JP2000214886A - 音声情報再生装置 - Google Patents

音声情報再生装置

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JP2000214886A
JP2000214886A JP11017589A JP1758999A JP2000214886A JP 2000214886 A JP2000214886 A JP 2000214886A JP 11017589 A JP11017589 A JP 11017589A JP 1758999 A JP1758999 A JP 1758999A JP 2000214886 A JP2000214886 A JP 2000214886A
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JP11017589A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Koge
浩 高家
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の良いタイプ作業を行うことが可能とな
る音声情報再生装置を提供する。 【解決手段】 音声情報を含む情報を記録する記録媒体
4と、この記録媒体4に記録された情報を再生するもの
であって、再生される音声情報の内の有音区間の時間を
計測するタイマ6を備え、このタイマ6による計測時間
が所定の最長連続有音再生時間に達したときには該有音
区間の再生を一時停止時間だけ停止させるように自動的
に制御し、また、該最長連続有音再生時間に達すること
なく一つの有音区間が終了したことが検出されたときに
は、該有音区間に比例した一時停止時間だけ次の有音区
間の再生を停止させるように自動的に制御する中央制御
装置5と、上記一時停止時間や最長連続有音再生時間を
設定するための操作部9と、を備えた音声情報再生装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報再生装
置、より詳しくは、有音区間を含む音声情報を再生する
ための音声情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に記録された音声情報を再生し
て、音声として出力する音声情報再生装置は、従来より
種々のものが提案されていて、テープレコーダを始めと
して、近年ではデジタル化されたデータの再生を行うC
D再生装置、CD−ROM再生装置、DVD再生装置
や、デジタルで音声を録音再生するデジタルレコーダな
どが製品化されている。
【0003】こうしたものの一例として、特開平7−1
34858号公報には、記録媒体に検索可能な形式で記
録された画像情報信号および音声情報信号を再生する情
報再生装置であって、上記情報信号とともに記録されて
いる当該情報信号の再生動作を規定した制御信号を再生
する手段と、この再生された制御信号に設定された時間
だけ再生動作を停止させた後に再生動作を再開させる制
御手段とを備えた情報再生装置が記載されていて、具体
的には、電子ブックプレーヤ等の情報再生装置上で、デ
ィスクに記録されている制御情報等を含む情報信号を再
生した後に、該ディスク上の画像情報信号や音声情報信
号を再生させて、画面表示あるいは音声出力を行うもの
となっている。
【0004】また、特開平10−69704号公報に
は、情報を記録した記録媒体と、この記録媒体に記録し
た情報を再生する再生制御手段と、上記記録媒体に記録
した情報の容量を管理するファイル管理手段と、このフ
ァイル管理手段に管理される情報の容量に基づいて上記
再生制御手段から再生する情報の一時停止時間を求める
計時手段と、上記再生制御手段から情報を再生した後に
再生を一時停止し、上記一時停止時間経過後に新たな情
報を上記再生制御手段から再生させる記録媒体制御手段
とを備える情報再生装置や情報再生方法が記載されてい
て、ファイルの容量に対応した時間だけ再生を一時停止
して、その後に再生を再開するようになっている。
【0005】上述したような音声情報再生装置は、種々
の用途に用いられるが、一例としては、音声情報録音装
置により口述者が文章の口述を行い、その口述内容を記
録した記録媒体をタイピスト等に渡すことにより、タイ
ピストが音声情報再生装置を用いて口述内容を再生しな
がら、タイプするといった使い方が行われている。
【0006】このような再生内容をタイプ等する場合に
は、口述内容をそのままの速度でタイプすることは困難
であるために、適宜再生したところでその再生を停止し
て、停止した位置までタイプし終えたところで、再び続
