体の動作を
制御し、各期間Tをチャンネル数6により区切ってタイ
ムスロットT1〜T6を形成する。また各映像信号処理
ブロック6A〜6Fに順次タイムスロットT1〜T6を
割り当て、時間軸圧縮した各チャンネルCH1〜CH6
のビデオデータを対応するタイムスロットT1〜T6で
ディスクアレイ装置1に入出力する(図5(A)〜
(C))。なおここで記号Cは、各ビデオデータの先頭
に付加した制御コマンドを、記号Wは、ハードディスク
装置に書き込みむビデオデータを、記号Rは、ハードデ
ィスク装置より読み出したビデオデータを示す。また記
号D2は、ディスクアレイ装置1の入出力データを示
す。
期間Tを周期にして動作を繰り返すように全体の動作を
制御し、各期間Tをチャンネル数6により区切ってタイ
ムスロットT1〜T6を形成する。また各映像信号処理
ブロック6A〜6Fに順次タイムスロットT1〜T6を
割り当て、時間軸圧縮した各チャンネルCH1〜CH6
のビデオデータを対応するタイムスロットT1〜T6で
ディスクアレイ装置1に入出力する(図5(A)〜
(C))。なおここで記号Cは、各ビデオデータの先頭
に付加した制御コマンドを、記号Wは、ハードディスク
装置に書き込みむビデオデータを、記号Rは、ハードデ
ィスク装置より読み出したビデオデータを示す。また記
号D2は、ディスクアレイ装置1の入出力データを示
す。
【0008】すなわちディスクアレイ装置1は、それぞ
れタイムスロットT1、T2、T3において第1〜第3
チャンネルCH1〜CH3のビデオデータW1、W2、
W3をハードディスク装置HDD0〜HDD8に振り分
けて記録する(図6(C))。さらにディスクアレイ装
置1は、タイムスロットT4でハードディスク装置HD
D0〜HDD8より第4チャンネルCH4のビデオデー
タR4を読み出し、映像信号処理ブロック6Dに出力す
る。さらに続くタイムスロットT5及びT6で第5及び
第6チャンネルCH5及びCH6のビデオデータW5及
びW6をハードディスク装置HDD0〜HDD8に振り
分けて記録する。
れタイムスロットT1、T2、T3において第1〜第3
チャンネルCH1〜CH3のビデオデータW1、W2、
W3をハードディスク装置HDD0〜HDD8に振り分
けて記録する(図6(C))。さらにディスクアレイ装
置1は、タイムスロットT4でハードディスク装置HD
D0〜HDD8より第4チャンネルCH4のビデオデー
タR4を読み出し、映像信号処理ブロック6Dに出力す
る。さらに続くタイムスロットT5及びT6で第5及び
第6チャンネルCH5及びCH6のビデオデータW5及
びW6をハードディスク装置HDD0〜HDD8に振り
分けて記録する。
【0009】かくしてこの図5に示す構成においては、
ディスクアレイ装置1を構成するハードディスク装置H
DD0〜HDD8が転送レート24〔Mbps〕で記録
再生可能で、かつ各ビデオデータを転送レート30〔M
bps〕により各映像信号処理ブロック6A〜6Fに入
出力する場合、6チャンネル(=24×8/30)のビ
デオデータを同時に記録再生することができる。
ディスクアレイ装置1を構成するハードディスク装置H
DD0〜HDD8が転送レート24〔Mbps〕で記録
再生可能で、かつ各ビデオデータを転送レート30〔M
bps〕により各映像信号処理ブロック6A〜6Fに入
出力する場合、6チャンネル(=24×8/30)のビ
デオデータを同時に記録再生することができる。
【0010】このように記録再生装置5を構成した場
合、図7に示すように、ディスクアレイ装置1で再生し
たビデオデータ(各フレームを数字により示す)D2を
そのまま映像信号処理ブロック6A〜6Fに転送して出
力することにより、通常の再生速度により再生したビデ
オデータを出力することができる(図7(A)及び
(B))。また通常の再生速度に比して、単位時間当た
りのデータ量が2倍になるように、ディスクアレイ装置
1から映像信号処理ブロック6A〜6Fに連続するビデ
オデータD2を転送し(図7(C))、映像信号処理ブ
ロック6A〜6Fにおいて、フレームを単位にしてこの
ビデオデータを間引いて出力することにより、2倍速に
よるビデオデータを出力することができる(図7
(D))。これによりディスクアレイ装置1におけるデ
ータ転送速度と映像信号処理ブロック6A〜6Fにおけ
る間引きのフレーム数を切り換えて、種々の再生速度に
よるビデオデータを出力することができる。
合、図7に示すように、ディスクアレイ装置1で再生し
たビデオデータ(各フレームを数字により示す)D2を
そのまま映像信号処理ブロック6A〜6Fに転送して出
力することにより、通常の再生速度により再生したビデ
オデータを出力することができる(図7(A)及び
(B))。また通常の再生速度に比して、単位時間当た
りのデータ量が2倍になるように、ディスクアレイ装置
1から映像信号処理ブロック6A〜6Fに連続するビデ
オデータD2を転送し(図7(C))、映像信号処理ブ
ロック6A〜6Fにおいて、フレームを単位にしてこの
ビデオデータを間引いて出力することにより、2倍速に
よるビデオデータを出力することができる(図7
(D))。これによりディスクアレイ装置1におけるデ
ータ転送速度と映像信号処理ブロック6A〜6Fにおけ
る間引きのフレーム数を切り換えて、種々の再生速度に
よるビデオデータを出力することができる。
【0011】ところが図5に示す構成において、SCS
Iインターフェースによりディスクアレイ装置1及びデ
ータマルチプレクサ7間、各映像信号処理ブロック6A
〜6F及びデータマルチプレクサ7間を接続すると、こ
のSCSIインターフェースによる最大の転送速度が1
60〔Mbps〕でなることにより、実際上、同時に記
録再生可能なチャンネル数が5チャンネル(≦160/
30)に限られるようになる。
Iインターフェースによりディスクアレイ装置1及びデ
ータマルチプレクサ7間、各映像信号処理ブロック6A
〜6F及びデータマルチプレクサ7間を接続すると、こ
のSCSIインターフェースによる最大の転送速度が1
60〔Mbps〕でなることにより、実際上、同時に記
録再生可能なチャンネル数が5チャンネル(≦160/
30)に限られるようになる。
【0012】さらに上述のように2倍速により再生する
場合は、ディスクアレイ装置1及びデータマルチプレク
サ7間で1チャンネル当たりの転送レートが通常の2倍
になることにより、結局2チャンネルのビデオデータし
か再生することが困難になる。これによりこのようにデ
ィスクアレイ装置を編集装置に適用してビデオデータを
処理する場合は、同時に再生することができるチャンネ
ル数が再生速度により制限される問題があった。これを
避けるために十分に転送レートの高いインターフェース
を使用する場合には、その分全体構成が煩雑になる問題
がある。
場合は、ディスクアレイ装置1及びデータマルチプレク
サ7間で1チャンネル当たりの転送レートが通常の2倍
になることにより、結局2チャンネルのビデオデータし
か再生することが困難になる。これによりこのようにデ
ィスクアレイ装置を編集装置に適用してビデオデータを
処理する場合は、同時に再生することができるチャンネ
ル数が再生速度により制限される問題があった。これを
避けるために十分に転送レートの高いインターフェース
を使用する場合には、その分全体構成が煩雑になる問題
がある。
【0013】またこのように2倍速再生等により1チャ
ンネル当たりのデータ転送量が増大する場合には、その
分各タイムスロットの時間を予め十分に長く設定する必
要があり、この場合には各チャンネルの応答速度が劣化
する問題もある。また各ハードデイスクの出力側でビデ
オデータを一旦保持するメモリの容量も増大し、その分
全体構成が煩雑になる問題もある。
ンネル当たりのデータ転送量が増大する場合には、その
分各タイムスロットの時間を予め十分に長く設定する必
要があり、この場合には各チャンネルの応答速度が劣化
する問題もある。また各ハードデイスクの出力側でビデ
オデータを一旦保持するメモリの容量も増大し、その分
全体構成が煩雑になる問題もある。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、複数の再生ブロックに振り分けて記録したデータを
再生する際に、再生速度による再生可能なチャンネル数
の制限を有効に回避して、簡易な構成により可変速再生