く部分の再生を行ってタイプを行うといった使われ方を
することが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−134858号公報に記載のものでは、再生動
作を一時的に停止させることはできるものの、事前に停
止させる時間等の情報を含む制御信号を用意しなければ
ならず、画像情報や音声情報のみに基づいて停止を制御
することはできなかった。従って、再生時に、タイプし
易い適宜の再生時間で停止させることは困難であり、さ
らに、タイピストによって個人差のあるタイプ速度等に
対応して、こうした一時停止時間の長短を調整すること
もできなかった。
【0008】また、上記特開平10−69704号公報
のものでは、やはり再生動作の一時停止を行うことはで
きるものの、一時停止を行うことができるのが管理され
るファイル単位のみであることや、停止時間の基準をフ
ァイル容量でしか決めることができないなどの事情があ
って、上述の従来例と同様に、タイプし易い適宜の再生
時間で停止させることや、停止時間の長短を調整するこ
とができなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、効率の良いタイプ作業を行うことが可能となる音
声情報再生装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による音声情報再生装置は、音声情報
を含む情報を記録する記録媒体と、この記録媒体に記録
された情報を再生する再生手段と、この再生手段によっ
て再生される音声情報の内の有音区間を検出する検出手
段と、この検出手段によって一つの有音区間が終了した
ことが検出された後に上記再生手段により次の有音区間
の再生を行う前に該有音区間の再生を一時停止時間だけ
停止させるように自動的に制御する一時停止制御手段と
を備えたものである。
【0011】また、第2の発明による音声情報再生装置
は、音声情報を含む情報を記録する記録媒体と、この記
録媒体に記録された情報を再生する再生手段と、この再
生手段によって再生される音声情報の内の有音区間の時
間を計測する計時手段と、上記計時手段による計測時間
が最長連続有音再生時間に達したときに上記再生手段に
よる有音区間の再生を一時停止時間だけ停止させるよう
に自動的に制御する一時停止制御手段とを備えたもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図6は本発明の一実施形
態を示したものであり、図1は音声情報再生装置の構成
を示すブロック図である。
【0013】この音声情報再生装置1は、マイクロフォ
ンや音声入力端子等でなる音声入力部3と、この音声入
力部3から入力した音声情報を記録する例えばフラッシ
ュメモリ等でなる記録媒体4と、この記録媒体4から出
力される音声情報を音声として放音する例えばスピーカ
等でなる音声出力装置7と、この音声情報再生装置1に
対して再生の開始や停止等の各種の操作入力を行うため
の第1、第2、第3、第4の設定手段たる操作部9と、
当該音声情報再生装置1の動作状態を含む各種の情報を
表示するための表示装置8と、時間を計測するための計
時手段たるタイマ6を有するとともに、上記記録媒体
4、音声出力装置7、表示装置8、操作部9を含むこの
音声情報再生装置1に係る制御を統括的に行う例えばC
PU等でなる再生手段、検出手段、一時停止制御手段、
演算手段、比較設定手段を兼ねた中央処理装置5と、を
有して構成されている。
【0014】すなわち、本実施形態の音声情報再生装置
1は、音声情報を記録する音声情報記録装置としての機
能も兼ね備えたものとなっている。
【0015】次に、図2は、上述したような音声情報再
生装置1の基本的な動作を示すフローチャートである。
【0016】動作が開始されると、まず、上記操作部9
に含まれているこの音声情報再生装置1の電源をオン
(ON)/オフ(OFF)するためのパワースイッチが
オンになったか否かを判断する(ステップS1)。
【0017】ここでオフのままである場合にはこのステ
ップS1を適宜の時間間隔で繰り返して行うことにより
オンになるのを待機する。そして、ステップS1におい
てパワースイッチがオンになったことが検出された場合
には、モード設定を行うか否かを判断し(ステップS
2)、行う場合には後述するようなモード設定処理を実
行する(ステップS3)。
【0018】上記ステップS2においてモード設定を行
わない場合、または上記ステップS3においてモード設
定を終了した場合には、次に、上記操作部9の再生(P
LAY)ボタンがオンされたか否かを判断し(ステップ