することができるデータ再生装置を提案しようとするも
のである。
で、複数の再生ブロックに振り分けて記録したデータを
再生する際に、再生速度による再生可能なチャンネル数
の制限を有効に回避して、簡易な構成により可変速再生
することができるデータ再生装置を提案しようとするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の再生ブロックが単位時間当
たりに出力するデータ量を可変し、このデータ量に対応
してデータを間引きして、一定のデータ転送速度により
出力する。
め本発明においては、複数の再生ブロックが単位時間当
たりに出力するデータ量を可変し、このデータ量に対応
してデータを間引きして、一定のデータ転送速度により
出力する。
【0016】再生ブロックより出力される単位時間当た
りのデータ量を可変し、またこのデータ量に対応してデ
ータを間引きして、一定のデータ転送速度により出力す
れば、処理回路にて不必要なデータを予め除いて一定の
データ転送速度により転送することができる。これによ
り再生速度による再生可能なチャンネル数の制限を有効
に回避して、簡易な構成により可変速再生することがで
きる。
りのデータ量を可変し、またこのデータ量に対応してデ
ータを間引きして、一定のデータ転送速度により出力す
れば、処理回路にて不必要なデータを予め除いて一定の
データ転送速度により転送することができる。これによ
り再生速度による再生可能なチャンネル数の制限を有効
に回避して、簡易な構成により可変速再生することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0018】(1)全体構成 図2は、本発明の実施の形態に係る記録再生装置に適用
されるディスクアレイ装置を示すブロック図であり、こ
のディスクアレイ装置10は、図5について上述したデ
ィスクアレイ装置1に代えて適用される。すなわちこの
記録再生装置では(図5)、MPEG等によりデータ圧
縮した6チャンネルCH1〜CH6のビデオデータを映
像信号処理ブロック6A〜6Fにおいてそれぞれ時間軸
圧縮し、制御コマンド、同期データ等を付加する。さら
にこの6チャンネルCH1〜CH6のビデオデータをタ
イムスロットにより時間管理して、データマルチプレク
サ7より順次ディスクアレイ装置10に入力する。
されるディスクアレイ装置を示すブロック図であり、こ
のディスクアレイ装置10は、図5について上述したデ
ィスクアレイ装置1に代えて適用される。すなわちこの
記録再生装置では(図5)、MPEG等によりデータ圧
縮した6チャンネルCH1〜CH6のビデオデータを映
像信号処理ブロック6A〜6Fにおいてそれぞれ時間軸
圧縮し、制御コマンド、同期データ等を付加する。さら
にこの6チャンネルCH1〜CH6のビデオデータをタ
イムスロットにより時間管理して、データマルチプレク
サ7より順次ディスクアレイ装置10に入力する。
【0019】またこの記録再生装置は、ビデオデータの
1フレームの期間を、映像信号処理ブロック6A〜6F
の台数に値1を加算した整数でなる7個のタイムスロッ
トに分割し、各タイムスロットを順次映像信号処理ブロ
ック6A〜6Fに割り当てると共に、残る1つのタイム
スロットを空きタイムスロットに設定する。これにより
記録再生装置は、時間軸圧縮した1フレーム分のビデオ
データを、1/7フレームの期間でなる各タイムスロッ
トで、順次ディスクアレイ装置10に供給し、また再生
時には、対応するタイムスロットでディスクアレイ装置
10で再生したビデオデータをデータマルチプレクサ7
を介して映像信号処理ブロック6A〜6Fに出力する。
1フレームの期間を、映像信号処理ブロック6A〜6F
の台数に値1を加算した整数でなる7個のタイムスロッ
トに分割し、各タイムスロットを順次映像信号処理ブロ
ック6A〜6Fに割り当てると共に、残る1つのタイム
スロットを空きタイムスロットに設定する。これにより
記録再生装置は、時間軸圧縮した1フレーム分のビデオ
データを、1/7フレームの期間でなる各タイムスロッ
トで、順次ディスクアレイ装置10に供給し、また再生
時には、対応するタイムスロットでディスクアレイ装置
10で再生したビデオデータをデータマルチプレクサ7
を介して映像信号処理ブロック6A〜6Fに出力する。
【0020】各ディスクアレイ装置10において、SC
SIインターフェース回路11は、SCSIインターフ
ェースによりデータマルチプレクサ7及びバッファメモ
リ12間でビデオデータを入出力する。
SIインターフェース回路11は、SCSIインターフ
ェースによりデータマルチプレクサ7及びバッファメモ
リ12間でビデオデータを入出力する。
【0021】バッファメモリ12は、SCSIインター
フェース回路11より入力されるビデオデータを所定の
タイミングでデータマルチプレクサ13に出力し、また
これとは逆にデータマルチプレクサ13より出力される
ビデオデータを所定のタイミングでSCSIインターフ
ェース回路11に出力する。このときバッファメモリ1
2は、SCSIインターフェース回路11より入力され
るビデオデータから制御コマンドを検出し、この検出し
た制御コマンドをシステム制御回路14に出力する。ま
たこれとは逆に、システム制御回路14より出力される
ステータスデータ等をデータマルチプレクサ13より出
力されるビデオデータに付加する。
フェース回路11より入力されるビデオデータを所定の
タイミングでデータマルチプレクサ13に出力し、また
これとは逆にデータマルチプレクサ13より出力される
ビデオデータを所定のタイミングでSCSIインターフ
ェース回路11に出力する。このときバッファメモリ1
2は、SCSIインターフェース回路11より入力され
るビデオデータから制御コマンドを検出し、この検出し
た制御コマンドをシステム制御回路14に出力する。ま
たこれとは逆に、システム制御回路14より出力される
ステータスデータ等をデータマルチプレクサ13より出
力されるビデオデータに付加する。
【0022】データマルチプレクサ13は、システム制
御回路14により制御されて必要に応じてタイムスロッ
ト毎に動作を切り換える。すなわちデータマルチプレク
サ13は、記録に供するビデオデータについては、各ハ
ードディスク装置HDD0〜HDD7に振り分けて対応
するメモリ回路(M)15A〜15Gに出力すると共
に、振り分けたデータを併せてパリティ演算回路16に
出力する。なおこのビデオデータの振り分けは、バッフ
ァメモリ12より出力されるデータ列の1バイトを単位
にして実行される。
御回路14により制御されて必要に応じてタイムスロッ
ト毎に動作を切り換える。すなわちデータマルチプレク
サ13は、記録に供するビデオデータについては、各ハ
ードディスク装置HDD0〜HDD7に振り分けて対応
するメモリ回路(M)15A〜15Gに出力すると共
に、振り分けたデータを併せてパリティ演算回路16に
出力する。なおこのビデオデータの振り分けは、バッフ
ァメモリ12より出力されるデータ列の1バイトを単位
にして実行される。
【0023】またこれとは逆にデータマルチプレクサ1
3は、各ハードディスク装置HDD0〜HDD7で再生
したビデオデータをメモリ回路15A〜15Gより受
け、元の配列に戻してバッファメモリ12に出力する。
このときデータマルチプレクサ13は、何れかのハード
ディスク装置HDD0〜HDD7において異常が検出さ
れると、システム制御回路14からの通知により、他の
ハードディスク装置のビデオデータを一旦パリティ演算
回路16に出力し、このパリティ演算回路16より送り
返されるビデオデータで補って出力する。これによりデ
ィスクアレイ装置10は、異常の発生したハードディス
ク装置のビデオデータをパリティ演算回路16より出力
されるビデオデータにより修復して出力し、その分信頼
性を向上するようになされている。
3は、各ハードディスク装置HDD0〜HDD7で再生
したビデオデータをメモリ回路15A〜15Gより受
け、元の配列に戻してバッファメモリ12に出力する。
このときデータマルチプレクサ13は、何れかのハード
ディスク装置HDD0〜HDD7において異常が検出さ
れると、システム制御回路14からの通知により、他の
ハードディスク装置のビデオデータを一旦パリティ演算
回路16に出力し、このパリティ演算回路16より送り
返されるビデオデータで補って出力する。これによりデ