S4)、オンされた場合には、上記記録媒体4から音声
情報を読み出して、上記中央処理装置5により必要な処
理を施した後に、上記音声出力装置7から放音させる再
生処理を行う(ステップS5)。
【0019】上記ステップS4において再生(PLA
Y)ボタンがオンされていない場合、または上記ステッ
プS5の再生処理が終了した場合には、次に、上記操作
部9の録音(REC)ボタンがオンされたか否かを判断
し(ステップS6)、オンされた場合には、上記音声入
力部3から音声情報を入力して上記記録媒体4に記録さ
せる録音処理を行う(ステップS7)。
【0020】上記ステップS6において録音(REC)
ボタンがオンされていない場合、または上記ステップS
7の録音処理が終了した場合には、次に、上記操作部9
の早送り(FF)ボタンがオンされたか否かを判断し
(ステップS8)、オンされた場合には、上記記録媒体
4に記録されている音声情報を再生する位置、または該
記録媒体4に音声情報を記録する位置を早送りさせる早
送り処理を行う(ステップS9)。
【0021】上記ステップS8において早送り(FF)
ボタンがオンされていない場合、または上記ステップS
9の早送り処理が終了した場合には、次に、上記操作部
9の早戻し(REW)ボタンがオンされたか否かを判断
し(ステップS10)、オンされた場合には、上記記録
媒体4に記録されている音声情報を再生する位置、また
は該記録媒体4に音声情報を記録する位置を早戻しさせ
る早戻し処理を行う(ステップS11)。
【0022】上記ステップS10において早戻し(RE
W)ボタンがオンされていない場合、または上記ステッ
プS11の早戻し処理が終了した場合には、上記ステッ
プS1に戻って、再び各スイッチがオンされるのを待機
するようになっている。
【0023】続く処理について説明する前に、録音者が
口述を行って録音した音声情報の構成について説明す
る。
【0024】録音者が口述を行って録音した音声情報
は、一般的に、発声を行っている有音区間と、発声と発
声の合間となる無音区間とが、交互に繰り返されて構成
されている。具体的には、口述の最中には、息継ぎによ
り無音となる時間や、次の文章を頭の中でまとめるまで
に無音となる時間などがあり、その時間の間も録音処理
を継続している場合には、これらが無音区間として記録
されることになる。そして、それ以外の実際の発声を行
っている部分が有音区間となる。
【0025】さらに、実際の口述においては、長い文章
を連続して口述する場合や、比較的短い文節で息継ぎを
する場合、次の文章を口述するまでに比較的長い時間を
要する場合などの様々な場合がある。
【0026】こうして、上述した有音区間と無音区間
は、それぞれ長時間連続する区間となる場合や、短時間
で終了する区間となる場合がある。
【0027】こうした様々な時間的な長さの有音区間や
無音区間を含む録音ファイルを再生しながら、例えばタ
イピスト等がタイプを行う際に、適切な速度でタイプし
易いようにするためのものが、次に説明するモード設定
である。
【0028】図3は、上記図2のステップS3における
モード設定の詳細な動作を示すフローチャートである。
【0029】このモード設定は、音声情報を再生する際
に、有音区間が長い場合には適宜の休止(再生の一時停
止)を挟ませることにより、一度に再生する音声情報の
量をタイプし易い程度の量に制限するとともに、音声が
録音されていない無音時間が必要以上に継続する場合に
は、その無音時間を短縮することにより、適切な速度で
リズム良くタイプすることができるように、休止時間等
を設定するためのものである。
【0030】この処理に入ると、一定時間によって休止
を行うか、一定割合によって休止を行うか、または段階
的な一定時間によって休止を行うかを判断する(ステッ
プS21)。
【0031】ここで、一定時間によって休止を行う場合
には、操作者が一定の休止時間Tを所望の値に設定する
処理を行う(ステップS22)。
【0032】一方、上記ステップS21において、一定
割合によって休止を行うと判断された場合には、直前に
再生した有音区間の時間に対してどの程度の割合の休止
時間とするかを設定する休止割合Aの設定処理を行う
(ステップS23)。
【0033】また、上記ステップS21において、段階
的な一定時間によって休止を行う場合には、段階を区分
けするための閾時間であるスレッシュ時間d,eと、各
一定の休止時間D,E,F,Gを所望の値に設定する処
理を行う(ステップS24)。
【0034】上記ステップS22,S23,S24の何
れかにより設定が行われたら、次に、最長連続有音再生
時間(図中および以下では、適宜、最長連続再生時間と