ィスクアレイ装置10は、異常の発生したハードディス
ク装置のビデオデータをパリティ演算回路16より出力
されるビデオデータにより修復して出力し、その分信頼
性を向上するようになされている。
【0024】かくするにつき各タイムスロットにおい
て、データマルチプレクサ13によりそれぞれハードデ
ィスク装置HDD0〜HDD7に振り分けられるビデオ
データは、ハードディスク装置HDD0〜HDD7の1
セクタ分のデータ量に対応するように設定される。これ
により1のタイムスロットにより1チャンネルのビデオ
データを、1フレーム分、各ハードディスク装置HDD
0〜HDD7の1セクタに振り分けて記録し、全体とし
て簡易な制御により、連続するビデオデータを記録再生
できるようになされている。
て、データマルチプレクサ13によりそれぞれハードデ
ィスク装置HDD0〜HDD7に振り分けられるビデオ
データは、ハードディスク装置HDD0〜HDD7の1
セクタ分のデータ量に対応するように設定される。これ
により1のタイムスロットにより1チャンネルのビデオ
データを、1フレーム分、各ハードディスク装置HDD
0〜HDD7の1セクタに振り分けて記録し、全体とし
て簡易な制御により、連続するビデオデータを記録再生
できるようになされている。
【0025】パリティ演算回路16は、記録に割り当て
られたタイムスロットにおいては、データマルチプレク
サ13より出力されるビデオデータの排他的論理和を得
ることにより、各ビデオデータのパリティデータを生成
し、この生成したパリティデータをメモリ回路15Hに
出力する。これに対して再生に割り当てられたタイムス
ロットにおいては、ハードディスク装置HDD8で再生
されたパリティデータをメモリ回路15Hより入力す
る。さらにシステム制御回路14からの要求に応じて、
何れかのハードディスク装置HDD0〜HDD7におい
て異常が検出されると、データマルチプレクサ13より
入力される他のハードディスク装置のビデオデータと再
生したパリティデータとで排他的論理和を得、異常の発
生したハードディスク装置のビデオデータを修復する。
さらにこの修復したビデオデータをデータマルチプレク
サ13に返送する。
られたタイムスロットにおいては、データマルチプレク
サ13より出力されるビデオデータの排他的論理和を得
ることにより、各ビデオデータのパリティデータを生成
し、この生成したパリティデータをメモリ回路15Hに
出力する。これに対して再生に割り当てられたタイムス
ロットにおいては、ハードディスク装置HDD8で再生
されたパリティデータをメモリ回路15Hより入力す
る。さらにシステム制御回路14からの要求に応じて、
何れかのハードディスク装置HDD0〜HDD7におい
て異常が検出されると、データマルチプレクサ13より
入力される他のハードディスク装置のビデオデータと再
生したパリティデータとで排他的論理和を得、異常の発
生したハードディスク装置のビデオデータを修復する。
さらにこの修復したビデオデータをデータマルチプレク
サ13に返送する。
【0026】メモリ回路15A〜15H、制御回路16
A〜16H、SCSIコントローラ(SPC)17A〜
17H、システム制御回路14は、ハードディスク装置
HDD0〜HDD8の動作を制御すると共に、各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8にビデオデータ及びパ
リティデータを入出力する制御回路を構成する。
A〜16H、SCSIコントローラ(SPC)17A〜
17H、システム制御回路14は、ハードディスク装置
HDD0〜HDD8の動作を制御すると共に、各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8にビデオデータ及びパ
リティデータを入出力する制御回路を構成する。
【0027】すなわち図3に示すようにメモリ回路15
A〜15H及び制御回路16A〜16Hは、同一の回路
構成でなり、このうちメモリ回路15A〜15Hは、2
ポートのデータバスをそれぞれデータマルチプレクサ1
3及びSCSIコントローラ(SPC)17A〜17H
に接続する。メモリ回路15A〜15Hは、システム制
御回路14の制御によりこれらデータバスの入出力を切
り換え、各制御回路16A〜16Hより出力されるアド
レスADに従って、この入力側ポートより入力されるビ
デオデータ又はパリティデータを順次循環的に格納し、
また格納したデータを出力側ポートより出力する。
A〜15H及び制御回路16A〜16Hは、同一の回路
構成でなり、このうちメモリ回路15A〜15Hは、2
ポートのデータバスをそれぞれデータマルチプレクサ1
3及びSCSIコントローラ(SPC)17A〜17H
に接続する。メモリ回路15A〜15Hは、システム制
御回路14の制御によりこれらデータバスの入出力を切
り換え、各制御回路16A〜16Hより出力されるアド
レスADに従って、この入力側ポートより入力されるビ
デオデータ又はパリティデータを順次循環的に格納し、
また格納したデータを出力側ポートより出力する。
【0028】このときメモリ回路15A〜15Hは、書
き込み信号WRをトリガにして順次ハードディスク装置
HDD0〜HDD8の1セクタ分に対応するビデオデー
タ又はパリティデータを取り込んだ後、図示しない読み
出し信号に応動して所定のタイミングで出力する。すな
わちメモリ回路15A〜15Gは、記録に割り当てられ
たタイムスロットにおいては、データマルチプレクサ1
3より入力されるビデオデータを取り込んで所定のタイ
ミングでSCSIコントローラ(SPC)17A〜17
Gに出力する。これに対してメモリ回路15Hは、メモ
リ回路15A〜15Gの動作に連動してパリティ演算回
路16より出力されるパリティデータをSCSIコント
ローラ17Hに出力する。
き込み信号WRをトリガにして順次ハードディスク装置
HDD0〜HDD8の1セクタ分に対応するビデオデー
タ又はパリティデータを取り込んだ後、図示しない読み
出し信号に応動して所定のタイミングで出力する。すな
わちメモリ回路15A〜15Gは、記録に割り当てられ
たタイムスロットにおいては、データマルチプレクサ1
3より入力されるビデオデータを取り込んで所定のタイ
ミングでSCSIコントローラ(SPC)17A〜17
Gに出力する。これに対してメモリ回路15Hは、メモ
リ回路15A〜15Gの動作に連動してパリティ演算回
路16より出力されるパリティデータをSCSIコント
ローラ17Hに出力する。
【0029】これに対して再生に割り当てられたタイム
スロットにおいて、メモリ回路15A〜15Gは、SC
SIコントローラ17A〜17Gを介して入力されるビ
デオデータを書き込み信号WRをトリガにして1セクタ
分取り込んだ後、同期したタイミングによりデータマル
チプレクサ13に出力する。これに連動してメモリ回路
15Hは、SCSIコントローラ17Hを介して入力さ
れるパリティデータを保持してパリティ演算回路16に
出力する。
スロットにおいて、メモリ回路15A〜15Gは、SC
SIコントローラ17A〜17Gを介して入力されるビ
デオデータを書き込み信号WRをトリガにして1セクタ
分取り込んだ後、同期したタイミングによりデータマル
チプレクサ13に出力する。これに連動してメモリ回路
15Hは、SCSIコントローラ17Hを介して入力さ
れるパリティデータを保持してパリティ演算回路16に
出力する。
【0030】SCSIコントローラ17A〜17Hは、
SCSIインターフェースによるシステム制御回路14
の制御コマンドに応動して動作を切り換え、対応するハ
ードディスク装置HDD0〜HDD8の動作を制御す
る。すなわち記録に割り当てられたタイムスロットにお
いては、それぞれハードディスク装置HDD0〜HDD
8の動作モードを書き込みの動作モードに設定し、メモ
リ回路15A〜15Hを介して入力されるビデオデータ
及びパリティデータをハードディスク装置HDD0〜H
DD8に記録する。これに対して再生に割り当てられた
タイムスロットにおいて、ハードディスク装置HDD0
〜HDD8を読み出しの動作モードに設定し、各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8よりビデオデータ及び
パリティデータを再生してメモリ回路15A〜15Hに
出力する。
SCSIインターフェースによるシステム制御回路14
の制御コマンドに応動して動作を切り換え、対応するハ
ードディスク装置HDD0〜HDD8の動作を制御す
る。すなわち記録に割り当てられたタイムスロットにお
いては、それぞれハードディスク装置HDD0〜HDD
8の動作モードを書き込みの動作モードに設定し、メモ
リ回路15A〜15Hを介して入力されるビデオデータ
及びパリティデータをハードディスク装置HDD0〜H
DD8に記録する。これに対して再生に割り当てられた
タイムスロットにおいて、ハードディスク装置HDD0
〜HDD8を読み出しの動作モードに設定し、各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8よりビデオデータ及び
パリティデータを再生してメモリ回路15A〜15Hに
出力する。
【0031】このようにして書き込み及び読み出しの処
理を実行する際に、SCSIコントローラ17A〜17
Hは、システム制御回路14より出力される論理アドレ
スADRを、内蔵の論理物理アドレスの変換テーブルに
より物理アドレスに変換した後、この物理アドレスによ
りハードディスク装置HDD0〜HDD8をアクセスす
る。これによりSCSIコントローラ17A〜17H
は、通常の再生速度によりビデオデータを再生する場合
は、各タイムスロットにおいて、この論理アドレスの指
定に従ってそれぞれ1セクタ分のデータを各ハードディ
スク装置HDD0〜HDD8より読み出して出力する。
理を実行する際に、SCSIコントローラ17A〜17
Hは、システム制御回路14より出力される論理アドレ
スADRを、内蔵の論理物理アドレスの変換テーブルに
より物理アドレスに変換した後、この物理アドレスによ
りハードディスク装置HDD0〜HDD8をアクセスす
る。これによりSCSIコントローラ17A〜17H
は、通常の再生速度によりビデオデータを再生する場合
は、各タイムスロットにおいて、この論理アドレスの指
定に従ってそれぞれ1セクタ分のデータを各ハードディ
スク装置HDD0〜HDD8より読み出して出力する。
【0032】これに対して2倍速、3倍速等の高速度で
ビデオデータを再生する場合は、各タイムスロットにお
いて、論理アドレスの指定に従ってそれぞれ2セクタ分
及び3セクタ分のデータを各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8より読み出して出力する。さらにSCSI
コントローラ17A〜17Hは、この読み出しの際に、
制御回路16A〜16Hより出力される読み出し信号R
Dをトリガにして、セクタ単位でビデオデータ及びパリ
ティデータを出力する。
ビデオデータを再生する場合は、各タイムスロットにお
いて、論理アドレスの指定に従ってそれぞれ2セクタ分
及び3セクタ分のデータを各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8より読み出して出力する。さらにSCSI
コントローラ17A〜17Hは、この読み出しの際に、
制御回路16A〜16Hより出力される読み出し信号R
Dをトリガにして、セクタ単位でビデオデータ及びパリ
ティデータを出力する。
【0033】制御回路16A〜16Hにおいて、クロッ
ク発生回路21は、各ハードディスク装置HDD0〜H
DD8におけるセクタを単位にした記録再生処理に同期
したクロックCK1を生成する。かくするにつき各ハー
ドディスク装置HDD0〜HDD8は、このクロックC
K1を基準にしたサーボ回路によりスピンドルモータを
回転駆動し、これによりこのクロックCK1が各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8におけるセクタを単位
にした記録再生処理に同期するようになされている。
ク発生回路21は、各ハードディスク装置HDD0〜H
DD8におけるセクタを単位にした記録再生処理に同期
したクロックCK1を生成する。かくするにつき各ハー
ドディスク装置HDD0〜HDD8は、このクロックC
K1を基準にしたサーボ回路によりスピンドルモータを
回転駆動し、これによりこのクロックCK1が各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8におけるセクタを単位
にした記録再生処理に同期するようになされている。
【0034】データ読み出し制御回路22は、このクロ
ックCK1を基準にして、記録時においては、メモリ回
路15A〜15H及びSCSIコントローラ17A〜1
7Hに読み出し信号RDを出力し、これにより各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8の動作に対応したタイ
ミングで、メモリ回路15A〜15Hより出力されるビ
デオデータ及びパリティデータをセクタ単位で各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8に記録する。これとは
逆に再生時においては、読み出し信号RDをSCSIコ
ントローラ17A〜17Hに出力し、各ハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出したデータをセクタ
単位でメモリ回路15A〜15Hに出力する。
ックCK1を基準にして、記録時においては、メモリ回
路15A〜15H及びSCSIコントローラ17A〜1
7Hに読み出し信号RDを出力し、これにより各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8の動作に対応したタイ
ミングで、メモリ回路15A〜15Hより出力されるビ
デオデータ及びパリティデータをセクタ単位で各ハード
ディスク装置HDD0〜HDD8に記録する。これとは
逆に再生時においては、読み出し信号RDをSCSIコ
ントローラ17A〜17Hに出力し、各ハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出したデータをセクタ
単位でメモリ回路15A〜15Hに出力する。
【0035】これにより図1に示すように、この記録再
生装置では、通常の再生速度によりビデオデータを出力
する場合(図1(C))、各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8よりこのビデオデータの出力に対応したタ
イミングで、各タイムスロットで1セクタ分のデータを
読み出すようになされている(図1(A))。これに対
して例えば2倍速によりビデオデータを出力する場合
(図1(G))、各ハードディスク装置HDD0〜HD
D8よりこの再生速度に対応して、各タイムスロットで
2セクタ分のデータを読み出すようになされている(図
1(D))。
生装置では、通常の再生速度によりビデオデータを出力
する場合(図1(C))、各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8よりこのビデオデータの出力に対応したタ
イミングで、各タイムスロットで1セクタ分のデータを
読み出すようになされている(図1(A))。これに対
して例えば2倍速によりビデオデータを出力する場合
(図1(G))、各ハードディスク装置HDD0〜HD
D8よりこの再生速度に対応して、各タイムスロットで
2セクタ分のデータを読み出すようになされている(図
1(D))。
【0036】データ数カウンタ回路23は、プログラマ
ブルのカウンタにより構成され、システム制御回路14
より出力される再生速度データDSに応じて、クロック
CK1を分周してなるクロックCK2を出力する。すな
わちデータ数カウンタ回路23は、通常の再生速度によ
りビデオデータを出力する場合、システム制御回路14
より値1の再生速度データDSがセットされ、これによ
りクロックCK1に同期したクロックCK2を出力す
る。さらに例えば2倍速によりビデオデータを出力する
場合、システム制御回路14より値2の再生速度データ
DSがセットされ、これによりクロックCK1を1/2
分周してなるクロックCK2を出力する。
ブルのカウンタにより構成され、システム制御回路14
より出力される再生速度データDSに応じて、クロック
CK1を分周してなるクロックCK2を出力する。すな
わちデータ数カウンタ回路23は、通常の再生速度によ
りビデオデータを出力する場合、システム制御回路14