記載する。)Bの設定を行う(ステップS25)。この
最長連続再生時間Bの設定は、有音区間の再生があまり
長時間連続すると、タイプ等を行うのが困難となるため
に、長すぎる場合には適宜の長さに制限するためのもの
である。
【0035】なお、再生時間がこの最長連続再生時間B
に達した後は、再生の一時休止を行うことになるが、こ
のときの休止時間についても上述と同様に、一定として
も良いし、設定された最長連続再生時間Bに適宜の定数
を乗する等により算出しても良いし、あるいは最長連続
再生時間の設定とは別に設定することができるようにし
ても構わない。
【0036】上記ステップS25により、一つの有音区
間内における再生時間が上記最長連続再生時間Bに達し
たときには、該一つの有音区間を複数に分割して再生す
ることになるために、その後に残りの部分を再生する際
に、前の部分との関連性が分かり易くなるように、適宜
の時間を遡った時点から再生を行うためのバックスペー
ス時間Cの設定を実行する(ステップS26)。
【0037】これにより、例えば1つの単語の途中で有
音区間の分割が行われた場合でも、続く部分の再生を行
う際に、該単語を完全な形で含むように遡って再生が行
われるために、その前の部分との繋がりを良好に把握す
ることができ、何ら支障なくタイピング等を行うことが
可能となる。
【0038】なお、この音声情報再生装置1を単体の装
置として構成した場合には、上述したような休止割合
A、最長連続再生時間B、バックスペース時間C、休止
時間D,E,F,G,T、スレッシュ時間d,eの設定
は、上記操作部9に設けられているボタン等と表示装置
8をユーザーが操作することによって任意に設定するこ
とができる。
【0039】また、この音声情報再生装置1を、パーソ
ナルコンピュータ等のコンピュータにおいてアプリケー
ションを動作させることにより構成する場合には、その
コンピュータに付帯して設けられているキーボード、マ
ウス、音声入力コマンド等の種々の入力装置によって上
記休止時間等の設定を行うことができる。
【0040】こうしてステップS26までの一連の設定
をし終えたら、このモード設定の処理を終了する。
【0041】次に、図4は、上記図2のステップS5に
おける再生処理の詳細を示すフローチャートである。
【0042】この再生処理を開始すると、上記ステップ
S21〜S24でのモード設定により、休止方法が、一
定時間、一定割合、段階的な一定時間の何れに設定され
ているかを確認する(ステップS31)。
【0043】ここで、休止方法が一定割合に設定されて
いるときには、音声データの再生を開始するとともに
(ステップS32)、再生時間を計測するためにタイマ
tをスタートさせる(ステップS33)。
【0044】そして、上記操作部9の停止ボタンが操作
されるかあるいは録音ファイルの終端に達することによ
り再生が終了したか否かを判定し(ステップS34)、
再生が終了している場合には、この処理を抜ける。
【0045】一方、上記ステップS34において、再生
が終了に達していない場合には、次に、再生データが有
音であるか否かを判断し(ステップS35)、有音であ
る場合には、タイマtが最長連続再生時間Bよりも長い
か否かをさらに判断する(ステップS36)。
【0046】ここでタイマtが最長連続再生時間Bに達
していない場合には、上記ステップS34に戻って上述
したステップS34〜S36の処理を繰り返して行い、
一方、ステップS36においてタイマtが最長連続再生
時間Bに達したと判断された場合には、t×A時間(こ
の場合にはB×A時間とほぼ同じとなる。)だけ再生処
理を休止してから(ステップS37)、バックスペース
処理により再生位置を時間Cだけ遡って(ステップS3
8)、その後に上記ステップS32へ戻って該遡った位
置から再生を開始する。
【0047】また、上記ステップS35において、再生
データが無音であると判断された場合には、(t×A)
時間だけ再生処理を休止してから(ステップS39)、
音声データ中の次の有音区間の開始位置へ移動して(ス
テップS40)、その後に上記ステップS32へ戻って
該位置から再生を開始する。
【0048】一方、上記ステップS31において、休止
方法が一定時間である場合には、後述するような一定時
間休止の再生処理を行ってから(ステップS41)、ま
た、該ステップS31において、休止方法が段階的な一
定時間である場合には、後述するような段階的な一定時
間休止の再生処理を行ってから(ステップS42)、こ
の処理を抜ける。
【0049】図5は、モード設定時に休止方法が一定時
間と設定されたときに、上記図4のステップS41にお
いて行われる一定時間休止の再生処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【0050】この処理に入ると、音声データの再生を開
始するとともに(ステップS51)、再生時間を計測す
るためにタイマtをスタートさせる(ステップS5
2)。
【0051】そして、上記操作部9の停止ボタンが操作
されるかあるいは録音ファイルの終端に達することによ
り再生が終了したか否かを判定し(ステップS53)、
再生が終了に達していない場合には、次に、再生データ
が有音であるか否かを判断する(ステップS54)。
【0052】ここで有音である場合には、タイマtが最
長連続再生時間Bよりも長いか否かをさらに判断する
(ステップS55)。
【0053】タイマtが最長連続再生時間Bに達してい
ない場合には、上記ステップS53に戻って上述したス
テップS53〜S55の処理を繰り返して行い、一方、
ステップS55においてタイマtが最長連続再生時間B
に達したと判断された場合には、設定された時間Tだけ
再生処理を休止してから(ステップS56)、バックス
ペース処理により再生位置を時間Cだけ遡って(ステッ
プS57)、その後に上記ステップS51へ戻って該遡
った位置から再生を開始する。
【0054】また、上記ステップS54において、再生
データが無音であると判断された場合には、設定された
時間Tだけ再生処理を休止してから(ステップS5
8)、音声データ中の次の有音区間の開始位置へ移動し
て(ステップS59)、その後に上記ステップS51へ
戻って該位置から再生を開始する。
【0055】こうして、上記ステップS53において再
生が終了していると判断された場合には、この処理を抜
ける。
【0056】図6は、モード設定時に休止方法が段階的
な一定時間と設定されたときに、上記図4のステップS
42において行われる段階的な一定時間休止の再生処理
の詳細を示すフローチャートである。
【0057】この処理に入ると、音声データの再生を開
始するとともに(ステップS61)、再生時間を計測す
るためにタイマtをスタートさせる(ステップS6
2)。
【0058】そして、上記操作部9の停止ボタンが操作
されるかあるいは録音ファイルの終端に達することによ
り再生が終了したか否かを判定し(ステップS63)、
再生が終了に達していない場合には、次に、再生データ
が有音であるか否かを判断する(ステップS64)。
【0059】ここで有音である場合には、タイマtが最
長連続再生時間Bよりも長いか否かをさらに判断する
(ステップS65)。
【0060】タイマtが最長連続再生時間Bに達してい
ない場合には、上記ステップS63に戻って上述したス
テップS63〜S65の処理を繰り返して行い、一方、
ステップS65においてタイマtが最長連続再生時間B
に達したと判断された場合には、設定された時間Gだけ
再生処理を休止してから(ステップS66)、バックス
ペース処理により再生位置を時間Cだけ遡って(ステッ
プS67)、その後に上記ステップS61へ戻って該遡
った位置から再生を開始する。
【0061】また、上記ステップS64において、再生
データが無音であると判断された場合には、タイマtが
スレッシュ時間dに達しているか否かを判断し(ステッ
プS68)、スレッシュ時間d以下である場合には、設
定された時間Dだけ再生処理を休止する(ステップS6
9)。
【0062】上記ステップS68において、タイマtが
スレッシュ時間dを越えている場合には、次に、スレッ
シュ時間eに達しているか否かを判断し(ステップS7
0)、スレッシュ時間e以下である場合には、設定され
た時間Eだけ再生処理を休止する(ステップS71)。
【0063】また、上記ステップS70において、タイ
マtがスレッシュ時間eを越えている場合には、設定さ
れた時間Fだけ再生処理を休止する(ステップS7
2)。
【0064】こうして、上記ステップS69,S71,
S72の何れかが終了したら、音声データ中の次の有音
区間の開始位置へ移動して(ステップS73)、その後
に上記ステップS61へ戻って該位置から再生を開始す
る。
【0065】こうして、上記ステップS63において再
生が終了していると判断された場合には、この処理を抜
ける。
【0066】このような実施形態によれば、筆記者やタ
イピストが音声を文章に起こすべく音声情報を聴取する
際に、途中で面倒な一時休止操作や長い無音区間の早送
り操作を行うことなく口述筆記作業等に専念することが
できるために、効率の良いタイプ作業を行うことが可能
となる。
【0067】また、モード設定により、休止方法を一定
時間と一定割合と段階的な一定時間との内から所望のも
のを選択することができるとともに、最長連続再生時間