より値1の再生速度データDSがセットされ、これによ
りクロックCK1に同期したクロックCK2を出力す
る。さらに例えば2倍速によりビデオデータを出力する
場合、システム制御回路14より値2の再生速度データ
DSがセットされ、これによりクロックCK1を1/2
分周してなるクロックCK2を出力する。
【0037】メモリ書き込み制御回路24は、このクロ
ックCK2をトリガにしてメモリ回路15A〜15Hの
アドレスADを順次インクリメントする。これによりメ
モリ書き込み制御回路24は、メモリ回路15A〜15
Hに順次循環的にビデオデータ及びパリティデータを格
納し、また格納したデータを格納順に出力する。このと
きメモリ書き込み制御回路24は、アドレスADと共
に、このクロックCK2に同期した書き込み信号WRを
出力する。これにより記録再生装置では、通常の再生速
度によりビデオデータを出力する場合(図1(C))、
各ハードディスク装置HDD0〜HDD8より読み出し
た1セクタ分のビデオデータ及びパリティデータを、対
応するタイミングでメモリ回路15A〜15Hに順次入
力し、このメモリ回路15A〜15Hに入力したデータ
をそのままデータマルチプレクサ13を介して出力する
(図1(B))。
ックCK2をトリガにしてメモリ回路15A〜15Hの
アドレスADを順次インクリメントする。これによりメ
モリ書き込み制御回路24は、メモリ回路15A〜15
Hに順次循環的にビデオデータ及びパリティデータを格
納し、また格納したデータを格納順に出力する。このと
きメモリ書き込み制御回路24は、アドレスADと共
に、このクロックCK2に同期した書き込み信号WRを
出力する。これにより記録再生装置では、通常の再生速
度によりビデオデータを出力する場合(図1(C))、
各ハードディスク装置HDD0〜HDD8より読み出し
た1セクタ分のビデオデータ及びパリティデータを、対
応するタイミングでメモリ回路15A〜15Hに順次入
力し、このメモリ回路15A〜15Hに入力したデータ
をそのままデータマルチプレクサ13を介して出力する
(図1(B))。
【0038】これに対して例えば2倍速によりビデオデ
ータを出力する場合(図1(G))、この再生速度に対
応して各タイムスロットで各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8より読み出された2セクタ分のデータのう
ち、クロックCK2に対応する1セクタ分のデータだけ
メモリ回路15A〜15Hに順次入力する(図1
(E))。これにより制御回路16A〜16Hは、映像
信号処理ブロック6A〜6Fより出力する際に不必要な
ビデオデータと、このビデオデータに関連するパリティ
データとを予めメモリ回路15A〜15Hに入力する際
に間引き処理し、必要なビデオデータ等だけをデータマ
ルチプレクサ13を介して出力するようになされている
(図1(F))。
ータを出力する場合(図1(G))、この再生速度に対
応して各タイムスロットで各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8より読み出された2セクタ分のデータのう
ち、クロックCK2に対応する1セクタ分のデータだけ
メモリ回路15A〜15Hに順次入力する(図1
(E))。これにより制御回路16A〜16Hは、映像
信号処理ブロック6A〜6Fより出力する際に不必要な
ビデオデータと、このビデオデータに関連するパリティ
データとを予めメモリ回路15A〜15Hに入力する際
に間引き処理し、必要なビデオデータ等だけをデータマ
ルチプレクサ13を介して出力するようになされている
(図1(F))。
【0039】かくするにつきシステム制御回路14は、
ディスクアレイ装置10全体の動作を制御するマイクロ
コンピユータにより形成され、バッファメモリ12を介
して入力される制御コマンドを解析し、解析結果に基づ
いて対応する映像信号処理ブロックにステータスデータ
等を出力する。また映像信号処理ブロックより書き込み
及び読み出しの制御コマンドが入力されると、SCSI
コントローラ17A〜17HにそれぞれSCSIインタ
ーフェースによる書き込み及び読み出しの制御コマンド
を発行すると共に、データマルチプレクサ13等の動作
を切り換える。
ディスクアレイ装置10全体の動作を制御するマイクロ
コンピユータにより形成され、バッファメモリ12を介
して入力される制御コマンドを解析し、解析結果に基づ
いて対応する映像信号処理ブロックにステータスデータ
等を出力する。また映像信号処理ブロックより書き込み
及び読み出しの制御コマンドが入力されると、SCSI
コントローラ17A〜17HにそれぞれSCSIインタ
ーフェースによる書き込み及び読み出しの制御コマンド
を発行すると共に、データマルチプレクサ13等の動作
を切り換える。
【0040】このときシステム制御回路14は、制御コ
マンドに付加されたアドレスデータを各ハードディスク
装置HDD0〜HDD8の論理アドレスに変換した後、
この論理アドレスによる制御コマンドをSCSIコント
ローラ17A〜17Hに出力する。これによりシステム
制御回路14においては、各映像信号処理ブロック6A
〜6Fにより指定された領域をアクセスするように、ハ
ードディスク装置HDD0〜HDD8の動作を制御す
る。
マンドに付加されたアドレスデータを各ハードディスク
装置HDD0〜HDD8の論理アドレスに変換した後、
この論理アドレスによる制御コマンドをSCSIコント
ローラ17A〜17Hに出力する。これによりシステム
制御回路14においては、各映像信号処理ブロック6A
〜6Fにより指定された領域をアクセスするように、ハ
ードディスク装置HDD0〜HDD8の動作を制御す
る。
【0041】さらにシステム制御回路14は、各映像信
号処理ブロック6A〜6Fにより指定される再生速度に
応じて各制御回路16A〜16Hに再生速度データDS
を出力する。
号処理ブロック6A〜6Fにより指定される再生速度に
応じて各制御回路16A〜16Hに再生速度データDS
を出力する。
【0042】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、ビデオデータは(図5)、映像信
号処理ブロック6A〜6Fにおいて時間軸圧縮された
後、各映像信号処理ブロック6A〜6Fに割り当てられ
た1/7フレームの期間でなる各タイムスロットで、1
フレーム分のデータが制御コマンド等と共にデータマル
チプレクサ7を介してディスクアレイ装置10(図2)
に出力される。また再生時、ビデオデータは、対応する
タイムスロットにおいて、ハードディスク装置HDD0
〜HDD8より読み出され、データマルチプレクサ7を
介して映像信号処理ブロック6A〜6Fに取り込まれ、
ここで時間軸伸長された後、所定のフォーマットにより
出力される。
号処理ブロック6A〜6Fにおいて時間軸圧縮された
後、各映像信号処理ブロック6A〜6Fに割り当てられ
た1/7フレームの期間でなる各タイムスロットで、1
フレーム分のデータが制御コマンド等と共にデータマル
チプレクサ7を介してディスクアレイ装置10(図2)
に出力される。また再生時、ビデオデータは、対応する
タイムスロットにおいて、ハードディスク装置HDD0
〜HDD8より読み出され、データマルチプレクサ7を
介して映像信号処理ブロック6A〜6Fに取り込まれ、
ここで時間軸伸長された後、所定のフォーマットにより
出力される。
【0043】このようにしてディスクアレイ装置10に
入力されるビデオデータは(図2)、SCSIインター
フェース回路11を介してバッファメモリ12に入力さ
れ、ここで制御コマンドと分離され、データマルチプレ
クサ13に入力される。ここでビデオデータは、1バイ
ト単位で振り分けられてハードディスク装置HDD0〜
HDD7に向けて出力され、またパリティ演算回路16
に出力される。このパリティ演算回路16において、ビ
デオデータは、排他的論理和演算によりパリティデータ
が生成され、このパリティデータがハードディスク装置
HDD8に向けて出力される。これによりビデオデータ
は、パリティデータと共にハードディスク装置HDD0
〜HDD8に振り分けられてタイムスロット単位で同時
並列的に記録される。
入力されるビデオデータは(図2)、SCSIインター
フェース回路11を介してバッファメモリ12に入力さ