やバックスペース時間もタイピスト等が自己のタイプ速
度等に合わせて所望に選択することができる。
【0068】そして、最長連続有音再生時間に達するこ
とによって、一つの有音区間を複数に分割して再生する
ことになっても、バックスペース処理を行っているため
に、前の部分と後の部分との関連性を容易に把握するこ
とができる。
【0069】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0070】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0071】(1) 音声情報を含む情報を記録する記
録媒体と、この記録媒体に記録された情報を再生する再
生手段と、この再生手段によって再生される音声情報の
内の有音区間を検出する検出手段と、この検出手段によ
って一つの有音区間が終了したことが検出された後に、
上記再生手段により次の有音区間の再生を行う前に、該
有音区間の再生を一時停止時間だけ停止させるように自
動的に制御する一時停止制御手段と、を具備したことを
特徴とする音声情報再生装置。
【0072】(2) 上記検出手段は、上記再生手段に
よって再生される有音区間の時間を計測する計時手段
と、この計時手段による計測時間に基づいて上記一時停
止時間を算出する演算手段と、を有してなり、上記一時
停止制御手段は、上記再生手段によって一つの有音区間
が再生された後に、上記演算手段によって算出された一
時停止時間だけ次の有音区間の再生を一時停止させるよ
うに制御するものであることを特徴とする付記(1)に
記載の音声情報再生装置。
【0073】(3) 上記計時手段は、上記再生手段に
よって再生される一つの有音区間の開始から終了までの
時間を計測するものであり、上記演算手段は、上記計時
手段による計測時間に所定の定数を乗ずることによって
上記一時停止時間を算出するものであることを特徴とす
る付記(2)に記載の音声情報再生装置。
【0074】(4) 上記一時停止制御手段は、上記再
生手段によって一つの有音区間が再生された後に、予め
定められた一定の一時停止時間だけ次の有音区間の再生
を一時停止させるように制御するものであることを特徴
とする付記(1)に記載の音声情報再生装置。
【0075】(5) 上記検出手段は、上記再生手段に
よって再生される有音区間の時間を計測する計時手段
と、この計時手段による計測時間と所定の閾時間とを比
較することにより、複数の予め定められた一定の一時停
止時間の内の何れか1つを設定する比較設定手段と、を
有してなり、上記一時停止制御手段は、上記再生手段に
よって一つの有音区間が再生された後に、上記比較設定
手段によって設定された一時停止時間だけ次の有音区間
の再生を一時停止させるように制御するものであること
を特徴とする付記(1)に記載の音声情報再生装置。
【0076】(6) 上記一時停止時間の長さを設定す
るための第1の設定手段をさらに具備したことを特徴と
する付記(4)または付記(5)に記載の音声情報再生
装置。
【0077】(7) 上記閾時間の長さを設定するため
の第2の設定手段をさらに具備したことを特徴とする付
記(5)に記載の音声情報再生装置。
【0078】(8) 音声情報を含む情報を記録する記
録媒体と、この記録媒体に記録された情報を再生する再
生手段と、この再生手段によって再生される音声情報の
内の有音区間の時間を計測する計時手段と、上記計時手
段による計測時間が、最長連続有音再生時間に達したと
きに、上記再生手段による当該有音区間の再生を一時停
止時間だけ停止させるように自動的に制御する一時停止
制御手段と、を具備したことを特徴とする音声情報再生
装置。
【0079】(9) 上記最長連続有音再生時間を設定
するための第3の設定手段をさらに具備したことを特徴
とする付記(8)に記載の音声情報再生装置。
【0080】(10) 上記計時手段による計測時間に
基づいて上記一時停止時間を算出する演算手段をさらに
具備し、上記一時停止制御手段は、上記演算手段によっ
て算出された一時停止時間だけ当該有音区間の再生を一
時停止させるように制御するものであることを特徴とす
る付記(8)に記載の音声情報再生装置。
【0081】(11) 上記一時停止制御手段は、当該
有音区間の再生の一時停止を、予め定められた一定の一
時停止時間だけ行わせるように制御するものであること
を特徴とする付記(8)に記載の音声情報再生装置。
【0082】(12) 上記検出手段は、上記再生手段
によって再生される有音区間の時間を計測する計時手段
と、この計時手段による計測時間と所定の閾時間とを比
較することにより、複数の予め定められた一定の一時停
止時間の内の何れか1つを設定する比較設定手段と、を
有してなり、上記一時停止制御手段は、上記比較設定手
段によって設定された一時停止時間だけ当該有音区間の
再生を一時停止させるように制御するものであることを
特徴とする付記(8)に記載の音声情報再生装置。
【0083】(13) 上記一時停止時間の長さを設定
するための第1の設定手段をさらに具備したことを特徴
とする付記(11)または付記(12)に記載の音声情
報再生装置。
【0084】(14) 上記閾時間の長さを設定するた
めの第2の設定手段をさらに具備したことを特徴とする
付記(12)に記載の音声情報再生装置。
【0085】(15) 再生位置の遡り時間であるバッ
クスペース時間を設定するための第4の設定手段をさら
に具備し、上記再生手段は、上記計時手段による計測時
間が上記最長連続有音再生時間に達したことにより上記
一時停止制御手段による一時停止の制御が行われた後
に、該有音区間内の一時停止が行われた位置を上記バッ
クスペース時間分だけ遡った再生位置から当該有音区間
の再生を再び行うものであることを特徴とする付記
(8)に記載の音声情報再生装置。
【0086】従って、付記(1)に記載の発明によれ
ば、有音区間が終了した後の次の有音区間の再生を行う
前に、有音区間の再生を自動的に一時停止時間だけ停止
させるために、効率の良いタイプ作業を行うことが可能
となる。
【0087】また、付記(2)に記載の発明によれば、
付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、有音区間の時間の長さに応じた適切な一時停止時間
だけ再生を停止させることができる。
【0088】さらに、付記(3)に記載の発明によれ
ば、付記(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、有音区間の時間の長さに比例した適切な一時停止
時間だけ再生を停止させることができ、さらに、計測時
間に所定の定数を乗ずることによって一時停止時間を算
出しているために、演算が簡単となる利点を有してい
る。
【0089】付記(4)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、予
め定められた一定の一時停止時間だけ再生を停止させる
ことができる。
【0090】付記(5)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、閾
時間によって区分される計測時間に応じて、予め定めら
れた一定の一時停止時間だけ再生を停止させることがで
きる。
【0091】付記(6)に記載の発明によれば、付記
(4)または付記(5)に記載の発明と同様の効果を奏
するとともに、一時停止時間の長さを設定することがで
きるために、個人差のあるタイプ速度の違いに対応する
ことができる。
【0092】付記(7)に記載の発明によれば、付記
(5)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、閾
時間の長さを設定することができるために、個人差のあ
るタイプ速度の違いに対応することができる。
【0093】付記(8)に記載の発明によれば、有音区
間の再生時間が最長連続有音再生時間に達したときに、
該有音区間の再生を自動的に一時停止時間だけ停止させ
るために、効率の良いタイプ作業を行うことが可能とな
る。
【0094】付記(9)に記載の発明によれば、付記
(8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、最
長連続有音再生時間を設定することができるために、個
人差のある一度にタイプすることができる量の違いに対
応することができる。
【0095】付記(10)に記載の発明によれば、付記
(8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、有
音区間の時間の長さに応じた適切な一時停止時間だけ、
当該有音区間の再生を一時停止させることができる。
【0096】付記(11)に記載の発明によれば、付記
(8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、予
め定められた一定の一時停止時間だけ、当該有音区間の
再生を一時停止させることができる。
【0097】付記(12)に記載の発明によれば、付記
(8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、閾
時間によって区分される計測時間に応じて予め定められ
た一定の一時停止時間だけ、当該有音区間の再生を一時