れ、ここで制御コマンドと分離され、データマルチプレ
クサ13に入力される。ここでビデオデータは、1バイ
ト単位で振り分けられてハードディスク装置HDD0〜
HDD7に向けて出力され、またパリティ演算回路16
に出力される。このパリティ演算回路16において、ビ
デオデータは、排他的論理和演算によりパリティデータ
が生成され、このパリティデータがハードディスク装置
HDD8に向けて出力される。これによりビデオデータ
は、パリティデータと共にハードディスク装置HDD0
〜HDD8に振り分けられてタイムスロット単位で同時
並列的に記録される。
【0044】このときビデオデータ(図3)は、メモリ
回路15A〜15H、SCSIコントローラ17A〜1
7Hを順次介してハードディスク装置HDD0〜HDD
8に出力され、システム制御回路14より出力される論
理アドレスADRにより、映像信号処理ブロック6A〜
6Fにより指定される領域に、セクタ単位で順次記録さ
れる。
回路15A〜15H、SCSIコントローラ17A〜1
7Hを順次介してハードディスク装置HDD0〜HDD
8に出力され、システム制御回路14より出力される論
理アドレスADRにより、映像信号処理ブロック6A〜
6Fにより指定される領域に、セクタ単位で順次記録さ
れる。
【0045】このとき制御回路16A〜16Hにおい
て、クロック発生回路21よりハードディスク装置HD
D0〜HDD8における各セクタのアクセスに同期した
クロックCK1が生成され、データ数カウンタ回路23
において、このクロックCK1に同期したクロックCK
2が生成される。さらにメモリ書き込み制御回路24に
おいて、このクロックCK2をトリガにしてメモリ回路
15A〜15HのアドレスADが順次インリメントさ
れ、またこのクロックCK2に同期した書き込み信号W
Rが生成される。
て、クロック発生回路21よりハードディスク装置HD
D0〜HDD8における各セクタのアクセスに同期した
クロックCK1が生成され、データ数カウンタ回路23
において、このクロックCK1に同期したクロックCK
2が生成される。さらにメモリ書き込み制御回路24に
おいて、このクロックCK2をトリガにしてメモリ回路
15A〜15HのアドレスADが順次インリメントさ
れ、またこのクロックCK2に同期した書き込み信号W
Rが生成される。
【0046】これに対してビデオデータにおいては、各
ハードディスク装置HDD0〜HDD7の1セクタ分の
ビデオデータにより1フレームのビデオデータが形成さ
れるように設定されていることにより、記録時において
は、各メモリ回路15A〜15Hに対してデータマルチ
プレクサ13より、1タイムスロットで、各ハードディ
スク装置HDD0〜HDD8の1セクタ分のビデオデー
タが入力される。これによりビデオデータは、記録時、
タイミング調整用のFIFOとして動作するメモリ回路
15A〜15Hを介して、入力順にSCSIコントロー
ラ17A〜17Hを介して各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8に記録され、ハードディスク装置HDD0
〜HDD8においては、1タイムスロットで1セクタづ
つビデオデータ等が記録される。
ハードディスク装置HDD0〜HDD7の1セクタ分の
ビデオデータにより1フレームのビデオデータが形成さ
れるように設定されていることにより、記録時において
は、各メモリ回路15A〜15Hに対してデータマルチ
プレクサ13より、1タイムスロットで、各ハードディ
スク装置HDD0〜HDD8の1セクタ分のビデオデー
タが入力される。これによりビデオデータは、記録時、
タイミング調整用のFIFOとして動作するメモリ回路
15A〜15Hを介して、入力順にSCSIコントロー
ラ17A〜17Hを介して各ハードディスク装置HDD
0〜HDD8に記録され、ハードディスク装置HDD0
〜HDD8においては、1タイムスロットで1セクタづ
つビデオデータ等が記録される。
【0047】これに対して再生時(図2)、ディスクア
レイ装置10より送出されるビデオデータは、ハードデ
ィスク装置HDD0〜HDD8よりパリティデータと共
に読み出された後、データマルチプレクサ13において
元のデータ配列に戻された後、バッファメモリ12を介
してステータースデータ等と共に送出される。このとき
故障、欠陥等により何れかのハードディスク装置HDD
0〜HDD8より正しいビデオデータを読み出すことが
困難になると、一旦ビデオデータがパリティ演算回路1
6に出力され、ここでパリティデータとの間で排他的論
理和演算処理が実行されることにより、この正しく読み
出すことが困難なビデオデータが修復され、他のビデオ
データと共に送出される。
レイ装置10より送出されるビデオデータは、ハードデ
ィスク装置HDD0〜HDD8よりパリティデータと共
に読み出された後、データマルチプレクサ13において
元のデータ配列に戻された後、バッファメモリ12を介
してステータースデータ等と共に送出される。このとき
故障、欠陥等により何れかのハードディスク装置HDD
0〜HDD8より正しいビデオデータを読み出すことが
困難になると、一旦ビデオデータがパリティ演算回路1
6に出力され、ここでパリティデータとの間で排他的論
理和演算処理が実行されることにより、この正しく読み
出すことが困難なビデオデータが修復され、他のビデオ
データと共に送出される。
【0048】このハードディスク装置HDD0〜HDD
8からデータマルチプレクサ13へのビデオデータの転
送において(図3)、ビデオデータは、記録時と同様
に、論理アドレスADRにより指定されるセクタより読
み出された後、SCSIコントローラ17A〜17Hを
介して、メモリ回路15A〜15Hに入力される。この
ときビデオデータは、再生速度に応じて、通常の再生速
度による場合は、1タイムスロットで1セクタ分のビデ
オデータがSCSIコントローラ17A〜17Hより読
み出された後、データ読み出し制御回路22により制御
されてクロックCK1に同期したタイミングによりメモ
リ回路15A〜15Hに出力される(図1(A))。
8からデータマルチプレクサ13へのビデオデータの転
送において(図3)、ビデオデータは、記録時と同様
に、論理アドレスADRにより指定されるセクタより読
み出された後、SCSIコントローラ17A〜17Hを
介して、メモリ回路15A〜15Hに入力される。この
ときビデオデータは、再生速度に応じて、通常の再生速
度による場合は、1タイムスロットで1セクタ分のビデ
オデータがSCSIコントローラ17A〜17Hより読
み出された後、データ読み出し制御回路22により制御
されてクロックCK1に同期したタイミングによりメモ
リ回路15A〜15Hに出力される(図1(A))。
【0049】これによりビデオデータは、1のタイムス
ロットで、1セクタ分のビデオデータがハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出された後、記録時と
同様のアドレスAD及び書き込み信号WRによって、順
次、タイミング調整用のFIFOとして動作するメモリ
回路15A〜15Hに取り込まれ(図1(B))、デー
タマルチプレクサ13、映像信号処理ブロック6A〜6
Fを順次介して出力される(図1(C))。
ロットで、1セクタ分のビデオデータがハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出された後、記録時と
同様のアドレスAD及び書き込み信号WRによって、順
次、タイミング調整用のFIFOとして動作するメモリ
回路15A〜15Hに取り込まれ(図1(B))、デー
タマルチプレクサ13、映像信号処理ブロック6A〜6
Fを順次介して出力される(図1(C))。
【0050】これに対して2倍速による場合、データ数
カウンタ回路23において、システム制御回路14から
の設定によりクロックCK1を1/2分周してなるクロ
ックCK2が生成される。これによりクロックCK1に
対して周期が2倍に設定されたクロックCK2を基準に
してアドレスADがインクリメントされ、また書き込み
信号WRが出力されることになり、ハードディスク装置
HDD0〜HDD8の読み出しの速度に対して、メモリ
回路15A〜15Hへの書き込みの速度が、セクタを単
位にして1/2に低減される。
カウンタ回路23において、システム制御回路14から