停止させることができる。
【0098】付記(13)に記載の発明によれば、付記
(11)または付記(12)に記載の発明と同様の効果
を奏するとともに、一時停止時間の長さを設定すること
ができるために、個人差のあるタイプ速度の違いに対応
することができる。
【0099】付記(14)に記載の発明によれば、付記
(12)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、
閾時間の長さを設定することができるために、個人差の
あるタイプ速度の違いに対応することができる。
【0100】付記(15)に記載の発明によれば、付記
(8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、最
長連続有音再生時間に達したことにより一時停止の制御
が行われた後に、バックスペース時間分だけ遡った再生
位置から当該有音区間の再生を再び行うために、前の再
生部分と後の再生部分との関連性を容易に把握すること
ができる。さらに、バックスペース時間を設定すること
ができるために、記録されている音声情報の特性やタイ
ピストの個人差等により適するような選択を行うことが
できる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明の音声情報再生装置によれば、有音区間が終了した後
の次の有音区間の再生を行う前に、有音区間の再生を自
動的に一時停止時間だけ停止させるために、効率の良い
タイプ作業を行うことが可能となる。
【0102】また、請求項2による本発明の音声情報再
生装置によれば、有音区間の再生時間が最長連続有音再
生時間に達したときに、当該有音区間の再生を自動的に
一時停止時間だけ停止させるために、効率の良いタイプ
作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の音声情報再生装置の構成
を示すブロック図。
【図2】上記実施形態の音声情報再生装置の基本的な動
作を示すフローチャート。
【図3】上記実施形態の音声情報再生装置におけるモー
ド設定の動作を示すフローチャート。
【図4】上記実施形態の音声情報再生装置における再生
処理を示すフローチャート。
【図5】上記実施形態の音声情報再生装置における一定
時間休止の再生処理を示すフローチャート。
【図6】上記実施形態の音声情報再生装置における段階
的な一定時間休止の再生処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…音声情報再生装置 3…音声入力部 4…記録媒体 5…中央処理装置(再生手段、検出手段、一時停止制御
手段、演算手段、比較設定手段) 6…タイマ(計時手段) 7…音声出力装置 8…表示装置 9…操作部(第1、第2、第3、第4の設定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報を含む情報を記録する記録媒体
    と、 この記録媒体に記録された情報を再生する再生手段と、 この再生手段によって再生される音声情報の内の有音区
    間を検出する検出手段と、 この検出手段によって一つの有音区間が終了したことが
    検出された後に、上記再生手段により次の有音区間の再
    生を行う前に、該有音区間の再生を一時停止時間だけ停
    止させるように自動的に制御する一時停止制御手段と、 を具備したことを特徴とする音声情報再生装置。
  2. 【請求項2】 音声情報を含む情報を記録する記録媒体
    と、 この記録媒体に記録された情報を再生する再生手段と、 この再生手段によって再生される音声情報の内の有音区
    間の時間を計測する計時手段と、 上記計時手段による計測時間が、最長連続有音再生時間
    に達したときに、上記再生手段による有音区間の再生を
    一時停止時間だけ停止させるように自動的に制御する一
    時停止制御手段と、 を具備したことを特徴とする音声情報再生装置。
JP11017589A 1999-01-26 1999-01-26 音声情報再生装置 Pending JP2000214886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019185005A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社Tbsテレビ 音声認識テキストデータ出力制御装置、音声認識テキストデータ出力制御方法、及びプログラム

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