の設定によりクロックCK1を1/2分周してなるクロ
ックCK2が生成される。これによりクロックCK1に
対して周期が2倍に設定されたクロックCK2を基準に
してアドレスADがインクリメントされ、また書き込み
信号WRが出力されることになり、ハードディスク装置
HDD0〜HDD8の読み出しの速度に対して、メモリ
回路15A〜15Hへの書き込みの速度が、セクタを単
位にして1/2に低減される。
【0051】この状態で2倍速による場合は、1タイム
スロットで2セクタ分のビデオデータがハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出された後、データ読
み出し制御回路22により制御されてクロックCK1に
同期したタイミングによりメモリ回路15A〜15Hに
出力される(図1(D))。従ってメモリ回路15A〜
15Hにおいて、この2セクタ分のビデオデータは、書
き込み信号WRに応動して1セクタ分取り込まれた後、
続く1セクタ分が間引きされ(図1(E))、取り込ま
れたビデオデータがデータマルチプレクサ13、映像信
号処理ブロック6A〜6Fを順次介して出力される(図
1(F)及び(G))。
スロットで2セクタ分のビデオデータがハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出された後、データ読
み出し制御回路22により制御されてクロックCK1に
同期したタイミングによりメモリ回路15A〜15Hに
出力される(図1(D))。従ってメモリ回路15A〜
15Hにおいて、この2セクタ分のビデオデータは、書
き込み信号WRに応動して1セクタ分取り込まれた後、
続く1セクタ分が間引きされ(図1(E))、取り込ま
れたビデオデータがデータマルチプレクサ13、映像信
号処理ブロック6A〜6Fを順次介して出力される(図
1(F)及び(G))。
【0052】これにより可変速再生時において、ビデオ
データは、1タイムスロットで、再生速度に応じたセク
タ分だけハードディスク装置HDD0〜HDD8より読
み出力されはするものの、メモリ回路15A〜15Hへ
の書き込み際に、不必要なデータが間引きされ、このメ
モリ回路15A〜15H以降の処理回路に対しては、一
定の転送速度により出力される。
データは、1タイムスロットで、再生速度に応じたセク
タ分だけハードディスク装置HDD0〜HDD8より読
み出力されはするものの、メモリ回路15A〜15Hへ
の書き込み際に、不必要なデータが間引きされ、このメ
モリ回路15A〜15H以降の処理回路に対しては、一
定の転送速度により出力される。
【0053】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、ハードディスク装置HDD0〜H
DD8より読み出したビデオデータを、再生速度に対応
してメモリ回路15A〜15Hに間引きして書き込んだ
後、メモリ回路15A〜15H以降の処理回路に対して
は、一定の転送速度により出力することにより、再生速
度を切り換えた場合でも再生可能なチャンネル数の変化
を防止でき、これにより再生速度による再生可能なチャ
ンネル数の制限を有効に回避して、連続するビデオデー
タを再生することができる。
DD8より読み出したビデオデータを、再生速度に対応
してメモリ回路15A〜15Hに間引きして書き込んだ
後、メモリ回路15A〜15H以降の処理回路に対して
は、一定の転送速度により出力することにより、再生速
度を切り換えた場合でも再生可能なチャンネル数の変化
を防止でき、これにより再生速度による再生可能なチャ
ンネル数の制限を有効に回避して、連続するビデオデー
タを再生することができる。
【0054】またメモリ回路15A〜15H以降の処理
回路においては、高速再生時においても、通常の再生速
度による場合と同一の処理速度により動作することにな
り、標準のインターフェース回路11等を使用すること
ができ、さらにはデータマルチプレクサ13等について
も通常の再生速度を基準にして設計することができる。
従ってその分全体構成を簡略化することができる。また
各タイムスロットの時間を長くする必要がないことによ
り、応答速度の劣化も有効に回避することができる。
回路においては、高速再生時においても、通常の再生速
度による場合と同一の処理速度により動作することにな
り、標準のインターフェース回路11等を使用すること
ができ、さらにはデータマルチプレクサ13等について
も通常の再生速度を基準にして設計することができる。
従ってその分全体構成を簡略化することができる。また
各タイムスロットの時間を長くする必要がないことによ
り、応答速度の劣化も有効に回避することができる。
【0055】さらにハードディスク装置HDD0〜HD
D8に対しては、高速再生時、連続するセクタの再生を
命令するだけで対応するビデオデータをハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出して処理することが
できる。従って、その分各タイムスロットにおいて、ビ
デオデータの転送に使用可能な時間の変動を有効に回避
することができ、ハードディスク装置の入出力における
転送レートの劣化も有効に回避することができる。
D8に対しては、高速再生時、連続するセクタの再生を
命令するだけで対応するビデオデータをハードディスク
装置HDD0〜HDD8より読み出して処理することが
できる。従って、その分各タイムスロットにおいて、ビ
デオデータの転送に使用可能な時間の変動を有効に回避
することができ、ハードディスク装置の入出力における
転送レートの劣化も有効に回避することができる。
【0056】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、高速再生時、SCS
Iコントローラに対して連続するセクタの再生を命令す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要
に応じてセクタ単位でコマンドを発行する場合にも広く
適用することができる。
Iコントローラに対して連続するセクタの再生を命令す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要
に応じてセクタ単位でコマンドを発行する場合にも広く
適用することができる。
【0057】また上述の実施の形態においては、RAI
Dによる記録再生装置に本発明を適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、単にビデオデータを
振り分けて記録する記録再生装置にも適用することがで
きる。
Dによる記録再生装置に本発明を適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、単にビデオデータを
振り分けて記録する記録再生装置にも適用することがで
きる。
【0058】さらに上述の実施の形態においては、各ハ
ードディスク装置に1バイト単位でビデオデータとデー
タ修復用のパリティデータを振り分ける場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて種々の形
態により振り分ける場合に広く適用することができる。
ードディスク装置に1バイト単位でビデオデータとデー
タ修復用のパリティデータを振り分ける場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて種々の形
態により振り分ける場合に広く適用することができる。
【0059】さらに上述の実施の形態においては、映像
信号処理ブロック等のインターフェースにSCSIイン
ターフェースを適用した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、種々のインターフェースを広く適用す
ることができる。
信号処理ブロック等のインターフェースにSCSIイン
ターフェースを適用した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、種々のインターフェースを広く適用す
ることができる。
【0060】また上述の実施の形態においては、それぞ
れ7台のハードディスク装置により構成された8台のデ
ィスクアレイ装置に、6チャンネルのビデオデータを振
り分けて記録再生する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、必要に応じてディスクアレイ装置を構成
するハードディスク装置の台数、ディスクアレイ装置の
台数は種々に設定することができ、さらには種々のチャ
ンネル数のビデオデータを記録再生する場合に広く適用
することができる。なおこの場合に、単に記録再生に要
するデータ転送レートの向上を図るために、例えば1チ
ャンネルのビデオデータを複数台のデータ記録手段に振
り分ける場合にも広く適用することができる。
れ7台のハードディスク装置により構成された8台のデ
ィスクアレイ装置に、6チャンネルのビデオデータを振
り分けて記録再生する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、必要に応じてディスクアレイ装置を構成
するハードディスク装置の台数、ディスクアレイ装置の
台数は種々に設定することができ、さらには種々のチャ
ンネル数のビデオデータを記録再生する場合に広く適用
することができる。なおこの場合に、単に記録再生に要
するデータ転送レートの向上を図るために、例えば1チ
ャンネルのビデオデータを複数台のデータ記録手段に振
り分ける場合にも広く適用することができる。
【0061】さらに上述の実施の形態においては、ハー
ドディスク装置により再生ブロックを構成する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、光磁気ディスク
装置等の種々のデータ記録再生装置により各再生ブロッ
クを構成する場合にも広く適用することができる。
ドディスク装置により再生ブロックを構成する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、光磁気ディスク
装置等の種々のデータ記録再生装置により各再生ブロッ
クを構成する場合にも広く適用することができる。
【0062】また上述の実施の形態においては、本発明
をビデオデータの記録再生装置に適用した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータの
記録再生装置等、連続するデータを対象としたデータ再
生装置に広く適用することができる。
をビデオデータの記録再生装置に適用した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータの
記録再生装置等、連続するデータを対象としたデータ再
生装置に広く適用することができる。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数台の
再生ブロックより再生したデータを予め間引きして出力
することにより、再生速度による再生可能なチャンネル
数の制限等を有効に回避して、簡易な構成により可変速
再生することができる。
再生ブロックより再生したデータを予め間引きして出力
することにより、再生速度による再生可能なチャンネル
数の制限等を有効に回避して、簡易な構成により可変速
再生することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置におけ
るビデオデータの再生の説明に供するタイムチャートで
ある。
るビデオデータの再生の説明に供するタイムチャートで
ある。
【図2】図1の記録再生装置に適用されるディスクアレ
イ装置を示すブロック図である。
イ装置を示すブロック図である。
【図3】図2のディスクアレイ装置の制御回路を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】RAIDのディスクアレイ装置を示すブロック
図である。
図である。
【図5】複数チャンネルの並列処理の説明に供する記録
再生装置のブロック図ある。
再生装置のブロック図ある。
【図6】タイムスロットの説明に供するタイムチャート
である。
である。
【図7】図5のディスクアレイ装置におけるビデオデー
タの処理を示すタイムチャートである。
タの処理を示すタイムチャートである。
1、10……ディスクアレイ装置、2……ディスクアレ
イコントローラ、6A〜6F……映像信号処理ブロッ
ク、7、13……データマルチプレクサ、14……シス
テム制御回路、15A〜15H……メモリ回路、16…
…パリティ演算回路、16A〜16H……制御回路、1
7A〜17H……SCSIコントローラ、HDD0〜H
DD8……ハードディスク装置
イコントローラ、6A〜6F……映像信号処理ブロッ
ク、7、13……データマルチプレクサ、14……シス
テム制御回路、15A〜15H……メモリ回路、16…
…パリティ演算回路、16A〜16H……制御回路、1
7A〜17H……SCSIコントローラ、HDD0〜H
DD8……ハードディスク装置
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の再生ブロックに振り分けて記録し
たデータを、前記複数の再生ブロックより同時並列的に
再生するデータ再生装置において、 前記複数の再生ブロックの動作を制御して、前記再生ブ
ロックで再生された前記データを出力する制御回路を有
し、 前記制御回路は、 前記複数の再生ブロックが単位時間に再生する前記デー
タのデータ量を可変し、前記データ量に対応して前記デ
ータを間引きして、一定のデータ転送速度により出力す
ることを特徴とするデータ再生装置。 - 【請求項2】 前記制御回路は、 前記データを処理する処理回路からの制御コマンドに応
動して、前記複数の再生ブロックの動作を制御する再生
ブロック制御回路と、 前記複数の再生ブロックより出力される前記データを一
旦保持して出力するメモリと、 前記メモリより出力される前記データを配列して前記処
理回路に出力するデータ出力回路とを有し、 前記再生ブロックより出力される前記データを前記メモ
リに間欠的に書き込むことにより、前記間引きの処理を
実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生
装置。 - 【請求項3】 前記データは、ビデオデータで形成さ
れ、 前記複数の再生ブロックは、フレームを単位にして同時
並列的に前記ビデオデータを再生して出力し、 前記制御回路は、フレームを単位にして再生したビデオ
データを間引きすることを特徴とする請求項1に記載の
データ再生装置。 - 【請求項4】 前記制御回路は、前記複数の再生ブロッ
クの動作をタイムスロットにより時間管理して、各タイ
ムスロットで、異なるチャンネルのビデオデータを前記
複数の再生ブロックより再生して出力することを特徴と
する請求項1に記載のデータ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8114264A JPH09282778A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | データ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8114264A JPH09282778A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | データ再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282778A true JPH09282778A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14633452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8114264A Pending JPH09282778A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | データ再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09282778A (ja) |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP8114264A patent/JPH09282778A/ja active Pending
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